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    第4回羽村市史編さん委員会会議録

    • [2016年3月16日]
    • ID:8647

    第4回羽村市史編さん委員会会議録

    日時

    平成28年2月8日(月曜日)午後1時30分~3時5分

    会場

    羽村市役所3階庁議室

    出席者

    委員長 浜田弘明、副委員長 島田哲一郎、委員 深澤靖幸、白井哲哉、白井正明、菊池健策、白井裕泰、宮川修、増田一仁

    欠席者

    委員 森田幸男、顧問 櫻沢一昭

    議題

    • 委員長あいさつ
    • 議題

    (1)平成27年度羽村市史編さん事業の実績について

    (2)平成28年度羽村市史編さん事業計画について

    (3)その他

    傍聴者

    0人

    配布資料

    • 第4回羽村市史編さん委員会次第
    • 席次表
    • 【資料1】平成27年度羽村市史編さん事業実績報告について
    • 【資料2】平成28年度羽村市史編さん事業作業計画
    • 羽村市史編さんだより「伸びゆくはむら」第3号・第4号

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    内容

    • 委員長あいさつ

    委員長からあいさつ

    • 議題

    (委員長) では、議事次第に従って議事を進めていきたいと思います。本日は、森田幸男委員、櫻沢一昭顧問から欠席の連絡をいただいています。また、増田一仁委員が別の会議出席のため、中座されます。

    それでは、まず事務局に伺いますが、本日、傍聴希望者はいらっしゃるのでしょうか。

    (事務局) 現在、傍聴希望者はいません。

    (委員長) わかりました。傍聴者なしということで、本日の議事に早速入ります。

     

    (1)平成27年度羽村市史編さん事業実績報告について

    (事務局) 平成27年度羽村市史編さん事業実績報告について説明【資料1】

    【市史編さん本部・市史編さん委員会】

    ・本日2月8日(月曜日)の第4回市史編さん委員会の後、3月8日(火曜日)に、第8回市史編さん本部会議を開催予定。その後、3月23日(水曜日)の議員全員協議会で平成27年度の市史編さん事業の総括として報告予定。

    ・5月1日(金曜日)の第6回市史編さん本部において、市内関係団体への事業の説明と協力依頼を行いたい旨了承される。

    ・9月29日(火曜日)の第3回市史編さん委員会の内容について、10月20日(火曜日)の第7回市史編さん本部に報告し承認される。

    【第1部会】

    ・原始・古代・中世担当。部会員3名、調査員4名。縄文班・中世班に分かれて活動。

    ・縄文班は、主に出土遺物データのデジタル化・図面等の整理を進めている。

    ・中世班は、平成29年度に資料編の刊行を予定。石造供養塔の調査、文書類の調査、阿蘇神社所蔵資料の調査の3本立てで調査を行っている。

    ・石造供養塔調査は、調査対象総数(昭和51年・平成14年調査)176点のうち56点終了。不明55点の中には、平成14年時点ですでになかったものも含まれる。

    ・文書資料については、青梅市・あきる野市・奥多摩町等で調査を行い約70点の所在確認が完了。

    ・阿蘇神社所蔵資料については、市指定の文化財である中世瓦・狛犬等の再確認が必要。

    【第2部会】

    ・近世担当。部会員5名で活動。

    ・市内旧家所蔵の近世史料調査では、川崎の雨倉家(100点・近世中期~後期の土地質入の領収書等)、小作の宮本家(200点・修験関係)、坂本家(1,000点・玉川上水の水番人・明治期西多摩村の収入役)の目録作成・写真撮影を進めている。

