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    平成29年第5回羽村市教育委員会(定例会)会議録

    • [2022年7月12日]
    • ID:10129

    平成29年第5回羽村市教育委員会定例会会議録

    日時 平成29年4月18日(火)午後3時04分~3時35分

    場所 羽村市役所東庁舎4階特別会議室

    出席委員の氏名

    教育長 桜沢 修、教育長職務代理者 江本 裕子、委員 島田哲一郎、委員 羽村 章、委員 塩田真紀子

    傍聴人 なし

    議事日程

    日程第1 会議録署名委員の指名について

    日程第2 教育長報告

    日程第3 教育委員会委員活動報告

    日程第4 報告事項① 教育委員会へ提出された陳情等について

    会議経過

    教育長 平成29年第5回羽村市教育委員会(定例会)を開催させていただきます。

    ただいまの出席委員は5名であります。定足数に達しておりますので、ただいまから会議を開会いたします。

    本日の議事日程は、あらかじめお手元に配布したとおりです。

    日程第1

    教育長 会議録署名委員の指名を行います。

    会議録署名委員は、羽村市教育委員会会議規則第33条の規定によりまして、教育長において島田哲一郎委員を指名します。よろしくお願いいたします。

    日程第2

    教育長 教育長報告を行います。

    それでは、お手元の教育長報告事項をご覧ください。

    3月31日です。学校管理職等退職者に対しまして辞令の伝達を行いました。

    4月3日には、新たに羽村市立小・中学校に転任、任用されました管理職、教職員の皆さんへ辞令伝達並びに理事者、教育委員会、学校管理職との顔合わせが行われ、平成29年度の学校運営がスタートしたところです。教育委員会委員の皆さんには、ご出席をいただきまして、ありがとうございました。

    4月6日には小学校7校、7日には中学校3校において入学式が行われ、全ての小・中学校において無事に式を終了したと報告を受けています。新1年生においては、小学校の1年生はもとより、中学校の1年生についても立派な態度で式に臨んでいましたし、希望にあふれた表情をしていたと感じております。これからの子どもたちの健やかな成長に期待したいと思っています。

    また、在校生たちも非常に立派に1年生を迎えたという感じがします。小学校1年生が入学してくるということで、2年生が立派に1年生を迎え入れていました。私は羽村東小学校の入学式に出席しましたけれども、1年経って2年生になるとしっかり成長するのだという感じがしました。各学校の先生の指導のたまものであると感じたところです。

    なお、今年の入学者は、小学校で484人、中学校で449人です。昨年と対比しますと小学校では6人、中学校で38人の減少となっています。少子高齢化、また、人口減少の傾向というのは羽村市においても顕著になってきています。平成29年4月からスタートの第五次長期総合計画後期基本計画の計画書の将来人口の予測を見ましても、5年後の2021年の年少人口を7,156人と予測していまして、平成28年4月の7,374人との比較では、年少人口を見ただけでも218人の減少となっています。5年後の減少人数が218人というのは多いのか少ないのか、あまり急激な変化ではないように捉えますけれども、全体として、人口減少、また、特に少子化の影響か、年少人口も減ってきているところです。教育委員会の事務局でも、児童・生徒の今後5カ年の動態について予測をしていますけれども、緩やかに減少しているということでございます。児童・生徒数の推移については、地域的な視点からも見ていく必要があると思っておりますし、各学校の今後の児童・生徒数の動向についてもよく注視しながら、対応を図っていきたいと思います。

    次に、4月11日は東京都教育施策連絡協議会が開催され、委員の皆さんにもご出席いただきましてありがとうございました。東京都教育委員会の中井教育長から、平成29年度の東京都の教育施策の概要説明がありました。また、千葉大学の天笠教授から次期学習指導要領改訂について、また、上智大学の吉田言語教育研究センター長から今後の英語教育、国際理解教育について、それぞれ基調講演がありました。

    特に中井教育長からの話の中で、学力格差の解消、小学校英語教科化の先行実施に向けた取組み、中学校英語指導の充実、不登校・いじめ防止対策への取組み、教職員の働き方改革など、さまざまな課題と施策の説明がされたところです。このような東京都の教育施策ですが、具体的に羽村市としても検討して、積極的に取り入れていくことも必要であると考えています。

