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あしあと

    平成21年度第2回羽村市使用料等審議会会議録

    • [2010年3月1日]
    • ID:622
    平成21年度第2回羽村市使用料等審議会会議録
    1 日時平成21年7月9日(木曜日) 午前10時00分~午前11時27分
    2 場所市役所4階特別会議室
    3 出席者【会長】岩瀬明夫 【職務代理】小平陽子 【委員】小山茂樹、秋山喜久雄、今井大宰、高山景次、小町孝、田村留美子、大塚勝江、渡邊榮二 【事務局】下田企画部長、市川財政課長、水迫主査 【説明員】竹田産業環境部長、小作産業活性化推進室長、高橋係長、小林環境保全課長、石川係長、平井生活環境課長、滝沢係長、森澤係長 
    4 欠席者なし
    5 議題 公共施設使用料等設定にあたっての算定基準について
    各施設使用料等の適正化について
    6 傍聴者3人
    7 配布資料・ 公共施設使用料等の算定基準について[資料No.1-1]
    ・ 他団体の使用料・手数料の適正化の基本方針[資料No.1-2]
    ・ コスト算定のルールについて[資料No.1-3]
    ・ コスト計算表(富士見斎場使用料)[資料No.2]
    ・ コスト計算表(産業福祉センター使用料)[資料No.3]
    ・ コスト計算表(霊園管理手数料・墓地除草手数料・墓地許可証交付手数料・動物死体処理手数料・塵芥処理手数料・し尿処理手数料・一般廃棄物処理業等許可・畜犬登録等手数料[資料No.4]
    ・ 羽村市施設使用料の状況(決算の推移)[資料No.5]
    ・ 羽村市手数料の状況(決算の推移)[No.6]
    ・ 多摩地区(26市)の手数料比較一覧表[資料No.7]
    ・ 第1回会議録
    8 会議の内容

    ○会長あいさつ
    (会長) おはようございます。只今から第2回羽村市使用料等審議会を開会します。本日は傍聴の方がいます。傍聴にあたっては、遵守事項をお守りください。

    1 審議事項
    (1) 公共施設使用料等設定にあたっての算定基準について

    (会長) まず、会議次第の「1 審議事項」の「(1) 公共施設使用料等設定にあたっての算定基準について」、事務局より説明をお願いする。

    (事務局)
    <「資料1-1、1-2、1-3」により説明>
    行政コスト計算の基準、公費と受益者の適正な負担割合の設定等を行うため、使用料等適正化のための基本方針(案)を事務局で作成したので、ご審議いただきたい。

    (会長) ただいまの事務局説明について質問等はあるか。

    (委員) 統一的な算定方法のところに、「資本的経費(減価償却費)について、コスト計算に算入すべきとの意見が多くなってきた。」とあるが、どのような理由で多くなってきているのか。

    (事務局) 新たな公会計制度として、自治体でも企業会計に倣った会計制度の導入、会計基準の見直しを図っている。こうした状況から、自治体では行政コストには減価償却費を入れる方向になっている。なお、考え方であるので、従来どおり公費負担とすべきとしているところもある。

    (委員) 資料として3市が示されているが、その他の自治体で減価償却費を入れていない自治体はあるか。

    (事務局) 東京都26市の全て自治体に照会しているのではなく、インターネットで公開している自治体を参考とした。また、前回(平成17年度)の審議会の中で、入れるべきとの意見はいただいている。なお、他県の自治体を見ると両方あるが、流れとしては入れる方向である。

    (委員) 減価償却費を算入すると言う事は、使用料を上げる方向になる。今の時代にそぐわない。市の財政が厳しいのは分るが、住民税が減ってきているということは、市民の生活も苦しくなってきているのでないか。そういう時に利用料が上がる方向はまずいのではないか。
    市民に対する行政サービスは、行政の本来の仕事である。この本来の仕事なのに、市民に負担を強いるのは間違っているのではないか。見直しに向けての市の経営努力とあるが、具体的なものは何か。
    私の会社では赤字の場合は、役員報酬をはじめ人件費のカットなどで身を切り、株主やお客様のサービス低下を招かないようにしている。市民に対するサービスの低下をさせて、提供側である市役所の身を削る努力が無いままに、値上げする方向というのは、市民の一代表として納得できない。市はどのような努力をしているのか教えていただきたい。

