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第6回羽村市立小中学校2学期制検証委員会会議録

[2017年12月7日]

第6回羽村市立小中学校2学期制検証委員会会議録

第6回 羽村市立小中学校2学期制検証委員会会議録

1 日  時  平成28年1月28日(木曜日)午後7時30分~9時50分

2 場  所  羽村市役所3階 庁議室

3 出 席 者  【委員長】掛田 俊之

                     【副委員長】愛甲 慎二

                     【委  員】渡邉 慎吾、大坪 美帆、福田 由佳子、森田 幸男、

         島田 真宏、堤 大児、市川 康浩、山崎 尚史

                     【事務局】学校教育課長、教育支援課長、指導主事、指導係長、指導係

4 議  題  (1)アンケート調査結果について

                   (2)中間報告(案)について

5 傍 聴 者  4名

6 配布資料  ・アンケート調査概要              (資料1)

                     ・2学期制の検証について ~中間報告(案)~    (資料2)

7 会議内容  下記のとおり

--------------------------------------- 開 会 --------------------------------------

【委員長】

議事に入る前に、本日は傍聴の方がいる。傍聴人は遵守事項をお守りのうえ、傍聴されるようお願いする。また、議事を進めるにあたり、意見のある方は挙手をお願いしたい。

 1 議 事

(1)  アンケート調査結果について

【委員長】

 会議次第の「(1)アンケート調査結果について」、事務局より説明をお願いしたい。

【事務局】

資料1アンケート調査概要をご覧ください。対象者は、全教員、全保護者、学校評議員、小学校は6年生、中学校は1年生から3年生を対象とした。調査期間は、事務局の方で、アンケート用紙を作成・印刷し、封筒を用意した上で12月1日から2日にかけて各学校へ配布した。最終締切りを12月22日に設定し、各校の状況に合わせて、アンケート調査をお願いしました。また、回収率を上げるため、2週間程度時間をかけるよう依頼した。調査回収数は、教員89.4%、保護者68.0%、学校評議員64.7%、児童・生徒92.7%になった。全て6割以上の回答を得ているので、おおむね問題ない数字になったと考えている。アンケート調査は、羽村市教育委員会名であり、問合せ先も学校教育課宛にしたが、特段アンケートについて問合せ等はなく、問題なく終わった。

  次にアンケート調査結果については、共通の設問ごとに教員、学校評議員、保護者のアンケート結果を棒グラフにして比較しやすいようにした。上下の棒グラフを比較すれば、対象者ごとの傾向が把握できると思う。

 「よくあてはまる」「ややあてはまる」をプラス評価、「あまりあてはまらない」「まったくあてはまらない」をマイナス評価と考えた。

  9ページは2学期制を継続した方が良いかの設問に対する回答になっているが、9-2から9-4の「資料1」はその理由を自由記述で書いていただいたものを集計し、分類した表になっている。学校からアンケート結果を回収し、事務局で分類、集計を始めた。時間的制約もあるので、大きく傾向をつかむため、簡単にまとめた。9-4保護者のページで説明すると、理由欄に記述があった件数は、小中学校合わせて1,404件だった。「2学期制の良さ(メリット)を感じている」「特に問題がない 学期変更しない方が良い」については、おおむねプラス評価の方を拾った。「2学期制の良さ(メリット)を感じられない」以下はマイナス評価であり、マイナスの意見の方が多くなっている。そのあたりを前提のうえ見てほしい。

 「2学期制の良さ(メリット)を感じられない」という部分に関しては、メリットを感じられない、分からないとか抽象的な意見を拾っている。「3学期制の方が良い」「3学期制に戻した方が良い」とか「2学期制に保護者が慣れていない」とか「他市と比較してどうか」、「日本の慣習や四季に合わない」「高校は3学期制だから」とかの意見が出ている。特に多かったのは「区切り(メリハリ)がない、長期休業日で区切った方がわかりやすい」であった。また、「夏休み前に成績表をもらってから、課題に取組んだ方が良い」や「長期休業日について、長いとか短いとか、秋休みの有無等」の記述のあるもの、「通知表を3回出してほしい」や「評価方法・個人面談、評価補助簿」に関連すること「テスト範囲が広い、受験に不利」「部活動の日程がテスト期間と重なる」と分類した。「その他」については、分類しづらい意見をカウントした。傾向として分かりやすいのは、小学校では「区切り(メリハリ)がない、長期休業日で区切った方がわかりやすい」であり、中学校では「テスト範囲が広い、受験に不利」であった。

