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    令和5年度 第4回羽村市障害者計画等審議会会議録

    • 初版公開日:[2023年08月03日]
    • 更新日:[2023年11月28日]
    • ID:18174

    令和5年度 第4回羽村市障害者計画等審議会会議録

    第4回羽村市障害者計画等審議会会議録(令和5年8月17日)

     

    第4回羽村市障害者計画等審議会 会議録

     

    日時

    令和5年8月17日(木曜日)午後7時~午後8時30分

     

    会場

    羽村市役所 特別会議室

     

    出席者

    山川美智子、鈴木茂泰、根岸徹、芝崎悦子、青木岳彦、小池角雄、古澤寿実、

    雨倉久行、小山玉恵、小林あや子、長谷川裕美、樗木次男

     

    欠席者

    3名(村上邦仁子、外山裕介、三井清乃)

     

    議題

    1 開会

    2 会長あいさつ

    3 議事

    (1)    前回検討事項について

    (2)    施策の展開について

     ①基本目標1.ともに生きる地域づくり

     ②基本目標2.安心してサービスを利用できる仕組みづくり

     ③基本目標3.自立を支援する基盤づくり

     ④基本目標4.就労と社会参加の支援の充実

    4 今後のスケジュールについて

    5 その他

     

    傍聴者

    なし

     

    配布資料

    資料1 基本理念・基本的視点

    資料2 施策の展開(基本目標1~基本目標4)

     

     

    内容

    1 開会

     

    2 会長あいさつ

     雨倉会長よりあいさつ

     

    3 議事

    (1)前回検討事項について

     事務局から資料1「基本理念・基本的視点」により説明

     

    (議長)事務局の説明に対し質問等はあるか。

    (委員)とても分かりやすくなった。市では「誰もが」とはじめに書いているが、前は「障害のある人もない人もすべての市民が」ということばだった。「誰もが」になり、後の文章の中で、「障害のある人、ない人」という文言がかなり出てきている。「誰もが」は個の問題で、人権の尊重のところで「すべての人は」という言葉がある。「個」と「全体」の兼ね合いだと思うが、「誰もが」や「すべての人に」した方が良いと思う文言が多くあるように感じる。その辺りを検討していただきたい。

    (事務局)文言については、事務局で確認していく。

    (議長)「誰もが」「すべての人」の文言を事務局で検討してもらい、基本理念をはじめとした計画の基本的な考え方については、この形で確定し、事務局より答申案としての整理を進めることとする。

     

    (2)施策の展開について

     ①基本目標1.ともに生きる地域づくり

    事務局から資料2「基本目標1~基本目標4」により説明

     

    (議長)事務局の説明に対し質問等はあるか。

    (委員)施策の方向(1)の「差別解消と権利擁護」となっているが、「権利擁護と差別解消」の方が良いのではないか。

    また、リード文の中文「権利擁護の仕組みや虐待の防止及び早期発見」とあるが、権利擁護から虐待と繋がっている。その上の「障害のある人に対する差別の解消と虐待防止の及び早期発見」と差別と虐待を重ね合わせた方が良いと思う。そしてこの部分を上にし、「権利擁護の仕組み、権利を守るための具体的な体制の強化も必要です。」の方が分かりやすいのではないか。権利擁護となると虐待の防止になってしまうが、人権の尊重の中で差別と虐待に繋がっているので、ここの文を繋げた方が良いと思う。

    2つめ、施策の方向(3)「地域ぐるみの協力体制の整備」で、「時には地域活動に参加することも大切です」の「時には」がない方が分かりやすい。

    3つめは、「休養ホーム事業による交流の充実」がカットになったが、報告の現状で「新型コロナウイルス感染症の流行で実施がなかった」という説明であった。もう少し残しても良かったのではないか。または、「23障害者団体の支援」の方に何かしら載せても良かったのではないか。

