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    第10回羽村市子ども・子育て会議 会議録

    • 初版公開日:[2015年01月28日]
    • 更新日:[2015年1月28日]
    • ID:7525

    第10回羽村市子ども・子育て会議 会議録

    日時

    平成26年12月11日(木曜日)午後7時~午後8時17分

    会場

    羽村市役所4階特別会議室

    出席者

    会長 松本多加志、副会長 関谷博、委員 西田雅彦、池田文子、橋本富明、山本一代、芦塚のぞみ、島津彰仁、小林あや子、岡田成弘、川嶋恵理子

    欠席者

    青山直志、石塚健市、永井英義、川津沙織

    議題

    1.会長あいさつ

    2.議事

    羽村市子ども・子育て支援事業計画(素案)について

    3.その他

    傍聴者

    2人

    配布資料

    1 羽村市子ども・子育て会議次第

    資料1 羽村市子ども・子育て支援事業計画<素案>

    会議の内容

    1.会長あいさつ

     

    2.議事

    羽村市子ども・子育て支援事業計画(素案)について

    (事務局) 羽村市子ども・子育て支援事業計画(素案)について説明

     

    (会長) 事務局からの説明が終わりました。ご意見、ご質問がございましたらお願いします。

     

    (関谷副会長) 一点だけお聞きしたいのですが、認定こども園の関係でいろいろと問題点が出てきた感じがしています。特に補助金が、大きな認定こども園については減少になるということで確認を延長したいという動きが出ておりまして、国もこの件については全て理解されたということではないけれども、問題点が確かにあるということで、これを検討するということが新聞で報道されていました。しかし選挙に入ってしまって、消費税の増税も延期するということから、現時点で新しい動きがあるのか、また考え方くらいは出されているのかという点について、もし情報を掌握しておりましたらお聞かせいただきたい。

     

    (事務局) ご指摘のとおり、この会議でも何度か話題になりましたが、せっかく認定こども園を始めたところが、国の示した公定価格の仮単価で計算すると収入が減ってしまうということで、認定こども園を返上して幼稚園に戻る、私学助成を受けたほうが良いということでいろいろな動きが出てきています。国にもいろいろな意見が届いているのは確かなのですが、実際に仮単価を計算する表の単価も若干国が修正した部分が見受けられます。それから特に幼稚園を母体としている認定こども園について、今まで都道府県が支出していた分が国が定めた公定価格の仮単価の中には入っていない。だから、都道府県が今までと同じように上乗せしてくださいという通知を国が出しています。都道府県にとってもそれはちょっと違うのではないか、新しい制度できちっとやって行けるように国の財政支出も必要ではないかという意見もあったのですが、情報としては、東京都に限って申し上げれば、改善するための予算というのを所管部署から要求したという新聞報道等がありました。実際には、これから東京都も予算編成過程を経て、予算が都議会で議決されてということになりますので、具体的に、この様に決まったという情報は市にも届いていないという状況でございます。

     

    (池田委員) 今の認定こども園のこととも関連するのですが、70ページの(4)一時預かり事業については、この会議で特に検討課題に上がったという記憶がないのですが、アに幼稚園において在園児を対象とした一時預かり事業というのがあります。うちの幼稚園は、幼稚園単独型の認定こども園で通常の教育時間の後、それでもまだお母さんの仕事などの状況により保育が必要な子どもさんを朝の7時半から夕方の6時半までお預かりして保育するという認定こども園だったわけですが、認定こども園として受ける国からの補助金が少ないということも一つの「それでは困ります。」という声が大きく出たきっかけではあったのですが、それは国や都もできる限り補填していくという話が8月、9月の段階に出ておりました。事業所の収入減は多少あるにしても、将来に向かって認定こども園として制度が整備されていけば、解決していく方向に行くのではないかという考え方でいました。ただ、利用者の負担については羽村市で決めることになっていたものですから、そのことで私が8月、9月の会議で何回も申し上げさせていただいたのは、教育時間だけの子どもさんのほうが高くなってしまうという状況が、認定こども園の中で一緒のクラスにいる人の中で起きてしまうという食い違いが生じ、うちの園では認定こども園が続けられなくなってしまったということがあります。今までの預かり保育はどこで保証するのかについては、この一時預かり事業がきちんとした数字が出て、制度にきちんと取り入れていただければそれはそれで明るい希望が持てます。幼稚園の時間の後に一時預かりというかたちの預かり保育ができることになるのですが、この部分がまだはっきりしていないので、もし市としてこの部分をどのようにするか決まっているようでしたら教えていただきたいと思います。