【委員長】

 アンケート調査結果について、何か質問はあるか。

 特にないので、次の議事に移る

(2) 中間報告(案)について

【事務局】

(資料2)2学期制の検証について、中間報告(案)の構成について説明する。

1ページ目は「1.はじめに」として、2学期制導入から検証委員会設置までの経緯と、「2.検証経過」として、第1回から第6回検証委員会までの検証の経過を記載した。2ページ目は「3.委員会日程」として、第6回までの委員会日程、内容を記載した。また、検証委員会の組織についても委員の立場を記載した。3ページ目からは協議していただく項目となる。「4.2学期制の検証について」は、委員に意見を出していただき、今まで検証方法を検討していただいた。平成22年3月の報告書に記載されていた成果が継続・発展しているのか、課題を検証するということ、及び検証委員会が必要と認めるものを検証するということを基本方針とした。議論により検証可能なものと、広く意見を求めるためにアンケート調査によって検証するものという形で記載させてもらった。

(2)検証する内容として、平成22年3月の報告書にある成果と課題や検証委員会が必要と認めた検証項目を整理し、次のようにまとめ検証することとした。

2学期制の取組に当時期待された成果はどのようなものだったかというと、アンケートの項目とリンクしているが、

①授業時数を十分に確保し、ゆとりある教育活動を展開する

②長い評価期間の中で、きめ細かな指導と評価を行う

③教育課程の柔軟な組み方ができるようにする

④長期休業期間(主に夏季休業日)の活用を意図した取組をする

次に2学期制の取組に関連した課題としては、

①前期と後期の間が短いため、気持ちの切り替えができず学習意欲が高まらないのではないか

②部活動への影響が大きいのではないか

③入学試験への影響が大きいのではないか

④夏休み前に成績表をもらわないことで、有意義に夏休みが過ごせないのではないか

との内容でアンケートを基に検証を行った。

4ページは2学期制の成果についてまとめたもの。囲みの中に検証の客観的な分析と考察を記入した。そこのご意見をいただきたい。

「5.2学期制の成果について」

①  「授業時数を十分に確保し、ゆとりある教育活動を展開する」については、

「2学期制の導入により、長期休業日前(7月、12月)が学期末ではなくなるため、儀式的行事(始業式、終業式)や成績事務が少なくなるので、授業時数が確保しやすくなり、ゆとりある教育活動を展開することができた。本市においては、早い時期から2学期制を導入し、行事を精選し、夏季休業日を短くするなどの改革を行い、授業時数の確保を早期に達成することができた。その後、3学期制の学校でも夏季休業日を短くすること、土曜授業を取入れること、徐々に授業時数を確保するようになり、現在では、授業時数に関してはあまり差がなくなってきている。」

 これは議論の中で出てきたもの。

②  「長い評価期間の中で、きめ細かな指導と評価を行う」については、まず始めにアンケート調査結果のそれぞれの傾向を記載した後、

「2学期制を活かしながら、長い評価期間の中で、児童・生徒一人一人に向き合い、多くの評価資料を用いてきめ細やかな指導と評価ができるよう取組んできていると言える。学校は、夏休み前や夏休み中に個人面談や成績資料を用いて、学習状況や夏休み中に取組んで欲しいことを児童・生徒、保護者に対してきちんと伝えている。また、保護者、学校評議員においても、同じ認識を持っていると言える。」

 というのが客観的分析である。

③  「教育課程の柔軟な組み方ができるようにする」については、

「学校行事の設定に柔軟性が増し、時間をかけた学習に取組めるとされた成果について、儀式的行事や成績事務等が減り、特に学校行事の多い小学校において、柔軟に移動教室や個人面談などの学校行事を設定できるようになったと考える。なお、中学校においては、小学校に比べ低い評価となっている。」

④  「長期休業期間(主に夏季休業日)の活用を意図した取組をする」については、

 「長期休業日(主に夏季休業日)の活用を意図した取組ができるとされた成果について、学校では、個人面談等を行い、学習状況や 夏休み中に取組んで欲しいことを伝え、児童・生徒に学習の目標をもたせ、学習意欲を継続させるため、夏休み中の補習授業や学校行事・地域行事を工夫しながら、夏休みを課題に取組む期間、夏休みならではの体験活動を行う期間としていると言える。特に小学校において成果があったと言え、サマーセカンドスクールなどの学校行事・地域行事が大きく関係していると考える。2学期制を導入したねらいのひとつに学校改革を行い学校行事の精選を行うことがあったが、そうした中でも小学校においては、学校行事や地域行事が多く定着しており、羽村の教育における特色のひとつであると言える。なお、夏休み前と後の期間をつなげる学習ができているかについては、中学校教員・評議員は低い評価となっている。」

