あいさつ (生涯学習課長) 本日は、寒い中出席ありがとうございます。また、成人式にも出席いただきありがとうございました。 今日は各社会教育施設の館長に集まってもらい意見交換を行います。 後ほど各館長からは、PRかたがた意見を言ってもらうのでよろしくお願いしたい。
(議長) 寒い中出席いただきありがとう。 また、各館長も出席いただきありがとう。 今期2年間、私たちのテーマについていろいろ考えた中で、もっと羽村市の生涯学習を進めていかなければならないと思ったので、各館長にいろいろ意見や課題を上げてもらい、次期のテーマにつなげていきたい。 また、委員については、成人式や綱引きなどの行事に参加していただきありがとう。 これからも、社会教育委員の活動をアピールしていきたい。
協議事項 1 2月の社会教育関係事業について 【生涯学習課】 ・特になし 【生涯学習センターゆとろぎ】 ・子ども映画会が、2月17日(日)に講座室1で行われる。 ・青年学級の茶話会も2月17日(日)に行われる。 ・生涯学習センターゆとろぎ事業については、「月刊ゆとろぎ2月号」を参照してほしい。 【体育課】 ・特になし 【図書館】 ・幼児向けおはなし会が2月9日(土)に、小学生向けおはなし会が2月16日(土)におはなしのへやで行われる。 ・赤ちゃん向けおはなし会が、2月13日(水)にボランティア室で行われる。 ・ボランティア養成講座が、2月27日(金)、3月7日(金)にボランティア室で行われる。 【郷土博物館】 ・企画展「ひな人形展」が、1月29日(日)から3月9日(日)の期間、オリエンテーションホールで行われる。 【児童青少年課】 ・特になし 2 各社会教育施設館長との意見交換について
(事務局) 今回、こうした場を設けた理由から簡単に説明する。 社会教育委員の会議は、社会教育の分野に対して意見をもらう会議であり、委員構成についても各社会教育施設から代表を推薦してもらっている。 毎回会議の冒頭で、各社会教育施設の事業予定についてはお知らせをしているが、議論の中で各施設の話になると、会議には生涯学習課しか出ていないので臨機応変に回答ができないことがあった。 委員からも要望が出ていたため、今回こうした意見交換の場を設けたので、活発な意見交換をしてもらいたい。
(議長) 昔は羽村市も社会教育については活発にやっていた。 各施設の意見や課題を聞いて、社会教育を活発にするにはどうしたらいいか意見を言ってもらい、今後の参考にしたい。
(事務局) はじめに、各施設の今後の取り組みや課題を説明してもらいたい。 生涯学習センターゆとろぎからお願いする。
(生涯学習センターゆとろぎ) 1番の課題は施設の稼働率を高めること。平成18年度の稼働率は38.34%だったので、これよりも上げていきたい。それと親しみやすい施設にすることが課題。 もう一つの課題は、市民協働として事業を運営しているので、いかに市民のニーズを事業に反映していくかということ。市民の会と連携を図りながら事業を行っていきたい。 特に来年度は開館3周年なので、成果を上げていきたい。 来年度の主な事業としては、「生涯学習センターゆとろぎ寄席」、「パパイヤ鈴木と親父ダンサーズ」、「ユニットささかまと藤原道山」、「子どもフェスティバルと劇団四季」、「文楽」があり、「第九を歌おう」については文化協会にも協力してもらっている。 市民講座としては、3周年を記念して「生涯学習フォーラム」を行う。生涯学習を全市で考えていこうというコンセプトで、生涯学習センターゆとろぎだけでなく他の施設も含めて行う。 また、暮らし、生活、芸術、趣味、教養などの講座を行う。 市の企画としては、「子育て中のお母さんのための講座」、郷土博物館と協力し「羽村の郷土を学ぼう」などを行う。 展示としては、「絵本の原画展」を図書館と共催で行う。また、「アートinはむら展」、「水墨画展」、「日本画展」、「楽しいアート」などを行う。 その他、企画課と協力し「大恐竜展」や「水はむら写真コンクール」を行う。 情報発信としては、季刊・月刊ゆとろぎにて発信していく。
