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    第12回羽村市長期総合計画審議会 会議録

    • 初版公開日:[2021年12月28日]
    • 更新日:[2022年2月14日]
    • ID:15870

    第12回羽村市長期総合計画審議会 会議録

    日時 令和3年12月21日(火曜日)午後7時から9時

    会場 羽村市役所東庁舎4階 特別会議室

    出席者

    【委員】会長 島田哲一郎、副会長 金子憲(※)、委員 石田正弘、江本裕子、志田保夫、市川二三男、田村義明、中村洋子、山下忠義、橋本富明(※)、佐藤元信、池上三喜子、大竹恒平(※)、堀江秀徳、片山昇、山田崇人(※)、伊藤大、成沢崇志、木下智実、平野麻紀(敬称略)

    【説明員】副市長、教育長、参与、議会事務局長、企画総務部長、財務部長、市民生活部長、産業環境部長、福祉健康部長、子ども家庭部長、都市建設部長、区画整理部長、上下水道部長、会計管理者、生涯学習部長、生涯学習部参事

    【事務局】長期総合計画担当主幹、長期総合計画担当主査、長期総合計画担当主任、企画政策課長、企画政策課主査

    (※)リモート参加

    欠席者

    なし

    議事

    1. 第六次羽村市長期総合計画 答申(案)について【資料1】【資料2】
    2. その他

    傍聴者

    0人

    配布資料

    • 第12回羽村市長期総合計画審議会 次第
    • 【資料1】第六次羽村市長期総合計画基本計画(案)に対する第10回、第11回羽村市長期総合計画審議会での意見等
    • 【資料2】第六次羽村市長期総合計画 答申(案)
    • 【参考資料】第六次羽村市長期総合計画(案)コンセプトおよび自治体運営の方針修正箇所


    会議の内容

    (長期総合計画担当主幹)

    本日の会議も、リモート参加による会議の形式を導入している。本日は、最後の審議会となるため、説明員として全ての部長職が出席している。

    1. 会長挨拶

    (会長)

    本日、答申を出すところまで会議を進めることとなる。今年の5月25日の第7回の審議会以降、会長として勤めてきたが、活発な意見をいただき、会議を進行できたこと、感謝申し上げる。計画に沿って、よりよいまちづくりができることを祈念して、挨拶とする。

    (長期総合計画担当主幹)

    本日、傍聴を希望する方は、0人である。

    本日の審議会は、リモートで参加している委員が4人おり、会議の進行にあたっては、最初に会議室の委員から意見等をいただき、その後リモートで参加している委員に意見等をいただく進行としたい。

    それでは議事に入る。羽村市長期総合計画審議会条例第5条の規定により、会長が審議会の会務を総理することとされているため、ここからの議事進行は島田会長にお願いする。

     2.  議事

    (1)第六次羽村市長期総合計画 答申(案)について

    (会長)

    発言のある場合は挙手をお願いする。

    それでは議事に入る。議事の1項目め、「第六次羽村市長期総合計画 答申(案)について」の審議を行う。事務局から説明をお願いする。

     <資料1「第六次羽村市長期総合計画基本計画(案)に対する第10回、第11回羽村市長期総合計画審議会での意見等」、資料2「第六次羽村市長期総合計画 答申(案)」および参考資料「第六次羽村市長期総合計画(案)コンセプトおよび自治体運営の方針修正箇所」について事務局から説明>

    (会長)

    意見等あるか。

    (山下委員)

    96ページ「自治体運営の方針」の施策2の方向性4「持続可能な公共施設マネジメントの推進」について、1項目めと、2項目めが同じような内容であると感じる。また、なるべく効率化を図りたいのは理解しているが、この方向性に位置づけられているすべての項目が、返還や削減に関するものとなっており、市民としては、後ろ向きで、節約ばかりかと感じてしまう。しつこさも感じるため、1項目めと2項目めを統合・整理してほしい。

    (長期総合計画担当主幹)

    方向性4の1項目めは公共施設を中心に記載し、2項目めは羽村市が民間から借用している土地の運用を中心に記載するために、あえて分けて整理していたが、いただいた意見については重要な視点である。含めて書くと文章が長くなり、分かりづらくなってくるかもしれないため、再度検討の上、整理を行いたい。