「6.2学期制の課題について」

①「前期と後期の間が短いため、気持ちの切り替えができず学習意欲が高まらないのではないか」については、

「2学期制導入当初には、前期から後期へ学期が切り替わるときに、児童・生徒の気持ちの切替えをもたせるため、数日間の秋休みが設定されていたが、現行の学習指導要領改訂(平成20年3月)などにより、徐々に減ってきた経緯があり、現在の授業時数を確保するためには秋休みを設定することは難しいと言える。また、保護者からのアンケート調査回答の中には、学期の切替えの日数が短く、成績表をもらってもすぐに学校へ戻さなければならないといった意見や、夏休みや冬休みなどの長期休業日で学期を区切った方が児童・生徒の気持ちを切り替えやすいとの意見があった。また、児童・生徒については、学期の切り替えはあまり意識していないと言える。」

②「部活動への影響が大きいのではないか」(中学校への調査のみ)については、

「部活動について、大会日程、定期考査、学校行事などの期間が重なると言われる課題については、大会を勝ち進めば、他の学校行事へも影響は出てくる。しかし、これは3学期制でも起きる課題である。ただ、保護者からのアンケート調査回答の中に、3学期制の他市との兼ね合いで部活動の大会の日程がずれ、定期考査の期間が重なるとの意見があった。これは近隣市が3学期制であるため、他市との兼ね合いの問題で運営上の影響であると言える。」

③「入学試験への影響が大きいのではないか」については、

「夏休み後に行われる期末テストのテスト範囲が、夏休み前と夏休み後となっているため、夏休み前や夏休み中に行われる個人面談等で夏休み中の学習の目標が示されても、学習の継続がうまくできていない生徒がいることが考えられる。保護者からのアンケート調査回答の中にも、特に中学校においてテスト範囲が広く、生徒への負担が大きいとの声も多い。また、入学試験において不利になると言われる不安については、2学期制でも3学期制でも同じ評価期間(4年1月~12月31日)であるため、違いはなく、市教育委員会や学校の周知が足りないと言える。」

④「休み前に成績表をもらわないことで、有意義に夏休みが過ごせないのではないか」

「特に中学校においては、進路に対する意識も高くなり、3学期制に比べ通知表が年1回少ないことに対する不安があることが考えられる。通知表は、それまでの学習を振り返る資料となるため、保護者からのアンケート調査回答の中にも、短い期間で評価した方が良い、通知表を年3回出して欲しいとの意見や、3学期制の他市と比較し、テスト範囲が広くテスト期間が違うため受験に不利との意見があった。」

以上のことから、2学期制を導入したことにより、特に小学校において2学期制の成果が継続・発展し定着していると考える。長い評価期間の中で一人一人の児童・生徒に向き合い、時間をかけた学習に取組み、多くの評価資料を用いてきめ細やかな指導と評価を行い、成績資料や通知表を適切な時期に提供していると考える。10年を経過しても、個人面談や夏休みの補習授業や行事などについて、教員、保護者、学校評議員、児童・生徒ともに同じ認識であることは、一定の成果が出ていることを裏付けていると言える。

また、現在では当たり前になっている学校行事・地域行事については、2学期制導入による夏休みの意識改革や行事設定の柔軟性が担保となり、小学校教員に浸透していると言える。さらに、次期学習指導要領改訂では、小学校における英語や道徳の教科化等により授業時数の増加が見込まれるため、授業時数の確保も課題となってくることが予想される。

学期の区切りが夏休み・冬休みではなく、9月末から10月初めになることで、長い評価期間の中で、きめ細やかな指導と評価ができるようになった反面、学期の途中に夏休み・冬休みが入るため、学習意欲を保つことが難しいとも言える。また、特に中学校において、進路に対する意識が高くなり、成績評価や定期考査、進路に対する不安が保護者にあると考える。部活動についても、3学期制の他市との兼ね合いで大会日程が決まり、定期考査への影響を心配されている。10年を経過してもなおこれらの不安が解消されていないと考える。

