表題の件につきまして、防衛省北関東防衛局から下記のとおり情報提供がありましたので、お知らせいたします。
なお、横田基地に関する東京都と周辺市町連絡協議会では、在日米軍横田基地第374空輸航空団司令官及び防衛省北関東防衛局長、横田防衛事務所長に対し、下記のとおり口頭要請を行いましたので合わせてお知らせします。
本日(平成31年1月8日)午前10時頃、横田基地において米軍のパラシュート兵が通常訓練を行っている最中に1名のメインパラシュートが機能しなかったため、当該パラシュートを切り離し、予備パラシュートで着地しました。
本件による怪我人は無く、当該パラシュートは横田基地内に着地しました。
当該パラシュート兵は、規則に則り、安全手順を踏み、自身および地上の人員の安全をはかりました。
当局から米軍に対して、訓練実施に当たっては、原因究明、再発防止及び安全管理を徹底し、周辺住民に不安を与えることがないよう万全を期すことを申し入れております。
平成31年1月8日、横田基地所属のC‐130輸送機による人員降下訓練中に、メインパラシュートが機能せず、予備パラシュートで着地した際、切り離したメインパラシュートが基地内に落下する事故が発生した。
幸いにも今回は基地内への落下であったが、横田基地では、昨年4月にも、人員降下訓練中にメインパラシュートの不具合により切り離されたパラシュートが近隣の中学校に落下するという同様の事故が発生している。
また昨年12月には、横田基地所属の同型機による東富士演習場での物料投下訓練中に、パラシュートが演習場の施設区域外に落下する事故が発生した。
これまでも再三にわたり再発防止や安全対策の徹底等を要請してきたにも関わらず、パラシュート訓練に起因する事故が短期間のうちに再び起きたことは遺憾である。パラシュートの落下は、一歩間違えれば基地外へ影響を及ぼし、人命に係わる重大な事故につながりかねず、多くの住民に不安を与えるものである。
このため、次のとおり要請する。
以上に関する情報を関係自治体に速やかに提供すること。