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    平成25年度第4回羽村市生涯学習基本計画推進懇談会会議録

    • [2016年5月27日]
    • ID:6412

    平成25年度第4回羽村市生涯学習基本計画推進懇談会会議録

    日時

    平成25年10月10日(木) 午後7時00分~9時25分

    会場 

    羽村市役所3階 庁議室

    出席者 

    委 員 金子秀夫座長、藤澤昌一委員、岸浪一正委員、市野 明委員、加藤純夫委員、井上寛子委員、日請正和副座長、大瀧由章委員、巖川裕士委員、小倉 勇委員、熊切康雄委員、村上ひかり委員、藤田能成委員、指田洋次郎委員

    欠席者 

    指田幸三委員


    議題

    1. 開会
    2. 議事
      (1)第3回羽村市生涯学習基本計画推進懇談会会議録について
      (2)羽村市生涯学習基本計画実施計画進捗状況(平成24年度)について
          (1)「学習基盤と推進体制の充実」について
          (2) 各ライフステージを通して
      (3)各委員からいただいた意見のまとめ
      (4)生涯学習を推進するにあたって
      (5)懇談会に参加して
    3. その他

    傍聴者

    なし

    資料

    • 第4回羽村市生涯学習基本計画推進懇談会 会議次第
    • 第3回会議録
    • 羽村市生涯学習基本計画実施計画進捗状況(平成24年度)【青年後期から学習基盤と推進体制の充実】
    • 羽村市生涯学習基本計画推進懇談会委員の意見


    会議の内容

    1.開会

    (生涯学習総務課長)皆さんこんばんは。ただ今より、第4回羽村市生涯学習基本計画推進懇談会を開会させていただきます。本日はお忙しい中、お集まりいただきましてありがとうございます。定刻になりましたので始めさせていただきます。
     まず、事務局からご報告をさせていただきます。前回の会議におきまして、懇談会の開催回数について発言させていただきましたが、今年度については、当初から全4回ということで委員の皆様にも説明させていただいておりましたので、本日の会議を最後にさせていただきたい旨をご了承いただければと思います。
    それでは会議に入ります。本日の傍聴者はございません。
     では、金子座長に進行をお願いいたします。


    2.議事
    (座長)
    皆さんこんばんは。それでは議事に入ります。
    まず始めに、会議に先立ち、お願いがございます。円滑に議事を進行するため、発言のある方は、挙手をお願いします。私から委員を指名いたしますので、その後、発言をお願いします。
     また、事前に「議事進行について」をお送りしております。会議の前半はこれまでと同様、事務局から出された資料を基に発言をいただき、後半については、羽村市の生涯学習の推進にあたって、日頃、委員が感じていることを自由に発言いただく時間にしたいと思います。
     また、本日お忙しい中ご出席の方も多く、市野委員と指田委員につきましては、会議の進行状況により中座する場合がある旨をあらかじめ伺っておりますので、よろしくお願いします。


    (1)第3回羽村市生涯学習基本計画推進懇談会会議録について

    (座長)議事の1項目め、「第3回羽村市生涯学習基本計画推進懇談会会議録」について、事務局から説明をお願いする。

    (事務局)事前に配布している第3回懇談会会議録について、主にご自分の発言の中で訂正等はあるか。無ければ、会議録については委員氏名を削除した後に窓口での閲覧、市公式サイトへの掲載を行う。

    (座長)訂正はあるか。

    (委員)11ページの私の発言の中の「PTA会費や町内会費も払えないという話も聞く」という部分は、「PTA会費も払っているので、町内会費は払えない」という趣旨の発言をしたので、訂正願いたい。

    (座長)了解した。
    私の発言についても一点、事務局に確認をお願いしたい。9ページの「この事業は学校の単位の中に含まれるのか」という発言があるが、私としてはこのような発言をした記憶がない。

    (事務局)確認後、座長に報告させていただく。

    (委員)12ページの中段、「まずは学校や地域が主体となって、そこから広がっていったら良いと思う。」という部分については、他力本願な発言に捉えられるが、決してPTAが学校や地域に任せきりにしようという気持ちで発言したものではない。

    (事務局)誤解を招くようであれば削除してよろしいか。

    (委員)この部分は削除していただいて構わない。

    (座長)他に訂正等はあるか。無いようなら、訂正後、委員の氏名を削除し、窓口での閲覧、市公式サイトへの掲載を行う。


    (2)羽村市生涯学習基本計画実施計画進捗状況(平成24年度)について

    (1)「学習基盤と推進体制の充実」について

    (座長)「羽村市生涯学習基本計画実施計画進捗状況について」を議題とする。事務局から説明をお願いする。

    (事務局)<資料に基づき説明>

    (座長)前回審議できなかった資料43ページ以降について、発言をお願いする。

    (委員)49ページのスポーツ推進課の「グラウンド・テニスコートの提供」について、「テニスコート7面を提供」とあるが、武蔵野公園のコートの状況が悪く、平成24年度はほとんど5面しか使われていなかった。担当部署に改修を要望して、ようやく今月19日に使用できることになった。

    (事務局)富士見公園のテニスコートは使えたが、武蔵野公園のテニスコートは使えなかった。5面は使えたが、2面は使えなかったということか。

    (委員)そのとおりである。

    (事務局)その点については確認をさせていただく。

    (委員)対応が遅すぎるということだ。4月に改修を始めるというのが7月になり8月になり、結局使えるようになったのが10月である。そのようにルーズなやり方をしていたのが非常に問題だと思う。

    (座長)そのような意見が出たので、事務局で確認をお願いする。
     その他に発言はあるか。

    (委員)43ページ、「人材の育成と活用」の「生涯学習コーディネーター養成講座」はいつ頃から始める予定なのか。
     また、「生涯学習音楽指導員」という資格があり、1日8時間の講習を3日間受講するとその資格が得られる。私はその資格を持っているが、参考までに、そういった資格のことを把握されているか。

