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あしあと

    平成23年第2回羽村市議会市長挨拶要旨

    • [2011年5月20日]
    • ID:3712
    羽村市長 並木心

    (平成23年5月18日)

    おはようございます。

    本日ここに、平成23年第2回羽村市議会臨時会を招集いたしましたところ、議員各位のご出席を賜り、厚く御礼申し上げます。

    新しく選ばれました18人の議員各位をお迎えしての臨時会の開会にあたり、謹んでご挨拶を申し上げます。

    議員各位には、去る4月24日に執行されました羽村市議会議員選挙において、市民の期待を担われ、めでたく当選の栄に浴されましたことを、心からお喜び申し上げます。

    今回の選挙で再選なされました経験豊かな議員の皆様、そして、このたび、初めてご当選され議員となられました新進気鋭の皆様、それぞれのお立場で、感慨もひとしお、選挙後、初の議会に臨まれたことと存じます。

    こうして皆様をこの議場にお迎えできましたことは、市政の発展のため、誠に喜ばしい限りでございます。

    5万7千余の市民の皆様を代表し、今後のご活躍を心からご期待申し上げます。

    さて、去る3月11日に発生いたしました我が国の歴史上、未曾有の大震災は、国内の広い範囲に甚大な被害と影響を及ぼしました。

    ここに、東日本大震災で亡くなられた方々のご冥福をお祈り申し上げますとともに、被災された皆様に、心からお見舞い申し上げます。

    この大震災に伴い、羽村市におきましても、計画停電や被災地からの部品調達の関係により、市内企業の操業への影響が生じておりますほか、自粛ムードの中での消費活動の停滞、さらには、福島第一原子力発電所の事故に伴う放射能の関係による、水や農産物など食品の安全性の問題など、市民生活と市内産業に、直接、間接にさまざまな影響が及んでおります。

    市では、大震災の発生後、直ちに、庁内に災害対策本部を設置し、帰宅困難者への対応、計画停電やJRの運行などに関する市民の皆様からの問い合わせへの対応をはじめ、公共施設の開館時間などの対応方針の決定、被災地への支援物資の提供及び応援職員の派遣、義援金の受付と現地への送金、被災地から避難されて来られた皆様の受入態勢の整備など、全庁を挙げて取り組んできたところであります。

    今後も引き続き、議会をはじめ、市民、団体、企業の皆様と手を携えて、羽村市として、被災地の一刻も早い復旧と復興に向けた活動を全力で支援してまいります。

    今回の大震災は、今後の羽村市における災害対策において、極めて重要な教訓をもたらしました。

    このため、これまで準備してきた想定や対応手順などの危機管理等について、羽村市地域防災計画をはじめ、さまざまな対応マニュアルなどを改めて見直し、いつ起こるか分からない災害への緊急かつ時機を捉えた新たな対策を追加してまいります。

    さて、今回の大震災は、ようやく景気の持ち直しの兆候が見られてきた我が国の経済を下押しするリスクを含んでおります。

    羽村市の平成23年度当初予算につきましても、予算編成時とは状況が一変し、市税収入の減少や国庫補助負担金の見直しなど、歳入面の変化が想定されますことから、社会経済情勢をはじめ、国や東京都の動向をよく見極めて、市政運営を行っていくことが極めて重要であると考えております。

    このことから、事務事業を着実に執行していくため、全庁が一丸となって知恵を絞り、創意工夫を行うことによりまして、財政負担の縮減に努めるとともに、大震災による影響や課題に対し、緊急かつ臨時的な対応が必要なものは、スクラップ・アンド・ビルドの視点で、スピーディな対応を図ることなどを、全職員へ指示したところであります。

    このような中、羽村市独自の課題といたしましては、将来の羽村市を、都市としてさらに発展・繁栄させていくための礎となる、都市基盤の整備、市内産業の活性化、生涯学習の推進や地域コミュニティの振興などの取り組みが挙げられますが、一方で、こうした諸施策を推進するための強固で持続可能な財政基盤の強化が課題となってきております。

    市では、現在、2次に渡る緊急経済財政対策を講じておりますが、先行き不透明な経済状況や社会構造の変化など、さまざまな動きが生じている中で、行政が担う役割は、ますます重要になってきております。

    私は、こうした変化に的確に対応するため、常に情報を先取りするためのアンテナを張り巡らせ、他の自治体を凌駕する行政運営に努め、市民の皆様が、豊かで生き生きと暮らすことができ、幸せを実感できるまちづくりの実現に向けて、渾身の力を傾注して取り組んでまいります。

    以上、直近の市政運営の状況につきまして、その概要を述べさせていただきましたが、来月、召集させていただきます6月定例会において、改めてお時間をいただき、私の市政運営に関する所信を述べさせていただきたいと考えております。

    議員各位におかれましては、議会と執行機関という役割こそ異なりますが、行政運営の両輪として、今後の市政発展と、明るく活力ある羽村市を子ども達に引き継いでいくため、絶大なるご支援とご協力を心からお願い申し上げます。

    なお、今次臨時会には、専決処分の承認2件、人事案件1件、合わせて3件の議案をご提案申し上げております。

    よろしくご審議を賜りますようお願い申し上げます。

    以上、私の挨拶とさせていただきます。

    ありがとうございました。


    ※平成23年第2回羽村市議会臨時会における羽村市長の挨拶の要旨をまとめたものです。
    従って議事録とは異なる場合があります。

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