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    第1回第九次羽村市コミュニティバスはむらん運営推進懇談会会議録

    • 初版公開日:[2023年09月22日]
    • 更新日:[2023年9月27日]
    • ID:17983

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    第1回第九次羽村市コミュニティバスはむらん運営推進懇談会会議録

    日時

    令和5年8月7日(月曜日)午後2時00分から午後3時10分

    会場

    市役所東庁舎4階特別会議室

    出席者(敬称略)

    木暮健太郎、平松邦雄、濱中幸生、中土善雄、野口晋一、永井英義、安田英司、青島利久、古川秋子、戸澤典子、志賀雅史

    欠席者(敬称略)

    神宮秀樹、遠藤勉、茅野智子

    傍聴者

    0人

    配布資料

    • 【参考資料1】はむらん年度別利用者推移

    • 【参考資料2】はむらん運行実績(年度別)

    • 【参考資料3】第八次羽村市コミュニティバスはむらん運営推進懇談会報告書

    • 【参考資料4】令和4年度コミュニティバスはむらん乗降者数調査集計結果

    会議の内容

    (事務局)

     ただいまから第1回羽村市コミュニティバスはむらん運営推進懇談会を開催いたします。初めに、開会にあたりまして、まちづくり部長の橋本よりご挨拶を申し上げます。

     

    (まちづくり部長)

     こんにちは。まちづくり部長の橋本と申します。どうぞよろしくお願い申し上げます。本日は第9次の懇談会の開会にあたりまして、まずは委員の皆様に、懇談会の委員につきましてご快諾をいただきましてありがとうございました。また酷暑が続いておりますが、本当にこの昼下がりの暑い中、市役所まで御足労いただきまして厚くお礼を申し上げます。

     「はむらん」でございますが、既に資料をお目通しのこととは存じますが、平成17年に開始をさせていただきまして事業者にお願いをし、担っていただいており、今年は令和5年に当たりますので、18年運行をしています。「はむらん」につきまして懇談会の委員の皆様のご意見などを参考にさせていただきながら、改善を繰り返して、運行しているところでございます。現在は4コースを5台の車両で日々365日休まず、運行してございます。老朽化の著しかった5台のうちの2台については修繕など度重なるところではございますが、西東京バスの皆様方の迅速な対応で安全な運行ができる状況でございます。今月ディーゼルバスが1台納車をされるということで、市としても非常に安堵しているところでございます。

     今現在は1日あたり、500人程度が利用していただいているような状況で、本当に地域に密着して市民の皆様方の移動手段としてしっかり定着をしているところでございます。懇談会についても今年度から第9次が始まるわけでございますが、より一層、少子高齢化が進んでいく、または運転免許の返納なども進んでいきますので、公共交通としてのコミュニティバスはむらんの必要性・重要性が益々増していきます。そのような状況の中で委員の皆様から御意見をいただきたいと存じますので、よろしくお願い申し上げます。開会にあたりまして、私からの御挨拶とさせていただきます。

     

    (事務局)

     続きまして、次第をご覧ください。次第の2「委員および職員紹介」に移りますが、本日は、第1回目の懇談会になりますので、座長が決まるまでの間、引き続き事務局により会議を進めさせていただきます。

     各委員の皆様の御紹介については、お配りした懇談会「名簿」の順に沿って事務局で、お名前をお呼びいたしますので、その場でお立ちいただき、一言御挨拶をお願いいたします。

    <委員及び職員自己紹介> 

    (事務局)

     次に懇談会の成立要件について確認いたします。事前に送付させていただきました資料「羽村市コミュニティバスはむらん運営推進懇談会要綱」の裏面をご覧ください。

     要綱第6条第2項に、「会議は、委員の半数以上が出席しなければ開くことができない」と規定されております。本日の出席委員については11名であります。要綱第6条第2項に定める、委員の半数以上の出席がありますので、本会議が成立することを御報告させていただきます。

     それでは、次第の3 1)「座長・副座長の選出」に移ります。

     座長の選出につきましては、要綱第5条第1項に「懇談会に座長及び副座長を置く」と規定されており、同条2項で「座長は、委員の互選により定めた者とし、懇談会を代表し会務を総理する」とあります。なお、座長につきましてはこれまで、第一次から第七次まで知識経験者であります大学教授にお願いしている経過がございますことを申し添えます。第九次の懇談会座長の選出について、御発言等はありますでしょうか。 

