ページの先頭です

共通メニューなどをスキップして本文へ

メニューの終端です。

あしあと

    羽村市にも温泉があった!?「フレッシュランド西多摩」はみんなの願いがつまった「憩いの施設」だった

    • 初版公開日:[2023年09月22日]
    • ID:17828

    ソーシャルサイトへのリンクは別ウィンドウで開きます

    木下 智実(市民記者:きのぴー)

    こちらは平成30年7月に掲載した記事です。施設について詳しく知りたい方は、最新の情報をご確認ください。

    みなさん、こんにちは。「水」をテーマに羽村市のヒト・モノ・コトを紹介している魅力発信市民記者の「きのぴー」です。

    温泉に浸かる記者

    って、ちょっと!!なんて格好であいさつしてるんですか!」
    と突っ込みたくなりますよね。でも、察しの良いあなたはもうお気づきでしょう。
    そうです、今回のテーマは「水」は「水」でも、なんと「つかれる水」なのです!

    「ん?『つかれる水』?...あ、温泉ってこと!?でも、羽村市に温泉やスーパー銭湯なんかあったっけ?」

    と、お思いのあなた。
    実は、あるんです!知る人ぞ知る「準天然温泉トロンの湯」、その名も「フレッシュランド西多摩」!

    今回は、この「フレッシュランド西多摩」の魅力についてリポートします。

    フレッシュランド西多摩は、羽村市の北東部、西多摩衛生組合「環境センター」の隣にあります。

    体育館が併設されているため、パッとみ「スポーツ施設かな?」と思う外観です。
    敷地内には緑の中を散策できる小道もあります。

    外観

    きのぴー的最大お勧めポイントは、体育館2階の卓球のスペース。

    つまり、できちゃうんです、「温泉卓球」が!

    卓球

    ラケットとボールはレンタル可能、1人2時間大人100円(中学生以上)・子ども50円(小学生)です。
    お風呂に入る前に一汗流すもよし。入った後に、ファミリーや友だちで和気あいあいと楽しむのもよし。

    運動してお風呂に入って、通な楽しみ方の一つです!

    さて、館内に入ってみましょう!広くて開放感に溢れたエントランス。
    受付では、女性スタッフが素敵な笑顔で迎えてくれます。

    ここで、受付の斉藤さんに、質問してみました。

    受付の斎藤さん
    きのぴー(市民記者) 斉藤さんは、働く前からフレッシュランド西多摩のことをご存知でしたか?

    斉藤さん いえ、実は、ここで働くまでどんな施設か知らなかったんです(笑)。目の前の西多摩自動車学校に通っていたのに。路地から見えなかったからですかね。

    きのぴー 隠れ家的な感じもありますよね。利用者は、どのような方が多いのでしょうか?

    斉藤さん 土曜日・日曜日は家族みんなでいらっしゃる方が多いです。平日は、常連さんが多くて、皆さんとてもフレンドリーで仲良しなんですよ。

    きのぴー 斉藤さんのお勧めポイントを紹介してもらえますか?

    斉藤さん はい!まずは大広間です。大きな窓から見える景色がいいんですよ。アジサイやモミジなどで、四季折々の季節を感じることができます。ご家族でいらっしゃった時には、ゆっくりとだんらんを楽しんでください。
    他にも、長く入れる低温サウナや凄腕のマッサージ師の井上先生が人気ですよ。
    休憩室
    きのぴー この展示されている作品はどなたのですか?

    斉藤さん 市内で活動するサークル団体などの作品を随時展示しています。季節に合わせて、切り絵や写真なども展示しますよ。
    展示品を紹介してくれる斎藤さん

    いよいよ「つかれる水」へ

    エントランスを抜け、広い廊下を進むと左手に食堂、休憩所、右手に運動スペースとマッサージコーナーがあります。さらに奥に進むと「つかれる水」はありました。
     
    さぁ、のれんをくぐって中に入ってみましょう。
    脱衣所はよく掃除されとても清潔感があります。家族で入る時には大きなロッカーを借りることができます。

    脱衣所

    いよいよ浴室へ!そこには、吹き抜けの広々とした空間が広がります。

    広々とした浴室

    「スクリューバス」に「打たせ湯」と、めずらしいものもありますが、やっぱり露天風呂が一番!

    打たせ湯にチャレンジ!してみた・・・地味に痛い(笑)

    浴室は、「和風」と「洋風」の2種類があります。男女で分かれていますが、1週間ごとの入れ替え制なので、どちらも利用できるんです。

    和風の露天風呂

    洋風の露天風呂

    斉藤さんお勧めの「低温サウナ」は、じわじわと体の中から温まってくる感じがたまりません。

    熱いサウナとはちがい、このジワジワ感がなかなか気持ちいい!

