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    第2回 第五次羽村市地域福祉計画審議会 会議録

    • [2017年8月17日]
    • ID:10282

    第2回 第五次羽村市地域福祉計画審議会 会議録

    日時

    平成29年7月18日(火曜日) 午後7時~午後8時20分

    会場

    市役所東庁舎4階 特別会議室

    出席者

    会 長 雨倉久行

    副会長 内田映子

    委    員  松岡俊夫、江原靖典、大庭正宏、足立正治、橋本庸明、宇津木牧夫、市川二三男、塩田篤、葛尾豊、綾香きよ子、平泉孝、北浦勝平、菅谷幸恵、吉原恵子、上村信宏

    欠席者

    斎藤賢、熊井文孝、島田芳雄

    議題

    次第1 会長挨拶

    次第2 審議 

     議題1.第五次羽村市地域福祉計画の体裁について

     議題2.「第四次羽村市地域福祉計画の総括」について

     議題3.「人口・世帯の推移からみた現状と課題」について

     議題4.「アンケート調査結果からみた現状と課題」について

     議題5.「社会情勢からみた課題」について

    次第3 その他

    次第4 閉会

    傍聴者

    なし

    配布資料

    (資料1)「地域福祉をめぐる羽村市の現状と課題」、(資料2)「羽村市地域福祉計画ニーズ調査結果報告書<素案>」、(資料3)「社会・援護局地域福祉課」、(前回配布資料  冊子「第四次羽村市地域福祉計画」、「第4次羽村市地域福祉計画の総括」

    内容

    1.議題

    (1)第五次羽村市地域福祉計画の体裁について

    事務局より「第五次羽村市地域福祉計画の体裁について」の説明があった。(第四次地域福祉計画と同様の体裁(章構成)としたいと考えているが、ご審議をお願いします。)


     (議長)ありがとうございます。事務局より説明がありましたが、第五次羽村市地域福祉計画の体裁についてご意見・ご質問がございましたらお願いします。


     (委員)読売新聞はここのところ新しい地域福祉の課題について取り上げており、6月18日付で地域包括ケアシステム強化法というものができまして、自治体の主体性が問われるというタイトルなのです。結局、介護保険の改革だとか、60~64歳の保険料も上がり、いろいろな面で経済的に負担が増えます。そういう面を第五次羽村市地域福祉計画のどこかに載せるかどうかお聞きしたい。また、埼玉県和光市の例が載っておりまして、リハビリ専門のところが市と契約して、整体師と一緒に高齢者のリハビリを行っています。地域福祉の新しいものを作る時に、そこでしか出来ないものを作ったら、政府が相当の支援をするということが書かれているのです。そういう面は検討の余地があるのか。これはまだ後のことになると思いますが、地域包括ケアシステム強化法というものがどういうものか説明して頂ければと思います。


     (議長)ここのところでは体裁ということで第四次計画がありますが、第五次計画もそれに沿っていきたいという事務局からの説明になります。今おっしゃっていることは分かりますが、地域包括ケアシステムは絶対にやっていかなくてはいけないことなので、それはどこかにうたわなくてはいけないと思っております。


     (事務局)次第の中で触れる予定ではあったのですが、事前に送付したもので資料3「社会・援護局地域福祉課」というものがございまして、こちらで地域共生社会の実現に向けた取組の推進ということで、地域包括ケアシステムも含めて今後取り組んでいかなければいけないものということで資料を添付しております。委員のご意見につきましては次第の中の「社会情勢からみた課題」についてというところで触れたいと思いますのでよろしいでしょうか。

     

    (議長)他に体裁について何かございますか。

     

    (議長)他にご意見はございませんでしょうか。第五次羽村市地域福祉計画の体裁については第四次と同じ構成で作成していくということでよろしいでしょうか。

     

    (委員多数)異議なし

     

    (2)「第四次羽村市地域福祉計画の総括」について

     

    (議長)こちらにつきましては第一回の時にお配りした資料7「第四次羽村市地域福祉計画の総括」は項目数も非常に多かったため、前回の審議会終了後にご覧いただき、何かご質問があれば今回の第二回審議会で伺うことになっておりましたが、ご不明な点やご意見がございましたらお伺いしたいと思います。どのようなことでも結構です。

