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平成29年度第4回羽村市生涯学習基本計画推進懇談会会議録

[2017年11月24日]

平成29年度第4回羽村市生涯学習基本計画推進懇談会会議録

日時

平成29年10月11日(水曜日) 午後7時00分~午後9時00分

会場

市役所3階 庁議室

出席者

座長 金子 秀夫、副座長 鶴岡 協子、委員 堀 茂子、平 辰男、

田中 奈穂美、羽村 紀代子、石川千寿、山口 脩、

岩崎 由美恵、三浦 恵利子、荻原 稔、上野 芳枝、永川 みつ子

欠席者

中根 透、川端 秀明

議題

・開会

・議事

 第3回羽村市生涯学習基本計画推進懇談会会議録について 

 羽村市生涯学習基本計画の推進に関すること

 【テーマ】循環型生涯学習の推進 ~生涯学習コーディネート機能の構築~

  「生涯学習コーディネーターに関すること」

  「循環型生涯学習の推進に向けて」

・その他

傍聴者

なし

資料

・ 第4回羽村市生涯学習基本計画推進懇談会 会議次第

-以下、前回配布資料-

・ 資料6 【テーマ】循環型生涯学習の推進 ~生涯学習コーディネート機能の構築~

・ 別冊   羽村市生涯学習基本計画後期基本計画

        羽村市生涯学習基本計画後期基本計画 概要版

        実施計画(平成29年度版)

会議の内容

開会

(事務局) 定刻となったので、ただ今から、第4回羽村市生涯学習基本計画推進懇談会を開会する。

 本日は、お忙しいところ、ご出席いただきありがとうございます。

 早速だが、次第に沿い会議を進める。

 なお、中根委員、川端委員は、本日、所用により欠席である。

 また、会議録については、第1回の懇談会において公表の際に「発言者の氏名は記載しない」と決定している。

 開催通知とともに皆さんに送付した会議録の中にはご自身の発言を確認するために発言者氏名を記載しているが、この後の議事(1)で会議録の訂正の有無を確認したうえで「座長」「副座長」「委員」「事務局」と表記を直し、市公式サイト等で公表するので、ご了承いただきたい。

 次に、本日の会議の傍聴については、傍聴者なしである。

 それではこれからの議事の進行を座長にお願いする。

 

議事

(1)第3回羽村市生涯学習基本計画推進懇談会会議録について

(座長) 前回は、皆さんから大変活発な意見をいただいた。今日も有意義な会議になるよう、皆さんから意見をいただきたい。

 まず会議に先立ち、皆さんにご協力をお願いする。円滑に会議の議事を進行するため、発言のある場合は、挙手をお願いする。私から委員を指名するので、その後、発言をしてほしい。

 それでは、初めに、議事の1項目め、「第3回羽村市生涯学習基本計画推進懇談会会議録について」を議題とする。主にご自身の発言について、訂正等はあるか。

【委員から訂正する旨の発言があり、了承された。】

(座長) 他にあるか。

(各委員) 特になし。

(座長) 会議録については、訂正の上、窓口での閲覧と羽村市公式サイトへ掲載をする。

 続いて、議事の2項目め、「羽村市生涯学習基本計画の推進に関することについて」を議題とする前に事務局から説明をお願いする。

(事務局) それでは、事務局から説明させていただく。

 第1回懇談会で配布した資料のうち、資料6をご覧いただきたい。

 平成29年度の懇談会は、「循環型生涯学習の推進 ~生涯学習コーディネート機能の構築~」をテーマとしている。

 前回は、「生涯学習コーディネーターの組織化と活動拠点」を議題とした。  

 開催通知と併せて送付した「生涯学習基本計画推進懇談会(第3回)意見まとめ」、「生涯学習基本計画推進懇談会(第2・3回)意見まとめ」は、皆さまからいただいた意見を集約したものなので、この後の会議の参考にしていただきたい。

 本日の会議では、前半で「生涯学習コーディネーターに関すること」として、これまで委員の皆さんでご議論いただいたことを通しての意見、あるいは言い足りなかったことなどについてお話しいただきたい。

 後半では、「循環型生涯学習の推進に向けて」として、皆さんの日頃の活動などから感じている生涯学習についての課題など、また、今後の懇談会で話し合えたら良いと思えることについてもご意見をいただきたい。

 以上で、説明を終わる。

 