    ・第1部会と共同で一峰院所蔵資料調査を行った。

    ・郷土博物館のマイクロフィルム複写の内容分析、国立国会図書館等などでの資料調査を随時行っている。

    【第3部会】

    ・近現代担当。部会員5名、主任調査員2名、調査員13名で活動。

    ・2月1日(月曜日)から近代担当の部会員1名補充。

    ・川崎の雨倉家(10,000点・養蚕・養豚関係史料・明治期の教科書・写真等)の資料整理を進めている。

    ・羽村市関係新聞記事目録の作成は調査員が中心に行っている。

    ・平成29年度に近現代写真図録編の刊行予定のため、写真資料の確認も進めている。

    ・横田基地関連資料調査、市の公文書のマイクロフィルム閲覧、郷土博物館での青年団関係資料調査等を行っている。

    ・羽村郷土研究会の会員とそれぞれの分野において情報交換を行った。

    ・羽村市婦人会とは2月29日(月曜日)懇談会予定。

    【第4部会】

    ・自然担当。部会員3名、主任調査員3名、調査員12名。地形地質班、生態班、気候班に分かれて活動。

    ・地形地質班は、比高調査(段丘崖の高低差の測量、年代測定)、景観調査(浅間神社・配水塔)、礫層調査、市内ボーリングデータの分析、福生市・青梅市での地形調査、GIS作業等を行っている。

    ・生態班は、緑地・公園・多摩川の植生調査、鳥類調査、昆虫調査、資料で植生や土地利用の変化の分析を行っている。

    ・気候班は、気温観測、風向・風速の移動観測を行っている。2月2日(火曜日)には早朝に観測を行った。その他、24時間市役所に決まった時間に自動撮影できるカメラを設置し、身近な気候調査を実施中。

    【第5部会】

    ・民俗担当。部会員6名、調査員1名で活動。

    ・市内民俗関係資料調査(穴番関係、雨倉家の民具等)を行った。今後社寺調査に入る予定。

    ・聞き取り調査については、第1回予備調査を8月19日~21日に10町内地域(旧奈賀・旧加美地区)を対象に行い、第2回予備調査を2月1日~3日で14町内地域(青梅線以西(第1回予備調査対象地域を除く)・五ノ神・小作台東)を対象に行った。

    ・第2回予備調査は、123名に聞き取りを行った。今後、個別対応7名を予定。また、この聞き取り調査をもとに、各部会員が担当分野ごとに話者に個別調査を行う予定。

    ・その他、郷土博物館の写真データ確認、羽村郷土研究会会員との情報交換を行った。

    ・12月に市史関連講座を行った。講師は、第5部会の菊池健策部会長。内容は、8月に行った民俗調査から見えた羽村の生活の様子。

     

    (委員長) ありがとうございました。ただいまの内容に関して各部会長から、補足説明があればお願いしたいと思います。

    (委員) 第1部会では、縄文班と中世班と大きく分けていますが、市内の遺跡は縄文と中世以外の時代のものも多少あります。そうした考古資料を郷土博物館で収蔵していることを確認していますので、今後どのような形で位置づけ、2分冊で刊行する資料編にどう振り分けていくのかが課題になるかと思います。それと併せて、阿蘇神社所蔵の貴重な中世瓦を資料化したいと考えています。これも考古資料という位置付けになりますので、縄文関係資料と抱き合わせでそうした考古史料を一括して1冊、中世班の中世文書資料と石造供養塔の調査を1冊にまとめるのも良いかと考えています。

    (委員長) ありがとうございました。ただいま第1部会から報告いただきましたが、何かご意見・ご質問はありますか。

    意見・質問なし

    (委員長) それでは、続きまして第2部会お願いします。

    (委員) はい。第2部会は、まずもって市内の旧家に残された資料の把握・確認・調査が基本となります。現在、いくつかの旧家から資料のご提供をいただいている所ですが、すべての旧村の資料を網羅できているわけではありません。平成28年度中に把握しないと近世資料編の刊行に支障が出てくると考えています。多くの史料は、郷土博物館に寄贈・寄託されていますが、調査が未着手なものも多く、進んでいるとは言い難い状況なので、これが最大の課題であろうと思います。

    また、天明一揆は羽村にとって非常に重要な事件だということはよく言われる所です。羽村町史以降数十年経ち、現在、天明一揆に関する資料が市外で点々と見つかりつつあります。これが、幕政を動かす事件だったということが少しずつ指摘されていますので、そうした広い目から、羽村で起きたこの事件について、もう一度見直しています。

