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あしあと

    第4回羽村市地域福祉計画審議会会議録

    • [2010年3月1日]
    • ID:731
    第4回羽村市地域福祉計画審議会会議録
    1 日時平成19年6月27日(水曜日) 午後7時~午後9時
    2 場所市役所4階特別会議室
    3 出席者会長 関谷博
    副会長 井上克己
    委員 川村孝俊、堀内 政樹、青柳臣活、大庭嘉雄、杉本節子、飛田一郎、浜本栄子、小山徳幸、竹田ヤス子、島田哲一郎、小松美夫、加藤チエ子、古川光昭、木下正彦、本田明子、佐藤由美、栗原玉
    4 欠席者山本啓史
    5 議題 1.審議  
    (1)第二次地域福祉計画の総括について
    (2)第三次地域福祉計画の基本的な考え方等について
    (3)その他
    2.その他
    6 傍聴者なし
    7 配布資料会議次第、資料:第3次羽村市地域福祉計画、参考資料:国民白書
    8 会議の内容1.審議
    (1)第二次地域福祉計画の総括について
    事務局より『前回資料3-第4章地域生活支援サービスの充実』に沿って説明

    (会長) ご質問、ご意見を頂きたいと思います。

    (委員) 『4災害支援体制の【現状】』のところで文中に「。」があるが特別な意味があるのか。

    (事務局) 申し訳ありません、「・」の間違いです。

    (委員) 『1在宅サービスの【課題】ひとり親家庭休養ホーム事業の推進、ひとり親家庭ホームヘルプ事業の推進』のところで、「事業のあり方や対象者の選定など見直していく必要がある。」となっていますが、事業のあり方や選定方法には具体的にどのような課題等があるのか教えていただきたい。

    (事務局) ひとり親家庭の方達がリフレッシュするためのもので、社会福祉協議会に委託をし、一日親子で過ごしていただくという事業です。例年テーマパークへ行っています。ただ募集の数より応募数が多いため、抽選で行っている現状です。その点のあり方や対象者の選定方法等を見直したいということです。

    (委員) ちなみに応募人数はどれくらいでしょうか。

    (事務局) 例年バス2台を予定していて、90人の定員で20世帯ほどです。

    (会長) 他にございますか。それでは第4章について終了いたします。


    事務局より『前回資料3-第5章子どもが健やかに育つための支援』に沿って説明

    (会長) それでは第5章につきましてご質問やご意見ありますか。

    (委員) 保育園の仕事をしていると、親に事情にあるなどで可哀相な子どもに出会うことがあり、子どもは親を選べないと思うことがあります。例えば、母子家庭で母親が寝ていて、朝、3人の子を保育園に連れてこられないので職員が毎朝迎えに行っている。子ども達も保育園にくれば楽しそうにしているが、親は帰りにしか迎えに来ないという状況があります。子どもを取り巻く親の問題を大きく感じています。子どもを見ている立場から非常に悲しく、親に対し憤りを感じる事も多いです。その世の中で、子ども家庭支援センターも力を注いでいると思いますが、更なる支援の強化を考えていただきたいと思っています。

    (事務局) 子育てに関する具体的な計画につきましては、次世代育成支援行動計画になると思いますが、地域との関わりという点で域福祉計画に反映できると思います。

    (委員) 『2子育てに関する相談・指導・啓発の推進の【現状】めだかグループの充実、【課題】めだかグループの充実』について、参加者が減少したということでグループ活動が廃止となり個別指導に移行したとなっています。重度の障害と違って症状がわかりにくいので発見が遅れると問題が大きくなってしまいます。6%の割合で何らかの問題を抱えている子どもがいるというような中で、一番大切なのは早期発見早期療育だと思います。
    今後も、健常児だけではなく、問題を抱えた子どもを早くみつけ、母親、家族も含めて、地域でサポートしていけるというような福祉ができたらと思います。

