ページの先頭です

共通メニューなどをスキップして本文へ

羽村市

はむらってこんなまち

スマートフォン表示用の情報をスキップ

あしあと

    平成29年第3回羽村市教育委員会(定例会)会議録

    • [2022年7月12日]
    • ID:9921

    平成29年第3回羽村市教育委員会定例会会議録

    日時 平成29年2月21日(火)午後5時00分~5時50分

    場所 羽村市役所東庁舎4階特別会議室

    出席委員の氏名 教育長 桜沢 修 教育長職務代理者 江本 裕子 委員 島田哲一郎 委員 羽村 章 委員 塩田真紀子

    傍聴人 なし

    付議事件

    議案第4号 平成29年度羽村市教育委員会の教育目標について

    議案第5号 平成28年度羽村市一般会計補正予算(第7号)のうち教育費に係る部分の意見聴取について

    議事日程

    日程第1 会議録署名委員の指名について

    日程第2 教育長報告

    日程第3 教育委員会委員活動報告

    日程第4 議案第4号 平成29年度羽村市教育委員会の教育目標について

    日程第5 議案第5号 平成28年度羽村市一般会計補正予算(第7号)のうち教育費に係る部分の意見聴取について

    日程第6 報告事項 平成29年度羽村市予算(案)について

    会議経過

    教育長 本日の出席者は5名であります。定足数に達しておりますので、ただいまから平成29年第3回羽村市教育委員会(定例会)を開会します。

    本日の議事日程は、あらかじめお手元に配布したとおりです。

    日程第1

    教育長 会議録署名委員の指名を行います。

    会議録署名委員は、羽村市教育委員会会議規則第33条の規定によりまして、教育長において塩田真紀子委員を指名します。よろしくお願いします。

    日程第2

    教育長 教育長報告を行います。

    それでは、お手元の教育長報告事項をご覧ください。

    1月17日、第2回羽村市総合教育会議が開催されました。委員の皆さん、ご出席いただきまして、ありがとうございました。羽村市教育大綱についての審議ということで、生涯学習基本計画後期基本計画を大綱とするというご意見、また、計画の概要版をもって大綱としたらどうかという2つの案がありましたけれども、生涯学習基本計画後期基本計画を教育大綱として位置づけ、市民への説明等に当たっては概要版を活用するという方向となったということでございます。

    また、2月16日まで、生涯学習基本計画後期基本計画(案)についてパブリックコメントを実施してまいりました。意見等がありませんでしたので、先般お示しした計画案を計画とするため、現在、内部の決裁処理を行っているところでございます。

    次に、1月25日、東京都市教育長会及び東京都教育委員会との連絡会がございましたので、内容について報告させていただきます。毎年、都市教育長会と東京都教育委員会との連絡会を開催して、意見交換を行っております。教育長会で取りまとめた質問事項について、東京都教育委員会から回答がありましたので、その一部を本日ご報告させていただきます。

    初めに、特別支援教育の導入における教員配置と人材育成について、より充実してほしいという質問に対しまして、自立活動などの具体的な指導方法などの研修、巡回指導担当教員の異動前講習会や教員対象講習会などを実施していくという回答、また、巡回指導教員の配置については、対象児童10人につき1人の教員を配置するとともに、臨床発達心理士等の巡回により、指導体制の整備をしているということで、現状の回答でございました。

    小中学校の施設の老朽化対策では、国に対して予算単価の引き上げやトイレ整備についても国に財政支援を求めているということの回答に終わっています。

    それから、生活指導、いじめ問題に対応する教職員を配置してほしいという要望につきましては、学校全体で取り組むものであり、これまでも生活指導担当の主幹・主任教諭の時数軽減、不登校対応加配、スクールカウンセラーの全校配置など、支援してきたという回答であり、全体的には大きな前進はありませんでした。また、そのほか、教育施設の整備への財政支援、不登校対策へも、予算、人的な支援や、適応指導教室の充実に向けた人的支援など、教職員等の配置及び人事制度について、26項目の質問に対する回答があったところです。今回の質問ですけれども、各市が抱えているさまざまな教育課題の解消に向けた切実な内容だと私自身捉えていますけれども、全体的に回答はなかなか厳しいものであったと感じています。今後も東京都教育委員会に対しまして、各市から声を上げて、学校現場、市の教育委員会の現状を伝えていくことが重要だと思っていますので、多摩地区の学校教育、そして、羽村市における教育のさらなる充実のために、都市教育長会の一員としまして、今後も働きかけをしていきたいと考えています。

