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    第4回羽村市行政改革審議会(オンライン会議)会議録

    • 初版公開日:[2021年11月09日]
    • 更新日:[2021年11月9日]
    • ID:15653

    第4回羽村市行政改革審議会(オンライン会議)会議録

    日程

    令和3年10月6日(水曜日)午後6時00分から午後7時45分

    開催方法

    オンライン会議

    出席者

    【会長】金子憲

    【副会長】櫻井政伸

    【委員】新岡健、寺島昌弘、山下敬一、松田達夫、太田知子、宮里まゆみ

    (敬称略)

    欠席者

    なし

    議題

    1.第3回羽村市行政改革審議会を踏まえた参考資料について

     ①令和2年度26市市税(現年課税・滞納繰越分)徴収実績

     ②財政収支の推移

    2.自治体運営の方針 基本計画(案)について

     ①新たな時代に順応した行政サービスの提供

     ②健全な財政運営

    3.その他

    傍聴者

    新型コロナウイルス感染症対策として傍聴会場の設置等は行わないことから、傍聴はなしとした。

    配布資料

    • 次第
    • 資料1 令和2年度26市市税(現年課税・滞納繰越分)徴収実績
    • 資料2 財政収支の推移
    • 資料3 自治体運営の方針

    第4回羽村市行政改革審議会 配布資料 データ(次第および議事部分の資料について、データで公表します)

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    会議の内容

    1 会長あいさつ

    本日は、自治体運営の方針という重要な内容の論点がありますので、それぞれの立場からの自由で活発なご意見など、皆さんのご協力をお願いします。


    2 議事

    (1)第3回羽村市行政改革審議会を踏まえた参考資料について

    ①令和2年度26市市税(現年課税・滞納繰越分)徴収実績

    (金子会長)それでは、議事の「(1)第3回羽村市行政改革審議会を踏まえた参考資料について」の「①令和2年度26市市税(現年課税・滞納繰越分)徴収実績」について、事務局から説明をお願いします。


    <事務局より「(1)第3回羽村市行政改革審議会を踏まえた参考資料について」の「①令和2年度26市市税(現年課税・滞納繰越分)徴収実績」について説明>


    (事務局)市内の法人における業績の把握についても、第3回審議会においてご質問いただいておりましたが、所管部署に確認したところ、職員や企業活動支援員が定期的に市内の事業所を訪問する中で、業況の把握に努めているところですが、業績の詳細については、把握できていないとのことですので、ご了承願います。

    (金子会長)それでは、議事(1)の「①令和2年度26市市税(現年課税・滞納繰越分)徴収実績」について、ご意見、ご質問等はありますか。

    (山下委員)羽村市の市税の徴収率は、東京都26市の中で24番目でありますが、事務局説明では、東京都の26市の徴収率は、全国的には高い位置にあるとのことですが、改善の余地はないという認識でよろしいでしょうか。

    (事務局)多摩26市の徴収率は均衡しており、羽村市の徴収率は突出して低い訳ではなく、また、毎年度、全庁的に徴収率の向上に努めているところであり、年々、徴収率は向上してはいますが、引き続き徴収率を上げる努力が必要と考えています。なお、令和元年度の全国の平均値は97.7%で、多摩26市の徴収率の平均値は98.7%であることから、全国的にも高い状況にあります。

    (新岡委員)多摩地域の企業において、令和2年1月から8月に営業赤字となっている企業は50%以上であり、飲食業については、90%が営業赤字となっています。税金の滞納の差押さえについてですが、差押さえに移行するのが早い自治体があると聞いていますが、羽村市の差押さえの基準は、どのようになっていますか。

    (事務局)滞納者に対しましては、窓口や電話等において丁寧な対応に努めていますが、差押さえの基準については、確認して改めてお示しします。

    (太田委員)多摩26市の徴収率を比較すると国立市は99.5%、狛江市は99.4%で、非常に高いことが分かります。こうした徴収率が高い自治体を研究し、徴収率の更なる向上に努めてほしいと思います。

    (事務局)納税担当部署においては、東京都より滞納整理の職員の派遣を受け、各種の情報を取り入れながら対応しています。今回お示しした徴収率は、現年課税分と滞納繰越分を合わせたものであり、滞納繰越分では、不能欠損の手続きにより、徴収率が上がることがあります。

    (櫻井副会長)税金の滞納に関する裁判の判例について、合法的な差押さえであっても、タイミングによっては違法とみなされ、無効とされる場合がありますので、滞納者とは、密にコミュニケーションを取り、徴収に努めていただければと思います。また、個人的にはお示ししていただいた羽村市の徴収率は、比較的良好な値であると感じます。


