日時
平成24年8月31日(金曜日)午前8時半 ~午後12時
会場
西多摩衛生組合 会議室
出席者
(会長) 伊藤保久、(副会長) 中野 永久榮、(委員) 西野礼子、関美智子、鈴木洋子、三宅宏枝、野島セキ江、靏貝郁子、下田壮、小作豊、島田善道、指田富一
欠席者
(委員) 松尾智子、佐藤由美、宇都宮建二
議題
1.副会長の選任について
2.第1回審議会会議録の確認について
3.資源回収事業について
その他
・審議会新委員紹介 (中野永久榮 氏・野島セキ江 氏)
・災害廃棄物受入状況等の視察 (西多摩衛生組合)
傍聴者
0人
配布資料
・ 平成24年度第2回 羽村市廃棄物減量等推進審議会次第
・ 羽村市廃棄物減量等推進審議会委員名簿
・ 平成24年度第1回 羽村市廃棄物減量等推進審議会会議録
・ 資源回収事業について
・ 災害廃棄物受入れの進捗状況について等(西多摩衛生組合作成資料)
1 開会 (生活環境課長より)
新委員の紹介 中野永久榮 氏 ・ 野島セキ江 氏
2 会長挨拶 (伊藤会長より)
3 議題
(1)副会長の選任について
7月6日付で、副会長であった小山徳幸氏が退任されたことにより、副会長が不在となっているため。
(会長)今まで羽老連会長として当審議会委員に選出されていた小山さんが副会長でありましたが、後任として羽老連会長となられた中野さんに、今までとおり副会長の任をお願いしたいが皆さんのご意見は。
(委員)異議なし
(会長)それでは、中野さんに副会長をお願いしたいと存じます。よろしくお願いいたします。
(2)第1回審議会会議録の確認について
(会長)第1回審議会会議録について、何か質問はあるか。前回の中で、環境フェスティバルが実施される予定となっていたが、日程等具体的に決まったのか、家庭用生ごみ処理容器購入費助成について申請が増えているのか、ポイ捨て等の条例施行後では環境の変化があったのかを確認したい。
(環境保全課)環境フェスティバルは11月23日(金)勤労感謝の日に実施いたします。時間的には10時から午後3時頃を予定していますが、内容につきましては、現在検討会の中で検討をしているところです。また、会場につきましては、市役所横の駐車場、コミュニティセンター、市役所の一部を使って実施する予定です。詳細が決定しましたら、広報等で市民の皆さんにお知らせいたします。
(会長)家庭用生ごみ処理容器について二ヶ月経過したがどうであるか。
(生活環境課)家庭用生ごみ処理容器の購入費助成を始めましたが、その後もあまり活用される方がいらっしゃらない状況です。再度、自治会・町内会回覧板や広報等でのPRをしていきます。また、春に開催した講習会についても、消費者団体のご協力のもと日程等が合えば再度実施したいと考えております。
(会長)利用者が少ないとのことですが、ぜひPRしていってください。あと、前回河川敷での犬のふんのポイ捨てが多いと委員さんからのご意見がありましたが、その後対応はされているのか。
(環境保全課)前回の会議後、関係部署の土木課も含めて検討し、看板を何箇所か設置いたしました。その後も捨てられているような状況であれば、また対策を検討していきたい。
(委員)状況は変わりません。夕方には散歩の方が集まり、そこに犬のコミュニティができていますが、中には放し飼いにして遊ばせている方もいます。その様な時に、腕章をつけたパトロールの方が回ってくださると抑止力があるのではと思います。
(環境保全課)公園を管理している担当課と相談して対応を検討したいと思います。
(会長)犬の散歩をされている方は、ふん用のごみ袋を持参しているように見受けられますが。
(委員)その袋ごと畑や敷地内に捨てられてしまいます。捨てられた方は、中を見ないと何が入っているのかもわからず困っています。
(会長)そのような状況なので、ぜひ更なる検討をお願いしたい。
(会長)その他、前回の内容に何かあるか。
(委員)特にない。
(3)資源回収事業について
事務局より、配布した資料「資源回収事業について」について説明
(会長)事務局の提案として、資源回収について、市の限られた予算の中でもっと取り組んでもらいたいとのことであるが、これはまだ決定ということではなく、案であり、いろんなご意見や方法を検討して欲しいということです。
