ページの先頭です

共通メニューなどをスキップして本文へ

羽村市

はむらってこんなまち

スマートフォン表示用の情報をスキップ

あしあと

    第6回羽村市コミュニティバスはむらん運営推進懇談会会議録

    • [2010年1月6日]
    • ID:549
    第6回羽村市コミュニティバスはむらん運営推進懇談会会議録
    1 日時平成19年2月14日(水曜日) 午後1時30分~午後3時45分
    2 場所市役所2階203会議室
    3 出席者

    座長 山川仁 副座長 小山徳幸 委員 小椋康裕、斉藤二三、渡辺通、安藤由美子、布田美希、三津田幸子、鳴澤史子、高橋やよひ、駄原克己

    4 欠席者委員 大浦奉英、増田一仁、島田辰夫
    5 議題 1 事務局報告事項
    2 第5回懇談会・会議要録の確認について
    3 ルート変更等改善対策の進捗状況について
    4 車内等への有料広告の掲載について
    5 一日フリー乗車券について
    6 各委員からの改善策等について
    7 その他について
    8 次回日程について
    6 傍聴者なし
    7 配布資料・ 羽村市コミュニティバスはむらん運営推進懇談会(第6回)次第
    ・ 羽村市コミュニティバスはむらん運営推進懇談会(第5回)会議要録
    ・ 羽村市有料広告掲載に関する取扱要綱
    ・ 各市のコミュニティバスにおける有料広告の掲載状況について
    ・ 各市のコミュニティバスの有料広告の実施状況
    ・ はむらん利用実績(平成17年5月29日~平成19年1月31日)
    8 会議の内容

    (事務局) 開会宣言

    1 事務局報告事項

    (事務局) この懇談会でいただいたさまざまなご意見をもとに、はむらんの運行事業改善にかかる検討結果報告書(第一次)を提出いただき、市長に報告をいたしました。これに基づいて、5つの改善を行うこととなりました。小作駅東口への乗り入れ、福祉センターへの乗り入れ、玉川町内への乗り入れ、羽村大橋西側へのバス停設置、間坂コミュニティ公園バス停の改良の5つになりますが、12月議会において予算を補正しまして、この度、3月1日からこれらの改善が実現する運びとなりました。これも委員の皆さまのご支援の賜物と感謝を申し上げます。
    本日配布させていただきました資料の中に新しいパンフレットがありますので、後ほどご覧いただければと思います。
    これからも、皆さまのご提案をいただきながら、さらにはむらんの利用促進を図るとともに、市民の皆さんに愛される公共交通機関になれるよう期待しております。市議会におきましても、はむらんに対する注目度が非常に高くなっています。特に事業の維持、継続的な改善のためのマネージメント手法として、いわゆるPDCAサイクルを取り入れていることが注目されています。これは計画・実行・評価・改善というプロセスを経て、継続的に事業の改善を図っていくものであり、特にこのはむらんについては、この懇談会に見られるようにPDCAサイクルに則った改善が図られているということで、今後さらに期待しますというお話を(市議会から)いただいております。これからもさまざまな角度からご検討をいただき、少しでも改善していけるよう我々も努力してまいりますのでよろしくお願いいたします。
    また、運行開始から先月(1月)末までの利用者数が約17万人となりました。1日平均およそ280人と、当初の見込をおおきく上回る数字となっております。市民の移動手段として着実に定着してきていると感じております。
    それから、これまで委員をしていただいておりました、山田天正さんが、一身上の都合により委員を辞退されましたので、ここに報告させていただきます。

    2 第5回懇談会・会議要録の確認について

    (山川座長) 会議要録について、各自の発言内容等で訂正がないか確認をお願いいたしまします。

    (山川座長) 事務局の発言部分の2について「~羽村西コースが1週してくる~」を「~羽村西コースが1周してくる~」に、5ページ中、山田委員の発言部分について「8時代まで運行する~」を「8時台まで運行する~」に、7ページ中、2回目の駄原委員の発言部分について、「~定時で運行できているとうこと~」を「~定時で運行できているということ~」にそれぞれ誤字・脱字があるので訂正をしていただきたい。