    そういった外堀を埋める調査を今年度進めていましたが、今後は、市内の史料調査を進めていきたいと思います。

    (委員長) ありがとうございました。ただいま第2部会から報告がありましたが、何かご意見・ご質問はありますか。

    意見・質問なし

    (委員長) それでは、続きまして第3部会ですが、現在、明治期の資料調査が進んでいないため、今月から部会員を1名増員しました。近代の研究者なので、大きな戦力になってくれると思います。

    第3部会の活動内容については、調査項目を幅広く行っています。7~9月にかけて川崎地区の旧家の調査をさせていただき、事務局の協力を得て、図面の作成、10,000点の目録の作成を行いました。養蚕や養豚をやられていたほか、青梅鉄道の株主、産業組合の役員であったため、地元に関する産業・経済資料が多くあり、これからそれらの内容分析を進めていきたいと考えています。

    羽村に関わる新聞記事目録の作成については、大変時間がかかっています。すでに2,000記事のデータベース化が済んでいますが、それでも予定の半分までいっていない状況です。平成28年度には目途をつけていきたいです。

    平成29年度に写真を中心とした資料集を刊行予定です。単なる写真集ではなく、写真を資料として扱えるような図録・図説的なものにしたいと考えています。これまでに約6,000点を確認していますが、実際掲載するのは400~500点になるかと思いますので、これから選定を行っていきます。

    その他、基地問題の専門家が部会員になっていますので、横田基地についても今回の市史では詳しい記述ができるかと思います。

    また、最近の現代史は聞き取り調査も資料として使います。行政関係者を含め、これから聞き取り調査を進めて、それらも資料化していきたいと考えています。

    第3部会の補足は以上ですが、何かご意見・ご質問はありますか。

    意見・質問なし

    (委員長) それでは、第4部会お願いします。

    (委員) まず、地形地質班による段丘の年代測定について、あまりいい結果が出ていません。川の砂を年代測定するのですが、太陽に十分あたってないと、時計がリセットされません。どうもそのリセット具合がよくないという状況です。ただ、多摩川の礫の下に風化した10~5万年前の礫が入っています。そちらの礫がいくつか露出している場所がありますので、そちらの年代測定を行っていく予定です。

    生態班ではセミの抜け殻調査を行いましたが、樹種や場所の違いによるセミの種類の比較が難しく、2、3日程度の調査では十分な結果が得られないため、来年度は少し考える必要があるかもしれません。

    気候班は、先ほど説明にありましたが、先日早朝に気象観測を行いました。

    次に、第4部会では一般の方にとっておもしろいトピックはないか、ということで部会員と相談しました。地質班では、浅間神社の景観調査で御影石表示板と実際の景観が異なるのではないかと思っています。生態班では、小作緑地は落葉樹の森ですが、若い木はみんなシラカシなどの常緑樹です。現在昼間はわりと見通しが良いのですが、2、30年するとうっそうとした森になるのでは、という話がでました。気候班では、地球温暖化で冬が暖かくなっているといわれていますが、青梅の場合には、夏は暑いが、冬があまり暖かくなっていないというデータがあります。羽村でもその傾向が強いようです。来年度は、市内で1番涼しい所はどこか、というような調査ができればという話ができました。

    (委員長) ありがとうございました。第4部会について、何かご意見・ご質問ありますか。

    (委員) 昔、上の段に家がなかった時代は、上の段の方が寒かったんですね。というのも、植えたサトイモの茎などが先に枯れました。しかし、ここ20年ちょっとでそれが逆転しました。その辺の状況は把握できますか。

    (委員) これまでの気象観測では、冬には多摩川沿いに上流から風が吹くことが多いようです。もしかすると、そういったことで冷たい空気が多摩川沿いに入ってきやすいということが関係しているのかもしれません。ただ、昔がどうだったかは把握できません。

    (委員) いつからか小河内ダムが、上から水を流してくれるようになりました。田植えをする時期に水が冷たすぎるので、どうにかしてほしいと要望を出し、上から水を流す装置を作ってくれました。そのおかげでこの頃は温かくなってきました。

