第五次羽村市長期総合計画後期基本計画（基本構想・基本計画）

　本市では、平成24年に策定した基本構想に定める将来像「ひとが輝き　みんなでつくる　安心と活力のまちはむら」の実現をめざして、これまで第五次羽村市長期総合計画前期基本計画期間の5年間、さまざまな施策にチャレンジし、積極的な事業展開を図ってまいりました。
　一方、この間、地方自治を取り巻く状況もまた変化を続けております。
　数次にわたる地方分権一括法の制定による地方分権型社会の進展や、少子高齢化を背景とした本格的な人口減少社会の到来、情報化・グローバル化社会の進展、価値観の多様化や近隣関係の希薄化、国・地方を通じた経済の先行きに対する不安、頻発する自然災害に対する安心・安全なまちづくりの取組み強化など、行政需要やニーズは累増しております。
　市では、こうした時代の転換期にあって、改めて、市の現状と課題を整理し、ニーズや課題に向き合い、未来につながる持続可能なまちの発展に対する展望を示すために、この度、多くの市民の皆さんの声をお聴きし、今後5ヶ年のまちづくりの指針となる第五次長期総合計画後期基本計画を策定いたしました。
　本計画では、「自立と連携」を、まちづくりの基本理念として引き続き掲げ、個々の施策の着実な推進を図るとともに、これからの市が進みゆく5年間を見通し、施策の枠を超えて、積極的・横断的に推進していくべき取組みをプロジェクトとしてまとめ、より一層の取組みの充実と推進を図っていくこととしております。
　本市が今後も自立した成熟都市として発展を続けるために、市民・事業者の皆さんと手を携え、英知を集め、ともに汗をかき、オール羽村の体制で計画に掲げる施策に全力で取組み、遂行してまいる決意でおります。
　結びに、本計画の策定にあたり、ご審議を重ねていただきました「長期総合計画審議会」の皆さんを始め、羽村市市政世論調査、市長とトーク、市長と語る21などにおいて、ご意見・ご提案をお寄せいただきました多くの市民の皆さん、羽村市議会、関係各位に心から感謝申し上げます。