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    第7回羽村市生涯学習審議会会議録

    • 初版公開日:[2021年08月23日]
    • 更新日:[2021年8月23日]
    • ID:15381

    第7回羽村市生涯学習審議会会議録

    日時

    令和3年6月30日(水曜日)午後7時~8時38分

    場所

    羽村市役所4階 特別会議室

    出席者

    会長 古本泰之、副会長 川津紘順、委員 田口克己、中川良三、葛尾豊、山田竜也、橋本富明、髙松史朗、河野要人、吉岡琢真、新谷太郎、成瀬和子、中根透、鈴木則子、田島謙司、中条悟、野口和、堀茂子

    説明員 教育長、生涯学習部長、生涯学習部参事

    事務局 生涯学習基本計画担当主幹、生涯学習基本計画担当主査

    欠席者

    委員 澤野由紀子

    議題

    1. 議事

    (1)  第6回審議会会議録の確認について

    (2)  前期基本計画の基本方針について

    (3)  前期基本計画の基本施策について

    2. その他

    傍聴者

    配布資料

    • 第7回羽村市生涯学習審議会 会議次第
    • 【資料1】第6回羽村市生涯学習審議会 会議録
    • 【資料2】前期基本計画の基本方針について
    • 【資料3】第二次羽村市生涯学習基本計画体系図

     ※【資料1】はデータの掲載を省略します。


    会議の内容

    (古本会長) お忙しい中お集まりいただき、ありがとうございます。今はこのような状況であるので、時間には限界があるが、審議を尽くしていければと思っている。

     

    1.議事

    (1) 第6回審議会会議録の確認について

    (古本会長) 議事の1項目め「第6回審議会会議録の確認について」、事務局から説明をお願いする。

    (事務局) 会議録について予めご確認いただいているかと思うので、これでよろしければ、ホームページ等で公表していく。

    (古本会長) 会議録について、事前にお送りいただいているので、ご確認いただけたかと思う。この内容でよろしいか。それでは、事務局において、会議録の公開をお願いする。

     

    (2) 前期基本計画の基本方針について

    (古本会長) 続いて、議事の2項目め「前期基本計画の基本方針について」を議題とする。事務局から説明をお願いする。

    (事務局) (資料2により説明)

    (古本会長) 事務局からの説明が終わった。この説明文に関しては今回の審議事項ではなく、上の網掛けの部分を決定していくという理解で良いか。

    (事務局) 説明文の部分については、このような意味合いを持っているということでご理解をいただき、網掛けの部分を固めていただければと思う。

    (古本会長) それでは基本方針1から3までの網掛けの部分の文言について、前回も議論しているが改めて何か追加のご意見等あればお願いする。

    (葛尾委員) 基本方針の内容については前回リモート会議の中で確認しているので異論はない。今日広報を見ていたら、長期総合計画の答申がなされていた。長期総合計画の中に生涯学習に関する基本方針みたいなものが謳われているのではないかと思うが、それとの整合性がどうなっているのか。もし長期総合計画の中で方針等が打ち出されているのであれば、全く無視して良いのか。そのようなところを情報として聞かせていただけるのであれば非常にありがたい。

    (事務局) 第六次長期総合計画の基本構想の部分は、7月1日からパブリックコメントによって市民の方のご意見を求めるという手続きに入っていると承知している。内容については、答申が出て、パブリックコメントにかかっている時点なので、まだ決定ではないが、大まかな方向性としては、今お話しさせていただいたこの3つの基本方針、先日固めていただいた羽村市が目指す生涯学習の姿と違えるものではない。例えば、使われているキーワードでは、つながりという言葉が第六次長期総合計画の基本構想の中でも大きな位置を占めている。総じて第六次長期総合計画の基本構想との方向性の齟齬はないと理解している。

    (川津副会長) 概ね良いと思うが、この基本方針1は前回は「誰一人取り残さない学びを展開します」という形になっていたと思う。前回会議のいろいろな委員さんの意見の中で、持続可能、学びの持続などというのがあって、これが入ってきたのだと思うが、そうなるとちょっと違ってくる。「誰一人取り残さない持続可能な学び」というのはどういう学びなのか。例えばこれが「誰一人取り残さない学び」「持続可能な学び」と2つ別々にあったら良いとは思うが、つながると「誰一人取り残さない持続可能な学び」となり、それはどういう学びなのかな、どうかなと思った。

    (古本会長) 「誰もが、いつでも、どこでも」のところが持続可能ということだと思うが、そういう理解でよろしいか。

    (事務局) 今会長おっしゃるとおり、「誰もが、いつでも、どこでも」はこれまでの計画の中でも謳ってきて実践をしてきたところだが、今回新たに作る二次計画の中では、「いつまでも」をこの一つの流れの中へ組み込み、そこの部分に「持続可能な」という意味を込めさせていただいた。「誰一人取り残さない持続可能な」というのがある意味ワンフレーズになっているところもある。前回の会議の中でいただいたご意見では、リード文の中に「持続可能な」という言葉があったが、基本方針の標語の中に取り入れる、組み込んだ方が良いというような強い思いも委員さんから感じたので、「誰一人取り残さない持続可能な学びを展開します」というような標語にさせていただいた。