    3 ルート変更等改善対策の進捗状況について

    (山川座長) 事務局から説明をお願いします。

    (事務局) お手元の「はむらん運行案内リーフレット」をご覧ください。広報はむら2月15日号とともにルート変更後のリーフレットを全戸配布しました。今回の改善対策により、まず1点目として、小作西コース(内回り)の小作駅東口への乗り入れを行います。バス停は、小作駅舎下の多摩バスのバス停に併設する予定です。2点目は全コースが福祉センターに乗り入れを行います。3点目として羽村西コースが玉川町内に乗り入れを行います。これに伴い川崎三丁目、玉川二丁目、堂坂下にバス停を設置します。次に4点目、羽村西コースの羽村大橋西側にバス停を増設します。5点目として、間坂コミュニティ公園バス停を改良し、乗客の待合スペースを確保します。
    これらの対策により、特に、羽村西コースのコース延長距離が増え、運行時間も延びています。羽村西コースについては第1便の羽村東コースへの接続を考慮して、これまでよりも始発が15分早くなりました。
    今回の変更に関して、本来であれば、まず懇談会委員の皆さまにお話をさせていただいた後に広報に関連記事を掲載すべきところでしたが、懇談会開催時期が遅れてしまったことから、申し訳ありませんが先に広報に掲載させていただきましたのでご了承ください。広報はむら2月1日号に変更に関する記事を掲載し、2月15日号では記事掲載とともに新しいパンフレットを全戸配布いたしました。3月1日号では、再度、変更に関する記事を掲載する予定でおります。

    (斉藤委員) 羽村西コースのバス停がかなり増えていますが、時間的に以前と比べてどれ位のずれがありますか。

    (事務局) 10分の延長となります。

    (山川座長) 運行時間が延長されることに伴って、11便から10便に減らしてはどうかといった話もありましたが、便数を減らさずに運行するとの結論になりました。羽村西コースだけが午後8時過ぎまでの運行となりますが、利用者の見込みはいかがでしょうか。

    (事務局) 3月1日以降の利用状況を見守りたいと思います。夜間の利用者が多ければ他のコースも一考の余地があると思います。

    4 車内等への有料広告の掲載について

    (山川座長) 事務局から説明をお願いします。

    (事務局) 「羽村市有料広告掲載に関する取扱要綱」、「各市のコミュニティバスにおける有料広告の掲載状況について」、「各市コミュニティバスの有料広告の実施状況」に基づき説明します。
    まず「羽村市有料広告掲載に関する取扱要綱」についてですが、これは市の財政課において策定しました。自治体によっては、既に広報紙、公共施設の掲示スペース、インターネットホームページのバナー広告欄等に有料で広告を掲載している事例があります。多摩地域でコミュニティバスを運行している各市においても、かなり有料広告掲載に取組んでいます。はむらんへの有料広告の掲載についても、この要綱に則って広告を選定したうえで掲載していくことになります。また、はむらんはリース車輌なので、所有者の承諾も必要になってきます。
    現在、はむらん車内に掲載しているのは、市のイベントなどのお知らせです。動物公園からのお知らせ、保健センターの健康関係のイベント、郷土博物館の企画展等、いわゆる羽村市の行政情報を、はむらんを媒体として市民に提供させていただいています。広告掲載箇所は中吊りのみで、広告用紙の大きさはA3を使用しています。

    (安藤委員) 今、動物公園のお知らせが車内についています。A3用紙を縦に使用した広告が2枚並んで設置されていますが、字も小さく見づらいので、もう少し工夫した方が良いと思います。

    (小山副座長) 具体的な広告料の決め方はどのように行うのでしょうか。

    (事務局) 要綱では具体的な金額の設定まで行っていません。はむらんの場合には、この懇談会で皆さんに検討をいただいたものを、事務局が市としての決裁を受け、正式な金額が決まることとなります。