(2)「羽村市生涯学習基本計画の推進に関すること」

●生涯学習コーディネーターについて

(座長) 事務局からの説明が終わった。

 前半は、「生涯学習コーディネーターについて」という議題で、第2回及び第3回の懇談会において議論した内容について、付け加えたいこと、あるいは改めて気が付いた点があれば、ご意見をいただきたい。

(委員) ゆとろぎを拠点として、生涯学習コーディネーターの組織を作るのであれば、ゆとろぎで活動している文化協会や市民の会との「横のつながり」という連携の在り方をきちんと定め、生涯学習コーディネーターが市民から見える存在となるためには何をするべきか、ということをよく考えなければならない。

(委員) 私は市民活動団体に参加し、長く活動を続けてきた。

 これまでの経験から、現在活動している団体やこれから何かを始めたいと思っている人たちのために、力を貸してくれる人が必要であると思っている。

 生涯学習コーディネーターの活動として考えられるものの1つとして、個々の団体が抱える課題について相談・助言をしてくれることが望ましい。

 また、団体が相談に来るのを待つだけでなく、日頃から団体の活動に出向き、相談やアドバイスができる関係を築くことが大事だと思う。

 今まで活動を続けてきた中で、市民の会や、ゆとろぎ総合コーディネーターにはいろいろとお世話になり、ありがたく思っているが、他の人や団体も同様だと思う。今後、新たに生涯学習コーディネート組織ができると、誰に相談をしたら良いか戸惑うのではないだろうかと思うので、現在ゆとろぎがもっている機能に、新たな生涯学習コーディネーターの機能を加えて、一元化できたら良いと思う。

(座長) ゆとろぎ総合コーディネーターについては、今までの議論の中にも出てきたが、その役割について、生涯学習コーディネーターとの違いはどんなことが挙げられるのだろうか。

(事務局) ゆとろぎ総合コーディネーターの軸足は、ゆとろぎ事業が中心である。事業を企画し、市民の会と協力して運営している。

 人と生涯学習を結び付ける生涯学習コーディネーターとは、役割が違うが、今後、生涯学習コーディネーターの役割の方向性が定まったときに、ゆとろぎ総合コーディネーターの協力を得ることはあるかもしれない。

(座長) 生涯学習コーディネーターの役割としては、「生涯学習基本計画後期基本計画」の25ページに記載されているようなことが考えられていて、ゆとろぎ総合コーディネーターとは、求められる役割が違うという認識である。                        

(委員) 前回の議論の中で、生涯学習コーディネーターは市民からどのくらい需要があるのかという意見が出たので、その関連になるが、生涯学習コーディネーターが小学校や中学校においても関わりを持てたら良いと思う。

 例えば、中学校のクラブ活動の中に自分がやりたいものがないが、他の中学校や市内のサークルにあるといった場合に、生徒がその活動に加われるようなコーディネートをしてくれると、少年期から自分のやりたい学習を実現できる。

 また、少年期に羽村市の生涯学習団体との関わりを持つ経験ができると、成人してからも羽村市への帰属意識が高くなるのではないか。

 生涯学習コーディネーターの存在を市民に浸透させていくためにも、小・中学校での少年期における活動に着目することは良いと思う。

(座長) 確かに生涯学習は、乳幼児期から高齢期までの幅広いライフステージごとに関わりがあるので、生涯学習コーディネーターは、ライフステージごとのそれぞれの年代の人に対応できるように考えてほしい。

(委員) 現在、市内の小・中学校には、中学校区ごとに学習コーディネーターが配置されていて、「サマーセカンドスクール」や「プロから学ぶ」など、児童・生徒に向けた学習機会を設けて講師を探す、小中学生の学習のための情報収集をするなどを仕事としている。

 小・中学校の少年期の生涯学習においては、生涯学習コーディネーターと学習コーディネーターの連携が必要になると思う。

(座長) 学習コーディネーターの役割を充分に機能させた上で、生涯学習コーディネーターがそれを包括するような役割ができると良い。

(委員) 生涯学習基本計画後期基本計画を見ると、複数の担当課や団体が関わり、それぞれの施策に基づいた活動が既に行われている。

 それぞれの目標や取組みなどの個々に行っているものを統括し、提示できるような機能を持ち、そこに市民が行けば情報が得られ、市民の「こんなことがしたい」という相談があった時にも、その分野の団体などへ、そのニーズに合った企画ができるかなど、横の連携が図れる組織があると良い。