    ②「財政収支の推移」

    (金子会長)次に、「②財政収支の推移」について、事務局から説明をお願いします。


    <事務局より「②財政収支の推移」について説明>


    (金子会長)それでは、「②財政収支の推移」について、ご意見、ご質問等はありますか。

    (山下委員)令和2年度の歳入のうち、新型コロナウイルス感染症の影響に伴い、国や東京都からさまざまな事業に活用することができる補助金が約80億円あったとのことですが、その内訳を教えてください。

    (事務局)令和2年度の歳入増の約80億円のうち、大半は新型コロナウイルス関係の国や東京都などからの補助金であり、約50億円は特別定額給付金として、国から交付され、市民の皆さんに給付しています。

    (山下委員)基金の取り崩しについて、平成28年度から令和元年度では平時の状態で収支がマイナスとなっていることから、今後、基金はなくなり、深刻な状況になるのではないでしょうか。

    (事務局)現在、基金は深刻な状況にあり、基金が減少していることへの対応は喫緊の課題であります。その要因として収支のマイナスがありますが、平成30年度からの行財政改革の取組みにより、若干の改善がみられ、収支の差は狭まってきています。

    (山下委員)健全な財政運営を行うためには、毎年の基金の目標を示していく必要があると思います。

    (事務局)収支の改善については、令和3年度をベースとすると、令和4年度から令和8年度において、毎年度約4億円が不足すると試算しています。今後の新たな行政需要も見込むと、行財政改革により令和4年度から令和8年度の計画期間内に約5億円の収支の改善を行う必要があると考えており、経常収支比率は、現在の約100%から、5年間で95%にすることを目標として取り組んでいきます。

    (山下委員)全庁的にも具体的な数字を示し、共通認識と理解を深める方がよいと思います。

    (事務局)本日、庁内向けに令和4年度の予算編成方針を示し、市公式サイトで公表しました。その中でも、5年間で経常収支比率を95%にすることを目標とすることについて記載しています。

    (太田委員)歳出の普通建設事業である投資的経費について、公共施設の老朽化に対応していくためには、今後、費用が増加すると考えますが、見込みを教えてください。また、羽村駅西口土地区画整理事業は、普通建設事業に含まれていますか。

    (事務局)羽村駅西口土地区画整理事業は、普通建設事業に含まれています。平成28年度以降、区画整理事業が本格化していることから、普通会計における普通建設事業費が増加しています。また、今後の公共施設の老朽化に伴う費用の増加も考えられることから、財源の確保に努める必要があると考えています。

    (太田委員)羽村駅西口土地区画整理事業は市財政をかなり圧迫すると思います。今後の施策について検討をお願いします。

    (事務局)羽村駅西口土地区画整理事業については、都市基盤整備事業ということで、施設の老朽化に対応する事業とは異なり都市計画税を充当できる事業であります。市全体の普通建設事業とも合わせて、総合的な観点から取り組んでいくことになると思います。


    (2)自治体運営の方針 基本計画(案)について

    ①新たな時代に順応した行政サービスの提供

    (金子会長)次に、議事の「(2)自治体運営の方針 基本計画(案)」について、事務局から説明をお願いします。


    <事務局より「(2)自治体運営の方針 基本計画(案)」を説明>


    (金子会長)それでは、「自治体運営の方針 基本計画(案)」の「1 実現を目指す自治体運営の未来の姿」、「2 施策と取組みの方向性」について、ご意見、ご質問等はありますか。

    (各委員)特になし。


    (金子会長)次に、「施策1 新たな時代に順応した行政サービスの提供」について、事務局から説明をお願いします。


    <事務局より「施策1 新たな時代に順応した行政サービスの提供」を説明>


    (金子会長)それでは、「施策1 新たな時代に順応した行政サービスの提供」について、ご意見、ご質問等はありますか。

    (宮里委員)市民ニーズについては、どのように収集して把握しているのでしょうか。

    (事務局)市民ニーズの取得方法はさまざまであり、日常業務の中における窓口対応や個別計画を策定する際に実施するアンケート調査、5年に1度実施する市政世論調査等において、市民ニーズの把握に努めています。

    (櫻井副会長)施策・方向性の各取組みにおける目標値等は設定していますか。

    (事務局)自治体運営の方針の中では、個々の具体的な目標値は定めていませんが、10ページに全体的な指標として「まちづくりの指標」を掲げています。なお、方向性や取組みに関する目標値等については、所管部署が取組む事業を示す実施計画等の中で定めています。