(事務局)予算は昨年度、今年度ともに1,240万円です。その予算の範囲内でより効率的に回収していける方法を検討したい。
(会長)これまでの説明の中で、何かお気付きの点やこうしたら良いと思うご意見がありましたら。
(委員)資源ごみの集団回収が増えれば、市の民間委託の収集量が減り委託料が下がるのか。個人的な意見ではあるが、集団回収を増やし、地域の資源は地域で集めてもらい、委託料のように市から地域にその手数料としてもっと単価を上げて支払うようにすればうまくいくのではないかと思うが。
(事務局)全国的にみると、資源の収集を市で行わず、地域のみで実施している自治体もあります。昨年度の資源ごみの売り払い金は概ね7,700万円で市の歳入となっております。極端に言うと、この資源回収事業を止めてしまい、全て市の回収のみにした場合、収集業者への委託料は変わらぬまま、市が売却するその利益は億単位になるかと見込まれます。一方、全てを町内会等地域で収集に任せた場合、全体の収集委託料がいくら下がるかは判りませんが、市の歳入の7,700万円は無くなります。その兼ね合いが難しく、また現実的には資源回収を実施していない町内会が幾つかありますので、完璧に全てを地域で回収する仕組みを作るにはかなりの時間がかかると思います。最初に説明をいたしましたが、この資源回収事業の目的として地域のコミュニティの醸成もありますので、いろいろな団体の活動費の一部として助成するという意味もあります。ただ、ごみの回収をお手伝いしていただくと言うのではなく、地域のコミュニティの醸成の手助けもする目的もありますので、どちらかに極端に傾くということではなく、今ある事業を予算の範囲の中で充実していきたいと考えております。
(委員)市の歳入の7,700万円は何に使われているのか。
(事務局)ごみ収集に係る経費に使われています。
(委員)町内会等地域が全て収集した場合は、その収入はどこにいくのか。
(事務局)全て、町内会等地域の収入となります。
(委員)現在、市の収入となっている7,700万円が町内会の回収した収入となるということか。
(事務局)そうなります。ただ、相場の変動が激しく、平成21年度は約1,600万円、平成22年度は約4,000万円でした。そのため、安定した収入として見込めません。
(委員)事業仕分けの時には、極端な話、行政がやるべきか町内会等地域に任せて全て地域団体の収入とするか、町内会も市の助成金等も受けておりそれらも含めて、町内会も行政参加をして一方的に助成金を貰うのではなく、集団回収等をして収入確保するという意見もあったか。
(事務局)そのような意見はありませんでした。
(委員)福生市ではペットボトルの単価があるが、大きさによって単価が違うがその根拠となるのは、大きいと資源化しやすいからという意味があるのか。また、ペットボトルを回収品目にいれている自治体が少ないが、どのような経緯でペットボトルの回収を入れたか聞いているか。
(事務局)根拠や経緯は聞いておりません。
(委員)羽村市は、ペットボトルやトレー等、拠点回収としているが、その売却費用はどうなっているのか。
(事務局)先程申し上げた7,700万円の中に入っております。資源回収している物は、町内会が資源回収業者に売却しその利益の他に、市から1キログラム当たり10円の助成金も加算されている形ですが、ペットボトルの売却単価は非常に低くなっています。業者に売り払う時の単価が低いと、団体の実入りが少なくなってしまうので対象外にしていることと、羽村市では個別収集と拠点回収等で回収できている状況もあります。
(委員)月に2回、ペットボトルと硬質プラスチックを収集されていますが、ご近所をみると意外と少ないようで、袋が出ていないご家庭もあるようです。お買い物ついでに拠点回収に出されているようです。
(事務局)そういう部分もこれから将来的には考えていかなければならないと思います。いろんなごみの種類によって回収の回数を減らすとか、まとめて集中させるとか考えて、経費の削減を図ることは今後考えていく課題だと思っています。確かに非常に少ない、けれども収集業者は毎日全ての家庭を回って収集している現実を踏まえ、いろいろ調査をしていく中で検討していきたい。
