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    羽村市生涯学習基本計画審議会(第3回)会議録

    • [2016年5月27日]
    • ID:3301

    羽村市生涯学習基本計画審議会(第3回)会議録

    日時

    平成22年11月15日(月曜日) 午後7時00分~午後8時50分

    会場

    庁舎 特別会議室

    出席者

    ・委員:瀬沼克彰(副会長)、古本泰之、金子秀夫、川津紘順、松本桂子、新島二三彦、雨倉壽男(会長)、濱本栄子、若松仁、神田順恵、橋本富明、中野康治、佐藤美知子、永井英義、谷口宏乃、渡部清孝、藤原忠、堤信幸

    ・副市長、教育長、全部長(派遣除く)

    ・事務局:教育総務課長、生涯学習基本計画担当主幹、主査

    欠席者

    委員:2  瀧島忠典、嘉陽義明

    次第

    1 会長あいさつ

    2 議事

    (1)前回の審議会会議録の確認について【資料1】

    (2)市の生涯学習を取り巻く現況(2)について【資料2-1】~【資料4】

    (3)基本理念(案)について【資料5】

    (4)次回以降の日程について【資料6】

    3 その他

    傍聴者

    1人 

    配布資料

    第3回羽村市生涯学習基本計画審議会 会議次第

    資料1 第2回羽村市生涯学習基本計画審議会 会議録

    資料2-1 「羽村市民の「学び」に関するアンケート調査結果(年代別)の概要」

    資料2-2 「羽村市民の「学び」に関するアンケート調査結果(年代別)」

    資料3 子ども議会~未来への提言~【平成22年度羽村市子ども議会記録集】

    資料4 人口推計

    資料5 基本理念(案)

    資料6 審議会開催日(案)

    次第の内容

    資料の確認

    傍聴者1名入場

    次第1 会長あいさつ

    次第2 議事

    (会長) 議事の(1)「前回の審議会会議録の確認について」事務局からの説明をお願いします。

    (1)「前回の審議会会議録の確認について」

    (事務局) 資料1をご覧ください。前回にも予めご説明いたしましたが、会議録につきましては事前にお配りし、内容をご確認いただき、よろしければ公表していくということで皆さんのご了解をいただいていることかと思います。従いまして今回お配りいたしました会議録で問題なければ公表していきたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。

    (会長) 第2回の会議録については、この内容でよろしいでしょうか。

    (委員) 異議なし。

    (会長) 次に、議事(2)の市の生涯学習を取り巻く現況(2)について、まず【資料2-1】、【資料2-2】については、関連がありますので、一括して事務局から説明をお願いします。

     

    (2)「市の生涯学習を取り巻く状況(2)について」

    (事務局) それでは資料2についてご説明を致します

    (資料2を説明)

    (会長) 事務局の説明が終了いたしました。この件について、ご意見、ご質問はありますか。

    (委員) 問4-10をみますと「自身の向上のため」というのが圧倒的に多くなっておりますが、例えば「仕事に必要なため」というように、具体的になっている項目も、「自身の向上のため」に入るのではと思います。この「自身の向上のため」というのは、どういうふうなことを想定されて、設定されたものでしょうか。

    (事務局) それ以降、「趣味・楽しみのため」、「家庭に役立てるため」といった具体的な項目が上がっておりますが、それらを除いて、「自分自身の向上のため」というところで、ご質問をさせていただいているというように事務局では解釈をしているところでございます。

    (委員) 実は私もこのアンケートに多分答えたと思いますが、この中で一個だけ丸をしなさいということで、かなり迷ったように記憶しています。ということで今回お伺いいたしました。

    (会長) 他にご質問はございますか。

    (副会長) この調査は内部でおやりになったのか外注でおやりになったのかを聞きたいですが。

    (事務局) この調査は21年度のときに内部で、調査項目等も考え、送付いたしました。それを回収したのが21年度の末でしたので、集計作業につきましては、22年度に入りましてから、事務局の職員がやっております。そういった関係がございまして、なかなか見づらかったりする部分があろうかと思います。

    (副会長) わかりました。なぜそんなことを聞いたかというと、先程の質問にもあったとおり、調査会社が行っているような項目とかなり違って、新鮮でおもしろい項目が随所に出てくる。例えば問5の、「教えたい」とか、「教えたくない」とか、そういう項目は国や東京都が行ったものには入っていない。問6-1の生涯学習を行ってその「成果を生かしたい」とか、随所にたくさんユニークな調査項目が入っていておもしろい。プロでないのがおもしろいということで、大変ユニークな調査になっているのではないかと意見を申し述べておきたいと思います。