    (委員)

     第八次懇談会でも座長をされており、羽村市と包括的な連携協定を締結し、学生とともに羽村市の多くの事業に参加し、同市にも精通している杏林大学の教授であります木暮委員を座長に推薦したいと思います。 

    (事務局)

     ただいま、木暮委員に座長をお願いしたいとの御発言がございましたが、いかがでしょうか。 

    <異議なし>

    (事務局)

     異議なしということで、第九次羽村市コミュニティバスはむらん運営推進懇談会の座長を木暮委員にお願いしたいと存じます。木暮委員よろしくお願いします。それでは、木暮座長から、一言御挨拶をお願いできればと存じます。

    (木暮座長)

     ただいまご紹介いただきました木暮と申します。改めましてよろしくお願いいたします。羽村市の方でさまざまなことに関わらせていただいてまいりました。特に私は政治学なのですが、毎年11月に行われる羽村市の産業祭で学生達と一緒に投票体験をする模擬投票を長くしており、啓発を行っております。そういった関連から、こちらの懇談会についても委員として選出していただいたということになります。

     前回の第八次でも座長を担当させていただいておりましたが公共交通機関などについて専門でないのですが、羽村市に対しての思い入れがあり、コミュニティバスはむらんについても利用者が戻りつつある中で羽村市が発展していくことにより多くの人に利用され愛されていくことに対して少しでも何か貢献できればと思っておりますので、どうぞ皆様引き続きよろしくお願いいたします。

     (事務局)

     ありがとうございました。続きまして、副座長の選出についてですが、要綱第5条第3項に「副座長には、座長が委員のうちから指名した者とし、座長を補佐し、座長に事故あるときは、その職務を代理する」と規定されておりますので、木暮座長から、委員の指名をお願いいたしますが、ここからは座長に進行をお願いいたします。

    (木暮座長)

     それでは、私から副座長を指名させていただきます。副座長につきましては、羽村市内に事業所を構えており、市の商工会の副会長を務めていらっしゃいます。また、市の教育委員会の委員としてもご尽力いただいております、永井委員にお願いしたいと思っておりますが、いかがでしょうか。ちなみに第8次の懇親会でも副座長を務めていただいたというような経緯もございます。

     <異議なし>

    (木暮座長)

     皆様異議なしということなので、副座長を永井委員にお願いしたいと思います。よろしくお願いします。

      次に、議題に移りたいと思います。

     「議題」の(1)羽村市コミュニティバスはむらん運営推進懇談会について、事務局から説明をお願いします。

     (事務局)

     それでは、議題1 (1)羽村市コミュニティバスはむらん運営推進懇談会について、御説明させていただきます。事前に送付しました資料「コミュニティバス「はむらん」の運行について」をご覧ください。

     はじめに、1ページをご覧ください。コミュニティバス「はむらん」は、平成17年5月29日に運行を開始しました。運行の目的については、交通不便地域の解消、高齢者・運転免許証を持たない方などの移動手段の確保、にぎわいの創出による商店街の活性化、環境負荷の低減、バスの中で市民のふれあいを通じたコミュニティの醸成となっております。本懇談会は、「はむらん」運行開始に伴い、「はむらん」の利用促進と市民、行政、事業者が一体となったバス事業の運営を図ることを目的に設置したものです。

     次に事前に配布しております資料「羽村市コミュニティバスはむらん運営推進懇談会要綱」をご覧ください。この要綱に基づき、平成17年12月に懇談会が設置され、これまで8次にわたりご意見をいただいてまいりました。今回委員の皆様からは、第九次の懇談会としてご意見を伺うことになります。懇談会での所掌事項ですが、本要綱第2条で

