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あしあと

    平成24年第4回羽村市議会市長挨拶要旨

    • [2012年11月16日]
    • ID:5233
    羽村市長 並木心

    (平成24年11月12日)

    本日ここに、平成24年第4回羽村市議会臨時会を招集いたしましたところ、議員各位のご出席を賜り、厚く御礼申し上げます。

    臨時会の開会にあたり、一言、ご挨拶を申し上げます。

    9月の市議会定例会が終了し、1か月余りが経過いたしましたが、羽村市を取り巻く社会経済状況は、日々変化し、行政もさまざまな影響を受けております。

    我が国においては、赤字国債の発行を可能とする特例公債法案や、「1票の格差」是正を含む選挙制度改革などの重要課題が山積する中での先行き不透明な政局に加え、海外の景気減速の影響を受けて輸出が大きく落ち込むなど、景気は後退入りの可能性を高めており、国民生活と企業経営等に多大な影響を及ぼしております。

    また、石原東京都知事の辞任を受け、来月16日には、東京都知事選挙が実施されるとともに、政局によっては、衆議院議員選挙も取り沙汰されております。

    景気の先行きについては、当面は、弱めの動きが続くと見込まれ、世界景気の更なる下振れと金融資本市場の変動等が、景気を下押しするリスクとなっており、企業収益や個人所得の動向、更には、デフレの影響にも注意を要するとの政府の基調判断が示されたところであります。

    政府並びに日本銀行においては、国内企業等の経営に支障が生じることのないよう、強力な金融政策を継続されるよう期待するところであります。

    このような中、市内の産業においては、これまで46年間の長きに渡り、地元の優良企業として操業を続けてこられた株式会社日立国際電気が、小金井工場へ移転集約されることに伴い、その跡地に、イオンタウン株式会社が進出することとなりました。

    大規模商業施設の出店は、羽村市の商業の活性化による経済的発展に寄与するものと期待するところではありますが、一方、近隣住民や地元商業者の皆様の生活環境や経営等への影響が予想されますことから、羽村市のまちづくりの方向性を踏まえ、各事業者と調整並びに交渉を行っていく予定であります。

    こうした手続きを経て、事業者との信頼関係を築き、生活環境の保全並びに賑わいと活力あるまちづくりを創出していきたいと考えております。

    さて、11月の中旬に至り、冬の季節を迎えますが、今月初旬に開催いたしました産業祭については、市内の農業、商業、工業をはじめ、さまざまな産業と消費者団体の活動、そして成果を紹介するイベントとして定着し、43回目を数えました。

    今年は、昨年を上回る8万人の参加を得て、人と人とのつながり、企業と企業とのつながりを契機に、消費者と事業者がつながりを深めることで、地産地消の輪を広げ、産業都市としての底力を、羽村市から広く発信していく活力につながったものと捉えております。

    また、同じく43回目を迎えた文化祭については、10月から3週間に渡り、音楽、芸能をはじめ、展示会や講演会など、市民の皆様の日頃の生涯学習活動の成果を発表していただきました。

    いずれのイベントも、実行委員会の運営により各団体等の意見交換を踏まえ、さまざまな趣向を凝らした素晴らしいものであったと感じております。

    羽村市といたしましては、引き続き、その体制整備に努めるとともに、市民、団体、事業所の皆様と手を携え、羽村の産業や文化を更に振興していきたいと考えております。

    さて、行財政の状況でありますが、私は、強固な財政基盤を確立し、長期総合計画に掲げた事業を確実に推進していくため、先月9日に、平成25年度の予算編成方針を示したところであります。

    現在、この方針に基づき、新年度の予算編成に取り組んでおりますが、第五次羽村市長期総合計画前期5年の大きな課題としては、将来の羽村市を、成熟した都市として更に発展、繁栄させていくための礎となる、生涯学習の推進、地域コミュニティの振興、市内産業の活性化、都市基盤の整備などの取り組みが挙げられます。

    とりわけ、平成25年度は、第五次羽村市長期総合計画の2年目にあたり、実行段階に入ることから、基本構想に掲げた羽村市の将来像の実現に向けた足取りを、更に力強く、そして確実なものとしていきたいと考えております。

    そのため、羽村市行財政改革基本計画に基づき、全庁を挙げて、行財政改革に引き続き取り組むとともに、地方分権改革に伴う権限移譲、義務付け、枠付けの見直しなど、基礎自治体の担うべき役割を、確実に執行してまいります。

    私は、こうした社会経済状況の変化に的確に対応するため、常に情報を先取りし、迅速果敢な行政運営に努めることで、市民の皆様が、豊かで生き生きと暮らすことができ、そして、輝くことのできるまちづくりの実現に向け、努力を重ねていく決意であります。

    以上、直近の市政運営の状況について、その概略を述べさせていただきました。

    来月、召集させていただきます、12月の市議会定例会において、改めてお時間をいただき、私の市政運営に関する所信を述べさせていただきたいと考えております。

    なお、今次臨時会には、専決処分の承認案件1件、補正予算案件1件、合わせて2件の議案をご提案申し上げております。

    よろしくご審議を賜りますようお願い申し上げます。

    以上、私の挨拶とさせていただきます。

    ありがとうございました。


    ※平成24年第4回羽村市議会臨時会における羽村市長の挨拶の要旨をまとめたものです。
    従って議事録とは異なる場合があります。

     

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