    次に、広域的な事業、特に中学校の西多摩の関係についてまとめて報告をさせていただきますと、1月27日、西多摩中学校生徒美術展、また、2月1日には西多摩中教研の全体研修会、2月11日には多摩地区特別支援教育研究会「劇と音楽の会」、2月18日、西多摩中学校技術・家庭科作品展が行われました。中教研の全体研修会では、明星大学教育学部の臨床発達心理士である森下由規子先生による講演がありまして、特別支援教育における合理的配慮について、発達障害に関する現状と課題や、障害者差別解消法と合理的配慮、そして、これからの特別支援教育が目指す目標などについてお話があったところです。特に学校における発達障害児の対応において、私自身、先生のお話を聞いて記憶に残ったのは、教師が児童生徒の行動・態度を、「わがまま」だとか「自己中心」とか「やる気がない」という決めつけをした瞬間に、発達障害の子どもたちの理解は永遠に遠のくというお話がありました。なぜそうした行動をするのかという原因を考える視点が求められていますということです。先生が言うには、発達障害は、脳機能の障害であることを理解することが必要です。そして、受容、いわゆる受け入れることなくして支援なしということですというお話を伺ったところです。発達に課題のある児童・生徒を通常の学級において指導していくことが現にあります。そういった中で、特別支援に携わる教員だけではなくて、そうした対応ができるように、個々の担任、教員の資質の向上が求められていることを強く感じたところです。

    次に、2月5日です。中学生「東京駅伝」大会が開催されまして、羽村市のチームは、男女ともに代表選手たちがよく健闘して、過去のチーム成績を大幅に上回る新記録を樹立しました。会場において、東京都教育委員会から表彰を受けたところです。

    また、表彰関係では、東京都教育委員会職員表彰が都庁で開催されまして、羽村市からは、市教研音楽部が表彰を受けました。その栄誉に対しまして、2月15日に行われました羽村市の教育研究発表会の開会の席上で、私から、音楽部部長の栄小学校音楽教諭、浜中順子先生に、表彰状の伝達をさせてもらいました。表彰の事由は、音楽教育を通じた小中一貫教育の推進に寄与され、受賞されたということでございます。これから定期演奏会等もありますけれども、小学校の演奏会にはその小学校を卒業した中学生たちが応援の演奏をしたりしております。そういった形で、小中一貫教育を音楽の面からも推進したということで、推薦をさせていただいたところ、今回の東京都教育委員会職員表彰を受賞したということです。羽村市教育委員会として誇りに思うと、市教研の研修会でご挨拶をさせていただきました。

    最後になりますけれども、2月14日、学習指導要領の改訂案が公表されまして、新聞紙上にも掲載されましたけれども、全小中学校の全教科に導入する「主体的・対話的で深い学び」が、昨年12月の中教審の答申で「アクティブ・ラーニング」と表記されていましたけれども、「多義的で誤解を招く恐れがある」ということで、改訂案では、この呼称を使うことを見送ったということでございます。今までいろいろな場面で使われてきました「アクティブ・ラーニング」という言葉ですけれども、この呼称については使わないということです。

    いずれにしましても、3月末には新しい学習指導要領が告示されることになっています。それを受けて、平成29年度は本格実施されるまでの準備期間、先行実施の時期となることから、学校、また教員の皆さんとともに、教育委員会として、新しい学習指導要領について、より理解を深めていきたいと思っているところです。

    私からの報告は以上でございますけれども、報告事項の中で何かご質問等がありましたらお受けしたいと思います。よろしいでしょうか。

            (質疑なし)