    1 運行ルート、運行時間帯、運行間隔に関すること

    2 利便性向上のための方策に関すること

    3 採算性向上のための方策に関すること

    4 利用者増加のための方策に関すること

    5 その他コミュニティバスの円滑な運営に関すること

    の以上5つについて、調査及び検討を行うこととしております。

    次に第3条の規定に基づき、委員は15名以内で構成し、2年間の任期としております。なお、市民公募委員が4名のため、合計14名となります。

     ここで、今までの懇談会において検討し、改善したことについて少し説明させていただきます。先ほどの資料「コミュニティバス「はむらん」の運行について」の4ページ目、「(2)改善内容」」をご覧ください。平成19年3月には小作西コースを小作駅東口に乗り入れるようにルート改正、平成21年11月には採算性向上を図るため、バス車内への事業者の広告物の掲示を開始、5ページ目をご覧ください。平成24年3月には「中央コース」の運行開始、平成25年3月には「サービスデー」として無料乗車日を2日間実施、6ページ目をご覧ください。平成26年7月には懇談会の意見を参考にルート・ダイヤ改正、平成27年5月には、はむらん運行10周年記念事業の実施、7ページ目をご覧ください。平成28年7月からICカードリーダーの導入、平成28年12月から「わたしの時刻表」の作成実施を開始など懇談会での意見を踏まえた実施事項について記載しておりますので、のちほど御確認ください。

     次に本日机上に配布しました参考資料1の表とグラフが掲載されています「はむらん年度別利用者推移」をご覧ください。こちらははむらんの利用者数の推移を示したものになります。運行開始から毎年利用者が増加していき、平成30年度には初めて年間の利用者が20万人を超えましたが、令和元年度から新型コロナウイルス感染症の影響があり利用者が減少に転じ、令和2年度は年間で14万3千人となりました。これは平成30年度と比較して70%の利用者数で、令和3年度からは少しずつ利用者数が回復してきており令和4年度は、平成30年度と比較して85%まで戻ってきております。各コースの利用者数の推移は、次のページ以降に掲載しておりますので、のちほど御確認ください。

     次に参考資料2「はむらん運行実績(年度別)」をご覧ください。過去3年間の乗車人数や運賃収入額、市から運行事業者への補助金額などを示した表となります。一番下の全コース合算したもので説明しますと、左から、年度、運行日数、はむらんは365日運行しています。各年度の乗車人数、一日当たりの便数、一日当たりの乗車人数、年間の車いすでの利用者数、運行経費、こちらははむらん運行に係る運転手や運行管理者の人件費、車両の修繕費、燃料代などを含む年間の経費になります。次に運賃等収入、こちらは1回100円の料金や回数券の販売料金、車内広告料などを合算した額となります。この運行経費から運賃収入を引いた額を「運行補助金」として運行事業者に市が交付しております。そして最後に収支率の記載となっております。

     続きまして、参考資料3の「第八次羽村市コミュニティバスはむらん運営推進懇談会報告書」について御説明させていただきます。第八次の懇談会につきましては、令和3年6月から令和5年5月までの間、計4回を開催しました。検討内容については、3ページ以降をご覧ください。はむらんのルートやダイヤについてご意見を伺うほか、バス停へのベンチの設置、コロナ禍による安全安心の確保などさまざまな意見が出されました。「ルート・ダイヤ」の関係では、はむらんの「さくらモール」への乗り入れと「小作本町会館」・「小作坂下」バス停への運行ルート見直しについて第7次から引き続き検討してきました。具体的には、羽村西コースについて、「さくらモール」は中央コースを除く3コースが乗り入れており、3コースも行かなくても良いのではないか等の意見が出ており、羽村西コースの「さくらモール」への乗り入れの見直しについて検討を進めていただきました。小作コースについては、「小作本町会館」方面への運行について、第7次懇談会で見直しの検討対象となった「小作本町会館」と「小作坂下」バス停への運行ルートの見直しや羽西地区利用者の利便性を考えたルートの見直しを行うべきではないか等の意見があり、見直しの可否について検討を進めていただきました。ルート改正においては、利用者数の把握が重要になることから乗降者数動向調査を実施した上で、懇談会でコース見直し案をまとめました。