    4月13日に定例校長会、14日に副校長会がありまして、各学校長、副校長の管理職の皆さんから今年の抱負を述べてもらいました。私からは、各学校が編成しました教育課程を見させていただき、それぞれの学校で特色ある教育活動を展開していることを多くの方に知ってもらうことも大切だということで、次期学習指導要領の主要事項として位置づけられているカリキュラムマネジメントの「地域に開かれた教育課程」という観点からも、教育課程を各学校のホームページに掲載して、保護者や地域とも共有しながら学校経営に努めていってほしいということを申し上げたところです。

    学校では、それぞれいろいろな課題を抱えておりまして、その対応についても各学校で努力をされていると感じているところですけれども、羽村市全体の大きな課題の一つとしては、やはり学力の問題があるのではないかということで、校長会でも副校長会でもお話をさせていただいたところです。

    どの学校の教育課程を読ませていただいても、基礎基本の学力の向上がきちんと位置づけられています。昨年の学力調査の結果を見ますと、格差が開いてきているところもありますので、国や東京都の学力調査の結果を分析して、各学校の共通理解として学校全体で対策を打ち出して、強化していっていただきたい。また、今後の学力調査においては、各学校でしっかりと結果を出してほしいということを校長先生や副校長先生に申し上げたところです。

    また、毎年、年度当初に言っていますけれど、いじめ・不登校をゼロにしましょうということ、学校の事故をゼロにしましょう、教員を含む事故はもちろんゼロにして、この3つを実現していきましょうという話をさせていただきました。

    次に、4月17日に、第1回東京都教科用図書選定審議会が開かれまして、出席しました。この審議会には26市で構成しています東京都市教育長会から、私が委員として選出されまして、東京都教育委員会からの委嘱を受けて委員となって出席したものです。今回は、審議会の正副会長の決定及び教科書選定の基本的な方針に関する諮問、そして、同日、答申を行ったところでございます。次回からは、都立学校における「特別の教科道徳」の教科書の選定に関する審議等を行っていくことになっております。

    私からの報告は以上です。

    何かご質問、ご質疑等がございましたらお受けします。

    (質疑なし)

    教育長 教育長報告は、以上で終了します。

    日程第3

    教育長 日程第3、教育委員会委員活動報告を行います。

    教育委員会委員の3月28日から4月17日までの活動については、別紙に記載のとおりです。

    これから質疑を行います。ご質問、ご意見がありましたら、お願いします。

    委員の皆さんからの報告をいただきたいと思います。

    江本委員 教育長

    教育長 江本委員

    江本委員 教育長報告と重複するところがあるかもしれませんけれども、小学校、中学校の入学式に出席させていただいて、どの学校も、整然とした中にも温かい雰囲気があり、儀式に臨む子どもたちの態度、先生たちのご指導が非常に際立っているということを感じました。

    特にこの数年、子どもたちの話を聞く態度が非常によくなってきていて、特に小学校の1年生もきちんと前を向いて、話し手をよく見て聞いてくれるということを感じます。やはり、幼・保・小の連携も少しずつ進んできているのと、小学校に入学するについて一番つけなくてはいけない力は何なのかというところを、幼稚園や保育園、家庭の保護者もよく理解してくださってきているということを感じたところです。

    2点目ですが、4月11日の東京都教育施策連絡協議会に出席させていただきまして、天笠先生のお話が一番印象に残りました。次期学習指導要領についてのお話があり、かなり俯瞰的なお話ではありましたけれども、やはり、新しい学習指導要領の柱になる、主体的・対話的で深い学びというものと、カリキュラムマネジメントというものを2つ、車の両輪に例えていろいろとお話をされていました。今、カリキュラムマネジメントが一つの流行語のようになっていて、教育雑誌などでは「カリマネ」というような言葉で論じられているぐらい盛んに使われる言葉になってきましたけれども、これを、やはり教職員全員の経営参加によるものにしていかなくてはならないのだという、お言葉が非常に私は響きました。これからいろいろな教育課題に取り組んでいくに当たって、管理職だけが懸命になってもいけないし、一部の先生だけが引っ張っていくというのではなくて、教職員全員が理解して、この学校の子どもたちにどのような力をつけていくのか、どのような力がついたのかということをみんなで納得しながら進んでいかなくては、これだけの大きな教育課題に対応していけないのだということを思いました。自分たちで学校を変えていくという、その先生たちの一人ひとりの自覚が、これから求められると感じます。以前から言われていた言葉ですが、チーム何々小学校とか、チーム何々中学校というような、学校全体のチームで、組織で子どもたちを変えていく、学校を変えていくという意識のもとで取り組んでいかなくてはいけないということを改めて感じました。