    教育長 それでは、以上で質疑を終了します。

    教育長報告は以上で終了しました。

    日程第3

    教育長 教育委員会委員活動報告を行います。

    教育委員会委員の1月17日から2月20日までの活動については別紙に記載のとおりです。

    これから質疑を行います。何かご質問、または、ご意見はございませんでしょうか。また、ご出席いただいた委員からご報告等がありましたら、お願いいたします。

    江本委員 教育長

    教育長 江本委員

    江本委員 いろいろ印象深い行事、催し等があった1カ月でした。その中から3点報告及び感想を述べさせていただきます。

    まず、2月10日の富士見小学校で行われました教育研究指定校の算数科の研究発表会ですけれども、今まで青山校長先生たちからいろいろと経過は伺っておりましたけれども、この研究発表の中で、実際に授業を見させていただき、また、ずっと講師として指導してくださっていた西村先生のお話もゆっくり聞くことができました。今までこの算数の既習事項を活かした取組みというのはどのようなものなのだろうということがいつも頭の中にあったのですが、西村先生のお話を聞いて、なるほどと理解できました。

    つまり、これまでの既習事項というのは、既習した内容だけではなくて、内容と、その方法をみんなでつくり上げていくのだと。何を知っているか、何ができるかだけではなくて、知っていることやできることをどう使っていくかということをみんなで話し合いながら深めていく、つくり上げていくという、そういう西村先生のお話を伺って、富士見小学校が今まで2年間取り組んでこられた算数の研究というものの中身が非常にうまく自分の中で理解できました。これはきっと、これから先の新しい学習指導要領にもうたわれる一番根幹になるところではないかと思いましたので、こういうお話が伺えたのは、私にとっても、とてもよかったと思いました。

    ただ、残念なことに、勤務時間の問題があったのだと思われますが、西村先生のお話の前に、かなりの数の先生方がお帰りになってしまった実態があったので、やむを得ない部分がたくさんあるのは承知していますけれども、何かしら、せっかく参加された先生方が、この西村先生のお話を最後まで聞けるような、時間設定の仕方がなかったのかなと思ったところです。これが1点目です。

    2点目ですが、2月14日の東京都市町村教育委員会連合会の研修会に行かせていただきました。「『特別の教科 道徳』の実施に向けて」ということで、文科省の赤堀教科調査官のお話がございました。これも非常に話題になっているところですが、今まで道徳の時間と設定されていたものがどうして「特別の教科 道徳」というものになるのか、それから、道徳についてはそぐわないものだから、評価は今までなかったものが、今回は、評価をするようになって、それが通知表や指導要録にも記入されるようになるということがありますので、私としては、非常にこの背景や実態をきちんとお伺いしたいなということで、行かせていただきました。

    正直申し上げて、今回のお話を伺って、全て納得するというところまではいきませんでした。というのは、東京都の場合は、やはり道徳授業地区公開講座というものをずっとこの何年間かやっていて、年に一度は、必ず保護者や地域の方に道徳の授業は公開していたわけで、そのために、学校の現場でも、道徳の授業については、真摯に取り組んできましたし、全体計画などもきちんと整備をして、学校全体で取り組んできたと思います。ですが、それができていないところがたくさんあったので、あえて「特別の教科 道徳」にしたということは、日本全国でそうではないということはわかりますけれども、少なくとも東京都においては、この点については一生懸命やってきたのではないかと、私自身、思うのです。

    国の方針ですけれども、日本の全国どこでも、学校で道徳教育を十分にしっかりとやっていただくために、「特別の教科 道徳」を設定したというお話でした。評価についても、その子の道徳性を評価するのではなくて、あくまでも個人内評価でその子の突出した個性や進歩の時期を評価するのだというお話でしたが、それも、具体的に、どのような場面で、どのように、道徳の評価をするのかというのも、やはり実際に始めてみると、現場の先生方の混乱や迷いというものが結構あるのではないかというふうに思います。

