日時
令和5年12月19日(火曜日)午後7時から午後8時30分
会場
羽村市役所東庁舎4階特別会議室
出席者
【会長】近藤弘【委員】池田文子、市川晃司、渡邉智美、松尾紀子、藤井杏子、勝山智現、村井未帆、下田明子、阿部光子、成田炳博、滝島由美、宮川夏実
【事務局】山本子ども家庭部長、中野子育て支援課長、関谷子育て相談課長、田中子育て相談課主幹、児童青少年係長、保育・幼稚園係長、保育・幼稚園係主査、保育・幼稚園係主事
欠席者
【副会長】市野繁子【委員】竹中雪与
議題
1.会長あいさつ
2.議事
(1)利用者負担額等について(学童クラブ育成料)
3.報告
(1)子ども・若者の意見聴取の結果について
(2)杏林大学の意見聴取の結果について
(3)『東京の子供と家庭』の結果について(令和4年度東京都福祉保健基礎調査)
(4)「今後5年程度を見据えたこども施策の基本的な方針と重要事項等~こども大綱の策定に向けて~(答申)」について
4.その他
傍聴者
0人
配布資料
会議の内容
1.会長あいさつ
2.議事
(1) 利用者負担額等について(学童クラブ育成料)
(事務局)利用者負担額等について(学童クラブ育成料)資料1~4に基づいて説明
(会長)事務局からの説明が終わりました。この件について、ご意見、ご質問などございますか。
(勝山委員)学童クラブの登録人数が増えている理由を教えてください。
(事務局)平成28年の683名をピークに、令和2〜3年度は新型コロナウイルス感染症の影響による学童クラブの登所控えがあり、減少傾向にありました。児童数は減少傾向にありますが、共働き世帯の増加により学童クラブの登録児童数は増加傾向にあると分析しています。
(会長)学童クラブ育成料について、今回は概要やコストの状況、他市の状況を説明いただきました。学童クラブ育成料についても、保育料と同様に来年7月頃にかけて、羽村市長へ子ども・子育て会議として答申する必要があります。次回以降、事務局から提示される資料をもとに、委員の皆様には積極的な意見交換をお願い致します。
(中野子育て支援課長)補足をさせていただきます。今回は学童クラブに関する運営経費等の概要の資料を提示させて頂きました。運営経費は平成30年度以降は増加傾向にあります。羽村市の学童クラブは市で会計年度任用職員を任用して運営しておりますが、他市では民間事業者に委託して運営している自治体が多くあります。羽村市においても令和6年度から富士見小学校内に学童クラブを設置し、民間事業者に委託し、人材確保や研修等に民間事業者のノウハウを活用していきます。その関係で令和6年度以降は運営経費がさらに増加することが想定されます。また、羽村市は小学校1年生から3年生の児童を基本に受入れを行っていますが、国の方向性としては、小学生を対象とすることが望ましいとされており、羽村市においても対象学年の拡大を検討していく必要があります。6年生までの受け入れを行うことで、運営コストも増加することが予想されます。このような点を踏まえ、委員の皆様のご意見をいただければと思います。
(藤井委員)2点質問がございます。1点目として、一人あたりのコストが上がる一方、確実に質を向上できるという確証がないにも関わらず、委託化を進める理由を教えてください。2点目として、共働き世帯の悩みとして子どもを習い事に連れていくことができないことがあると思います。習い事を付加サービスとするといった工夫はできないでしょうか。
(中野子育て支援課長)1点目の質問の回答としまして、委託化のメリットとしては、他市の事例などでも、人材確保と育成の質の向上が挙げられています。今回の事業者選定にあたってはプロポーザルを実施しておりますが、プレゼンテーションの中では各事業者において、研修メニューが多数あるなど、人材育成に力を入れているという印象を受けました。また、民間事業者は複数の自治体での運営のノウハウがありますので、羽村市にはない新たな視点での質の向上も図れるのではないかと考えています。確実に質を向上できるという担保はありませんが、民間事業者のノウハウを取り入れていくことができるという点では意義があると考えております。費用対効果を検証しながら、今後の方向性を検討していくこととしております。2点目の質問の回答としまして、習い事等のサービス導入については、市の運営で実施することは難しいと考えております。羽村市には民間事業者による自主学童クラブがあり、事業者がそれぞれの特色を活かした運営を行っています。利用者が、市の学童クラブと民間の学童クラブを選択できる状況がありますので、市が担うことができない部分を民間事業者に担っていただいているという認識でおります。
(勝山委員)資料4の年間コスト運営経費に関連して、6年生まで受け入れている自治体はどのくらいあるのでしょうか。
(中野子育て支援課長)令和3年度の状況ですと、16市が6年生まで受け入れています。
(勝山委員)やはり高学年まで受け入れている自治体は運営コストも高い傾向にあるのでしょうか。
(中野子育て支援課長)高学年児童の受入れを行っている自治体と運営経費の突合は行っていませんが、児童数が多くなると年間コストも増加する傾向にあると考えられます。
(藤井委員)6年生まで受け入れると低学年が入れなくなる、体格の差が危ないという意見もあると思いますが、その部分を解消し、施設を拡大などして高学年受け入れを開始するのでしょうか。