    (事務局) 項目につきましては第一回の市民のワークショップの中でもご意見をお聞きし、その内容を反映させて調査の項目をつくっております。

    (副会長) そういうことで調査会社がやる調査とだいぶ違う調査結果になっておもしろいんじゃないかなと思います。

    (会長) 他にご意見がございましたら、後日でも結構ですので、事務局へ説明を求めていただければいいかと思います。続いて【資料3】について、事務局より説明をお願いします。

    (教育総務課長) それでは【資料3】について説明させていただきます。

    (資料3を説明)

    (会長) 説明が終了いたしました。この件について、ご意見、ご質問はありますか。

    (委員) 学校関係者として一言申し上げます。子ども議会については市からお話いただきました。私自身は非常に期待しておりました。本校からも六年生二人が参加しました。はじめはどきどきしていたようですが、事前学習、事後学習をやっていただき、当日も見させていただきましたが、堂々として、非常にいいことをしていただいたと私は感謝しています。その様子をまとめていただいた報告書を今読んでいますが、これからも是非こういう場面を作っていただきまして、将来を担う子ども達のために、是非続けていただければと思っております。

    (会長) 今後とも続けていただきたいというお話がありましたが。

    (教育総務課長) 貴重な意見として承らせていただきたいと思います。なお今後につきましては、改めて検討させていただきたいと考えております。

    (会長) 他にご意見ございますか。

    (委員) 子ども議会のことについてお聞きします。子ども議会の様子は「はむらの教育」の10月1日号でずっと読ませていただいておりましたが、すごくおもしろいことだなあと思っておりました。お聞きしたいのは、各学校五項目を二項目に絞ったということですが、今の週休二日のゆとり教育の中で、教育課程のどのような教科を使って、他の生徒たちから具体的に質問を吸い上げたのか、どれぐらいの時間を学校で費やして取り組んだのか、もう少し詳しくお聞きしたいと思います。

    (教育総務課長) 今回の取り組みにつきましては教育課程に位置づけたものではありませんが、各学校にお任せしましたので、クラスの意見をまとめた学校や、代表の子ども議員が、それぞれ考えて質問項目をあげた学校などさまざまです。事前学習で市の仕事を簡単に説明し、その後、日頃自分達が感じていることや、学校でみんなの意見を聞いた内容、または生徒会等の代表として日頃の意見をまとめたもの等、さまざまな形で質問項目が出てまいりました。項目はどうしても偏る傾向がございましたので、五項目の内容をみて、重ならないようにある程度振り分けをさせていただいて、一校二項目という質問に調整をさせていただいたというものでございます。

    (委員) もうひとつ確認したいのは、各学校で特に何年生が関わって、どれくらいの授業数を割いたのか、一般の学級の中でどれくらいの授業として取り組んだのか、時間数を知らせていただけたらと思います。二人の議員だけでやったのではないと思うので、どの程度、子どもたちが関わったのか時間数を知りたい。

    (会長) ただいまの質問につきましては、今回の委員の中に羽村東小学校の佐藤校長がみえておりますので、ご意見があればお願いします。

    (委員) 各学校によって違いますので、東小の場合ということで私の意見がそのままでないことをご承知おきいただいた上で申し上げます。今、教育総務課長からお話がありましたとおり、教育課程の中には入っておりませんので、このために年間何時間取り組んだということはありません。子どもたち二名を決めたのは、「やってみたい」という自主的なものもありますし、担任の働きかけもありました。それで、特別活動である学級会活動を使いました。

    (委員) 学級会ですが、六年生だけなのか、それとも三年生以上なのか、それから学級会は週一時間だと思いますが、おおまかにいって6回分使ったとか、事後に学級会で報告したとか、見えるようにお願いします。

    (委員) 実際何時間使ったのかは申し上げられません。まず、事前学習でいただいた、貴重な資料をもとに、どのような質問をしようか、選出された子どもたちが考えまして、それを持ち帰って学級で話ました。それが何時間なのかについては、間違っては大変ですので、改めて学校で調べますが、5~6時間も使ったわけではないと思います。

    (委員) それは、六年生だけですか。

    (委員) 六年生だけです。他の学校はわかりませんが。

    (委員) 東小の場合は六年生の学級会を数時間使ったということですね。分かりました。

    (教育総務課長) 教育課程に含まれているわけではありませんので、東小の例を説明しましたが、各学校でそれぞれ対応していただいております。ちなみに、26ページの松林小学校を見ていただくと、子どもの感想にクラスのアンケートをしたということが書いてございますので、こういった意見集約をされた学校もあります。それから、51ページに事前学習の様子を記載していますが、質問項目を五項目から二項目に決めまして、さらにどういった質問にしようかと、コーディネーターのアドバイスを受けながら掘り下げていきました。