    ですから、これが始まったときは、やはり教育委員会等でフォローアップをしていかないと、せっかく今まで積み上げてきた道徳授業というものを、質的な転換をしていくのはもちろんいいことなのですけれども、評価をする場面ですとか、今までやってきたことをどのように発展させていくかということを具体的にサポートしていかないと、先生方にまた負担をかけるだけになってしまうのかなということを危惧しながら帰ってまいりました。事務局で研修会資料を印刷していただきましたので、皆さんも読んでいただいて、こういうことをいろいろお話しできる機会があるといいということを思っております。

    最後ですが、2月19日の家庭教育セミナーに参加させていただきましたが、これは非常に具体的なお話が伺えて、防災についてのお話でしたが、実際に被災地に何回も足を運んでいらっしゃる方の講師の先生の具体的なお話で、あっという間に時間が過ぎました。本当に、こういう具体的な、我が身に降りかかったらどうするというような内容ですと、やはり参加者を引き付ける仕方も違ってくるということを感じました。貴重な場の設定をしていただいて、どうもありがとうございました。

    以上です。

    教育長 どうもありがとうございました。

    今の江本委員の発言に対してでも結構ですし、また、別のところでも結構ですので、ほかの委員の皆さん、何かございますか。

    私も、教育長報告の中では、委員の皆さんの活動報告に載っているものはあまり取り上げないようにしていたので、もしできたら、塩田委員からも、地域教育シンポジウムなどいかがでしたでしょうか。

    塩田委員 教育長

    教育長 塩田委員

    塩田委員 当日のこともそうですけれども、今年、少し今までと変えたところがありまして、より子どもたちから話を聞けるような工夫を、ファシリテーターの研修を1回入れたということで、なるべく大勢の子どもにたくさんの意見を言ってもらいたいということを考えて実施しました。私は、ファシリテーターで参加していた側なので、周りの評価のほうが気になります。果たしてどうだったかということと、参加した子ども自身の感想が聞きたいと思っています。

    教育長 地域教育シンポジウムでのいろいろな意見等やアンケートなど、そういったものも含めて、また、教育委員会の中でも、委員の皆さんにもお示ししていきたいと思います。

    市教研の研究発表会が2月15日に開催されましたけれども、保健体育で、ハードルを教えるに当たって、中学校の教員の皆さんが、小学校低学年の児童にハードルをどのように教えたらいいとかということを研究し、体育の教科で、低いハードルやゲートが開くハードルを使うことによって、子どもがハードルにぶつかっても痛くなく、跳ぶのではなくて乗り越えていくというところを小学校時代から教える、そのような指導方法もあると発表していました。小中一貫教育という観点で、体育などの専科の先生が、小学校からの指導を考えてくれるなど、いい発表会だったと思いました。

    島田委員 教育長

    教育長 島田委員

    島田委員 2月14日、市史編さん委員会に出席してまいりました。教育委員会を代表して行かせていただいておるわけですけれども、羽村市の歴史の中においては、西多摩村史、そして、羽村町史というものが存在しますが、羽村町史は昭和49年の発刊だそうでございます。四十数年たっているということでございます。今回の羽村市史につきましては、本編2冊、資料編8冊とダイジェスト版の発行ということでございます。

    平成29年度から資料編の発刊がされ、いよいよ大詰めの仕事の内容となっております。それぞれの分野ごとの先生方は非常に熱心に取り組んでいただいておりまして、さまざまな意見交換の中で、充実した市史の発刊ができると思いますので、どうぞご期待いただきたいと思います。

    教育長 どうもありがとうございます。

    ほかに何かございますか。

            (質疑なし)