    (事務局)委員から情報提供いただいた資格が、生涯学習コーディネーターという資格と同じものかは、担当課に確認したい。
    この計画の中では、生涯学習コーディネーターの育成をするということで、平成24、25年度中に計画し、平成26年から実施することになっている。その際には、ご協力いただくこともあると思うのでお願いする。

    (座長)他にはあるか。

    (委員)66ページ、「推進施策5 生涯学習推進体制の充実」について、実績が0回となっており、<今後の課題>が「生涯学習推進委員会を設置する」とある。<内容・今後の方針>で「生涯学習推進委員会(仮称)による進行管理を行う」とあり、<目指す姿>で「生涯学習基本計画の効果的な推進を図ります」とあるのに、実績が0回ということは、推進が図れなかったということか。
    生涯学習基本計画審議会で計画が策定され、この計画を推進するのが生涯学習推進委員会であると思っている。ということは、全く機能していなかったということになってしまうが、その点について説明をいただきたい。

    (事務局)「生涯学習推進体制の充実」の中の「生涯学習推進委員会」と、「生涯学習基本計画推進懇談会」というのが、この事業を推進していくうえでの大きな柱となる。平成24年度からそういった体制を取りたかったが、委員会の設置には至らなかった。
    生涯学習を推進していく手法としては、本懇談会で審議していただいたことを、庁内組織である生涯学習推進委員会にフィードバックし、議論していくことを考えている。
    生涯学習基本計画審議会とは、計画の策定や見直す時などに市民の皆様にお願いするものであるが、計画の進行管理や点検などについては、生涯学習推進委員会と生涯学習基本計画推進懇談会をもって、今年度からチェックしていくこととなる。

    (座長)他に意見はあるか。

    (委員)今の確認だが、生涯学習推進委員会とは、生涯学習基本計画推進懇談会の議論の結果について検討するということか。

    (事務局)この懇談会で意見をいただき、生涯学習推進委員会で計画の進行などを検討するということになる。

    (委員)今年度に関しては、この懇談会は4回開催したが、生涯学習推進委員会は開催したのか。

    (事務局)まだ開催していないので、今回いただいた意見をまとめたうえで、生涯学習推進委員会に反映させていきたい。

    (座長)その他に発言はあるか。
     では、私から質問をさせていただく。推進施策「人材の育成と活用」のうち、計画事業「生涯学習コーディネーター養成講座の実施」については、講座を実施するのは生涯学習センターゆとろぎで、生涯学習コーディネーターの登録は生涯学習総務課が行うという細分化した内容になっているのか。

    (事務局)生涯学習総務課では、「はむら人ネット」を所管していることから登録について担当し、生涯学習センターゆとろぎでは講座を実施することになる。講座を受講し資格を取得した生涯学習コーディネーターは、「はむら人ネット」に登録していただくという形で、2つの部署が連携していく。

    (座長)他に発言はあるか。無ければ次に移る。


    (2) 各ライフステージを通して

    (座長)各ライフステージを通して、何かご意見はあるか。

    (委員)前回の会議で発言した、「子育て世代への支援をもう少し充実した方が良いのではないか」ということと、もう一つは、皆さんももう取り組んでおられるが、「シニア世代、特に男性の地域・生涯学習への取り込み」にもう少し力を入れた方が良いのではないかと考える。
    羽村市を活性化していくには、やはりシニア世代の方たちをもっとうまく活用して、その方たちが地域でもっと活動できるような環境を作っていく必要があると思う。

    (座長)このことについては、事務局で検討をお願いする。ほかにあるか。

    (委員)今の発言に対する私の所見だが、「はむら人ネット」という制度はあるが、仕事をリタイアした人材の掘り起こしというものが、市としてもっと積極的に行われるべきだと常々思っていた。これはトータル的にマネジメントや指導的な立場でというのが難しいこともいろいろな状況であるかもしれないが、熟年世代になって一番貢献できるのは、頭脳の中に蓄積された経験と知恵だと思う。
    やはり羽村市ではこれを財産と考えて、単なる人材登録という表面的な捉え方ではなく、知識・情報を発掘するという積極的な行動をしていただかないと、世代間を通じて継承するという気持ちが個人的にあっても、なかなか公の形で伝えられないという歯がゆさがある。
    私自身もそのように思っているとことが多々あり、そのような意味で、各ライフステージで議論してきたことはさまざまあるが、この点にもう少し焦点を当てて、羽村の一つの特色になり得るような、新しい発想で事務局をはじめとして努力をしていただけないかと思う。

    (委員)補足してもよろしいか。私は、ここにいる委員の中の方と一緒にそば道場というものを作って活動している。これはもともと中高年を対象とした講座が基となって作られたものである。このような参加し易いものから地域の活性化というものを図りながら、さらにもっといろいろな所で展開していかなければいけないのではないかというのが私の発言した趣旨である。

    (委員)ライフステージに関して私の意見がいくつかある。
     まず1点目は、非常に事務局が苦労して資料をまとめているのだが、我々のような懇談会のみに留まらず、共通資料として公表しやすいような資料にまとめる工夫が必要ではないか。つまり、基本としての考え方、ロードマップと表現するが、大きな基本方針はロードマップの中で段階的に具体化されていくという情報資料の構成になると思う。この資料を見れば、基本的な考え方や取組む方向性というものがわかる、というまとめ方が必要だと思っている。
     2点目は、この前の懇談会の後から状況が変わって、2020年のオリンピックが東京に決まった。これからの青少年に対して、積極的に国がボランティアなどで自分の役割を認識して、指導していくという方針も打ち出される中、羽村市として実施計画の中でどのように取り組んでいくかという議論が、当然されていかなくてはならない。私の知る限りでは、すでに奥多摩町で、カヌーのそういうようなことがオリンピックの競技選手共々取り組まれている。青少年育成ということで、オリンピックに関して、ボランティアや通訳など羽村市の中でやりたいという人は多いのではないかと思う。その辺りの掘り起こしをしたらどうかと思う。
     3点目は、そのような観点で、東京都、羽村市、マクロ的には国という大きな枠の中で、生涯学習基本計画の今後の展望が少し見えてきたかと思う。羽村市は、大企業がたくさんあり、住環境も整っている。このような特色を生涯学習基本計画の中にどう反映するかという視点で、計画の見直しがあった方が良いと思う。

