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あしあと

    今後の学校の在り方の方向性***より質の高い教育へ***

    • 初版公開日:[2025年08月13日]
    • 更新日:[2025年8月13日]
    • ID:19908

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    教育委員会では、未来の学校の在り方について議論を進めています。

    その中で、現在、「義務教育学校」の設置についても検討しています。

    義務教育学校とは、小学校から中学校までの義務教育9年間の過程を、一つの学校として一貫して行うものです。

    義務教育学校を設置することで、羽村市の学校がこれまで取り組んできた小中一貫教育を、より質の高い充実した教育へと進化させることが可能になると考えています。

    教育委員会は、さまざまに情報を収集したり、意見を伺ったりしながら、引き続き、未来の羽村の学校の在り方について協議・検討していきます。

    義務教育学校とは

    どんな学校なの?

    「義務教育学校」は、小学校・中学校という枠組みを外し、9年間の義務教育を、一つの学校で一貫して行う学校です。

    小学校1年生から中学校3年生(義務教育学校では、1年生から9年生となります。)までの子供たちが、同じ場所で学び、育っていきます。

    現在、全国に238校、都内に10校の、義務教育学校があります。(令和6年5月1日現在)

    どんな効果があるの?

    9年間を見通した系統的な教育課程の実施

    義務教育学校においても、小・中学校と同じ教科書を用いて、同じ内容を学習します。

    しかし、小学校・中学校という枠組みでなく9年間を見通して教育課程を編成できるため、小学校段階から中学校の学習内容に取り組んだり、中学校段階でも小学校の学習内容に立ち戻ったりすることが可能となります。

    また、例えば5・6年生に対して、教科担任制を取り入れ、中学校の教員が専門教科の授業を実施することなどもできるようになります。

    効果的な学習指導によって、子供たちの学力を着実に定着させることができます。

    多様な異学年交流による豊かな心の育成

    義務教育学校では、1年生から9年生までが同じ場所で生活をするので、多様な交流が可能となります。

    例えば、2年生と8年生が合同で校外学習に出掛けてグループで一緒に行動したり、6年生と7年生が合同で調べ学習に取り組み、学習発表会を行ったりすることができます。

    また、9年生が1年生の給食準備を手伝ったり、2年生と7年生が一緒に清掃活動を行ったり、といった日常的な交流も、充実させることができます。

    多様な異学年交流を通じて、「先輩」を信頼し憧れる気持ちや、「後輩」を大切にし育てていこうとする意欲を育んでいくことができます。

    どんな課題があるの?

    通学距離・通学時間が長くなる

    義務教育学校は、小学校・中学校を一つに集約する学校です。設置場所にもよりますが、特に小学生については、現在より通学距離・通学時間が長くなる可能性があります。

    「節目」を感じにくい

    現在は、小学校を6年間で卒業し、中学校を3年間で卒業します。しかし、義務教育学校は9年制の学校であるため、卒業式は1度だけになります。

    実際の義務教育学校を見ると、1年生から4年生=前期、5年生から7年生=中期、8年生から9年生=後期、といった枠組みで、子供たちに「節目」を意識させているところもあるようです。

    環境の変化が少ない

    義務教育学校は、9年間を同じ場所で過ごします。したがって、小学校を卒業して中学校に入学する時のような環境の変化がありません。

    大きな変化がないことは、例えば「中1ギャップ」と呼ばれる課題を解消することにもつながりますが、環境の変化に対応する中で刺激を得て成長する、といった機会は少なくなると言えます。

    お問い合わせ

    羽村市教育委員会 生涯学習部生涯学習総務課

    電話: 042-555-1111 (総務係)内線352

    ファクス: 042-578-0131

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