     

    (委員)14ページのところに実績に対する評価というのがありますが、この評価の中で「1」というのは達成状況で一番良い状況ということですよね。評価3の中に「災害ボランティアの検討を進めました」とありまして、これについてはこれからも継続して行っていくのかが見えないのです。そのあたりのところをお聞きしたいと思います。

    次に18ページのところになるのですが、「平成25年から4年間で延べ659人の参加となっています」ということで「平成29年度は360人」となっており、そのところの意味が解らなかったのですが、よろしかったら説明を頂きたいと思います。

    それから、3ページの地域福祉の担い手づくりのところで評価3が1件ございますが、ここについては「目標達成に向けて健康フェアや広報はむらで子育てボランティアの募集を行いました」ということで今後も継続してやっていくとは思いますが、ご説明頂ければと思います。

     

    (議長)それでは3点ありましたが、事務局お願いします。

     

    (事務局)ページ数の早いものから順にご説明させて頂きます。  まずは3ページで達成状況が3になっているところで、シルバーボランティアと子育てボランティアの育成・活用でございます。実績につきましては、事業も実施しておりまして、子育てボランティアの育成にも務めているのですが、数値目標が達成できていなかったということで担当課では達成状況を3としております。これからも継続していくことについては、地域福祉計画を立て作成していく中で同様の課題・目標として取り上げていった場合には継続事項として検討していくことになります。また、今回の実績の中で達成できていなかったということで引き続き実施したほうが良いということでこういった目標を入れたほうが良いというご意見を頂ければ引き続き継続になっていくと思います。

    続きまして14ページ「災害時のためのボランティア協力体制の整備」につきましても協力の締結については既に行っております。状況確認までを行って、担当課としては達成までとは言えないということで評価3をつけているという状況です。こちらも先ほどの話と重複しますが、災害支援についても引き続き地域福祉計画の中で取り組んでいくということになれば継続事項ということで扱っていきたいと考えております。

    最後は18ページになりますが、こちらも3ページと同様、家庭教育における取り組みの推進はしているのですが、数値目標を年々高い数値で設定していたこともありまして、数値目標が届かず、達成状況3となっております。

     

    (委員)ありがとうございました。達成されていない部分については審議会の中で継続してやっていくのかを決めるということになるのですか。

     

    (事務局)はい。目標に同様の内容が入ってきまして、引き続き実施して取り組んでいった方が良いということで審議して頂ければ、引き続き継続事項ということで進めていきたいと考えております。

     

    (議長)よろしいですか。

     

    (委員)分かりました。よろしくお願いします。

     

    (委員)似たような質問になるのですが、達成状況1というのは達成しているのですが、達成状況が1の中でも継続すべきものがいくつかあり、達成したから良いというわけではなく、これからもずっと継続すべき課題が見受けられるのです。これについてはどうでしょうか。

     

    (議長)これは表記の仕方になるのですがどうでしょうか。

     

    (事務局)はい。完了ということではなく、実施しました、達成しましたという表現方法で、確かに継続してやっていかなくてはいけないというものがいくつかございますので、そちらについては達成状況1であっても場合によっては継続事項となります。

     

    (議長)100%達成したからこれで終わりではなく、これからも必要なものは充実というかたちでさらに加えてやっていかなくてはいけないということは多々あると思います。

     

    (委員)10ページの一番下で社会福祉課が担当している福祉総合相談窓口の設置の検討は計画の中にも窓口の設置の検討となっています。私の経験で言うと、総合相談窓口というのは果たして有効かどうかというのがあると思うのです。例えばそこで一括してできるのであればそれ相応の知識を持った職員を置かなければならない。それよりも課の連携があって、生活が苦しければ担当職員やケースワーカーを呼んで相談するとか、そういった連携の方が良いと思いますが、50%未満というのは結論も出ていないのですか。

     

