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    第4回羽村市障害者計画及び障害福祉計画審議会会議録

    • [2014年9月17日]
    • ID:7141

    第4回羽村市障害者計画及び障害福祉計画審議会会議録

    日  時

    平成26年8月21日(木)午後7時~午後8時40分

    会  場

    羽村市役所 特別会議室

    出席者

    会長 井上克己、副会長 杉本久吉、委員 鈴木茂泰、堀内政樹、河村茂、青木岳彦、田口尚子、押江起久子、大浦奉英、森田幸男、栗原玉、菅谷幸恵、畠山明美、萩平淳子、荒木利恵

    欠席者

    なし

    議  題

    1.開会

    2.会長あいさつ

    3.議題

    ・障害者計画及び第4期障害福祉計画の素案の検討について

    4.今後のスケジュールについて

    5.その他

    傍聴者

    なし

    配布資料

    ・会議次第

    ・羽村市障害者計画及び第4期羽村市障害福祉計画(素案)

    会議の内容

    1.開会

    2.会長あいさつ

    井上会長あいさつ

    3.議題

    (議長) 議題に入る前に、事務局に伺いますが、傍聴の方はいますか。

    (事務局) 傍聴者はいません。

      ・障害者計画及び第4期障害福祉計画の素案の検討について

    (議長) 素案の中身が1章から3章ということですので、それぞれの章ごとに検討していきたいと思います。

     それでは、初めに、「第1章計画策定にあたって」ということで、事務局から説明をお願いします。

    事務局から第1章計画策定にあたってについて説明

    (議長) ただいま事務局から説明がありました。計画の策定の趣旨ですとか、背景、法律改正等もありましたし、それから、計画の位置付け、期間、推進の体制の取り組みということで説明がありましたが、これについて何かございますか。

    (委員) 障害のある人への虐待に関してという概要ですが、羽村市においては、これまで、障害のある人への虐待についてのどのようなことが起きていたのか、また、どのように処理してきたのか、教えていただけたらと思います。

     もう1つ、5ページ目ですが、障害者差別解消法の成立と施行の中の文言で、障害者に日々の生活の中で、過度の負担を課さないための「合理的配慮」をしないことを禁止していますということの中身は、どう取ったらいいのかわかりづらい。「合理的配慮」をします、進めるということなのか。この辺の言い回しは、どうしてこうなったのか、あと、「合理的配慮」という中身についてもう少し詳しく教えていただけたらと思います。

    (議長) 2点ほどございましたが、法律の解釈ということもあるわけですが、いかがでしょうか。

    (事務局) 1点目の虐待の状況ということですが、羽村市における過去の事案としましては、市外の入所施設において事例が1件ありました。

     それから、市外にお勤めの方ですが、会社内での取り扱いについて相談がありました。

     羽村市においては、それほど深刻な状況の虐待事案が起こっているということではありませんが、ニュース等でいろいろとショッキングな事例が報告されていることもありまして、虐待ということが注目を集めているという形で記載をしております。

    2点目の合理的配慮ですが、例えば、聴覚障害のある人に声だけで話すことは合理的配慮をしないことになります。視覚障害のある人にただ書類だけ渡して読み上げないなども合理的配慮をしないことになります。また、知的障害のある人にわかりやすく説明をしないということも、合理的配慮をしていないことになります。障害のない人にはきちんと情報を伝えているのに、障害のある人には情報をきちんと伝えないとか、そのようなことをやらないと、合理的配慮がなされていないということになります。

    (委員) 言葉的には、「合理的配慮をしましょう」という文言のほうが、わかりやすいと思うのですが、この言い回しというのは、どう解釈していいのか悩んでしまいます。

    (委員) 今の点に絡むのですが、背景のところの記載の仕方で、およそ時系列という形でお書きいただいたようですが、権利条約の批准にかかわる法整備というのが、背景として非常に大きなところがあると思います。

     今の合理的配慮というのは、非常にキーワードになっていると思うので、平成19年9月に、国としては署名していると。平成18年12月に国連総会で採択をされているということで、それ以前から情報があって、いろいろ法整備の準備はあったのだと思いますが、具体的にはここから文言を受けてどうするかということがあると思います。

     例えば、「合理的配慮」みたいなキーワードの話を策定の背景の冒頭のところに、国際的な人権の主張といいますか、権利条約の採択というようなことを最初に出して、キーワードとして、そうしたことに基づいて関係法令の整備が進められたということが冒頭にあって、そのキーワードを受ける形で、各種法律の観点があるみたいな説明になると、読みやすいかなと思います。

