日時
令和5年2月25日(土曜日)午後2時から午後3時
会場
羽村市スポーツセンター第3会議室
出席者
会長 田村義明、副会長 堀松英紀、委員 荒西岳広、杉渕典子、樗木次男、永松俊哉、松井優太(10名中、7名出席)
欠席者 新島二三彦、河合律子、佐々木さと子
傍聴者 なし
議題
①令和5年度羽村市スポーツ事業(案)について
②羽村市スポーツセンターの今後のあり方(管理運営方法)について
報告
①羽村市の動向などについて
②国・東京都の動向について
その他
①今後の主なスポーツ事業の予定について
②今後の審議会開催の予定について
配布資料
・資料1.令和5年度羽村市スポーツ事業計画(案)
・資料2.羽村市スポーツセンターの今後のあり方(管理運営方法)について
・報道発表資料「ビジョン2025 スポーツが広げる新しいフィールド すべての人が輝くインクルーシブな街・東京へ」策定(東京都資料)
議事
開会挨拶
会長 今年度最後の会議となる。新型コロナウイルスについては、感染対策をしながらもイベントが実施できる方向になるなど、緩和されてきている。羽村市でもさまざまな取り組みが実施できるようになればと考えている。本日もスムーズな進行をよろしくお願いしたい。
議題①令和5年度羽村市スポーツ事業(案)について
会長 議題1、令和5年度羽村市スポーツ事業(案)について、事務局から説明をお願いします。
事務局 (事務局から資料1に基づき説明)
・ 「走り方教室」は、開催回数を年2回から年1回に変更している。
・ 「オリンピック競技種目体験教室」は、現時点では、トランポリンの体験教室を予定している。ゆとろぎ等のネーミングライツパートナーである(株)プリモに所属している日本代表の現役選手、佐竹玲奈さんを講師として招くよう、調整を始めたところである。なお、令和4年度は単独開催であったものを、令和5年度はパラリンピック競技種目体験教室①と、スポーツ体験イベント(仮称)との同時開催に変更している。
・ 「第54回羽村市総合体育大会」は、4月1日に予定している総合開会式について、コロナ対策の観点から開催規模の縮小などを検討している。
・ 「第76回羽村市市民体育祭」は、見直しをしたプログラム案を基に開催する予定である。
・ 「スポーツ体験イベント(仮称)」は、小学生ドッジボール大会とふれあい綱引き大会の廃止に伴い、新たに開催する事業である。複数のスポーツが一度に体験できるイベントを考えており、体育協会やはむすぽ、スポーツ推進委員などへの協力を、依頼することも検討している。なお、オリンピック競技種目体験教室と、パラリンピック競技種目体験教室①との同時開催とする。
・ 「パラリンピック競技種目体験教室①」は、ボッチャ以外の体験教室であり、種目については現在調整している。
・ 令和5年度新規の「市立公園の指定管理委託」は、土木課所管であるが、グラウンドなど、スポーツ施設が含まれていることから、参考として、記載をしている。
・ 「第55回東京都市町村総合体育大会」については、令和5年度は羽村市を含む第2ブロックが担当となる。幹事は青梅市だが、バレーボール男子は、羽村市が担当する。また、開会式はゆとろぎでの開催となる。
・ 「第32回西多摩地域広域行政圏体育大会」については、令和5年度は、第4ブロックである羽村市と瑞穂町が担当である。スポーツフェスタは瑞穂町が担当となるが、その他、競技大会など主となる担当は羽村市となる。
・「スポーツ施設整備事業」については、令和5年度は、スポーツセンターの修繕、スイミングセンターセンターの工事、弓道場の用地購入を予定している。
会長 事務局からの説明が終わりましたが、何か質問はあるか。
委員 「走り方教室」は、令和4年度は2回実施しているが、参加人数にばらつきがあると聞いた。そのため回数を減らしたのか。
事務局 「走り方教室」は、令和4年度は5月と9月の合計2回開催をした。5月は参加者が多く、9月は少なかった。より効果的に事業を実施する観点で見直しをしたものである。
委員 参加者数の違いについて要因は捉えているか。
事務局 今年度については学校行事と重なったものである。
会長 新型コロナの影響が大きい。5月以降にコロナ対策が緩和されれば、変わってくるであろう。他にあるか。ないようであれば、次に進みます。
議題②羽村市スポーツセンターの今後のあり方(管理運営方法)について
会長 議題2、羽村市スポーツセンターの今後のあり方(管理運営方法)について、事務局から説明をお願いします。
事務局 (事務局から資料2に基づき説明)