 また、やりたいことがあっても、既存の団体の中に入るのはハードルが高いという人たちのための初心者講座を企画し、講座修了後も受講者たちが継続して学べるようにサークル化に導くことや、文化協会に加盟する団体を紹介するなどのコーディネートをしてほしい。

 一方で、例えば合唱を長く学んでいる人がずっと同じレベルで学ぶのではなく、「第九」や「吹奏楽の演奏で歌う」など、新たな発展となるような上級者向けの学びの場を提案してくれると良いと思う。

(委員) 羽村市の生涯学習として、「羽村市 市民活動団体ガイド 団体・サークルガイド」に掲載されているような多くの活動があることを私は今まで知らなかった。もっと多くの人にこうした情報が広がっていくと良い。

(委員) 生涯学習コーディネーターが具体的に何をするかを明確にしないと、活動が次第に消滅してしまうのではないだろうか。

 例えば、1つの連続講座を各所の地域集会施設などで行うと、近隣に住んでいる人たちとコミュニティが築けるし、「近いから行ける」という気持ちで生涯学習に関わる機会を作れるのではないか。

 そういったきっかけによって、「楽しかったから学習を継続してみよう」という思いをもつ人たちの生涯学習を広げていくような活動ができないと、生涯学習コーディネーターの存在が薄れていってしまう。

 拠点については、窓口を作ることは良いが、対応することは多くないと予想されるので、必ずしも人を常駐させる必要はないと思う。

(座長) 確かに、目標を高くしても、現実味がないと組織としての継続性が危ぶまれる。今後、持続性のある生涯学習コーディネート組織を考えていかなくてはならない。

(委員) 生涯学習コーディネーターの活動が持続性のあるものとなるためには、「情報をいかに多くの人に伝えられるか」が大事になるのではないか。

 また、今後は、「普段から広報はむらを見ない」、「ゆとろぎや図書館などを利用する機会も少ない」といった青年前期や青年後期の世代の人たちを生涯学習に取り込むことも必要である。

 その手段として、ツイッターやインスタグラムなどのSNSは効果的である。「東京都羽村市公式PRインスタグラム」を見ると、子どもの写真を掲載している若い世代の母親など、青年前期や青年後期の世代が主に投稿していた。

 青年前期や青年後期の世代の人たちに向けて情報発信をし、拡散するには、携帯電話で見られるようなSNSのツールが有効ではないだろうか。

(座長) さまざまなツールを使いながら情報発信することは、大切である。

(委員) 講演会や講座などの際に、チラシを配布するなどの呼びかけをしても、なかなか情報が浸透しない現状があるが、現代の情報社会では、若い世代はインターネットなどを通じた情報に興味を持ってくれることが多い。

 市内でさまざまな分野の熱心な活動があっても、知られていないのがとても残念なので、生涯学習コーディネーターの組織が設置された際には、多くの方が情報を得ることができる発信をしてほしい。 

 また、自分から生涯学習の情報を探して参加できる人もいるが、そうでない人の方が多いのではないか。

 情報を探していても、参加する一歩を踏み出せない人の中には、声をかければ参加できる人もいるので、気軽に参加できるような取組みを考えてほしい。

 市民のニーズを生涯学習コーディネーターが聞き、組織の長となる人に報告し、「では、どうしたら良いか?」を話し合い、現場におろしていくような仕組みがしっかりしていないと、せっかく作った組織が続かなくなってしまうのではないか。

(委員) どのくらいの市民が自ら生涯学習コーディネート組織を利用するだろうかという疑問がある。

 生涯学習をしたい人は、既に何らかの行動に移しているだろうが、「面倒くさい」、「興味がない」などの理由で何もしていない人も多いと思う。

 また、生涯学習コーディネーターが、要望に対して迅速で満足できる対応がとれるかどうかも気になるところである。広く情報を集め、提供し、そこに行けばなんとかなるという口コミが広がり、活動が浸透していけば利用されていくと思う。

(委員) 生涯学習コーディネーターがたくさんの専門性を持った人たちで構成し、連携する上では、障害者に関わるコーディネーターも必要であると思う。

 私は以前、精神障害を持つアーティストの個展を開催する企画に加わったが、急にできなくなったとの申し入れで実現できなかった。それは、企画の失敗ではなく、精神障害の特性によるもので、本人が前向きなときにはできることが、不調になるとできなくなってしまうことが要因である。