    教員というのは、どちらかというと組織で動くことが苦手な部分もあるので、若い先生方から組織での自分の立ち位置、また、自分の力の出しどころをきちんと若いうちから研修を重ねていかなくてはいけないということを今回の天笠先生のお話を聞いて思いました。ますます校長先生方のリーダーシップとマネジメントというものが求められるということを感じたところです。大変勉強になりました。

    ありがとうございました。

    教育長 ありがとうございます。

    島田委員から、何かございますか。

    島田委員 教育長

    教育長 島田委員

    島田委員 4月15日土曜日に、羽村市総合体育大会開会式に出席させていただきました。生涯学習という観点でスポーツを捉えたときに、若年の市民の方から、それこそ幼少期から成人、高齢の方々までさまざまな種目に取り組んでいて、大変いいことだと感じた次第でございます。

    また、デモンストレーションの中では、バドミントンの競技をやっていただきました。若い2人の選手のキャリアについては、3年目や4年目という説明をされていましたけれども、一生懸命その種目に取り組んでいる姿は、本当にこれを生涯学習と捉えていいのではないかと改めて感じた次第でございました。いい開会式を見させていただき、いい経験をさせていただいた印象でした。

    教育長 ありがとうございます。

    塩田委員から、何かございますか。

    塩田委員 教育長

    教育長 塩田委員

    塩田委員 4月11日の中野サンプラザでの東京都教育施策連絡協議会には急きょ欠席をしてしまいましたが、届けていただいた資料を見ていて、今まで何度も見てきた「主体的・対話的で深い学び」という言葉やアクティブラーニングということが、何となく理解していたような気になっていたのですけれども、今まで思っていたことと少し違う、何か深いところで納得したというか、理解できるものがあって、これからの教育が新しくなるということが感じられました。覚えたらそれでよしじゃなく、それで勉強ができたということではないということを感じて、授業もそのように変わっていったら、評価は変わらなくてもいいのではないかということを思いました。

    子どもの中には、覚えているけど使えない子と、覚えたことを使えている子と、覚えていない子がいるだろうと、それを子どもたちがどれだけ自覚しているかというところで学力にも差が出てくるのではないかということを思ったときに、覚えたことを使えていることを、しっかり理解できていることを、テストの点だけではなくて、今、その子がどの段階なのかということを子どもにはっきりとわかるように、先生が勉強の仕方やアドバイスで、評価もそうですが、子どもにわかりやすい言葉で伝えてあげると、勉強の仕方や、自宅学習の仕方にも、役に立ち、やり方が子ども自身でわかっていくということを感じたところです。

    教育長 ありがとうございます。確かに、アクティブラーニングという言葉が出てきたときには、どういうことなのかということもあり、深い学びとは結局どのようなところを文部科学省や、審議会での答申の中で議論されたのかということも、我々もよく勉強しなければいけないし、今後、学習指導要領に向けた取組みの期間の中で、教員の皆さんがその方向を理解して、子どもたちに接していかないとならないと思います。

    ぜひ、研究する機会や、教育委員会事務局内部でも、考えをまとめる中で、市民の皆さんにもわかりやすくお伝えしていく努力も必要と思います。

    難しい言葉で説明してもなかなか地域の人や保護者はわからないから、わかりやすい言葉でわかりやすく説明する、その能力が必要だと感じます。それをうまく広報紙等で、または保護者会などで話をしていければいいと思っています。わかりやすい言葉でわかりやすく説明することが、教育委員会事務局の力にもかかってきますので、よろしくお願いしたいと思います。

    教育新聞やいろいろな教育関係の図書を読ませていただいても、言葉が難しいと感じます。でも、先ほど塩田委員が言ったように、深いところで理解できるところがあるわけなので、今後の説明や公表をしていくときに使えたらいいと思いますし、また勉強もさせていただきたいと思います。ありがとうございました。

    4月5日に羽村・瑞穂地区学校給食組合教育委員会が開催されまして、羽村市教育委員会からは島田委員と塩田委員が、学校給食組合教育委員会の委員として出席していただいています。2月の給食組合議会で、羽村・瑞穂地区学校給食組合教育委員会の教育長の任期が3月31日で満了し、4月1日から新たな教育委員会制度になりましたので、4月1日から、私が羽村・瑞穂地区学校給食組合教育委員会の教育長で、瑞穂町の滝澤委員長に委員になっていただいて、新たな体制の教育委員会制度に移行しましたので、お伝えしておきます。