    (山下委員)

    2項目めについては、方向性としてあえて打ち出さなくてもよいのではないかと感じられる。その辺りで文章の整理をしてほしい。

    (中村委員)

    92ページ「自治体運営の方針」の施策1の方向性1「利便性の高い行政サービスの提供」の5項目について、「デジタル広報媒体など」とあるが、デジタル媒体以外には何が含まれるのか。また、「動画配信など、デジタル広報媒体など」と「など」が続いている。

    (長期総合計画担当主幹)

    もともとはデジタル広報媒体を使った形での取組みを位置付ける方向性を入れる想定でいたが、デジタルデバイドなどへの対応を含めて、既存の紙媒体等を使った広報広聴の充実・情報発信力の強化を進めていきたいと考え、「デジタル広報媒体など」という表現へ修正している。ただし、「など」が続いているため、再度表現は検討したい。

    (伊藤委員)

    93ページ「自治体運営の方針」の施策1の方向性2「機能的かつ弾力的な行政運営の推進」の6項目めに「若い世代の定住促進に取り組みます」とあるが、「移住・定住促進」という表現のほうが、取組みの範囲が広がってよいのではないか。

    (長期総合計画担当主幹)

    羽村市では現状、20代・30代の子育て世代を対象に取組みを進めている。若い世代の市民に対して定住を促すとともに、市外の若い世代に羽村市に関心を持ってもらい、羽村市へ移住してもらうという視点での取組みを進めているため、いただいた意見を踏まえて整理したい。

    (木下委員)

    54ページ「成長をはぐくむ」の施策2の方向性2「学校教育の充実」の1項目めに、「子どもたちが基礎的・基本的な力を身につけ、大きく変化する社会で生きる力の土台を作ることができるよう取り組みます」とある。施策名が「子どもたちが生きる力を身につけるまち」であるのに、方向性の中身が「生きる力の土台を作る」では、ズレがないか。身に着けるのは「生きる力」なのか、「生きる力の土台」なのか。

    SDGsなどを計画に取り入れて、今後の社会を見据えた計画なのであれば、学力観についても、これからの社会に求められる能力という観点で記載する必要がある。土台づくりも大切であるが、それ以上の内容に言及していくべきではないか。

    66ページ「スマートにくらす」の施策3「自然を大切にし、次世代につなぐまち」について、緑化に関する意見を前回の審議会で述べたが、良い方向で調整していただいたと感じる。ただ、木材活用に関する記載がない。方向性として打ち出していかなければ状況は変えられないので、文章を入れた方がよいのではないか。

    (生涯学習部参事)

    「生きる力の土台」については、委員の意見のとおり、基礎的・基本的な力やこれからの時代に求められる力を含めてこの言葉に含む形で整理しているが、「土台」という言葉によって、含む内容が限定されているように捉えられるのであれば、表現を調整したい。

    (木下委員)

    「生きる力の土台」にそういった意図が含まれているのは理解しているが、強調したい部分を取り出して明記したほうが、わかりやすい。施策名を「子どもたちが生きる力を身につけるまち」という表現としているため、取組みの方向性の中にも「生きる力を身につける」といった、強い表現を入れてもよいのではないか。

    (生涯学習部参事)

    読み手が意味を限定的に捉えてしまうのであれば、表現を調整したい。

    (産業環境部長)

    木材の使用に関しては、前回も指摘いただいて、さまざまな検討を進めた。二酸化炭素固定の観点から、森林の整備や木材の使用が重要であるとは認識しているが、市内に森林施設がない羽村市では、市内の森林に関する記載をするのは難しい。

    木材を活用し、広域的な森林整備に繋げていくような取組みは重要である。しかし、「公共施設の木材利用を進める」といった内容を記載するのは、他の施策とのレベル感を比較すると、具体的になる。

    西多摩地域広域行政圏の計画の中で、「多摩産材を活用する」、「森林を整備する」といった施策を記載しており、個別計画の中でそういった方向性を打ち出していきたいと考え、今回計画の中には記載していない。

    (会長)

    他に意見がないため、事務局から提出された案に、今いただいた意見の調整を行った上で、第六次羽村市長期総合計画審議会の答申としたいが、よろしいか。

    (一同)

    了承

    (会長)