     ここで、参考資料4の「令和4年度コミュニティバスはむらん乗降者数調査集計結果」をご覧ください。令和4年の5月と10月に3日間の乗降者数調査を実施した結果について御説明させていただきます。調査方法につきましては、市職員が調査員として「はむらん」に乗車し、利用者の乗降バス停、利用者の性別、利用者の推定年齢に分けて調査を行いました。2ページをご覧ください。(1)男女利用者数について、3日間で男性は542人、全体の約34パーセント、女性が1,059人で、全体の約66パーセントとなっており、合計で1,601人の方に御利用いただきました。「はむらん」の利用者は女性が多く御利用していることがわかります。続きまして(2)年齢別利用者数については、31歳から60歳までの利用者が507人で、約32パーセントで最も多く、利用者全体の約3分の1を占めています。また、61歳以上の利用者が全体で約53パーセントを占めており、「はむらん」の目的の1つである、高齢者の移動手段の確保が図られているものと、捉えております。3ページをご覧ください。こちらは時間帯ごとの乗降者数につきまして、1時間ごとにまとめた表になります。「はむらん」「に乗った方と降りた方をカウントしておりますので、全体の利用者数は2倍となっております。この表を見ますと、午前9時台から12時台まで各時間帯とも全体の10パーセント以上となっており、乗り降りが多いことが分かります。また、それ以外の時間帯について、午前8時台と午後1時から5時台までは全体の7パーセントから9パーセント、午後6時台と7時台についてはそれぞれ3.81パーセント、2.44パーセントと利用者数が少ない状況です。4ページをご覧ください。乗降者数の多いバス停について、3日間で50人以上乗り降りしたバス停を表にしています。また、5ページをご覧ください。こちらは乗降者数の少ないバス停について、4人以下のバス停を表にしています。6ページをご覧ください。こちらは4から5ページの表をはむらんの路線図でお示ししたものになります。最後に7ページをご覧ください。全バス停の乗降者数について、はむらんの全バス停86か所について、3日間の合計の乗降者数を表にしたものです。以上が参考資料4の説明となります。

     参考資料3に戻りまして、懇談会の意見をもとに第8次懇談会の期間内に市で改善した事項につきまして、資料13ページ以降に記載してございますので後ほどご覧ください。以上で(1)羽村市コミュニティバスはむらん運営推進懇談会について、説明を終了いたします。

    (木暮座長)

     詳細なご説明をありがとうございました。ただいまの(1)羽村市コミュニティバスはむらん運営推進懇談会について何かございますか。私の方で補足させていただきますと、事務局から報告がありました中で参考資料4について、前回第八次の報告でもお示しいただきましたが、3日間にわたって事務局の皆さんで手分けをしてそれぞれバスに乗りながら乗降者数を細かく確認していただいたということで、本当に貴重な資料ではないかと個人的には思っております。今後のバスの利便性の向上という点においても非常に重要な資料になると思っています。何か御質問はございますか。

     (質問なし)

    (木暮座長)

     それでは続きまして議題(2)の方に移らせていただければと思います。羽村市コミュニティバスはむらんの魅力発信について、事務局より説明をお願いします。 

    (事務局)

     議題(2)羽村市コミュニティバスはむらんの魅力発信について、御説明いたします。

     第9次羽村市コミュニティバスはむらん運営推進懇談会においては、先ほど懇談会の所掌事項について御説明しましたが、利用者増加の方策としまして、どのように「はむらん」のPRをしていくか、魅力発信をしていくことが効果的かについて懇談会で意見を伺いたいと考えております。例えば、平成27年の「はむらん運行開始10周年事業」の実施に際しては、懇談会での意見を参考としております。「はむらん」は、令和7年5月に運行開始以来20年を迎えます。そこで、20周年事業についてどのような事業をすることで、「はむらん」の魅力を発信できるかという点をまとめていきたいと事務局では考えております。委員の皆様から、このようなことをやってみてはどうか、といった具体的な意見はもちろんですが、抽象的でも構いませんので「こんなアピールはできないか」といった意見をいただければ、それを参考に懇談会で形にしていくことも考えております。

     本日は1回目の懇談会ですので、これよりプロジェクターにて、平成27年に行いました10周年事業の紹介と、市広報担当が作成したPR動画を御視聴いただきたいと存じます。スクリーンをご覧ください。「コミュニティバスはむらんの魅力発信について」、これまで羽村市で実施してきた魅力発信につながる事業として3つの事例を御説明いたします。

