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    第3回羽村市生涯学習審議会会議録

    • 初版公開日:[2026年07月09日]
    • 更新日:[2026年7月9日]
    • ID:20971

    第3回羽村市生涯学習審議会会議録

    日時

    令和8年5月22日(金曜日) 午後7時から午後8時28分

    会場

    市役所東庁舎4階 特別会議室

    出席者

    【委員】渡辺恵(オンライン)、下山佳那子(オンライン)、井上一仁、梅山政尚、大和田正樹、神田順恵、諸井涼恵、佐藤晴美、阿多正秋、栁澤謙、清水大史、川津絋順、成瀬和子、山下博彦、市野明、渋谷清、鈴木菜緒里(敬称略)

    【生涯学習推進員会委員】子ども家庭部長、生涯学習部長、生涯学習部参事

    【事務局】生涯学習総務課長、生涯学習総務課総務係長、同主査、同主任

    欠席者

    【委員】平松智実、羽村綾那(敬称略)

    議事

    1 議事

    (1)基本施策1施策1について

    (2)基本施策1施策2について

    2 その他

    傍聴者

    なし

    配布資料

    • 資料1 基本施策1 施策1
    • 資料2 基本施策2 施策2

    配布資料

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    会議の内容

    〔生涯学習総務課長〕

    定刻となったので、ただいまより第3回羽村市生涯学習審議会を開会する。

    本日は渡辺委員、下山委員はオンラインでの参加となる。また平松委員、羽村委員は事前に欠席の連絡をいただいていることを報告させていただく。

     

    <資料の確認>

     

    〔生涯学習総務課長〕

    議事に入る前に、第2回審議会の会議録(案)を確認する。

    事前配布し、御確認いただいた第2回審議会会議録(案)について、訂正等はあるだろうか。

    〔各委員〕

    <意見なし>

    〔生涯学習総務課長〕

    会議録(案)の確認は以上となる。

    それでは、本日の日程について、次第に基づき進めさせていただく。

    議事の進行については、羽村市生涯学習審議会規則第4条の規定により、川津会長にお願いする。

    〔川津会長〕

    傍聴人の確認をする。

    〔生涯学習総務課長〕

    本日の会議には傍聴の希望がない。

    〔川津会長〕

    傍聴希望者がいないため、そのまま議事に入る。

     

    1 議事

    (1)基本施策1 施策1について

    〔川津会長〕

    議事次第の1、議事に移る。議事の1項目め、基本施策1施策1について議題とする。事務局より説明をお願いする。

     

    <事務局より資料1「基本施策1 施策1」について説明>

     

    〔川津会長〕

    事務局からの説明が終わった。

    この件について、御意見、御質問はあるか。

    〔渋谷委員〕

    二つ質問するため、併せて答えていただきたい。

    1点目は、現状と課題には、特別な配慮が必要な子供や支援が必要な家庭が増加する傾向にあると記載がある。事業の方向性には、それに対する内容はないが、これはなぜか。

    2点目は、事業の方向性の一番最後のSNSについてである。

    SNSについては、なりすましや、乗っ取りなどがある。行政が行っているSNSで非常に危険なのは思想誘導に使われるかもしれないことや、勝手に文言を変えても、行政が言っているのだからそのとおりだろうと思われるという危険性がある。これを毎日チェックしなければならない。

    これをやろうと思ったら大変な労力で費用もかかると思う。これについて対策があれば聞かせてほしい。

    〔子ども家庭部長〕

    1点目の特別な配慮が必要なお子さんの対応は、現状と課題に記載したように発達面など、さまざまな配慮が必要な子供に対して乳幼児期から早期発見、早期支援に努めている。

    具体的には、特に母子保健では乳幼児健診や、保育園等の巡回相談など個別の対応をしている。

    表現については、生涯学習の計画ということで、事業の方向性にどんな形で掲載するかを担当としても考えたところである。

    事業の方向性の1点目の子育てに関する学習機会の充実については、「配慮が必要な」とは明文化していないが、そういった子供の成長や発達の部分、生活習慣など、正しい知識を伝えながら、相談に応じていくといったことを含めた形で考えている。