    (事務局) 大きな観点からご意見をいただいた。前回の審議会で市の財政状況を説明させていただいたが、実施計画上では7億5千万円の歳出超過となっており、市全体でどうしていくか計画を策定中である。
    コストの削減にはいろいろ取り組んでいるが、例えば、指定管理者制度の導入などである。また、生涯学習センターゆとろぎでは市民との協働による運営など新しい試みを行っている。
    ただ今審議いただいている部分では、資料の中の文章表現が「減価償却を算入したコスト計算が適当と考える。」の部分を修正しないさいと理解してよいか。

    (委員) この内容からすると、全般的に使用料金が上がる方向となっていると感じる。サービスを提供する市役所側としても、身を削る内容を提示しないと安易にイエスとは言えない。
    後ほどの審議の中で、料金が上がる場合は意見を出すので、この件は了解した。

    (委員) 今の意見は飛躍し過ぎている。使用料を算定するために、どういうものを入れて計算していくかである。私はやっと減価償却費が算入するようになったのかとの思いである。自分の家を建て替える場合は、減価償却費とは言わないまでも積立ても行っているのではいか。また、修繕料などもかかってくる。これらの費用が全部でこれくらいかかっている。原価がかかっていることを明確にした上で、使用料を決めるのではないか。公共施設は市民に対する福祉施設であり、民間施設のように利益を入れて使用料を決めることはない。
    あくまでも使用料算出の基準として入れるべきだという理論で、ようやく入ってきたんだと見た。これを入れたから使用料が直ぐに上がるとは限らない。よって、原価計算は、将来的には当然、減価償却費を入れるべきと考える。

    (会長) 他に意見はないか。
    さまざまな意見もでたが、これから具体的な説明を受けていく。
    それでは、使用料等適正化のための基本方針(案)については、ひとまず事務局案を了承とし、今後、それぞれの使用料等を審議していく中で課題も見えてくると思うので、最後にもう一度、必要に応じて審議することにしたいと思うがよろしいか。
     
    <了解>

    (会長) それでは、「使用料等適正化にための基本方針(案)」は了承とする。

    (2) 各施設使用料等の適正化
    ア 富士見斎場

    (会長)
    次に、審議事項の「(2) 各施設使用料等の適正化」を議題とする。はじめに「ア 富士見斎場について」事務局から説明願います。

    (事務局)
    <「資料2」により説明>

    (会長) ただいま、説明があった。質疑等はないか。

    (委員) 維持補修費が0となっているが、0でよいのか。
    斎場で転倒したという例を耳にする。現場を見ると、雨の日にロビーの受付がある所に水滴が溜まるようである。維持補修費が0と言うのもいいが、通夜や葬儀ではお年よりが増えてくるので、考えてほしい。

    (説明員) 今回のコスト計算は、平成20年度決算のため、維持補修費は0となっている。施設維持管理については、配慮していくので理解願いたい。

    (会長) 他に意見はないか。
    それでは、富士見斎場の使用料については、現行の使用料を据え置くことが適当であるとしてよろしいか。

    <異議なし>

    (会長) それでは、「富士見斎場使用料については、現行どおりとすることに決定する。

    イ 産業福祉センター

    (会長) 次に、「イ 産業福祉センター」について説明願います。

    (説明員)
    <「資料3」により説明>

    (会長) ただいま、説明があった。質疑等はないか。

    (委員) 市内事業者、企業が自らの経営改善と社員の福利厚生の活動で使用する場合は無料か。
    和室の料金は、生涯学習センターゆとろぎやコミュニティセンターを考慮して決めたのか。
     