    4月10日の東京都市町村教育委員会連合会の会計監査は塩田委員に出席していただいて、ありがとうございました。

    それでは、教育委員会委員活動報告につきましては、以上で終了いたします。

    日程第4

    教育長 報告事項① 教育委員会へ提出された陳情等について、生涯学習部参事からの説明を求めます。

    生涯学習部参事 教育長

    教育長 生涯学習部参事

    生涯学習部参事 平成29年3月22日に提出された「2017年度における公正な教科書採択のための提言(要望書)」について、概要を説明いたします。

    要望書の趣旨としましては、次年度初めて導入される小学校道徳科の教科書に係る採択過程について、道徳は、子どもたちの内面にかかわる特性に鑑み、慎重な検討が必要であるという主張のもと、資料にありますとおり、2ページから3ページの、大きく6項目にわたる要望がなされております。それらをまとめる意味で、採択過程の改善として、1ページに記載されております以下の4つのポイントが要望されました。

    第1に、教科書採択のあらゆる過程において公開性を徹底すること。これは、採択にかかわる情報の公開性を高めるというものでございます。

    第2に、教科書を実際に使用する学校および教員の意見を尊重すること。これは、調査研究などを通して学校現場の意見を尊重するというものでございます。

    第3に、採択は、最終的に決定する教育委員会委員の説明責任を明確にするような方法で行うこと。これは、教育委員会での十分な協議を行うというものでございます。

    第4に、法定展示以外にも独自の展示会を開催し、保護者・住民等の意見を広く募集すること。これは、保護者や市民の意見を聴取する機会を確保するというものでございます。

    以上の4つの内容については、これまでも本市における教科書採択においてどれも担保されているものであり、今後定める教科書採択の要綱に基づき、適切に教科書採択事務を進めてまいります。

    なお、教科書採択にあたっては、今年度は、道徳のほか、例年行っております特別支援学級の教科書についても8月定例会に付議する予定でございます。

    以上です。

    教育長 ただいま「2017年度における公正な教科書採択のための提言(要望書)」につきまして、生涯学習部参事から説明がありました。

    これから質疑を行います。何か質疑ございますか。

    江本委員 教育長

    教育長 江本委員

    江本委員 この教科書採択の具体的なスケジュールについて、わかる範囲で教えていただけますか。

    教育長 暫時休憩します。

    午後3時30分 休憩

    午後3時32分 再開

    教育長 それでは、会議を再開します。

    生涯学習部参事 教育長

    教育長 生涯学習部参事

    生涯学習部参事 ご質問いただきました今後の採択のスケジュールでございますが、5月定例会において、その後の全体的なスケジュールを示させていただきます。

    以上です。

    教育長 次回の教育委員会定例会でスケジュールをお示しするということです。よろしいですか。

    江本委員 はい、わかりました。

    教育長 ほかに要望書の関係でご質問ありますでしょうか。

    羽村委員 教育長

    教育長 羽村委員

    羽村委員 このような要望書に対しては返事をするものですか。そのまま要望として受け取るということなのでしょうか。

    生涯学習総務課長 教育長

    教育長 生涯学習総務課長

    生涯学習総務課長 昨年度の教育委員会委員協議会において、陳情等の取り扱いの見直しをさせていただくご説明をさせていただきました。その中で、基本的に、請願につきましては内容を精査して、教育委員会定例会でご判断をいただき、回答するという方法をとらせていただくことを基本として決定させていただきました。それ以外の陳情等につきましては、あらかじめ事務局で、その都度回答するかどうかの判断を教育長のもとでさせていただきまして、基本的には今回のように報告をさせていただくのみとしております。

    以上です。

    教育長 ほかにご質問等ございますでしょうか。

    (質疑なし)

    教育長 ないようですので、これで質疑を終了いたします。

    これをもちまして平成29年第5回羽村市教育委員会定例会を閉会といたします。

    ありがとうございました。

    お問い合わせ

    羽村市教育委員会 生涯学習部生涯学習総務課

    電話: 042-555-1111 (総務係)内線352

    ファクス: 042-578-0131

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