    〔渋谷委員〕

    私の子供も一人は障害をもっている。1歳半健診の時に先生が安心感をもたせるような非常にデリケートな表現で教えてくれて療育へ行こうという話になった。私は保育園も回っており、保護者たちは、主任の先生が1歳半健診や3歳健診のときに教えてくれたと聞いた。言い方にもよるが、保護者の拒絶反応が強いとのことである。自分の子は普通だと、どの保護者もそう思いたい。障害があると認定された人は増加傾向にあり、現在は10人に一人の割合と言われている。それはこの課題にあるとおりだと思う。その課題というのは非常に大きなものだと思う。羽村市の人口約5万人くらいであれば、5千人くらいということになる。いわゆる発達系の障害認定が広がったことから、多くなったというのはあるが、どこまで増えるのだろうかと思っている方も多々おられる。

    そういう意味では、一つの大きなテーマではあるのだろうと私は思う。幼少期は生涯学習の第一歩ではないだろうか。療育はやはり幼少期にやらないとあまり意味がない。ここに非常に力点を置いてもらいたいのが私の希望なので、ここに書いてあるのは表面的すぎると思った。

    〔生涯学習部長〕

    2点目のSNSについて、SNSの乗っ取りや改ざんなど、そのようなリスクについての懸念は十分理解できる。

    現在、SNSは情報発信のツールとして必須アイテムになっているため、当然、行政として対応をしていかなければいけない。行政として、情報セキュリティーについては、しっかりとした仕組みを構築はしているが、当然それを上回ってくるようなことがあり、いたちごっこになっているというのが正直なところである。

    そういったセキュリティー事故が羽村市で起こっている訳ではないが、これからも市としてしっかり対応していかなければいけないと認識している。

    現状どういったセキュリティーがされているかについては、一度持ち帰らせていただき、確認した上で、次回改めて情報提供させていただく。

    〔渋谷委員〕

    私も自分のホームページをつくっている。セキュリティーのことも教えてもらっているのだが、羽村市のセキュリティーがどれぐらいのレベルなのかは、私は分からないが、一般的に見ればそんなに強いものではなく、ハードルがかなり低いというのが現実的なものである。SNSは情報発信の手段としては一般的になったが、海外では、反対にこれを規制しようという動きも出てきている。

    〔川津会長〕

    ほかの方で何か意見はあるか。

    佐藤委員、ただいま話題になった保育園はどうだろうか。

    〔佐藤委員〕

    保育園で日頃感じている課題と、事業の方向性は一致していると感じている。

    保育園での実感としては、保護者が出産してから、羽村市に転入されてくる方も増えているように感じている。妊娠期から羽村市にいる方は、妊婦の集まりがあるので、つながりができていくと思うが、転入してくる方はそうではない。転入してくる方に対して、市ではこういった子育ての学習機会やサークルがあるということが漏れなく伝わるという意味で、SNSで発信していくということは、内容のアーカイブというよりは、こういうことをしているというお知らせの部分で必要な情報であると感じている。

    さらに、子育てに関する学習機会について、子育ての学習以前に、若い保護者は、生活のスキルというものと子育てのスキルというものを同時に発揮しなければいけない状況になる。子育てもだが、家族が普通の健康な生活を送るため、年代に応じた食事づくり、片付けや洗濯、そういった生活の知恵的なものを、母子保健でやっていることもあり、保護者同士だけでなく、身近な地域の近隣の方たちともつながれる機会があるといいと思っている。

    この1番目の学習機会の充実と2番目の保護者同士の交流機会と3番目の市民への意識啓発も全部一くくりにしたような認識なのだが、同世代の同じくらいの月齢のお子さんがいるお母さん同士ということではなく、子育ても終わっている方で料理が上手とか、整理整頓が上手といった方と一緒に今後交流できる機会、またはそのような方から家事の知恵を教えていただくことができるといいと感じた。

    〔川津会長〕

    ほかの方で何か質問はあるか。

    〔鈴木委員〕

    先ほどの渋谷委員の話の中にもあったが、幼稚園の先生から子供の発達診断を勧められることは、絶対あると思う。核の部分からずれるかもしれないが、私自身がカウンセリング等を提供することもあり、そこに来ていただいた母親たちが述べていたことは、幼稚園の先生や、さらにその診断をした方から言われるときに、できない部分だけを言われてしまったそうである。母親としては、「ここができないですね。ここができますね。」と伝えてもらえたら、少しはよかったのかもしれないが、できない部分だけを言われたとのことである。「発達障害のある子として、普通の学校には行けませんね。」という伝えられ方をされたことで、母親は子供の未来が見えなくなり、真っ暗になってしまった。その保護者は子供に対して、どういう伝え方をしていいのか、どういう話し方をしていいのか分からなくなってしまった。