    (委員) ありがとうございました。

    (会長) ただいまのご説明でよろしいですか。他にご質問ございますか。

    (委員) 市にお伺いしたのですが、子ども議会をやられて、教育上どのような意義や成果があったか伺いたい。

    (教育総務課長) 先ほど申し上げたとおり、感想それから学んだこと、十年後の市の将来ということで、代表的な意見をお話いたしましたが、率直な意見が書いてございます。学級会やクラス会を行うより難しい内容だった。とか、質問をするには事前にきちんと下調べをして考えをまとめる必要があるんだ、など、そういったことを学んだと書いてありました。また自分の意見をしっかり人に伝えて、人の意見もしっかり聞くんだということも言っていますので、そういった学習もできたということではないかと思います。この議会により羽村市を知る契機になったということも多数述べられていますので、貴重な機会になったと思っております。感想はいろいろありまして、市長にあえてうれしかったとか、羽村のことについて真剣に考えることができた、議会を通じて羽村市がどんな行政をしているか、それに向かうには、いろんな人がいろんなことを考えてああいった場で決めて、行政が進むんだというような内容のものがありました。そして他の学校の意見を聞いて自分自身で今後の羽村市についても考え直す機会が得られたこと、そういった効果があると考えております。

    (委員) ありがとうございました。

    (委員) 提言に対して何を参考にし、何を採用するのか、市はどのような形で進められるのか。

    (会長) ただいまの質問に対して回答願います。

    (教育総務課長) 具体的には申し上げられませんが、検討中の第五次の長期総合計画や、皆さん方にご審議していただいております生涯学習基本計画に、記載の内容を取入れることができればと思っております。

    (会長) 他にご意見は。無いようですので資料4について、企画部参事お願いいたします。

    (企画部参事) それでは【資料4】について説明させていただきます。

    (資料4の説明)

    (会長) 事務局の説明が終了いたしました。この件について、ご意見、ご質問はありますか。

    (委員) 前回の質問に早速お答えいただきありがとうございます。ベースになっているのが生存率とかそういった流れにあるのはわかりますが、第五次長期総合計画の策定に際してのデータということであれば生存率など前の年に率をかけて次の年を出すといったデータではなく、交通機関とか工業団地がどうなるとか、大学が来たときどうするとか、まちづくりでいえば西口がこうなったら、こう変わるとか、横田基地が官民共用になるとか、モノレールが開通するとか、絵空ごとではなく、ある程度計画に入っているものを含めて、地域独特の動きや、感触が得られる推計なのかと思ってお聞きしましたが、そのようにまとめる予定はありませんか。皆さんのご意見も聞きたい。

    (会長) ただいまのご意見について、皆さんどうですか。

    (委員) 羽村を取り巻く環境があり、見えている施策をうっていくと、この資料のようになっていくといった単純なものだと思う。確かに、このように増えているというのがわかれば、それは面白いとおもいますが、現状では、単純にこの数字を見た上で、我々が思い描くしかないのでは。子どもたちの夢に近づけていく方向で話し合うしかないのかなと思います。

    (会長) ありがとうございました。今の質問に対して事務局お願いします。

    (企画部参事) いろいろな推計をしてみるのは夢があって楽しいことだと思います。ただ、今回の長期総合計画の策定にあたりましては、ベースとなる人口推計を基礎調査資料として使用している状況であり、自治体によっては、例えば地方の過疎地域では、人口推計にプラスして目標人口を想定して人口増を目指した策を打ち出してるところもあります。ただ、首都圏の自治体で長期総合計画を策定する場合には、このような政策人口を目標にはしておりません。目安としての人口推計をだしていることで、けっして右肩下がりの人口減少をそのままにしていくことではないですが、さまざまな施策を打ち出していくことによって、結果として、人口維持だったり、人口増につながっていけばという取り組みはしていく必要があると思いますが、羽村市のスタンスとしては人口増を目指して何かをしていくような全体的な取り組みはありません。部分的な市街地開発では西口の区画整理だったり、大規模マンションが立つ予定もありますが、これからの開発で人口がどれくらい増えるのかということは、まだ不確定な要素ですので、ベースとなる情報は資料としてお示ししますが、今後、これをやったらどのくらい増えるとか、そういった推計は予定していない状況です。