    (事務局)検討につきましては25年度に1度行っております。福祉健康部の中で調整を行ったのですが、その際に実施に向けての具体的な検討まではいかなかったので、達成状況を4としています。設置の検討につきましても設置できる・できないという決定もできなかったということで、引き続き検討事項としています。

     

    (議長)よろしいでしょうか。全部で95事業ありますが、ほとんどが1ということになっております。審議を重ねていくことで今後充実すべきものが出てくると思います。他にぜひ聞いておきたいものはありますか。

     

    (委員)アンケート結果を見てみると決して満足できる結果にはなっていないのです。したがって、審議していく中でどこに力を入れていくのか。住民のニーズと合うような取り組み方をしなければアンケート結果は良い方向に出てこないと思います。我々がこれから審議するにあたって、審議結果を提案して、その評価というのは住民の声だと思うのです。私達もアンケート結果を関心を持って見ていかなければいけないのですが、結果につながるような取り組みが必要ということを感じました。審議会の中でも的を得た取り組みが必要かと思います。私は初めて福祉の問題に関わったのですが、非常に広範ということで全部の審議に関わるのは大変です。私は青少年対策委員会の代表ですので、子ども達のところに関しては深く首を突っ込んでいきたいと考えています。

     

    (議長)確かにアンケートは住民の声でございます。アンケートについても高齢であったり、障害であったり、子どもだったりいろいろなところがありますので、アンケートの声は審議会の中で皆さんで審議して頂き、活かしていければと思います。総括についてはこれでよろしいでしょうか。後程聞くのを忘れたというのがあれば最後のところで言って頂ければと思います。

     

    (3) 「人口・世帯の推移からみた現状と課題」について

    事務局より「人口・世帯の推移からみた現状と課題」の説明があった。

     

    (議長)ありがとうございました。ただいま事務局から説明がありました資料1の「人口・世帯の推移からみた現状と課題」についてです。何かご意見・ご質問があればお願いします。

     

    (委員)年齢人口の推移からの考察がずっと出ているのですが、年少人口について何も触れていない。少子化についてどのような対応が必要か十分な審議が必要だと思いますが、高齢者の状況、世帯構成の変化からの問題、要支援・要介護認定者の推移、障害者の推移について考察が明記されています。少子化については福祉政策に関わってくるテーマなのかどうか疑問に思いながら発言しているのですが、そういったところはどうなのでしょうか。

     

    (事務局)4ページの年齢別構成比の推移ですが、文章の下2段のところで「高齢人口が急激に増加する一方で、生産年齢人口の構成比が低下していくことが予想されます」という締めくくりになっています。年少人口については構成比としては全国平均を上回るという表記はあるのですが、当市においては触れていなかったので、少子化について触れたかたちで文言を精査させて頂きたいと思いますがいかがでしょうか。

     

    (議長)よろしいでしょうか。他にご意見ご質問はございますでしょうか。

     

    (委員)たしかにこの計画には子育てのことも入っていますので入れた方がいいと思います。

    6ページで障害者手帳所持者の推移がありますが、精神障害者の404人というのは高次脳機能障害の人も入っていますか。障害の分野では知的と精神と身体と高次脳機能障害があります。その他に難病もありますが、これらのデータは把握されていないのでしょうか。

     

    (事務局)こちらに書いてあるものは手帳の所持者数ということで障害福祉課から数字をもらっています。精神障害者についてはあくまでも精神保健福祉手帳を所持している方の人数で、高次脳機能障害の方が含まれているかどうかは確認させて頂きたいと思います。

     

    (委員)よろしいでしょうか。脳血管障害の病気というのも多いのです。課題としてもそこは重要になるのではないかと思います。これは地域福祉計画を作るうえでの大きな資料になるわけです。先ほどの少子化の関係も含めると謳っておいたほうが良いという気がするのです。

     

    (事務局)ご意見ありがとうございます。ここでは手帳の所持者の数字しか載せていない部分でしたので、手帳は持っていないけれども障害のある方など数では見えない部分もございます。その部分も含められれば検討したいと思います。

     