    (古本会長) 副会長がおっしゃったのは、「持続可能な学び」とは何かという話だと思う。一方で、「いつでも、どこでも、いつまでも」というのが入ってくるところに持続可能性の意味合いを込めたい、また、「持続可能性」が現代を考えるうえで重要なワードの一つなので入れよう、ということで入ってきていると思う。どちらも正論なので悩みどころだと思う。順番を変えると意味が変わってしまうので、なかなか難しい。

    (川津副会長) 言葉は良いと思うが、「誰一人取り残さない学び」と「持続可能な学び」というのは違うのではないか。「学び」と「学び」だが、これを全部一緒にしてしまうと、全部がつながっていかないといけないのではないかという捉え方があるので、ポツと何か分けた方が良いのかなという感じがした。これで良いなら良い。

    (古本会長) 学びの「場」ではどうか。学びの場にすれば、持続可能な場だし、誰一人取り残さない学びの場になる。場を展開するのもそんなに違和感がないが、どうか。

    (葛尾委員) 今会長がおっしゃった方がすっと入ってくる感じがする。「持続可能な」という表現については、持続可能というのは基本方針1、2、3のすべてに関わる。生涯学習基本計画の全体の方向が常に持続可能な組立てになっていなければならないということだと私は理解する。基本方針1に謳ってしまうと、基本方針2と3は持続可能でなくても良いのかということになりかねないので、あえて言うのであれば、今会長がおっしゃったような「場」という表現にして、どこかですべてが持続可能な仕組みになっているというような組立てにしたら非常に私は理解しやすい。

    (古本会長) そのような形で文言を修正したいと思う。

    (堀委員) 基本方針の説明文、リード文については今日は意見はなしということだったが、もし今後また検討していただくのであれば、意見があるので、出させていただけるとありがたい。この生涯学習基本計画は、最終的には市民の方に知ってもらう、周知するということが一番の目的だと思うので、やはり一番心がけるのはわかりやすい言葉かなと思う。今の「持続可能」についても、もう少しわかりやすい言葉に変えられるのであれば変える方が良いかなと思う。基本方針1について、2行目で「求められています」という言い方をしている。私としては、前回の方が、羽村市はこういうふうに思っています、だからこういうことを提案します、というように、文章的にすんなりと受け止められた。「求められています」という言い方はするのだと思うが。例えば、羽村市はこういう社会の姿が理想だと考えています、のように言い、なので、誰もが、いつでも、どこでも学ぶことができる環境を整えてこういうことをします、展開します、というような言い方の方がすっきりするのではないかと思う。基本方針2の1行目の「地域をより活性化していくための取組みが進められています」についても、やっているのであれば、進めています、という言い方でも良いのかなと思う。「それらをつなぐ人材も地域づくりに求められています」も、大切です、重要です、必要です、というような言い方の方がすっきりするような気がする。同じように、基本方針3でも「求められています」という言い方をしているので、これも、必要と考えている、という方が良いのかなと思う。「これらの変化をチャンスととらえ」というところは、文章的にいらないかなと思う。そこはなくて、「市民一人ひとりに最適な学びに」というふうになって良いのではないかと思う。全体的にはとても良いので、内容がどうこうということではない。ちょっとした言葉のところであり、もし今後またその辺をご審議いただくことがあるのであれば、意見として述べさせていただきたいと思ったので、よろしくお願いする。

    (古本会長) 先ほども気になったので事務局に確認をしたいが、これはこの下の文章も公になってくるのか、それともこれはあくまで対内的な説明文章として用いているのか、使い方を確認させてほしい。

    (事務局) 現時点では対内的な説明というウエイトが高い。今後、計画書を仕立てていくうえで、レイアウトなどを考えていく時にはまた改めて考えるが、現時点では外に出すというものではなく、説明的な文章ということでご理解いただければと思う。

    (古本会長) 堀委員のご指摘は、要するに、客観的な物事の状況から施策を考えようというふうに見えるので、羽村としてそれをどう考えているかという羽村の意思みたいなものが、さらっと流れていっているように読めてしまうというところに課題があるというご指摘だと思う。なので、もしこれを出していくということになった時は改めてここで議論させていただきたい。極めてシンプルに言うと、求められているのではなくてこちらが求めているのだというような文体に調整をしていくということ、そこはまた事務局とご相談させていただければと思う。

    「持続可能」という言葉は良いのだが、曖昧で流れていってしまうというところを委員の方々も少し感じられるのかなと思う。これも下の説明文のところでフォローできればと思うが、今日はこの標語の部分を決したいということなので、今後検討していくうえで今のご意見を参考にさせていただければと思う。

    (野口委員) 基本方針1についてだが、私は「誰一人取り残さない持続可能な学びを展開します」のこのままで良いと思っている。先ほど、学びの場にすると良いのではないかというお話があったが、「学びの場」と「学び」では意味合いが違ってきてしまうと思う。学びの場は時代の変化によって持続可能でなくなることもあると思うが、それであっても学び自体は持続可能でないといけない。「学びの場」より「学び」の方が良いのではないかと思う。先ほど事務局の方がおっしゃったとおり、「誰一人取り残さない」と「持続可能な」というのはSDGsの考え方が反映されているのかなと思うが、ワンフレーズなので、あえて変える必要はないと思う。