    そこから考えると、母親に伝える側の専門家、保育園や幼稚園、加えて学校の先生の伝え方の教育が必要と思っており、知識の面ではプロであるが、伝え方ということに関しては違う。

    私も受けたことがあるが、傾聴ボランティア養成講座を福祉センターで実施している。そこで伝えているやり方は、ただ聞くだけの話ではなく、相手の心の底までしっかりと寄り添ってからアドバイスをするという伝え方なので、そういう面からの教育をしていった方が同じことを伝えるとしても伝わり方が全く異なる。同じことを伝えているはずなのだが、子供の未来を一緒に明るく考えられるか、真っ暗でどうしようもなくなるかということが全く変わってくるので、伝え方について、先生たちへの教育が必要と感じた。

    〔子ども家庭部長〕

    保護者に寄り添った支援が大切だと思っている。母子保健や幼稚園、保育園等もだが、確かにできないことに注目してしまうが子供自身の強みや、いろいろな発達がある中で、さまざまな専門家が得意なところを伝えつつというところは心がけているが、なかなか一人一人に合ったという意味では、課題があると捉えている。

    実際、市としては、幼稚園や保育園等に巡回相談で行く中で、各園の保育従事者の方の対応について相談を受けながら、そのような支援側の助言も行ってはいるが、いただいた意見を基に、改めて考えていきたい。

    〔川津会長〕

    ほかの方で何か質問はあるか。

    〔井上副会長〕

    本校は小学生から高校生までが通う特別支援学校である。本校に入学する前の保育園や幼稚園に通う園児の相談というのも、本校のコーディネーターが、巡回相談という形で行っている。

    羽村にある学校であるから、都立高校といえども、その相談というのは年々多くなっており、電話での相談を含めると年間で200件以上ある。専門のコーディネーターが保育園も含めて、小学校、中学校、高等学校にも巡回しているので、ぜひそういったところの連携なども行っていきたい。

    保育園の先生も気付きがありながらも、具体的な指導はどうやっていいか分からなかったり、保護者に対してのアプローチの仕方であったりなど、そういうところで悩まれる方はいると思う。

    やはり直接伝えるというのはなかなかできない。その診断をするのはドクターであるので、そういったところでも、こういう支援をすればこういうふうにできるというような、本校も多少なりとも専門性のあるところも活用していただきながら、誰一人取り残さない生涯学習の支援を担わせていただければと考えている。

    〔川津会長〕

    ほかの方で何か質問はあるか。

    〔下山委員〕

    羽村市の子育て支援関係の事業計画について、ウェブページを拝見していたが、羽村市子ども・子育て支援事業計画は2024年までのものが過去に策定されているようである。2025年以降のものは作成されているのかというところが気になった。

    本審議会は、生涯学習に関することなので、子育て支援事業の関連の内容ももちろん関わってくるかと思う。羽村市子ども・子育て支援事業計画について、現在のものがあれば、そちらも確認をしないとこちらの生涯学習の計画はどうするというところは決めづらいのではと思った。羽村市子ども・子育て支援事業計画の2025年以降のものがあるのかどうかを確認したい。

    〔子ども家庭部長〕

    子ども・子育て支援事業計画については、こども基本法等の制定があり、現在、名称を羽村市こども計画に変えている。羽村市こども計画は、令和7年3月に策定し、令和7年度からスタートしている。現在は羽村市こども計画で、子供や子育て家庭に対する施策について計画に取り決めている。

    今、お話のあったとおり、こども計画において、子供の発達支援体制の充実や障害のある子供への支援の充実など、こちらの計画で、各個別の事業施策も取り決めているため、今回御審議いただいている生涯学習の計画とも少し整合性を確認しながら考えていきたい。

    〔下山委員〕

    羽村市こども計画について、確認しておきたいと思う。

    また、本審議会の中では、方針、現状と課題、事業の方向性、この3点を確認するということであり、前回の会議の中でお配りいただいたこの基本計画の中の実際の事業の内容がどういったものになるかということについては、特に審議する必要はないという理解で間違いないか確認したい。