    以上で羽村市長期総合計画 答申(案)について審議を終了する。各委員から出された意見に関する最終確認は、会長・副会長に一任いただき、本審議会からの最終答申として市長に提出する。

    以上で議事が終了となるが、その他事務局から伝達事項があればお願いする。

     3. その他

    (長期総合計画担当主幹)

    本日いただいた意見を踏まえて修正を検討し、修正後の内容は会長・副会長に確認いただいた上で、年内に答申をいただくこととしたい。

    いただいた答申を基に、羽村市長期総合計画(案)として取りまとめを行い、令和4年1月4日(火曜日)から意見公募手続を行う予定である。その後、2月初旬に第六次羽村市長期総合計画として策定を行うこととなる。

    市長への答申をもって委員の任期は終了となるが、今後も議事録の内容確認や、策定した第六次羽村市長期総合計画の計画書などの資料を送付させていただく予定である。

    (会長)

    それでは、審議会の終了にあたり、各委員から会議に参加した感想やこれからのまちづくりに対する期待など、一言いただきたい。

    (石田委員)

    農業委員の代表として参加した。活発な意見、羽村市への想いのこもった意見を聞けて、嬉しく思う。

    羽村市で生まれ、羽村市で育ったが、これまでの羽村市は飛ぶ鳥を落とす勢いのあるまちだった。しかし、最近は財政的にも厳しい状況にある。農業担当が予算対応に苦慮している状況を承知している。

    有機農業も含め、農業についての意見をこの審議会で多くいただいたが、市民と触れ合えるような農家であることが、農地保全や農業振興につながると学んだ。

    (江本委員)

    さまざまな立場、年代の方の意見を聞き、勉強になった。長期総合計画は10年を計画期間としているが、10年後の羽村市がどうなっているかは誰にもわからない。長期総合計画としてまとまったが、変化の節目で、計画を土台にしながらも、柔軟に対応してほしい。

    新型コロナウイルス感染症の影響で苦労したことも多くあったと思うが、審議会の意見を反映した資料を作成していただいた市の職員に感謝申し上げる。

    (志田委員)

    第8回からの参加となり、全体の流れを把握するのに苦労したが、各委員の羽村市を想う気持ちが伝わってきた。最近、農業を行うようになったが、全ての農作物を有機農業で作るのは不可能であることに、自分で行ってみて初めて気づいた。

    化学関係の仕事をしていたが、化学によってできたものは根拠に基づいて安全性が証明されているため、安心して使っていくべきである。

    自宅の近くの公園には大きな木があり、枯れ葉等がごみとなってしまっている。以前と異なり、焚き火などを行う機会も減少したため、木が放置され、山が荒れている現状がある。自然保護の観点から木を切らないのではなく、適切に対応して自然循環を促していかなければならないと考えている。

    羽村市には、川が流れ、近くには山もあり、自然が豊かである。市民が自然に触れる機会を作っていってほしい。

    (市川委員)

    さまざまな意見を聞き、勉強になった。町内会・自治会に関する意見を多くいただき、感謝申し上げる。町内会・自治会は、会員の減少が課題となっているが、これ以上減らすことなく、さらには、増加に転じることができるようにしていきたい。第六次羽村市長期総合計画でも、町内会・自治会の果たす役割は大きなものである。町内会連合会でも長期総合計画の内容を共有し、計画内容の実践に向けて取り組んでいきたい。今後とも、皆さまのご協力をお願いしたい。

    (田村委員)

    体育協会の会長という立場で参加した。生まれてからずっと羽村市に住んでおり、発展を見続けてきた。羽村市の魅力は時代とともに変遷しており、素晴らしいものであると思っている。若い方々の意見なども取り入れ、羽村市が素晴らしいまちになってほしい。

    スポーツについても、多様な競技が行われるようになっている。平均寿命と健康寿命に10歳の開きがあるが、健康寿命を伸ばしていけるように、長期総合計画の内容の実践に努めたい。

    (中村委員)

    私も生まれてからほとんどを羽村市で過ごしてきた。消費生活センターを代表して、今回参加した。羽村市消費生活センターの歴史は長く、以前は全国的にも注目を浴びていた団体であった。新しいメンバーを増やしていくなど、今後も長く活動していけるように対応していきたい。