    むくの木で囲まれた低温サウナ

    フレッシュランド西多摩に込められたみんなの願い

    最後に、館長の石川良仁さんにお話を聞きました。

    対談の様子

    きのぴー この施設の成り立ちなど教えていただけますか?

    石川さん フレッシュランド西多摩は、青梅市・福生市・羽村市・瑞穂町(3市1町)にお住まいの方の可燃ゴミを共同で処理している西多摩衛生組合が運営しています。焼却施設である環境センターを建設する時に、周辺にお住まいの方に同意していただいた条件を取り入れた地元還元施設なんですが、一般の方にも広く利用していただけるように公共施設としています。平成13年10月にオープンして、皆さんにご愛用いただいています。

    きのぴー 周辺の方からはどのような意見があったんですか?

    石川さん 地域の方々との話し合いでは、「温浴施設」「スポーツ施設」「緑を散策する施設」などの意見がありました。それらを統合して、心身をリラックスするための複合施設にしています。さらに温浴施設としても効果が得られるものにしたい願いから「準天然温泉トロンの湯」にしました。

    きのぴー なるほど。フレッシュランド西多摩は、地域の方々みんなの願いから作られた憩いの施設だった訳ですね。
    「準天然温泉トロンの湯」とはどのようなものでしょうか?

    石川さん これは、スーパー銭湯で人気の炭酸泉のようなもので、ドイツのバーデンバーデンで有名なトロン温泉を再現したものです。厚生省(現 厚生労働省)も効能を認めた人工温泉で、「トロンの湯につかると、体の芯まで温まって気持ちがいい」という利用者の声が多く、実際、ほとんどがリピーターで、良い評判をいただいています。

    きのぴー 環境センターの余熱を利用しているそうですが、つまり「リサイクル施設」でもあるわけですね。

    石川さん この余熱利用は、リサイクルの概念「サーマルリサイクル」で、物を燃やすということ自体を有効活用できないかという視点に立っています。焼却施設から出た熱は発電や湯沸しに、灰はエコセメントの原料として活用しています。

    きのぴー なるほど、地元還元施設にリサイクル施設、フレッシュランド西多摩は単なる温浴施設ではなかったのですね。本日はありがとうございました。

    いいお湯でした!

    フレッシュランド西多摩は、付加価値の高い商業的なサービスが提供されているわけではありません。しかし、地域の方々の願いを実現した「憩いの施設」であり、みんなが願った「リフレッシュ」を提供していることが、石川さんのお話からも伺えました。

    基本料金(3時間以内)は、この3市1町に住む方々は、大人(中学生以上)500円、子ども(小学生)250円(未就学児は無料)。それ以外の方々は大人800円、子ども400円です。さらに、回数券も販売していて、お得な値段で買えるそうです。リーズナブルな価格でこれほどの「リフレッシュ」があるなんて、とっても素敵ではありませんか!

    今度の週末、ぜひ、ランドへ出かけてみませんか?
    ランドはランドでも、お近くのフレッシュランドがお勧めです!

    注意取材のため特別に許可を得て、水着を着用し、浴室で撮影しています。

    INFORMATION

    準天然温泉トロンの湯「フレッシュランド西多摩」

    露天風呂

    住所 羽村市羽4225番地
    営業時間 浴場施設 10時から午後10時(最終受付は午後9時まで)
    休館日 毎週月曜及び年末年始 注意月曜日が祝日の時はその翌日火曜・水曜
    連絡先 042-570-2626

    フレッシュランド西多摩のウェブサイト(別ウインドウで開く)

    斉藤さんの羽村市おすすめスポット

    あさひ公園

    住所 羽村市神明台3丁目31番
    おすすめ理由
    公園好きで、小さい頃からよく「あさひ公園」で遊んでいました。
    楽しい遊具があります。特に、くるくる回わして○×が出てくる遊具にはまっていました。(笑)

    石川さんの羽村市おすすめスポット

    羽村市動物公園

    キリン

    住所 羽村市羽4122番地
    連絡先 042-579-4041

    羽村市動物公園のウェブサイト(別ウインドウで開く)

    おすすめ理由
    家族で楽しめて、1日過ごすことができます。小さいお子さんがいる家庭にはぴったりです!

    関連情報

    インフォメーション

    きのぴーイメージ画像

    木下 智実(きのぴー) 2012年から妻と小学生の男の子2人の4人家族で、はむらぐらし。現在、小学校の教員をしながら、羽村市魅力発信市民記者として活動中。趣味は、インテリアと家電、舞台演劇を少々。「水」をテーマに羽村市の魅力を発信していきたいと思います。

    きのぴーの記事一覧へ