戦争体験者が減少する中で、未来を担う若い世代が戦争の悲惨さや平和の大切さを学び、発信していくことができる人材を育成するため、中学生6人を広島へ派遣する「広島平和啓発施設見学会」を実施しました。
見学会では、参加者自身が考え、行動し、自らの言葉で発信していけるよう、事前研修、見学会、事後研修、報告会に取り組みました。
事前研修1回目(7月11日)、2回目(7月31日)
広島で起きたことについて学びました。また、見学会で交流する原爆体験者に関する図書資料として、「いしぶみ」、「ヒロシマ遺された九冊の日記帳」を紹介し、参加者はこの本を読んで、原爆体験者との交流に臨みました。
出発式(7月31日)
2日間の事前研修を終えた参加者は、出発式で市長に抱負を述べ、市長、副市長、教育長から激励を受けました。
1日目(8月5日)ヒロシマ青少年平和の集い
全国から15団体、164人が集った「ヒロシマ青少年平和の集い」へ参加しました。ワークショップにも、積極的に取り組みました。
2日目(8月6日)平和記念式典
平和記念式典に参列しました。
2日目(8月6日)班行動(A班)
原爆体験者との交流
(写真は、当時広島第一県女の一年生だった梶山雅子さんと二年生だった大野充子さんのお話を伺っている様子)
2日目(8月6日)班行動(B班)
広島平和記念資料館や慰霊碑などを見学しました。
(写真は広島県立第二中学校原爆慰霊碑でお話を聞かせていただいた新出稔雄さんと)
(写真は爆心地を見学している様子)
3日目(8月7日)班行動(A班)
広島平和記念資料館や慰霊碑などを見学しました。
(写真は原爆死没者慰霊碑を見学している様子)
3日目(8月7日)班行動(B班)
原爆体験者の交流
(写真は、当時広島二中の一年生で8月6日に被爆し翌日亡くなった故選浩行さんの弟、一法さんと二年生だった小畑彰三さんにお話を伺っている様子)
報告会(8月15日)
平和の企画展会場内において、広島平和啓発施設見学会の報告会を行いました。
広島を訪れ、ヒロシマ青少年平和の集いへの参加や平和記念式典への参列、平和啓発施設の見学や原爆体験談などを通して、感じたこと、伝えたいことを、参加中学生6人が報告会に訪れた約60人の市民の前で発表しました。
報告会資料
8月15日(金)に行われた広島平和啓発施設見学会報告会資料です。