 例えば、精神障害の特性を知識として持っていて、障害があってもできる生涯学習を勧めてくれるような、福祉と生涯学習の専門性を持ち合わせる生涯学習コーディネーターがいると良いと思う。

(副座長) 幼児期については、保育園と幼稚園の交流の機会がないことが気になっている。青年前期・青年後期の世代が生涯学習から離れてしまっているように感じる。こうした課題は、高齢期までのライフステージごとにさまざまなものがあるが、生涯学習コーディネーターが想定される課題を把握して生涯学習に取り組み、また、SNSなどを通じて生涯学習の情報発信をすれば、多くの方が生涯学習に関われると思う。

 私もSNSを利用しているが、多くの人から反響があるので、情報発信の効果を感じている。

(委員) 若い世代を生涯学習に取り込むためには、若い世代の人たちに課題を与えて任せることと、それを見守る責任者が必要だと思う。

(委員) 生涯学習コーディネート機能やその組織づくりの前に、生涯学習コーディネーターに託す課題を明確にしないと、前に進めないのではないかと思う。

 まずは、課題を把握するために調査機関を設け、市民の意識や生涯学習に関わる団体などへの調査をする必要があるのではないか。

 その調査結果を踏まえた上で、生涯学習コーディネーターの役割や組織、活動拠点を考えるべきだと思う。

 

●循環型生涯学習の推進に向けて

(座長) 今の意見のとおり、課題を把握することも大切であると思う。次の議題にも関連するが、この場には生涯学習に関心のある方や団体として活動をしている皆さんが集まっているので、それぞれが抱えている課題や循環型生涯学習の推進に関することについて、意見を伺いたい。

(委員) 以前は、生涯学習をするときに団体を作って共に学ぶことが主流だったので、団体活動を通して学ぶ人が多かった。

 今は時代の流れもあり、個人で学習活動する人が増え、団体活動を選ぶ人が減った。また、団体についても、今まで大人数で活動していたものが多かったが、少人数で構成される傾向にあるようだ。

 先ほど、「課題を把握する必要がある」という意見があったが、生涯学習のニーズが多様化したことで、課題がつかみにくくなっている。

 生涯学習コーディネーターの組織を作るときに、「生涯学習コーディネーターの仕事をしてくれる方」を集めるのではなく、生涯学習や市民活動に対する意識が高く、市民の生涯学習を支援し、広めようという熱意がある人たちで作り上げることが、市民から求められる、意義のある組織となるのではないか。

 また、組織として活動する上で、横のつながりを作るよう努めてほしい。実際に私も団体活動をしていた時に、横のつながりを作ることに労力がいることは経験しているが、組織が市民からその活動を広く知られる存在になるためにも、必要なことであると思う。

 生涯学習コーディネーターは、生涯学習センターゆとろぎに限らず、さまざまなところに出向いて活動できる組織であってほしい。活動範囲は広くなるが、やりがいがある活動になるかと思う。

(委員) 町内会・自治会は市内に39団体あるが、会への加入率は50%を割っているので、町内会連合会でもそういった課題を検討するための委員会を作り、話し合っている。

 地域のつながりがないことで困るだろうと考えられることは、防災に関することであり、近年は、近隣に住んでいる人と面識がないという人がいることも珍しくないので、大きな災害があった時は、救助の面などで支障が出てくると思う。

 加入率が低いことの要因としては、会員の高齢化が進んだことや、会の役員を務めることの負担感が考えられる。

 地域においても生涯学習として取り組みたいことがいろいろとあるが、会員が少ないので生涯学習まで手が回らないのが現状である。

(委員) 子どもを保育園に預けている家庭では、仕事、家事、子育てに忙しく、何かに参加するときも子どもを連れて行かなくてならないなど、自分がやりたいことを我慢している人も多い。

 子育てをしている家庭に向けて、子育てサークルや親子参加型の事業を企画して、参加を呼びかけているが、忙しい世代の人を集めるのは難しい。

 忙しい人でも求めているものは何かあるはずなので、ニーズを捉えて、何とか時間をつくってでも参加したいと思えるほどの魅力のある企画を考えていきたい。

 一方で、呼びかけをしている中では、ホームページなどを通じてベビーマッサージや離乳食の講座に申し込む人が多く、また、参加者は講座を受ける目的以外にも子育て相談を求める声が多い。

 近年は発達障害のお子さんに関する相談として、子育てのしかたがわからないといった親の声が増えているので、発達障害の子どもたちを周囲が理解する機会や場を作り、少しでも支援できると良いと考えている。