    教育長 それでは、委員活動報告については以上で終了いたします。

    日程第4

    教育長 議案第4号 平成29年度羽村市教育委員会の教育目標についてを議題といたします。

    提案理由の説明を求めます。

    生涯学習部長 教育長

    教育長 生涯学習部長

    生涯学習部長 それでは、議案第4号 平成29年度羽村市教育委員会の教育目標についてご説明いたします。

    本議案は、羽村市教育委員会の教育目標について、教育委員会において審議する必要があるため提出するものです。

    細部につきましては生涯学習総務課長よりご説明申し上げますので、よろしくご審議の上、ご決定くださいますようお願いいたします。

    生涯学習総務課長 教育長

    教育長 生涯学習総務課長

    生涯学習総務課長 それでは、議案第4号 平成29年度羽村市教育委員会の教育目標についてご説明させていただきます。

    平成29年度の教育目標につきましては、これまでと同様、市の最上位計画でございます羽村市長期総合計画、また、羽村市生涯学習基本計画など、個別の計画との整合を図りながら策定をしたものでございます。なお、お手元の資料、計画書につきましては、昨年12月の教育委員会委員協議会におきまして、教育目標の案として、一度、ご説明させていただいたところでございます。

    それでは、お手元の資料により順に説明させていただきます。

    まず、1ページをご覧ください。四角の枠の中を教育目標に位置づけております。昨年までの教育目標と大きく変更した点はございません。

    なお、枠外の上部に記載しております教育に対する教育委員会の考え方につきましては、平成28年度までは、3つに項立てをして、箇条書きとしておりましたけれども、こちらを見直させていただきまして、このような形で、1つの文章として表記をさせていただきました。また、内容につきましても、文言の整理等をさせていただくなど、一部見直しを行わせていただき、お示しをしております。

    2ページをご覧ください。教育目標の実現のために4つの基本方針を掲げております。これら4つの基本方針は、生涯学習基本計画を踏まえたものとして位置づけております。基本方針1から4までにつきまして、内容についての変更、見直しはございません。

    次に、3ページをご覧ください。3ページ以降につきましては、平成29年度に取り組みます教育委員会の主な事務事業を柱立てして掲載しております。こちらの主な事務事業につきましては、平成28年度と同様に、長期総合計画に掲げます施策のうち、学校教育及び生涯学習に示します今後の方向性に基づきまして、1から5までの柱を立てさせていただきました。

    まず、3ページに掲げます、「1小中一貫教育を柱とした教育の充実」、「2多様なニーズに対応した教育の充実」、「3教育環境の整備」、こちらにつきましては、長期総合計画の基本目標1のうち「学校教育」に該当する部分で、掲載した事務事業につきましては学校教育に当たるものをここに掲載しております。

    次に、4ページをご覧ください。4ページに掲げます、「4学習活動の活性化」、「5学習成果の積極的な活用」、こちらにつきましては、長期総合計画、基本目標1のうち「生涯学習」に該当する部分を、4と5、2本の柱を立てさせていただき、それぞれ所管する課で平成29年度に取り組むべき主な事務事業として挙げさせていただいたところです。

    各事業の頭の部分の「◎」につきましては、平成29年度の新規事業と位置づけております。「○」につきましては、レベルアップ事業で、内容的なものや、予算的なものも含めて、レベルアップ事業と所管課で位置づけた事業です。「・」につきましては、重点事業として、取り組むべき事務事業として位置づけさせていただいております。

    これら事務事業の概要につきましては、第1回教育委員会定例会において説明させていただいた事業もありますが、この後の、本日の定例会の報告事項、平成29年度羽村市予算(案)におきましても改めてご説明させていただく事務事業を含んでおります。

    この教育目標に掲げます平成29年度の主な事務事業につきましては、毎年度実施しております「教育委員会の権限に属する事務の点検及び評価」の対象事業となりまして、平成29年度は、この3ページ、4ページの事務事業について進行管理をしていく中で、有識者のご意見をいただきながら、事業を評価していくという位置づけをしていることをご承知おきください。

    以上、簡単ではございますが、議案第4号 平成29年度羽村市教育委員会の教育目標についての説明とさせていただきます。

    教育長 以上で説明が終わりました。

    これから質疑を行います。何か質疑はございますか。

            (質疑なし)

    教育長 それでは、以上で質疑を終了します。

    お諮りします。議案第4号 平成29年度羽村市教育委員会の教育目標については原案のとおり承認することにご異議ありませんか。

            (「異議なし」の声あり)