    (委員)今後、議論を進めていく上で統計データは重要になると思います。今のは単純な障害者手帳の所持者の推移だとは思いますが、今後議論していく中で障害の種別の人数というのも大きな内容になってくると思います。要するに支援の内容も変わってくると思いますので、そこがどのくらいの人数がいらっしゃるのか議論を進める段階で知っておきたい。それから障害者の年齢構成についても年齢に応じて対応も変わってくるので、データがあればそれもほしいです。

    もう一点が、貧困など生活保護世帯がどれくらいあるのか、家族構成もわかると助かると思います。お子様がどのくらいの年齢かで支援の内容も変わってきます。そこは調べれば出てくると思いますので、お出し頂ければと思います。

     

    (事務局)データについては調べてご用意させて頂きます。今回の人口推移からみた現状と課題に盛り込んだほうがよいのか、審議の過程でデータだけを検討材料として皆さんのほうにご提示するのか、どちらが良いでしょうか。

     

    (委員)個人的に見たいので、必要ならば出して頂きたいです。あとは議論していく中で必要なデータが出てくると思います。先程の障害者の部分でもそうなのですが、数字を見てみても少しずつ増えているのは分かりますが、これを踏まえて具体的な支援をどうするのか議論には持って行きづらいと思いました。年齢の部分など必要だと思いますし、貧困系も完全に抜けてしまっているのでそこは必要だと思います。ここに混ぜ込むのもいいですし、追加資料としてでも結構ですので頂ければと思います。

     

    (事務局)ありがとうございます。7番の障害のところにもう少し詳しいデータを加えるか、生活保護や貧困の関係の追加は事務局でももう少し検討させて頂きたいと思います。データについては次回までにご用意させて頂きます。

     

    (委員)私としてはそこまで細かいデータは要らないと思っております。障害福祉計画あるいは障害者計画で障害者支援をやっているので、地域福祉計画はそこまで細かいところまでは入っていかないと思います。私としては軽く「このくらいの課題がある」くらいでいいと思います。

     

    (議長)他にご意見等ございますか。

     

    (委員)次世代育成というのは高齢者の問題以上に必要だと思います。それは地域福祉計画を読みながら理解していくしかないと感じたのですがどうでしょうか。

    それから、高齢者で介護が必要な人たちのインクルージョンがありますが、表に出てくる人たちもいれば、表に出てこない人たちもいるのです。私は町内会を4年ほどやらせて頂きましたが、そういう人たちがいるのです。民生委員の人たちがサービスの利用をすすめても「いいよ、いいよ」という人たちもおりますので、データというのは確実だと思いますが、あまり配慮しなくてもいいと思います。いかがでしょうか。

     

    (議長)次世代育成と介護が必要な高齢者で目に見えない方ですがどうでしょうか。

     

    (事務局)介護が必要な方たちの現状として数字で表れていない部分ですが、人口推移からみた現状と課題については数字として明らかに出ているところということで今後の将来推計を書かせて頂いているので、見えていない方たちに対する支援というのは本当に必要だと思います。まずは対象を探すこと、次にその人たちに対してどのようなサービスを提供していくのか必要な課題だと思います。この後の課題の中で見えてきていない方たちについて触れていくのがよいのではないかと考えておりますので、人口推移からみた現状と課題の6番のところではこのままの内容で書かせて頂くということでどうでしょうか。はっきりした答えが出せず申し訳ございませんが、事務局ではそう考えています。

    もう一つ、次世代育成のことについてですが、長期計画においても大きく取り上げておりまして、地域福祉計画で触れるかどうかについては確認させて頂きます。

     

    (議長)それでは確認して頂くということでよろしいですか。

     

    (委員)データの解析について教えてほしいのですが、人口が減っているということは出生と死亡の関係があるかもしれません。その中で幼少年齢が平均より多いということは、入ってくる人が多いという気がするのですが、お子さんがいる人というのは生産年齢になると思うので、障害者手帳の数をみると身体障害者手帳の数は同じなのに、知的と精神の数が増えているのです。そういった人たちが羽村市に来ているのでしょうか。それとも羽村市にいながら不幸にも障害を持ってしまったのか教えて頂けたらと思います。