(委員) 私の生涯学習の経験の話になるが、身近に着付けを教えてくれる人がいたので、仲間たちと習い始めた。続けていくうちに通えなくなった人も出て、だんだん人数が減っていく中、今も続けている。

 また、子どものころから山車に乗って太鼓をたたくのが夢だったが、60歳を超えた今、周囲の誘いがあって囃子保存会に入った。

 囃子保存会には幼い子どもたちもいて一緒に太鼓を習っているが、この子どもたちも将来は、今、教えている大人たちのように、自分たちが習ったことを次の世代へ教える時がくるのかと想像すると、囃子保存会は循環型生涯学習だと思う。

 私は今の年齢になって、時間に余裕ができたので始めてみようと思ったが、忙しい若い世代が生涯学習を始めようとしても、すぐ行動に移すのは難しいのではないか。

(委員) 私は羽村市青少年対策地区委員会に所属し、田んぼ体験事業、少年少女球技大会、子どもフェスティバルなど青少年健全育成に関するさまざまな活動を通して子どもたちと関わっているが、子どもたちの活動の多様性を感じている。

 野球やサッカーだけでなく、さまざまなスポーツや文化活動を行っている。選択肢が多く、さまざまなことを体験するのは良いことだが、町内会や地域の活動を通して、自分たちが住む地域を知ることも大事な学びだと思う。 

 しかし、子どもたちが地域の活動に加わる時間が少なく、家族で行動することが増え、地域の人たちとの横のつながりが薄れているように思える。

 そういった中で、羽村市青少年対策地区委員会では、今まで行ってきた青少年健全育成に関する事業を今後はどうつなげていこうかということを課題としているが、羽村市青少年対策地区委員会自体も人材が減っていて、子どもの活動を支える大人の数が足りないことも課題の一つである。

 田んぼ体験のうち、田植え・稲刈りについては、教育委員会との共催で行っているので、学校の呼びかけで市内小学校の5年生が400人近く集まるが、田んぼ体験以外の事業は、参加率が悪くなっていることが実情である。

 生涯学習コーディネーターがいれば、例えば、「人手が必要な田んぼ体験にボランティアを募りたいがどうしたら良いか」とか「子どもたちが地域とつながりを持つにはどうしたら良いか」などの相談ができて心強く、私たちも活動しやすいと思う。

(委員) 団体活動している上での悩みは、会員の高齢化と、今後も活動を継続するために若い人たちにも参加してほしいということである。

 また、会員は増えても、それぞれの私生活もあり、活動できる時間がとれず、数多い事業の中、実働参加できる会員が少なくなってきて、参加会委員の負担が重くなっていることも課題である。

 私たちの団体は、「培った知識や技術・技能を異世代との交流を通して伝えることにやりがいをもって健康に生きる」を目標にしている。

 交流活動する子どもたちは、年に約1,700人になるが、子どもたちからは「いろいろなことを学びたい」「たくさんの大人たちと交流したい」という気持ちが伝わってくる。

 工作教室などは、個性の発揮と自己表現の場となり、子どもたちは、いきいきとしている。

 行政には、高齢者が子どもたちと交流できる機会をもてるような仕組みづくりをお願いしたい。敬老のつどいには、高齢者と子どもたちが一緒に舞台などで催しができると良いと思う。

 また、すばらしい「生涯学習基本計画」があっても、市民には知られていないように感じ、啓蒙活動が必要だと思う。生涯学習週間・生涯学習フェスティバルというような、多くの市民が集い、生涯学習の大切さ、楽しさを知る場ができると良い。

(委員) この懇談会のテーマであった生涯学習コーディネーターは、市民の需要がそれほどないのではないかという気持ちはあったが、大きな視点で全体を見ないと解決できないのではないかと思い、意見を述べてきた。

 私個人として、今後、生涯学習に関わるのであれば、講師を依頼されたときに、魅力がある、質の高い講座を保障するように取組む立場になるのではないか。

 今、文化協会の加盟団体の講師を7年続けているが、メンバーの皆さんが活動を活き活きとして楽しいと思ってもらえるような、文化祭での発表の場を人に観てもらいたくなるような活動にしたい。