    (古本会長) また別の角度からのご意見だった。「誰一人取り残さない」「持続可能な」というのはいずれも重要なポイントであり、キャッチフレーズというかある種の標語的な要素が強いので、これは一つになっていくということと、学びという行為が残った方が良いというご意見。一方で、「持続可能な学び」とは何なのか。持続可能な状況が担保された学びということなので、そこまで説明してしまうと話がくどくなってしまう。短くしてしまうと今度は、「持続可能な学び」とは一体何なのかという話になってくるというところ。

    (橋本委員) 今までの議論とちょっと違うが、私は基本方針1の「誰一人取り残さない」という言葉がすごく大事だろうと思って、前回も話をさせていただいた。確かに川津副会長がおっしゃるように、「持続可能」というのとそれとはちょっとニュアンスが違うと思っている。「誰一人取り残さない」というのは、個人的な意見だが、小さい頃からの育ちの中での一人も置いていかない、みんなで、クラス全体で育っていくという環境を作りたいと思っている。なので、私見だが、ここはくっつけるのはよくわからなかった。「持続可能な学び」というようなことではなくて、もっと個人個人に視点を置いた、誰一人取り残さないというところに視点を置いた施策があると良いなと思っていた。

    (古本会長) 葛尾委員が言うように全部に「持続可能な」がかかるというところがあるので、文言上どこに入れても行ける感じになるというのはある。

    (橋本委員) もし「持続可能」というワードをどうしてもその3つの中で入れるとすれば、基本方針2の「学びをつなげる仕組み」の方が落ち着くのかなと思った。

    (田島委員) 今、基本方針2が良いという話だったが、私は基本方針3の方が良い。まず基本方針1は、今聞いていて、「誰一人取り残さない学び」というのが良いかなと思った。基本方針2が「学びをつなげる仕組み」、基本方針3が「時代の変化に対応する学び」ということで、「持続可能」というのはつまり「時代の変化に対応する」と言葉を入れ替えることができると思うので、そういった意味だと基本方針3が最もふさわしいのかなと思った。基本方針1、3は「学び」「学び」という形で、すべて学びにつながるという意味での方針としてしっくりくるかなと思う。

    (古本会長) 「学びの場」と「学び」「学び」になるとちょっと据わりが難しいという、野口委員の話にも近いかなと思う。「時代の変化に対応する持続可能な学び」とここは思い切って入れてしまうという戦術もありえるとは思うがいかがか。

    (野口委員) この「持続可能」というのは、社会から見て持続可能なのか、それとも、人のライフステージにおいて小さい頃から年老いるまでずっと持続可能に学び続けられるということなのか、どちらなのか。

    (古本会長) 事務局としての意見というのも当然入れる時に出てきたと思うので、参考に伺いたい。

    (事務局) 野口委員からのどちらなのかという問いに対しては、この基本方針1はライフステージが関わってくるので、その視点で、誰もが、いつでも、どこでも、「いつまでも」というところにかかる持続可能と捉えてここに入れている。今の他の委員さんからのご意見も理解するところだが、例えば「時代の変化に対応する学び」というのが「持続可能な」とイコールであれば、ここにあえて書く必要もないのかなという気もしたところである。

    (古本会長) 事務局としては人に張りついている。ただ、もしかすると野口委員の考えているのは、SDGsという言葉が出ていたので、どちらかというと仕組みとしての持続可能性というところへのご関心なのかと思うが、その辺ご意見はどうか。

    (野口委員) ダブルミーニングなのかと思っていた。

    (事務局) あえてこの会議の中でSDGsという言葉は事務局からは出していない。あまりそちらに引っ張られるのもどうかなという気がして、この二次計画の中でSDGsという言葉はあえて使っていないが、意識の中ではあるので、両方の意味がかかっているというのもないわけではない。ただ、生涯学習の施策を展開していくうえで、仕組みというよりは、いつでも、どこでも、誰でも、という人の方にウエイトを置いた方が生涯学習基本計画らしい施策につながっていくかなという思いはある。

    (鈴木委員) この「誰一人取り残さない」というのは前回も話し合ったが、やはりこれは人に対してだと思う。人をどう尊重していくか、今多様な社会にもなっており、いろいろな人がいる。いろいろな人たちが学んでいけるという意味で、この「持続可能」という言葉は先ほど田島委員が話したように基本方針3の方に持っていって、こちらの「誰一人取り残さない」という本当に大事な部分を尊重させる形で、「持続可能」という言葉は抜いてしまった方がわかりやすいのかなと思う。本当に自分が求めていることをいつでも学んでいけるのだということで、すっきりするのかなと思う。