    (委員)国体が終わったところだが、これを推進するのに4年くらいかかり、東京都体育協会から人材育成地域推進事業という形で、各市町村に約300万円から400万円の補助金が出た。羽村市の体育協会加盟団体がこの事業を活用してジュニア育成を進めてきた。
    まだはっきりとは分からないが、7年後の開催に向けて子どもたちを育成するという話は出てくるのではないか。国体のときのような形でやっていただければありがたいと思っている。

    (委員)青年後期に掲げる事業が、その世代の人のニーズを重視するものになっていないのではないかと思う。市の方でいろいろとプランニングして、ここに青年後期の事業がいくつか挙げられているが、もう少しこの23~39歳の男女を対象に、何を勉強したいのか、どうすれば地域に参画できるのかということを、アンケードを実施するなどよく聞いていただいて、事業を10も20もやらなくていいので、3つくらいに絞って深く掘り下げれば良いのではないかと思う。

    (座長)他に意見はあるか。

    (委員)小中一貫教育についてこだわりがあるので伺いたいが、平成26年度以降はどのような見通しになるのか。

    (事務局)手元に資料はないが、当然その後の小中一貫教育をどうするかということは、これまでの実施状況などをもとに検証したうえで、今後の計画に反映していくことになる。

    (委員)私の知っているところでは、本当にこれは小中一貫なのかと疑問に思うところがある。小中一貫教育という言葉が不適切なのではないかということで、教育委員会で小中連携といった名称に変えるとか、そういう要望を聞いていただけるのか。

    (事務局)小中一貫または小中連携のどちらにしても連携している部分はあり、9年間を1つのスパンとして考えるということなので、そのような意味で小中一貫という名称になっているのだろうと理解している。
     小中一貫という名前のために、この事業に問題が生じるのかどうかについては疑問であるが、それとは別に、考え方としては9年間で子どもたちに必要なものをすべて与えるのが最終目標になる。前にも話したが、名前にとらわれることなく、その重要な部分は履行していきたいと思う。特に名前を小中連携にするという意味での検討が行われることはおそらくないだろうと思う。

    (座長)まだ発言があるかと思うが、その部分については、最後のフリートークの部分で発言していただきたい。


    (3)各委員からいただいた意見のまとめ

    (座長)議題3について、事務局から説明をお願いする。

    (事務局)<資料2により説明>

    (座長)今回の会議での発言内容も加えたうえで今後の庁内での取り組みや生涯学習推進委員会等で活用していただきたい。
     意見などあればお願いする。

    (委員)小中一貫についてだが、先程の事務局の発言内容は国の方針なのか。

    (事務局)国でも小中一貫教育というものを実施する取り組みをしている。まず一番ネックになっているのは、「中一ギャップ」と言われている。小学校から中学校に上がった時に、そこでつまづくことがあるので、6年・3年というスパンを、9年間という見方をして学力を付けていく。
    繋ぎをうまくして、中学一年になった時につまづきの無いように進学していくのが小中一貫のメリットだと思う。羽村市としてはそういった意味で実施させていただいている。
    課題としてはそれ以前の部分で、就学前の保育園・幼稚園に通っていたお子さんたちが、小学校に上がった時に、新たな世界に入っていくわけですので、やはり「小一ギャップ」と言う新たなつまづき等も見られるので、現在、市では、その部分についてもスムーズな移行ができるような形をとっていきたいと考えている。

    (委員)国から、指導要領として、具体的に文書で来ているのか。

    (事務局)担当ではないので、詳しくは分からないが、指導要領についてはあくまでも小学校・中学校という形で出ている。先程の説明のとおり、市としては9年間を見据えた形で、小中間の交流などを通じてスムーズな義務教育期間が過ごせればと思っている。

    (委員)発端は心理学から始まったのだと思うが、中学校は副担任もいるわけで、ギャップがあるのは基本的には当たり前だと思う。どこまで環境が変わるたびに手当てしてあげなければいけないのか。人間的に弱ってしまうのではないかと私は思う。中学校において、「中一ギャップ」に対する十分な手立てがなされていないという話だろうと思っている。中学校でもっと学校が子どもに寄り添うような体制作りができるはずだ。

    (座長)資料2について意見はあるか。無ければ次に移る。


    (4)生涯学習を推進するにあたって

    (座長)事務局から説明をお願いする。

    (事務局)生涯学習を推進するにあたってのフリートークという形で各委員からご意見をいただきたい。
     今後、生涯学習を推進するにあたって、市や各団体、市民などが取組むべきことなど、自由に意見交換していただきたいと思う。