 また、活動を見た人が、この活動に加わりたい、この先生から学びたい、特色があると思われるような指導を心がけたいと思っている。

(委員) 広報はむらで成人式スタッフの募集を見て、やってみたいと思い参加したが、最初の会議では5人程度しかいなかったので、友人を誘ってメンバーを増やしていった。

 生涯学習を推進していく上で、私たちの青年前期世代が欠けてしまうと循環型生涯学習が滞ってしまうのではないか。

 成人式当日の会場には多くの新成人が来ていた。大きいイベントには人が集まるので、イベントがあるごとに生涯学習を情報発信したら良いと思う。

 また、小学校の時は、田んぼ体験や少年少女球技大会で、地域の皆さんにお世話になり、恩返ししたいと思っているが、どうしていいかわからず、今さら町内会や地域に戻れないと思っている人もいるのではないか。

 中学校を卒業したあたりから、地域の生涯学習に関わることが減るが、何かのかたちで地域と関わり、羽村市内で自分の好きなことや、やりたいことを見つけられる若い世代が増えたら良いと思う。

(委員) 若い人の意見を聞いていると励まされる。私は、さまざまな生涯学習があり、今までにPTA役員を経験したことも生涯学習だったと思っている。

 私は、この懇談会で障害がある方の生涯学習について、発言をさせていただいてきた。障害者の生涯学習は、「循環しにくい」、「アクセスしにくい」、「継続しにくい」、と「しにくい」ことが多い。

 私が17年ほど関わっている活動では、市内保育園の卒園生で知的障害がある方が主に参加して、専門の先生を呼び、体操とスイミングセンターを貸し切っての水泳教室を月に各1回行っている。

 初めは活動に集中できなかった参加者たちは、続けていくうちに次第に泳げるようになり、楽しさが見えてくる人や、10年かけて変化がみられる人などさまざまである。参加者たちを見ていると、活動をしていくうちに高みに向かいつつ、その人らしく変化していっていると感じている。

 活動の当初は子どもたちのスポーツカルチャーだったが、参加者たちが次第に大人になり、活動にアクセスしてくる人も大人が主になり、活動が変化してきた。

 また、羽村市だけで考えると、人口5万6千人の大人も子どもも少ないまちである。しかし、生涯学習のニーズが多様化しているので、西多摩地域くらいの範囲で情報をつなぐ生涯学習のコーディネートをしないとニーズに対応しきれない。少子化もあり、今と同じことを続けていくと、将来は今より人が集まらないことも考えられる。

 大人も子どもも少なくなるが、ニーズは多様化していく。特に障害者の生涯学習は、もともと対象となるものが少ないが、ニーズが多様化しているので、近隣の自治体のものを取り入れないと活用できない。

(委員) 生涯学習コーディネーターには、例えば、半年もしくは1年間などと期間が決まっている、魅力ある講座を提供してほしい。

 サークルなどに入ってしまうと、途中でやめづらいし、役員の順番が回ってくることも気になるので、講座の終わりがはっきりしている方が入りやすい。

 また、ゆとろぎで「子育てママの読書タイム」という、ママが図書館でゆっくり読書を楽しんでいる間、ゆとろぎの保育室でお子さんを預かる事業があるが、とても魅力ある事業だと思う。

 私の経験で、公民館で保育付きの2時間の講座に参加したことがあったが、子育てから少しの時間だけ離れ、材料費程度の安い金額で、好きなことを学べる時間が嬉しかった。

 このような市民が生涯学習に参加しやすい講座があると良いと思う。

(委員) 私の生涯学習活動は、「やりたい時にやる、やりたくない時にはやらない」というスタンスでやっているので、とても気が楽である。

 現在、プレーパークの活動をしている。プレーパークとは、やるべきことを設定せず、参加する子どもや大人の自由な発想で遊ぶ場である。

 活動を通して感じていることは、やることが決まっていないと自分から遊びを考えて動くことができない子どもが多いことである。

育ってきた過程で、周囲にあるもので遊ぶという経験よりも、親が選んだおもちゃなどを与えられることが多かったのではないか。

 しかし、本来人間が持っている探究心や好奇心は、自然の中に身をおかれると、くすぐられ、湧き起ってくるので、そういった楽しさを見つけ出すこと、「自分のやりたいことは、与えられるものでなく見つけるもの」を課題にプレーパークを行っている。