(委員)町内会等では年4回資源回収を行っていますが、どうしてもあまりスパンが空くと忘れてしまったりします。でも、せっかく町内会等地域が取り組んでいるのだからと物置に次回までしまっておくのですが、何とかならないかなと思います。資料をみると精力的にやっていらっしゃる団体もあるようでそのような団体に出すとか、町内会によっては持ち込みできる場所があるとも伺っています。数ヶ月ごとの回収だと、家に置いておける場所も少なく玄関がごみ置き場になってしまいかねないので。何か回収の良い方法があるのかなと思うのですが。
(委員)私の町内会では年4回実施していますが、最近資源を出された家庭にティッシュを一箱渡すようになりました。そうしたら、みなさんがすごく出してくださるようになりました。ごみ袋を渡すところもあるようです。
(委員)ごみ袋は町内会費を払っているご家庭に配っているようです。
(委員)ごみ袋は20ℓをいただきますが、家では5ℓで十分なので、返ってごみをたくさん出すようにと言われているような気持ちがします。
(委員)市から無償配布されているご家庭も袋が大き過ぎるから小さい袋を買っている方もあるようで、貰った袋はそのままストックされているようです。必要な方との交換ができると良いのかなと思います。
(委員)私の町内会でも、新聞等の回収業者がトイレットペーパーを置いていったりしているので、どうするか検討しましたが、皆さんが協力してくださるのはペーパーが頂きたくて出しているのではなく、町内会のために運用して欲しいと出されているのですから必要ないとなりました。納涼祭の花かけのお礼にごみ袋をお渡ししていますが、小さいのでいいと、小さい方が対応ができるからとの要望があり、小さい袋にしています。
(会長) 非常に貴重なご意見が出されていますが、袋等については各町内会で考えていくしかなく、この場で云々とは言えないですが、私の町内会では資源回収の一週間前に旗を十数か所に立てて周知しています。各町内でいろんなやり方があり、袋も大きい小さいと人によって必要な大きさも変わってくるでしょう。私は、町内会連合会会長も兼ねておりますので、連合会の中でも現状を伝え、今日のご意見も含め、取り組んでいない町内会へも働きかけたいと思います。検討事項で、実施回数を年4回以上から2回以上にして参加団体を増やした方がいいのか、古繊維を助成対象とするのかについてはいかがか。
(委員)2回でも良いし、1回でも実施すれば助成してもいいのではないか。
(委員)助成金の目的が地域のコミュニティやふれあいもありますが、青梅市では毎月やっていて、資源回収が町内会運営費の大きなウェートを占めており、回収事業で稼ぎ出す金額で町内のいろいろな行事をやっているところも多く、この収入がないと立ち行かないと聞いています。だから力が入っているかと思います。
(委員)羽村市も青梅市のような環境に変わる要素はあるのか。青梅市のようにすれば集団回収が増えるような気がしますが。
(会長)回数を2回か4回かとなれば皆さん2回の方が良いという意見かと思いますが、やるほうは大変なのです。町内会の役員も回数が増えると大変なので、その点も踏まえていただければ。
(委員)安全性とかの問題もありますが、どこかに持って行けるところがあれば良いですね。
(会長)私の町内会には持ち込みできるところがあり、いつでも出せるのですが、何もない場所に置くと業者が収集してしまうので、今は物置のような扉付きにしています。その辺りは各団体で工夫していただくようですね。
(委員)アルミ缶のデポジットはあるのでしょうか。1個1円が返ってくるというのがあると聞きましたが、ビンが10円だった時代からすると随分安くなっているなと思いまして。お子さんのお小遣いにもなっているようですが、潰れてしまっていては駄目なようです。機械が判断するのでしょうが、1キログラム集めるのは大変なことですよね。
(会長)それでは、資源回収の回数については4回を2回以上でも助成金対象とするように市で検討していただくという事でよろしいでしょうか。
(委員)羽村市の場合は、任意の形で実施して良い訳ですよね。青梅市の方式は資源回収をしないと交付金が減らされる形ですから、どっちが良いのかと思いますが。