    (会長) 他にございますか。ないようですので、次に議事(3)、基本理念について、事務局から説明をお願いします。

     

    (3)基本理念(案)について

    (事務局) 今後、具体的な施策事業を定めていくにあたって、この計画をどのような理念の下に進めていこうと考えているのか、お示ししようとするものです。今後この基本理念をもとに施策事業を検討したいと考えておりますので、皆さん方に本日お示しして、ご意見を戴きたいと思います。

    なお、今後、具体的な施策事業の検討を行う過程で、こちらの修正もありえるということもご了解いただいた上で、現状における基本理念について、資料に基づき、ご説明いたします。

    (資料5の説明)

    (会長) 事務局からの説明が終了しました。冒頭にもお話したように、できれば、皆さんから一言ずつご意見をいただきたいと考えておりますので、まず、ご質問があれば発言していただき、その後、賛否等も含めて、皆さんからのご意見をいただければと思います。恐縮ですがご指名をさせていただきますのでよろしくお願いいたします。

    (委員) 理念を聞いて感じたことは、学びは「楽しみ」がベースにないと、続かないものだと思います。理念の中には崇高なものはあるが、「楽しむ」ということが全く現れてきていない気がしています。瀬沼先生の学習会であったように、日本の学びは西洋の義務的な職業スキルアップのものではなくて、違った面があるという話をきいたこともありまして、例えば、「活かし」の部分で「社会貢献活動」のような堅苦しいものではなく、サークルを立ち上げたりとか、分かりやすい言葉で説明された方が、他の人の心に届くのではないかと思いました。

    (会長) ありがとうございました。「楽しんで」というお話がございましたけど、他の委員さん、お考えございますでしょうか。ただいまの意見に対して事務局どうでしょうか。

    (事務局) もっともな意見だと思います。自分づくりから人づくりと書きましたように、まず、自分をつくるというところがあります。それには楽しみが無ければ続かないというところがございますので、重要だと考えています。その部分につきましては、「学び」の1行目のところの、「自己実現を図るために、自主的に必要な知識・技術の習得や教養を高める学習活動」の中に「楽しむ」というところを含めていると事務局としては考えております。ですので、趣味・楽しみといった自己実現に必要な知識や技能を習得するといった意味で書かせていただいたつもりでしたが、うまく伝わっていないということであると、少し表現を考えなければいけないと思います。

    (会長) みなさんからご意見をいただきたいと考えておりますので、その都度、事務局からの説明になりますと時間がかかりますので、まずは皆さんの意見を聞きたいと思います。

    (委員) いくつか感じたことがあります。「学び」の部分で、「あらゆる場所で学習することができる環境」はインフラの整備によって、ローコストで障害のある方、小さいお子さんなど、いろんな人に学ぶチャンスが生まれることだと思います。例えば、ゆとろぎで実施した教室で何割ぐらい埋まったとか、初めての授業や講座にゆとろぎが使われたとか使われないとか、そういった指標で判断されるのが普通なんでしょうが、「あらゆる場所で」というと、例えば、ゆとろぎが、素晴らしいプログラムを発信する基地であれば、出向かなくても参加率が上がるとか、いいプログラムが計画されているとか、そういったことも含めてここに書かれているのでしたらいいなと思いました。足を運んでいただいて、頭数をカウントして、使われた、使われないということと同時に、地域だけでなく広いところに、顔が見えなくても情報を発信しているんだということがあれば、「学び」がいきてくるのではないかと思いました。二点目の「社会貢献活動」ですが、これだとボランティア団体がたくさんできるのかなと思えてしまうのは私だけでしょうか。もう少し、地域の資源であるとか経済活動を含めた社会貢献活動、つまり、コミュニティビジネスとかソーシャルビジネスですが、そういう方々を育てていければ、経済的な地域の課題や資源に活かせますし、しかもそれが経済活動として、回るようになれば、人口問題であるとか、社会貢献活動やボランティアであるとか、そういったところにとらわれないようになり活力が出そうな気がします。「つながり」ですが、市民とか事業者・団体もパートナーとして重要ですが、大学との連携も重要です。物理的に市内に大学が無いのは残念ですが、どうやって連携をとっていくのかは知恵を出さなければいけないなあと思っています。

    (副会長) 会長が申し上げているのは、基本理念についての討議で、先ほど述べられた、「楽しみ」「楽しさ」ということが基本理念にないといけないのではないかとか、基本理念として盛り込む必要があることについて述べていただきたいと会長は問うておりますので、そういう方向で皆さんの発言をお願いしたい。それともう一つ、全員の方に発言をお願いしたいので、一人1~2分以内ということで、協力をお願いしたいと思います。