     

    (議長)そのへんの変化というのは事務局で分かりますか。

     

    (事務局)申し訳ございませんが、事務局としてもそこまでの数字は把握しておりません。転入されている方の中で障害のある方がいるのか把握が難しいところでございます。

     

    (委員)生産年齢が減ることは非常に困ります。他の年齢層が増えているのがどうなのか疑問に思いました。データが無いのであればいいです。

     

    (委員)一般論になりますが、知的障害、精神障害で転入される方は結構います。それは施設があるところです。青梅市の様に精神病院があると、精神障害の方が入ってきます。家族が受け入れないとなると、病院の近くのグループホームに入って生活する。その時点で住所は青梅市になります。そうやって増えていく可能性があります。施設がある所には障害者が引っ越してきます。私は青梅市で自立センターをやっておりますが、自立センターがあるから引っ越すという単純なものではないのですが、一般論としてはそういう方もおります。

     

    (議長)他にございますか。

     

    (委員)世帯構成の推移の中で非親族世帯というのは家族がいない子どもなのでしょうか。5ページの下のところになります。

     

    (委員)非親族世帯というのは例えば学生など全くの他人がシェアハウスで暮らしているというものだと思います。

     

    (委員)何故こういう質問をするかというと、両親が亡くなられて学校を辞めざるを得ないとか、そういう方々がぽつぽつ見えるのです。親が亡くなった方々への支援・サポートが無いと、子ども達は学校を辞めざるを得ないし、生活困窮者になって生活支援を受けざるを得なくなります。従って貧困化に繋がってしまう。非親族世帯というのはご両親が亡くなった世帯のことを指すのかと思いました。実質的にはこれが年々増えているのです。小さいけれども憂慮すべき数字だと思います。そこに対して何らかのサポートが必要ということでそのような質問をさせて頂きました。

     

    (議長)ありがとうございました。非親族世帯については大庭委員の説明で分かりますか。

     

    (委員)グループホームなど全くの他人同士で暮らしていたり、結婚せずに同棲的なもので一緒に暮らしているというのが非親族世帯だと思います。

     

    (委員)親のいない子どもたちとは全然違うのですか。

     

    (委員)それはあくまでも親族関係があります。

     

    (委員)そういった対象者のデータというのはあるのでしょうか。例えば両親が無くなってしまった子どもたちがどのくらいいるのかスポットを当ててみてもいいと思います。

     

    (委員)民間のグループホームが二つできました。グループホームを作ることについて縛りは無いのでしょうか。

     

    (委員)グループホームはあくまでも違うかたちだと思います。

     

    (委員)障害の相談をやっております。今の非親族世帯についてですが、親御さんの養育力が無いか、家庭の問題があって、血縁関係は無いけれども一肌脱いで一緒に暮らしているというもので、生活のサポートは必要かと思いますが、そこまでなかなか手が入らない方が対象だと思います。

     

    (議長)ありがとうございました。

     

    (事務局)こちらにつきましては国勢調査の中で非親族世帯という書き方をしておりまして、そのデータを用いているものです。世帯構成でいきますと、同居人ではあるけれども親族ではない方を非親族世帯にしていると推測されます。正確なところにつきましては申し訳ございませんが次回の審議会でご説明させて頂きます。

     

    (委員)非親族世帯の定義ではなく、両親を亡くした子どもたちに対してどういったスポットを当てて調査をするのか、テーマとして取り上げて頂けたらありがたいと思います。この非親族世帯が増えているのは憂慮すべきことかなと理解したのですが、両親が事故で亡くなって学校を辞めざるを得なくなった子どもたちのことを耳にしています。そういったことに対して審議会でスポットが当たればと思いました。

     

    (議長)ありがとうございました。今のお話は非親族世帯とは別ということでよろしいでしょうか。他にご意見等ございますか。

     