    〔事務局〕

    本審議会の中では、方針、現状と課題、事業の方向性を審議いただくという形になっている。それに付随する事業は対象外となる。

    〔下山委員〕

    今回この3点について、私からは特に改善の希望はない。

    私は図書館の専門家である。羽村市の図書館では子育て支援事業としてブックスタートと呼ばれる保健センターと連携し、乳児の方々向けに絵本を配布したり、羽村市の図書館の中に子育て支援図書コーナーをつくったり、さらに子育て中の保護者の方が図書館を利用する際に保育室に預けて、自由にその間読書をしたり、調べものをしたりすることができる事業を行っている。こういったことも非常に子育て中の方々の生涯学習の支援につながっていると私は考えた。非常に優れた取組をやっているので、図書館の専門家としては、こちらの資料にも少し盛り込んでいただければうれしいと思った。補足ということでお伝えさせていただく。

    〔生涯学習部長〕

    図書館で実施をしているブックスタート等の子育て支援に関わるような事業については、この生涯学習基本計画の中では、施策8に生涯を通した読書活動の展開という施策を設けている。その中で事業の方向性の中に子供向けのブックスタート等の記述をしていく。

    委員から御指摘いただいたように、この施策1の子供たちの教育の推進にも多分に関わりがあるので、どう見せていけるか少し工夫をしたい。

    〔川津会長〕

    ほかの方で何か意見はあるか。

    渡辺委員はいかがか。

    〔渡辺委員〕

    現状と課題、事業の方向性の内容でポイントを押さえておきたいと思うのだが、現状と課題のSNSの内容について、先ほど議論の中にもあったが、情報発信というところを非常に強く推されているが、文言としてSNS等を活用した気軽にアクセスできる相談体制というように、「相談」が入っていて、大分意味が異なってくるのではというところがある。

    相談に関しても非常に必要とされているところではあるので、相談というところまで持っていくのか、それとも情報発信というところに力を入れてくるのか。そのあたりの整合性を合わせておくといいと少し感じた。

    また、議論の中で出ていた連携の問題である。保育所あるいは学校等との連携については、この後の施策の地域の資源を使うというところで、もう一度議論ができるのかと思い、ここでは今挙がっている内容で家庭教育支援と考えていけば、この内容で問題はないと思う。

    〔川津会長〕

    ほかの方で何か意見はあるか。

    御質問等はないようなので、以上で質疑を終了とさせていただく。

    貴重な意見を幾つかいただいたので、事務局で持ち帰って検討してもらい、また次の審議会でお示しいただければありがたい。

    よろしいだろうか。

    〔各委員〕

    <異議なし>

    〔川津会長〕

    以上で、議事の1項目め、基本施策1施策1については終了とする。

     

    (2)基本施策1 施策2について

    〔川津会長〕

    議事の2項目め、基本施策1施策2について議題とする。事務局より説明をお願いする。

     

    <事務局より資料2「基本施策2 施策2」について説明>

     

    〔川津会長〕

    事務局からの説明が終わった。ただいまの件について、御意見、御質問はあるか。

    〔渋谷委員〕

    表現としては非常によいことが書いてあると思う。その中で、生きる力を育成するのに、道徳はどのような役割を果たすのか。生きる力と道徳は、どう結び付くのか。そこのところはここの表現から見えてこない。道徳が何なのかという話も書いていない。

    私も半世紀前だが小・中学校で道徳の授業があったが、一番つまらない授業だった。誰が教えるかにもよると思う。

    また、「健やかな体」は言葉ではなく、例えば、子供食堂を充実させるとか、そういったことの方が具体的で現実的ではないかと思う。もう少し違う表現が当てはまるのか分からないが、やはり食生活が非常に貧しい。体が大きくなったけれども体力が落ちていると、何年か前の調査であった。何をするにも体が基本であるから、少し具体的にしてほしい。

    〔生涯学習部参事〕

    1点目の道徳について、事務局より生きる力について御説明をさせていただいたが、生きる力というのが平成8年から言われており、その当時に子供たちが世の中を生き抜いていく力がどのような力か定義され、時代とともに少しずつその定義も変わってきている。

    羽村市としても現時点の定義は先ほど説明をさせていただいたものであるが、我々の予測を超えて加速度的に進展してきている世の中、情報化やグローバル化といったことも言われる。子供たちがこれから世の中に出ていくときに、海外の方も含め、多様な他者と協働しながら、認め合ったり、自分の意見も述べたりしながら、未来を切り開くためには、豊かな心が必要であると言われている。そしてその豊かな心を育むため、学校教育として、道徳教育が非常に重んじられている。

    道徳の授業は、今も当然しっかりと実施をしており、道徳の授業を要として、学校教育全体で道徳教育を推し進めるている。これは決して羽村市だけではなく、全国的に進めていることである。