    教育長 ご異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり承認することに決定いたしました。

    日程第5

    教育長 議案第5号 平成28年度羽村市一般会計補正予算のうち教育費に係る部分の意見聴取についてを議題とします。

    提案理由の説明を求めます。

    生涯学習部長 教育長

    教育長 生涯学習部長

    生涯学習部長 それでは、議案第5号 平成28年度羽村市一般会計補正予算(第7号)のうち教育費に係る部分の意見聴取についてご説明いたします。

    本議案は、地方教育行政の組織及び運営に関する法律第29条の規定により、平成28年度羽村市一般会計補正予算のうち教育費に係る部分について教育委員会の意見を聴取する必要があるため、その内容を説明し、意見を求めるものです。

    それでは、平成28年度一般会計補正予算(第7号)概要説明書【教育委員会用】をご覧ください。今回の補正予算は、平成28年度を締めくくるため整理する内容となっています。

    歳出から説明させていただきますが、全体で6,045万6,000円の減額となります。説明欄の1ですが、職員人件費は749万1,000円の減です。

    2、羽村・瑞穂地区学校給食組合負担金、負担金の確定に伴う減額、135万9,000円の減です。

    3、学校維持管理に要する経費(小学校)、1,238万円の減、4、学校維持管理に要する経費(中学校)、876万円の減です。それぞれ光熱水費の決算見込み等によります減額、太陽光発電システムの設置工事等の契約額が確定したことに伴う減額です。

    5、学校図書館総合管理システム委託料、489万4,000円の減。契約確定額に伴う減額です。

    6、特別支援教育に要する経費、216万8,000円の減額です。

    7、生涯学習センターゆとろぎ維持管理に要する経費、208万円の減額です。それぞれ電気料、舞台委託料の減額となります。

    8、博物館修繕料、108万円の増額です。第3収蔵庫の空調機故障に伴う緊急修繕に伴う経費で。

    9、スポーツセンターの維持管理に要する経費、光熱水費110万円の減額です。

    10から13までは、子ども家庭部で所管しております幼稚園関係の経費でございます。

    14、その他としまして、78万3,000円の減額となります。詳細につきましては概要に記載のとおりです。

    歳入です。

    1、使用料及び手数料の290万円の減額で、生涯学習センターゆとろぎの使用料です。

    国庫支出金、都支出金につきましては、子ども家庭部所管の幼稚園関係の経費に伴うものです。

    寄付金、14万円は、教育振興費に寄付金としていただいたものです。

    諸収入としては、85万7,000円の減額で、ゆとろぎにおける芸術公演チケット等売上金が140万円の減額、2のその他は54万3,000円で、芸術文化振興基金助成金で、ゆとろぎの努力によりまして獲得したものです。

    以上、簡単ではございますが、平成28年度羽村市一般会計補正予算(第7号)のうち教育費に係る部分の意見聴取についての説明とさせていただきます。

    よろしくご審議の上、ご決定くださいますようお願いいたします。

    教育長 以上で説明が終わりました。

    これから質疑を行います。何か質疑はございますか。

    江本委員 教育長

    教育長 江本委員

    江本委員 歳出の額がかなりの減額になっておりますが、これは、当初予定したことができなくなったということもあったのでしょうか。教えてください。

    学校教育課長 教育長

    教育長 学校教育課長

    学校教育課長 学校図書館総合管理システムの委託については、3校実施しましたけれども、当初の予算見積金額が700万円でしたので、契約差金を減額しております。3校同じ業務で、予定どおり整備されております。

    教育長 ほかに何かございますか。

            (質疑なし)

    教育長 それでは、以上で質疑を終了します。

    お諮りします。議案第5号 平成28年度羽村市一般会計補正予算(第7号)のうち教育費に係る部分の意見聴取については原案のとおり承認することにご異議ありませんか。

            (「異議なし」の声あり)

