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    第3回羽村市地域福祉計画審議会 会議録(第六次羽村市地域福祉計画)

    • 初版公開日:[2023年08月02日]
    • 更新日:[2023年8月2日]
    • ID:17817

    第3回羽村市地域福祉計画審議会 会議録

    日時

    令和5年6月22日(木曜日)午後7時から8時42分

    会場

    羽村市役所4階 特別会議室

    出席者

    会長 市川康浩、副会長 岡﨑久枝、委員 佐藤美知子、榎戸勇也、大内健史、大庭正宏、足立正治、橋本庸明、中土善雄、松崎博満、梅山政尚、中野秀之、矢部要、中野修、柴田恵子、池田和生、鈴木由希、関口英代、中山暢子

    欠席者

    委員 橋之口律子

    議題

    1. 報告

    (1)  第2回審議会会議録の確認について

    (2)  参考資料について

    2. 議事

    (1)  地域福祉計画の基本的な考え方について

    (2)  地域福祉計画の構成について

    3. その他

    傍聴者

    なし

    配布資料

    • 第3回羽村市地域福祉計画審議会 会議次第
    • 【資料1】第2回羽村市地域福祉計画審議会 会議録
    • 【資料2】第六次羽村市地域福祉計画策定にあたっての地域福祉の課題
    • 【資料3】基本理念(案)
    • 【資料4】基本目標(案)
    • 【資料5】計画の構成(案)
    • (参考資料1)再犯防止及び成年後見制度に係るデータ

    内容

    1. 報告

    (1) 第2回審議会会議録の確認について

    (議長) では、はじめに、報告の1項目め「第2回審議会会議録の確認について」である。事務局から説明をお願いする。

    (事務局) 会議録について事前にご確認いただき、2人の委員から修正の申し出があった。ご自身の発言部分に関する修正であったので、申し出を元に事務局で修正し、会長にもご確認いただいた。修正を反映した会議録を市公式サイト等で公表したい。

    (議長) 本件について、この内容でよろしいか。

    それでは、事務局において、会議録の公開を進めるようお願いする。

     

    (2) 参考資料について

    (議長) 次に、報告の2項目め「参考資料について」である。事務局から説明をお願いする。

    (事務局) (参考資料1により説明)

    (議長) 本件について、ご意見、ご質問等はあるか。

    (委員) 成年後見制度の状況について、一点質問したい。羽村市では、親族以外が後見人等を務めているケースが77.1%と説明があったが、この中で市長申立てによる成年後見制度の利用件数を教えていただきたい。

    (事務局) 参考資料1には記載していない。必要であれば確認次第、お示ししたい。

    (委員) 確認を希望する。

    (議長) その他、ご意見、ご質問等ないようなので、これで質疑を打ち切る。参考資料については、審議の参考としていただきたい。

     

    2. 議事

    (1) 地域福祉計画の基本的な考え方について

    (議長) 議事の1項目め「地域福祉計画の基本的な考え方について」を議題とする。事務局から説明をお願いする。

    (事務局) (資料2、資料3により説明)

    (議長) 【資料2】第六次羽村市地域福祉計画策定にあたっての地域福祉の課題を踏まえ、【資料3】基本理念(案)として事務局の案が示された。基本理念(案)について、ご意見、ご質問等あるか。

    (委員) 資料2で羽村市地域福祉の課題が8点挙げられた。第2回審議会で委員からご意見のあった、犯罪や非行をした人の立ち直り支援について、既に計画に入っている市もあるが、羽村市でも第六次羽村市地域福祉計画に入れるのは良いことだと考える。

    (委員) 資料2の「②安心・安全に暮らすことができる地域づくり」に「地域住民と関係者、関係機関との情報共有」という文言があるが、町内会の加入世帯数が減少している現状において、地域住民の情報を把握しようとし、市役所に情報提供を依頼しても、個人情報を理由に情報共有がされないことが多々ある。本計画において、そういった現状が少しでも改善する提案ができればと考える。

    (事務局) 地域福祉の課題において、地域住民と関係者・関係機関との情報連携は必要なものであると考える。本計画において、この課題を少しでも解決に導けるよう、各委員からのご意見を伺いながら審議していきたい。

    (委員) 情報連携については、何年も前から続いている課題である。都度、市から先ほどの事務局のような回答をいただいても、一向に改善されていないと感じる。本計画においては、この課題を少しでも改善できる具体的な案が示されることを望む。

