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    平成29年第8回羽村市教育委員会(定例会)会議録

    • [2022年7月12日]
    • ID:10667

    平成29年第8回羽村市教育委員会定例会会議録

    日時 平成29年7月18日(火)午後3時00分~3時17分

    場所 羽村市役所東庁舎4階特別会議室

    出席者の氏名

    教育長 桜沢 修、教育長職務代理者 江本裕子、委員 島田哲一郎、委員 羽村 章、委員 塩田真紀子

    傍聴者 なし

    議事日程

    日程第1 会議録署名委員の指名について

    日程第2 教育長報告

    日程第3 教育委員会委員活動報告

    会議経過

    教育長 ただいまの出席者は5名であります。定足数に達しておりますので、ただいまから平成29年第8回羽村市教育委員会(定例会)を開会します。

    本日の議事日程は、あらかじめお手元に配布したとおりです。

    日程第1

    教育長 会議録署名委員の指名を行います。

    会議録署名委員は、羽村市教育委員会会議規則第33条の規定によりまして、教育長において江本裕子委員を指名します。よろしくお願いします。

    日程第2

    教育長 教育長報告を行います。

    それでは、お手元の教育長報告事項をご覧ください。

    初めに、全体を通じての報告をさせていただきます。

    6月23日に羽村第一中学校、30日、武蔵野小学校、7月7日、羽村第二中学校、14日、富士見小学校と、4回の教育委員会学校訪問を行い、委員の皆さんからは学校経営方針や授業参観等に関する内容でご意見をいただきました。今年度計画している学校訪問は10校中5校終了しましたので、ここで全体を通した総括的なことを申し上げたいと思います。

    各学校長からの学校経営方針の説明では、個々の学校の抱える課題を整理した上で、市の方針である小中一貫教育の着実な進展と、基礎学力の伸長、中学校における新たな3学期制への移行準備、「特別の教科 道徳」の教科化への対応、また、小学校の英語教科化に向けた対応など、平成30年度からの変化を視野に入れた経営方針が述べられていたと感じました。学校を組織として捉えたとき、学校長の定めた経営方針を全ての教員が共有しているか、また、同じ方向で経営参画が行われているかが非常に重要になってくると考えます。

    しかし、一方では、現在学校の抱える課題が年々増加してきている中で、経営方針を実現していくには教員への負担が大きくなっており、教員だけの努力ではなし得ないのではないかということも考えるところです。学習サポーター、特別支援教育支援員、スクールソーシャルワーカー、各種コーディネーター、部活の外部指導員をはじめとして、地域の力や保護者の力など、外部人材の登用と活用がこれからの学校経営にはさらに必要になってくるのではないかと思っています。

    学校長をはじめ、教員の皆さんには、そうした人材とのコミュニケーション能力や共同作業をマネジメントしていく能力が求められてきます。学校経営方針が現場においてしっかりと実施され、その効果、成果を上げられるよう期待するところです。

    また、そのためにも、教育委員会としての人的、物質的な支援も重要ですので、教育委員会事務局も含め、予算の適正な措置をはじめとして、学校教育に関する専門性や指導力を磨いて、強力に学校を支援していくよう努めていきたいと考えています。

    今年度訪問した小・中学校の授業参観を通して感じたことは、児童・生徒の学級での授業態度が相対的には落ちつきがあってよい状況であるということです。子どもたちがそうした状況であり、学力向上はもとより、学校ビジョンの具現化を図る絶好の機会であるのではないかと思っているところです。

    教員においては、児童・生徒が学校生活や授業を楽しく感じ、意欲をもって学習に臨めるような学校運営と授業をしていただきたいと考えています。特に、授業力の向上、指導案の工夫や教材の活用は、非常に授業改善にとって大切なことですが、そこにばかり意識がいっている間は、どうしても教員のための授業になってしまっているのではないかと感じたところもあります。

    児童が指導内容を理解できているのかと疑問に思うような場面もありました。もっと子どもたちを見て、分からないところをそのままにしない、させないような指導を意識して、わかることで自信をもたせるような先生と児童・生徒の関係をつくっていってほしいと思ったところです。

    初任からベテランの教師まで、全ての羽村の先生たちが子どもたちから信頼され、また自信をもって授業を展開し、きめ細やかな指導を通じて、子どもたちのみずから学ぶ意欲を高めることができるようになっていただきたいと思っています。

    また、学校経営方針の中に、どの学校でも家庭学習について取り組んでいくと書かれていました。羽村第三中学校と武蔵野小学校では、小中連携による「家庭学習のすすめ」というリーフレットを作成し、家庭学習を推進しているという説明もありましたし、二中校区では以前から、「コツコツノート」の実践を通して家庭学習を進めていること、また羽村第一中学校でも家庭学習と放課後学習による学び方を学ばせる学力の定着、推進という、各学校での家庭学習への取組みが進められていまして、家庭学習を羽村市全体で推し進めていくような方策についても教育委員会として検討すべき課題だと思ったところです。

    学校訪問を通じまして、資料の充実も含め、各学校がいろいろと気を使っていただいていること、また本当に努力してくれていることを認識した上で、幾つか課題を述べさせていただきました。

    次の報告に移ります。

    7月8日にゆとろぎの小ホールで学校保健会総会と特別講演会が行われました。今回の特別講演では、一般の方々も聴講に来られていましたけれども、国立成育医療研究センター、こころの診療部長、奥山眞紀子氏による「親子関係が子どもの発達に与える影響」というテーマで、子どもの心と親とのアタッチメントについて、児童心理等々の歴史的なことを含めて専門的なお話を聞く機会を得ました。