    (葛尾委員) 前回までの基本方針は、「誰一人取り残さない学びを展開します」となっていたと思う。今説明があったが、その方が素直にすっと受け入れられる。ここに「持続可能」という言葉を入れたので、何だという疑問を感じざるを得ないところがある。前回は「誰一人取り残さない学びを展開します」ということで合意形成されていたのではないかと思うので、今言ったように「持続可能」というところを除いてもよろしいのではないか。

    (古本会長) ただ一方で、「持続可能性」というのは、強い言葉でも確かに出ていた部分がある。田島委員の案をご提案すると、基本方針1は「誰一人取り残さない学びを展開します」とし、「場」は入れない。基本方針3を「時代の変化に対応した持続可能な学びを提供します」という形にさせていただく。それによって、言葉としての必要な現代的な用語、我々が押さえなければいけない用語は入っている。基本方針1、2、3は葛尾委員の言うとおり全部持続可能性とある意味それぞれ関わってきているので、そこを勘案して今の基本方針1、2、3の案でご了解をいただいて進めてはいかがか。

    (各委員) (異議なし)

    (古本会長) ご了解をいただいて、言葉を残しつつ進めたい。では、この案で決議をさせていただきたいと思う。貴重なご意見をありがとうございました。これで進めさせていただければと思う。

     

    (3) 前期基本計画の基本施策について

    (古本会長) 続いて、議事の3項目め「前期基本計画の基本施策について」ということで、事務局から説明をお願いする。これは各委員に意見を伺う。手短に伺うのでよろしくお願いする。

    (事務局) (資料3により説明)

    (古本会長) 事務局からの説明が終わった。今日意見を伺いたいのは資料3の施策のところになる。施策は事業の塊を表すものである。その施策がある程度固まってきた時点で当然左側の基本施策、学びのフィールドも固まってくる。「地域での学びの推進」など5まで書いてあるのはあくまで事務局の例示として出されているものになる。これはまだ決まっているものではないという前提になる。そこを構成する施策について、本日皆様からのご意見をいただきたいということである。事務局から追加の説明があればお願いする。

    (事務局) 施策の内容について、今会長の方からご案内のあったとおり、ご意見をお聞きできればと思う。具体的には、どのような施策が基本方針を具現化するために必要かという視点でご発言いただければと思う。

    (参考資料説明)

    (古本会長) では、この件について、参考資料等もご覧いただきながら、この辺の施策が大事なのではないかというような、抽象的でも構わないし、具体的でも構わないので、ご意見をいただきたい。基本方針を達成するための施策として何かということである。

    例えば私の意見として申し上げるならば、参考資料の一番上にも書いてあるが、現役というか実際に働いている我々がどう学び直すかという機会を時代に合わせて作っていく、あるいは創業、スキルアップみたいなものとしてやっていく、という学びは、今のように雇用が不安定な情勢になってくると、やはり安心・安全に生きていくうえでとても大事なことなのではないか。施策として入れていくというのはお願いできればと思う。

    (吉岡委員) 「学校での学びの推進」についてだが、特に小中一貫教育の推進はこれまでも羽村市で取り組んできた内容で、今後もかなり重要な核になる取組みであろうということなので、ここは入れていく必要があると思う。その他に関しては、多様なニーズに対応した教育の推進、特別支援教育や教育相談、そういった内容が重要だと思う。教育環境の整備・充実といったことも今後重要になってくるかなと思っている。

    (古本会長) 多様性みたいな言葉は確かに必要かなと思った。

    (新谷委員) 生涯学習ということを考えると、やはり参考資料の1ページの一番上の黒ポチのところがポイントかなと思う。特に、ライフスタイルが変わっていくことを考えると、大人向けの教育、それからその下の方の中段にあるリカレント教育などがポイントになってくるかなと思う。もちろん、地域とつながるということを考えて、同じ1ページの下の方にあるコミュニティ・スクールというのも外せないのではないかと思っている。ただ、3ページの下の方にある「ボランティアなどの活動人口を増やしていくという援助を生涯学習の中で果たすのが必要なのではないか」というような施策を考えた時に、実際にヒトやモノやカネを考えて、できるのかというのが、施策の場合には次に出てくるのだと思う。「ボランティアを育成します」という施策段階になってくると、どの年代の方をボランティアとして誰が育成していくのかというのを具体的にある程度見ながら作っていくと思う。これから大変だな、考えながら行かないといけないのだろうな、ということを考えている。学校現場でも非常に困っているところである。

    (成瀬委員) 私は文化財を学ぶことで次の未来を築くことができるのではないかと感じている。「地域での学びの推進」ということになるかと思う。今、子どもたちはお米を作ることで食べるということを学ぶなど、いろいろと体験教室もしている。そういったこともとても重要だと思うが、私はよそから来た友人には必ず羽村の堰を見ていただくということをしている。羽村はどういうところだろうということを知るには、まず羽村の堰を見て、ということでご案内をしている。この施設は江戸の発展を支えた素晴らしい施設であり、歴史的な価値も大変高く、技術的にも素晴らしい。何年か前に新聞で見たが土木遺産にもなっている。小学生や中学生でも羽村の堰を学んでいると思うが、一般の私たちも歴史を学ぶ一つのきっかけ、それが羽村の堰ではないかなということをとても感じている。地元の歴史を学ぶことで未来を築くことができるのではないか。施策になるかわからないが、何か羽村の素晴らしいところを書いていただければと思う。