    (山下委員)市役所における定型的な業務の比率も多いと思いますが、プロセスの効率化の工夫や質の向上は考えていますか。

    (事務局)市役所の定型的な業務について、作業時間の短縮や効率化などの改善は常に図る必要があると考えており、このことは、5ページの方向性2「機能的かつ弾力的な行政運営の推進」において、内部の組織的な改善や見直しについて記載しています。

    (山下委員)市民一人ひとりに寄り添った行政サービスは大切ですが、市の職員同士の連携や職員が働きやすくなるといった視点で業務を見直すことも大切であると考えます。

    (太田委員)施策1「新たな時代に順応した行政サービスの提供」の説明文について、「多様な主体」とは、NPO法人や民間企業等のことという認識でよろしいでしょうか。また、行政サービスの中に、官民協働の視点を含められるとよいと思います。

    (事務局)「多様な主体」については、太田委員のご認識で間違いありません。官民協働については、6ページの方向性4「官民連携の推進」において、官民での施策を進めていくことを掲げています。


    ②健全な財政運営

    (金子会長)次に、「②健全な財政運営」について、事務局から説明をお願いします。


    <事務局より「②健全な財政運営」として「施策2 健全な財政運営」を説明>


    (金子会長)それでは、「施策2 健全な財政運営」について、ご意見、ご質問等はありますか。

    (櫻井副会長)方向性2「安定的な歳入の確保」の取組み1について、歳入よりも歳出が多い状況の中、市税収入を確保するため、具体的にどのような取組みを考えていますか。

    (事務局)市税収入の確保については、今まで課税客体の把握は、申告に基づいていましたが、今後、申告をされない方について、こちらから積極的にアプローチを行い、課税客体の把握に努めることを考えています。

    (櫻井副会長)歳出が歳入を上回っている状況であるので、歳入を増加する策として、具体的な施策はありますか。

    (事務局)第六次羽村市長期総合計画では、自治体運営の方針の他に5つのコンセプトを設け、さまざまなまちづくりの取組みを進めていくこととしています。その中では、「にぎわいを創る」というコンセプトがあり、産業振興の施策の推進を掲げ、企業誘致の促進を図りながら、定住促進に繋げていきたいと考えています。

    (新岡委員)方向性3「新たな財源の確保」について、民間企業への市の資産の貸し出しや有効活用による財源確保について、公に募集するなど、取組みの公表は行っていますか。

    (事務局)資産の有効活用については、行財政改革の視点からも重要なことと捉えており、令和4年度に向けた施策の立案についての指示しているところです。現在、具体的な施設の公表等はしていませんが、令和4年度以降、積極的に取り組んでいく考えでいます。

    (新岡委員)有効活用できる資産があるという認識でよろしいでしょうか。また、具体的な資産のリストを公表していくなどの考えはありますか。

    (事務局)現時点では、具体的なリストはありませんが、施策を進める上では、具体的な施設のリストを作成し、公表していくことは必要であると考えています。

    (櫻井副会長)方向性4「持続可能な公共施設マネジメントの推進」について、今後、公共施設の老朽化が進み、更新の時期を迎えますが、公共施設の統合や複合化、廃止などに取り組む予定はありますか。また、現在、複合化などの取組みが行われている施設はありますか。

    (事務局)公共施設の集約化・複合化については、方向性4の視点の中でも重要な部分であります。現在も、複数の用途を持った施設はありますが、さらに公共施設の複合化などを進め、維持管理コストの削減等に努めていく必要があると考えています。

    (山下委員)歳入の確保は、方向性2「安定的な歳入の確保」に掲げていますが、歳出の削減は方向性として見当たらないので、どのように考えていますか。

    (事務局)歳出の削減については、方向性1「人口動態や財政状況を踏まえた事務事業の改善・見直し」において、事務事業の見直しや縮小により、歳出を削減する方向で検討していくことを考えています。

    (山下委員)歳出削減をトップに掲げたことは理解しました。市役所の業務は、民間企業の営利目的とは異なり、採算は合わないが、行政サービスとして残すべき事務、事業があると思いますので、一律削減でなくバランスのとれた、事務事業の見直しを行っていただければと思います。