     

    (会長) 利用者負担についてはこの会議で話を進めてきましたが、今の質問のところで何か事務局ございますか。

     

    (事務局) 一時預かり事業の関係で申し上げますと、新しい制度では一時預かり事業で実施していくのですが、例えば新しい制度に入らない幼稚園などについては、私学助成を受けて預かり保育を行うという場合もあります。見込み量については、両方を総合したかたちで計画に盛り込みご意見をお聴きしましたが、財政負担については少し異なる内容になると思いますので、事業者がどちらを選ぶかということになると思います。一般的に制度に入らない幼稚園においては、私学助成の預かり保育で対応されるのではないかと考えております。

     

    (池田委員) この一時預かり事業を羽村市としてどのように取り組みますという提示がないと、事業者としてはどちらを選んだほうが良いのかという選択ができないという状況になっているのです。今後、市でも市の事業として一時預かり事業をどのように展開していくのか決めていただいて、ご連絡いただければと思っていますので、よろしく願いします。

     

    (会長) 要望になりますが何かございますか。

     

    (事務局) 国の資料によりますと、施設型給付を受けない幼稚園での預かり保育事業については、私学助成による預かり保育、現行どおりとするという選択肢と、もう一つはどちらでもいいという線の引き方ではなく、線が細く、市町村の受託を受けて一時預かり事業としても実施が可能という表現がされておりますので、基本的にはこの資料を見る限りでは、私学助成の扱いによる事務が基本になると市では考えています。

     

    (会長) 今のことをしっかりPRする様な動きが必要かなという要望ですね。

     

    (事務局) 国からこの事業を実施した場合の国庫負担等の単価がまだ出てきていないというところもあって、羽村市としても各事業者にお知らせできないというのが現状でございます。

     

    (会長) しっかりと各園、また保護者も含めてPRするということが今後必要かなという要望がありました。

     

    (池田委員) もう一つ、認定こども園について、羽村市としてどういう方向に発展させていきたいのでしょうか。幼稚園と保育園を一体化したものとして認定こども園という新しい制度ができたわけですが、それを市としてどのようなかたちで援助していくのかというお考えがちょっと私には読み取れないので、より良い保育・教育につなげるという点ではその制度というものを有効利用し、今の幼稚園や保育園もそちらの方向に移行できるというかたちに誘導していけるような施策を研究していただければと思いますので、その点もよろしくお願いします。

     

    (会長) 羽村市だけで運用できない部分もあると思いますが、羽村市として今後の方向性がありましたらお願いします。

     

    (事務局) 今後の方向性として67ページの(6)のところで前回もご説明しております。誘導や促すという表現はしておりませんが、幼稚園と保育園の機能を併せ持って、保護者の就労等にかかわらず子どもを受け入れてもらえる施設であるということは市としても十分認識しております。そういった施設に移行したいという事業者があった場合には、適切にご相談をお受けしたり、情報提供したり支援はしていきたいと考えております。

     

    (会長) そういうことです。他にございますか。

     

    (橋本委員) 12月から保育園の入所受付が始まりました。11月からは、幼稚園の入園受付も始まっていますが、新制度への移行による保護者の混乱とか、申込者が増えたとか、待機児が多くなったとか、制度の変更に伴った状況の変化があったら教えていただきたいと思います。