(図書館) 市民や近隣市の利用者が自己実現に向けて学習する際に、最適な資料を提供するのが使命だと考えている。それに向けてハード、ソフトの両面を充実させ、かつ本の利用率のアップを目標としていく。 しかし、現在の図書館は冬の時代と言われ、インターネットや大型店などが増えているため図書館の利用が減っており、羽村市でも開館後利用率が緩やかな下降線をたどっている。 また、他市では一般図書以外の地域資料などを生かし、事業所向け、起業者向けの資料を集めるなど特色を活かした事業を行っており、市でも子育て支援コーナーを平成18年度に設置した。利用はまあまあの数字であり、その分利用率は少し上がっているかと思う。 できるだけ特色を出しながら進めていきたいと考えている。 子ども読書活動推進計画を平成17年3月に策定したので、平成20年度はこの計画に基づき子ども読書の推進に力を入れていく。 また、平成19年11月の電算システム入れ替えにより、ホームページの容量が増えたので、子ども向けのページを作り関連情報を充実していく予定である。 資料についても、市民ニーズに沿ったものを充実させていく。 (体育課) 体育課は、スポーツ施設の整備、スポーツ事業の実施、スポーツ指導者・リーダーの育成、体育協会等スポーツ団体の育成の4つが大きな仕事である。 また審議会については、スポーツ振興審議会と体育指導委員を管轄している。 平成20年度は、大きい事業計画が3つある。まず平成25年の国民体育大会東京大会バレーボール成年女子がスポーツセンターで開催されるので、その準備委員会が発足する。次に、総合型地域スポーツクラブの設立支援。そして、スポーツリーダー認定講習会。これは、スポーツ振興審議会の中に分科会を設置し、講習会を開催し認定された人でリーダーバンクを作るという計画である。 また、体育協会には3つの事業を委託している。1つは市民体育祭などの大きな事業の委託、次にスポーツセンター内のトレーニング室の業務委託、そしてクラブハウスの受付事務。他に、スイミングセンターや弓道場の指定管理をお願いしている。
(郷土博物館) 平成20年度の事業としては、郷土博物館の裏山を里山と位置付け、ボランティアの参加による里山作りを予定している。ボランティアは団塊の世代をターゲットとし、木を切って新しい芽を出して伸ばし、その切った木を薪や炭として活用したりする。面積が狭いのが難点であるが、ただ雑木林として残すより、里山として後世に残していきたいと考えている。 また、市内に全部で60ある文化財の説明版の改修を少しずつ行っていく。 企画展は年9回行っており、他市の年4~5回と比べると回数が多い。 内容は玉川上水、中里介山、養蚕などをテーマとして取り上げたりしている。 通年事業としては、子どもに郷土意識を学んでもらうことを目的として、親子博物館教室を年11回行っており、参加した子どもからは、楽しい、いろいろ覚えられるとの声がある。 また、1月には市内7校の小学3年生が「昔の暮らし」を学習するために、昔の道具の展示を見たり旧下田家で昔の家の説明を受けたりした。 他に、平成17年度から行ってきた羽村の植物、野鳥、昆虫の3種類の「自然ガイドブック」を3月31日までに販売できるように作成している。 郷土博物館は、立地的な面で市内の方も来にくいところがあるが、はむらんが通るようになってからは、はむらんで来る方が増えている。しかし、年間の来館者数は昭和60年の開館からずっと39千人と変わっていない。 部屋などを貸し出す施設ではなく見る施設なので、1度見るとなかなか次に続かない。個人的に歴史を研究している専門家ではなく、一般の方に来てもらいたい。
(議長) 各館長の説明を聞いて何か質問等はあるか。