    (事務局) めだかグループの関係ですが、【現状】に書いてありますように1歳6ヶ月児健診によって声かけをするようにしていますが、お母さん方がお子さんの発達の遅れについてなかなか受け止めが難しいのが現状です。子どもを集めるとしても、そこに出て行けないなど、足を踏み出せずにいるようです。そういったことから年々参加者が減っています。個別の対応のほうが受け入れやすいようで、定期的なアプローチも可能になります。そういったこともあり、現状では個別対応を行っております。子どもにとっては、本当はグループの中でいろいろな人と交わって成長できるのがいいと思いますが、現状では難しく感じられ、グループを廃止し、平成17年度からは個別相談で対応しております。

    (事務局) 東京都でも今年の4月から高次脳機能障害、発達障害に対して支援センターを設け、活動をはじめました。相談いただければ、そちらへの紹介を市でも行っています。就学児には別の支援体制がありますので、その前までとなります。

    (会長) 平成16年度に廃止したものに対して第三次の新しい方向付けは考えてはいない、個別対応のみということでよろしいでしょうか。

    (事務局) グループがあれば支援したいと思いますが、現在の状況では計画の中に盛り込んでいくのは難しいと考えております。

    (委員) 私もお聞きして同感のところがあります。グループの衰退を踏まえて、個別支援について手厚く、広く早くなっていけたらと思います。

    (会長) ほかにご意見ありますでしょうか。

    (委員) 『4就学児対策の推進「学童クラブ」』のところで、青梅線以東に多い待機児童の解消とありますが、この点について具体的に教えてほしいです。

    (事務局) 今年度、西小学校区に西学童を開設し、現在は各小学校区に基本的に1つずつある状況です。青梅線以東に待機児が多いというのは富士見、松林、武蔵野学童です。新しいマンションができるなど青梅線東側が多くなっているようです。特に富士見小学校区の需要が多く、ついで武蔵野小、栄小学校区となっております。

    (会長) ほかにはよろしいでしょうか。それでは第5章を終了いたします。


    事務局より『前回資料3-第6章自立と社会参加の促進』に沿って説明

    (会長) では、第6章でご質問ご意見ありますでしょうか。

    (委員) 『4通所授産施設などの運営【課題】知的障害者通所授産施設「ワークセンターいちょう」の運営、福祉的就労の支援(福祉作業所「ひばり園」「あおぞら」)』のところで、こちらはまだ無認可の施設ではありますが、新しい障害者自立支援法に則った事業へと移行させ、就労支援の機能も持たせ障害者の自立に繋げていきたいという段階です。障害福祉課と協力して進めているところですが、今後も協力を頂きながらさらに進めていきたいと考えています。

    (会長) 障害福祉計画の中の事業なので、具体的な検討の中では入らないということでよろしいですか。

    (事務局) 今回の資料の中にあります「計画の位置付け」というものがあります。具体的施策については各計画に委ねることになります。

    (会長) では第6章についてはよろしいでしょうか。
    それでは、全体を通しまして総括的なご質問ありますでしょうか

    (委員) 第二次福祉計画との関連で第三次計画に関連があるというのが10項目あって、部分関連が4項目、関連なしが12項目、合わせて26項目ありますが、この中で第三次計画に触れるもの、部分関連で触れるものあるかと思います。
    進捗状況を数えると167事業があった中で、今回の第三次計画に触れていくものは何事業あるのかお聞きしたい。

    (事務局) 結論から申しますと、この167事業、具体的な計画については、先ほどお示しした各計画に委ねる予定でます。計画策定にあたっては、基本的な考え方など広い意味でのご審議をいただいて、何か組み込むべきものがあれば、ご意見を頂いて取り込んだ形での策定を考えております。