     

    (事務局) 羽村市で申し上げますと、今、保育園の新規申込を受け付けている途中で、14日までとなっています。継続の方はまだこれからですが、新規の場合に限って申し上げれば、保育園については今までの申請に認定申請が加わりましたが、できるだけ負担を軽減するために認定申請と保育の利用の申込みの申請書を一緒にしたものを作っておりまして、実際には混乱は全くありません。ただ、市内で認定こども園2園が新制度に入るということで、市にまず認定申請をしなければならない部分があります。継続で認定こども園を利用する方につきましては、園で受けてくださることになっておりますが、新規の場合はいったん市に行かなければならないということで、それはちょっと負担だという意見が1件ありました。新制度に移行する認定こども園については、今までの保育所と違って少しいろいろな手続きが異なってまいりますので、園と十分な調整をして、資料なども事前にお配りして、なるべく混乱のないようにお互いに調整をさせていただきながら進めているところでございます。

           

    (西田委員) 計画の実行可能性についてお聞きしたいのですが、現時点で実行が不可能になるほどの事項はないですよねという話と、計画を実行するにあたって現時点で把握している大きな課題や気を揉んでいる事項があれば教えていただきたいと思います。

     

    (事務局) 一般的にこの新制度が始まった時の国の大きな目標、保育の待機児童の解消が一つの大きな目標であって、各市町村も待機児童を解消するように努力してきているわけです。羽村市は保育の必要量が概ね確保されていて、一桁の数の待機児が出るかどうかというところですが、国の議論が先送りになってしまったのですが、103万円の壁、扶養控除の廃止が出てくると、女性の就労が進むのではないかと考えられますので、足りなくなる可能性もあると思います。人口推計でも申し上げましたが、子どもの数は減ってきているのですが、現時点では毎年、保育園の入所の申込者数は増えています。新しく一つ保育園を作るほどではないけれども、できるだけそういったところの確保はしていきたいと考えています。

     

    (会長) あと課題はどうでしょうか、現時点で。

     

    (事務局) 就労が進むということで羽村市の学童クラブについても申込みが多くなっているのですが、例えば市内に大きなマンションが一つ建つと、そこの地域の子どもが一気に増える。少ない人口の中ではそれが大きく影響してきます。学区ごとに学童クラブを作っていますが、学区によっては今の施設では足りなくなってくるというところも見えてきておりますので、そういったところの施設整備をどうしていくのか、施設整備をするのかしないのかも含めて課題であると考えています。

     

    (西田委員) ありがとうございました。

     

    (会長) 他にございますか。今日が最後かもしれませんので、お一人ずつこの会についての感想や、今後市に対して希望することなどでもよろしいのでお願いします。

     

    (芦塚委員) 私には小学生の子どもがいますが、授業を妨害する子どもがいます。中には障害があるお子さんもいるようなのですが、そこに力を入れて見抜くものがあれば良いと感じています。

     

    (会長) サポート体制の要望というか、地域、家庭でもっと目を向けていくという要望、方向性でしょうか。ありがとうございました。

           

    (芦塚委員) 今はひどい状況で授業にもならず、先生もお手上げ状態です。週に1回通級指導学級に通っているようですが、果たして週1回で大丈夫なのかと思います。

     

    (会長) 特別支援に関わるところでしょうか。かたちだけのものではなく、もっと多様なサポート体制というところでしょうか。小さい時から対応していけば、そういった課題が将来減るかもしれないということですね。

     

    (芦塚委員) はい、そうです。

                                   

    (事務局) この計画に関連して申し上げると、87ページになりますが、羽村市の教育委員会でも力を入れていまして、インクルーシブ教育と言っております。そういったところに力を入れていて、(14)のはばたきファイルなどは就学前から作って子どもたちを支援していこうというかたちになっております。よろしければ教育委員会には伝えておきます。