(委員) 生涯学習センターゆとろぎの使用料について納得がいかない点があるが、使用料の改定は生涯学習センターゆとろぎ独自ではできないのか。 (生涯学習センターゆとろぎ) 使用料については、3年に1回行われる『使用料審議会』で決定しており、次回は平成21年度に見直しをするのではないか。 生涯学習センターゆとろぎの使用料は、多摩地区の施設の平均を取ってそれよりも低くしている。 (委員) 文化協会加盟団体でも、使用料が高くて利用できない団体もあるようだ。 また、部屋付備品も含めた料金体系にしていったらよいのではと思う。
(生涯学習センターゆとろぎ) 他の施設も、部屋と備品の料金は分けている。 近隣の施設よりもホールの使用料は安いので、他市で活動している団体の利用も多い。
(委員) 節約している団体は学校施設を使用しているが、本当は練習でもホールを使用したい。 (委員) 中高年の方が、生涯学習センターゆとろぎは使いにくいと言っている。 受付が奥にあるためわかりづらく、迷ったりしているのでどうにかしてほしい。
(生涯学習センターゆとろぎ) 不定期だが、『生涯学習センターゆとろぎデスク』という案内コーナーをロビーに設け、職員がそこで案内をするようにしている。
(委員) 一般の人で、生涯学習センターゆとろぎ内で案内をしたいという人がいるのではないか。 他市の施設に行った時は、入ってすぐに受付があって挨拶されたのでホッとした。 生涯学習センターゆとろぎはレストランが一番良い所にあるが、これは奥でもよいのではないか。
(生涯学習センターゆとろぎ) 『生涯学習センターゆとろぎデスク』は、委員の声を受けて設置した。 待っているだけではなく、こちらから声をかけるようにしている。 さすがにレストランと事務室を交換するわけにはいかない。
(委員) 『生涯学習センターゆとろぎデスク』は女性がいた方がよいのではないか。 また、展示室にはいつもカギが掛かっていてもったいないと言っている人もいるので、常設の展示をしたらどうか。
(生涯学習センターゆとろぎ) 館内では、「生涯学習センターゆとろぎ美術館」といって季節によって展示を変えたりしている。 同じように、展示室の空いている時に展示をするのは可能だと思う。 正月には展示室を開放して、はねつきや福笑いで遊べるようにした。
(委員) ギャラリーの受付は入口の正面にあるので、それを活用したらどうか。 あそこに人がいて明るいのと、暗いのとでは印象が違う。 展示ボランティアでそこに立つと、「この催しはどこの部屋でやっているのか」などの質問をされるので、それに答えるために当日の生涯学習センターゆとろぎの利用状況がほしい。
(委員) 初めて生涯学習センターゆとろぎに来館する人は、どこに何があるかわからず戸惑うことが多いため、内容をわかるようにしてほしい。
(委員) 生涯学習センターゆとろぎの小ホールを使用する時、照明などは舞台スタッフがやる。 他市だと、打合せの時に台本を渡してそれで照明などを操作してもらえるが、生涯学習センターゆとろぎでは「台本を渡されても本番の時に舞台監督からきっかけをもらわないとできない」と言われた。それだとできないし、本番まで時間もなかったので、急きょプロに頼んだためお金がかかった。そういうことは打合せの前に知りたかった。 アマチュアにやさしい使い方はないのか。
(生涯学習センターゆとろぎ) 他市のホールと同じだと思う。
(委員) 全般的に、舞台スタッフと打合せをしてもアマチュアのことを考えないですぐにダメだと言われる。 融通がきかなすぎるが、それは生涯学習センターゆとろぎの指示か。
(生涯学習センターゆとろぎ) 基本的なことは指示している。
(委員) 生涯学習センターゆとろぎを使用した学校でも、決まりがうるさくて使いづらい、打合せに時間がかかるとの声があり評判がよくない。
(委員) 使い方を知らない利用者や、わがままを言う利用者がいるのも事実なので、利用者と舞台スタッフの両者の考えをわかっている、橋渡しをする人が必要だと思う。
