表題の件につきまして、周辺自治体等からの質問に対して、防衛省北関東防衛局から下記のとおり情報提供がありましたので、お知らせいたします。
なお、横田基地に関する東京都と周辺市町連絡協議会では、下記のとおり米軍及び国に対して7月3日付で文書要請、7月7日付で追加口頭要請を行っています。
以前ご照会のありました事故について、米側から別添のとおり回答がありましたので情報提供させていただきます。
周辺⾃治体等からの質問に対する防衛省北関東防衛局からの情報提供
横田基地広報部から、本日(7月7日)、通常の運用時間内(午前6時~午後10時)において人員降下訓練を再開する旨、情報提供がありました。
北関東防衛局としては、去る7月2日に立川市にて発生した同訓練に係る事案に関し、米側は同訓練を安全に継続できると確認した時点で再開予定としていることから、これに関し説明を求めているところです。
本訓練の実施に際しては、米軍に対し、安全対策に万全を期すとともに、日米合同委員会合意の遵守に努め、周辺住民に与える影響を最小限にとどめるよう配慮を要請しました。
パラシュートなどの落下を確認できた場所は2か所です。
一つ目、西砂町2-5-14東京都水道局西砂第1浄水場敷地内の施設に落下を確認しました。
二つ目、西砂町4-1付近の電線上にパラシュートの備品らしいものが引っかかっているのを確認しました。
令和2年7月2日(木曜日)午後2時10分頃
立川市西砂町5-11付近
本件について、北関東防衛局長より、安全管理の徹底、事故の原因究明及び実効性のある再発防止策を講じること、そして、原因が究明されるまで訓練の中止をすることを申し入れています。
令和2年7月7日、北関東防衛局より、「米軍は、本日、通常の運用時間内において人員降下訓練を再開する。」との情報が、東京都及び基地周辺自治体に提供された。
横田基地に関する東京都と周辺市町連絡協議会では、7月3日、「今回の基地外へのパラシュート落下の原因究明と、他の落下物の有無の確認を速やかに行うとともに、再発防止策を講ずるまでは、同様の訓練は行わないこと」を求めていたが、これらに関する具体的な説明がないまま、訓練が再開されたことは、周辺住民の不安を増大させるものであり、誠に遺憾である。
さらに、7月2日に終了すると情報提供を受けていた訓練が、本日、再開されたことは、周辺住民の不信感につながるものである。
ついては、事故原因、他の落下物の有無及び再発防止策について、至急、関係自治体へ説明を行うとともに、それまでの間、同様の訓練を行わないよう改めて要請する。(※)
※国に対しては、「ついては、事故原因、他の落下物の有無及び再発防止策について、至急、関係自治体へ説明を行うとともに、それまでの間、同様の訓練を行わないよう米軍への申し入れを改めて要請する。」と要請
横田基地に関する東京都と周辺市町連絡協議会による文書要請
米軍宛要請文
防衛省北関東防衛局長宛要請文
横田防衛事務所長宛要請文