     あと、6ページにある第4期障害福祉計画の基本指針についてですが、前回のときにいただいた資料のことを指しているのでしょうか。

     第4期障害福祉計画の基本指針というのは、市でつくる第4期のことを既に基本指針として策定をしたということになっているのか、前々回に資料を出して示していただいたことから示されている法律というようなところなのかということを教えていただければと思います。

    (事務局) 7ページの計画の位置付けの図を見ていただくといいと思いますが、まず、障害者総合支援法の中で、国は基本指針を定めなさいという形になっておりまして、国が基本指針を定めます。

     その基本指針にのっとった形で、東京都は東京都の障害福祉計画を策定しまして、羽村市は、基本指針、それから、東京都の計画などを考慮に入れた上で、羽村市の障害福祉計画を作成するというような位置付けとなっております。

    (委員) 了解しました。国の示した基本指針ということですね。

    (議長) そのほか何かございますか。

    (委員) 6ページの基本指針のところで、「強化するとともに」のところで、今後、取り組んでいくべきようなところが括弧で書かれているが、「障害児支援体制の整備」の後、「計画相談の連携強化、研修、虐待防止等」については、同じ固まりではないように思うが、1つの括弧でくくられているのは何か理由があるのでしょうか。

    (事務局) 第2回の資料でお示ししましたとおり、このくくりで個別の施策分野として国が示しているということです。

    (議長) そのほかございますか。

    (委員) 3ページのところで、前回の会議のときに、身体障害、知的障害、精神障害の方がふえているという話に基づいて、「身体障害や知的障害のある人の増加に加えて、精神障害のある人の急増」という言い回しは、この言い回しでいいのでしょうか。「精神障害のある人の急増」というと、明らかに去年と比べて猛烈にふえているという印象を受ける。「増加」と「急増」だと明らかに違います。「増加」だとふえている、「急増」だと一気にふえる。こういう言い回しでよろしいのでしょうか。

    (議長) 上から5行目のところに、「この間に」というところの言い回し、「急増」という言葉、物すごく一遍にふえたような感じがするということですが。

    (委員) 前回もそのことが話題になったときに、やはり、障害者がふえているというよりも、今まで表に出ていなかった人が、社会の理解が深まって表に出てこられるようになったとか、ストレス社会で実際ふえているということもあって、前回の議論があったようなところが、1行だけで「急増」としてしまうと、やはり違和感を持ちました。

     それと同時に、前回の、いろいろな背景とか、そういうのもどこかに出てこないのかなと思いました。

    (議長) こんなふうにしたらというところもあれば。これは素案ですので、委員の皆さんのご指摘をいただいて、直しながら答申を出していきたいと思います。いかがでしょうか。

    (委員) 目次を見ると、趣旨とか背景のところという部分ですが、前回みたいな、現状のいろいろな基礎資料で、羽村市の状況はこうだ、こういうのは進んでいる、こういうところはこうだと、いろいろな説明がありましたが、そういう羽村市の現状がわかるような部分というのはどこか出てこないのか、そういうのがあった上だと、この辺の文章もわかりやすくなるのではと思いました。

    (議長) 背景の中では、法律に関してのことだけが載っているということで、もう少し状況を入れるべきではないかということですが、そういうことですね。

    (委員) そうです。

    (議長) その辺をもう少し考えていただきたいと思います。

     先ほど計画期間について説明がありましたが、通常、障害者計画というのは、中長期ということになっていますが、今回は3年という短い期間で、障害福祉計画と全く同じ期間で策定するとのことです。

     確かに、長くても、社会情勢等の変化と先ほどもありましたように、法律だとか制度の改正によって見直しするということがありましたが、今回、障害者計画の期間を3年にしたのはどのような理由なのでしょうか。

    (事務局) 現行の計画は、障害者計画が6年となっていまして、障害福祉計画が3年ということで、6年、3年、3年というセットになっています。

     現計画をつくったときには、国の障害者基本計画の計画期間が10年ということになっていまして、市の6年という計画も、10年の中におさまる形でした。

     今回、国がつくりました3次の基本計画が、計画期間を5年としたことから、これまでの6年を踏襲して計画期間にしますと、国の基本計画の計画期間を超えてしまうということがありましたので3年としました。

