第五次羽村市長期総合計画（基本構想・基本計画）

　本市は、四季を通じて、市民の生活にうるおいを与える多摩川の清流をはじめとする自然環境にも恵まれた職住近接のまちとして発展してきました。
　平成13年には第四次となる羽村市長期総合計画を策定し、温かい心のかよい合うまちづくりを推進してまいりました。
　市制施行から20年を経過した今、引続く世界的な景気の低迷、東日本大震災とそれに伴う原子力発電所の事故、世界のどの国も経験したことのない人口減少と少子高齢化の進展は、市政運営にも大きく影響を及ぼしています。
　制定から60年以上が経過した地方制度は、地方分権改革による見直しが進められ、その一環として市町村の基本構想策定義務が撤廃されました。さらに、地方自治の一層の推進を図る観点から、あらためて基礎自治体の担うべき役割などについての議論がなされています。
　こうした社会経済状況の変化の中にあっても、地域の特性を生かして、自主性と自立性を高め、総合的かつ計画的に住みよいまちづくりを進めていくためには新たな指針が必要であると判断し、基本構想として定め、第五次羽村市長期総合計画を策定いたしました。
　この計画では、まちづくりの基本理念として「自立と連携」を引き継ぎ、市の将来像を「ひとが輝き　みんなでつくる　安心と活力のまち　はむら」としています。
　これからの10年間、市民の皆様、事業者の皆様とともに手を携え、絆を深め、英知を結集して、子どもから高齢者まで、市民だれもが明るくいきいきと輝くまち、それぞれが持てる力を発揮して協力するまち、安全で安心して暮らせる活力のあるまちを目指してまいります。
　結びに、本計画の策定にあたり、ご審議を重ねていただきました「長期総合計画審議会」、貴重なご意見・ご提案をお寄せいただきました「はむら市民懇談会」をはじめ多くの市民の皆さま、羽村市議会、関係各位に心から感謝申し上げます。