    そのため羽村市として、「はむらの学校教育」の根幹の部分に道徳教育も大切なのだということは提示している。

    〔渋谷委員〕

    それと生きる力はどのように結びつくのか。この表現では、そこのところが分からない。

    〔生涯学習部参事〕

    今申し上げた生きる力の中には、子供たちが他者と協働しながら生きていく、生き抜いていく豊かな心も必要である。そこを育むのが道徳教育である。

    子供たちが大人になっていくためには、しっかりとした善悪の判断もそうだが、人としてどうあるべきか判断していくには、学校教育の中で、子供たちに伝えていく必要がある。

    よく考えさせて、子供たちが、なるほどこのように生きていくべきなのだというのを学んでいくのも、学校教育の中で必要だと思っている。それが道徳教育でもあると考えている。

    〔渋谷委員〕

    よく考えるということは、道徳は一般論ではないだろうか。

    一般論ではない、善悪云々と言い出したら、イスラムの善悪とキリストの善悪では多分違うと思う。仏教の善悪も違う。

    善と悪はいわゆる家庭環境とか、そういったものによって変わってくる部分があると思う。それを、一つのものとして教えられるのか、子供たちに教えて、納得するのか、そこのところが私には分からない。

    〔生涯学習部参事〕

    どんなことを考えてたらいいかというのも、道徳教育の中に幾つも項目立てがされている。海外とのことや、家族とのこと、それぞれの項目を子供たちにどう行動するか投げかけて、それについて子供たちが一生懸命自分なりに考える。そういった授業が道徳教育である。

    その中で、子供たちが考え、決して先生からこれだと教えられるだけでなく、自分なりの思いを持ったもの周りの友達とも話しながら、どのように生きていくべきか、どう在るべきかを考える。

    国語や算数も大切だが、どう生きていくべきかを考えるのも非常に大事な要素だと考えている。

    〔渋谷委員〕

    私も大切だと思う。小学校のときに、いろいろといいことを教えてもらったが、その時の自分には理解できなかった。その年で世界を理解しようというような話になりかねない。あるいは、一方的にこれが善なのだ、これが悪なのだみたいな教え方をされると、いびつなものになる思う。

    道徳教育は非常に難しいと思う。それが生きる力と、どう直接的に結び付くのか、教え方が非常に難しいと思う。

    道徳は前期基本計画にはなかった言葉である。何か理由があるのであれば教えてほしい。

    〔生涯学習部参事〕

    前期基本計画にも道徳教育の大切さというのはあったが、文言としてはなかった。生きる力を、より具体に丁寧に書いていく際に、生きる力を育む上で重要と考える道徳教育を後期基本計画では記載させていただいている。

    委員が述べるように、それぞれの発達段階があり、例えば小学校1年生と小学校6年生に同じことを教えても伝わること、伝わらないこと、考えられること、考えられないことがある。それは学習指導要領にも、どういった段階でどんなことを教えていったらいいかという手引きがしっかりと示されている。非常に難しい部分であるが、それに基づき、学校の先生たちが授業等を通して丁寧に子供たちに日々教育をしている。

    〔川津会長〕

    ほかの方で何か意見はあるか。

    〔鈴木委員〕

    事業の方向性の中の「誰一人取り残さない支援体制の充実」について、この部分が入っているのかを確認したい。

    誰一人残さないということは、全ての人が対象だと思うが、私自身が中学生から不登校で学校に行けなかった。その理由が学校という規則の塊の中では、この現状と課題の3行目にある「自らのよさと可能性を発揮」がどうしてもできなくて、それで不登校を選ぶしかなかった。学校に行くことが正解という考えの大人たちがいると、学校に行けているから正解、学校に行けていない子は不正解になってしまう。私自身は学校に行きたくないわけでもなく、そうすることしかできなかった。本当に行きたかったが、規則の中に入れられてしまう。「学校においで」と言ってもらえたのは見捨てられていないという感覚で、とてもありがたかったが、例えば引っ張られるように学校に行かされていたとしたら、私は自分で生きていないと確信している。行かないという選択を自分でできたことは、今の自分にとってよかったと思っているが、その選択をしたときに周りの大人から不正解の子供という目で見られたことはとてもとてもつらく、行きたいのに行けないことを不正解と言われることは本当につらい。今でも私は会社に毎日通うということはできないということが分かっているため、個人事業主として活動することしかできない。しかし、逆に考えれば、それであればしっかりと仕事ができる。つまり、よい部分を見れば幾らでも人間は活躍できる。