    (斉藤委員) できればいくらかでも収入があった方が良いと思いますので、できるだけ実施した方が良いと思います。羽村の場合の広告掲載場所はどこになるでしょうか。

    (事務局) 中吊りは、車内に3箇所あり、天井から吊り下げるものです。このほか車輌側面の窓の上の細長い部分の広告スペースが同じく車内に3箇所あります。サイズは、縦が13センチメートル、横が95センチメートル程度です。

    (渡辺委員) 中吊り広告は乗客の邪魔にならないでしょうか。

    (安藤委員) 動物公園の広告は用紙を縦に使ったものが横につながっていて見づらいです。 それから、皆さんは、日ごろからはむらんを利用していらっしゃいますでしょうか。

    (三津田委員) 私の場合は、いこいの里で実施しているいきいき講座に通っているので、割と頻繁に利用しています。車内では広告を見ながら乗車していますが、特に見苦しくなければ、広告があっても良いのではないかと思います。それから、回数券に広告を掲載しても良いのではないかと思います。

    (高橋委員) 音声の広告が良いと思います。広告の場合は読まない、あるいは目が悪くて見えない人もいるのではないでしょうか。音声の方が誰でも聞くことができるのではないかと思います。

    (事務局) 今の音声ガイドでは、バス停名の他、例えば「バスが停車する前に席を立たないでください」や「急停車することがありますから吊り革におつかまりください」といった、安全上の案内が適宜流れるようになっています。また、公共施設等を出た際に「高齢者や体の不自由な方に席をお譲りください。」といった放送を流す場所もあります。

    (高橋委員) 音声は意外と集中して聞いています。その方が良いと思います。

    (斉藤委員) バス停には広告を掲載できるようになっていますか。

    (事務局) 全バス停の3分の1程度で使えるようになっています。時刻表を掲載している面の裏面、一般的には大きくバス停名を入れることがありますが、現在は白いまま残してあります。道路と平行方向に設置してあるものは、歩道側に時刻表があり、車道側に広告面が向いていますので、道路の反対側を歩いている人しか見ることができません。こうした場合、広告媒体としてどの程度の価値が出てくるかもう一度調査する必要があります。しかし、道路と垂直報告に設置してあるものについては、ある程度利用価値はあるのではないかと思います。

    (山川座長) 時刻表の面に広告を入れることはどうでしょうか。

    (事務局) 広告スペースを確保するのは難しいと思います。路線案内図もあり、既に記載内容でいっぱいになっている状況です。

    (山川座長) 次に、ボディへの広告掲載についてはどうでしょうか。

    (斉藤委員) ボディには既に良いデザインが施されています。これを変えない方が良いのではないかと思います。

    (鳴澤委員) パンフレットの中に広告を掲載してはどうでしょうか。

    (小山副座長) ボディについては、車体がリースとなっていますが問題ありませんか。

    (事務局) この車体を使って収益を上げる形となりますので、車体のオーナー(リース会社)には確認する必要がありますが、一般的にバス会社のリース車輌にも広告を掲載しているケースが多くありますので、特に問題はないと思います。ただし、はむらんの外装のデザインは選考委員会を設置して決めた経緯があり、できるだけこのデザインを崩すのは避けたいと思っています。

    (山川座長) 車内、音声、回数券、バス停と可能性はいろいろあるようです。全体的に見て、どのようなものが良いでしょうか。

    (渡辺委員) 高橋委員がおっしゃっていた音声ガイドは、比較的簡単にできるのではないかと思います。

    (事務局) 広告を出す際に、広告主は広告料の他、制作費の負担があります。音声ガイドの場合、1センテンス入れるのに2万円程度かかります。他市の場合には、複数のコースがだぶっていないので良いのですが、羽村市の場合は、重なっているコース多いので、広告掲載料や制作費が高くなることが予想されます。

    (斉藤委員)  いろいろな意見が出ましたが、中吊り、音声、回数券等、実際に実施した場合にどうか、広告料収入の見込み等、もう少し具体的に調べてみても良いのではないかと思います。