    (会長) ありがとうございます。私の思っていることを副会長に代弁していただきました。

    (委員) プロセスを踏む形で書かれておりますが、一般の人々にも理解できるような表現をお願いしたい。だいぶ苦労されたと思いますが、もう少し平易な言葉があればと思います。「つながり」という言葉がありますが、ここにはつながりを重んじる事が書かれてありますので、どこかの場所に「つながりを深め」というような文言を入れていただければはっきりするかなと思います。それから、どちらかというと循環型生涯学習という観点からすると、「知識や技術なども継承され」という表現はありますが、ここに「伝える」あるいは「伝えられ」という文言があれば循環型の方につながっていくのかなと思います。

    (委員) 基本理念ですから、こんなもんかなとは思いますが、「活かし」のところの2行の文章に、もう少し見えてくるような言葉と具体的なことをいれたらどうかなと感想を持ちました。「高齢期を生きるには学ばないと楽しめない」と学習会で聞いたことが印象に残っています。ですから、「楽しみ」という言葉も含めて、どこかに、人間は高齢期だけでなく、学ばないと充実した楽しい人生を送れないと、上手にどこかに入れていただけたらと思いました。

    (委員) 「自分づくりから人づくり、そしてまちづくりへ」というのは、気持ちはわかるんですが、「人づくり」というのが言葉的に気になります。ではどうすればよいかというと、特に思い浮かばないのですが、「人づくり」とは、教えるとか、そういう立場にたってのことだと思うのですが、もう少し別の言い回しがないものかと思います。「つくり」で韻を踏んで、流れを良くしているので、それも無視できないだろうなというのもありますが、冒頭にくる部分なので、全体的に、読みやすく分かりやすいような言葉がないと、入りにくいのではないかと思いました。

    (委員) 学校に勤めているので「学び」が好きなんですけれど、「学び」と言う言葉ではなく、基本理念でしたら「見つける」とか「楽しむ」というような柔らかい言葉が良いのではと思いました。

    (委員) 我が家では、格言というと大げさになりますが、「目上の者にならって下のものを大事にする」というのが基本理念です。そうすると、友達も寄ってきたり、いろんな言葉が学べますが、「自分でできるぞ」とすると人は逃げてしまうし、自分がマイナスになります。羽村では、素晴らしい方が大勢、学校の先生をされています。そういう人と友達になるのが生涯学習の一貫ではなかろうかと思います。そうするとその教えを活かしたり、よく「仕事を盗め」と言いますが、技術的なことも学べる、そうすると横のつながりもできてくる。この四つの、「学び」「活かし」「つながり」「創る」、それからどう創ったら良いか、自然に仲良くなって、「楽しく」生活ができる、年寄りは余生を楽しめる。いろいろあると思います。先ほど、子ども議会の話が出ましたが、現状から見ると、子どもは、昔の苦しい時代を知らないですね。そういったこともこれから若い者に教えながら、私も、ある学校で60年前の話しをして欲しいと依頼がありまして、60年前の話しをしました。ストーブが無い時代、授業の前、手を揉んで、押しくらまんじゅうをした時の話をしたら、生徒は目を丸くして「やってみようと」いいました。それも一つの勉強ではないかと思います。昔の子どもは、こういう生活でした。今の子どもは恵まれているから違うことを考えてしまいます。この四つの項目は素晴らしい基本理念につながると思います。

    (会長) 副会長には最後に意見をいただくと言うことで次に進みます。

    (委員) 感想として、この流れは素晴らしいなと思いました。参加者は自己都合で参加するわけで、流れに乗るには自己都合でない人の力も必要なのかなと思いました。

    (委員) PTAに長く携わっていますが、活動の理念として、「明るく、仲良く、楽しく」ということで、行っています。楽しくやれれば楽になりますし、一緒に行うことによっていろんなことが学べ、仲間も作れるからと、ずっとやっています。小さい子をずっと見てきているので、学ぶ中で子どもからもお年寄りからもわかるような言葉・表現であれば皆さんの中に入りやすいのでは。今の子どもたちは、興味を持ったものについては力を発揮し覚えるが、興味を持たなければ、振り向きもしないところがあるので、自己満足で終わらないようにしなければと言っておりましたので、みんなに浸透して欲しい。子ども議会については、PTA会長をやっていますが、知りませんでした。多分、ここに参加した20人は学んだかも知れないが、他の子どもたちは、多分中学生たちは、知らない子が多いのではないでしょうか。やったからには、わかるようにしないと、やる側の自己満足になってしまうので、みんなで、知恵を出して考えているわけですから、皆さんに分かりやすく浸透するような、「自分づくりから人づくり、仲間作り」ですとか、「羽村を支えていくんだ」ということになればいいのかと思いました。