また、今後学期制のあり方について議論するにあたり、「現在の2学期制を継続した方が良い。」の設問の結果や意見は参考資料としていく。

「7.おわりに」

平成27年7月から翌年1月まで、計6回検証委員会を開催し、2学期制の成果と課題について、議論を重ねてきた。学期制については、児童・生徒、保護者以外にも非常に関心の高い重要事項であり、各委員は真摯に向き合い重責を果たしている。

また、検証委員会の公開については、自由な意見が発表(できなくなる)しにくくなるなどの意見もあったが、委員会としては、これを公開で行い会議録(要点)も公表し、さらに、広く意見を求めるため学校関係者に対し、アンケート調査を行うなど透明性、公平性を確保しながら進めてきた。今回の中間報告により、2学期制の成果と課題については、一定の検証結果が出たと考える。

今後は、学期制のあり方について議論を行い、検証委員会からの最終報告を行う予定である。

以上を事務局(案)の中間報告として報告する。

【委員長】

 事務局案を各自5分間読んでほしい。

   ~ (5分間)~

【委員長】

区切りながら意見を聞いていく。2ページについて何か意見はないか。

【委 員】

 日程の表にもタイトルを付けた方が良い。

【事務局】

 ・・・(事務局了承)

【委員長】

3ページの(1)基本方針、(2)検証する内容、(3)アンケート調査については意見あるか。

 ・・・意見なし

特に無いようなので、4ページの2学期制の成果についての「①授業時数を十分に確保し、ゆとりある教育活動を展開する」に対しての分析と考察についてはよろしいか。

【委 員】

 成績事務が少なくなるとあるが、今までの検証委員会で聞いていると、夏休み前に面談をするにはある程度成績をまとめていると思うが、実際、成績事務は少なくなっているのか。

【副委員長】

成績事務が少なくなるというのは、通知表に所見を記入することや、出席日数の転機などがないということ。また、始業式や終業式を行わないので時数が確保できるということ。

【委 員】

 小学校の場合は、所見を書くことに非常に労力を費やす。成績はきちんと取ってはある。内容分析をしないと保護者には伝えられない。一番大きいのは、所見を口頭で伝えられるということだ。

【委 員】

2学期制導入となっているが、2学期制の後に「の」を入れた方が良いのではないか。

【事務局】

 ・・・(事務局了承)

【副委員長】

 3学期制の学校でも夏季休業日を短くすること、土曜授業を取り入れるなどとあるが、もうひとつあるのが、3学期制でもテストを4回しかやっていない学校があるということ。

【委 員】

 始業式と終業式を年度初めと年度終りだけにやるというのはどうか。やっぱり、学期ごとにやらないといけないのか。

【副委員長】

 学校の流れとして始業式、終業式、年度の終わりは修了式となっている。

【委 員】

 儀式的なものは省いてもいいのではないか。

【副委員長】

 そこまで簡略化はどうかと思う。

【委 員】

小学校の場合は、長期休業前に全校集会で生活指導や学習面を伝えておかないとならない。そこはきっちり時間を取るが、1時間目に食い込むことはない。

【委員長】

副委員長から3学期制の学校でも、テストの回数を減らしているところもあるという話があった。それも挿入することで良いか。

【事務局】

 ・・・(事務局了承)

【委員長】

①  はそれで良いか。

・・・(全員承認)

 次に「②長い評価期間の中で、きめ細かな指導と評価を行う」に対しての分析と考察についてはよろしいか。意見はないか。

 2学期制を生かしながら、1行目と2行目についてだが、成果がアンケート結果から出ているのか。特にアンケートの「夏休みを学期の途中とすることで、夏休み前と夏休み後の期間をつなげる学習ができている」との設問には、小学校では五分五分。中学校は評価がちょっと低い。「2学期制の実施によって、児童・生徒の学習や生活の様子を、長い評価期間の中で多くの資料を用いて評価できている。」については、小学校はプラスの評価だが、中学校は五分五分かマイナス評価に近い。その辺を考えるとどうかと思うが。取り組んではいるが、成果が上がっているのかどうか。

【委 員】

 取り組んではいるのだろうが、それが学校評議員や保護者に伝わっているかどうか。特に「夏休みを学期の途中とすることで、夏休み前と夏休み後の期間をつなげる学習ができている」の設問だが、先生達は伝えているし、伝わっていると思っているのだろうが、受け取っているかというとそうではないのではないか。