    (事務局) 車内広告、回数券、音声ガイド、パンフレット、バス停、この5種類について、もう一度、はむらんの場合にはこういうことが考えられるということを含めて、次回までに募集要領(案)を用意し、皆さんからのご意見をいただきたいと思います。
    また、参考までに、本日の資料の「各市の実施状況」を見ますと、例えば立川市では、4台分・月2万円で募集しましたが、応募がない状況です。昭島市では、月1台あたり2千円(中吊り1箇所)で実施し、収入が年間で1万円に満たないといった状況です。これは、沿道スーパーの開店時に一定期間だけ掲載したもので、非常に短期的な利用があったとのことです。その他には福祉関連事業者から時々掲載の依頼があるとのことです。
    いろいろと地域性があると思いますが、小金井市の場合には単年度黒字だったこともあり、特に広告募集は行わないようです。国分寺市では、音声ガイドや車内の広告がかなり高額になっています。これは利用者が大変多い所で、利用者が多ければ必然的に広告料も上がってくるということになります。
    コミュニティバス全体でよく言われるのは、中央線沿線が比較的好調で、青梅線沿線の昭島市、羽村市はまだまだこれからといったところです。それから西武線沿線では、もともとバス路線が発達した地域でしたので、その間を縫ってコミュニティバスのルートが設定されています。利用環境としては、バスを利用することが市民に定着している反面、ルートが沢山ありますので、その兼合いで、収支もまちまちといった状況です。
    それぞれ広告の掲載方法も違っていて、八王子市では広告代理店と市がタイアップして広告主を探していたり、西武バスですと西武系列の広告代理店が広告主を探してきて、掲載の段取りまで行って、広告料の半分を代理店がもらっている所もあります。あるいは、あきる野市のるのバスは、広告主も市が探してきているようです。このように、市によってさまざまなので、羽村市の場合には羽村市なりの広告募集要項のようなものを作成して、次回懇談会でお示ししたいと思います。

    (山川座長) それでは、この件については、次回までに参考となる資料を作成いただくことでよろしくお願いいたします。

    5 一日フリー乗車券について

    (山川座長) 事務局から説明をお願いします。

    (事務局) 1日間乗り降り自由のフリー乗車券については、運行当初、市民から導入を希望するとの意見がありました。運行前に設置していたコミュニティバスの運行に関する懇話会でも同様の意見が出ていましたが、運行開始後に再度検討することで、最終的な結論を出さずにいた経緯があります。改めて、フリー乗車券の必要性についてご検討いただきたいと考えています。
    運行開始前に、運行ルート、料金設定、その他について案を作成し、市内の町内会連合会、老人クラブ連合会、障害者団体に意見照会を行いました。その時に寄せられた意見の中で、1回乗車100円はわかるけれどもルートを乗り継ぐ場合、場所によっては200円かかってしまう人が出てくるのは不公平ではないかというものがありました。頻繁に利用する人もいるので、経済的負担も軽減する必要があるのではないかということで、羽村市では乗り継ぎ券という形で、目的地まで100円で行くことのできる方法を実施しました。その時に、フリー乗降券を作ってはどうかという意見もありましたが、乗り継ぎ券を設定するので、フリー乗降券を見送った経緯があります。
    フリー乗降券は、鉄道等のフリー切符として馴染みがありますが、観光等でご利用になる方にとっては、かなり有効なのではないかと考えられます。ただ、300円で乗り放題となった場合に、どの程度の利用者が見込めるかというと、まったくの未知数です。羽村市の場合には、市のほぼ中心をJRが走っていて、駅からのアクセスが極端に悪いということもないと考えられます。高齢者や体の不自由な方は別ですが、いわゆる観光等、例えばハイキング等でいらっしゃった方がはむらんを利用するかどうかとなると、なかなか難しい所があると思います。
    そういった部分を含めて、300円のフリー乗降券が必要かどうかを検討いただきたいと思います。
    それから、駄原委員に伺いたいのですが、フリー乗降券を発行した場合に、利用者数をカウントすることは可能でしょうか。

    (駄原委員) カウントは可能だと思います。料金とは別に乗降者数をカウントしていますのでカウントは可能なはずです。

    (山川座長) 皆さんからのご意見はいかがでしょうか。

    (布田委員) 観光ということで考えると、堰の桜やチューリップの時期に利用するのが効果的だと思いますがこれに間に合わせることは可能でしょうか。それを過ぎると、観光という部分では少し難しいと思います。