    (会長) 他によろしいでしょうか。それでは第二次地域福祉計画の施策体系の現状と課題については終わりにいたします。

    【休憩】


    (2)第三次地域福祉計画の基本的な考え方等について
    事務局より『資料-第1章計画策定にあたって』に沿って説明

    (会長) 計画の策定にあたって、第三次地域福祉計画をこのようにしていきたいという基本的な考え方についてでした。追加する点等、ご意見ございましたらお願いいたします。

    (委員) 『1計画策定の背景』の中にある「ソーシャルキャピタル」という言葉ですが、一般的に定着した言葉なのか疑問に思いました。下に説明があるのでわかりますが、一次二次と計画をこうして行ってきたと説明するという意味では、もう少し一般的にやさしい言葉で説明したほうがわかりやすいのではないかと思いました。

    (事務局) もう少し洗練された流れにするのか、わかりやすく平易な形にするのか、総合的に検討したいと思っています。専門家が見る資料ではないですからおっしゃるとおりだと思います。

    (副会長) 福祉関係では、難しいカタカナ言葉が多く、注訳などついていてもわかりづらく感じます。市民の皆さんにわかりよい言葉で噛み砕いた文章がよいのではないかと私も要望いたします。

    (委員) 計画の策定の背景についてまさにそのとおりだと思いますが、『住民、行政、事業者、関係団体等が連携した“地域で支えあう福祉のまちづくり”が欠かせません。』とあるように、地域福祉計画は福祉をキーワードにしたまちづくりだと思います。狭い福祉だけではなく、もっと広く介護、医療保険、交通、環境といったものも含めた大きなデザインでも良いのではないのかと感じました。

    (事務局) おっしゃる視点もあると思います。しかし、教育、環境、すべての計画を包含した羽村市長期総合計画が市として最上位の計画になります。その下で、おっしゃったような市民共通した支え合いの精神などは個別計画で理念の横串ができます。ただ具体的な施策は個別の計画に位置付けられますので、地域福祉計画の概念は、市民で支えあう地域の福祉環境などをまとめていきたいと考えています。地域における福祉の推進、福祉で地域づくり、この両方をこの計画の中で位置付けていきたいと考えております。

    (委員) 第二次の計画で6項目あったものが、今回は4項目にまとまっている。計画策定の背景の『多様な事業者の参入による供給量の増大要請とサービスの質の向上との整合など』というところは、「事業者の養成」ととらえてよいのか。
    また、『今日、“はむら”という地域にあっても』という表現がありますが、「羽村という古くからの連帯感のあった場所が都市化したために新たな生活課題が生まれた」という意味のことが言葉の中に含まれているということでよいのか、説明いただきたい。

    (事務局) これから高齢化が羽村市でもどんどん進みますと、介護保険などに関しても事業者の参入を促していかなくてはなりません。そうしますと、質の劣った、信頼性の足りない事業者が参入してくるという市場原理の負の部分が出てきます。供給量の増大を社会的に要請しつつ、その一方ではその質を確保しなければなりません。そこで市民の方が契約という行為のなかできちんとサービスが選べるだろうか、理念としては自己選択・自己決定・自己実現といいますが、例えば認知症が進んだ方がちゃんと自己実現できるだろうかといった問題があります。そういった支援の仕組みも必要でしょうし、悪質な業者も市場から退場させる必要もあります。こういったことを表現したかったのですが、まだ不十分ですのでもう少し洗練化する必要があると感じています。
    もう一点、「羽村という地域にあっても」という表現は、地域のきずなは羽村だけでなく日本の社会全体で失われつつあると言われていることをふまえています。羽村市でも町内会・自治会の加入率が年々下がっています。やはり地域のふれあい等、基礎的な住民のコミュニティの役割はまだまだ大きいものがあります。また、それにとらわれないNPO、ボランティア活動も行政としても支援していく必要があります。特に高齢者の問題ですと、一人暮らし高齢者のお葬式が出せないとか、入院して亡くなられてどうしたらよいのかと市に直接問い合わせがある状態です。孤独や孤立、その生活をどう支えるかは、羽村だけではなく日本全国、非常に社会問題にもなっています。この部分では、その辺を表現したつもりです。