    徐々に団体の活動は減少しているが、仲間と活動し、ともに学べるような場は大切であり、人間的な成長にもつながるため、なくすことのないようにしていきたい。

    (山下委員)

    民生委員の代表として参加した。生まれてからほとんどを羽村市で過ごしてきた。以前は、緑ヶ丘から五ノ神のあたりも畑しかなく、青梅市まで見通すことができたが、この60年で大きく状況が変わってきた。第五次羽村市長期総合計画の策定の際も審議会の委員を務めたが、意見の半分ほどは時代の変化とともに内容が変わっていた。

    民生委員として15年以上活動してきたが、訪問した際、以前とは市民の雰囲気も変わっている。また、独居の高齢者も増えてきている。

    若い世代にも、羽村市を愛する気持ちをもっていただき、羽村市に残ってもらえるようにという想いで、今回の審議会に参加した。今回の審議会では、若い世代の方々から、多くの意見が出され、嬉しかった。

     <5分休憩>

    (平野委員)

    この審議会に参加し、勉強になった。行政の会議に参加するのは今回で2回目となる。以前参加した際の反省を活かして、今回は「意見を述べる」というスタンスで参加した。自分の意見によって、長期総合計画の中に何か新しい視点を追加するなど、良い影響を与えることができたならば良かったと思っている。

    30代になって、生まれ故郷である羽村市に戻ってくることになったが、羽村市の新しい魅力に気づくことができた。戻ってきて以降、近隣市町村の友人も多くできたが、その友人から羽村市を褒めてもらえることがある。自分なりにその理由を考えてみたが、恐らく、物理的な充実が理由ではなく、住民の幸福感が理由であると思う。「気持ちよく暮らせている」といった、内面の充実度が高いと、他市の方からは見られているのだと思う。それは、長年かけて築き上げてきた羽村市の現実に基づくものである。

    「羽村憲法」ともいえる指針ができたのであるから、その実現に向けて、行政だけでなく、市民も一緒になって取り組んでいくことが重要である。市民の活動を羽村市や関係団体が全力でサポートするという意気込みを今回の長期総合計画から感じることができるので、頼もしい。

    有機農業などについても、意見を述べることができたこともよい経験となった。安く、必要な量が確保されているという、食料の安全な供給がまずは重要である。健康の維持だけでなく、自然環境の維持につなげていくことも必要であるため、有機農業は良いものであると考えている。一歩踏み出してみて、うまくいかなかったら引き返してみるという対応もすることができる。子どもをもつ親が、安心して子どもに食べさせることのできる食物が充実すると良いと思い意見を述べさせていただいた。貴重な機会をいただき感謝申し上げる。

    (木下委員)

    市民の立場から、さまざまな意見を述べさせていただいた。委員からさまざまな意見が出る中で、計画の形にしていくにあたって、さまざまな調整が必要だったのではないかと思う。自分の仕事でも、その調整方法を参考にしたい。

    今回の審議会に参加し、とても良い機会になった。羽村市で暮らし始めたのは比較的最近である。いろいろな想いをもって羽村市に来たが、自分の知らなかった羽村市の新たな側面に気づくことができた。

    主に教育や環境面で意見を述べさせていただいた。家族が林業を行っていたこともあり、林業が衰退していく様子を間近で見てきた。10年後の先を見通して、どういった対応をしていくのかを考える場は大切である。

    まちづくりのお手伝いができて、良い経験となった。

    (成沢委員)

    今子育てを行っている最中だが、羽村市は、出産を控えている市民を対象に教室を開いているため、その中で、交流関係ができて大変助かった。今でもその時の交流関係は続いており、居心地の良さが生まれた。子育てを通して、羽村市の良さを実感することができた。

    逆に、介護の際には、同じ境遇の知り合いも少なく、情報も少なく、仕事と介護の両立が大変で苦労をした。介護をしている方についても、同様の環境が整備されてくると、羽村市はもっと暮らしやすくなるのではないか。

    (伊藤委員)