    誰一人残さないという考えの中には、学校に行けていないなら来られるようにするのも、もちろんあってもよい。それも正解であり、学校に来られなくても正解である、何でも正解なはずである。人を傷付けるのは不正解だと思うが、生きていて全部正解なはずである。逆にそのように生きているとすごく輝けるという人間が、この中に含まれているのかを確認したい。

    さらに、安心できる居場所づくりの面で、学校が全てではない。私の場合は、人と関わりたくないという考えはなかったため、ガールスカウトが私にとっての居場所であった。そこに行きさえすればいいと自分で思わないと、皆から否定の目になってしまう。全ての子供には皆からの否定の目がないようにしてほしい。

    私みたいな子供たちが増えている感覚はある。

    〔生涯学習部参事〕

    委員からお話のあったとおりだと考えている。

    誰一人取り残さないというのは、委員が幼かったというときに見捨てられていないという感覚はあったというお話があったが、その部分が非常に重要であると思っている。

    いろいろな考えの子供がいる中で、その子がどういう状況で何を望んでいてどうしたいのかを丁寧にやり取りをして、時には会いたくないときもあるだろう、そういったところを強引に何かを推し進めるとか、学校に来ることが正解だとかは決してないので、その一人一人に対して丁寧に接していく。あなたのことをしっかりと考えていると、学校でも、一人一人に対してやり取りをしているところである。今後も委員が述べたとおり、そういう思いを大切にして進めていきたい。

    〔川津会長〕

    私も学校現場にいるため、鈴木委員の発言はよくわかる。学校は本当に一人一人を大切にしている。

    教室に入れなかったら別室登校で授業をずっとやって帰っていく。またその子に合ったところで学習することもある。私は「リアルてらこや」で子供たちと一緒にやっているが、そこに来る子たちは本当に天真らんまんでとてもよい子である。その子たちが自由にできる居場所が一番大切かと思う。

    〔鈴木委員〕

    今の体制も、少しは把握している。

    私の近くにいる子供も小学校低学年から不登校で、1回も学校に行けていない。行けないことを伝えた際、直ちに学校側からオンラインで授業を受けられると伝えられたと母親が言っていた。

    しかし、メリットとデメリットがあり、早急な対応は子供にとって喜ばしいが、ただ一つ、母親の感情的な面では、直ちに切り替えられたことで、行けないと少しでも判断されたら体制ができているからオンラインの側と、学校に来る側と即座に仕分けられたことで、見捨てられた感情が出てきたとのことである。子供としては気が楽になってよかったが、その瞬間の母親の気持ちは、来てほしいと言われず、行けないと言ったらもうオンラインでと流されてしまったという感情はあったようで、どちらも良い面と悪い面があると思う。

    〔川津会長〕

    ほかの方で何か意見はあるか。

    〔神田委員〕

    「誰一人取り残さない」という文言に引っかかりがあると思う。

    やり取りを聞いていたときに、一人一人に対してという言葉が出てきたのであれば、「誰一人取り残さない」ではなくて、「一人一人の特性に応じた」や、「支援体制の充実」といった文言に変えてみるなど、柔らかい表現方法にしてはどうか。誰一人取り残さないことは、子供たちに携わっている皆が分かっていればいいことかと思う。

    私も、今放課後子ども教室に携わっている。学校の1時間目から6時間目に見せる子供の表情と、放課後の子供の表情は異なる。それを間近で見ていて、もう少し柔らかい表現を使えば、いろいろな特色を持つ子供たちを保護者たちが受け入れられるのではないかと思った。

    〔川津会長〕

    ほかの方で何か意見はあるか。

    〔栁澤委員〕

    今のお話を聞いて、そうだと思う。東京都の言葉だと思うが、「残さない」に否定の表現があるため、個々に応じたなどは文言として非常によいと思った。

    〔川津会長〕

    東京都で使用している言葉であり、一人一人指導するときに、神田委員が述べたような気持ちがあればいいと思う。

    では市野委員。

    〔市野委員〕

    現状と課題の中の後半に市内小中学校のPTAや町内会などへの加入率や行事への参加率が低下しと書いてあるが、まず確認したいのはPTAがなくなったところもあり、加入率というよりもPTAそのものを学校単位ではないところもあるという話を聞いている。現状を教えてほしい。