 参加して、今は自分から動けない子どもたちも、徐々に「やってみたいこと」が増えていけば良いと思っている。

 そして、幼い頃からそういった体験ができると、大人になった時に自分のやりたいことを自分で決められる、受動的ではなく能動的な人になれるのではないかと思う。

 生涯学習コーディネーターとの関わりとしては、プレーパークの中で、遊びに迷っている子どもたちの気持ちを探る人材がほしいと思っているので、手を貸してもらえると良い。

(副座長) 私は平成7年からの22年間、羽村市で活動し、多くのボランティア活動をおこなった。そうしてだんだん活動を広げ、幼稚園・保育園や小学校、町内会やさまざまな施設などで千回以上のボランティアの依頼を受けた。

 去年は、「ゆとろぎ学習文化講座」の講師を依頼された。会員が減ってきているので、受講後は会員になってもらいたいという思いもあって、会が活動している日の同じ時間に講座を設定したが、「会の発表の場を見たが、レベルについていける自信がない」「お金がかかりそう」という意見もあり、受講者全員は無理だったが、5人は加入してくれることになった。

 今では、20代・30代の人も加入して会員も少しずつ増えてきている。

 70代・80代の方は、昼間の時間帯に活動を希望しているが、私が昼間は仕事があるので、午後6時から行っている。20代などの若い人たちはもう少し遅い時間帯に活動を希望しているので、皆さんが活動を続けられるように活動時間を二部制にする必要があるかと感じている。

 今まで長く活動を続けてきて、幼児から高齢者まで、多くの方たちの前で発表する場をもってきたが、今後は一緒に活動したいという初心者の人たちと一緒に活動できれば良いと思っている。

 私も22年間、講師から学びながら活動してきたが、最近は講師を依頼されることも増えてきて、これが「循環型生涯学習」であるかと思う。

(座長) この時間で、皆さんに「循環型生涯学習」をどう実践していくかをお話しいただいたが、所属している団体の一員として、または個人として、生涯学習を推進していく上で考えていることや課題としていることをお話しいただいた。

 その問題を解決していく過程で得た知識を身近な人たちに伝えていくことは、循環型生涯学習の基本になることだと思う。

 事務局には、委員の皆さんからいただいた意見を充分に吟味していただき、今後の施策などに役立ててほしい。                   

3.その他

(座長) これで今日の議事事項は終わった。「その他」として事務局からは何かあるか。

(事務局) 本日の会議録については、後日送付するので、確認の上、修正等があれば、指定の期日までにご連絡をいただきたい。

(座長) これで、第4回の生涯学習基本計画推進懇談会を閉会する。皆さんのご協力をいただきありがとうございました。

 私としては、熱心な委員の皆さんに支えられ、座長としては、大変光栄である。今後もさまざまな課題を抱えながら生涯学習活動を取り組まれることとは思うが、ご活躍を祈っている。

 それでは事務局に戻す。

(事務局) 行政は市民の皆さんが生涯学習にふれる機会を提供する立場であるので、生涯学習基本計画後期基本計画では、多種多様なニーズに応じるための施策に取り組んでいるところである。

 しかし、生涯学習は本人の自主自発を基本とし、皆さんの意思のもとに取り組むものであり、参加するかどうかは自由なので、取組みが効果的なものとなるかどうかは難しいところである。

 これに対し、行政は何をするべきかといった視点から、この懇談会で皆さんの率直な意見を聞かせていただいた。

 普段は「生涯学習」という言葉を使わない方も多いかと思うが、今後、「生涯学習」という言葉が浸透していくことを望んでいる。

 市としては、それぞれの課題を洗い出しながら、施策を展開していきたいと考えているので、皆さんから頂いた意見は今後の生涯学習を推進していく上で、参考にさせていただきたい。

 座長におかれましては、議事進行ありがとうございました。

 委員の皆さんにおかれましても、長時間にわたりご審議いただきありがとうございました。

(事務局) 皆さんにおかれましては、ご多忙の中、4回にわたる生涯学習基本計画推進懇談会にご出席いただき、ありがとうございました。

 ご意見をいただく中で、皆さんがそれぞれの活動に熱意を持って取り組んでいることを痛感した。

 生涯学習基本計画後期基本計画の中でも生涯学習コーディネート機能の構築は核の部分となっており、今回の懇談会のテーマとさせていただいたが、改めて生涯学習の多様性を認識した。

 この懇談会での貴重なご意見を参考に今後の計画を進めていきたい。

 ご協力、ありがとうございました。

お問い合わせ

教育委員会 生涯学習部生涯学習総務課(生涯学習推進係)

電話: 042-555-1111 (生涯学習推進係)内線362

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