     また、東京都が障害者計画と障害福祉計画を両方3年間の計画期間ということで一体的に策定しているという経緯なども参考にしまして、羽村市につきましても両方の計画を3年で策定したらどうかということで素案としています。

    (議長) わかりました。ありがとうございます。

     そのほか何かございますか。

     なければ、次の第2章計画の基本的な考え方に進みたいと思います。

    事務局から説明をお願いします。

    事務局から第2章計画の基本的な考え方について説明

    (議長) 第2章の計画の基本的な考え方ということで、1つ目は基本理念、それから、2つ目が基本的な視点、3つ目が基本目標ということで、5つの目標を掲げたということで説明がありましたが、その中で、基本理念については、現計画をそのまま引き継ぐということで説明がありました。

     そういう中で、何かあればお受けしたいと思いますが、いかがでしょうか。

    (委員) 「障害のある人」という言葉で使っていますが、これを「高齢者」に変えても、全く読み取れる。それも、「市民一人ひとり」に変えても読み取れるということで、すばらしいことだと思いました。

     私も地域に住んでいて問題になっているのは、基本理念の中で書かれている「支える意識を持つ人々が多くなっていく必要があります」というのが、今の羽村市の大きな課題だと思っています。

     社会福祉協議会で、小地域ネットワーク活動というのも、基本的にはこちらのことについてウエートを置いているわけです。やはりこれから、市民一人ひとりの意識を高齢社会に向けて、一人ひとりが支え合って共生する社会について、私たち市民一人ひとりがどうしなければいけないかということをもっと色濃く出してもいいのではないかと思います。

    (議長) ありがとうございます。

     そのほか、基本理念について何かありますか。

    (委員) 17ページの基本目標5の「支えあい安心して生活できるまちづくり」ということですが、「支えあい安心して生活できるまち」ということのすぐその後には、いきいきと活動していくためには、移動の自由が大事だと、バリアフリーだとか、防災とか防犯について、具体的な2つ3つが列挙されていますが、前回の羽村市障害者計画のところを見ると、その前に、全体的な網羅的なところで、障害がある人もない人もノーマライゼーションの理念に基づいて、地域の中でお互いに助け合い、支え合いながらまちづくりを推進するということで書いてありました。そういう、ほぼ別々の列挙だけではなく、「支えあい安心して生活できるまち」というものをどうとらえているのか、前回のノーマライゼーションという言葉はいろいろ選ぶ必要があるかもしれませんが、そういうものを入れたほうがいいのではないかと思いました。

    (委員) 現行の計画では、「ともに生きる地域づくり」というのがなかったと思います。だから「支えあい」というのはここに書く必要はなくて、「支えあい」は1番の「ともに生きる地域づくり」のところにしっかり書けば、この後ろは「安心して生活できるまちづくり」という項目にすれば、全部網羅できるのではないかと思いました。

    (委員) この基本目標が4つから5つになった、一番頭のところのともに生きる、これがすべてを網羅しているとのことで、おっしゃるとおりだなと思いました。

    (議長) もう少し先で聞こうかと思ったのですが、まず基本理念について、今までの理念を継続していくということでいいのか、いや、状況が違うから、もう少し重要な理念を入れたほうがいいのでは、というご意見があればと思いますけれども。

     現計画の基本理念を引き継いでいくということで、基本理念が余り変わっていくというのもなんでしょうし、時代によっては変えなければいけないかもしれませんが、ここまで来たのでということもあるでしょう。いろいろ委員の皆さんにお聞きしたいと思っていますが、いかがですか、皆さん、今、基本理念で、羽村市は「ともに生きる地域社会“はむら”の創造」を基本理念として、障害者施策を推進します。そういう基本理念ですが、これでよろしいですか。

     今後も同じような形で理念は持っていくのだというような形でよろしいでしょうか。

    (委員) 参考までに、「福祉コミュニティ」という言葉を外された背景があれば伺いたい。

    (事務局) 前回の計画では確かに「福祉コミュニティ」という言葉を使って記載していましたが、あえてここで「福祉コミュニティ」という言葉を持ち出して記載する必要性よりは、むしろ、もう少し単純に、社会ですとか、福祉社会ですとか、地域社会ですとか、そういった書き方を率直にしたほうがより伝わりやすいのではないかという考えで、今回はこういう形の素案としております。

