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平成28年第6回羽村市議会市長所信表明要旨

[2016年12月6日]

羽村市長 並木心

(平成28年12月6日)

おはようございます。

本日ここに、平成28年第6回羽村市議会定例会を招集いたしましたところ、議員各位のご出席を賜り、厚く御礼を申し上げます。

定例会の開会にあたり、私の所信の一端と市政運営の状況について申し述べ、議会並びに市民の皆様のご理解とご協力をいただきたいと存じます。

年の瀬を迎え、今年も余すところ僅かとなりましたが、一年を振り返りますと、国の内外を問わず、歴史の転換点ともなり得るような出来事が起こり、グローバルな社会の中にあっての、一自治体としての存在を改めて認識する一年であったように感じております。

6月に、イギリスが国民投票によりEUを離脱することを決定いたしました。

史上初の加盟国の離脱という事態が、EU諸国並びに世界に与えた衝撃は大きく、日経平均は、この時、史上8番目となる大きな下落幅を記録いたしました。

そして、全世界の注目を集めたアメリカ合衆国の大統領選挙では、ドナルド・トランプ候補が次期大統領に選出されました。

選挙期間中に掲げられた公約を不安視し、開票当日にはトランプ氏優勢を受け、日経平均は一時、1千円を超える大暴落となりましたが、翌日には、経済重視の姿勢に対する期待感から一転して急騰、今年一番の上げ幅となるなど、乱高下する相場模様となりました。

また、これに伴い為替も大きな変動をみせ、金融市場に大きな動揺が生じましたが、現在は、円安・株高の基調が続いております。

こうした事象は、グローバル化する経済の中でビジネスを続ける、本市の企業、事業者にも少なからぬ影響を及ぼすものとなっております。

一転、国内に目を向けますと、7月の暑い盛り、羽村市においては、はむら夏まつりの開催日の7月31日に、東京都知事選挙が行われ、小池新都知事が誕生いたしました。

小池都知事は、「多摩格差をゼロへ」、「待機児童をゼロへ」といった公約を掲げており、このことは、多摩地区の自治体としても望むことでありますので、こうした取組みが今後、どのように展開し、どのように実現されていくのか、私は、羽村市長の立場から、また、東京都市長会会長としての立場からも、大いに期待し、注視していきたいと考えております。

さて、近時の国内経済の状況でありますが、内閣府から11月に公表された月例経済報告によると、「景気は、このところ弱さもみられるが、緩やかな回復基調が続いている」とされ、景気判断は8か月連続で据え置きとなりました。

また、企業の業況判断についても、「一部には慎重さがみられるものの、おおむね横ばいとなっている」とされております。

この景気の足踏み状況は、市内においても同様であり、先行きの見通しが不鮮明な状況が続いております。

地域の経済成長は、市の発展の礎をなすものでありますので、市といたしましては、企業・事業者の皆様が日々続けている経営改善の努力が実を結ぶよう、きめ細かな支援に努めるべく、本年3月に策定した「産業振興計画」に基づき、着実な施策の推進に取り組んでいるところであります。

こうしたことを踏まえ、市内産業のさらなる活性化や市民の皆様の消費生活の支援、また、魅力ある観光振興体制の整備などのために、今次定例会においては、第9弾となるにぎわい商品券の発行事業や、観光協会の事業補助を補正予算案として提出させていただいております。

今後も引き続き、羽村市商工会など関係機関とも手を携え、実効的な産業支援に傾注し、地域産業の安定的かつ、持続的な発展、地域の賑わいの創出に取り組んでいく考えであります。

このような中、今年度は、第五次長期総合計画の平成29年度からの後期5か年計画の策定に取り組んでまいりました。

学識経験者や関係団体の代表者、公募市民からなる長期総合計画審議会を立ち上げ、本年2月に、計画の策定に関する調査及び審議について諮問をいたしました。

審議会においては、延べ8回にわたる会議を重ねていただき、10月に計画の原案となる答申をいただきました。

その後、11月中にはパブリックコメントを実施し、さらに市内の8箇所の地域で、町内会・自治会の皆様を中心とした地域懇談会を開催し、計画案の説明を行うとともに、様々なご意見やご要望などをお聞かせいただいたところであります。

現在、こうしたご意見等を整理し、最終的な取りまとめの作業を進めているところであります。

計画案の概略でありますが、今回、取りまとめました案は、前期基本計画を継承し、施策の大綱である35の施策を引き継ぐとともに、社会情勢や経済情勢の変化を確実に捉え、新たな市民ニーズや行政課題を盛り込み、施策の内容を再構築したもので、これを推進することにより、基本構想に定める将来像である、「ひとが輝き、みんなでつくる、安心と活力のまち はむら」の実現を目指すものであります。