    (駄原委員) 実施の1カ月前までに届出をする必要があります。

    (斉藤委員) 要望の数としては多いのでしょうか。

    (事務局) 運行開始前の事前のヒアリングの中で1件、運行開始後に手紙で1件いただいています。

    (高橋委員) 他の市で実施しているでしょうか。

    (事務局) 多摩地域にあるコミュニティバスでこれを実施しているのは立川市だけです。乗り継ぎ券も立川市で実施しています。府中市では都立府中病院に行く便に限り、病院で降りた人だけ乗り継ぎできるという制度をもっています。その他、調べた範囲では、実施しているところはありません。
    羽村市の場合には、3つのコースが同時に運行を開始しましたので、乗り継ぎを考慮した経緯がありますが、他市の場合には、1コースずつ順次運行を開始したり、コースが重なることがほとんど無いので、乗り継ぎ制度自体導入されることが少なく、ごく限られた路線が持っているのみであると思います。立川市の場合には、羽村市同様に、運行開始前に市の北側から中央線を挟んだ南側の老人福祉施設への送迎バスを運行していた経緯があったので、中央線を挟んで北と南にコースを設定した際に、北側からその施設に行く人のために乗り継ぎ券制度を作ったと伺っています。はむらんでは、施設利用に関係なく、無条件で乗り継ぎを設定していますので、他市と比較すると極めて異例です。

    (山川座長) 乗り継ぎ券の利用状況はわかりますか。

    (事務局) 平成18年12月のデータが手元にありますので、それを見ますと、乗り継ぎ券利用者は1日あたり8.4人です。この月の1日あたり全利用者は265人程度です。

    (山川座長) 立川市のフリー乗車券の利用状況はわかりますか。

    (事務局) 申し訳ありません。今、そのデータはありません。

    (渡辺委員) 往復なら200円で済むわけですが、3回以上利用するとなると、それだけ利用頻度があるかどうか少し疑問です。

    (小椋委員) 乗車券作成のためのコストも考慮した方が良いと思いますがどうでしょうか。

    (駄原委員) 乗り継ぎ券は自社で印刷しているのでそれほど費用はかかりませんが、回数券は外注しているのでそれなりにコストがかかります。どのように作成するかによって変わってきます。

    (鳴澤委員) チューリップの時も、往復200円で済む人がほとんどではないかと思います。途中で買物していく人がいれば良いのですが、それほど多くないと思いますので、フリー乗車券はあまり必要ないように思います。

    (安藤委員) 途中で買物をしていく人がいれば良いのでしょうけれども。

    (斉藤委員) 2つのことが考えられると思います。
    1つは作るということ。利用者が少なくても作ってあれば便利です。
    もう1つは少し様子をみて、要望が増えるようであれば作るということです。
    それから、作るにあたって、その他に何か特に難しい問題はありませんか。

    (事務局) 特にありませんが、金券ですので、回数券のように適正に管理する必要あるのではないかと思います。

    (安藤委員) 乗務員の煩雑性が増して、発行にも時間がかかると思います。

    (三津田委員) 乗り継ぎ券を出す時も時間がかかるので、もう少し早くできると良いのですが。

    (安藤委員) 羽村市内で、フリーパスが必要なほど、観光等で立寄る場所がどれくらいあるかと思います。乗務員の煩雑性を考えるといらないのではないかと思います。

    (高橋委員) 桜の季節や夏祭りの時期等、期間限定で発行する方法もあると思います。

    (布田委員) チューリップの時期には専用のシャトルバスも出ていました。はむらんは有料ですし、利用があるかどうか。

    (事務局) シャトルバスは30分に1本程度運行しています。駅から会場までの貸切運行です。はむらんの利用状況を見ると、チューリップ等の時期については、際立って多くない状況です。ただし、はむらんをメインに利用することになれば、間違いなく積み残しが出ることになるでしょう。