    (委員) 先ほどの情報連携に関連するが、災害時の避難等について、町内会の加入世帯数が減少している現状において、例えば学校区を中心にした考え方を取り入れるなど何か変更できないか。資料2の課題についてもう少し具体的な課題抽出をする必要があると考える。

    また、資料2「④地域でのつながりづくり」に関連するが、ごじょ互助トーク会で高齢者の方々から良い意見、課題が挙がっていた。そういった意見を活かして、本計画を審議すると、地域の現状がより把握できるのではないか。

    (事務局) 第六次羽村市地域福祉計画は、福祉において最上位の計画である。市民のさまざまな声を活かして審議していきたい。

    (委員) 先ほどの情報連携において、市役所で地域住民関係者・関係機関との情報連携に係る窓口を作ったらどうか。民生・児童委員が不足している地区がある現状において、例えば孤独死した高齢者の親族の情報を得ることすら困難である。そういった課題を改善するためにも、市として対応する窓口の開設が求められていると考える。

    (事務局) 市としても孤独死等について課題としている。また、民生・児童委員の不足についても理解している。そのため、現在も早急に民生・児童委員を充足できるよう努めている。地域で連絡が取れない市民の方がいる際、福祉健康部社会福祉課が窓口となり、各関係部署に関連がないか確認することは可能である。しかし、個人情報の開示については、各部署と慎重に検討していく必要があると考える。

    (委員) 資料3の基本理念については事務局案のどちらかで良い。資料2の地域福祉の課題について、児童福祉に関する課題が抜け落ちてしまっていると考える。やはりこの課題については基礎調査を基に抽出していることから、児童に関する部分が抜け落ちてしまうことは理解している。ただ、児童については現在、虐待、ネグレクト、マルトリートメント、ヤングケアラー、子どもの貧困、学習格差、ひきこもり等さまざまな問題を抱えており、児童は長期的な福祉の対象になっていくと考える。一市単位で対応策について考えるのは困難であるが、「子育て」ではなく「児童」を福祉の主体として課題を抽出していくことを望む。また、この課題抽出を基に基本理念について検討していく必要がある。

    (事務局) 本計画において、もちろん児童も対象とすべきであると考える。各部署と連携して包括的な支援体制の強化をしていくため、本審議会を通して検討していきたい。

    (委員) 現状、児童が主体ではなく、保護者が主体となっている。例えばヤングケアラーの問題については、ケアを受けている保護者は支援の対象となっているが、保護者をケアしている児童について、福祉の手が届かない状態にあると考える。子どもの貧困、虐待については、羽村市は「東京で子育てしやすいまち」を掲げて、今までの計画でも子育て世帯を対象としているが、本計画については、本当に福祉の手が必要な児童を主体とした視点を持って審議していきたい。

    (事務局) 令和5年4月1日からこども家庭庁が発足し、「こどもまんなか社会」を掲げ、羽村市としても取り組む予定となっている。本計画と並行して令和5年10月頃より「子ども・子育て支援事業計画」を包含する「こども計画」の策定の審議も開始される予定となっている。本計画と絡めて審議していきたい。ヤングケアラーやひきこもりの問題についても、包括的支援体制の強化を行い、包含した審議をしていきたいと考える。

    (委員) 第2回審議会でも発言したが、新型コロナウイルス感染症が地域福祉にどのような影響を与えたかを調査していく必要があると考える。例えば死亡届の内容で統計を取り、新型コロナウイルスが関連するものを抽出する。その際にはワクチンの接種状況も紐づけていく必要がある。その調査を基に本計画を審議することが望ましい。また、別の形で支援の可能性も見出せると考える。

    (事務局) 新型コロナウイルス感染症の影響については、本計画の審議においても重要であると考える。しかし、死亡者と新型コロナウイルス感染症との関連性については、一市として調査、関連づけることについては慎重とすべきである。一方、新型コロナウイルス感染症が地域の繋がりの希薄化を進めたことは大いに考えられるため、本計画の審議の検討に絡めていけたらと考える。

    (委員) 資料3の基本理念(案)について、第五次羽村市地域福祉計画の基本理念とあまり変わりがなく、羽村市らしさも欠けると感じる。第六次羽村市長期総合計画と絡め、また、社会問題から寛容さが欠けている状況にあると感じるため、「だれもが 自分らしく暮らし 支え合い 共に認め合う 福祉のまちづくり」といった、「認め合う」という言葉が入った基本理念を希望する。

    (委員) 各委員の意見を聞いて、「繋がり」がキーワードになっていると考えた。そこで、個人的な案として「だれもが 繋がり 助け合い 支え合い 共に生きる 福祉のまちづくり」といった「繋がり」という言葉が入った基本理念を希望する。