    (委員) ダムの中の表層の水ということですね。すると下層の冷たい水が湧き上り、それによって冷やされた空気がダム湖から流れ下っているかもしれません。貴重なお話ありがとうございました。

    (委員) なぜ玉川上水があの場所に作られたかという話を聞く機会があり、地形と関係があるということでした。その辺の関係性の記述は行うのですか。

    (委員) 少し記述しても良いかとは思います。場合によっては、近世部会と調整をしなければいけませんが、自然だけの記述ではなく、人間との関わりも入れたいと考えています。

    (委員) 客観的なデータがあるということも聞いています。

    (委員) 地形を見て、あそこが一番適当な場所だったといえると思うのですが、それが客観的といえるかというと難しいです。

    (委員長) よろしいでしょうか。自然編も人文事象を踏まえてお書きになると思いますので、期待したいと思います。また、近世・近代でも、自然地理学を踏まえて書くという話も出ていますので、双方で情報交換しながら歴史を深めていきたいと思います。

    それでは、最後に第5部会お願いします。

    (委員) 平成27年度は、旧町内を確実に抑えるという目標で、調査を行ってきました。8月の旧奈賀地区・旧加美地区、そして今回2月の五ノ神、小作、東、本町等の聞き取り調査を行い、旧町内は終わりました。これで個別に話を伺う調査にようやく入れると思っています。8月の調査を踏まえて、昨年のうちに何回か個別にお話を伺うこともできました。

    これまでの調査を踏まえていくつか気になる点を挙げますと、羽村では昭和30年代後半から40年代前半頃に暮らしが大きく変わってきているようで、それまで続いていた隣組が、それ以降希薄になったということがわかりました。

    また、穴番・庭場について、みな同じものだと思って聞いていきますと、人によって理解の仕方が全然違いました。それは、穴番とか庭場での仕事を実際体験している人が少なくなってきているということがあります。

    それと、昔から羽村に住んでいる人たちは、農業を営んでいる方が多かったわけですが、一生の間に農業という大枠は変わらなくても、時代ごとに養蚕をやり、次に養豚や牛飼いをするというように、農業の中身が変わっています。そういう意味で、都市近郊の農村のあり方がそこに出てきているということがわかってきました。

    2つ目は、昭和30年代頃から羽村に移り住んだ人達の民俗・文化をどのようにとらえることができるだろうか、ということです。それぞれ生まれ育った所から持ってきた文化ともともと羽村にあった文化が一緒になり、どのような文化が形成されるかと思ったのですが、なかなかそれが難しく、これからどのようにしてそれを調査し、市史にまとめていくかということを検討したいと思います。

    (委員長) ありがとうございました。第5部会について、何かご意見・ご質問はありますか。

    (委員) 私も外から移り住んだ人間なのですが、やはり新しい人と昔から住んでいる人との関わりというのは難しいと感じます。例えば、各神社の氏子の構成や運営の仕方などを調べていただくと良いのではないかと思います。

    (委員) 今回の2月の聞き取り調査でも氏子に入っていない人が多かったです。同時期に宅地開発で入ってきた人たちが一緒に何かやるという機会も少なく、正月やお盆などの年中行事は、生まれ育った所のやり方で個人単位でやられています。なので、民俗文化はあるのですが、それを羽村という枠組みで考えた時にどういうとらえ方ができるのか、ということが難しいと感じています。

    町内会の組織率も低くなっているという話も出ましたので、どこで皆さんがつながっているのか、そのつないでいるものを明らかにできればと思っています。

    (委員) 他の地域はわかりませんが、町内会の活動は活発な方だと思うのですが。その辺を客観的に比較はできるのですか。

    (委員) それは、難しいです。

    (委員) 氏子の当番制に対応できなくなってやめる人がここ20年ほどでかなり増えています。神社へお参りには行きたいけど、氏子の義務は果たしたくないという人が増えたと思います。これは、全体的にそうなっているのではないかと思うのですが。

