日時
令和3年6月4日(金曜日)午後6時45分~午後8時00分
会場
市役所東庁舎4階特別会議室
出席者
【会長】金子憲
【副会長】櫻井政伸
【委員】新岡健、寺島昌弘、山下敬一、松田達夫、太田知子、宮里まゆみ(敬称略)
【市・事務局】市長、企画総務部長、企画政策課長、長期総合計画担当主幹、企画政策課企画政策担当主査
欠席者
なし
議題
傍聴者
新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止の観点から傍聴の受入れを中止
配布資料
第1回羽村市行政改革審議会 配布資料 データ(次第および議事部分の資料について、データで公表します)
1 委嘱状の交付
橋本市長から各委員へ委嘱状を交付
2 市長あいさつ
橋本市長からあいさつ
3 審議会委員及び事務局職員の紹介
羽村市行政改革審議会委員名簿(資料1)により委員及び事務局職員を紹介
4 審議会の所掌事項
羽村市行政改革審議会条例(資料2)により所掌事項を説明
(質疑)なし
5 会長及び副会長の選任
(事務局)会長及び副会長の選任方法、その役割等について、羽村市行政改革審議会条例の第5条では、
・審議会に会長及び副会長を置く。
・会長及び副会長は、委員の互選によって定める。
・会長は、審議会を代表し、会務を総理する。
・副会長は、会長を補佐し、会長に事故があるときは、その職務を代理する。
ことが規定されております。
まず、初めに、会長を選任いただきますが、ご意見等はございますか。
(新岡委員)第六次行財政改革基本計画などの策定に携わっておられる、金子委員を推薦します。
(事務局)他にご意見等はありませんか。ご意見等が無いようですので、審議会の会長には金子委員を選任することにご異議はございませんか。
(各委員)異議なし
(事務局)ご異議等が無いようですので、会長には金子委員を選任します。続いて、副会長を選任いただきますが、ご意見等はございますか。
(金子委員)前回の第六次行財政改革基本計画の策定時に、副会長を務めていただいた櫻井委員を推薦します。
(事務局)他にご意見等はありませんか。ご意見等が無いようですので、副会長には櫻井委員を選任することにご異議はございませんか。
(各委員)異議なし
(事務局)ご異議等が無いようですので、副会長には櫻井委員を選任します。金子会長、櫻井副会長は、それぞれ会長席、副会長席へ移動いただき、ご挨拶をお願いします。
(金子会長)羽村市では、現在、長期総合計画審議会に関わっているほか、これまでにも使用料等審議会や事業仕分けなど、さまざまな会議に関わってきました。行財政改革の観点から、羽村市の将来について、長期的な視点に立ち、皆さんと忌憚のない意見を交わし、羽村市がこれから先もよりよい街となるよう、微力ながら務めてまいりたいので、皆さんのご協力のほど、よろしくお願いします。
(櫻井副会長)平成9年から税理士を務めており、市の歳入歳出など、数字に関してはこれまでの経験を踏まえた考えを述べることもできると考えています。行財政改革というと硬い会議になりがちですが、やわらかい雰囲気で会議を運営できればと考えています。会長のサポートに努めていくので、よろしくお願いします。
6 諮問
橋本市長から金子会長へ諮問
7 議事
(事務局)羽村市行政改革審議会条例第5条の規定により、審議会の議事は会長が務めることとされているため、ここからは金子会長に議事進行をお願いします。
(1)羽村市長期総合計画審議会の会議の傍聴に関する定め(案)について
(金子会長)それでは議事の1項目め、「(1)羽村市行政改革審議会の会議の傍聴に関する定め(案)について」事務局から説明をお願いします。
<事務局より「羽村市長期総合計画審議会の会議の傍聴に関する定め(案)(資料3)」の説明>
(金子会長)本件について、ご意見、ご質問等はありますか。
(各委員)特になし
(金子会長)ご意見、質問等がないようですので質疑を終了します。お諮りします。事務局原案にご異議はありませんか。
(各委員)異議なし
(金子会長)ご異議は無いようですので、本件は原案のとおり承認されました。事務局にお聞きします。本日の傍聴は、どのようになっていますか。
(事務局)本日の会議は、緊急事態宣言が発出されている状況を踏まえ、感染防止の観点から、傍聴の受入れを行わずに実施することとしたいと考えますが、いかがでしょうか。
(金子会長)事務局より、傍聴の受入れをしない旨の申し出がありましたので、これを許可することとしたいが、いかがでしょうか。
(各委員)異議なし
(金子会長)ご異議ないようですので、本日の会議は、傍聴の受入れを行わずに実施することとします。
(2)羽村市審議会等の会議録の作成及び公表等に関する基準について
(金子会長)次に、議事の2項目め、「(2)羽村市審議会等の会議録の作成及び公表等に関する基準について」事務局から説明をお願いします。