    (委員) 基本理念は原理原則論ですから、難しい文言でいいのかなと思っていました。先程、「楽しみ」と言う話がでまして、私も実際、地区委員の活動を行っておりますが、やはり楽しくなくては、どんなに学びの部分が強くても長続きしないと思います。そういった点で、この基本理念の中に「楽しみ」という文言を入れていただくのと、やはり生涯学習基本計画という名前自体が、一般的には読みにくいものだと思います。そのなかで基本理念の中にインパクトのある「楽しみ」が入ってくることによって、もう少し内容が読みやすくなるのではないかと思います。

    (委員) 私はこの基本理念は立派な文章であると思います。事務局でもご説明いただきましたけど、この「学び」のところの「自主的・・・・・」というところには、自分が興味が無ければ、知識や技術などを取得する考えにはならないと思いますので、皆さんの言われた肉付けしたような部分については、この中に入っていると思いますし、理念の文言としてはこういったものでもよいのかなと思いました。「活かし」のところで、社会貢献活動を生涯学習に位置づけることは、難しいのかなという部分もありますので、もう少し噛み砕いた文章でもいいのではないかなと思いました。

    (委員) 理念としては、こういう形でいいのかなと思います。自分で得たものを、社会貢献活動で活かしていく、という言い方でいいのかなと思いました。ただ、つながっていく、創っていく、伝えていくということが、言い方として社会貢献活動でいいのかなと思いますので、もう少し柔らかい言葉があればいいと思いますが、四つのキーワードは良いと思います。

    (委員) 全体的には堅い表現だと思います。もっと柔らかい表現の方が良いのかなと思いました。「つながり」の中では、「仲間作り」みたいなものを入れていただいた方がいいのかなと思いました。「学び」のところでは、楽しくないと学びは続いていかないのではと考えました。学びの中に「楽しんで」と入れていただいた方が良いかなと思いました。

    (委員) 全体的にはこれでいいのかなと思いますが、皆さんから「楽しみ」ということが出てきましたが、このサブテーマ「自分づくりから人づくり、そしてまちづくりへ」とありますが、「人づくり」を「仲間作り」とすると少しは変わるかなと思います。義務教育の段階で、生涯学習の基礎基本を自ら学ぶ姿勢、態度、能力をしっかり身に付けないと、(サブテーマが)生きてきません。そういう意味で、義務教育の時代に学習活動や体験活動が大切ではないかと思います。

    (委員) 基本理念というのは、生涯学習の基本的方向性を示すものなので、表現の方法としては基本的にはこれで良いと考えています。この四つの言葉の中には、市民が主体だということが含まれていると思いますので、こういった表現になりますが、各委員さんがいったように言葉をもう少し平易にすることも一つの工夫だと考えております。あと一点、事務局にお聞きしたいのですが、あくまでも「学び」「活かし」「つなげる」「創る」ということで、象徴的な概念として、これからも活かされていくことかと思うので確認しておきたいのですが、この「活かし」という言葉は、教育基本法の第3条の生涯学習の基本理念の中ですと「生」と言う字が使われておりますし、第3次羽村市生涯学習推進基本計画(改訂版)にも基本目標として掲げられている項目の中に「学びをひろげ生かす」と「生」の字を使っています。今回の理念を定めるにあたって、「活」という字を使われることには何か考えがあってのことだと思いますので、それを確認したい。