    (座長)委員から資料を用意していただいているので、各委員に配布させていただきたいがよろしいか。

    <全委員了承>

    (座長)委員から説明をお願いする。

    (委員)子どもたちがこれから育っていく環境を考えて、ある委員はそば道場をやっているなど、文化に触れる機会はたくさんあるのに、我々がそれを知らずにいることもあるのが少しもったいないと思っている。また、ある委員のお話でも、新しい発想でということで私なりに考えた資料がこちらになる。
     2ページをご覧いただきたい。先程の各ライフステージの、特に乳幼児期・少年期の中で「遊び」という言葉が一つも出ていなかったことに着目し、保育園の現状や子育てを通して「遊び」を「教育」という面から掘り下げていただきたいと思う。また、それを生涯学習という基本になる部分、子どもたちがいかに遊んだかによって、その後の青年期・壮年期に貢献していくような基盤を培うためにも「遊びの力」を見直したいと思う。生涯学習基本計画の第1章にも「生きる力」という言葉が出てきたことに非常に感銘を受け、「生きる力」を身に付けるためにも「遊びの力」を取り戻していきたいと考えている。
     3ページをご覧いただきたい。「遊びは生きる力の源」ということで、本から抜粋したものが掲載されている。「遊びの力」を発揮できる環境「冒険あそび場」というものが全国にあるが、そういったものも羽村市で実現できないかということで書かせていただいた。
     最後に5ページでは、私の具体的な意見・要望として、羽村市生涯学習基本計画の、乳幼児期・少年期への計画の提案を挙げている。施策の方向として「子どもたちが(遊びを通じて)生きる力を育むことを支援します」。
    また、推進施策として「遊びの力を発揮できる環境・冒険あそび場づくりの活動への支援」という言葉を入れていただけたらと思う。その後に、乳幼児期・少年期に仲間と群れて夢中になって遊ぶ体験を通じて、青年前期の施策の方向1・2、青年後期1・2・3で、社会との関わりを持ちながら社会参画できるよう支援する大人となり、壮年期や高齢期で豊かな人間性を地域社会で生かしていけるよう支援する先達となることを目指すというものが私の意見になる。

    (座長)ありがとうございます。補足的な説明があれば、発言していただいて構わないが。

    (委員)資料を読んでいただければありがたいと思う。

    (委員)「遊び」という考えには賛成する。行政としては学習という言葉を使わなければならないというようなものを感じる。社会全体を見渡して、一番サボっているのはリタイアした我々の年代の人だと思う。まず自分たちが遊ばない。子や孫に自分たちが楽しんでいる姿を見せれば良いのにそれをしない。生涯学習として向かうべきところは、やはりリタイアした人たちをどう活用するかということだと思う。
    関連して、計画はこうして立派なものができているが、関連組織との絡みが見えない。生涯学習センターゆとろぎやスポーツセンターなどとの関連が実施に見えていないのが残念だ。また、学習の達成度を回数で表しているが、それしか方法がないのかと感じた。

    (委員)子どもの「遊び」の話などは非常に興味がある。この資料を作られた委員が、小学校などで昔あそびなど高齢者との繋がりを持つ活動をしていることは私も承知している。
     私ども文化協会は、各団体・サークルの集合体であり、生涯学習を推進するための組織と思っている。その中で何ができるかというところで考えている。私たちは生涯学習センターゆとろぎと協力しながら活動させていただいており、サロンコンサートはこれまでに43回行っていて、コンサートを開催する中で、楽器に興味を持たれた方に楽器の演奏などの活動をしてもらっている。例えば楽器のケーナというものは竹でできた笛なのだが、これを作ったら面白いという話になり昨年実行した。
     まだ実施してはいないが、文化協会講座というものを教育委員会の承認を受けて準備を進めている。ニットや陶器を題材にして2回ほど行うが、今後も継続したいと思っている。文化協会の加盟団体がいろいろな意味で興味を持てるような、若い人もお年寄りも、そこを出発点としてサークルを作ったり趣味を生かしたりと広い年代で生涯学習が推進できるようにしたいと思っている。
    文化祭でも、体験講座を行ったり、発表の場を設けたりして、活動されている人たちの生き甲斐になるようにしている。行政だけでなく、私たちも一緒に共同してやっていくという姿勢が必要なのではないかと思う。
    先ほどの人材バンクの話などもそうだが、多くの人がさまざまな才能や資格を持っているがそれを出し切れていないのではないか。そういう人たちを発掘すると同時に、行政側にもサポートしていただきたいと思っている。 
    懇談会に参加している人はさまざまな立場の方がいるので、それぞれの人がそれぞれのできることを考えていただき、推進していただけたら良い結果を生むのではないかと思う。

    (座長)ありがとうございます。

    (委員)このような懇談会では、私たち委員はこのようにあるべきだという「べき論」を言うが、さきほど委員がおっしゃったように、自分の経験や知識をどう生かすかと考えたときに、自分ならこうするというテーマが見つかりつつある。実行するための敷居をもう少し低くしていただかないといけない気がする。
    例えば、生涯学習センターゆとろぎは、体育協会や文化協会に所属していないと利用できないような仕組みになっているような気がする。また、自主的に活動する場合には、活動規模やテーマなどはそれぞれで計画する必要がある。私は、10年ほど活動を停止している英語のサークルをいつ再開するかと考えているが、例えば東京オリンピックの時に通訳のボランティアがたくさん必要になる。これを契機として、若い人や主婦などで興味を持つ人がいるならば、手助けをしようと思う。また、子どもたちが不得意とする英語に目覚める起爆剤となるようなプログラムを提供したいと考えている。
    しかし、活動を休止する前にも感じていたが、本当に活動をするための敷居が高い。私はコミュニティセンターを使用していたが、さまざまな団体が場所を取り合うと、会場の確保が難しく、英語の勉強会なのに富士見公園のクラブハウスのようなところやスポーツセンターの2階のざわついた場所で活動することになる。
    生涯学習センターゆとろぎは、会場としては理想的だが、利用したくてもその方法が分からない。以前、広報担当課の許可を得て、羽村駅や小作駅の掲示板にポスターを掲示したことがあるが、当時も今も市はたいして管理を行っていない。市の広報で認可されたポスターを、期間を決めて掲示する約束になっているが、そうでないものがある。市の広報紙には数か月前には出さないといけないという不便さもある。そのような不便さが重なると、面倒になってどうでもよくなってしまう。世代の壁を取り払ったネットワーク作りをどこかが中心になってやってもらわないと、個人のアクティビティに過ぎないのではないかと考える。