    (委員) 平易な表現でよろしいと思います。

    (議長) 本審議会では、現計画の基本理念を引き継ぐというようなことにさせていただきます。

     上位計画である第五次長期総合計画、第四次地域福祉計画も前計画の基本理念を継承していることから、こちらでもそのように進めるということにさせていただきます。

     それでは、次の基本的視点について何かご質問やご意見がありましたら、お願いします。基本的な視点には3つほど掲げてありまして、先ほど説明がありました。人権の尊重ですとか、自己決定の尊重、ライフステージに応じた切れ目ない支援の推進というようなことで、これが基本的な視点だということになっていますが、この辺はいかがでしょうか。

     今まではこういう項目は出ていなかったと思いますが、最近はこのような体系で策定することが多いようで、事務局でもこの体系で素案として作成したということでありますがいかがでしょうか。

    (委員) 基本的視点の最後、「就学や学校卒業といったライフステージ」という言葉がありますが、就学や学校卒業前の就学前指導ということは、すごく大切だと考えています。就学の前に就学前指導というのをぜひ入れていただきたいと思います。

    ライフステージですから、生まれてからずっとということなので、就学と学校卒業という表現ですと、就学前がありません。ここには、就学前指導をきちんと入れてほしい。それが人間にとっては一番大切な時期なので。

     羽村市の場合、ここが抜けているのが一番大きな問題なのです。だから、羽村市として力を入れてほしいことは、就学前指導です。だから、ぜひ就学前指導という表現を入れてほしいと思います。

    (事務局) ただいまのご意見につきまして、基本目標4のところの上から5行目、ここでは「乳幼児期から学校卒業まで」というような、なるべく早いうちからということで記載させていただいております。

     基本的視点の3番のところでも、就学の前と、学校卒業後もありますので、そういったところもあわせまして、表現を考えたいと思います。

    (委員) 基本目標にも就学前のことが書いてありますよね。基本的視点にも、就学や卒業というだけでなく、同じように書いておいたほうがいいと思います。

    (議長) 表現について再度検討いただくということで、よろしくお願いしたいと思います。

     基本的な視点については、何かほかにご意見ございますか。

     なければ、次の基本目標ということで、目標が5つほど掲げられていて、それぞれ説明がありました。基本目標を受けて、施策の体系ということに移っていくわけですが、この5つの基本目標について何かご意見がありましたらお受けしたいと思います。

    (委員) 15ページの下から3行目で、「ボランティア等の育成を図り」というところですが、私の身内でも障害のある人がいまして、車も障害者用の車を乗っています。車から降りるときにも、健常者よりも道路側にとめるとか、車が来ないように見守っていないと降りられないとか、そういうこともありますし、外から家の中に入るときには、ある程度支えてあげないと家の中に入れないとか、そういうこともありますので、「ボランティア等の育成」という一括りで、そういう人のボランティアの育成というのはとても大変ではないかと思いますので、ボランティア等の育成というだけでなく、講習についても加える必要があると思います。

     それなりの知識がないと障害のボランティアはできないと思いますので、ボランティアの育成だけでは足りないのではと思います。

    (議長) 只今の意見ですが、総合的にボランティアの人を育成しよう、図っていこう、いろいろな面も含めて、そういう意味を含んでいるのではないのでしょうか。

     言っていることはわかりますが、個々になってしまうと、言葉であらわすのはなかなか難しいと思いますが、いろいろなボランティアの方を育成していこうということで、この文章は書かれているのかなと思います。

    (委員) この文言でだめだと言っているわけではありません。

    (事務局) ボランティアの関係につきましては、ご意見のとおり、専門的な知識の問題ですとか、育成という面でなかなか難しいという面があろうかと思います。

     ここのところの表現につきましては、ある意味では、これから具体的な施策としてどういったものが考えられるのかというところが逆にこちらのほうの表現にフィードバックしてくるところもあると思いますので、これから具体的な施策の検討などもしていく中で、適当な表現があれば改めたいと考えます。

    (議長) 施策の中で、どういうふうなことを進めていくのだということで体系を立てるということですので、ここの文はそういうことでいいですか。

    (委員) 結構です。

    (議長) そのほか、今の質問のように、施策のほうにも影響してきますので、皆さんのご意見をいただいて施策のほうも検討していくということになりますので、お願いしたいと思います。