    (会長) ただいまの意見については一通り終わりましたら、事務局から説明をお願いします。

    (委員) 一つ目は、生涯学習を羽村市としてどう定義づけられるのか、どうお考えになられるのか、ということですが、この四つの項目が、唐突な感じを受けますので、羽村市としては、生涯学習をこういう人達がこういう事をすることだというふうなものが書かれていたほうが良いのではないでしょうか。その中に「楽しみ」が多少なりとも入ってきた方が良いのでは。二点目は、「学び」と「活かし」まではつくっていきます。整えます。というふうに、誰かが取り組むという趣旨が書かれているんですが、「つながり」、「創る」は育まれていきます。つながっていきます。ということなので、1・2番目が仕掛けで、3・4番目が成果という考えなのか。それとも市が、この四つすべてを主体的に取り組むのであれば「いきます」というのはどうかなと思います。「育んでつなげていきます」とか「育んでいきます」ということになります。視点が途中から変わっていくような気がしました。三点目に、「つながり」が連携・協力するところしかつながりがないので、例えば、コミュニティが形成されて行くとか、そういう部分を入れられた方が良いのではと思いました。ここからは(四点目)、言葉尻なんですが、「学び」のところの「自主的に必要な知識・技術」の部分の「必要な」は、自己実現に必要なのか、「自己実現を図るために自主的に知識・技術の習得や」とされてもいいのかな、と思います。「必要な」は何に必要なのかなというのが気になりました。それから、五点目は、「人づくり」の「人」は、ひらがなにした方が現代的な文言として妥当なのかなと思いました。

    (副会長) 基本理念は難しいですけど、キャッチフレーズと考えていいと思います。御用とお急ぎの方に対する「売り」なんですね。こんな厚いレポート読めませんから、改訂版が出たんだけど何が売りなのか、どこを読んだらよいのか、ということに市民は、興味を持つわけですから、キャッチフレーズとして文章は相当練らないといけません。事務局は苦労されたとは思いますが、各委員さんのご指摘・ご意見を入れ込んで、文章を相当直さないといけないでしょう。個人的な意見としては、つながりとしては、「学び」、「活かし」、「つながり」とずっとキャッチフレーズとしてのタイトルになっているので、「学び」を最初に持ってこないといけない気がしますが、「学び」は全てにかかってきます。「活かす」のも学びだし、「つながり」も学んでいかないといけない、「創る」も学びつつ創るのだから、「学び」を改めて冒頭で出していく必要があるかどうかについては、大議論が必要かと思います。キャッチフレーズですから市民にアピールしていかないといけないものだということを念頭において、今日は、「学び」が頭にあるが、取った方がいいのではないか、それとも、事務局案のとおり、出しといた方がいいのではないか、また言葉の数としてこのまま、四つでいいか、縁起もかついで三つがいいか、五つがいいか、そのあたりの議論は事務局が悩んでしまうので、今日していただい方がいいのでは。もう一点ですが、本日議論したのは、基本理念ですが、キャッチフレーズというのは総体がある程度見えてこないとイメージがつかめないですね。施策の内容についてお話なられた方がいらっしゃいましたが、抽象度が高いだけに誤解が発生しやすい。そういう意味で、基本理念の下に、基本目標があるわけで、改訂版の基本目標は五本柱であり、その上に基本理念があります。基本理念を活かした形で基本目標があり、さらに、施策の方向ということになって、具体的な施策が見えてくるわけです。今日は帽子の部分を議論したわけですから、基本理念と基本目標をクロスした形で議論するのもいいのかなと思います。本市の進め方としては、今日は理念の議論に重点を置いたということですから、次回以降は基本目標の検討となると思います。そのあたりを踏まえて、基本理念について、基本目標に関わる部分の話も含めて、大変良い議論が出来たと思います。これから具体的な計画の内容に入ってまいりますので、今日の皆さんからの意見を十分取入れられた上で、この内容が書き換えていただきたい。その意味では、素晴らしい意見がたくさんあったなと申し上げておきたいと思います。

    (会長) ありがとうございました。副会長の意見がありましたように、四つの項目は、数字は良くないとありましたが、皆さん何か意見はありますか。

    (委員) 四つでいいかどうか考えてみました。その中で、足りないと思ったのは、「伝える」、「伝承する」という言葉があったらいいなと思いました。

    (会長) 他にありませんか。皆さんのご意見を踏まえまして、事務局からありますか。

    (事務局) 事務局に対する質問もいただきましたので、お答えしたいと思います。まず、「活かす」の文字の使い方ですが、確かに、教育基本法の生涯学習の理念の「いかす」は「生」です。いままで、使っておりました、改訂版でも「生」でした。ここであえて「活」という字にしておりますのは、意味としては、同じなのかもしれませんが、「創る」のところに「活力」、特に「楽しみ」をもって活動をしていただく、学習活動の場合には、そこから活力がうまれてまいりますので、そういったところから、さんずいの「活」を使っております。また、他の計画等を見ますと、さんずいを使っているところもありますし、「生」の字を使っているところもみられます。どちらでもよろしいかと思いますが、事務局といたしましては、冒頭に申しましたところから、さんずいを使わせていただきました。それから、副会長からキャッチフレーズ的な文言があればということの発言がございましたが、事務局の方でも語呂ではありませんけれど、言いやすさ、馴染みやすさに留意して、「学び」、「活かし」、「つながり」、「創る」というところを持ってきたという所でございます。次に、「学び」の部分でございますけど、副会長からお話がありましたように、確かに、「活かし」にも「つながり」にも「創る」にも学びがあります。あえて「学び」を一番先に持ってきたのは、何をおいても、まず、基本になるのは学ぶこと。その「学び」が一番重要なところで、基本にあると思います。そういったところを踏まえて、「学び」を最初にもってきました。ご質問をいただいたところは以上です。