    (委員)この資料を作られた委員の「遊び」についての考え方は非常に素晴らしく、ぜひこれを推進していただければ、また違う視点で子どもの力が付くのではないかと思う。川があるのに川遊びができないから遊べる場所を作るとかではなく、川を含めたあそびの場所ができればと思う。ぜひ羽村でそのような場所を作っていただきたい。

    (委員)生涯学習の中に人材登用があったが、小学生や中学生にこのような仕事をしてきて、このようなことを学んで、何が面白いということを伝えることができる人は市内にもたくさんいると思う。毎週というわけにはいかないだろうが、学校や教育委員会は、そのような視点で年間のプログラムを組んでいるのか。学校で実施すると良いと思うテーマはたくさんあるが、なかなか現場から声が掛からないのが現状ではないか。

    (座長)ありがとうございます。人材バンクの登録の仕方などの問題もあるかと思う。

    (委員)この資料に関して発言させていただくが、やはり乳幼児期の子どもに関わっている立場と視点からの意見は素晴らしいと思う。各委員の意見を聞いていて思ったのは、羽村市の中には生涯学習センターゆとろぎやスポーツセンター、動物公園、弓道場など多くの公共施設がある。
    私は、スポーツセンターでバトミントンをすることが年に数回あるが、なかなか会場が取れないことがある。2か月前からの予約もできるが、できる時にすぐ予約しないと取れなかったり、自分たちが2か月先では予定が分からなかったりする。また、私はPTA会長という立場もあり、個人的に生涯学習センターゆとろぎの借り方を聞いたこともあり、聞いてみれば借り方もわかるが、さすがにこの立場でないとそのように行動しなかっただろうと思った。
    人ネットの話もあったが、施設も使おうと思えば使えるし、人材がいることは分かっていても、なかなか登録しなかったり、登録の仕方が分からなかったりする。登録の更新の話もあったが、そういうものが全部繋がって生涯学習に結びつくのではないかと思う。土台はいろいろなものが存在しているので、それをうまく連携付けて宣伝するかということだと思う。
    前回の会議で、PTAとしても参加者が少ないという話もさせていただいたが、保護者や市民に対して広く「啓蒙」ができると、よりこういう団体があると知らせられるのではないか。
    また、生涯学習センターゆとろぎで開催される事業の際に、会場で配られるプログラムと一緒に他のイベントのチラシを配布するなどできればもっと広めていけるのかと思う。
    人や地域、施設が制度をもっと活用できるように考えて、我々も、それぞれができることを考えてやっていくことで活動が広がっていけばと思う。

    (委員)ゆとろぎ市民の会から参加させていただいているが、もっと生涯学習センターゆとろぎに子どもや市内外の人々に足を運んで欲しいと思っている。ゆとろぎイベントガイドの発行や、はむら人ネットガイド、団体サークルガイドなどを置くなど来館された方の目に留まるようにPRの努力はしている。
     部屋が予約できないのは、私も携わっていてよく感じる。ホールなどは1年以上前からの予約となるが、部屋は空いていれば当日でもとれる。しかし、利用者が多くなかなか予約が取れないのは事実だ。
    また、市民の会には学習文化部会というものがあるが、そこでさまざまな生涯学習関連の講座を考えている。毎年行う講座もあるが、新しいものも行いたいと思い、市民公募という形で、ゆとろぎに意見箱を置いたり、受付で用紙を渡したりして、会員ではない一般の方から意見をいただき、部会で検討している。自分たちだけで考えるのではなく、市民の皆さんからの斬新な意見などをありがたく貰っている。子どもだけではなく大人の方たちも含めて、「遊び」を使った講座などができればと思う。
    毎年「子どもフェスティバル」を行っており、今年も11月9、10日に開催されるが、10日の日曜日にはゆとろぎ全館で市民の会の者が関わって、あそびの広場を開き、体験ができたり遊べたりする催し物を行う。そこにたくさんの子どもを呼び込みたいと思っているが、最近の子どもは忙しいようで、子ども対象のイベントを考えてもなかなか足を運んでもらえない。どうしたら良いかを考えることが課題となっており、対策は考えているものの、まだまだ力不足だと感じている。良いアイデアがあれば教えていただきたいし、皆さんにもゆとろぎに足を運んでいただきたいと思っている。

    (委員)生涯学習センターゆとろぎができた時に思ったことは、良い施設ができるとそれを使うための料金が大きくなる。我々はそれを知っていたので、なかなか使うのが大変だった事情も知っていた。今では逆に、以前よりも多くの方が携わっていると思うので、良くなっていると感じている。
    私などは、保育園の運動会をやるときに富士見公園を使わざるを得ない状況になることもあり、それも自分で並んで予約することもあるという大変さはあるが、皆さんもそれぞれ努力して使っているという現状はある。
    さきほど委員がおっしゃっていたが、私たちの時代の遊ぶことに関しては、川があったり野原があったりした。以前、ペリカン公園で運動会の練習をした時に、近隣の老人の方々がゲートボールをしようと集まっていた。私たちは市に申請をして来ているが、その方たちは公園があるから集まってやっていて、逆に言うと、私たちは子どものころは野原でやっていたがそういう意識とは違うのだろう。私たちが子どものころは、野原や川など自由な場所で遊んでいたし、それを今形に残して留めていくというのは必要だと思う。公共施設は自由には使えないかもしれないが、使いやすさをどこに持っていくかということはあると思う。