    (事務局)1つめ、施策の方向(1)「差別の解消と権利擁護」の題名を入れ替えてはどうかについては、どちらが良いか検討する。

    2つめは、リード文について、差別の解消の後に虐待の防止を持ってくることで、視点の表現と通じるのではないか、というところではあるが、全体を見て検討する。

    3つめは、リード文「時には」の表現は必要かどうかについては、持ち帰り検討する。

    4つめ、「休養ホーム」については、新型コロナウイルスの影響によりと説明したが、それまでの利用の歴史や申請状況・団体の活動状況も踏まえ、時間をかけて検討し終了したものです。

    (委員)「時には」の表現について、参加される方の気持ちに立ってみると、必ず地域活動に参加しなければいけないわけではないので、「時には」はあっていいのではないか。

    「時には」があることで、参加することに「どちらでも良い」と伝わる。

    (事務局)「時には」の表現について、検討し反映していきたい。

    (委員)施策の方向(1)②6「成年後見人制度の利用促進」8050、9060問題で同居されている50、60の方が実は障害があったり、手帳を持ってない方がいると対象にならなかったりする。そのような問題が出てくるので、いずれ制度の範囲等を広げていくことも検討していく必要があると思う。

    (事務局)すぐには難しいが、将来的な意見としたい。

    (委員)施策の方向(1)②7「障害のある人への虐待防止」の内容について「早期発見」を後から追加しているが、リード文では「権利擁護の仕組みや虐待の防止及び早期発見」になっている。②7の内容についても、同じように時系列を組み「未然の防止」「早期発見」「迅速・適切な対応」になれば良いのではないか。

    (事務局)内容を確認し、適切な形に検討していく。

     

    ②基本目標2.安心してサービスを利用できる仕組みづくり

    事務局から資料2「基本目標1~基本目標4」により説明

     

    (議長)事務局の説明に対し質問等はあるか。

    (委員)主な施策②「29アクセシビリティに配慮したウェブサイトの作成」で「障害のある人等」で「等」に含まれているのかもしれないが、アクセシビリティは高齢者や子どもなど誰にも見やすくするための手法と思う。「障害のある人等に配慮した、」はなくてよいのではないか。

     2つめは全体的に「等」と「など」が混在している。この使い分けはしているのか。

    (事務局)「29アクセシビリティに配慮したウェブサイトの作成」について、担当課に確認をし、検討する。

    2つめの「など」については、主に名詞につながっている時には漢字で「等」、文言の中に「~するなど」と動詞につながる時にはひらがなに概ねなっていると思うが、全体を確認して整理する。

    (委員)1つめは、施策の方向(2)相談体制の充実「39身体障害者相談員及び知的障害者相談員の活用」について、「地域に身近な支援者」の表現が付け加えられ、以前進捗状況報告時に相談件数が少ないという報告だったと記憶している。「地域の身近な支援者」という印象を市民の方に持っていただくように、加えたことは良かったと思う。

    もう1点は、情報提供の充実「26ふれあい福祉のしおりの作成・配布」について、今回しおりをどのような形で掲載されているか見た。手帳・年金等目次があり、内容も整理されているが「どんな時にこの福祉のしおりをみるか」利用者側から考えた時に、どのような探し方をするか考えると、例えば「住宅改修」では、どんな助成があるかというよりは「住まいに関する情報を知りたい」というような探し方をすると予測される。知的障害のお子さんが外出する時の探し方は「外出支援」というところから探し始めるのではないかと思う。

    しおりを必要とする人が「今困っていること」「ニーズ」「心配なこと」が見出しとして書かれているしおりの方が利用者にとって親切ではないかと思う。例えば見出しのワードが「外出」「住まい」「医療」「仕事」「災害」等を入り口として、自分が求めていくサービスを探していく流れで使えるものであるとより使いやすいと感じた。他自治体でも利用者の立場に立った見出しのところもいくつかあった。今後「ふれあい福祉のしおり」の全体的な構成につても将来的には検討してもらいたい。