                 

    (会長) これを通してそこにつながっていくわけですから、事務局もそのように受け止めていると思います。次に、山本委員、感想でも一言お願いします。

     

    (山本委員) 委員としてこの会議に出させていただいて、皆さんのご意見を聞かせていただいていて勉強になりました。近隣の市町村との情報交換もあるので聞くと、羽村市は本当に親切で良く相談にのってくれているのを強く感じています。先日、福生市の冊子を見させていただく機会があって、平成27年の新制度から今までは認証だったところが全部認可になって、少人数のところは小規模保育事業になるということが載っていたので、こういう市もあるんだと感じるとともに、どんな新制度になっても子どもにとって平等で、未来を担う子どもたちに今、どのようなことに手を差し伸べてあげたら良いのかということを考えていきたいと思います。市の方にもこれからアドバイスしていただきたいと思っております。今、私は認証をやらせていただいていますが、認証制度で子どもたちをお預かりし、保護者や子どもたちのためにもこの認証制度のままでいいのか常日頃悩んでいるところがあります。それも含めて今後、市の方にアドバイスしていただきながらより良い方向に向かっていきたいと考えておりますので、よろしくお願いします。

                                   

    (会長) 事務局よろしくお願いします。次に島津委員、何かございますか。

                                   

    (島津委員) 勉強させていただきありがとうございました。いろいろなサービスがあることも分かりました。私は保育園で去年と今年会長をやってまして、いろいろなお父さんお母さんと話す機会があるので、サービスについて宣伝はさせていただきました。ただ、もっと広報はむらなどで、新聞の見出しのような工夫をしたりだとか、知らない人や関心がない人が多いというのは比例していると思うのですが、もっと関心がない人に関心を持ってもらえるような工夫をしていくと良いと思いました。

                                

    (会長) 事務局よろしくお願いします。次に小林委員お願いします。

                                           

    (小林委員) 民生委員という立場から、児童部に籍を置いていますが、今、色んな施設に行きまして、良い勉強をさせていただいていますし、また、今回の会議で沢山の資料がありまして、一通り目を通してもなかなか分からないことが多くて、勉強不足であることを痛感しました。社協でサポートを行っていること自体もこの会議に出てから分かりました。そういったところもお手伝いしているんだなと、改めて分かりました。

    それから、この機会にお聞きしたいのですが、キラキラ広場でボランティアをさせていただいているのですが、中央児童館ではグループがあって、人数が16人と決まっているのですが、そこに入れないお子さんもいるということなのですが、そうなのでしょうか。誰でも入れると思っていたのですが、4人のグループが4つあり、16人しか入ってなくて、入れない人もいるということを聞いたのですが、そのようなことがあるのでしょうか。

     

    (事務局) キラキラ広場につきましては年度初めに参加者の募集をさせていただきまして、有償ということでグループを作って1年間ご利用いただく、親子でゲームや体操をやっていただくというものです。それ以外にもこぐまひろばなどがありますが、それについてはフリーで利用できるプログラムも用意していますので、そのようなかたちでご理解いただければと思います。

     

    (小林委員) 分かりました。ありがとうございます。

     

    (会長) 次に岡田委員お願いします。

     

    (岡田委員) この会議に参加させていただきましてありがとうございました。私は羽村市の事業所の代表として出させていただいたのですが、実際に子どもを教育する事業者や保護者、民生委員の方、児童相談所の方など色んな方のご意見を聞かせていただいて、非常に役に立ったなというのが感想です。現在は保育園、幼稚園の申込みのラッシュで、私は工場の人事課長の立場なので毎日10件、20件、役所に届ける色んな書類にハンコを押しています。書類などは紙になるとは思いますが、申請・届出しやすいといったところに今後努めて、保護者の皆さんの負担の軽減、お金に関しての話が出がちな会議でしたが、そういうかたちでのサービスについても市で考えていただければと思います。紙でそのまま渡されて良く分からないという部分もあって、そういったものがわかるようなかたちでやっていただけたらと思います。