また、今回の計画案では、個々の施策の着実な推進を図るとともに、これからの羽村市が進みゆく5年間を見通し、施策の枠を超えて、積極的・横断的に推進していくべき取組みについて、「輝プロジェクト」として取りまとめ、進捗を管理しながら、効果を検証し、推進を図っていくこととしております。

計画の詳細については、今次定例会の議員全員協議会でご説明できるよう、最終的な調整の作業に取り組んでまいります。

また、これと並行して、現在、平成29年度の予算編成に取り組んでいるところでありますが、新年度は、ただ今申し上げた、後期基本計画5か年のスタートの年でありますことから、全職員が一丸となり計画に掲げた事業の着実な推進を図るよう、創意工夫のもと、実効性と効率性を高めた上で、積極的に予算化に努めることを指示したところであります。

なお、こうした施策の展開を支えるためには、強固な財政基盤を堅持していく必要があることから、中長期の財政見通しを十分に行い、自主財源の確保に全力を尽くすとともに、限られた財源の効果的な活用を目指し、編成を進めてまいります。

それでは、この機会に近時の市政運営の状況等について申し上げます。

はじめに、シティプロモーションに関する取組みについて、申し上げます。

市では、昨年度、策定した「長期人口ビジョン及びまち・ひと・しごと創生計画」に基づき、シティプロモーションを強力に推し進め、市の魅力を市民の皆様とともに掘り起こし、効果的に市内外へ発信するための様々な取組みを進めております。

こうした取組みを進めるにあたっては、市のイメージをブランド化する必要があることから、この度、市の暮らしの魅力を「はむらブランド」として、とりまとめたところであります。

この「はむらブランド」の中心的価値として捉えた市の持つ要素は、「人の温かさ」、「都会の便利さ」、「自然の豊かさ」であり、今後、こうした市の優れた要素、魅力をさらに高め、市民・団体・事業者など、市に係わる市内外の方々と連携しながら、広く理解と浸透を図っていく考えであります。

このため、市では、今般、シティプロモーションに特化した公式PRサイトを立ち上げたところであります。

今後は、このサイトを基軸にして、市での暮らしや子育ての魅力、「はむらブランド」を、積極的にPRし、転入人口や定住人口の増加につなげていく考えであります。

また、こうした取組みとともに、まちに賑わいと活力を創出するために、市では、「まち・ひと・しごと創生計画」に基づき、四季折々、一年を通じて、来訪者を迎え入れるよう、様々なイベントの充実に努めているところであり、イベントに新たな魅力を加えるために、「はむら夏まつり」や「はむらふるさとまつり」、「はむらにぎわい音楽祭」などにおいては、イベントの実施に合わせて、イルミネーションを活用した演出に取り組んでおります。

今年も、小作駅東口広場を会場にして、秋の夜を飾ってまいりましたイルミネーションイベントでは、期間中、約1万8千人の来場者を迎え、大いに市の新たな魅力を発信できたものと考えております。

本イベントは、産学官金労言の多様な主体が連携して取組みを進め、羽村市商工会青年部の皆様が中心となり、実行委員会を編成し、若い世代のアイデアと行動力が様々な形で活かされ、成果をあげたところであります。

今後も、市の賑わいと活力を創出していくためには、こうした多様な主体と連携を図りながら取組みを進めていくことが肝要であると考えておりますので、ともに知恵を出し、汗をかきながら、様々なイベントの充実に取り組んでまいります。

次に、羽村駅西口土地区画整理事業について申し上げます。

本事業は、市の玄関口である、羽村駅西口地区の将来を見据え、安全で安心して暮らせる、快適な居住空間を整備するものとして、関係権利者のご理解とご協力をいただきながら事業の推進に取り組んでいるところであり、昨年度からは、本格的なハード事業に着手し、槌音を響かせております。

今年度は、ここまでに、優先的に整備する4地区について積極的な取組みを進めており、羽村大橋周辺では、区画道路の整備と権利者の移転先となる宅地の造成に向けた雨水管の布設及び仮設道路の先行工事が完了し、引き続き、東小学校東側の区画道路の整備を進めているところであります。

この他、しらうめ保育園周辺では、民営化に伴う移転先確保に向けた建築物等の移転のための協議が完了したところであり、羽村駅前周辺及び川崎一丁目エリアでは、建築物等の移転及び区画道路築造工事に向けた移転補償等について、関係権利者への説明及び調整を進めているところであります。