    (委員)要支援・要介護認定者の中でサービス基盤の円滑な整備、質の確保・向上が重要になるということで抽象的に書かれています。具体的にデイサービス、デイケアが羽村市内でも増えてきております。そういう中で要介護認定されている方がどのくらいそのような施設を利用されているのか。認定を受けていても、そういったサービスを利用していない方はいると思うのです。今後詰めていく流れであれば、そういうような分類、情報、調査というのも審議の中に出てくると考えられるので、機会があればそういったものも開示頂ければと思います。

     

    (事務局)先ほどの障害者の方のデータと合わせて、介護認定を受けている中でサービスを利用している方あるいは認定は受けているけれどもサービスを利用していない方のデータも担当課に確認したいと思います。

     

    (議長)よろしいでしょうか。ここは地域福祉計画の審議会ですが、これと並行して、高齢者保健福祉計画と介護保険事業計画も策定しております。障害者計画も並行しておりますので、障害に特化した細かい数字は出ると思います。よろしいでしょうか。只今、少子化の問題、難病、高次脳機能障害、障害関係のご意見を頂きました。只今のご意見につきましては次の審議会までに修正できるところは修正させて頂きます。

     続きまして、アンケート調査結果からみた現状と課題について事務局より説明をお願いします。

     

    (4)アンケート調査結果からみた現状と課題について

    事務局より「アンケート調査結果からみた現状と課題について」の説明があった。

     

    (議長)ありがとうございました。只今事務局からご説明ありましたアンケート調査結果からみた現状と課題についてご意見ご質問をお願いします。

     

    (委員)私は平成27年度に国勢調査の調査員を行っておりました。町内会長と総務部長と私で小作台西の調査を行っておりました。私は250件くらいやったのですが、ほとんど人がいないのです。皆勤めていて、ワンルームマンションにも人がいないのです。小作台西では1600位の世帯があるのですが、そのうち町内会に入っているのが400いくつといったところです。わずか20何%なのです。国勢調査の間に3人で町内をテーマを決めて観察したのですがダメでした。これはサンプルによる郵送調査ということで、本当に良い結果が出ているのです。私はこれを見て非常に嬉しくなりまして、国勢調査よりも進んでいて、皆さんも理解を持っているということを感じました。羽村市には町内会連合会長がおられますが、町内会の加入率が40%くらいしかないのです。それが地域福祉とどのように結びつくのか難しいという気がしながら、このサンプルを中心にして行うと良いと思います。

     それから、羽村市では他の市と比べてNPOというものが少ないということですが、小作台には1つしかありません。それが期待できるかというと無理なところがあります。こういうものを見ながら第5次計画を立てる時に一つ疑って見ながらやっていかないといけないのだろうと思いました。我々は国勢調査の結果を報告したりしたのですが、「これは国の仕事だからいいよ」と言われて帰ってきたりしていますが、調査会社が行った調査結果のサンプルには非常に感謝していますし、いい結果が出たと思います。ただ、このままでは丸々参考には出来ないと思います。

     

    (議長)ありがとうございました。他にご意見、ご質問等ございますか。

     

    (委員)資料2の最後の方になりますが、資料編で調査票の部分が白紙になっていますが。

     

    (事務局)ご説明させて頂きます。最終的にここにアンケート調査の調査票をつけさせて頂くことになるのですが、調査票については前回の資料として提示しておりますので、このような白紙の状態になっておりました。

     

    (委員)もう一点ですが、アンケートの設問29では自由記述になっているのですが、ここでは何も書かれておりません。代表的なものを一点入れて頂けたらと思います。次回以降お作り頂けたらと思います。

     

    (事務局)今回は数値のところを集計しておりまして、自由意見についてはまだまとまっていないところですので、まとまり次第皆さんにお示ししたいと思います。

     

    (委員)ありがとうございます。

     

    (議長)他にご意見はございますか。

     

    (委員)アンケート結果の感想、意見などでもよろしいでしょうか。福祉サービスを充実させていくうえでの地域住民との関係のところで二つ目に多かったのは、行政の手の届かないところでは地域住民が協力していくべきということに対してボランティア、市民活動への参加状況は変わらず「参加するつもりはない」という回答も上がっております。NPO・ボランティア活動への期待度について「どちらともいえない」が上がっております。考えとしてはいいけれども、実際の行動に結びついていないと感じました。