【委員長】

学校側の取り組みが、保護者側に伝わっていなのではとの意見ですが、事務局の方の意見はどうか。

【事務局】

 「夏休み前や夏休み中に個人面談や成績資料を用いて、学習状況や夏休み中に取組んでほしいことを児童・生徒に対してきちんと伝えている」のところは、アンケートの1番目の設問になる。「よくあてはまる」と「ややあてはまる」の合計を言うと、教員の小学校は94対4。中学校は87対11。学校評議員の小学校は77対13。中学校は88対12。保護者の小学校が83対15。中学校は78対20とプラス評価が多い。次に「夏休みを学期の途中とすることで、夏休み前と夏休み後の期間をつなげる学習ができている」の設問は、教員の小学校は52対45。中学校は28対69。学校評議員の小学校は40対57。中学校は29対68。保護者の小学校が45対51。中学校は48対50。教員については、中学校が低い傾向が出ていて、保護者の方はマイナス評価が若干多いが、拮抗している。続いて「2学期制の実施によって、児童・生徒の学習や生活の様子を、長い評価期間の中で多くの資料を用いて評価できている」の設問は、教員の小学校は70対29。中学校は42対56。学校評議員の小学校は74対18。中学校は71対23。保護者の小学校が44対52。中学校は33対63。教員について小学校は高いが中学校は低い評価だ。学校評議員はそれぞれ高い評価。保護者の小学校はほぼ五分五分。中学校は低い評価になっている。また、「学校は、児童・生徒の進路について、成績資料や通知表を適切な時期に提供している。(提供されている。)」では、教員の小学校は72対24。中学校は48対48。学校評議員の小学校は71対13。中学校は51対45。保護者の小学校が58対38。中学校は66対31。中学校は拮抗しているが、あとはおおむねプラス評価だ。「夏休み前や夏休み中に個人面談や成績資料を用いて、学習状況や夏休み中に取組んでほしいことを児童・生徒に対してきちんと伝えている」のところは、教員は伝えているし伝わっていると思っている。受けて側も伝わっているとアンケート結果に出ている。成績についても示す側も受けて側も、適切な時期に提供している、されていると出ている。委員長から指摘のあった小学校と中学校では多少の温度差がある傾向だ。「学校は、いろいろと工夫して夏休みの補習授業や行事などを行っている。」では、教員の小学校は95対2。中学校は95対5。学校評議員の小学校は95対2。中学校は95対5。保護者の小学校が74対24。中学校は64対34で、プラス評価の傾向は出ている。

【委員長】

 私見だがたとえば「夏休みを学期の途中とすることで、休み前と休みの後をつなげる学習ができている」については、教員は夏休み中の部活動(中学校)、それと研修がある。それにより物理的に指導に当たれない。特に研修については、小中学校共通で物理的な要因がある。そういったことが、結果にも出ていると考えられる。それと、「2学期制の実施によって、児童・生徒の学習や生活の様子を、長い評価期間の中で多くの資料を用いて評価できている」は小学校の方はおおむね出来ている、中学校は厳しいとのこと。こちらの要因は、確かな学力を数値化する難しさがある。中学校では通知表や内申を数値化する。テストの点数だけで評価するというのは、果たして確かな学力を評価できているのか。確かな学力を数値化することが克服されない限り、この結果が出てくるのは必然であると思う。

【委 員】

 学力をどう捉えるかが難しい。いわゆる夏休み前と後の期間をつなげる学習ができているかどうかの評価が低いとの指摘があったが、夏休み前の課題を、夏休み中に家庭学習した等で、9月になって引き継がれたという具体的な姿が見られると、こういった部分は明確になるだろう。その辺りが曖昧だ。漢字テストや計算テスト等、数値化できるものについては、子どもが努力して目標をもって取り組み、秋になってできれば、これは非常に分かりやすい。しかし、それだけを学校はやっているわけではない。そこは抽象的になってしまう。また客観的に見たときに、それほど自分はできていないということで、ここは厳しく出やすいところだと捉えている。

【副委員長】

 教員は10年研修だとか教員免許の更新だとか、夏休み中にやらなければならないことがたくさんある。部活動も関東大会が8月10日前後、全国大会は8月20日前後。それと、夏休みに補習教室を開いても、なかなか集まらない。3年生は夏季講習に参加している。アンケート結果に表れにくい。