引き続き、本事業は、市の最重要施策として、関係権利者の皆さまのご理解をいただきながら、事業の着実な進展を図ってまいります。

次に、安全・安心なまちづくりに関する取組みについて申し上げます。

先月は、都内で54年ぶりとなる11月の降雪を観測するなど、異常気象が常態化しているように感じております。

また、東日本大震災の余震とみられる大規模な地震もあり、再び津波が観測されるなど、自然災害が頻発する中、安全・安心なまちづくりの重要性を強く再認識するところであります。

地域防災の要として、共助・公助の両面を担う消防団組織の重要性が、ますます高まっております。

羽村市消防団は、地域に根差した消防組織として、昼夜を問わず、市民の安全と安心を守るために活動を続けており、市内では、過去10年に渡り死亡火災が発生していない状況が続いております。

また、8月の豪雨の際には、各所の浸水対応にあたっていただくなど、市民にとって、極めて重要で、心強い組織であります。

こうした中、去る、10月8日に開催された、第46回東京都消防操法大会では、羽村市消防団第4分団が、西多摩地区を代表して出場し、日ごろの研鑽の成果を存分に発揮し、ポンプ車操法の部において、出場8隊中、準優勝となる好成績をあげました。

市としても、これを称賛し、今後も消防団活動の積極的な支援に取組むとともに、緊密に連携を図りながら、地域の防災力の一層の強化に努めていく考えであります。

また、このことに合わせ、市では、防犯の面においても、「自分たちのまちは自分たちで守る」という基本姿勢に立ち、積極的な取組みを進めております。

昨年度は、第一回目となる「年末繁華街防犯等パトロール作戦」を実施し、誰もが安全で安心して暮らすことのできる地域社会を実現するために、地域が一体となり、「自分たちのまちは自分たちで守る」ための取組みを推進いたしました。

今年度は、こうした対策を更に充実させ、より一層地域の連携強化を図るため、今月16日から22日の一週間を「年末防犯・交通安全・火災予防パトロール週間」として位置づけ、市内全域においてパトロールを実施いたします。

初日となる16日には、町内会・自治会をはじめ、市消防団、市交通安全推進委員会、福生警察署、福生消防署など、多くの関係団体・機関にご参加いただき、実効性を高めるために午後8時から出発式を行い、年末で賑わう小作駅東口周辺の繁華街をパトロールし、啓発活動を実施いたします。

市の総力を挙げ、オール羽村の体制で安全・安心のまちづくりに取り組んでまいります。

議員各位におかれましても、格別のご協力をいただきますよう、お願い申し上げます。

次に、市では、音楽を通し、豊かな人間性を育む教育を進めるために、小・中学校における、「音楽のあるまちづくり」を、積極的に推進しております。

こうした中、去る、10月22日に名古屋市で開催されました、第64回全日本吹奏楽コンクール全国大会では、羽村第一中学校吹奏楽部が、見事2年連続となる金賞を受賞する快挙を成し遂げました。

この日のために厳しい練習にひたすら励み、部員一同の技術と心身が一体となり勝ち得た栄誉であり、生徒たちの努力と、これを励まし、支え続けてくださった指導者、そして保護者の皆様に、改めて敬意を表するものであります。

また、このことは、音楽のあるまちづくりを進めてきた羽村市にとっても大変な名誉であり、ともに喜びを分かち合いたいと思います。

これまで、市の特徴的な教育施策として、「音楽のあるまちづくり」を推進してきた結果、現在では、市内の小・中学校全てに吹奏楽部や金管バンドなどが存在し、市内の行事やイベントなど、その時々において素晴らしい演奏を披露してくれており、こうした活動は市の豊かな文化創造の一端を担い、市の大きな魅力となっております。

こうした市の誇るべき魅力については、今後、シティプロモーションの観点からも積極的に内外に発信していくよう取り組んでまいります。

以上、所信の一端と市政運営の状況について申し述べさせていただきましたが、冒頭、申し上げましたとおり、新年度から長期総合計画の後期基本計画がスタートいたします。

新しい年が、羽村市にとってさらに輝く年になりますよう、前期5か年の計画の仕上げに邁進するとともに、全力を傾注して市政運営に取り組んでまいりますので、ここに改めて、議員各位並びに市民の皆様のご理解とご協力を心からお願い申し上げます。

なお、今次定例会には、条例案件8件、補正予算案件1件、規約の変更案件1件、人事案件1件、指定管理者の指定案件1件、損害賠償額の決定案件1件の、合わせて13件の議案をご提案申し上げております。

よろしくご審議を賜りますようお願い申し上げます。

以上で、私の発言を終わります。

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