<事務局より「羽村市審議会等の会議録の作成及び公表等に関する基準(資料4)」の説明、及び記録方法について、要点筆記、発言者氏名記載を提案。>
(金子会長)本件について、ご意見、ご質問等はありますか。
(各委員)特になし
(金子会長)ご意見、質問等がないようですので質疑を終了します。お諮りします。会議内容の記録方法については、事務局案のとおり、「要点筆記」、「発言者氏名記載」とすることにご異議はありませんか。
(各委員)異議なし
(金子会長)ご異議は無いようですので、会議内容の記録方法は、「要点筆記」、「発言者氏名記載」とします。
(3)羽村市の現況について
(金子会長)次に、議事の3項目め、「(3)羽村市の現況について」事務局から説明をお願いします。
<事務局より「羽村市の現況について(資料5)」の説明>
(金子会長)本件について、ご意見、ご質問等はありますか。
(太田委員)羽村市の財政状況について、財政力指数は0.999と1に近い状況にあるのに、経常収支比率が100%を超えている理由を教えていただきたい。
(事務局)財政力指数は1を超えるほど良いとされ、羽村市は0.999であり、多摩地域26市でも平均的なところとなっています。羽村市は、企業等の法人市民税の割合が他市に比べて高いことから、指数が高くなっています。
また、経常収支比率は、歳入と歳出の割合であり、経常的な歳入よりも経常的な歳出が上回っていると100%を超えることとなります。
近年、市内の企業の業績や国の税制改正等により、法人市民税を中心に歳入が減少している一方、少子高齢化等の影響で、扶助費を中心に歳出が増加していることから、経常収支比率が高くなっています。
(太田委員)20年位前の羽村市は、経常収支比率が低く、地方交付税も不交付団体であり、豊かな自治体であったと記憶しているのですが、今回示された経常収支比率の高さには大変驚いています。この原因は、法人市民税の歳入が下がったことだけなのでしょうか。例えば、八王子市は、財政力指数0.950ですが、経常収支比率88.1%です。八王子市も企業等の法人市民税の割合が多い自治体だと思うのですが。
(事務局)ご指摘のとおり、羽村市は、平成の初めのころは、税収も多く経常収支比率も低かったのですが、市内に法人の多い八王子市、日野市と比べても、市税に占める法人市民税の割合が非常に大きいことから、景気の影響等を受けやすいことが特徴となっています。
(山下委員)経常収支比率について、今後いつまでにどのくらいの数値に引き下げることを目標としているのですか。
(事務局)経常収支比率は1ポイント下げるために約1億円の歳出の抑制が必要となります。まずは、100%を切ることに努めなければならないと考えており、全庁をあげて100%を切ることを目標に取り組んでいるところです。
(金子会長)ほかにご質問等はありませんか。
(各委員)特になし
(4)これまでの行財政改革の取組みについて
(金子会長)次に、議事の4項目め、「(4)これまでの行財政改革の取組みについて」事務局から説明をお願いします。
<事務局より「これまでの行財政改革の取組みについて(資料6)」の説明>
(金子会長)本件について、ご意見、ご質問等はありますか。
(山下委員)行政改革の効果額について、令和元年度の効果額として1億2千875万円とありますが、資料5の歳出決算額の推移では、どの歳出項目に該当するのですか。
(事務局)効果額については、まず、歳出として、資料5の3ページに記載のある図表「歳出決算額(普通会計)推移」の分類では、主に、需用費や委託料などの物件費や、補助費等の項目で歳出の抑制に努めた影響が大きくなっています。また、効果額には、歳入の確保によるものも含んでいますので、効果額は、歳入、歳出の両面から算出しています。いずれにしても、効果額の内訳がなければ分かりにくいと思いますので、次回の会議の際に内訳をお示しさせていただきます。
(金子会長)ほかにご質問等はありませんか。
(各委員)特になし
(5)次期羽村市行財政改革基本計画策定の方向性について
(金子会長)次に、議事の5項目め、「(5)次期羽村市行財政改革基本計画策定の方向性について」事務局から説明をお願いします。
<事務局より「検討体制イメージ(資料7)」の説明>
(金子会長)本件について、ご意見、ご質問等はありますか。
(新岡委員)羽村市は、現在、財政的に非常に厳しい状況にあると認識しています。現在、水上公園での民間活力の活用を視野に入れた検討をされていますが、今後の対応として、民間事業者との連携事業を積極的に打ち出していくような考えはありませんか。
(事務局)水上公園については、現在、ポンプの老朽化による破損に伴い一時休止している状況です。今後は、民間活力を活用させていただき、年間を通じて活用できる施設にできないかという検討を進めているとことです。これをモデルケースに、他の事業へも横展開していきたいと考えています。