    (中根委員) 大きな括りになるが、まず生まれてきて最初に学ぶのは家庭からの学びということになるので、身近な学びからまず入る。その次に学校で学んでいくわけだが、羽村市の魅力の発信を学び、そこで羽村の魅力を感じていただいて、人口流出にならないような教育ができたらなと思う。最終的に、何かしら学びを進めていくうえで、市として活動の場の提供や新たな場の発案というようなものも非常に重要になってくるので、そういったことを最後に挙げてくるような施策というのも良いのかなと思う。

    (鈴木委員) やはり命を守るというところが大事かなというのと、参考資料にある「居場所づくり、ふるさとづくり」の居場所づくりについて、ざっくりだが、人の声を聞く、聞いてあげられる場があったら良いのかなと思う。出ていける人と出ていけない人がおり、先ほどの「誰一人取り残さない学び」という点で、聞く場というのができたら良いのかなと思う。

    (田島委員) 施策を考えるうえで重要な点が2つあると思う。1つは、基本方針の「誰一人取り残さない学び」がやはり重要と考えるので、誰一人取り残さない、つまり生涯教育の対象者が全網羅されていることが必要であると思っている。もう1つは、この羽村市生涯学習基本計画は、前回の10年の活動の継続であるので、この10年で実施した施策を振り返り、何が成功して何が足りなかったのか見直しが必要かなと思う。足りなかった部分や改善が必要なところを施策に追加すべきと考える。具体的な方法については、実際に施策検討を行うチームが別にいると思うので、そこで内容を揉むと思うが、今回の方針やキーワードを見る限り、ライフステージごとに分けて行うのが良いかなと思った。子どもと大人(就業者)とシニアと3段階に大きく大別した中で、例えば子どもにとっては、学ぶ場所は学校や塾、家庭が主となるので、地域活動でそれらを補足する。学ぶ目的は、知識向上、常識や生活力の習得などだと思う。これらを5W1Hなどで分類していくとわかりやすくなる。具体的に今の話で言うと、WHO(誰)は子ども、WHERE(場所)は学校、塾、家庭、地域など、WHY(なぜ)は知識向上、常識や生活力の習得など。これに追加でWHAT(何を)、WHEN(いつ)、HOW(どのように行う)を埋めていけば良い。この作業を子どもだけではなく、大人(就業者)、シニアなどのライフステージごとに同じように分類する。大人であれば、仕事がメインとなるので、隙間時間にスクールなどで自己実現のためのスキルアップや趣味活動の充実など。シニアであれば、スポーツによる体力向上や、趣味や今まで培ってきた知識やスキルを他の人に教えたり教えられたり、人とのつながりを行うことが重要になる。もちろんこのライフステージごとの流れとは別に、各ステージ間で相互のつながりや影響も考える。更に新しいことを知る、世界が広がる、できることが増える、そんな広がりや楽しみが正に学びであると思う。これにプラスして前回の基本計画の実施活動における反省点を追加して強化するのが良い。また、施策を考える上で、「誰一人取り残さない」という点で、現状確実にないと思われるものをコメントする。小学校や中学校で私立など市外の学校に行く子どもについてのフォローがないと思う。自治会や市のイベントなどのお知らせもないので改善の余地があると思う。大人世代では、自ら学ぶ気持ちがある人や自分で情報入手できる人は良いが、そうでない人たちへのサポートが必要。学びたいという気持ちはあっても方法がわからない。何をしたら良いのか、どこで情報がもらえるのか、フォローできる仕組みが欲しい。

    (古本会長) 前もその話をしていたが、第一次計画のレビューというものとの関係性が何回か頭をもたげるので、具体的な話になってきた時にそこを少し議論させていただければと思う。

    (中条委員) どのフィールドで学ぶにしても、学びに対しての意欲、意識が高まってきてもどうしても人それぞれの環境や体制で学びに向かえない方がいると考えている。重要になってくるのは、学びに対しての意欲をいかにしてつなげていってあげられるか、そういう環境づくりをしてあげられるかであり、持続可能というところにもつながってくるのではないかなと考えている。そのように考えると、資料3の施策13に「学習環境と支援体制の充実」と例が書いてあるが、まさにこれに近いところが重要だなと思っている。柔軟な環境づくりなど、学びの環境を整えてあげるということが、学びに向かっていただける重要なポイントになってくるのではないかと思うので、そういう施策が重要だと考えている。

    (野口委員) 4つほどある。基本方針1の「誰一人取り残さない」ということに関連してだが、進学支援がとても重要だと思っている。そのために1つ目は、中学校や小学校などで高校受験や大学受験を見据えた授業をすると良いのではないかと思う。2つ目は、私は塾でバイトをしているが、生徒の親御さんで、受験に対してやお子さんの成績に関してなどあまりにも知らない人が多すぎるので、進学に対しての親世代の意識を変えると良いのではないかと思う。3つ目は、幼児教育で英語を学ぶのがとても大切だと思う。4つ目は、今現状でも出前講座や人材バンクなどいろいろ良い施策があると思うが、あまり市民の方に周知されていないと思うので、この計画ではもっと周知させるということに力を入れても良いのではないかと思う。