    (事務局)「ふれあい福祉のしおり」については、所管課は主に社会福祉課になるが、今後の見直しの際に意見があったことも含め伝えていきたい。

    (委員)「30声の広報の制作、配布」とあるが、「声の広報」について詳しく知りたい。

    (事務局)「声の広報」は、「広報はむら」の内容を一部抜粋したものをトピックとしてまとめ、声のボランティアに朗読してもらい、CDに入れ希望の方に配布しているもの。

    希望の場合、市民が問い合わせをし、CDに2回(広報は月に2回発行)をまとめたものを郵送で市から配布している。

    (委員)補足で「声の広報」は図書館にもあり、一般の方に貸し出しも可能となっている。

    (委員)「33わかりやすい情報の提供」音声コードに限定せずに、内容が変更されている。今後は視覚障害の人の情報提供に限定せずに、障害のある人へ分かりやすい案内の作成も進めてもらいたいと思う。

    (事務局)障害のある人に情報が分かりやすい案内ができるよう工夫していきたい。

     

    ③基本目標3.自立を支援する基盤づくり

    事務局から資料2「基本目標1~基本目標4」により説明

     

    (議長)事務局の説明に対し質問等はあるか。

    (委員)「主な施策②経済的支援」で「各種手当の支給」でいう周知とはどういうことか。(事務局)手当については、「広報はむら」において手当の一覧を掲載し周知している。羽村市公式サイトにも掲載している。

    (委員)「周知」というともっと積極的に伝えるイメージがある。手帳を持っている方に「こういう手当がありますよ」と積極的に案内しても良いのではないか。

    「積極的に周知します」のような文言を入れることで行動に移すことはできないか。

    (事務局)手帳交付時においても、案内はしている。表現については、通常の周知としたい。また、情報が伝わる手段を課内で検討していきたい。

     補足として、障害がある方に各種サービスの説明をするのは、「手帳が交付された時」、「手帳を更新した時」に案内をしている。また、障害のある人が20歳になった時には、手当等が子育てから心身障害者福祉手当に移行することもあり、再度、家族を含め案内をしている。

    手帳交付時以外にも、問合せがあった場合や難病申請等申請時に案内できるところは、説明をしている。

    (委員)身体障害者の人は更新がない人もいるので、その機会が少ないのではないか。その辺りをケアしてほしい。

     「71ふれあいキャリーへの支援」は「公共交通機関の利用が困難な障害のある人」とあるが、車いすの方でも電車には乗ることができる。そうすると使えないと感じる。公共交通機関を使った後目的地まで遠く電動車椅子でないと大変なところもある。この一文がなければ利用しているかと思うと、この表現はどうか。

    (事務局)ふれあいキャリーの申込や利用の仕方について改めて確認していく。

    (委員)社会福祉協議会で行っている事業であるが、こちらの案内にも同じ文言である。ただ、窓口に相談に来れば、その人が要件に該当するかどうか確認はする。ある程度規定が必要になるのでやむを得ないところもあると思う。

    (委員)「65訓練等給付の提供」で自立訓練、就労移行支援は訓練要素が強いが、就労移行支援や就労継続支援は訓練というより、その人の持っている力を活かして、苦手な部分をどのようにカバーするかという視点に立った支援が行われているので、「さまざまな訓練」という表現ではあるが、今の時代にあった表現があるのではないか。例えば「さまざまな就労の機会を提供」だと福祉的就労、一般就労も含まれるのではないか。自立訓練も入っているので「さまざまな機会を提供」でも良いのではないか。

    (事務局)表現については、「訓練」を削除するか、他の内容に置き換えるか検討したい。

    (委員)「施策の方向(2)日中活動の充実」のリード文で「自分らしい活動」と分かりやすい表現に整理されたと感じた。

     現計画の「73送迎バスサービスの実施」が進捗では「継続」であったのになくなったのはなぜか。

    (事務局)送迎バスサービスの実施については、生活介護事業「さくら」、就労継続支援B型事業「いちょう」、地域活動支援センターI型事業「あおば」等の福祉センターのサービスの一環として、サービスを利用している人が利用するもの。これまで送迎のサービスだけを取り出して記載していたが、実情としては、送迎のサービスが単体であるわけではないことから、記載を削除した。