    (山川座長) 市が費用をもっているのでしょうか。

    (事務局) おそらく観光協会だと思います。

    (山川座長) フリー乗車券については消極的な意見が多いように見受けられます。今後、要望が多くなるようであればまた検討することとして、今回は見送ることとしたいがよろしいでしょうか。

    各委員了承

    6 各委員からの改善策等について

    (山川座長) 皆さんのお持ちの意見が中心になると思いますが、事務局から説明ありますか。

    (事務局) 前回の懇談会以後、事務局に寄せられた意見がありましたので報告させていただきます。
    1つは、コースを変更してほしいとの内容でした。栄町に住む男性からの意見でしたが、ご自身が目的の場所に行くのに非常に不便だとのことでした。乗り継ぎがうまくできない等のご批判がありましたが、事務局としては、全ての方に満足いただくようなコースの設定が難しいとの回答をしました。
    2つめは、双方向運行ができないかというご意見がありました。これについては、以前から懇談会でもお話をさせていただきましたが、最終的には経費をどこまでかけられるかということになります。
    3つめは、双葉町三丁目までコースを延長してほしいというものです。これは、市道201号線の拡幅工事が完了し、バス停の整備が行えるようになれば、対応できるのではないかと考えますが、運行時間延長等、メリット・デメリットがありますので、今後具体化していく中で皆さんにご意見を伺っていきたいと思います。

    (安藤委員) この懇談会が来年度も続けられるのであれば、コースそのものを検討し直したいと思います。無駄に走っているところがあると思います。以前のくるりんバスの頃のようにコース設定しても良いのではないかと思います。動物公園から羽村高校、フレッシュランド、双葉町と進んで折り返してきますが、特にフレッシュランドから双葉町までの下水路道路の区間が、ガソリンの無駄遣いのように思います。フレッシュランドからは瑞穂境(瑞穂町内)を通って双葉町に行った方が良いと思います。

    (高橋委員) 普段、三矢会館から利用しています。駅に行く場合、行きは良いのですが帰りは時間がかかり過ぎると思います。

    (渡辺委員) 小作地区は中学校が遠く、特に冬場は部活動が終わる頃には、辺りが真っ暗になってしまいます。子供たちの帰りが非常に心配だという声も聞かれるので、部活動帰りの子供たちだけでもはむらんを利用できるようなコース設定ができないかと思います。今後の検討課題としていただきたいと思います。

    (事務局) 先程お話が出ましたので、この懇談会の任期について説明させていただきます。任期は2年間で設定させていただいておりますので、今年の11月までが皆さんの任期となります。ただ、町内会長さんについては改選の時期でもありますので、その状況によることとなります。
    そして、この懇談会がいつまで続くのかについてですが、今回のはむらんの運行に関しては、国土交通省で実施しているまちづくり交付金という補助をいただいています。これはいろいろな建設事業等と合わせた包括補助制度ですが、そこにはむらん車両のリース料も含まれております。基幹事業は、市道314号線の立体交差化工事で、はむらんもこの立体交差と、市道201号線の拡幅が完了した段階で、もう一度、これらの道路の活用を考慮したコース設定を行う必要があり、皆さんからのご意見をいただきながら検討したいと考えております。このようなことから、事務局としては、この懇談会を平成20年度までは続けたいと考えています。ただし、各委員におかれては、20年度までに任期満了を迎えられることとなるので、再度推薦の依頼、あるいは募集を行うこととなりますので、あらかじめご了承ください。

    (小山副座長) 以前にも申しましたが、バス停の名称について、武蔵野台(羽村東コース)という地名は羽村にはありませんので、名称を変更した方が良いと思います。福生市の境に武蔵野台という所がありますが、羽村の地名ではありませんので変えた方が良いと思います。

    (事務局) この名称を選んだ経緯について説明します。まず最初に出た案は、「産業道路」です。これは、産業道路はここだけではないということで採用されませんでした。次に、「神明台」という案がありましたが、既に「神明台1丁目」、「神明台2丁目」の名称が使われていて、これ以上「神明台」の名称を使うのは良くないということになりました。そこで、付近にある他の路線のバス停に武蔵野台の名称が使われていたため、便宜上この名称を使う形となりました。ここで皆さんに伺いたいのですが、どのような名称が良いかご意見をいただけないでしょうか。