    (委員) 事務局の基本理念(案)において、本計画で基本理念を一文とした変更は良いと考える。基本理念は大きな一文があり、基本目標、施策、事業に枝分かれしていくことが望ましい。その中で、基本理念を検討するにあたり、「繋がる」「認め合う」といった言葉は、市の課題、現状を考えると大切である。また、「福祉」という言葉を入れる必要があるのか、というのは各委員に意見を伺いたい。

    (事務局) 事務局からはあくまで(案)という形でお示ししているため、「福祉」という言葉は必須ではない。それを踏まえて審議していただきたい。

    (委員) 「繋がり」という言葉を入れることについて共感する。また、「自ら」といった自発的な行動を促すような言葉を入れたいと考える。

    (委員) 本計画は、地域福祉において介護保険、児童、障害者等の計画の上部の計画として位置づけられている。よって、福祉全体として捉えて、事務局として「福祉」という言葉を入れた案を示していると考える。

    (委員) 民生・児童委員の充足について、市はどのように考えているか。また、各課で行っている施策について、他課で周知されていない現状が多々見受けられる。本審議会で検討した結果、素晴らしい計画が策定されても、その現状では計画に意味をなさないのではないか。町内会の加入世帯数が減少している現状において、町内会に何かを委ねることは困難である。まずは民生・児童委員の充足、役所内での施策の周知等、基本的な課題に対応するべきである。

    (事務局) ご指摘のあったことに対して真摯に受け止める。市として民生・児童委員の充足、庁内での周知の徹底等、基本的な課題については対応していく。

    (委員) 町内会の加入世帯数について、3割程度の加入率であるが、この問題について事務局はどのように理解しているか。

    (事務局) この問題については事務局では現状は理解しているが、要因については細かく分析していない。個人的な分析となるが、社会との繋がりが希薄化している。また、町内会活動において、役員等の重責を負うことを望まない方が増加しているのではないか。

    (委員) 個人的な考えになるが、町内会加入世帯数が減少しているのは、ごみ収集が戸別収集となったことが要因であると考える。また、各種情報についても、町内会単位での情報共有ではなく、全戸配布となったことも大きな要因となっている。その現状を戻すことは困難であるため、何か違う施策を考える必要があると考える。町内会の復活、学区単位の町内会に編成し直すことが重要ではないか。

    (議長) 委員の皆さんから多くのご意見をいただいたので、事務局の方で整理、再検討を行い、次回会議にて示していただくようお願いする。

     

    <休憩 午後8時3分から午後8時9分>

     

    (議長) 引き続き、議事の1項目め「地域福祉計画の基本的な考え方について」に関して、事務局から説明をお願いする。

    (事務局) (資料4により説明)

    (議長) 事務局からの説明が終わった。先ほど、課題、基本理念についてご審議いただいたが、【資料4】基本目標(案)として、事務局の案が示された。基本目標(案)について、ご意見、ご質問などあるか。

    (委員) 資料4の(4)に「福祉に関する情報提供や意識啓発、福祉教育の充実」との記載があり、第2回審議会でも発言したが、例えば介護保険制度について、介護認定を受けなければ介護サービスは受けられない、という説明が市から被保険者に対して全くない、といった現状を踏まえ、本計画の審議を進めていきたいと考える。

    (事務局) 情報提供、意識啓発については、本計画に並行して介護、障害者の計画を審議しているが、その中でも、障害者支援における情報提供の課題、障害者への理解が進んでいないといった意見が挙がっている。本計画においては、いただいた意見を具体的に入れ込むことが難しいが、介護の計画には、本計画で挙がった意見として、情報提供を行う。

    (委員) 資料4の(1)について、同様の内容が第五次地域福祉計画にも記載されていた。本計画は、過去の計画を実施した結果を加味して検討するが、変更がないということは、過去の計画の結果が出ていないものと捉えられる。その要因として、市の縦割り分担があると考える。よって、本計画を策定するにあたり、横の連携を強化していくような施策、事業を審議していく必要があると考える。

    (委員) 本審議会を通して釈然としていない。要因を考えると、本審議会は地域の代表として各委員が出席しており、実際に支援を受ける当事者の意見が組み込まれていないのではないかと感じる。一方通行な計画ではなく、当事者の意見が組み込まれる計画を策定していくべきと考える。

    (事務局) ご指摘のとおり、本審議会には当事者が委員として参加してはいない。今後の審議において、その点については検討させていただく。ちなみに、障害者の計画については、当事者の意見が組み込めるよう、アンケートを実施している。当事者の意見について、必要に応じて本計画でもお示ししていきたいと考える。