    また、町内会の加入率は、現状どれくらいなのか。盆踊りとなどがどんどんなくなっているように見受けられるが、そのあたりを把握していれば教えていただきたい。

    〔生涯学習部参事〕

    まず1点目のPTAについては、既にPTA活動は実施をしていない学校もあるが、今、具体的に何校かは私の手元では把握していないため、現状については確認をして報告したいと思う。

    〔梅山委員〕

    町内会の加入率は、現在3割を切っている。

    私は清流町内会の会長をやっているが、清流町内会は小学校のPTAがない。その代わり、1年かけて、PTAに入っている全ての方にはそのまま町内会に入ってもらった。入会の条件として、今までPTA独自にやっていた活動を、そのまま町内会で引き継ぐような形でやっているため、清流町内会の場合は乳幼児から中学3年生まで町内会加入の子供たちが35人いる。

    先ほど言われたように、放課後に児童公園に行って男の子も女の子もサッカーをするなど、和気あいあいとやっている。子供たちは友人をつくって、活発にやるような形が一番いいのかと間近で見ていて私はそのような印象を受ける。

    〔市野委員〕

    PTAの件については、いくつかの学校ではPTA自体がないということを聞いている。

    PTAとその後、事業の方向性の中の一番下のところの「学校・家庭・地域が築く教育の推進」と書いてある中に、コミュニティ・スクールがより効果的と記載しているが、急にコミュニティ・スクールという形で表していて、現状と課題との関連性についてよく分からない。「学校と地域の連携・協働を促進します。」と書いてあるが、その上に書いてあるコミュニティ・スクールとの関係、それからPTA、若しくは町内会との連携という、地域におけるコミュニティ・スクールという意味がよく理解できていないので教えていただきたい。

    〔生涯学習部参事〕

    家庭・地域・学校が一丸となって協力し合い、役割分担をしながらみんなで子供たちを育てていく学校、それをコミュニティ・スクールと呼んでいる。

    委員には保護者代表の方、地区代表などの地域の方、学識経験者の方等がおり、いわゆる学校運営協議会とも呼ぶが、そういった委員会を各学校に置いていただいている。

    〔市野委員〕

    要するに、地域との問題について、今言われたような形では学校中心に考えられているため、地域との連携ということがいまいち分からない。

    地域でのさまざまな行事は、先ほど清流町内会の話であったが、あのような形のものはよくわかる。だが、そういうものを逆にどういう形で子供と地域を結び付けていけばいいのかと、そういう考え方があってもいいと思う。

    言葉としてコミュニティ・スクールをつくっていかなくてはならないお立場はよくわかるが、もう少し地域での活動が、何か町内会との連携をもっとうまくできるものがないのだろうか。

    学校の運営協議会委員の方たちはわかるかもしれないが、地域における一般の方たちによる学校の登下校に関わる見守りという話はわかるが、そのほかの地域に密着した子供と大人との関係というものが分かっていない。

    〔川津会長〕

    地域との連携というのは、コミュニティ・スクールの中に、地域活動支援本部がある。地域活動支援というのは、地域の中の、例えば町内会や老人会といったさまざまな団体が入っている。そういう団体も一くくりにしてまとめるのが地域活動支援本部である。地域活動支援本部の中のまとめ役が学校運営協議会委員の中に一人入っている。

    今までは学校のことは校長が決めていたが、今はコミュニティ・スクールで学校をどのようにしていこうという話合いをしている。コミュニティ・スクールの中心となるのは校長ではなく委員長である。例えばAという学校の子供たちをどうしていこうかと話し合ってさまざまな部署や地域の人に協力してもらい、子供たちが目標に近付くために一緒になって活動するのがコミュニティ・スクールである。

    私は現在その統括コーディネーターをしており、地域と学校を結び付ける活動をしている。できるだけ地域の人に活動に参加してもらい、学校を理解してもらう。ある学校ではほとんど活動推進員の人が中心になって会議を進めている。

    羽村市は、コミュニティ・スクールを設置して3年目である。これから、徐々に浸透していくものである。できているところは結構できているが、まだまだこれからだと思っている。東京都で一番盛んな自治体は三鷹市で、20年前からコミュニティ・スクールを実施している。

    〔神田委員〕

    補足であるが、私は今回、青少年対策地区委員会の代表として来ている。私たち地区委員会の活動について、私は富士見地区委員会で富士見小学校をベースにやっているところである。