(会長)青梅市は強制となっているのか。
(委員)私は青梅市民ですが、毎月1回資源回収を実施しています。当番があって、年間でどこがやるか決まっていて老人会とかスポーツの会、環境美化の担当、連合会の担当等で当番制で毎月実施しています。
(委員)全市内でやっているのか。
(委員)青梅市は広いですから支会と言うのがあって、11の支会に分かれています。支会の中の連合会でやっています。町内会役員は毎月出ています。その当番の団体と一緒に実施しています。
(委員)資源回収で得た利益の分配はどうなっているのか。
(委員)出た回数で分配しています。平等分配ではなく組織ごとです。
(会長)いろんなやり方があるようです。羽村は39町内会ですが、青梅は127町内会もあり、それを11支会に分けその支会代表の三段階で成っているのが連合会です。11の支会がそれぞれに各々のやり方を取っていて、PTAや子供会や町内会で担当し、収益はその担当団体分となっています。ですから、一概には言えないので、羽村市は羽村独自で決めてやればいいと思いますが。
(委員)青梅市では実施していないところはないようです。
(委員)福祉団体で飛び抜けて収集している団体がありますが、仮に助成金額の上限を決めるとなると、毎年その団体の重要な資金となっている場合に影響が及ぶかと思います。どのような団体か差し障りなければ教えていただきたい。
(事務局)この団体は障がい者の方の団体です。一つの就労訓練の一環として資源回収を実施しています。本来、この助成金が賃金になっているとなれば、今言われたように働いた分のお金が貰えないこととなってしまいますが、現在、仕事としての活動としておりますが、市からその団体に補助金を出しておりますので、一般的な賃金についてはこの資源回収の収益がなくても賄えています。実際、この収益は基金として全額積み立てられているそうです。個人に分配するのではなく、基金に積み立ててある程度貯まったら、回収事業に使用するトラックを購入したりする資金に充てているそうです。
(委員)そうなると、助成金に上限を定めるのはかなりマイナスになってしまうかと、実情に合わなくなってしまうかと思います。
(会長)回数については、この提案に沿って進めていただきたい。助成金額の見直しについて何か意見はあるか。特にないようであれば、古繊維についてはいかがか。汚れていたりするものもあるかと思うが。実際問題はないのか。
(事務局)過去にはずっとやっていた品目ですから、それ程問題にはならないかと思いますが。
(委員)汚れていては引き取ってくれないので、洗ってから出します。買った業者も、古繊維の状態によって、そのまま東南アジアの方に送れるものとか、4つくらいに分けているようです。ボロ布としていたものでも、洗えば資源になります。
(会長)アルミ缶等と同じで業者が引き取りにくるのか。
(事務局)それは、業者によってまちまちです。
(委員)アルミ缶の業者から、古繊維も始めたので集めてくださいと連絡があったが、市の方が回収をしても良いのかどうかと思っています。
(会長)問題がなければ始めて貰った方が良いか。
(委員)町内会等地域で集めたものを今後、助成金に含めて貰えるならその方が助かります。アルミ缶は、軽いので量の割には重さが増えないが、古布の方が重さが出る。
(委員)カタログを資源回収で出していいのか迷って取ってはあるのですが、重いですよね、新聞の比ではないです。
(委員)カタログはホチキス止めでなければ良いという解釈ですよね。
(委員)布はあちこちに買い取り業者がおり、ウエスで売っているところもあります。見てみますと汚れているもや穴が空いているのははじかれています。ただ、ウエスで使えるものは集めていますが、やはり汚いものは出さないでくださいとのことです。
(会長)市の方としては案の中に入れてありますので、古繊維の問題はないようですね。全般的にこの事業についてなにか意見はあるか。無いようですので、事務局から提案された内容を踏まえ、次年度から実施するよう検討していただくということでよろしいですね。それでは、これで第2回審議会を終了します。
羽村市産業環境部生活環境課
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