     

    (会長) 要望ということで、事務局よろしくお願いします。それもサービスだということです。次に川嶋委員お願いします。

     

    (川嶋委員) 私も働きながら子育てをしている代表として事業所の中で選ばれたと思うのですが、子どもを育てているにもかかわらず初めて聞く言葉が多くて、内容を理解するのがいっぱいいっぱいで会議で意見をするということが中々できなかったと思っております。

    先日、会社のお母さんの話で、河辺のほうで小学生の子どもに対して中学生が「鞄の中見せて。」と言って、中に入っていたゲーム機を見て「このゲーム俺のだから。」と言って持って行ってしまう問題があったらしく、耳にも入ってこない犯罪も増えていると思うので、制度が変わることによって良い子が育つように変わってくれれば良いなと思っています。

     

    (会長) 子どもの育ちということですね。橋本委員、池田委員、感想等お願いします。

     

    (橋本委員) 先ほどのはばたきファイルの話ですが、全然周知がされていなくて、保護者が全然分かっておりません。始めたばかりなので最初はそうなのでしょう。

    保育園は事務がすごく多く、はばたきファイルは文科省からきている。厚労省でも要録があるじゃないですか。幼稚園もそうかもしれませんが、本当に事務量が多い。その他に経過記録を書いたり、子どもの育ちを考えて努力が報われるようなシステムならば良いのですが、お互いの建前だけで、こっちもやってる、こっちもやってるというところできているような、現場の実がないという感じがするのです。それよりも、もっと学校の先生と顔を突き合わせて話をしたり、つながる機会を持ったほうがはるかに子どもにとっては良いかもしれません。

    それと保育園には食事などいろいろな場面があるわけです。子どもたちはその場面場面で能力を発揮して、褒められて、気持ち良く送り出すようにしているのですが、学校の場合は勉強ができる、できないに集約されていて、得意分野を表現するような機会がどんどん少なくなってくるんです。頭の良い子や絵が上手い子、かけっこの早い子など得意分野に特化している子は良いのでしょうが、普段の優しさや生活の中で頑張っている子がもっと評価されるために学校の先生はもっと一人一人の子どものことを知らなければいけません。もっと違うことに労力をかけたいと思います。

     

    (会長) 教育委員会と連携する部分も沢山あると思います。市全体として子どものためにという要望ですね。

     

    (橋本委員) あともう一つ。先日、保育展を開催したのですが、シルバー人材センターに参加を依頼して参加していただいたのですが、シルバー人材センターでも子育て支援を有償ですが行っておりまして、非常に良い制度なのです。どのようなことをやっているのかというと、核家族化の中のおじいちゃんおばあちゃんの役割、子どもを迎えに行ったり、ご飯を作っている時に子どもと遊んだり、おじいちゃんおばあちゃんがいれば当然やっていることを有償で行うというもので、ビジネスとして芽が出そうなところです。ですから保育展に来てもっとPRしてくださいとお願いしたのですが、こういったところに入れ込むことはできるのかなと思いました。

     

    (会長) 参考意見ということで今後、活用していただければと思います。

     

    (事務局) シルバー人材センターの子育て支援については、子育て支援課で作成している「子育て応援ガイドブック」の中にも掲載してPRするなど、市でも協力はしています。何か月か前に、シルバー人材センターでも新聞折り込みを入れていました。

     

    (会長) もっと拡大してほしいということです。お願いします。次に池田委員お願いします。

     