(新岡委員)国の補助金を活用して、民間事業者との連携なども取り組んでいけるよう発信していくことも必要だと思います。
(櫻井副会長)改善しなければならないこととして、1つ目は、経常収支比率が100%を超えていること、つまり、収入よりも支出が多い状況であるということです。2つ目は、基金の残高が減少しており、今までのように補填しながらの財政運営が出来なくなっていることです。長期的な視点での収支の改善、財政力の強化と、短期的な視点での基金残高の改善について、この会議の中で考えていく必要があると思います。
収支の改善ということでは、経費の抑制が一番簡単ですが、行政としては難しい面もあると思うので、歳入の確保を考えていくことが現実的であり、企業の誘致などにも取り組みながら、歳入の確保に努めていくことを考えた方が良いのではないでしょうか。
企業における国の補助金の活用ということでは、ノウハウがないと難しく、申請方法などでの助けがほしいという意見も多く聞きます。商工会と連携して、企業をつなぐなど、市が費用を負担しなくとも歳入の増加に取り組んでいくことは可能だと思います。
(松田委員)市民の立場で考えると、プールの休止、自然休暇村の廃止など、市民が楽しめる場所が減ってきているのは非常に残念です。財政が厳しいというのは分かりますが、今の子どもたちが将来的に楽しめる場所が無くなってしまうのはいかがなものか。動物公園については、現状の使用料は安すぎると思うので、使用料の負担増を求めていくことも必要ではないでしょうか。動物公園のある自治体は少ないので、動物公園という魅力的な資源をもっと有効活用することも考えるべきだと思います。
また、町内会の加入者については、新築の戸建て住宅も増えており、新規で加入される方もいますが、高齢となって退会される方も多いので、今後、加入者を増やしていきたいと考えています。
(金子会長)松田委員とは使用料等審議会でも議論しましたが、羽村市は市民サービスが充実しており、使用料が他市に比べても非常に安くなっています。今後は、受益者負担の観点から、ある程度の使用料を求めていくことも必要だと思います。今回の行財政基本計画は第六次長期総合計画と一体的に策定することから、行政改革審議会は、長期総合計画審議会等とキャッチボールをしながら進めていくこととなりますので、皆さんの意見を積極的に反映させていきたいと思います。
(寺島委員)始めから形がしっかりとしたものを作るのは極めて難しい部分もあるので、経常収支比率が低い自治体、高い自治体を徹底的に分析し、真似をしてみることも必要なのではないでしょうか。
(事務局)類似自治体との比較などは非常に大事な視点だと思います。
(金子会長)類似自治体の比較については、改めて情報をいただき、皆さんと議論していきたいと思います。
(宮里委員)先日、羽村市のリサイクルショップに持ち物を持ち込みましたが、あまり大きな物は受け取れないと言われてしまいました。アメリカでは、リサイクル文化が非常に進んでおり、安い金額でリサイクルショップが引き取り、そして需要者が品物を買い取りに来るということで、物が流れる仕組みが確立しています。物流のサイクルや、人が興味を持つような魅力を発信していくことで、物や人の流れに広がりを出せれば良いと思います。
(金子会長)ほかにご質問等はありませんか。
(各委員)特になし
(6)今後のスケジュールについて
(金子会長)次に、議事の6項目め、「(6)今後のスケジュールについて」事務局から説明をお願いします。
<事務局より「スケジュール(資料8)」の説明>
(金子会長)審議日程について、事務局からの提案では、資料8に記載の予定で、会議を行うということで、日程の詳細については改めて調整し、示すということです。ご異議等はありますか。
(各委員)異議なし
(金子会長)では、第2回の会議日程については、後日、事務局からご連絡させていただきます。
(7)その他
(金子会長)次に、議事の7項目め、「(7)その他」についてですが、議事全般に渡り、ご意見、ご質問等はありますか。
(各委員)特になし
(金子会長)以上で、本日の議事等はすべて終了しました。ご協力ありがとうございました。進行を事務局へお返しします。
(事務局)金子会長、議事の進行をありがとうございました。
8 その他
(事務局)次回の会議は、7月の上旬を予定していますが、詳しい日程については、改めて調整を行い、メール及び通知等にて、連絡させていただきます。また、次回から、本格的な審議に入っていくこととなるため、改めて本日の資料を確認いただき、不明な点等がありましたら、事務局までご連絡いただきますようお願いします。いただいたご意見、ご質問等につきましては、事務局で集約した上で、委員の皆様と共有させていただきます。
以上を持ちまして、本日の会議を閉会とします。