(中野子育て支援課長)学童クラブの運営には一人あたりの面積としておおむね1.65平方メートルを確保することや一つの支援の単位をおおむね40人にするといった基準があります。この基準を緩和している自治体もありますが、羽村市は両方とも満たす運営を行っています。現在の施設の状況から安易に定員を広げることや改修を行うことは難しい状況ですが、小学校4年生以上の学童クラブ利用について、保護者からご意見を頂くこともありますので、子育て世帯の安全・安心を考えると高学年児童の受入れを考える必要があると捉えています。少子化の傾向や保護者のニーズ、施設等の状況をトータルで考えながら検討していきます。
(会長)他に質問等はありますでしょうか。
―特になし―
(会長)それでは、議事を終了します。
3.報告
(1) 子ども・若者の意見聴取の結果について
(2) 杏林大学の意見聴取の結果について
(事務局)子ども・若者の意見聴取の結果について、杏林大学の意見聴取の結果について、資料5、6に基づいて説明。
(会長)事務局からの説明が終わりました。この件について、今後、計画策定にあたり、参考になった点や感想を頂き、委員の皆様で共有したいと思います。
(市川委員)子ども・若者の意見聴取結果について、すごく参考になりました。具体的には資料5の11ページの自由記述の部分で「自分が中学生だった頃、部活動をしていて、市からも地域の皆さんからも応援されているということを実感するのがとてもやる気に繋がりました」という意見について、教育の根幹に関わる部分で、子どもたちが、このように感じていることについて勉強になりました。また、「小学校では、ALTの先生がおり、英語教育に力を入れてくださっていることはよく分かった」と書いてありますが、私自身も他市から羽村市にきて英語教育に力を入れていることを実感しております。加えて、提案もしていただいており、「横田基地に住む、自分と同世代の子供の外国人と遊ぶ機会」については、私も検討してみようと思いました。それぐらい素晴らしい提案でした。さらにもう1点、「相談、困りごとについて学校等で投書できるシステム」について、当時はなかったと思いますが、現在は東京都教育委員会と連携してシステムが構築されています。このように改善している部分もありますが、まだ、改善できていない部分や素晴らしい提案がこの中に多くあると感じました。小・中学生に直接聞くことも大事ですが、小・中学生を経験した若者に意見を聞くことの重要性を認識しました。
(阿部委員)杏林大学の意見聴取の結果の中で、女性が出産について不安という意見が多く聞かれておりますが、当社の社員でも同じような声が聴かれます。不安をどのように取り除いていけばいいのかを考える必要があると感じました。また、日野自動車では小学校5年生に対して、出前授業を行っていますが、「みんなで車を作りましょう」という活動をすると、役割分担ができ、社会ができているという印象を受けました。小学生・中学生の世代で人間形成や友達との関わりが大切になるので、施設や学童クラブを充実させることが重要だと感じました。
(下田委員)たくさんのアンケート結果を見て、参考になりました。子ども・若者の意見聴取結果について、期間が35日間と短く、結果も74件と少なく、周知が足りなかったのではないかと感じました。また、「あなたは『ここにいたい』と感じる居場所はありますか」という設問に対し、74.3%の方が「ある」という回答をしていますが、このようなアンケートに協力いただく方は、居場所があるという傾向ではないかと感じました。継続的にアンケートを実施するのであれば、回答数を増やす工夫が必要と感じました。
(会長)これらのデータは今後の会議で計画策定の参考にする必要があると思いますので、のちほど詳しく確認をして頂ければと思います。続いて、報告(3)『東京の子供と家庭』調査結果の概要、報告(4)今後5年程度を見据えたこども施策の基本的な方針と重要事項等~こども大綱の策定に向けて~(答申)の説明をお願いします。
(事務局)『東京の子供と家庭』調査結果の概要、今後5年程度を見据えたこども施策の基本的な方針と重要事項等~こども大綱の策定に向けて~(答申)について資料7、8に基づいて説明。
(会長)事務局からの説明が終わりました。この件につきましても、今後、計画策定にあたり、参考になった点や感想を頂き、委員の皆様で共有したいと思います。
(渡邉委員)『東京の子供と家庭』の結果について、羽村市の小学生・中学生・高校生に、羽村市の実情を聞いてこのような報告書になればわかりやすいと感じました。
(会長)今後は、こども大綱をベースに計画策定することになると思いますが、羽村市の子どもたちにも直接意見を聞くことは重要だと思います。他に、ご意見・ご質問はありますか。
―特になし―
ご意見・ご質問がないようですので、以上で終了します。予定しておりました議事等はすべて終了しましたが、皆様から何かございますか。
-特になし-
特に無いようですので、これで第4回の会議を閉会とさせて頂きます。それでは、事務局に進行を戻します。
(事務局)以上をもちまして令和5年度第4回子ども・子育て会議を終了させていただきます。
配布資料