    (会長) ほかにご意見ございますか。この背景につきましては委員さんからご意見もございましたので、事務局の中でも再検討いただきたいということでお願い致します。


    事務局より『資料-第2章羽村市の現状について』に沿って説明

    (会長) ご意見ありますでしょうか。

    (委員) 人口、世帯の推移などの表現をどう載せるかはあるかと思いますが、内容的なものということで、今日の資料の国民生活白書にもあります『つながりが築く豊かな国民生活』はつながりが希薄化してきています。羽村市でも平成10年と平成19年で比較をしたとき、人口の1,000人弱の増加に対して世帯数が2,500以上も増えていることをみると、一つの世帯の単位が小さくなっていることが明らかで、連帯した福祉を構築していかなくてはいかないということが読み取れます。表現は別として、内容的なものについてはこういった推移があるということ入れて欲しいと思います。

    (委員) 計画策定の背景とつながる、羽村独自の状況がはっきりみえるような資料を加えてほしい。例えば町内会の加入率が減っているというのであれば、何年前と比べてどれくらい減っているのかなどが見えるような形の資料を加えないと抽象的な計画になってしまいますのでお願いします。

    (委員) 第2章の内容が現状だけでは少し弱い気がします。やっぱり現状と課題というような将来動向の予測、そうした中でどんな問題があるのかに言及しないと弱いと思います。

    (会長)
     予測の例ということでしょうか。例えば、5年先の高齢者人口が増える等、羽村の読める特色を含めてと工夫してほしいいうことでよろしいでしょうか。

    (委員) はい。

    (委員) 『(4)地区別人口推移』のところで清流地区がありませんが、どこに含まれますか。

    (事務局) ご指摘のとおりです。清流地区に関しても、地域的な特色もありますので分けて入れていきたいと考えています。

    (会長) 他にございませんか。では次に進ませていただきます。



    事務局より『資料-第3章計画の基本的な考え方』に沿って説明

    (会長) 第3章についていかがでしょうか。

    (委員) 『2.計画の基本的な視点』と『3.計画の基本目標』はそれぞれ番号で連動して書かれていると思いますが、若干、違った書き方になっています。例えば、視点の「市民の主点的参加」が、目標では「市民意識の高揚と地域活動への参加」となっています。可能であれば、同じようなフレーズにした方がわかりやすいのではないでしょうか。

    (事務局) 『2.計画の基本的な視点』は広い視点で見る位置からみたもので、『3.計画の基本目標』は体系図のタイトルをイメージしております。4つの基本目標に対して、施策がその下に位置します。基本理念の下にどういう視点で計画をつくるかの「視点」、さららに具体的な施策の展開につながるようなキャッチフレーズとして「目標」を位置付けました。次回は体系図と施策を検討いただきますので、それと合わせてもう一度ご検証頂いてご意見を頂きたいと思います。

    (委員) 『3.計画の基本目標 (2)安心して福祉サービスを利用できるしくみの充実』は、サービスの提供者側からの視点に限られている気がします。利用する側の表現を含め、文章の工夫が必要だと思いました。

    (事務局) ご指摘のとおりです。具体的な施策では第三者評価や、介護保険の情報公開の充実について触れていきたいと思います。ご意見いただきましたので、ぜひ利用者サイドからみた公平性の確保や、情報提供の受け方等について検討し、洗練化した表現を入れていきたいと思います。

    (会長) 他によろしいでしょうか。それでは本日はここで留めさせていただくということでよろしいでしょうか。


    (3)その他

    事務局より『参考資料』の説明


    2.その他

    次回の日程調整をした。
    ≪次回7月30日(月)午後7時から≫と決まる。

    (会長) 本日は熱心なご審議ありがとうございました。