    (委員) 基本目標2のところで、「安心してサービスを利用できるしくみづくり」の書き出しのところで、「障害のある人が自分に適したサービスを自ら選択できるしくみづくりのために」で始まるのですが、相談支援に携わる中で、「自らの判断で」というところがやはり難しい方も大変多くいる現状があるので、後半のほうで「障害のある人が途切れることなく質の高いサービスを」という文章につながっていくので、判断とかの難しい方もサポートしていくというような、そんなことも文章に少し書かれているといいのかなと思いました。

    (議長) ありがとうございます。

    (委員) 先ほども言いましたが、基本目標の5のところ、この文言でいいかどうかというところを最初に検討したほうがいいかと思います。「ともに生きる」という言葉と、「支えあい」というのは重複しているように思いますし、文章を読んでも、5番には「支えあい」とは書いてない気がするので、もう少し文章を考えていただけたらと思います。

    (議長) ここに列挙してあります1から5までの目標、これについてはこれでよろしいというようなことで、中身について皆さんからいろいろあるわけですが、この5つの目標設定はこれでよろしいですか。

     基本理念、基本的視点、それから、基本目標ということで、5つの目標を設定したということで、その中でいろいろ今ご意見がありましたように、文章的にこういうふうにしたらいいのではないかというご意見があったわけで、この場で入れたほうがいいということがあれば、今も案が何人かの委員からで出ていますが、そのほかで何かありましたらお願いします。

     今日は素案ということで、これで決まったわけではありませんので、今のうちに意見をいただきたいと思います。

    (委員) 中身の整理のことでいうと、今、話題にされた基本目標5の「安心して生活できる」の言葉が主に受けているのは、目標の説明文の後段の安全、安心にかかわるほうが重たいかなという感じで、バリアフリー、ユニバーサル・デザイン、移動にかかわるところは基本目標3のほうにかぶせたほうが、環境ということで具体的な感じになるかなとも感じるところがあります。

     それで、「支えあい」というのは外していいかなという感じはしています。

    (議長) 「支えあい安心して生活できる」の中では、「障害のある人が」ということから書いてありますが、災害になったときには、本当に皆さんで支え合わないとなかなか大変なことだなということもありまして、こういうことも1つの目標になりますし、基盤整備の中では、今言ったようなバリアフリーということもあります。今ご意見をいただきましたので、その辺も、説明を加えたほうがいいということですね。

     この5つの目標のタイトルが、何か違ったほうがいいという方、いらっしゃいますか。基盤整備もそうですが、人と人との支え合いということも目標の中に入っているということで、目標5は「支えあい安心して生活ができる」ということで出てきたのだと思いますが。これを受けまして、今後、どういう施策がという話になってきます。

     そういうことで、次に進ませていただきたいと思います。第3章の施策の体系について説明をお願いします。

      事務局から第3章施策の体系について説明

    (議長) 基本目標のそれぞれの目標に対しての主要課題と施策の方向ということで説明がありました。

     これについて何かご質問やご意見がありましたら、お願いをしたいと思います。

     課題について、こういう施策の方向というものが必要ではないか、というようなことがあれば、出していただく方向もありますし、もっと細かい施策がまだ出てくるのだと思います。

    前回、現行計画の現状についての資料がありましたが、あれが本当の施策ということになり、課題と今後の方向性について説明がありました。そういった現状や課題を踏まえ、施策の方向性でもう少しこういう部分があるということを出していただきたいと思います。

     今ではなく、具体的施策のときに、こういうものを入れては、という話も出てくるかもしれませんが、このような形で今回の答申に入れていくことになると思いますので。

    (委員) 先ほど、目標のところで、移動生活にかかわるところですが、目標3の日中活動の充実の(3)、この後の具体の施策を担当するところとのつながりでこの切り分けがあるのかもしれませんが、目標5の(1)の福祉のまちづくりの推進の(1)の利用しやすい施設づくりの推進とか、3の(2)の(2)の移動手段の充実と5の(1)の(2)の道路交通環境の整備が、個別具体になってくると違うカテゴリーになるのかもしれませんが、かなり関連があるのだろうなと感じました。

     ソフトとハードのような切り分けが最終的にはどこかに出てくるのかという感じは少ししているのですが、「まちづくり」という言葉が大枠という感じがします。(2)、(3)はどちらかというとソフト的な内容と考えると、どちらのほうが納まりがいいかと感じているところです。