    (古本会長) 情報の伝え方というのが、ここで連続して来ている印象なので、そこら辺がもしかすると一つのキーなのかなと思う。

    (堀委員) 私も一次の生涯学習基本計画の見直しというか、取り残しているところがあるならばなぜなのかなど、その辺をもう一度見直す必要があるのかなと思う。今日は皆さんで施策の大枠を話している。それぞれに全体にあれもこれもと思っているところはたぶんあると思うが、一遍には全部言えないので、今後の会議の中では、少しずつ塊で、これについてはどうなのかというところを示していただけると意見が出やすいかなと思う。

    私としては、地域の学びというのは広い意味で人材育成にもつながると思う。人生100年時代と言われ、自分ももう60才を過ぎて、80年くらいかなと思っていたのが、100年に延びるその20年はとても大きい。実際にどうしたら良いかなというのを最近しみじみと思ったりするので、その年代のところからが重要なのではないかと思う。例えば、今まで自分が歩んできた中で、小中高大学までは学びの拠り所があった。そこに行けば自分は学べるなど拠れるところがあった後の、本当に自分が何かを自主的に選んでいかなくてはいけないというところになる。今までぐらいの年齢だとまだ行けたが、今後更に自分のフィールドが狭くなってくると思う。そうなると、遠くへ出かけていってというよりは、地域でいろいろ活動したり、学びができたり、というフィールドがだんだん羽村になってくる。そこに生きがいの創造が必要になってくる。そこの年代の方たちについて、学びといってもその人が学ぶだけではなく、その人が今まで培った経験、知識、いろいろなことを生かすという方向を考えていくと、学びをそこから受ける人と高齢になった人が学びを皆さんに提供するという良い関係ができて、更に生きがいにつながっていくのかなと思うので、そこら辺の仕組みをうまく構築できたら良い。

    羽村は音楽の街ということで、音楽にとても力を入れている。芸術文化にも力を入れているとは思うが、施策によって、最終的には羽村市の活性化につながり、産業的にも潤うと良いと思う。産業活性化のところもつなげて考えたりしている。他でもやっているかなと思うが、羽村も空き家や空き店舗が結構あると思う。そういうところの利用について、居場所づくりという一つのやり方もあると思うが、例えば、若い芸術家の方たちなどに提供して、ものづくりの基地や発信地みたいにするというのも一つのアイディアである。外から人も入ってきて、アーティストさんたちがそこでつながってくれて、何か羽村でやる時にその方たちのアートを提供していただけるなど、そういう関係ができるようになるのではないかと思う。ものや場所、人をうまくつなげる仕組みを作っていくと、人の手間はかかるとは思うが、最終的には羽村に人がたくさん集まってくるというような流れができると思う。芸術発信ということで、若い世代にもつながっていくと考える。

    (河野委員) 高齢者クラブとしては、最近人生100年ということが言われている中で、やはり健康で長生きをしましょう、そのためにフレイルを予防して健康寿命を延ばそう、ということが取り上げられている。フレイル予防で健康長寿、それを一つ提案する。それから、最近、高齢の方がコロナのワクチン接種の予約が取りにくい、できない、ということがある。最近子どもはパソコンなどを使うようにしているようだが、高齢の方がパソコンあるいはスマホ等でそういう処理ができるような場を作れればと思っている。

    (橋本委員) 学びという言葉がとてもたくさん出てくるが、生涯学習の意味合いからすると、学びというより遊びなんだろうと思う。資料3の基本施策に学びのフィールドがあるが、例えばこれを遊びのフィールドにして、「地域での遊びの推進」「家庭での遊びの推進」「学校での遊びの推進」「個人での遊びの推進」というと、市民感情として非常に受け入れられやすくなるのではないかという感じがする。学問ではないので、もう少し開けた、さばけた感じがすると、一般の人にも入ってくると思う。

    社会資源について。私のところも社会福祉法人だが、カフェをやっている。そんなところからボランティアの受入れや地域との交流などいろいろなつながりを持って、展開をしようとしてもがいているところ。社会福祉資源としては、社会福祉法人などがもっと公益活動に乗り出してくれると、すごく街が活性化する。先ほど空き部屋の話もあったが、そんなところを利用しながら、子どもカフェをやってみたり、子ども食堂をやってみたり、無料の学習塾をやってみたり、いろいろな可能性が広がると思う。ぜひその辺のところを前向きに。借りるのも地域の人に嫌がられることもあるので、功罪併せ持つという感じだが、いろいろな選択肢があると思う。