【委員長】

 では、確かな学力を数値化することの難しさと、長期休業中の部活動や教員の研修も影響していて、克服していないことも課題として残ることを記述してほしい。

【事務局】

・・・(事務局了承)

【委 員】

 4ページの②のタイトルの後に、今までの委員会での主な意見を入れたらどうか。

【委 員】

そうした方が、流れが分かって良い。

【事務局】

・・・(事務局了承)

【委員長】

 「③教育課程の柔軟な組み方ができるようにする」について意見ないか。

【委 員】

 「7月末から12月末までに授業が行えるので、時間をかけた学習に取組めている」の中学校教員のプラス評価は、他より低い。理由はどうなのか。授業時数を十分に確保し、ゆとりある教育活動を展開するという①番に反面していることであると思うが、中学校ではあまり効果がないことなのか。それとも昔はあったが、今は意識が薄れてきていることなのか。

【副委員長】

 夏休みの直前まで6時間授業をして、夏休みが終わったらすぐに6時間授業をするというのは、教員が負担に感じているのは確かだ。

【委 員】

 十分な授業時数をしっかり確保してやっていくのは、必要なこと。そのための取組は2学期制であろうが3学期制であろうが、この10年の中で洗練させていって現状となっている。その中で7月末、12月末だけではなくてやっている部分は当然ある。それでも苦しい状況だと中学校の教員は捉えているのか。

【副委員長】

 中学校は、授業時間の確保に逼迫している。土曜授業をしないと、もっと夏休みを減らさないとならない。厳しい状況だ。

【委員長】

 中学校の評価は、時間をかけた学習に取組めているか否かということに起因していると考えていいのか。

【副委員長】

 土曜授業をしたり夏休みを減らしたりしないと、ゆとりをもった授業時数を確保できない。小学校も夏休みは短くしているが、土曜授業はしなくてよい。中学校は夏休みを3~4日短くしているが、それ以上は部活動の関係から難しいので、それ以外で授業をしている。区部の場合は土曜授業を月2回行って、夏休みをしっかり休ませると聞いている。羽村市は土曜授業を増やすと、地域行事と重なるので、これ以上は厳しい。そういったところから意識の違いは出てくる。

【委 員】

教育課程の柔軟な対応ができるようにするという、2学期制を持ってきたねらいがある。ここでは中学校は低い数字になっているが、ねらいは中学校でも反映されていて、活用されてきたのではないか。ただそれでも今の学習指導要領の中の授業時数を組んでいくのは、いろいろな工夫をまだまだ入れて行かないと厳しい。満足できないという厳しい評価になっていると捉える。

【副委員長】

今後は小学校も時数が増えるので、同じような苦しさを味わうことになる。

【委員長】

副委員長と委員の見解を合わせて、事務局でまとめていただきたい。

次に「④長期休業期間(主に夏季休業日)の活用を意図した取組をする」でなにかあるか。分析の最後の行に「中学校教員・評議員は低い評価となっている」とあるが、ここもコメントを入れた方がよい。先ほどと同じで、部活動や教員の研修がここにも影響していると思う。

【副委員長】

 中学3年生の補習教室は人数が集まるが、1・2年生は部活動が優先される。補習教室は以前から比べれば倍以上開設しているが、アンケートには反映しなかったようだ。

【委員長】

 アンケートの「夏休みを学期の途中とすることで、夏休み前と夏休み後の期間をつなげる学習ができている」ついては小学校は五分五分くらい、中学校はマイナス評価。それ以外の4つのアンケートは小中学校共におおむねプラス評価。つなげる学習の部分の中学校についてコメントをすれば良いので、入れておいてほしい。

【事務局】

・・・(事務局了承)

「6.2学期制の課題について」

【委員長】

「前期と後期の間が短いため、気持ちの切り替えができず学習意欲が高まらないのではないか」の分析と考察については何か。

【委 員】

 「児童・生徒については、学期の切り替えはあまり意識していないと言える」のところは、教員の方が必要としているのではないか。保護者や地域の方はほぼ同じ。子ども達が一番低かった。低いと言っても、半々に近い。実際どうなのかは難しいと、この結果をみて思った。事務局の説明の中にもあったが、切り替えをどう考えるのかというのがひとつ。実際に必要なのかどうか。たとえば、通知表が出て学校に戻すまでに週末しかなく、もう少し長い期間がほしいとかはあるかもしれない。でも、始業式に持ってこなくてはいけないという訳でもない。期間をとることはできる。