     初めに、10周年事業について、平成27年5月で運行開始10周年を迎えた「はむらん」について、大きく3つの事業を行っております。1つ目が、2日間のはむらん乗車料金の無料とする感謝デーを実施しました。乗車人数としては、合計1,434名の方が利用されました。2つ目として、「はむらん」の車体の製造元であります日野自動車と協力し、日野自動車の羽村工場見学会を実施しました。8名の方が参加されました。そして3つ目として、運行事業者である西東京バスと協力し、バスの乗り方教室を実施しました。17名の方が参加されました。

     次に、羽村市のイベントで産業祭での「はむらん」のPRとなります。こちらは令和2年度のコロナ禍での産業祭の企画としてスタンプラリー企画を実施し、スタンプラリーの実施箇所の1つであります水道事務所に「はむらん」を展示し、市民の皆様に「はむらん」のPRを行いました。水道事務所に来られた人数については、1日目が1,405人、2日目が1,394人でした。また、画像にはございませんが、春に開催されます「はむら花と水のまつり」では「はむらん」を利用して会場にお越しいただくようPRさせていただいております。

     最後に「テレビはむら」でのPRについてです。こちらは、秘書広報課で作成している「テレビはむら」のコーナーの1つ「バス旅はむらん」というものがあり、「はむらん」のバス停と、その周辺にある施設や市内の飲食店を紹介する動画です。現在No1からNo10まで放映されており、今回はNo.5で動物公園前バス停とその周辺について、最新のNo.10で市役所通りにあります図書館入口バス停とその周辺を紹介していますので参考にご覧いただきたいと存じます。以上で、羽村市コミュニティバスはむらんの魅力発信について、説明を終了いたします。

    (木暮座長)

     はい、ありがとうございました。御報告いただきました魅力発信の内容について何かございますでしょうか。こちらも、私の方から少し補足させていただきますと今回、魅力発信について力を入れた方がいいのではないかという点の背景ですが、先ほど冒頭で報告がありました通り、利用者数の推移、年度別の推移をご覧いただきましても、ピーク時にはまだ少し及ばない85パーセントぐらいまで戻ってきているところですが、順調に乗車数も増えつつあるという状況ではあります。そこで、今後はやはり御高齢の方あるいは障害をお持ちでいらっしゃる方にとっても非常にこのコミュニティバスは重要な移動手段になると思っています。

     一方でその回復傾向にあるからこそ、より若い世代、例えばお子さんであるとか、あるいは子育て中の方ですとか、今までとはまた違った幅広い方にさらにご利用いただくということが重要なテーマとなってくると感じているところです。そのため、20周年が近いということもありますので、ぜひとも皆様と一緒に、アイディアを出していただきながら、より多くの方に利用していただくためにどのような方策が必要なのだろうかと、この懇談会においていろいろ検討していければと思っているところです。何か御質問等ございますのでしょうか。

    (委員)

     現在バスは何台あるのでしょうか、また、稼働率はどのくらいなのでしょうか。

    (木暮座長)

     バスについては、現在4台が稼働しており、1台が予備車だったと思います。事務局から何かございますか。

    (事務局)

     バスについては5台ございます。稼働中に車両に不具合があったり、時々事故があり通行止めになったりとバスが予定通り運行できないケースがあります。そのため予備車が1台あり、計5台となります。5台のうち4コースを4台で稼働しており、実際の稼働率は5台中4台で80パーセントとなりますが、予備車ということで使っていないわけではなく、バスの老朽化が進む度合いも考慮し、5台のバスをローテーションで運行しております。

    (委員)

     運行時間帯の中ではフル稼働しているという形でよろしいでしょうか。 

    (事務局)

     基本的には羽村東コース、西コース、小作コースについては、運行時間で1周60分弱をフル稼働しております。一方羽村中央コースにつきましては、当初平成24年から電気バスで運行しておりまして、電気バスは充電時間があるということで、充電時間については、インターバルをおいて運行する形でしたので、稼働時間としては100パーセントで運行しておりました。以上です。 

    (委員)

     希望ですが、やはり電車の間隔と同じくらいの間隔でバスが来てくれると利用しやすいです。日野自動車の協力を得て、もう少し台数を増やされたらいかがかと思います。 

    (木暮座長)

     ありがとうございます。ご意見についてはコストがかかる話でもあり、予算を可能な限り減少させていくというところもあります。第八次懇談会におきましても、ルート改正等含めて少しずつ検討しているところではあると思いますがなかなか進まないところでございます。よろしいでしょうか。