    (小山副座長)  「神明台」で良いのではないでしょうか。

    (事務局) 付近に「神明台下」というバス停もありますが、よろしいでしょうか。公共施設名で考えますと、少し離れますが、水木公園があります。

    (小山副座長) 運行開始前の意見聴取の時に、水木公園の下を通してほしいという意見があったと思いますが。

    (事務局) 公共交通に関するアンケート回答の中に、買物で福島屋さんをご利用になるというご意見をいただいておりましたので、今のコースを設定した経緯があります。

    (山川座長) 利用状況、特に羽村東コースの状況を、より細かく出すことはできますか。

    (事務局) そうなりますと、OD調査を行う必要が出てきます。多摩バス(株)とも調整がありますので、時間をみて実施していきたいと思います。

    (山川座長) 立体交差は、いつ頃完成する予定でしょうか。

    (事務局) 平成21年3月に完成予定です。

    (山川座長) バス停名、コース変更のお話が出ていますが、その他にご意見ありますか。

    (三津田委員) いつもはむらんを使っています。今までは、乗務員の中には知らん顔している人もいましたが、最近は、次のバス停を肉声で案内してくれる人もいて、感謝しています。皆さん親切になってきていると思います。

    7 その他について

    (山川座長) その他について、特にないようであれば、次回日程の調整に移りたいと思います。

    各委員特に意見なし。

    8 次回日程について

    (事務局) 次回日程については、4月位を予定したいと思います。調整後お知らせすることとしたいがよろしいでしょうか。

    各委員了承。

    (斉藤委員) 他市の営業状況がわかりましたら教えてください。

    (事務局) 平成17年度の状況はまだつかんでおりませんが、先程も申し上げましたが、中央線沿線が良いとのお話があります。武蔵野市は前年同様黒字のようです。三鷹市については路線によって違いがあるとのことで、相対的には多少赤字があるようです。小金井市は、単年度黒字のようです。国分寺市も黒字、国立市も利用者が増えつつあると伺っています。西武線沿線では、東村山市や清瀬市、西東京ですが、もともとバス路線が比較的発達している地域なので、バスを利用する習慣があるようです。逆にそういう土壌なので、バス路線への依存度が高く、早朝から深夜まで運行している路線があり、経費的にもかなりかかっているようです。利用者もいますが、その分経費もかかっているため、赤字の部分が大きいようです。京王線沿線については、稲城市、多摩市、調布市、府中市についても、乗る人も多いが費用も多いといった状況のようです。やはり中央線沿線、特に立川よりも東側が強い印象があります。八王子市、立川市、昭島市では、相応の持ち出し(市の負担)があるようです。あきる野市のるのバスの場合は、1台で本数を減らして運行しており、経費が少ないけれども利用者も少ないといったことがあります。いずれにしましても、地域の実情による一長一短があります。

    (山川座長) 改めて伺いますが、はむらんの特徴は一言でいうと何でしょうか。

    (事務局) ルートから見ると、利便性を確保するためにかなり細かく運行している印象があります。また、利便性を確保するために、乗り継ぎ券を発行していますが、これは羽村市だけです。3便同時に運行を開始したことも他市ではあまり例がありません。
    さらに今後に向けては、これは極端な例ですが、羽村市とほぼ同時期に運行を開始した小平市では、バスの通っている地域と通っていない地域で格差があるとの苦情が市民から寄せられたそうです。その時小平市では、これ以上予算をかけてバスを増発することができないので、NPO法人を作る等して、自分たち(市民自らの手)でバスを運行してはどうかといった回答をしたそうです。現在、NPO法人を作って、デマンド方式といいますか乗合タクシー方式で運行させる方法を模索しているとのことです。このような例もあるということで、今後、注目されるところです。

    (山川座長) 以上で第6回羽村市コミュニティバスはむらん運営推進懇談会を閉会します。