【委 員】

 気持ちの切り替えというと、長期休業の時と仕事をする時の頭の中の切り替えというのが、自分が切り替える場合は多い。夏休みに休みモードになっていて、休み明けに勉強モードに切り替えるのだということなら分かりやすいが、1学期の勉強から2学期の勉強に切り替わるという話をすること自体が、難しい話になっている気がする。

【事務局】

 当時のまとめたデータはあるが、詳細のデータが残っていないので、数字の比較が難しい。

【委 員】

 小学校の場合は、明日から夏休みだから学習・生活をきちんとすること。夏休みが終わったら、丁寧に話をして切り替えるよう、担任からも全体でも話をしている。言葉にして意識を持たせていることが大切だ。

【副委員長】

小学校は2学期制の導入当時は、秋休みを取っていた。中学校はほとんど取っていない。余裕もなかった。取った学校があったかもしれないが、1・2年生は部活動の新人戦が近く、休んではないので、気持ちの切り替えはない。教員は一息入れたい気持ちはあるかもしれない。

【委員長】

 切り替えとは一体なんなのか。切り替えは必要だろうが、何をもって切り替えるのか。分析と考察の最後のところは、断定し過ぎているので、書き換えたらどうか。

【事務局】

・・・(事務局了承)

【委員長】

②  「部活動への影響が大きいのではないか」について意見はないか。

【副委員長】

 部活動については、前に3学期制の場合と2学期制の場合とで一覧を作り提出したが、2学期制でも3学期制でもブッキングがある。ただ、一番大切な夏季大会で影響を受けるのは3学期制の方だ。2学期制は、秋季の新人戦がテストと重なる。野球やサッカーのように何週にも渡って試合があるような部活動はまた違ってくる。

【委員長】

 今の副委員長の見解だが、この分析と考察に書いてある内容でよろしいか。

・・・(全員承認)

【委員長】

③  「入学試験への影響が大きいのではないか。」について意見はないか。今までの論議とアンケートのデータが連動していると捉えていいだろう。

【副委員長】

 2学期制で入試に影響があったら、もっと問題になっている。羽村市全体の成績はかなり上がってきている。

【委員長】

③  については、よろしいか?

・・・(全員承認)

④  「夏休み前に成績表をもらわないことで、有意義に夏休みが過ごせないのではないか」について意見はないか。

【副委員長】

 実際には中学3年生だけには、夏休み前と冬休み前に評定は教えている。進路に関して言えば、不都合はない。

【委員長】

 分析と考察を見ると、通知表がひとつのポイントだ。特に中学校は数値化する。保護者はテストが知識・技能だけで付き、テストの点数が成績・評価につながると思っていて、保護者側の評価観とテストの考え方が、学校側とずれがあるのではないか。評価というのは、テストの点数で付けられるという観念がまだ強いように思う。その辺はどうか。

【副委員長】

 年度の始めに、評価の仕方の資料を配布し説明をしている。テストよりも意欲、関心、態度とか知識、理解とか基本は付いていて、教科によってはここの部分は何分のいくつだとか、分けて書いてある。小テストや提出物等で評価する。その割合はいくつかを示している。基本的にはどれだけ到達したかと、どこまで理解しているかで評価が決まる。50パーセントでC,80パーセントでB,それ以上がA。それを5・4・3・2・1でもパーセンテージで、評価が決まっている。小学校と同じ考え方だが、どこが足りないとか、ここは力が付いているとかを知らせているわけで、テストだけとなると、どう評価されたのかというのが分からない。

【委員長】

 「夏休み前に通知表が出た方が、夏休み中に勉強する意欲が出る」の設問は、児童、生徒は肯定的または五分五分。保護者同様に子ども達も評価観・テスト観が学校側とずれてはいないかとの心配がある。評価は知識・技能だけで付けられて、テストを行うことで評価が付くと思われている。評価はテストの成績で付くものではない。テストは成績を付けるものではなくて、自分の学習状況を確認して、次に繋げるものである。後者が学校側の考えであり、前者が保護者並びに子ども達の考えである。そういったずれが、不利だとか、テスト範囲が広いだとかになっている。そのずれを解消していかないと、何学期制になっても変わらないだろう。

【委員長】

 事務局の方で整理してほしい。よろしいか。

【事務局】

・・・(事務局了承)