    (山田委員) 参考資料を見たが、どれを見ても拾いたくなるくらい良いキーワードが出ていると思う。ただ、どれもこれもとなると広がりすぎてしまうのでいろいろ考えないといけないのかなとは思った。そんな中で、せっかくこうやって生涯学習に関われる立場になったので、私が個人的に何を学習の場としてやりたいのかなというのをいろいろ考えたうえで、思うのが4つくらいある。1つは、子ども、親、祖父母、そういった世代間での教え合い。子育てをしてみて初めて気がついたが、子どももやはり3歳くらいになるともう自分なりのポリシー、ルール、そういったものに則って生きているところがある。それを親の世代が感じ取れないなどそういう部分がある。なおかつ親は親で自分が経験してきた、こういうものが良いというものを教えてあげたい、という部分もある。そういったものを世代間でうまく共有できるような施策ができたら良いなというのがあった。2つ目として、教えられる技術を持った人が、学びたい人に教えてあげられるような施策。ローカルでワークショップみたいなことをやっているご家庭が意外とある。新しい技術を学ぶことに楽しさを見出すということがあるので、教えられる人が教え、気軽に学びたいという人たちが遊びながら覚えていく、というような環境が作れたら良いなというのがある。そして3つ目に、コストをかけない創業のようなもの。創業したい人たちが何人か集まって、どうすればコストをかけずにやれるのだろうと相談し合う。元々の自分の事業があって、生活の糧にしているものがあるうえで、更にプラスアルファで創業ということをしても別に良いのではないかというイメージが私の中にある。それぞれが人生の中で得てきた経験みたいなものは意外と形にして売れたりする。そういったものをお互いに相談していくと、これはこうやったらちょっとした稼ぎになるのではというようなイメージが作れていくのかなと思う。こういう技術はどうしたら役に立つのだろう、どうしたら人に喜んでもらえるのだろう、といった思いを持った人たちが集まって相談するみたいなところから始められるような環境が作れたら良いなというのがある。最後は、そこら辺をいろいろ考えていったうえで、私がやりたいのは何なのかなと思うと、生命力を育てるみたいな、生きていく力。何かに固まっていき、こうじゃなきゃいけないみたいなイメージを持ち始めると、ある時ぽっきり折れて絶望するなど、そういうところがあるので、もっと人生楽しんで柔軟に生きて良いと共有できるような感覚が持てたら良いなと思っている。

    (葛尾委員) 一つは基本的なところだが、子どもが生まれて年老いて亡くなるまで、学ばなければならないことはたくさんあると思う。したがって、そういったところをわかりやすく体系づけて、皆が資料を見て、刺激を受けて学習に励むというようなところがあったら良いのかなと思う。つまり生まれてから死ぬまで体系づけて作られてあったら非常に良いかなと思う。それと、第一次の内容について何人かからいろいろと話があったが、これを見ると、非常に良いことがたくさん書いてある。第一次の中で実際にこのとおりできていたのか。きちっと振り返ってみて、どういったところが抜けていたのか、どういったところが非常に良かったのか、ということを一回精査する必要があるのではないか。それらを参考にしながら、更にそれを踏まえて、次の計画の中に組み込んでいくというような仕組みが今後も必要なのではないか。

    前にもお話ししたが、羽村は地域社会の中での事業、行事が非常に多いと私は感じている。子どもたちがそういったところで体験する内容というのは、大きくなった時に必ずや社会の中で生かされる内容になっている。そして、その地域社会の中で非常に強い印象を持つと、羽村は良い街だということにつながっていくのではないかと思う。子どもたちが地域社会の中で行事に積極的に関わって体験してみる。青少年対策地区委員会連絡協議会は体験というキーワードを持っている。やはり子どもたちに体験できるような環境をたくさん作っていったら良いのではないか。それがひいては、子どもたちがそういったところの中から学んで、社会で貢献できるような社会人につながっていくような気がするし、羽村が良かったということにもつながっていくのかなというように思っている。地域社会の中で体験できる情報をしっかりと提供して、子どもたちが喜んで体験できるような環境づくりができたら良いなと思っている。

    (中川委員) 「1 地域での学びの推進」の施策として「1地域で学ぶ多様な体験学習」とあり、多様な体験学習ということで一括りにしている。私は地域で10年を超えて活動しており、ぜひ子どもたち、次の世代を担う人たちに伝承していきたいということで、小学生、中学生を対象に夏休み自由研究クラブというものをやっている。また、美原里山保存会というものを地域で立ち上げ、樹木に関するいろいろな知識などについて推進、指導している。これをずっと継続していくためには、誰か次の時代にバトンをつなぐ人を育てなければいけないということと、今、私どもはこれを美原地区で展開しているが、もっと広く羽村の中にどういうふうに展開していくかということを今いろいろ思案しているところ。そういったものをいかに次の時代に伝承していくか、この施策に何か盛り込むことができるか。ここの施策の中では「地域で学ぶ多様な体験学習」と一括りにしてあるが、もう少し具現化した方が良いのかなという気持ちもある。この「地域での学びの推進」ということに特化して発言させていただいた。