    (委員)大学で社会福祉士の資格を取るため、現在、街づくりについて勉強しており、興味があるので生涯学習センターゆとろぎでイベントのチラシを見てみたりするが、そうではない私の世代の人たちが、用もないのにゆとろぎに遊びに行ったりはしない。
    また、西多摩地域で活動しているので、市外の広報紙も読んでいるが、ほかの大学生などは読まないし、広報紙にどのような情報が載っているのかも知らないと思う。興味のある人は自分から情報を求めて見るが、そうでない人はきっと何も市のイベント情報を知らないだろう。私たちの団体でも、そのようなそもそも興味を持っていない人たちにどのように伝えるかがいつも課題になっている。
    環境フェスティバルに委員として参加しているが、集まった時に、市役所の職員が司会などをやって下さるが、中心でやる方が、自分たちがどういうことをやりたいのかというのが見えてこない。環境フェスティバルや他のイベントなども、数年前から他の市が始めていて、仕掛ける側が本当に必要だと思ってやっているのかというところが疑問である。中心となる方たちがあまりにも市内の人材を把握していないし、そもそもこういうことをやりたいという考えもない。
    また、他市の環境フェスティバルなどに比べて、関わっているサークルやNPO団体の数が少ない。子どもフェスティバルも、携わっている方やサークルなどが少なく、先ほどの敷居が高いという話もあったが、自分たちの団体で参加できるのかとか、会議に出席することへの抵抗などもあると思う。声掛けをすれば、もっと参加も増えるのではないかと思う。

    (座長)ありがとうございます。委員が情報の発信源になっていただくのもよいかと思う。よろしくお願いします。

    (委員)1点目に「しつけ」について提案したい。やはり街の中を歩いていて、中学生のような子が煙草を吸っていたりするのが許せないというか、おかしいと思う。どこの時点で誰に教育してもらうかは、親の責任でもあるかと思うが、きれい事というわけでもないと思う。
    私は、はむずぽでも活動しており、中学生なども来るが、こちらが何か言わないと中学生は挨拶をしない。こちらが2度3度と大きな声で挨拶をすると、「なんだこのおじさんは」というような顔をする人もいるが、次に来ると小さい声でも挨拶をするので、これは打てば響くこともあるのだと思った。
     次に、最近テレビで放映されていたのが、日本とベトナムの先生がベトナムの解放のときにお金を出したというドラマがあったり、ユダヤの外交官の人が本来助けてはいけないのに助けたという話があったり、日本の歴史や文化を、日本人が分かっていなくて、しかし最近オープンになってきている。特に戦前・戦後で歴史や文化が封鎖されているのか、以前「あなたは日本の有名な人を知らない」と言われたことがあり、とても反省し、それ以来図書館で少し本を読んでみたりした。やはりきちっと教えておかないと、今憲法改正などが新聞で取り上げられているが、若い人の歴史認識について何か対策をお願いしたい。
     最後に、ハンディキャップを持たれた方に対して、青年後期辺りで一つあったが、精神障害とか発達障害とか、そのような言葉すら知らなかったが、今日その関係の活動をされている方とお会いした。このハンディキャップのある方に、ご本人が望むもの望まないもの、たとえば一流大学を出たけれどもうつ病になったという人は突然ハンディキャップを背負うことになる。これはどうするかというと、もちろんメンタル云々はあるが、自力で何とかできる部分と、人に助けてもらわないとできないこと、いろいろ考える時期が来ていると思う。
     以上について、計画の中でご審議いただけるなら入れていただきたい。

    (委員)最近、富士見公園で少年野球やサッカーを見ていて思うのだが、子どもが携帯電話やゲーム機を持って来て遊んでいて、何をしに来ているのか分からないようなことがある。携帯電話は親と繋がっていることもあるかもしれないが、そもそも来るときはそのような携帯電話やゲーム機を持って来させないという指導をするべきだと思う。
     また、これは市の方にも言わなければならないことなのだが、スポーツ推進課などで施設を予約できるシステムがあるようだが、あれがあると一人の市民の人がたくさん予約してしまう。利用する大半は市外の人で、テニスコート3面を2時間や3時間占領している状況になっていて、手の打ちようがない。福生市のテニスコートは、1時間800円、2時間で1,600円だが、羽村市は2時間で300円となっている。これだと、ますます他市からの利用者が止められなくなる。そのような状況なので、これは改善していただかなければならないと思う。
     それと、少年期の中に定められているテーマがあまりにも多すぎる。「生意気なぐらいが丁度いい」という歌詞もあるが、生意気になるといじめになってしまって、生意気になれないということもある。多少親分子分のように、上になって他の子を指導していく子どもがいた我々の時代とは違うけれども、環境作りは必要だと思う。
     プラスの話としては、スポーツ推進課と羽村市体育協会が連携して、トレーニングルームを開放しているが、スタジオの参加者は4月から7月までで約9,000人で、ジムの方は6,200人ぐらい、合計で15,000人くらいになっている。非常に盛況だが、60代の方が非常に多い。その次が50代で、早く来なければ参加できない状況で、トレーニングルームはトレーナーのおかげでもっている状態だ。これからますます活性化していきたいと思っている。
     また、私は羽村市のテニス連盟の会長もやっているが、ジュニアテニスでは3年生から6年生まで21人メンバーがいて、最近また増えつつある。もし皆さんの周りにテニスをやりたいお子さんがいたら、小学校6年生まで指導しているので、ぜひ参加してほしい。