     それでは、つづきまして、3)その他 に移りたいと思います。その他ということで、委員の皆様からございますか。 

    (委員)

     資料4について、3日間、調べていただき本当にありがとうございます。365日運行しているのですが、次回調査をされる時には曜日の方、何曜日が一番多くて、何曜日が一番少ないということを知りたいです。私達もできる限りお手伝いをいたします。 

    (木暮座長)

     御意見ありがとうございました。事務局の方から何かございますか。 

    (事務局)

     御意見いただきありがとうございます。少し補足しますと乗降者数調査については令和4年5月29日、30日の日曜日、月曜日、10月4日の火曜日に行っておりまして、日曜日に関しては公共施設に来られる方が多く利用されているというデータが出ております。また、乗降者数調査をする際には曜日にも注意して、参考にさせていただきたいと思いますのでよろしくお願いいたします。 

    (木暮座長)

     当初の5月の2日間では月曜日というのが、図書館等の公共施設が休館日ということでデータに偏りがあるかもしれない、そこで追加で10月に火曜日を調査したという形になります。委員のおっしゃる通り全曜日で調査ができればいいと思うのですが、かなり時間のかかる調査と認識しておりますので、今後の検討かと思います。その他ございますか。

    (委員)

     私、玉川1丁目に住んでいるのですが、調査や説明を伺いますとやはり高齢の方が中心で、目的の所まで行きたいというのが主な乗車理由なのかと考えています。これはコミュニティバスの宿命で仕方がないことだと思うのですが、目的地までの時間がかかりすぎるというのがあります。例えば、玉川二丁目バス停についてですが、羽村駅に行くには意外と早く行くことができますが、市役所まで行くとなると1度羽村駅西口で降りて東口で乗り換えていくパターンが出てくるため、時間がかかります。

     今度、産業祭と夏祭りが合体したイベントがあります。イベントに行こうとすると、例えば羽村大橋・東会館のところから乗ると駅まで行き、そこからずっと乗り続けて一峰院の方まで行き、市役所の方向に上がっていく形でかなり距離がある。これは、先ほどの委員と共通するところもあるかもしれないですが、やはり双方向の運行ができないというのが宿命なのかと思います。行きは良いが帰りが長くなる。私も以前フレッシュランド西多摩に通っていたことがあり、高齢者の方がかなり多くいらっしゃるんです。駅からどのように来るか聞くと「はむらん」を利用して来られる方が多くいらっしゃいました。行きは良いのですが、帰りがかなり時間がかかる。

     コミュニティバスなので仕方ないのですが、駅へのアクセス、市役所へのアクセス、公共施設等へのアクセスを充実させてほしい。利用者の年齢層を見ると観光というより、目的地に着くための交通手段として利用しているようです。その方々に利用してもらう、もう少し若い人に利用してもらうのであれば、目的地までのアクセスの時間が関わってくるのかと思いました。

     (木暮座長)

     ありがとうございました。まさに、コミュニティバスの宿命に近いところだと思います。前回の第8次の懇談会でも効率性の問題等を考え、ルートを変えられないか等の御意見も出ました。ただ、やはりルートにあるバス停を、例えば飛ばしてルート時間を短縮するなどの御意見がありましたが、性質上は難しいというところです。そのため、できることを対応していくということかと思います。事務局で補足などございますか。

    (事務局)

     御意見をいただきありがとうございます。はむらんにつきましては、交通空白地域の解消というものが目的の1つにございます。ルートに関しては、市内を走る民間のバス会社のルートとは違う、交通不便地域を解消するルートを設定しております。第8次の懇談会の意見もありますので、今後のルート改正などの参考とさせていただきたいと思います。 

    (木暮座長)

     難しいところですが、効率を良くしすぎると、民間の事業者と競合するような形となってしまうということころです。貴重なご御意見として、ありがとうございました。その他、ございますか。 

    (委員)

     はむらん以外の移動手段についてですが、タクシーが移動手段の選択肢の1つとしてあると思います。民放のテレビでも取り上げられていましたが、今、タクシーがほとんどない。羽村駅からタクシーに乗ろうと思うと、30分以上待っても来ない。晴れた日でも、私が乗ろうとした際、20分以上待ちました。午後7時を過ぎると「はむらん」もなくなってしまうのでタクシーしかない。タクシーがなぜ少なくなったかというと、やはりコロナの影響でタクシー業界の車も人も減らされて半分くらいになっている。