    (池田委員) 子育てというのは善意の集まりで、子どもたちのために良い子に育ってほしいと思って皆が良い部分を子どもたちに向けていくということだと思うのです。幼稚園の先生も一生懸命やっているのですが、今回の新制度の目的というのは全ての子どもたちに質の良い教育・保育ということが常に枕詞で出てきているのですが、やっぱり同じように就労しているお母さんでも、幼稚園に来ているお母さんのほうが保育料負担が高くなってしまう。保育園にいらっしゃるお母さんのほうが保育料負担が安いということについては改めていくべきだと思うし、あるいは、お母さんが仕事しているとかしていないとかで子どもが違う施設に行かなければいけないことも改めていくべきだとずっと思っているのです。この会議は今日で終わりという話で、保育料審議会というものがこの場だと伺っているのですが、これから先も継続していき、ねじれをなくしていくにはどうすれば良いのか細かく検討していただきたいというのが願いです。私は認定こども園を行って5年くらいになるのですが、幼稚園型の認定こども園ですので教育時間プラス預かり保育のお金をいただくというかたちでやらせていただいています。お母さん方はお仕事がなければ無駄なお金を払いたくないので、お仕事がない時には認定こども園の利用を外すわけです。お仕事がある時だけ認定こども園の認定を受けるということをなさっている。そうすると、お仕事の実態というのがそこに反映されてくるのです。夏休みなどになると一気に認定の子どもが増えるのは、見えないかたちでお仕事をしているからです。幼稚園の保育時間だけパートの様なお仕事をなさっているから、普段見えないけれども夏休みのように幼稚園がお休みになると認定こども園児になって、その期間は保育園と同じようにお願いしたいというかたちになり、そのお仕事の状況がはっきり幼稚園の中に出てくるのですが、それが保育園に行ってらっしゃるお母さんですとお仕事が休みの日でも保育園に行ってるし、お仕事がある日も保育園に行ってらっしゃるから、保育園ではそんなに出たり入ったりすることが多分それほどないと思うのです。それで市役所から「どうして夏休みの時だけ認定の子が増えて、しょっちゅう人数が変わるのですか。」と問い合わせを受けたことがあったんですけども、それは、いわゆる国費というか税金を使っている上では合理的な制度が認定こども園の制度だと思うのです。必要な時だけ使っている。保育園の場合は48時間仕事をしていれば1か月何時間か分かりませんが、すごく長い時間預かってもらえるという制度になっていますので、お仕事が休みの日でも関係なく預けてしまうという状況です。認定こども園や幼稚園と預かり保育というのは働いているお母さんの便宜のためには非常に有効な制度だと思っていますので、就労支援で保育園の部分を増やしてそこだけをということではなく、全ての子どもたちに目配りをして、保育料審議会もきちんとしたものを作っていただきたいという希望が一つあります。

    小学校に行けば皆さん学童になるわけですよね。小学校は親が仕事をしている、していない関係なく皆学校に行っているのです。クラスの中に誰が幼稚園の人、保育園の人というのは関係ないです。皆授業を受け、その後に学童保育が必要な人が学童に行っているということです。それが幼児期の教育機関の中で同じようにやっていたのが認定こども園の幼稚園型なのです。そこは一つのあり方として検討していただければなということです。

    それともう一つ、先ほど、乱暴な子どもさんや困ったことをする子どもさんがいるとかの問題においては家庭というものがすごく大事だし、親が子どもに注ぐ目というものがしっかりあるかないかがものすごく子どもの行動を大きく左右するのだと思います。お仕事がすごく忙しくて、子どもが6時に帰って来てもまだお母さんお仕事という日が多いと、子どもたちは難しい部分が出てくるのではないかと心配してしまう部分もあります。子どもが特に小さい時の目配りを保証できるような良い子育て環境を羽村市で作っていけると良いなと思います。預かるばかりでなく、家庭というものの中で、お母さんたちに啓発していくこともすごく大事だと思います。

     

    (会長) 量の見込みについてはこれが最終決定ではなく、今後、状況により見直しを図っていくことは事務局も了解していると思います。子ども・子育てについては、極端に言えば小学校、中学校も含めた視点での対応も要望としてあるということです。次に西田委員お願いします。

