標記の件について、防衛省北関東防衛局から下記のとおり情報提供がありましたので、お知らせします。
なお、横田基地周辺市町基地対策連絡会では、米軍に対して口頭要請を行いましたので、あわせてお知らせいたします。
サムライ即応監査(SRI: Samurai Readiness Inspection)
令和3年4月26日(月曜日)~同年5月7日(金曜日)(土曜日・日曜日を除く)
ただし、4月26日(月曜日)~30日(金曜日)は机上訓練
通常の運用時間帯(午前6時00分-午後10時00分)の範囲で実施予定
ただし、5月3日(月曜日)~7日(金曜日)は24時間体制で実施予定
北関東防衛局から米軍に対し、本演習の実施に当たっては、日米合同委員会合意を遵守するとともに、航空機運用及びPAS等の使用、特に通常の運用時間外に実施するものについては、周辺住民に与える影響を最小限にとどめるよう配慮を申し入れました。
有事における即応態勢の維持強化及びORE※に対する監査。
※ORE:Operational Readiness Exercise(運用即応演習)
仮想戦闘環境における基地の機能テストであり、テロ攻撃や航空機または地上戦闘力等による基地への攻撃を想定し、実践的な即応態勢をとることを訓練するもの。
以前は、ジャイアントボイスと呼んでいたもので、大音響の出る特殊なスピーカを使用し、サイレンや広報を行なう。
地上爆発模擬装置。金属製の容器内で爆発物を破裂させ、爆発音を発生させる。
令和3年4月14日(水曜日)に北関東防衛局から、令和3年4月26日(月曜日)から同年5月7日(金曜日)までの横田基地における演習の実施等について、一部の日程は24時間体制で行い、航空機の運用や、PAS、GBS、煙幕及びバッシュキャノンの使用が夜間に行われる可能性があるとの情報提供を受けた。
従前より、当連絡会からは、土曜日、日曜日、日本の祝日等において、航空機の飛行等による騒音を発生させないことや、通常の運用時間帯以外での訓練を極力実施しないよう求めてきた。
深夜早朝に行われる航空機の運用やPAS等の使用による騒音は、横田基地周辺の住民の睡眠等が妨げられるなど、その影響は非常に大きなものであり、健康被害や不安の増大につながるものである。
こうした周辺住民の生活環境への影響を踏まえ、次のとおり要請する。
当該期間には、大型連休が含まれていることから、騒音の発生について特に配慮すること。
周辺住民は、新型コロナウイルス感染症への対応による外出自粛など、さまざまな不安やストレスを抱えていることから、基地外に影響を及ぼさないよう十分な配慮を行うこと。
市街地上空での低空・旋回飛行訓練は行わないこと。
深夜早朝に航空機の運用やPAS等の使用を行わないこと。
通常の運用時間帯以外での訓練を極力実施しないこと。
使用する航空機においては、安全対策の徹底を図り運用すること。
周辺住民への不安軽減のため、特に、通常の運用時間帯以外で実施される騒音を伴う訓練については、その詳細な日時等について情報提供を行うこと。