    (説明員) 事業者が自ら使用する場合は、条例に基づき使用料は徴収していない。
    産業福祉センターは、東京都の勤労福祉会館を移管したが、その時の使用料を使っている。
     
    (委員) 羽村で譲り受け、羽村市の公共施設である。和室は、コミュニティセンターなどと調整するとともに、午前、午後、夜間の使用区分についても考えていただきたい。
    シルバーダンスの方々がダンスホールを使っているが、市内の事業所だけでなく、高齢者が自ら健康づくりを行っているサークルにも減免措置する考えはないか。

    (事務局) この施設は、東京都から産業福祉センターとして移管し施設目的があるため、考え方の整理が必要である。実際面については、今後の検討課題とさせていただく。

    (委員) 要望だが、市の公共施設としてお知らせが必要ではないか。商工会が運営していると思っている人がいる。
    他の公共施設と同じように、使用できるように要望する。

    (会長) 要望でよろしいか。他にあるか。

    (委員) 実際に使っている方のアンケート調査は実施しているか。

    (説明員) 特に実施していない。産業福祉センターを市内企業の利用がない場合は、一般にご利用いただいている。

    (委員) 利用者の意見を反映するため、アンケート調査を実施してはどうかと思う。

    (会長) それでは、産業福祉センターの使用料については、現行の使用料を据え置くことでよろしいか。

    <異議なし>

    (会長) それでは、「産業福祉センターの使用料」については、現行どおりとすることに決定する。

    ウ 手数料

    (会長) 次に、「ウ 手数料」について説明願います。

    (説明員)
    <「資料4」により説明>

    (会長) ただいま、説明があった。質疑等はないか。

    (委員) 一般廃棄物処理業等許可手数料のうち、再交付について負担率が174.2パーセントと高くなっているがどうしてか。

    (説明員) これは、収集運搬業等を営む事業者の許可証を再交付するもので、前回の使用料等審議会で審議いただいき答申いただいたものである。

    (委員) 霊園管理手数料について、住所不明などの場合は、10年経過すると使用許可が取り消されるようだが、長すぎるのではないか。改正する予定はあるのか。
    また、私も利用者の一人だが、隣の雑草がすごいが、除草の請求はどうなっているか。市が実施し、利用者に請求しているのか。

    (説明員) 住所不明な場合は、10年を経過すると使用許可を取り消すことになっているが、これを改正する予定である。
    除草については、908区画のうち135区画が市に委託している。この区画は、年4回市が行うが、他は自己管理となっている。

    (委員) 10年経たないとその場所が空かないというのは、今時どうかと思うので早急に改正してほしい。
    除草は自己管理とのことだが、凄い状況である。市の霊園なのだから、1年間余りにも汚い時は、市から連絡することはできないか。

    (説明員) 除草の関係については現地調査を行い、年3回通知している。通知しても改まらない場合は、電話等での連絡も行い、適切な管理をしていくのでご理解願いたい。

    (会長) 所有者が不明な場合は、どうしているのか。

    (説明員) 現在、908区画に通知して届かないところはない。

    (会長) 他に質疑はないか。
     それでは、各々手数料について説明があったが、それぞれ現行どおりでよろしいか。

    <異議なし>

    (会長) それでは、各手数料については、現行どおりとすることに決定する。
    その他、事務局から何かあるか。

    【事務局】 その他の配布資料について説明させていただく。
    <「資料5~資料7」を説明>

    <「審議日程(案)」を説明>
    案として作成させていただいたが、説明員との調整もあるので変更させていただく場合もあるので承知願いたい。

    <「第1回会議録」を配布>

    (会長) 会議録を配布したが、前回の説明のとおり、要点記録で発言者の氏名は「委員」としてある。後ほど確認いただき、何かあれば事務局へ連絡いただきたい。最終確認は、会長に一任願いたい。
    その他、事務局から何かあるか。

    (事務局) 次回については、7月29日(水曜日)午後1時30分から、大会議室Aで開催する。

    (会長) それでは、本日の審議会はこれで終了させていただく。
    長い時間、大変お疲れ様でした。ありがとうございました。

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