今回の意見聴取の目的について、これまでと同じであるが、今後、仮にスポーツセンターに指定管理者制度を導入した場合、サービス向上・経費節減等、市にとって導入効果が「有るのか」・「無いのか」を見極める前段階として、意見をうかがうものである。当審議会からの意見聴取については、令和5年度前半までの実施を予定しているので、次回の当審議会においても、意見等をいただくとともに、これまでの取りまとめを進めていきたい。
会長 事務局からの説明が終わりましたが、何か質問はあるか。
委員 都内のA市のスポーツセンター指定管理の事例を紹介する。A市は予算の関係から、冷暖房設備や雨漏りなどの修繕をせずに指定管理を開始し、その後、別の事業者に指定管理者が変わった。2番目に引き受けた指定管理者はそのような問題があるということを聞いていなかったにも関わらず、苦情の対応は行わなければならないため困っているという話を聞いた。
このA市は、羽村市と比較して経常収支比率が低く、対応できる予算があると見込まれるが、こうした事態が発生している。
指定管理者制度を導入している羽村市スイミングセンターでは、50万円未満で、年間150万円までは指定管理者が修繕することになっており、これを超える修繕は、市が実施することになっている。しかしすべての修繕を実施できるかというと予算に限りがある。
指定管理を開始する前に、市が必要な修繕を行うべきであり、羽村市スポーツセンターに指定管理者制度を導入するのであれば、数年前から予算要求を行い、修繕を終えなければならない。
私の関わっている狛江市でも指定管理者制度を導入しているが、修繕は市が対応することとなっている。他、光熱費の高騰という問題も現在発生しているが、市が補填することになっている。参考までにお聞きいただいた。委員 建物の経年劣化が発生した場合、指定管理者が対応するのか。50万円未満の修繕も積み重なっていくことを考えるとかなりのリスクである。指定管理者として手を上げようという事業者が出てこないのではないか。
会長 大規模な修繕は市が実施することになっている。修繕の必要が発生した場合、利用者に影響が出るので、指定管理者が速やかに直すことも必要である。
委員 指定管理者と市が連携を取らないと、利用者に不都合になることもあるのではないか。
会長 羽村市弓道場は指定管理料が0円であり、運営が難しい面もある。そうした事実もないとはいえない。
委員 指定管理料が0円の指定管理を受けるメリットは何か。
会長 体育協会はNPOであり、弓道人口増大を目的としている。近隣小学校ではこうしたことを理解して、課外クラブで弓道場を利用している。体育協会としてはスポーツ人口の増大を目的としている。
委員 健康科学の分野は進んでいる。健康づくり事業を民間委託するのは当たり前であり、なおかつ、成果を連動させ、評価する時代になっている。今後は、さらに進み、資金を提供することも普通に行われてくる。
ハード面をいかに活用し、ソフト面を充実させ、住民の健康づくりに寄与するか、民間を巻き込めばいろいろな取り組み方がある。議論のあった修繕についても、細かく覚書を交わして委託すればよいことであり、取り交わした内容に責任を持ってくれる事業者と手を組めばよい。民間の活用で、収益も上がれば、住民の理解も得られる。委員 今聞いた内容の情報は、指定管理者になりたい事業者も得られるものか。
委員 経済産業省のホームページに掲載されている。
会長 他に意見はあるか。なければ、次の議題に進む。
報告①羽村市の動向などについて
事務局 (事務局から説明)
・ 今回の3月定例会では、スポーツ推進課関連の一般質問はなかった。
・ 令和4年度の補正予算に関する情報である。スポーツ推進課所管の3月補正予算は、議決はこれからであるため、内示額をお伝えする。事業実績の確定による「決算見込額に基づく補正」を除いた、主なものとしては、電力等価格高騰対策支援金を計上している。電力等エネルギー価格の高騰により施設運営に影響を受けている指定管理者へ支援金を交付するため、弓道場については9万円を、スイミングセンターについては781万円を、それぞれ計上している。
・ 令和5年度の当初予算に関する情報である。これまで、スポーツ推進課の予算として措置をしていたが、市立公園の指定管理制度導入に伴い、スポーツ推進課としては、歳入・歳出ともにゼロとなる。
弓道場用地取得に関する予算については、平成26年度にNEXCO東日本と売買契約を締結し、令和5年度末が支払期限となっている弓道場用地の取得のため、土地購入費として、1億4,994万円を計上している。スポーツセンターに関する予算については、スタジオの音響機器一式を入れ替えるため、備品購入費として、94万3千円計上している。スポーツセンターの修繕については、外部ポール照明LED取替修繕として8万8千円を、館銘板スポット照明LED取替修繕として5万5千円を計上している。なお、建築課の予算であるが、1階器具庫防火シャッター修繕として、164万4千円を計上している。最後は、スイミングセンター屋根改修工事に関する予算である。建築課の予算であるが、経年劣化により破損した、スイミングセンター2階フロアの屋根の一部を改修するものとして1,996万円5千円を計上している。
