1 日時 平成29年6月2日(金曜日)午前10時から正午
2 場所 市役所東庁舎4階特別会議室
3 出席者
【会長】金子 憲
【職務代理】内田正敏
【委員】田村義明、宇津木牧夫、小澤右任、川津紘順、田村 勇、矢部久子、大塚勝江、吉田ますみ
【説明員】羽村市民課長、柳川係長、平原課税課長、橋本係長、鳥海係長、飯島納税課長、早野係長、桐谷係長、小山スポーツ推進課長、井本係長
【事務局】早川財務部長、高橋財政課長、浜中主査、大武主査
4 議題
(1)手数料の適正化について
(2)使用料の適正化について
5 傍聴者 なし
6 配布資料 別紙のとおり
7 会議内容 下記のとおり
【会長】
只今より「第2回 羽村市使用料等審議会」を開催する。
本日は、『手数料および使用料の適正化について』として、各種手数料、使用料について審議していく。
審査項目が多いことから効率よく進行していきたいので、各委員のご協力をお願いする。
1 審議事項
(1)手数料の適正化について
①市民課手数料
【会長】
それでは、「(1)手数料の適正化について」を議題とする。はじめに、①市民課手数料について事務局より説明をお願いする。
【事務局】
…(「資料1-1から1-11」により説明)
【会長】
ただいま、説明があった件について、質疑等はないか。
【委員】
他市の状況を見ると、窓口と自動交付機等で手数料に差をつけている市がある。機械の操作が苦手な方への配慮は必要となるが、マイナンバーカードの普及等を考え、窓口交付については手数料を上げることを検討してはどうか。
【委員】
平成30年1月頃を目途にコンビニ交付サービスを導入するとしているが、これは国からの指示によるものなのか。また、国からの財源措置はあるのか。
【説明員】
国からは、市民の利便性向上の観点からコンビニ交付サービスについて取り組んで欲しいという要請はある。また、財源については、特別交付税で措置されることになっている。
【委員】
住民票記載事項証明の郵送にかかる1件あたりのコストが6,199円と突出しているが、今後郵送交付は行わず、窓口交付のみで対応してはどうか。
【説明員】
郵送交付の利用件数が1件のみであるため、コスト計算上は突出して計算されている。各種証明書を取得する市民の個別の事情もあるため、郵送交付についても対応している。
【委員】
コンビニが少ない地域があるが、そのような地域にコンビニを増やすことはできないのか。
また、マイナンバーカードの普及率が低いと聞いているが、普及が進めばコンビニ交付に係るコストについて下げることができるため、普及の啓発を積極的に行ってはどうか。
最後に、使用料等審議会は4年毎に開催されることから、コンビニ交付などの新規の手数料単価について決定すると4年間は変更されないこととなるため、流動的に対応してはどうか。
【説明員】
コンビニが増えることでコンビニ交付の利用が増えることが見込まれるが、市がコンビニを増やすことはできない。
マイナンバーカードの普及啓発については、会館などへ出張窓口を設けて欲しいという問い合わせなどもあることから、要望があれば今後調整したい。
新規の手数料の単価について、まずは他の交付区分と同じ単価で設定し、今後4年間の実績に基づき、次回の審議会で議論していただければと考えている。
【事務局】
委員の指摘のとおり、ここで決定した単価が今後も続いてしまうという懸念などもあることから、使用料等審議会については4年毎の開催に拘らず、社会情勢の変化などによって審議が必要となった場合は臨機応変に開催していくことを考えている。
【会長】
他に意見はないか。
…(なし)
【会長】
それでは、市民課手数料について、窓口と自動交付機等で差をつけてはどうかという意見もあったが、現行の手数料については据え置くこととし、また、コンビニ交付については200円に設定し、今後の状況を見ながら検討することが適当であるとしてよろしいか。
…(異議なし)
【会長】
それでは、以上とする。
②税務関係手数料
【会長】
引き続き、②税務関係手数料について事務局より説明をお願いする。
【事務局】
…(「資料2-1から2-7」により説明)
【会長】
ただいま、説明があった件について、質疑等はないか。
【委員】
固定資産税の住宅用家屋証明について、市負担分がマイナスとなっているが、これはどういうことか。
【説明員】
事務の効率化などを図った結果、発行に係るコストが減少したため、市負担分がマイナスとなっている。
【委員】
コストよりも高い料金設定であることから、発行手数料を下げることはできないのか。
【説明員】
住宅用家屋証明の単価については、政令で定められていた。現在は、単価の定めはないものの、引き続き従前の単価を準用しており、26市で同一単価を設定している。
その他のコストに見合っていない手数料の単価設定については、今後調査等を行い検討していきたい。
【事務局】
今後の審議の中で、実際のコストよりも手数料等を多く徴収している案件が出てくることがあるので、コストに見合った手数料等に見直しをしてはどうかなど意見をいただきたい。
ただし、コストについては理論上の数値であり、実際の収入とは一致していないことがあるため、バランスを見て検討をしていきたい。
【委員】
コストを下げるために、職員人件費を削減するという考えはあるか。
【事務局】
全体として、行政コストを下げる努力をし、使用料については施設等の利用者を増やす努力をする必要があると考えている。職員人件費をその中に含めるかは、現状では回答できないが、行政コスト全体を下げる議論の中で、検討することは可能である。
【委員】
市民課手数料の審議においても意見が出たが、市の財政状況やマイナンバーカードの普及促進などを考え、窓口交付の手数料については値上げをしたほうがよいのではないか。
【事務局】
窓口交付の手数料を上げることは、マイナンバーカードの普及促進に繋がる手法の一つであると考えているが、マイナンバーカードの普及率が低く、今後の推移がはっきりしない部分もあるので、今後の状況を見て検討していきたい。