    貴重な経験をさせていただき、感謝申し上げる。多様な立場の方と、意見を交えながら計画の策定に携わることができて、勉強になった。

    また、自分の述べてきたさまざまな意見が、計画の答申案に反映されており、意見を述べてよかったと思うとともに、羽村市の職員の誠実さに感心した。

    10年間では、想定外のことが多く発生する。それを羽村市民と、行政がアンテナを張って対応していくことが必要となる。また、コラボレーションも大切になってくる。問題が複雑化し、テクノロジーが高度化する中で、一つの組織で対応していくことが難しくなっている。民間企業や近隣市町村とのコラボレーションによって、対応していくことが必要である。また、市民とのコラボレーションによるまちづくりも重要である。私も、「羽村市魅力発信市民記者」として活動しており、また仕事ではAIに関連する業務を行っている。今後も引き続き、羽村市に協力していきたい。

    (片山委員)

    羽村市側が力を使って資料を作っているという印象を持っていた。今回、審議会は初めての参加であり、他の委員が多くの意見を述べていた中で、もう少し意見を述べることができればと考えていた。

    今までの羽村市は、さまざまな企業が入ってくることが市の成長につながっていたが、最近は、羽村市から企業が撤退している状況であることが気になっている。企業活動の維持・活性化につながるように、今後も皆さまと協力していきたい。

    (堀江委員)

    5月から羽村市商工会の青年部長として参加させていただいたが、勉強になった。

    新型コロナウイルス感染症の影響により会議の開催が困難な中で、リモートでの会議開催など新たな手法を導入していたが、対面での会議の重要性を改めて感じた。

    「自己の追及のみならず」という言葉や「想像力と行動力を活かし、地域振興・発展の先駆者となる」という言葉が、羽村市商工会青年部の誓いの言葉にある。皆さんと一緒になって羽村市を作っていきたい。今後とも引き続き、よろしくお願い申し上げる。

    (池上委員)

    活発に意見が出ており、非常に良い審議会であると感じていた。最初の審議会で、信号機についての意見が委員から出ていたが、自分の知り合いに相談をして、対応方法を委員に対してアドバイスすることができた。

    羽村市が、この審議会にかける想いを感じることができ、また、審議会で出た意見が資料に反映されている様子をみて、行政と市民の信頼関係の強さを感じた。

    日々触れる情報の中で、「羽村市」という文字を見かけると、記事などを読むようになっていた。野鳥クラブの知り合いからは、「羽村市はとても良いところであり、よくクラブでも訪問している」という話を聞いた。また、自転車を借りて羽村市を巡った際、地元の人が手ぶらで散歩している様子をみて、良い場所であると感じた。

    以前の審議会で田植え体験をしているという話があったが、都内の自治体ではあまり聞いたことのない取組みであり、素晴らしいものであると感じた。

    若い世代の審議会委員から、活発な意見が出ており、それを他の委員が温かく受け止めており、素晴らしい環境での会議であった。人材リストのようなものを作っていければ、今後のまちづくりにおいて、有効に活用していけるのではないか。

    高齢者の介護については、今後の課題であるが、一人暮らしや夫婦二人で暮らしている世帯に対して、見守りを行うことが非常に重要となってくる。高齢者自身がSOSを発信しやすい環境の整備が重要であるが、民生委員だけでの対応は不可能であるため、近所の方同士でそのような関係性を築いていくことができればよい。

    (佐藤委員)

    市内の金融団の代表として参加した。会長の会議の進行や、羽村市による資料の作成や各種調整など、勉強になる点が多くあった。

    市内には信用金庫が6機関あるが、信用金庫とは株式会社ではなく相互扶助組織であり、利益の追求ではなく、預かったお金を地域に融資する組織である。販路開拓の応援や、農業の振興、高校生の就労活動支援、外国人問題などにも取り組んでおり、地域とつながっている機関である。地域の発展が重要となってくるため、皆さんと情報を共有・活用し、今回の長期総合計画の内容を実行に移せるようにしたい。長期総合計画の実践やまちづくりの推進にあたっては、ここにいる委員全員がサポートすることになると思う。今後ともよろしくお願い申し上げる。

    (橋本委員)

    審議会には、保育園の代表として参加している。審議会を通じて、さまざまな方の意見を聞くことができ、勉強になった。

    小作駅前で、子育てカフェを運営しているが、開設にあたっては社会福祉法人の理事会で反対意見が出るなど、困難もある中で、社会へ還元できるものがないかと考えて、開設することになった。もともとは子育て中の親などを対象としていたが、新型コロナウイルス感染症の影響で、今は高齢者の方の利用も増えている。運営開始時には想像もしていなかったようなことである。