    (委員) どうも時期的な波があるようです。若い頃、小さい子どもがいて祭を体験させたいので積極的だったのが、子どもが成長すると当然、親も年をとり、あまり関わらなくなる状況が出てきているようです。

    それをどういう風に把握し、民俗編という形にしていくのかということを考えなければいけないと思っています。

    (委員) これからの社会は、高齢化のこともあり地域のコミュニティの問題が大きいと思います。具体的な提案ということはできなくても、そちらの方向に向けられるような展望が言えればよいと思いますが、難しいでしょうか。

    (委員) 民俗として、どこまで言えるかには限界があります。データとしては見えてきますが、それが民俗なのか、別のものなのかということになると、十分検討しないと中途半端なものになってしまうと思います。

    (委員長) コミュニティの形成に関しては、現代史でも重要な問題になってくるかと思います。これから民俗部会と相談しながらまとめていかなければいけないと思っています。

    他の調査で見ると、団地と戸建の住宅街とでは、コミュニティのとり方が違います。それが羽村でも見られると思うので、その辺に焦点をあてて調べていきたいと思います。

    第5部会について、他に何かありますか。

    意見・質問なし

    (委員長) 各部会の報告を見ていきますと、他の市町村の市史で2~3年で行う調査をこの1年で行ったと思います。引き続き来年度もこのペースで進めていけたらと思います。

    全体を通して、何かご意見・ご質問はありますか。

    (委員) 西の風新聞の連載で横田基地に関するおもしろい記事がありました。立川基地の拡張に関して、地形的な問題等で難しいということがわかっていて、横田へ移転するというストーリーが最初からあったということが書かれていました。その辺の経緯を実証的に考察できるのか、書籍になっているので、それも読んでいただければと思います。

    (委員長) それに関しては、国立公文書館や米軍の公文書資料にあたっていて、これまで言われてきていなかったことが解明できる可能性がありますので、本編や資料編を書く時までにその辺を明らかにし、「この資料に基づいてこういうことがわかった」ということ等、なるべく細かく記述していきたいと思います。

    今言われた書籍の題名は何ですか。

    (委員) 『青梅再発見 あの人この人』という本です。

    (委員長) ぜひ読ませていただきます。そのほか、何かありますか。

    意見・質問なし

    (委員長) よろしいでしょうか。いろいろご意見が出ましたので、これから各部会でそれらの情報を生かしていただければと思います。

    それでは、続きまして議題の二つ目、平成28年度羽村市史編さん事業計画についてご説明をお願いします。

     

    (2)平成28年度羽村市史編さん事業計画

    (事務局) 平成28年度羽村市史編さん事業計画について説明【資料2】

    ・平成27年度実績報告の中で「継続」と記載したものは、平成28年度についても調査活動を継続する。

    ・平成29年度に資料編の刊行を予定しているため、内容の検討等の必要から、市史編さん委員会を3回行う予定。

    ・市史編さんだよりは昨年同様、年4回発行予定。

    ・第5部会以外の内容で市史関連講座を行う予定。

    ・第1部会⇒平成29年度に刊行する中世資料編の準備。

    ・第2部会⇒新出資料の把握・写真撮影・データ化。

    ・第3部会⇒坂本家・雨倉家資料の内容の検討。平成29年度に刊行する資料編の準備。

    ・第4部会⇒平成27年度と同様の調査が中心。

    ・第5部会⇒市内社寺の調査(各部会との調整)、青梅線以東地域聞き取り調査(アンケート調査)。

    (委員長) ありがとうございました。ただいま事務局からご説明をいただきましたが、その他各部会長から補足等ありますか。

    特になし

    (委員長) よろしいでしょうか。第3部会の新聞記事目録作成なのですが、平成28年度前半ということになっているのですが、今のペースでいくと、来年度いっぱいになるかと思います。よろしくお願いします。