    (議長) 今お話がありましたが、目標3と目標5のところの組み立てですね。

    (委員) 基本目標4の(2)幼児保育等についてですが、障害児保育の充実と、低学年児童養育対策の推進とあります。特別支援学校や、教室に通っている子どもたちの放課後の過ごし方が、羽村でもいろいろなことが行われていると聞いていますが、その辺も気になるところで、学校、小学校高学年、中学校、高等部の放課後教育の充実という項目を起こしていただきたいという希望を前から持っていまして、学校教育だけではなく、学校から帰ってからの過ごし方の充実も入れていただけたらという思いがあります。

    (議長) それは施策の方向ということですか。

    (委員) 施策の方向の1つに起こしていただけたらと思います。

    (事務局) 今回の素案の中で、ここで新たに始まっていること、これからまた新たにやっていこうというものを書き込んでいくという作業は、これからになってくると思います。新たな施策の方向ということで追加なり、変更なりという形になってくるものと考えております。

    (委員) ありがとうございます。

    (議長) ほかにいかがですか。

    (委員) どういうふうに入れているのかよくわかりませんが、先ほどの基本的視点の3つ目にあったような、ライフステージの節目でいろいろなものが途切れてしまったりしないようにつながっていくような体制みたいなものは結構難しかったり、でも必要だったりしますが、そういうのがこの切り分け方だとどういうところに、そういうことを念頭に置いたものが入っていくのか、それとも、何か改めて入れたほうがいいのかよくわからないのですが。

    (議長) いかがですか。

    (事務局) 切れ目のない支援というと、すべてがそうなってしまうかどうかわからないのですが、基本目標4の(2)、(3)のところで、いわゆる幼児教育から学校教育まで、特に特別支援教育というのは今、切れ目のない支援ということで、インクルーシブ教育システムといったような言葉を使い、そういった仕組みを構築していこうということが推進されているところですので、切れ目のない支援のある程度の部分はここの基本目標の中で書き込んでいく形になると思います。

    (委員) この中に含まれているということなのか。

    (事務局) はい。

    (議長) 今日は素案ということで皆さんにお示ししていますので、疑問のあるところなどを出していただいて、次回の審議会に意見を反映したものを示していただくということで行きたいと思います。率直にわからないもについて聞いていただきたいと思います。要望とか、そういうものを入れていきたいと思います。

     それぞれ今日、いろいろ委員の皆さんから出していただきました。素案という形でそれぞれのご意見をいただいたのは、次回の原案といいましょうか、そのときに生かしていただくということで、またそのときに何かあれば出していただくという形になると思います。

     次回には、今言ったように、具体的な事項、事業等が出てくるわけです。そういう形で出てきますので、この事業については、もう少しこういう事業ではないのかと、先ほどボランティアの育成の話もありましたし、学校教育の問題もありましたし、いろいろございました。そういう中で、今後は、計画の作成に当たってとか、計画の基本的な考え方ということも含めた提案が出てきます。またそのときには皆さんの活発なご意見をいただきながら検討を進めていきたいと思います。

     議題の素案の検討についてはこれで終わらせていただいて、次に、今後のスケジュールについてに進みたいと思いますが、何かございますか。

    (事務局) 第1章のところでいただいた質問について補足の回答をさせていただけたらと思います。

    羽村市の現状を入れたらどうかというご質問があったと思いますが、それにつきましては、前回の計画ですと、資料編というところがありまして、前回の審議会で報告させていただいた現在の羽村市の状況がほぼ入っているような形になっています。

     今回の計画についてもそういう形を取るのか、それとも、本体の部分にある程度のことを書き込むのかということは検討させていただいて、次回報告させていただきたいと思います。

    (議長) わかりました。

    4.今後のスケジュールについて

       事務局から今後のスケジュールについて説明

    (議長) 次回、第5回目の審議会ですが、今、10月の6日、8日、9日、10日のいずれかで開催したいということです。大勢の委員の皆さんが出席できる日で決めたいと思います。

     6日か10日なら、皆さん出席できるとのことですので、事務局の都合のいいほうで構いませんが。

    (事務局) 10日でお願いできればと思います。

    (議長) では、10月10日ということで、7時から開催することに決定します。

    5.その他

    (議長) その他何かあれば。

    (事務局) 特にありません。

    (議長) 皆さんからもありませんか。

    では、今日はこれをもちまして閉会とさせていただきます。

     長時間にわたりまして、皆様のご意見、大変ありがとうございました。

     では、これで終わります。ありがとうございました。