【委員長】

 最後に2学期制の検証の全体的なまとめについてはいかがか。冒頭の「以上のことから、2学期制を導入したことにより、特に小学校において2学期制の成果が継続・発展し定着していると考える。」とあるが、中学校はデータを見ても大変厳しい結果が出ている。そこをコメントしておかないと、小中学校を合わせた2学期制の検証の考察にはならない。なぜ厳しい結果が出たかということにぜひ記述をお願いしたい。中学校は2学期制を推奨する上で乗り越えなければならない壁がある。中学校の先生方の意識が、小学校の先生方の意識に比べて劣っているのではなくて、中学校独特の条件があって、なかなか取り組めないという苦しさがある。それについて、いろいろ考えてみた。いくつか口頭で申し上げる。まず、確かな学力を具現化しにくい状況がある。一つ目は評価に対する入試の影響。高校入試が、中学校の評価に大きな縛りを持っているのではないか。高校入試の内容が、中学校の先生方の教育活動にかなり影響を及ぼす。確かな学力と言っても、入試の内容がそうであれば、確かな学力の一部にすぎない知識・技能だけに留まる苦しさがあるのではないか。もしも入試の内容が、確かな学力を問う内容になっていれば、中学校も当然考えていかなければならない。中学校の努力目標になる。高校入試の内容について、どうなっているのかを確かめなくてはならない。高校入試の内容ついて、見解はあるか。

【委 員】

 知識・技能が偏重かどうかというところは、ペーパーでは限られる部分があるので、まだまだあるだろうと思う。ただ、それだけでは分からない部分について、入試の中でも評価をしていこうという傾向にはあると捉えているが、点数化をしていく中では厳しい部分がある。委員長が指摘の点は、あるのかと思う。

【委員長】

 ここのところはもう少し調べてやった方が良い。2学期制にも大きな影響をあたえる問題だ。次に二つ目は、確かな学力を数値化する難しさ。先ほど申したとおりだ。三つ目は、評価とテストに対する、教科担任制の影響。小学校は学級担任制なので、子ども達を特定な教科にとらわれずに総合的に判断できる。知識・技能だけではなく、関心・意欲・主体的な態度等、多面的に評価しやすい。しかし、中学校はどうしても自分の教科の成績のみの評価、または関心・意欲・態度を見ても主体的な態度を見ても限定的なものになってしまう。子ども達は大きいたくさんの要素を持っている。多面的に判断すること。ある教科では自分は意欲・関心・態度が評価されても、ある教科では全然ダメだと、子ども自身が混乱する。教科担任制とテストについて中学校は苦しさがあると思う。それを解消するには、子ども達の学習状況を教科担任制の枠を超えて、先生間で共有する手段を取らないとならない。そこで、2学期制を導入する時に言われた評価補助簿、学習カルテ等を作成して、見せ合うシステムがある程度必要だ。四つ目は部活動や教員の研修で、先程申したとおりだ。五つ目が保護者の評価観とテスト観の転換。これらのことが、中学校で2学期制をなかなか取り込めない状況があることに影響を与えている気がする。当たっているようなら、文章の中に挿入すると良いと思うが。

【副委員長】

 2学期制を導入する際には教科補助簿を作っていたが、今現在はその対応が変わってきている。三者面談をする際に、教科補助簿を使って指導をするのが一番の目玉だった。小学校では残っている。高校入試も今年度また大きく変わった。テストがある教科の内申は1倍。テストがない教科の内申は2倍にして換算することになった。あと、独自で問題を作っている学校がある。そういった進路指導の重点校は、学力偏重と言われても仕方ない。

【委員長】

 では、挿入するということでよろしいか。

・・・(全員承認)

【委員長】

 事務局の方で、中学校の検証内容を入れていただきたい。

【事務局】

・・・(事務局了承)

「7.おわりに」

【委員長】

 意見はあるか。

 ・・・(特になし)

では、事務局の方で意見をまとめていただき、中間報告を完成させていただきたい。

今後の流れを説明してほしい。

【事務局】

 2月12日(金)の教育委員会の定例会にて、中間報告の提出をする。次の検証委員会は2月末に開催させていただき、今回の中間答申を受けて今後の形を考えていきたいと思っている。3月に最後の検証委員会を開催し、報告書を作成する。そして、4月の教育委員会定例会に、報告書を提出させていただければと考えている。

【事務局】

 次回委員会は、2月24日(水曜日)午後7時30分からはどうか。

【委員長】

 日程、時間はよろしいか。

・・・(全員承認)

本日の委員会はこれで終了する。

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