    12月に行った市史関連講座について、第5部会の菊池部会長から何かありますか。

    (委員) 皆さん熱心に聞いてくださいました。終わった後に、来ていただいた方にお話を伺うことができ、非常に有意義なものでした。

    (委員長) ありがとうございました。また、平成28年度の11月に市史関連講座を行う予定ですので、皆さんご協力をお願いします。

    それでは、その他全体を通して何かご意見・ご質問ありますか。

    (委員) 資料2について、文化財関係の記述がないのですが、見直しや整理をしていかないと間に合わないと思うので、なんとか進めていただきたいです。事務局が行うとのことでしたが、どうしていく予定ですか。

    もうひとつ、地域の会館が今後すごく重要で、いろいろな拠点になっていくと思います。今まで地域の会館がどういう風に利用され機能してきたかという調査はできるのでしょうか。また、調査する予定はありますか。

    (事務局) ご質問の一点目の文化財関係ですが、随時郷土博物館と連絡・調整を行い、郷土博物館を通して文化財保護審議会の方々にもご協力をいただきながら進めていく予定です。

    ご質問の二点目ですが、各町内会・自治会にあゆみ等の資料提供を求めているところです。すでにいくつかの町内会から総会資料のまとめや記念誌の提供を受けています。資料から見えてくるものについて第3部会や第5部会と確認していく予定でいます。

    (委員) 担当はどこになるのですか。

    (委員長) 町内会・自治会関係に関しては、現代編で扱うことになると思います。現在、現代編の資料調査は主に公文書や印刷物が中心です。これから資料編の刊行に向けて、市民の方々がお持ちのものや町内会・自治会の資料を調べないといけません。それは、第3部会でやっていきたいと思います。町内会・自治会では、市役所で持っていない資料や廃棄された資料が多く所蔵されています。それは、資料としてぜひ現代編で扱っていきたいと思います。民俗の方で何かありますか。

    (委員) 地域の会館がどうできたかということをテーマにする予定はありません。ただ、平成27年度の調査の中で、地域の会館でずっと保管されている資料があり、そういうものは個別に扱っていこうと思います。

    また、すでになくなってしまった膳椀倉の存在やその活用の仕方等は民俗編で触れていきます。

    (委員) 羽村の近代にとって養蚕は非常に重要だと思いますが、蚕室の調査をする予定はありますか。

    (委員) 夏の予備調査や今回の2月の予備調査でも養蚕の話はよく出てきました。夏の調査を踏まえて、個別調査に伺った方に蚕室の話を聞きに行っています。民俗編では、生業という形で養蚕をどうやっていたか、どういう場所で蚕を飼っていたのかという話の中で蚕室に触れると思います。また家の間取り等についても調査を進めています。

    (委員) 羽村に近代建築はあまり残っていませんが、その辺の調査をやっていただけるといいと思います。

    (委員) 建て直しをしてしまって現在ほとんど見られなくなっているのですが、写真が残っていて見せていただくことがあります。写真から復元していくか、ただ、図面を起こしていくには専門家が必要です。

    (委員) うちも三角屋根の内部3階建の大きな屋敷でしたが、結局養蚕をやめて使わなくなって壊してしまいました。

    (委員) 蚕室はないかと思いますが、蚕室を改造したような住宅は残っているのではないでしょうか。

    (委員) 間坂の旧家では10年ほど前まで養蚕をやられていましたが、昔の蚕室の形ではないかと思います。

    (委員長) 古い家屋台帳の閲覧が可能であれば、その中でも確認ができるかと思います。その他、何かありますか。

    意見・質問なし

    (委員長) それでは、議題の(3)その他になります。事務局から何かありますか。

     

    (3)その他

    (事務局) 次回の会議の日程について説明

    (委員長) ただいま事務局から、次回会議の日程につきまして、9月下旬ということで提案がありましたが、よろしいでしょうか。

    異議なし

    (委員長) 詳しくは、今後日程調整させていただきたいと思います。

    その他に何か委員の皆さんからありますか。

    特になし

    (委員長) よろしいでしょうか。それでは、これで第4回羽村市史編さん委員会を終了いたします。ありがとうございました。

    お問い合わせ

    羽村市総務部市史編さん室

    電話: 042-555-1111 (市史編さん担当)内線365

    ファクス: 042-554-2921

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