この意見については、市としても重要な課題として捉えているので、審議会の意見として答申に盛り込んでいければと考えている。
【会長】
他に意見はないか。
…(なし)
【会長】
それでは、税務関係手数料について、現行の手数料については据え置くこととし、また、コンビニ交付については200円に設定し、今後の状況を見ながら検討することが適当であるとしてよろしいか。
…(異議なし)
【会長】
それでは、以上とする。
(2)使用料の適正化について
①スポーツセンター使用料
【会長】
それでは再開する。次に「(2)使用料の適正化について」を議題とする。①スポーツセンター使用料について事務局より説明をお願いする。
【事務局】
…(「資料3-1から3-8」により説明)
スポーツセンターについては、使用料の適正化に加え、①ホール貸切利用区分の見直し、②ホール貸切利用区分見直し後の使用料、③トレーニングルーム等個人利用区分の見直しの3点についても審議をお願いしたい。
【会長】
ただいま、説明があった件について、質疑等はないか。
【委員】
市内利用者と市外利用者について、どのように見極めているのか。
【説明員】
貸切利用については、予約時に身分証明などで確認している。個人利用については、特に確認しておらず、自己申告に基づくものである。
【委員】
貸切利用区分の見直しについて、午前と夜間は現行のままで、午後を2分割するということだが、午前を分割する考えはないのか。
次に、スポーツセンターの券売機について、入れ替えをする予定はないのか。
最後に、市外利用者の使用料について見直す考えはないのか。
【説明員】
貸切利用区分について、利用団体等へアンケート調査をした結果、長い時間利用したいというニーズがあり、細分化した場合は利用しにくくなってしまうことから、午前の区分見直しは行わないこととした。
次に、券売機についてだが、平成25年度に入れ替えをしている。
最後に、市内利用者と市外利用者の使用料の差について、市外利用者の使用料を値上げした場合、施設の利用が減ってしまう懸念があること、また、西多摩地域では広域利用するため同一料金に設定しようという動きもあることから、現状の使用料を維持したいと考えている。
【委員】
個人利用区分について、現状の利用時間4時間を2時間に見直すとのことだが、使用料についても、他市と比較すると安いので見直しを検討してはどうか。
【委員】
貸切利用区分の見直しにより、今まで休憩時間として利用ができなかった正午や夕方の時間について利用可能となったことは利用者の利便性向上に繋がるが、その休憩時間がなくなることで、トラブルが起きることはないのか。
また、他市と比べると個人利用区分の使用料が安いと考えているので、見直しを検討してはどうか。
【説明員】
現状、片付けの時間を含めての利用時間としているため、トラブルが起きることはないと考えているが、あらためて周知をしていく。
個人利用区分の使用料については、他市の施設と比較すると安い状況であると認識しているので、審議会の中で適正化についての議論をお願いしたい。
【委員】
利用区分の見直しについては賛成である。
個人利用区分の使用料については、10年以上改定されていない。用具のメンテナンスにも費用がかかるし、設備が充実しているスポーツセンターの恵まれた環境を考えると安すぎるのではないか。
【委員】
個人利用区分の使用料については、安いと考えている。大人料金と子供料金の区別をなくしてはどうか。
【委員】
個人利用区分の使用料については、安いと考えている。市外利用の料金については見直しを検討してはどうか。
【委員】
個人利用区分の使用料については、安いと考えている。個人利用区分の使用料を上げ、市内利用者と市外利用者の区別をなくしてはどうか。
【委員】
他市の状況などを見ても、市内利用者と市外利用者の区別は必要だと考えている。子供料金について、現在は中学3年生までとしているが、小学校6年生までに引き下げてはどうか。
また、利用区分の見直しについては、時間設定、料金設定ともに良い変更だと考えている。
【委員】
利用区分の見直しについては、施設の有効活用という観点から賛成である。
個人利用区分の使用料については、安いと考えているので利用時間を見直すこの機会に、使用料についても見直しをしてはどうか。
【委員】
使用料については、値上げをしても今までどおりのサービスと変わらないのであれば据え置きでよいと考えている。
利用区分の見直しについては、現在の利用状況に沿った見直しであることから賛成である。
【委員】
使用料については、用具や設備のメンテナンスにかかる費用についても反映させていく必要があるのではないか。
【委員】
貸切利用区分見直し後に設定する使用料だが、同じ3時間であるにも関わらず、午前よりも午後が割高になっている理由はなにか。
【説明員】
現状の貸切利用区分でも、午後の4時間と夜間の4時間では使用料に差がついており、利用者が多い時間帯については使用料を高く設定している。
【会長】
他に意見はないか。
…(なし)
【会長】
それでは、①ホール貸切利用区分の見直し、②ホール貸切利用区分見直し後の使用料、③トレーニングルーム等個人利用区分の見直しの3点について、事務局案のとおりとしてよろしいか。
…(異議なし)
【会長】
最後に、個人利用区分の使用料については、金額の設定など詳しくは市の判断に任せるが、他市の使用料などを踏まえ、見直す必要があるということでよろしいか。
…(異議なし)
【会長】
以上で、本日の審議事項は全て終了した。
「2 その他」について、事務局より説明をお願いする。
【事務局】
第3回・第4回の審議会については、ご提出いただいた予定表を基に調整した結果、第3回が6月23日金曜日午後3時から、場所は市役所4階大会議室B、第4回が7月10日月曜日午前10時から、場所は市役所4階特別会議室となっている。
なお、第5回以降の日程調整については、本日ご提出いただいた予定表を基に、事務局にて調整の上、連絡する。
【会長】
次回は、6月23日(金曜日)午後3時から大会議室Bで開催する。
それでは、本日の審議はこれで終了する。