     

    (議長)ありがとうございました。総論は賛成だけれども各論は…ということでしょうか。他にご意見・ご質問はございますでしょうか。

     

    (委員)一つよろしいでしょうか。確かに委員がおっしゃるように、考えていることとやっていることに矛盾があると感じました。一つ一つ課題として入れていくのはどうなのかと感じました。場合によっては課題をひとくくりにするのも一つの方法だと考えたところです。確かに住み慣れた自宅でずっと暮らしたいという意識が強いというのは感じられますし、地域コミュニティの向上を理想としていますが、自ら積極的に参加する意識が薄い。一つ一つ課題として入れられるのかと思いました。

     

    (議長)ありがとうございました。これは意見ということで事務局で考えて頂きたいと思います。他にどなたかございませんか。

     

    (委員)全体的にアンケート結果を見てみると、「どちらともいえない」の割合が多くなっています。また、障害の関係についても当事者でないので興味がないし分からないという感じです。ここのデータの数字の比率だけ見て、一つ一つに対して課題として考えていくと全体が見えなくなると思います。特に障害というマイノリティについては人数が少ないので、割合も低くなってしまいます。子育てに関して当事者はもう少し多いのですが、子育てから離れている人は「どちらでもない」と答えてしまう。もちろん、アンケートをとって市民のニーズを把握することも必要なのですが、一つ一つに対して課題など検討していくと全体が見えなくなるので、ある程度まとめておくことも必要だと感じました。

     

    (議長)ありがとうございました。他によろしいでしょうか。アンケート調査からみた現状と課題については次回までにまとめて頂きたいと思います。

     

    (5)社会情勢からみた課題について

    事務局より「社会情勢からみた課題について」の説明があった。

     

    (議長)ありがとうございました。事務局から説明がございましたが、資料1の3「社会情勢からみた課題」についてご意見、ご質問等ございましたらお願いします。事務局からありましたように、5つの項目以外にこれがあったほうがいいというものがあればお願いしたいと思います。

     

    (委員)社会情勢からみた課題についてはそんなに外れていないと思います。ただ、子育てなど子どもの問題というのは大きな問題だと思うのです。羽村の実態というのはどうなのか分かりませんが、社会福祉の課題になるのかどうか。別のところで取り組んでいるのかもしれませんが、そこも大きな課題ではないかというのが一点です。

     もう一点は青少年健全育成の部分で児童虐待のところだけ目を向けていますが、児童虐待を防止すれば青少年が健全に育成されるかというとそうではないのです。したがって、青少年健全育成が一つの課題として取り上げていいのか。教育委員会の問題かもしれませんが、青少年健全育成のことについては教育委員会の方で取り上げていて、いじめ、虐待、引きこもりも取り組んでいるので、ここは外してもいいのではないかと思います。子育て支援の状態、青少年健全育成の課題というのがここにあてはまるものなのかどうかお聞きしたいと思います。

     

    (議長)ありがとうございます。

     

    (委員)次世代育成の部分もかなり入っている気がします。私は青少年健全育成について会長を10年勤めていました。中学校においても問題としてかなりあります。本当は参考意見ということで学校の先生や校長など現場に携わっている人たちの意見も聞いてみたい気がします。健全育成というのは非常に大変で東京都の指導で行っていますが、次世代育成で扱える気がします。

     

    (議長)ありがとうございます。事務局で何かございますか。

     

    (事務局)今回、福祉法が改正されまして、虐待発生時の迅速適確な対応、被虐待児童への自立支援が盛り込まれており、虐待件数を減らすためにも健全育成に努めていくということで、内容もかなりざっくりしております。児童担当課とも調整しまして、文言について調整したいと考えております。

     

    (事務局)現在、高齢者の計画、介護保険事業計画の策定を進めておりまして、青少年につきましては次世代育成行動支援計画というものがありまして、それぞれの計画の中で細かい計画を立てて進めております。地域福祉計画につきましてはそれを包含したかたちの計画でございます。包括的なご意見を課題として挙げていき、詳細な部分についてはそれぞれの計画において整合性を取りながらまとめていくことを考えておりますので、ご理解頂ければと思います。