会長 意見はあるか。ないようなので、次に進みます。
報告②国・東京都の動向について
会長 それでは、次に、国・東京都の動向について、委員からお願いします。
委員 資料に沿って簡単に紹介する。主催者ではないが開催会場として、2025年9月に世界陸上、10月にデフリンピックが開催されるため、国際スポーツ大会を通じてさまざまな分野に効果を出していくため、2月7日に「ビジョン2025」を策定し、発表した。
5つの柱を設定し、2025年両大会を通じて、良い効果をもたらしていきたい。大会年度に向けて市町村の皆様にもご協力を依頼することもあるかと思う。よろしくお願いしたい。会長 他に質問はあるか。なければ、次に進みます。
その他①今後の主なスポーツ事業の予定について、その他②今後の審議会開催の予定について
事務局 3月12日に駅伝大会が開催される。体育協会からの通知のとおり、昨年同様にコロナ対策のため、開閉会式、表彰式は行わない。みなさまも出席の必要はない。よろしくお願いしたい。
令和5年度についてはお配りした事業を実施していくことになる。
今後の審議会開催の予定であるが、令和5年度の第1回会議を6月に予定している。例年通り、補助金について審議していただく予定であるが、詳細については、案内するのでよろしくお願いしたい。説明は以上となる。
会長 質問はあるか。
委員 会議の内容とは無関係であるが、体育協会という名称について福生市はスポーツ協会に変更されたと聞いたが、羽村市はいかがか。
会長 体育協会からの情報提供で話をしようと思っていたところである。コロナの関係で調整中だが、4月1日に羽村市総合体育大会ならびに都民大会結団式を行う。実施する場合は、みなさまにお知らせする。また、ご質問の名称については、令和6年に国民体育大会が国民スポーツ大会に名称変更する。それに伴い東京都体育協会が東京都スポーツ協会に名称変更する。羽村市体育協会は来年4月1日付で羽村市スポーツ協会に名称変更する。名称変更は総会での承認事項であるため、本年の総会で承認をいただく予定である。
補足であるが都民大会も東京都スポーツ大会、生涯スポーツ大会もスポーツフェスティバル東京という名称に変更になるとの事である。
また、部活動の地域移行についての情報提供であるが、羽村市では懇談会を行っているところである。休日の部活動の段階的な地域移行を図るとともに、休日の部活動の指導を望まない教師が休日の部活動に従事しないこととするとのことである。強くなるために休日の部活動をいとわない教師もいると聞くが、学校における働き方改革が問われている。人や施設、財政面がクリアできないと地域移行も難しいと捉えている。
委員 情報提供であるが、羽村市の小学校はこれまで前期、後期の2学期制であったが、次年度から3学期制になる。1つの小学校は春に運動会を実施するが、残りの6つの小学校は、10月21日土曜日に運動会を実施する。
委員 小学校の夏休み期間中の教育指導はどのようになっているか。
委員 コロナの関係で昨年度は実施できなかったが、今年度は1週間程度実施した。夏休みの前半1週間で行うことが多かった。次年度は、松林小学校と武蔵野小学校がスイミングセンターを活用した体育の事業を実施すると聞いている。
委員 狛江市で体育協会理事を務めているが、狛江市では小学校7校のプール老朽化が進んでおり、温水プールがなかったことから、新たに温水プールを建設する構想がある。3から4年先になると思うが、完成すれば、全小学校のプール授業をこの温水プールで実施できるようである。
会長 他にあるか。ないようなので、事務局に進行を戻します。
事務局 会長、ありがとうございました。それでは最後に副会長から閉会の挨拶をお願いします。
閉会あいさつ
副会長 欠席委員もいたが出席いただき感謝する。スポーツセンターの今後のあり方については次回も審議するとのことである。新年度になってからもよろしくお願いしたい。
以上で、第4回羽村市スポーツ推進審議会を終了する。
羽村市教育委員会 生涯学習部スポーツ推進課(S&Dスポーツアリーナ羽村内)
電話: 042-555-0033 (スポーツ推進係)
ファクス: 042-554-9974
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