     

    (西田委員) 私からは計画実行にあたって二つお願いがあります。一つはあくまでも計画ですから、それを立てた後に5年も先の話も含まれますので、状況に応じて計画を変更していく勇気を持っていただきたいと思います。自分で立てた計画を変更するのはかなり苦痛を伴うと思いますが、勇気を持っていただきたいと思います。

    もう一つは、いざという時に優先順位をつける勇気を持っていただきたいと思います。結局何が大切なのかというところに立ち返って、計画の実行が困難になった時に何かしらの判断が必要になった時には、全ての事業が重要は重要ですが、その中でも優先順位をつける勇気を持っていただきたいと思います。それが私のお願いです。

     

    (会長) 事務局お願いします。それでは副会長、何かございますか。

     

    (関谷副会長) 私からは庁内の対応になりますが、色んな施策を計画に則って実行していくということで、これだけの事業を行っていくのはすごく大変なことだと思います。そして、縦割り的に各部署の名前も入っております。縦割りで明確にしておくことは必要なことだと思いますが、しかし、先ほど話が出た、例えば税金の扶養の関係は税務課が関係しますよね。そうするとその種のものが影響が出てきて、保育園を希望する人が増えてくるとか、学校の色んな問題点、この中には教育関係の担当も入っておりますが、これからの色んな取り巻く状況というものが特に子育て支援に影響が出てくると思います。縦割を明確にすることは非常に重要ですが、庁内に横串を入れて、情報交換をしていく場を検討したほうがよろしいかなと個人的には思いましたので、是非、検討していただきたいと思います。

     

    (事務局) おっしゃるとおりで、いろいろな教育の部分から障害者の部分など、子ども家庭部だけでは所管できない分野にまで広がっています。11ページにありますが、この計画を策定するにあたってこの子ども・子育て会議の前に必ず内部で検討委員会を開いています。私が委員長を務めて、生涯学習部長が副委員長になりまして、委員は財務部から障害福祉など全てこの横串に入るかたちの委員にして、内部で揉んできています。今後この計画の実施、それから先ほど西田委員から二つのご意見としてありました計画の実行・見直しについても会議に諮りながら共通認識を持って計画を実施していきたいと考えています。

     

    (会長) 皆さんから一言ずついただきましたのでこの協議については以上で終了したいと思います。次に進みます。その他として事務局お願いします。

     

    3.その他

    (事務局) 事務局からお礼をさせていただきたいと思います。昨年8月から10回にわたりましてさまざまなご意見、ご要望等をいただいてきたわけでございますが、本日の会議でまた皆さんのご意見をいただきましたので、それらを踏まえまして計画の全体のデザインなども含めて事務局で最終調整をさせていただいて、来年3月までに本計画を策定したいと考えております。策定次第、委員の皆さんへもお届けする予定でございます。また、平成27年度からは新しい本計画に基づきまして市の子育て支援施策を実施していくこととなります。当市の全ての子どもたちが健やかに育まれ、安心して子育てできるような温かく子育てと子育ちを支援していきたいと思っています。今のところ今後の会議の予定はございませんが、委員の皆さんの任期は来年7月までとなっておりますので、今後ともよろしくお願いしたいと思います。最後に少し早いですが、皆さんが是非、良いお年をお迎えいただけるようにお祈り申し上げまして、簡単ですがお礼の言葉とさせていただきます。本日は年末で大変お忙しい中、本当にありがとうございました。

     

    (会長) 計画に関する会議はこれで終了でございます。平成25年度から2年間にわたり皆さんのご協力によりまして、いたらない会長ではございましたが、滞りなく会議を進行することができました。大変ありがとうございました。それでは、これで議題は全て終了いたしましたので、第10回羽村市子ども・子育て会議は終了させていただきます。ありがとうございました。

     

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