     

    (議長)ありがとうございます。

     

    (委員)よろしいですか。6月の議会でがんの予防についての質問がありました。羽村市では東京都でもがんの死亡者が多いです。武蔵村山市や狛江市と比べてもがんの死亡者が多いのです。これからの社会で福祉のばらまきというのは不可能だと思います。財政的に非常に厳しいですし、そのあたりを抑制しながらやらないと駄目なのではないかという気がします。「がんに限らず医療の高度化が進む中で、医療費全体は増額傾向にあり、高齢化の進展も相まって、市町村における国民健康保険財政はより厳しくなります。国では持続可能な社会保障制度の改革ということが読売新聞でも盛んに言われています。平成30年度からは都道府県が財政運営の主体となり、スケールメリットを活かした安定的な財政運営や効率的な事業の確保等国民健康保険運営の中心的役割を担うことにしている。羽村市としては国民健康保険データヘルス計画に基づき、病気の早期発見、早期治療を促進させ、特定健診やがん検診の受診率を高めること。医療費の抑制に努め、国民健康保険財政の安定に繋げたいと考えている」と市長が6月の議会で回答しています。第5次の結論はこれだと感じています。そのあたりをこれでやらなくていいのかと思いました。

     

    (議長)今の関係は国保財政のことですね。この地域福祉計画とは少し外れると思いますが、根底では持続可能な社会保障制度はこのまま行ったら無理ということがありますので、医療の関係についてはそのへんのところもやっていかなくてはいけないと思います。この地域福祉計画の中でそれがうたえるかどうかというのがありますが、委員のおっしゃったことは持続可能な社会保障制度において大事なことだと思います。

     

    (委員)部長がおっしゃったように、各計画の上位にあるということであれば、この程度かという気がします。ただ、同時に進行している高齢者や障害者の計画との整合を図らなければいけないと感じます。

     

    (議長)ありがとうございます。他にございますか。

     

    (委員)前回では引きこもりと孤立についてのことが入っていたと思うのです。引きこもりと孤立が貧困につながるということが羽村市でも多々あると思いますが、これは(3)生活困窮者の自立支援の強化に入ると思いますので検討して頂きたい。そこを取り込んでもらえればと思います。

     

    (議長)ありがとうございます。他にご意見ございますか。

     

    (委員)(5)災害時要援護者への配慮についてもそうなのですが、地域活動への参加ということで、町内会の加入率が非常に下がってきています。町内会の加入率を上げたいということで、町内会連合会においてもプロジェクトを作ってやっていこうということで始めておりますが、災害時の住民同士の助け合いが重要ということで、町内を巡回することを考えております。やはり町内会に入っていないと情報が掴めないのです。被災状況を確認しても「ここの家はどのような家だったか」といって後回しになる可能性もあります。

     もう一つは、町内会の加入状況を上げたいので、できればそのあたりのことを入れてくれれば加入率向上に役立つのではないかと思います。話が違うというのであれば連合会で考えていかなければいけないのですが、近隣住民の助け合いということからいくと、これに絡めて加入率を上げたいので、進められることがあればお願いしたいと思います。

     

    (議長)ありがとうございます。その点は事務局では難しいと思いますので、ご意見として伺いたいと思います。今頂いたご意見を新しく追加するか、この5つの中に組み込めるものがあればその中に組み込んでいきたいということで、次回までに事務局の方で精査していきたいと思いますがいかがでしょうか。そのようにさせて頂きます。以上で議題5まで終わりましたのでその他についてございますか。

     

    9.その他

    事務局より連絡事項が報告された。

     

    10.閉会

    (副会長)皆さま長時間にわたりお疲れさまでした。今回は非常に勉強になりました。次回からは計画の中枢部の審議となってきますので、引き続き忌憚のないご意見をお願いします。ありがとうございました。

     

    (議長)以上をもちまして第2回 第五次羽村市地域福祉計画審議会を閉会させていただきます。長時間にわたりましてありがとうございました。

     

    (一同)ありがとうございました。