     タクシーの問題、タクシーをどう利用するか、これから交通網の発展で自由に街の中を循環するような移動手段がでてくると思います。そこで、それらをいち早く、日野自動車もあるので協力いただいて計画を検討してもらいたい。

     (事務局)

     今、委員がおっしゃられたタクシー事業者の関係につきましては、いろいろな、市民からの問い合わせもあります。例えば、夜間終電で帰宅したときに、タクシーがないという御意見をいただいています。都市計画課ではタクシー業界の関係の会議にも出ています。実際委員がおっしゃられたように、コロナ禍でタクシー運転手の人数が減っているということと人材確保ができないというところで、苦境に立たされていると伺っています。

     その中で、タクシー業界の方とお話をしたところ、まずタクシー事業者の方に連絡をしてほしいと伺いました。駅などでタクシーを待っていて、いつまでもタクシーが来ない場合には、営業所に連絡してほしいというのが現状と聞いております。やはりタクシーの台数が多いわけではないため需給バランスが悪く需要に追い付かない。場合によっては、空車のタクシーもあるので、できれば営業所にお電話いただければありがたいとタクシー事業者の方から伺っています。このような現状を踏まえて、今後は、タクシーの関係も考えていかなければいけないと思っています。 

    (事務局)

     補足になりますが、今、お話した通り、タクシー業界もバス業界もコロナ禍、3年間の中で非常に厳しい経営状態となりました。そのような中で羽村市では、参考資料2の中でも、はむらんについては全コースで2022年度、7,780万円の運行経費に対して運賃等の収入が1,534万円。市からの運行補助が年間で6,246万円という数字。こちらははむらん単体での5台を維持していく、1日36便を運行していくための経費で7,780万円かかっているということでございます。タクシー業界の方からも市に要望が寄せられており、駅前のタクシープールについて羽村市の場合は小作駅と羽村駅がありますが、一時駐車・停車している占用料というものをタクシー会社から徴収しています。いわゆる駐車代です。そちらを、市として今年度、支援を目的に値下げを考えています。公平の観点から乗り入れをしてもらうタクシーについては会社の方から乗り入れ料をいただいていますが、当面の間、値下げをしていこうと検討をタクシー会社と市でさせていただいています。こちらは一助にすぎませんが検討しています。

     先ほど、タクシー会社に連絡をしてほしいとの話をしましたが、採算性の向上や収支の内容を改善していくことが持続的なタクシーの運行につながっていくと思っております。市では、羽村市の中で運行しているタクシー事業者が数社ございますが、連絡等を取り合いながら、どういったことが羽村市として、自治体としてできるのか、どのようにすれば持続可能なタクシーとして経営できるのか、本日の委員の意見も踏まえ、「はむらん」とは直接関係はないかもしれませんが、公共交通の1つとして、加味しながら市として多方面で話をし進めていきたいと思います。

    (木暮座長)

     私も日野市在住なのですが、遅い時間に帰るとタクシーがつかまらなくなったと感じています。最近は携帯などのアプリを使うと割と早く配車してもらえます。いろいろなことの組み合わせで少しずつ利便性を改善していくというのも1つなのかと感じています。バスに関しては、それぞれ時間帯毎の利用者数がありますが午後6時を過ぎると急に利用者数が減る中で便数を増やしていくことはなかなか難しい部分もあると思います。いろいろな面から可能な限り対応していくことが1つかと思います。

     ちなみに、私は大学で学生と一緒に地域課題の発見・解決ということを学部として取り組んでいますが、機会をいただければ、次回懇談会に学生を参加させたいと考えています。大学生から見て、「こういうことがコミュニティバスの魅力ではないか、乗りやすいのではないか」という意見を聞ければよいと考えています。その他、何かございますか。

    (事務局)

     次回の懇談会についてですが、日程が決定し次第、別途御案内をさせていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。 

    (木暮座長)

     ありがとうございました。本日は暑い中、お集まりいただきありがとうございました。第9次、1回目の羽村市コミュニティバスはむらん運営推進懇談会を終了します。委員の皆さま、また、次回よろしくお願いいたします。