    今、地域と学校と保護者を結ぶ三つの行事をやっているのは地区委員かと思っている。それを基本に活動していこうと今皆さんに呼びかけているが、まず、私たちで一番大きい行事は、富士見小学校の校庭を借りてキャンプをすること。そこで飯ごう炊さんをしてカレーを作ることである。そこには町内会の育成部の方たちにも手伝いに来てもらう。もちろん町内会長たちにもカレーができた頃に食べに来てもらう。PTAの母親たちは支部の役員としているので、その方たちにも手伝いに来てもらう。飯ごうを洗ってもらったり、さまざまな子供たちの世話をしたりとか、学校からは、校長先生をはじめ学年の先生方も、キャンプファイヤーのときのゲームをしてくれたりと、行事とかに関しては地域の方たちも来てくれて、全部でやるという内容である。

    ここから輪を広げていこうと考えているところである。富士見小学校にはまだPTAはあるが、ほとんど活動はされていないようであるが、町内会等、地区委員のお手伝いができるようにということで役員たちは残していただいている。

    私はコミュニティ・スクールには入ってはいないが、何かやろうという団体は、多分この青少年対策地区委員会は一番今どこの小学校も頑張ってやっているので、そこに町内会の方たちにも協力していただきたい。よい機会なので皆様に知っていただきたい思いとお話させていただいた。

    〔生涯学習部参事〕

    コミュニティ・スクールについて、改めてここの表記等を見ると、コミュニティ・スクールのことを分かっていることを前提とした表現になっているところがあると思うので、コミュニティ・スクールはどういうものなのかということについて、例えば注意書きを入れるなど、丁寧に書くことを検討したい。

    〔市野委員〕

    先ほど富士見小学校のお話をいただき感謝する。そういったいわゆる具体的なものというのは非常に参考になる。

    コミュニティ・スクールという一つの言葉だけを出すのではなく、地域との連携をどうやっているのかということについて書いていただくと、非常にいいかと思った。

    また周りでさまざまなこれだけのことをやっているが、PTA、保護者たちはどうしているのかと正直言って感じられる。皆様が保護者となってやっていくということは、それはいいことだと思うのだが、PTA自体が崩壊していく現状があるのであれば、それはどういう考え方で、そこら辺を少し深く掘り下げていく必要があるのではと思う。

    〔川津会長〕

    ほかの方で意見はあるか。

    〔下山委員〕

    誰一人取り残さないという言葉について、お話があったが、これはSDGsにも出てくる言葉である。そこから東京都が使っているのではないかと聞きながら思った。SDGsにあるからといってこれを使った方がいいのではなく、状況に合わせて、よりよい言葉を選択していただけるとよい。

    〔川津会長〕

    ほかの方で意見はあるか。

    〔渡辺委員〕

    事業の方向性で小学校への円滑な接続の充実ということが含まれているが、現状と課題のところで、この点に関してほとんど触れられていないので、唐突に思える。

    そのため、前期基本計画では触れられていたが、改めて後期基本計画でも少し触れておいた方が、整合性があると読んで感じた。

    また、少し表現を変えるという話が出ていたが、そのようにしていただけるといいと思ったのが、やはりコミュニティ・スクールという学校・家庭・地域が築く教育の推進で、今すごく羽村市で推進しているということで、コミュニティ・スクールを前面に出しているのかと思ったのだが、さまざまな形での地域、学校、家庭の連携の形があるため、それをしっかりと含んだ形の表現ができると一番いいと思った。

    〔生涯学習部参事〕

    今いただいた2点とも参考にさせていただき、改めて検討する。

    〔川津会長〕

    ほかの方で意見はあるか。

    〔各委員〕

    <質疑なし>

    〔川津会長〕

    以上で、議事の2項目め、基本施策1施策2については終了とする。

     

    2 その他

    〔川津会長〕

    次に議事2、その他として、委員から質問等はあるか。

    〔各委員〕

    <質疑なし>

    〔川津会長〕

    事務局から連絡事項はあるか。

    〔事務局〕

    <なし>

    〔川津会長〕

    特にないようなので、これで本日の議事については終了する。

    いろいろな御意見、御協力感謝する。次に本格的に決まってくる際に皆様の意見が少しでも反映されていればよいと思う。本日は誠に感謝する。

    〔事務局〕

    川津会長におかれては、議事進行に感謝する。

    また、委員の皆様におかれましては、長時間にわたる御審議に感謝する。

    本日、審議いただいた施策1、施策2について、次回の審議会で修正版を提示さえていただく。

    なお、次回第4回審議会は、6月25日木曜日、時間と場所は本日と同じ、午後7時から、こちらの特別会議室での開催となる。よろしくお願いしたい。

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