     

     

    ④基本目標4.就労と社会参加の支援の充実

    事務局から資料2「基本目標1~基本目標4」により説明

     

    (議長)事務局の説明に対し質問等はあるか。

    (委員)市役所の障害者雇用率は何パーセントぐらいか。

    (事務局)手元にデータがないため、次回確認し回答する。

    (委員)就労支援センター「エール」から市役所に実習事業として何名かが実習したと聞いたが、前もって準備があるのか。

    (事務局)市役所実習は年に3回予定している。事前にB型事業所等に周知をしている。そこから候補を挙げてもらい、事前にその人の状況等を情報提供してもらい、作業の内容につても市の方で、各課に作業の切り出しを行い、担当が配分等をエールと調整をし、実習している。1回の参加が5名以下で、市役所という場で実習をしている。服装につても、スーツを着用するなどいつもと違う環境で仕事をしている。

    (委員)1回の人数が少ないのはなぜか。

    (事務局)人を集めることが難しいと聞いたこともある。最近では、エールは支援している中で、就労に向けて庁内実習をステップアップで使う方もいる。また、B型事業所、移行の事業所から、障害者就労を目指して、ひとつのステップとして使っていこう、と事業所から推薦をしてもらい、つなげてもらっていることもある。年に2回の実習はそのようなかたちで、年に1回は羽村特別支援学校から生徒を先生に推薦してもらい、5名以下ぐらいで行っている。エールの職員が(多くても)3名ぐらい実習についているので、人数的にも個別的な支援ができるとなると5名以下ぐらいの人数になっている。

    (委員)ハローワークとエールの区別は何か。

    (事務局)ハローワークは実際に求人情報等が集約され、雇用のあっせんや実際に応募することやその相談をするところ。エールにつては、事前の準備段階・生活面の相談や心の準備なども含めて、就労もしくは福祉的就労に関して相談できる窓口になっている。

    仕事ができる精神状況、身体状況であればハローワークの一般相談を利用してももらうことも一つとして考えられる。また、福祉的就労か一般就労かなどさまざまな要素を相談しながら少しずつ進めていきたい方にはエールから相談ということもある。エールとハローワークは連携をしているので、エールからハローワークへ相談という流れもある。

    (委員)全体の意見として、きめ細かくできていると感じる。

    6月23日にLGBTQ増進促進法が通り、障害福祉とも関係あると思うが、今まで性同一性障害に関する相談を受けたことはあるか。

    また、これからLGBTQ増進促進法を反映していくのか。

    (事務局)1つめに関しては、性に関する相談を主訴で来庁する人はいないが、支援をしている中でつらい思いを話してくれた人はいた。

     LGBTQについては、大切なことと認識をしている。障害福祉の計画については、さまざまな障害のある方に対して計画を立てている中で、LGBTQに特化した内容で施策を打ち出すことは予定していない。相談の中で、話が出た時には、適切な支援機関につなげることや情報推進をし、働きかけていきたい。

    (委員)国や都から長期計画を出したほうが良いのではないかというデータがある。羽村市では作成する予定はあるか。

    (事務局)羽村市長期総合計画の中には、障害の計画にも入っている「自分らしく」をかなり使っている。その中にLGBTQやパートナーシップ制度を使う動きもある。新たに計画に入れるというよりは、今の計画の中にも人種、障害、性別など、さまざまな分野の人が「自分らしく」生きられるように市として支援をしていきたいという思いは今の計画にも入っている。今のところは、網羅はできていると考えている。

     

     

    4 今後のスケジュール

    ・次回 第5回羽村市障害者計画等審議会は9月28日(木曜日)

    午後7時から 特別会議室

     

    5 その他

    (事務局)特になし。

    (委員)特になし。