    (委員)このような資料を作っていただき、委員には、発言だけではなく実践もしていただいていて、とても良いことだと思う。
    生涯学習の中で思ったことは、「楽しく学び」とここにも書いてあるが「よく学び、よく遊び」というのは昔から言われていた。遊びの中から学ぶというのも言われていた。さきほど委員からも「しつけ」の話が出たが、昔、私が中学生のころには授業に「道徳」というものがあり、マナーや人間としてやって良いこと悪いことを学ぶという科目があった。小学校・中学校では授業があって、非常に意識しているのだろうが、高校生・大学生になるとそれがなくなって、先程言ったように挨拶ができないとか、話ができないことが非常に多いと感じる。そのような中で、この生涯学習のベースとなる部分に、考えて動くのではなく、自然と体が動くような学習が欲しいと思う。
    また、生涯学習センターゆとろぎの話などがあったが、箱の中で遊ぶのではなく、自然の中で楽しく遊んで学ぶというのも生涯学習の中で入れていただければと思う。特に、羽村は自然が多く、私も幼いころから川や山で遊んでいた。しかし最近は川で遊んではいけないとまで言われ、せっかく多摩川があるのに見ているだけになってしまう。多摩川の向こう岸に芝生になっているスポーツ広場があり、そこに火を使って炊飯ができる場所があり、昔は私もその施設を使って川で魚釣りをしたり、バーベキューやキャンプをしたりしていた。
    山は羽村市ではないが、そこで遊ぶことについて、ただ子どもが遊ぶだけではなくて、そこで遊びについて詳しい人が遊び方を教えて、食べていいキノコを教えたり、とってはいけないものを教えたり、そのようなことを通じながら学習していくようなプログラムがあれば良いと思う。施設の中でいろいろやるのも良いが、自然を通じてできることもたくさんあるし、スポーツとは別に、生活の中での遊びは、人間が成長していく中に最近無いように思う。遊びばかりの人もいるが、要するにバランスが取れていないと思う。うつ病なども問題になっているが、結局自分の中に遊びがないからそうなってしまうのだと私は思う。
    最後に、生涯学習の中で、外部講座の採用が無いように思う。例えば明星大学の講座が年に何回かチラシで入っているが、そういった大学や杏林大学、専門学校との提携を通じて、講座を利用できるように斡旋するとかあっても良いと思う。生涯学習の中にはもちろん、「遊ぶ」ことと「学ぶ」ことがあるのだということをベースに考えていただければと思う。

    (委員)皆さんの関わっている団体の話なども出てきたので、生涯学習の切り口について聞いていただきたい。
     市外の個人団体が、羽村市の施設を利用することは基本的にはあり得ないと思う。ある区の例では、「原則として、区内に在住在勤でない人は利用できない」としている。
     それから、同じ施設を同じ個人や団体が繰り返し利用することを禁じている。これは機会均等ということでルール化されている。先程、ある委員がおっしゃったインターネットの登録システムは、私が見た時には休止していた。運用が休止した理由は定かではないが、なぜこれが困るかというと、大体抽選日はコミュニティセンターで朝早く並んで、順番待ちをする。こういうことは、団体の規模や人数で有利になることはあってはいけないと思う。もちろん施設の利用の目的や内容は基準に見合っていけなければならないが、わざわざ現場に出向いてくじを引かなければいけないというような登録の仕方は見直すべきであって、しかし、全部をインターネットでやるのがいいかどうかは議論があると思う。その辺りの運用については見直すべきと思う。
    また、アメリカのテレビ局でPBSといういわゆる日本のNHKのような存在の局が、海外のいろいろな社会教育プログラムを独自にアメリカ政府の予算で行っている。更には、アメリカの学校教育の中で、このPBSの番組を授業に取り入れて、番組を見ての課題について意見交換するというプログラムがある。これはアメリカの事例だが、日本人の発想にないやり方だと思う。PTAや教育委員会がどういうかは分からないが、そういう利用の仕方や、意味のある教育の仕方を考えていただきたい。
    もう一つ、生涯学習センターゆとろぎの利用の方法についてだが、私も受付に行って伺ったことがあるが、いろいろと説明されて、なぜここへ来なければそのようなことも分からないのかということがあまりにも多くて、それでは利用も何もないと呆れて帰ってきた。現場に行けない人もいるのだから、現場に行かなければ分からないようでは困る。その点の配慮について羽村市は知恵がなさ過ぎて困る。また、団体の規模の大きさで公共施設を独占できることのないよう行政は考えていただきたい。

    (委員)小中高大学生を、生涯学習基本計画の中でどうやってボランティアに参加させるか、どうやってボランティア意識を芽生えさせるか、その点を取り入れていただきたい。そして積極的な社会参画ができるようにしてもらいたい。例えば、中学校の授業でボランティアについての教科があったり、市でも積極的にボランティアをした人に対して評価するような仕組みがあれば良いと思う。

    (座長)ありがとうございます。大変さまざまな意見が出ているが、予定の時間を過ぎているので、次の議題に移る。


    (5)懇談会に参加して

    (座長)事務局から説明をお願いする。

    (事務局)今回で最後の懇談会となるが、委員の皆様にこの懇談会に参加しての感想を1分程度でお願いしたいと思う。

    (座長)この懇談会に参加しての感想をお願いする。

    (委員)このような懇談会や市民会議は、計画があって個別の意見がある。私たちの持っている個別の意見と計画との合致点がないが、私たちとすれば、やはり現実的な議論がしたい。
    例えば、生涯学習センターゆとろぎで子どもたちを呼びたいのなら、大道芸人を連れてきて誘った方が早いのではないか。達成の度合いを、遊び度やときめき度など、そういう部分に限定できないのかという感じがした。

    (委員)計画の各ステージのテーマがバラバラに載っているということで、これについてはテーマがあってそこにステージがあり、それに対する意見を出した方が分かりやすいということで、そこが改善点かと思う。

    (委員)懇談会に参加して、委員の皆さんの切り口がこんなにも違うのかと参考になった。

    (委員)さまざまな立場からいらしている方々の意見を聞いて、とても参考になった。最初は膨大な資料をいただき、本当に4回で済むのかと思ったし、やはり最後は少し不完全燃焼になってしまったが、また次の懇談会に繋がっていくのだろうと思う。

    (委員)皆さんありがとうございました。羽村市に住んでいながら、これだけの計画があることを半分以上知らなかった。これだけの資料なので、自分の関心のある部分だけを読んだが、市の方も「この中のこの事業について具体的に聞いてみたい」ということもあると思うので、次の懇談会では、「この事業について意見を聞いてみたい」というものを各課で提示してもらえると分かりやすいかと思う。この懇談会で話し合えて、もともと知っている方も少し居たが、今までお会いしたことがない方もいらっしゃったので、得意な分野なども分かって、ここでまた繋がりができたので、何らかの形でまた、羽村市でご一緒できればと思う。