    (田口委員) 知的障害の学校の校長なので、カテゴリーを狭くして、知的障害者についてのライフステージを考えてみた。まず、就学前、適正就学というのが非常に大切。なので、子育て支援、保護者の知識も必要な学習だと思っている。やはり子どもの見方、適正を正確に判断して、学びの環境を選択するということはとても大事な分野だと思っている。だから、障害者理解に関して、就学前からさまざまな知識を学ぶ必要があると思う。ライフステージの中で今度は学校がある。東京都の取組みで地域支援というのがあり、私どものところでは、ボランティア講座を開設することになっている。学校の中で知的障害の学習について講座を開いて、地域の方に学習の場を与えるということをやっている。ここ2年はコロナの関係でできていない。次に、卒後について、作業所で働く子どもたちや企業で働く子どもたちがいるが、大事なのは余暇活動、楽しみ。そういったもののためにお金を使ったりする。この楽しみを学ぶというのは、学校の中だと部活動、美術の授業、ものづくりなどであり、そういったものがずっと末永くその子の楽しみになっていくと良いなという形で行っている。先ほども遊びという言葉が出てとても良いと思ったが、楽しみであること、それがわくわくするから仕事が頑張れるなど、そんな余暇活動の重要性というのを我々職場ではとても大事にしている。もう一つは、教えている立場にいるが、実は子どもからたくさん学んでいる。なので、教えたい、伝えたいという人材を、時間と場所と続けられる支援を行政がサポートするという形にすると持続可能に近づいていくのではないかと思う。教えたい、伝えたいという人を呼び込んで、受け口を広げていくことによって、そこにヒットする子どもたちがそこで学び、楽しみ、継続するというそんな形にできたら良いなと思った。

    (川津副会長) 参考資料の2つ目にある羽村市の創業、スキルアップについて、この間私は羽村市のいろいろな企業を回ってみた。今、企業主は結構若い。40代前後くらいの方たちが社長さんをやったりして頑張っている。ああいう若い人がこれからの羽村を作っていくのではないか。今の若者を支援して、起業する若者を育てていって、羽村で起業していけば良いのではないか。それが自然に雇用を生んで、羽村から出ていかないで羽村で働き、人口増にもつながっていくのではないか。

    昔に比べ、今の乳幼児は、1歳後半から2歳児になったら結構いろいろなことができる。そういう意味で、この参考資料にある「乳幼児期の人格形成の時期が人生で最も大切である」というのは本当だと思う。ここでどういうふうに親が育てていくかというのが一番大事。先ほど橋本委員が言われたように、やはり遊びが一番大事。遊びは子どもが一番本気になってできる。その遊びの中でいろいろなことを学ぶ。それを見ている親は、だめだだめだ、それをしてはいけないあれをしてはいけないと言うが、子どもに自由に遊ばせれば良い。その代わり、安全だけは親が見ていなければいけない。危ないなと思ったらそこで初めて声をかけてあげる。保育園、幼稚園の時代の遊びというのは大切。そこの中で子どもはいろいろなことを体験して育っていくと思う。この辺は何かできれば良いなと思う。通学合宿というシステムが静岡県にある。一週間くらい施設に泊まって、そこから学校に行って、そこにまた帰ってきて、みんなで親から離れて生活する。そのように親元から離さないと、今の親があまりにも甘くて、全部やってあげるという感じで子どもが育っていない。やはり自立させないといけない。小学生、中学生のそういう合宿なども良いかなと思う。私が羽村で考えたのは、羽村の町内会などの単位で、例えばお寺に夏の2、3日、地域の子どもたちを泊めて、周りの地域の大人が一緒になって、寝食を共にして生活するような活動が何かできないかということ。ただ親は安全だけ見て、子どもたちにいろいろ考えさせてあげる。そういうシステムができないか。せっかく大きなお寺もあるし、いろいろな施設もあるし、それを利用できないかなと思う。小中一貫教育で、羽村には羽村学、人間学、親学がある。この親学をもう少し何とかできないか。何かやるにしても母親ばかり出てくるが、やはり親学では両親が大事。親学で子どもたちの育て方、関わり方などが学べれば良いなと思う。親学の充実ができないかと感じている。

    (髙松委員) 事業者として大人向けの方に偏ってしまうが、参考資料にあるように、羽村市で創業したい、スキルアップやキャリアアップしたい、もちろん副業でも構わないが、そういう方たちが、いろいろな視点を持って、発展や継続、持続可能としていけるような施策が入っていると良いと思う。堀委員からもあったように、羽村に人を呼んで、そこに来ると何か楽しいことができる、何かチャレンジができるなど、そういうことがあれば、人口ももちろんもっと増えると思うし、継続的につながっていけるのかなと思う。もう一点は、田島委員からあったが、小さい事業所と大きい事業所では、情報力などにとても差があるのを事業者としてすごく感じている。そういうところをなるべくフラットにというのは難しいとは思うが、差があるところの質を向上させていくような施策を作っていければ良いのかなと思っている。

    (古本会長) 今までいろいろ有益なご意見をいただいた。共通している部分がいくつか項目として存在をしている。抽象的な共通点だと思うので、施策の部分で生かしていけるのかなと思う。事務局においては、かなり多くの意見をいただいたので、しっかりと整理をしていただいて、次につなげていただければと思う。

     

    2.その他

    (古本会長) 以上で、本日の予定していた議事はすべて終了した。事務局含めてその他特にないようなので、これで第7回の審議会を閉会させていただく。ご協力いただき、長時間ありがとうございました。

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