    (委員) 一つ各委員に情報提供しておきたいことがある。高齢福祉介護課で週2回、介護予防体操を実施しており、20数名の方が参加している。最高齢の方は89歳になる。この活動で歩行が不便だった方が改善された事例もある。こういった素晴らしい活動を、今後も地域のまちづくりに組み込んでいただければと考える。

    (委員) 資料4の基本目標(案)について、各項目「からづくり」として統一しているが、具体的な施策を打ち出さなければならない、という意図を持って統一しているのか。

    (事務局) おっしゃるとおり、今後の目標を達成するための仕組みづくり、という意図を持ち、「からづくり」と統一させていただいた。

    (委員) 資料4の5つの目標(案)があるが、6つ目に児童に関する目標を入れていただきたい。目標という大きな柱において、児童に関する目標は組み込む必要があると考える。先ほど事務局より、子ども・子育て支援事業計画の説明があったが、本計画の下部計画ではないと認識している。やはり本計画において、児童に関することを組み込むことを望む。

    また、資料4の(5)において、ソフト面が多くハード面が少ないように感じる。例えばバリアフリー化、ユニバーサルデザインを配慮したまちづくり等、ハード面についても入れていく必要があると考える。

    (事務局) 地域福祉計画の上にある第六次長期総合計画において、児童に関する計画は濃く入っている。本計画との関連性については、関連部署に共有し、検討していく。地域福祉計画は福祉に関する大きな計画であるため、どこまで組み込んでいけるということは検討していく必要がある。

    (委員) 児童に関する意見を発言する委員が少数であるため、積極的に発言していきたい。ぜひ、児童に関することを本計画に組み込んでいただきたい。

    (委員) 資料4の(5)において、再犯防止に向けた適切な支援を入れていただいたことに感謝する。この件については、今後、施策について検討していく段階まで待ちたいと考える。

    (委員) 各委員の意見、大変参考になる。しかし、福祉に関心がある方は良いが、生活に福祉が関係なかった方が取り残されていかないか、ということを危惧している。資料4の(4)について力を入れ、ぜひ目標が達成できるようになることを望む。

    (委員) 障害者施設の代表として参加しているため、障害者の目線で発言をさせていただく。資料2では高齢、障害、児童等と具体的な対象者が記載されているためわかりやすいが、資料4では対象者が省かれてしまっており、具体的な対象者がわかりづらいと感じる。

    また、第五次地域福祉計画においては、包括的支援体制の充実について記載されていた。本計画の資料2においては、策定にあたっての課題として、包括的支援体制の強化が挙げられている。しかし、資料4においては第五次地域福祉計画からの発展があまりない基本目標(案)となっていると感じた。

    (議長) 委員の皆さんから多くのご意見をいただいたので、事務局の方で整理し、基本目標(案)について再検討し、次回会議にて示していただくようお願いする。

     

    (2) 地域福祉計画の構成について

    (議長) 議事の2項目め「地域福祉計画の構成について」を議題とする。事務局から説明をお願いする。

    (事務局) (資料5により説明)

    (議長) 事務局からの説明が終わった。【資料5】計画の構成(案)として、事務局の案が示された。計画の構成(案)について、ご意見、ご質問などあるか。

    (委員) 先ほどから挙がっている町内会の課題について、現状事務局ではどのように捉えているか。

    (事務局) 町内会については大きな課題として捉えている。担当課である地域振興課に本審議会について情報提供し、検討していきたいと考える。

    (委員) この課題については日本全国的な課題であるため、本計画で具体的な施策が打ち出せたら、と考える。

    (議長) 他にはよろしいか。

    それでは、お諮りする。「計画の構成(案)」は、事務局の提案のとおり決定してよろしいか。

    (各委員) (異議なし)

    (議長) それでは、事務局の提案のとおり決定する。

     

    3. その他

    (議長) 以上で、予定していた議事は全て終了した。事務局から何かあるか。

    (事務局) 報告の(2)「参考資料について」でご質問のあった成年後見制度利用者数について、羽村市における市長申立て件数は、令和4年度2件、令和3年度も同じく2件となっている。全件中の市長申立て件数は把握できていない。

    (委員) もし可能であれば、全国と羽村市の推移についてお示しいただきたい。

    (事務局) 第4回審議会でお示しできればと考えている。

    (議長) 他に皆さんから何かあるか。よろしいか。

    特にないようなので、これで第3回の審議会を閉会させていただく。皆さんのご協力大変ありがとうございました。