    (委員)無所属で参加したが、それぞれの専門分野の話を聞けて良かったと思う。例えば、生涯学習センターゆとろぎで、この懇談会での取り組みや、一番良かったものの発表会をしていただけたらとても刺激的かと思う。市民から見れば「こういうことをやったのか」とわかるし、行政としては「市民のために頑張らなくては」と思うし、もしそういう発表があるなら、私は一番に参加したいと思う。

    (委員)1点目は、生涯学習という非常に重要な分野に関して、これからも是非良い方向に進めていただきたいと願う。
     2点目は、今日などは特にそうだが、切り口も見方も違う皆さんの意見を聞いていく中で、自分との接点が、より多く見出せる機会となった。これがこういう懇談会の成果として期待されることだと思う。このようなネットワーク作りが、草の根活動の中でどのように持ち上がっていくかということを、事務局も運営に関してご配慮いただきたいと思う。
     3点目は、つい1週間前の鳥取県のニュースだが、県議会が手話言語を一つの言語として認めて、これを県の中で学校なども含めて教育として義務付けるという画期的な議決をした。これは良いことだと思うが、このような発想ができるような行政であってほしいと思う。そういうことを必要としている人は社会福祉施設などを見るとたくさんいる。手話だけに限らず、全国に先駆けて象徴的な議決をして県全体で進めていくのは、とても模範的な事例かと思う。

    (委員)私がこの懇談会に参加したのは、ちょうど定年になって、自分にとっての生涯学習とは何だろうという思いからだ。つくづく自分の勉強不足を感じたが、さまざまな視点があるのだということも分かって良かった。特色ある教育を目指すなら、英語教育を進めるとか、小中一貫教育でも、小中より中高の方が大事だと思うので、中高一貫教育をするとか、そういう施策に取り組んでいただければと思う。

    (委員)行政の皆さんをはじめ、羽村市を良くしていこうという動きが非常によく感じられた。私もこの街で生まれ育って、これから何かしたいと思い参加させていただき、何か形に残したいと思って今日の資料も作らせていただいた。ご覧いただき、また共感していただき本当に嬉しく思う。

    (委員)ここにご参加の他の委員の皆様の意見が聞けたことは、とても勉強になった。実際の資料はなかなかボリュームもあって手強かったが、大変よくまとめられていて、最初にこれが送られてきた時に、ここに書かれていることが、本当にやってきたことの全てなのかと思った。今後もこのようにまとめていただければと思う。

    (委員)町内会連合会から代表ということで参加したが、ほとんど個人的な視点から発言していた。最初に資料をいただいた中で、懇談会要綱を見たうえで、この会に参加したつもりである。この懇談会の内容というのは、生涯学習基本計画実施計画の進捗状況に関すること、基本計画の充実推進に関すること、その他市長が必要と認める事項と非常にアバウトな書き方しかされていない。初めての懇談会なので、このようにやったのは良かったと思うし、止むを得ない部分もあったかと思う。
    しかし、4回という回数で開催するのであれば、進捗状況に関して1回、全体の充実に関して1回という形にしないと、毎回雑多な意見が出て、何のテーマで話し合ったのかぼやけてしまう。来年以降にぜひ反映させていただければと思う。

    (座長)最後になるが、私からも一言感想を述べさせていただく。生涯学習の推進のための会を設けていただいたことに関して、事務局の皆様方にはお礼を申し上げる。このような懇談会を開催するのは、どこの市でもやっているということではないと思う。限られた人数ではあるが、こういった形で、私たちが感じていることを率直に事務局に言えたということに関してはお礼を申し上げる。今回は初めてということもあり、資料作りからいろいろとご意見をいただいた。ぜひ、次年度以降も続けるのならば、こういった意見を参考にし、もう少し絞り込んだ形で会議を進めていただければと思う。最後になるが、座長として務めさせていただいたが、不慣れな点もあり、皆様には思うところもあったかと思うが、多くのご協力をいただきこうして懇談会を終えることができた。ありがとうございます。


    3.その他

    (座長)その他について、事務局から何かあるか。

    (事務局)特にない。

    (座長)それでは本日の会議は終了とする。是非こういった機会を通して、皆様の持ち場に帰られても、羽村市の生涯学習推進のためにご活躍いただければと思う。

    (委員一同)ありがとうございました。


    (事務局)金子座長におかれましては、議事進行ありがとうございました。また、委員の皆様におかれましては、長時間の慎重なご審議ありがとうございました。本日をもって最後の懇談会となりますが、いただいたご意見等、今後の生涯学習を推進していく中で生かしていき、また皆様にもご協力をいただければと思います。
     では、最後になりますが、井上生涯学習部長から挨拶をさせていただきます。

    (生涯学習部長)4回にわたりありがとうございました。皆様のご意見につきましては、今後、生涯学習推進委員会に持ち帰らせていただき、参考にさせていただきたいと思います。ご意見の全てを反映できるものではありませんが、さまざまな切り口からのご意見をいただけたことは、とても重要なことだと思います。これらを参考にまた、より良い羽村市の生涯学習となるように努めていきたいと思います。
    また、皆様方におかれましても、それぞれのお立場で、羽村市の生涯学習を推進する一つのお力になっていただければと思いますので、よろしくお願いします。行政にできる部分は非常に少ないものですが、市民の中にいる皆様が生涯学習という部分で社会の構成をしていただければと思います。
    初めてということで、資料の作成等なかなか上手くいかない部分もあり、ご迷惑をおかけしたこともありましたが、これを糧に、来年度以降も頑張っていきたいと思います。ありがとうございました。

    (委員一同)ありがとうございました。


     

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