    (会長) 質疑はここまでとしたいと思います。皆さんからいただいたご意見につきましては、十分に配慮して事務局の方で修正をお願いしたい。

    (事務局) 副会長からありました四つでいいのか、三つでいいのか、その点について、ご意見があれば事務局の方でも考えますが、その点はどのように取り計らっていけば良いのでしょうか。

    (会長) ただいまの基本理念の四つの課題がありますが、さきほど「伝承」というようなご意見もありましたが、基本理念の四項目について、このままで良いのか、この辺のところのご意見はいかがですか。

    (委員) 「伝える」というものあってもいいのかなと思います。一つ一つのキャッチフレーズにつている文章を短くしていくなかで五つにされればいいのかな。そうすると、上に五つつながって生涯学習になる。ただ、先程のキャッチフレーズの観点からいうと重いかなという印象はあります。短ければ、短いほど良いのでは。

    (会長) キャッチフレーズですからあまり長くない方がよろしいと。そういう話がありました。副会長からは、四つだと(良くない)という話もありました。皆さん方のご意見を伺いましたが、基本理念についてはキャッチフレーズ的なものということですから、こういう形でこれからも進めるということでよろしいですか。

    (副会長) 「学び」、「活かし」でもいいんですが、最後に生涯学習がくると、生涯学習イコール学びと考えると、狭い意味で、「学び」といっといて、また最後に生涯学習と言ってしまうことになり、「活かし」も「つながり」も「創る」も全部生涯学習ですから、最後の生涯学習のなかに「学び」は十分入っているという考え方で良いのではないでしょうか。みなさんはこの四つが併記されている、「創る」のあとに何か来るんでしょうか。皆さんがよければ、私の意見はいいませんので、皆さんの意見で事務局は考えて欲しい。

    (会長) 今お話がありましたとおり、三つにするか、五つにするか、また、「学び」と「生涯学習」は同じ意味だということなので、キャッチフレーズの「学び」「活かし」をどうするか、これらについて、皆さんの意見を尊重しながら、事務局の方でも検討していただき、次回の時には、方向性をお示ししていただくということで、預かりとしたいのですがよろしいでしょうか。事務局よろしくお願いします。

    (事務局) 承知いたしました。

    (会長) では次に議事(4)、資料6につて事務局から説明をお願いします。

     

    (4)次回以降の日程について

    (事務局) 基本理念のなかの部分につきまして、さまざまなご意見をいただきましたので、修正の案を事務局で作成いたしまして、特に、冒頭の部分につきましては、三つとか五つとか意見がありましたが、「伝える」を入れたらとかのご意見もありましたので、何案か作りたいと考えております。次回お出ししたいと思います。また、内部の委員会の方ではライフステージごとに部会をもっておりますので、その部会で現状と課題、今後の方向性について、事務局のたたき台に対する意見の集約をしているところであります。その後、策定委員会で内容を審議して、その後、皆さんにご提示するような予定となっております。次回にその一端でもお示しさせていただいて、ご意見を戴く場面が出来ればと考えておりますが、基本的には、本日の修正案を次回の審議会にお示ししたいと考えております。

    次に、1~3月までの日程ですが、事前に皆さんのご予定をご確認させていただき、規定にあります過半数以上のご出席が得られる旨を確認いたしましたので、お示ししたところですが、3月の日程について、大変恐縮ですが、変更が生じております。この日程でご了解いただければと存じます。

    (会長) 資料6の第7回審議会が3月23日となっております。以前は3月22日とご案内させていただきましたが、3月23日でよろしいでしょうか。都合がつかない方3名ですか。それでは第7回審議会は3月23日に行います。以上で、本日の議事につきましては、全て終了いたしました。皆さんのご協力ありがとうございました。次に、その他ですが、事務局から何かありますか。

    (事務局) 特にありません。

    (会長) それでは、これで第3回の審議会を閉会させていただきます。皆さんのご協力ありがとうございました。

     

    午後8時50分閉会

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