    社会的な活動を通じて、将来的には多くのつながりができ、そこから市民の役に立てるような活動につながっていくのではないか。

    今後、どのようなことが起こるのか分からない状況の中で、自分にできることをそれぞれ考えて、暮らしていければよいと思う。

    (大竹委員)

    市政に関する会議に参加したのは今回が初めてであり、大変勉強になった。対面での参加ができず、オンラインでの参加が多くなった。

    私はマーケティングサイエンスという分野で研究を行っており、現在、羽村市と市政世論調査の結果を分析するという共同研究を行っている。羽村市の市政に貢献できるように取り組んでいきたい。長期間にわたり会議を開催いただき、感謝申し上げる。

    (山田委員)

    学生のうちに、まちづくりに携わることができ、貴重な経験となった。審議会では、市民公募委員の意見の鋭さやレベルの高さに触れ、羽村市のことを真剣に考えている姿を見て、嬉しく感じた。

    審議会の開催は、羽村市の職員による開催に向けての準備があってのことであり、今後もこのような行政対応が続いてほしいと思う。

    (副会長)

    羽村市長期総合計画審議会では副会長という立場で、羽村市行政改革審議会では会長という立場で参加していた。二つの審議会において、会議同士の相互作用、フィードバックの流れが確立されていたため、一方の会議の内容がもう一方の会議の資料等に反映されている状況であり、良い形で議論を深めることができていたと感じている。

    今まで、多くの審議会等に参加してきたが、羽村市長期総合計画審議会および羽村市行政改革審議会は、形式にこだわることなく、それぞれの立場から忌憚のない意見が取り交わされており、またそれが答申案にも反映されていたため、非常に有意義な会議であった。

    今回の答申案が羽村市のより良い行財政改革に役立てられることを願っている。

    (会長)

    羽村市商工会長として、今回は会議に参加させていただいた。第四次羽村市長期総合計画の策定時にも、委員として参加していたが、以前の審議会とは雰囲気が大きく変わっている。皆さまのおかげで、良い会議ができたと感じている。

    5月に羽村市商工会長に就任して以降、商工だけでなく、農業とも連携していきたいという想いを強く持った。また、前回の審議会における木下委員の意見を聞き、多摩産材を羽村市で作ることができないのか、というアイデアを思いつき、商工会でも話をしたところである。

    市民がこの計画をどのように活用していくのかが、重要である。今後10年間で、羽村市が良いまちになることを祈念して、挨拶とさせていただく。

    (長期総合計画担当主幹)

    島田会長には円滑に進行していただき感謝する。また、委員には、長時間にわたり審議をいただき、重ねて感謝する。

    今回が最後の審議会となるため、羽村市長期総合計画検討委員会の委員長である、副市長からご挨拶をいただく。

    (副市長)

    1年以上に渡る長期間の会議にご参加いただき、感謝申し上げる。新型コロナウイルス感染症の影響から、会議の中止や書面開催、更にはリモート形式を導入した会議などを行ったが、委員には柔軟に対応いただいた。10年前の第五次羽村市長期総合計画の際は、事務局として対応していたが、その際も東日本大震災などの影響で会議の中止を余儀なくされたことがあったことを思い出した。長期総合計画の策定にあたって、先が見えなくなった時期もあったが、委員の協力のもと、ここまでたどり着くことができた。

    庁内の会議体である羽村市長期総合計画検討委員会は、昨年の1月から27回開催し、羽村市長期総合計画審議会とともに長期総合計画の策定に向けて取り組んできた。

    今回の審議会では、島田会長の進行のもと、円滑な議事進行が行われるとともに、活発な意見交換も行われ、委員それぞれの経験を踏まえた多様な視点からの意見が提案された。委員からいただいた意見は、今後のまちづくりの参考にさせていただきたい。

    ここにいる委員を羽村市の応援団とさせていただきたい。そして、今後10年間で起こるさまざまなことに、応援団の皆さんとともに対応しながら進んでいきたい。

    (長期総合計画担当主幹)

    以上で羽村市長期総合計画審議会を閉会とする。ご協力いただき、感謝申し上げる。


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