    教育長 ご異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり承認することに決定いたしました。

    日程第6

    教育長 報告事項 平成29年度羽村市予算(案)について、生涯学習部長からの説明を求めます。

    生涯学習部長 教育長

    教育長 生涯学習部長

    生涯学習部長 それでは、平成29年度羽村市予算(案)について説明をさせていただきます。

    お手元の平成29年度羽村市予算(案)説明書をご覧ください。

    まず、3ページをお開きください。平成29年度予算の概要となります。教育費につきましては一般会計に属しますけれども、全体では226億6,000万円、前年度比3.4%増で、予算規模につきましては過去最大となっています。その他の特別会計でございますが、全体予算につきまして記載のとおりです。

    続いて、4ページです。予算のうち、市税ですが、47.2%が税金で賄われている構成です。5ページに市税関係の推移が出ておりますけれども、市民税の個人分が増となっており、法人分は約1億7,000万円、15.6%の減となっております。こうした税収の構造になっています。

    17ページをご覧ください。16、17ページは細かい表になっておりますが、市の予算では、区分として、議会費からそれぞれその目的別に構成されております。

    17ページの中段より下が教育費となっています。先日、1月の教育委員会で示させていただきました金額を若干調整させていただきましたが、平成29年度は21億7,634万7,000円、前年度比22.6%の減額となっています。主な増減要因を掲載していますが、小作台小学校の大規模工事等の関係の減額が主な理由となっております。

    25ページをご覧ください。ここからは、羽村市長期総合計画の目標に基づいた、分野ごとになっています。「◎」が新規事業、「○」がレベルアップ事業ということで記載しています。「基本目標1 生涯を通じて学び育つまち」、こちらは「子ども・生涯学習の分野」となっています。

    初めに、「子育て支援と保育・幼児教育の充実」ですが、2つ目の「◎」の「発達支援体制の構築」です。これにつきましては、乳幼児期から切れ目のない支援を行うため、保健・医療、福祉、教育が連携し、組織横断的な体制を構築し、対応してまいります。

    続きまして、27ページをご覧ください。こちらが「学校教育の充実と次代を担う子ども・若者の育成」です。まず、「小・中学校トイレ改修工事の実施」ですが、こちらは建築課の所管で、富士見小学校、羽村第二中学校のトイレ改修工事を実施するに当たり、平成29年度は設計業務に当たります。工事につきましては、平成30年度、平成31年度実施を予定しています。

    次に、「羽村第一中学校防音機能復旧(機器取替)工事の実施」です。こちらも、平成29年度設計、平成30年度、平成31年度に工事の計画です。

    次に、「学力向上のための取組みの推進」、学校教育課です。算数・数学を中心とした学力向上に引き続き取り組んでまいります。

    「オリンピック・パラリンピック教育の推進」です。小・中学校全校において、オリンピック・パラリンピック精神、スポーツ、文化、環境をテーマとした取り組みを展開し、ボランティアマインド、障害者理解、豊かな国際感覚などを育成します。

    28ページです。「英語教育の充実」です。小学校英語教科化に向け、現在配置している英語教育外国人講師(ALT)等を活用し、指導体制や学習環境の整備、授業改善を行ってまいります。

    「学校教育環境の整備」では、ICT環境の整備を計画的に実施し、指導の充実に努めてまいります。

    「学校放送設備の更新」では、羽村東小学校、羽村第三中学校の学校放送設備の更新をしてまいります。

    「防犯カメラの更新」では、学校内に設置している防犯カメラにつきまして、計画的に更新を行います。平成28年度から3カ年において市内全校を更新します。

    続きまして、29ページをご覧ください。そのほかの主な事業予算ということで、先ほどご説明をさせていただきました「発達支援体制の構築」で、教育支援課において、臨床心理士による教育相談、小学校の巡回相談の実施、就学等に係る相談、対象児行動観察等の実施を充実します。

    「中学校地区ごとの特色ある教育活動の充実」です。小学校児童と中学校教員との授業等を充実してまいります。

    「多様なニーズに応じた教育相談の充実」、学校適応教室指導員の増員を図ります。

    「音楽教育の実施」、音楽フェスティバルを開催します。

    「人間学(キャリア教育)の充実」です。職場体験等を引き続き実施します。

    中段からは生涯学習の推進の分野です。

    「初心者向け各種生涯学習講座の実施」です。循環型生涯学習の実現のため、人材バンク登録指導員や市内の社会教育関係団体を講師とした初心者向けの講座を実施します。

    「生涯学習コーディネート機能の構築」です。学習活動の機会の提供、また、人と人、人と情報、人と学習資源を結びつける調整機能を担う生涯学習コーディネーターの養成及び組織化について検討してまいります。