    (金子会長)次に、「まちづくりの指標」について、事務局から説明をお願いします。


    <事務局より「まちづくりの指標」を説明>


    (金子会長)それでは、「まちづくりの指標」について、ご意見、ご質問等はありますか。

    (山下委員)指標の項目7「経常収支比率」と8「一般会計基金残高」について、目標値は5年後とのことですが、始期は何年度ですか。

    (事務局)本計画は、令和4年度を始期としており、令和8年度の目標値となります。

    (山下委員)指標について、どれくらいのサイクルで、確認を行っていくのでしょうか。

    (事務局)指標の項目7「経常収支比率」と8「一般会計基金残高」については、毎年度、確認して対応してまいります。また、指標の項目1「職員の窓口対応」から6「財源の安定的確保と合理的・効果的な財政運営」までは、令和2年度に実施した5年に一度の市政世論調査の結果を目標指標としており、数値の確認については、令和7年度に行う予定としております。なお、各施策の方向性にぶら下がる個別事業については、実施計画において、所管部署が推進し、毎年度評価を行う仕組みとなっています。

    (山下委員)まちづくりの指標で数値を明記しているのであれば、検証は5年後ではなく、毎年度検証できるよう、検討した方がよいと思います。

    (事務局)指標の設定については、難しい部分があり、さまざまな要因により指標が変動することから、単年度で捉える部分と複数年度で社会経済状況の変化と事業の個別実績を捉えて把握する部分の両方の視点があると考えています。今回設定した指標は、さまざまな取組みを行うことで市民満足度がどのように変化するのか、アウトカムの指標となっていますので、3年程度、取組みを行った上で、市民満足度を捉えていく形としています。また、単年度で評価していくことについては、いただいた意見を参考とさせていただき、検討していきます。

    (山下委員)取り組んでいる職員が成果を実感でき、前向きな改善を継続できるよう、効果測定や検証の頻度を工夫していただきたいと思います。

    (櫻井副会長)指標の項目8「一般会計基金残高」について、目標値を30億円としていますが、根拠を教えてください。

    (事務局)基金の残高について、使途の制限がない財政調整基金については、目標として標準財政規模の1割程度(約11億円)としてきましたが、今後の公共施設の維持管理等を考え、特定目的基金も含め総額30億円としています。

    (櫻井副会長)毎年、収支がマイナスとなっている状況の中、5年間で一般会計基金残高を10億円増やすのは、大変厳しい目標値であると感じています。

    (山下委員)指標の項目1「職員の窓口対応」から6「財源の安定的確保と合理的・効果的な財政運営」までの市民満足度の数値は、4点満点の設定で、それぞれの値の重みを加味して、平均した数値で表されていますが、この実績自体は高い数値なのでしょうか。目標として実績への上乗せは必要ないのでしょうか。

    (事務局)市政世論調査では、50項目の満足度について確認しています。回答は4段階で、人数から加重平均を算出しており、満足度の平均値は2.76となっています。羽村市独自の市政世論調査でありますので、他市と比較できる数値とはなっておりません。表記している数値は令和2年度の実績数値であり、5年後の令和7年度にはこの数値を上回ることを目標とし、数値の変化に対する要因を含めて全体的な視点で評価していくものであります。

    (寺島委員)市民満足度については、良い評価を取り上げることも必要ですが、悪い評価をなくすという考えも必要であると思います。悪い評価に対して、改善に取り組むことで、自然と良い評価が増えることになると思いますので、併せて検討していただきたいです。

    (事務局)満足度が高い項目、満足度が低い項目は、一つ一つ捉えながら、各取組みの中で、計画に定めていく予定です。


    (3)その他

    (金子会長)次に、議事の「(3)その他」についてですが、議事全般に渡り、ご意見、ご質問等はありますか。

    (各委員)特になし。

    (金子会長)以上で、本日の議事等はすべて終了しました。ご協力ありがとうございました。進行を事務局へお返しします。


    3 その他

    (事務局)第3回と第4回の審議会につきましては、オンライン形式で開催させていただき、不都合はないことから、次回の審議会についても、オンライン形式で開催させていただきたいと思います。また、その際には、傍聴につきましても、認めていく必要があると考えています。傍聴の方法については、オンライン接続のパスワード等を傍聴人に渡し、自宅で傍聴する手法では、録画や録音等のセキュリティを担保できないことから、事務局としましては、市役所に傍聴室を設けることで対応したいと提案しますが、いかがでしょうか。

    (各委員)異議なし。

    (事務局)次回の第5回審議会の日程は、11月10日(水曜日)午後6時からとなりますので、ご予定いただきますようお願いします。

    以上を持ちまして、本日の会議を閉会とします。

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