    発達段階に応じた親子関係が子どもに与える影響は、学校教育における課題でもありますし、幼保小の連携という行政課題への対応の点でも極めて重要な要素であると感じたところです。

    先ほど家庭学習に触れましたけれども、幼少期等における家庭での親子の関係も、今後、発達段階における取組みの中で考えていかなければならない部分で、特に、羽村市では発達相談や相談体制の充実という形で組織づくりもしましたので、そういった意味から、親と子の家庭での関係というものをどう捉えていくかということを教育委員会も一緒になって勉強して、対応ができるよう専門性を図っていかなければならないと感じました。

    次に、7月12日の東京都市教育長会について報告します。

    初めに、平成30年度東京都予算編成に対する要望事項について、都市教育長会としては、20項目について要望事項をまとめ、8月7日に東京都教育委員会に要望活動を行うとの報告があったところです。20項目のうち幾つか主なものを報告させていただきますけれども、公立学校施設の改築・改修・増築及び統合に対する補助制度の創設及び充実、特別支援教育の推進のための人的配置、財政支援等の措置、英語教科化に向けての指導体制や学習環境整備のための人的配置、財政支援、スクールソーシャルワーカー、スクールカウンセラーの配置の拡充、不登校対策事業を含む東京都モデル事業の補助期間の延長及び拡充など、さまざまな点で要望事項としてまとめられています。

    また、この都市教育長会の席上で、東京都教育委員会の担当部長等から説明がありましたが、東京都は学校での教員の働き方改革推進プランを平成30年度から平成34年度の5カ年計画として策定する予定ですが、教員の働き方を見直すために、今年度においては東京都教育委員会に推進会議を設置し、教育長会や校長会等がメンバーとなって意見を聞きながら策定していく計画でいるということです。8月、9月頃に検討した上で、10月頃にはパブリックコメントを経て、11月から12月にかけてプランとしてまとめていくということでございます。

    内容について説明がありましたけれども、各市の教育長からは、学校自体の働き方というものの根本的なところを見直さなければ、なかなか改革につながらないのではないかという意見や、部活動についても、中体連との兼ね合いや、各市教育委員会の予算が非常に厳しい中で、指導員体制を構築するにも東京都の財政的支援が必要ではないかなど、いろいろな意見が出されました。それらの意見も受けた上で、働き方改革推進プランというものを策定していくという報告を受けたところです。

    最後に、少年少女球技大会につきましては、7月15日土曜日、16日日曜日に開催されまして、子どもたちには大きな事故やけが、熱中症等もなく、無事に終了しました。開会式等、委員の皆さんにはご参加をいただきまして、ありがとうございました。

    以上で教育長報告を終わります。

    私の報告の中でご質疑等がありましたらお願いします。

    質疑なし

    教育長 教育長報告は以上で終了します。

    日程第3

    教育長 教育委員会委員活動報告を行います。

    教育委員会委員の6月20日から7月17日までの活動については、別紙に記載のとおりです。

    委員の皆さんからご報告等をいただきたいと思います。何かございますでしょうか。

    江本委員 教育長

    教育長 江本委員

    江本委員 教育長と同様、7月8日の羽村市学校保健会特別講演会について、感想を述べさせていただきます。

    少し専門的ではありましたけれども、子育てや子どもにかかわるものに非常に大切なお話をしていただいたと思いました。アタッチメント障害、愛着障害という内容のお話が主でしたけれども、やはり乳幼児期の愛着行動がいかに子どもの成長にとって大事かということを、資料や統計をもとにお話をしてくださいました。特に、子どもの時期に親子関係がうまくいかなければ、その子が大人になったときに、なかなか正しい親子関係が築けない場合が多いというお話を伺って、愛着行動は非常に必要なことであるということを痛感させられました。これは、学校保健会の講演会としてもふさわしかったと思いますけれども、例えば妊娠中のお母さんや、子育て中のご家族などにもぜひお話を聞いていただきたい内容だという感想を持ちました。

    次に、委員の活動報告とは別件になりますけれども、今回、「羽村市の教育」という冊子をいただきました。羽村市の教育がコンパクトにうまくまとめられていて、非常にいいものができたと思いました。羽村市に転入してくるご家庭などにぜひ冊子を渡していただきたいと思いましたし、もし余裕があるならば、就学しているご家庭などにも何らかの形で目に触れるといいということを感じました。

    教育長 ありがとうございました。

    江本委員の報告について、何かご質問、ご意見等はございますか。

    質疑なし

    教育長 「羽村市の教育」につきましては、事務局で印刷して製本しましたけれども、この内容は市の公式サイトの教育委員会のページに載せて、市民にも見ていただけるように対応しております。江本委員から貴重なご意見をいただきましたので、転入者等への配布について検討させていただきます。

    また、先ほど教育委員会学校訪問について話をさせていただきましたが、当日現場で委員の皆さんからご意見等をいただきましたけれども、何かお感じになったことで、ご発言いただければと思いますが、いかがですか。

    意見なし

    教育長 それでは、質疑、ご意見等がないようですので、以上で教育委員会委員活動報告を終了させていただきます。

    これをもちまして、平成29年第8回羽村市教育委員会定例会を閉会といたします。

    ありがとうございました。


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    羽村市教育委員会 生涯学習部生涯学習総務課

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