    「スポーツ施設の整備・充実」です。スポーツセンターのエレベーターにつきまして、高齢者や障害者などに配慮した改修を行います。

    30ページです。「非構造部材耐震対策調査の実施」です。公共施設等総合管理計画に沿って、生涯学習センターゆとろぎ、図書館、スイミングセンターの非構造部材耐震対策調査を実施します。

    「多摩川中上流域上総層群調査研究プロジェクト」です。地域内の各自治体の連携により、博物館などに蓄積された地理・地質情報を一元的に網羅することで、不明な点が多い上総層群の実態を明らかにし、防災・土木・教育などの行政各分野で活用できる情報として還元します。こちらにつきましては3カ年の事業で計画しています。

    「旧下田家住宅及びその生活用具の修復」です。旧下田家の茅葺き屋根等の修復等をします。

    「文化プログラム関連事業の実施」です。日本の文化の魅力を再発見するためのイベントや講座を開催します。

    「スポーツ習慣定着の促進」です。日常的にスポーツに親しみ、取り組むことを習慣として定着させ、健康増進を図ってまいります。

    「チケット販売方法の拡充」です。ゆとろぎで実施します公演のチケットをインターネットで購入できるようにします。

    「富士見公園クラブハウスの受付事務の充実」です。クラブハウスの12月から3月の夜間受付を開始します。

    「スイミングセンターロッカーの一部更新」です。老朽化したロッカーについて順次更新してまいります。

    「図書資料の充実」として、第三次羽村市子ども読書活動推進計画等により、子ども図書につきましても充実をしてまいります。

    そのほか、「生涯学習センターゆとろぎ市民協働事業の推進」「大学との連携による講座の充実」「社会教育関係団体の活動の充実に向けた支援」等に取り組んでまいります。

    以上、簡単ではございますけれど、教育委員会関係の説明とさせていただきます。

    なお、市の全体の予算の関係や他の事業等につきましても掲載しておりますので、後ほどお目通しいただければと存じます。

    また、本内容、本予算につきましては、2月28日から開催されます議会3月定例会で審議の上、議決された後に本年4月から執行される内容になっています。

    以上です。

    教育長 以上で説明が終わりました。

    これから質疑を行います。何か質疑はございますか。

    江本委員 教育長

    教育長 江本委員

    江本委員 29ページの「中学校区ごとの特色ある教育活動の充実」のところで、800万円ほどの予算が計上されておりますが、小学校児童と中学校教員との授業で、どのような予算の使い方でこのような数字が出てくるのか、ご説明してください。

    生涯学習部参事 教育長

    教育長 生涯学習部参事

    生涯学習部参事 こちらにつきましては、小中一貫教育の取組みの中の1つの重点として、中学校区ごとがそれぞれ工夫をして取り組んでいるところでございます。事業費としては、学習コーディネーター等を雇用する費用などがこちらにあらわれているところです。

    江本委員 教育長

    教育長 江本委員

    江本委員 具体的に、中学校の先生が小学校に行くときにタクシーを使用するなどの費用も計上されているわけですか。

    生涯学習部参事 教育長

    教育長 生涯学習部参事

    生涯学習部参事 計上されています。

    教育長 ほかにございますか。

            (質疑なし)

    教育長 それでは、以上で質疑を終了します。

    これをもちまして平成29年第3回羽村市教育委員会(定例会)を閉会します。

    ありがとうございました。


    お問い合わせ

    羽村市教育委員会 生涯学習部生涯学習総務課

    電話: 042-555-1111 (総務係)内線352

    ファクス: 042-578-0131

    電話番号のかけ間違いにご注意ください!

    お問い合わせフォーム