(委員) コミュニティセンターのホールの設備は、講習を受ければ操作をすることができるので、生涯学習センターゆとろぎの小ホールも講習を受ければ操作することができるようにならないか。
(生涯学習センターゆとろぎ) コミュニティセンターの設備とは全然違うので、それは無理である。
(議長) 栄小学校で用務員をしている方は、舞台関係の元プロ。 市民活動センターができれば、こういう人の情報をセンターで把握し、必要に応じて派遣したりすることができるようになる。
(委員) 人材バンクを活用したらどうか。
(委員) 人材バンクに登録してくれる人は待っていても来ないので、情報があればこちらから登録のお願いに行かなければならない。
(委員) 学校で、遺跡の見学会や石器時代などの昔の暮らしについて学習したいので、学芸員を学校に派遣してもらうことはできるのか。
(郷土博物館) できる。今もやっている。 出前講座などの制度があるのでそれで依頼してもらうか、直接依頼してほしい。 (委員) 埴輪を作るなどの作業的なことも頼めるのか。 (郷土博物館) 郷土博物館の事業では土器を作ったりしているので、内容などの話を詰めればできると思う。
(委員) 今度はお願いをしたい。
(委員) 高校生が生涯学習センターゆとろぎで勉強をしているが、図書館は混んでいるのか。
(図書館) 夏休みや受験シーズンは混んでいて、一般の方から座れないとクレームがある。 学習だけで閲覧席を占有してしまっていいのかというのは、各図書館で悩むところである。 社会教育の立場からすると、学習の場を提供するのは本望だと思うが、そうすると図書館で本が読みたい人が読めない。かといって勉強もしたい。そこで、長時間の勉強は遠慮してもらったり、図書館の資料を使用してもらったりしている。 また、夏休みは時間制にして利用してもらっているし、生涯学習センターゆとろぎも学習室として部屋を開放している。 生涯学習センターゆとろぎには、通年を通して学習スペースを設けてほしいと依頼している。 (委員) 夏休みの生涯学習センターゆとろぎでの利用はあったか。
(生涯学習センターゆとろぎ) かなりあった。
(図書館) 図書館運営に関する本では、図書館の資料を使って学習する場なので、持込みで勉強している利用者には制限をかけてもよいと書いてあるが、そこまではできないと考えている。
(委員) 小学校の図書室にある長編物の児童書に子どもが凝っている。 人気があるので、学校ではいつも貸し出しになっているし、図書館には置いていない。 人気のあるシリーズは図書館にも置いてほしい。
(図書館) キャラクターものは入れないなどの選書方針があるので、期待に添えない場合がある。
(議長) インターネットで学校と図書館を一元化するという件はどうなっているのか。
(図書館) まだ全校にシステムが入っていないが、全校に導入する予定である。
(委員) 図書館の事業として、ぜひ団塊の世代の男性向けに恋愛小説を読むという講座を実施してほしい。興味がある人は多いようだ。
(図書館) 実現に向けて検討したい。
(議長) 生涯学習センターゆとろぎで子ども映画会をやっていることを知らない人が多いので、ポスターを幼稚園などにも配ってPRするなど、実施している団体任せではなくもっと宣伝してほしい。
(生涯学習センターゆとろぎ) 生涯学習センターゆとろぎの事業「星との語らい」のチラシは、学校に依頼し配付してもらった。 映画会については、幼稚園などにポスターがあると見に来ると思うので、配付するようにしたい。
(委員) 富士見公園や武蔵野公園などは借りるのに使用料がかかるが、利用者がここを使っている時に犬の散歩をしている人が平気で中に入ってくる。危険なので、利用者が注意をしたら、それを見ていた人が「散歩している人がかわいそうだ」と言ってクラブハウスにどなり込んできた。有料で公園を使っている時には中に入れないようにしてほしい。 また、子どもの団体に多いが、予約していても連絡無しにキャンセルをする団体があって困る。他の団体からは、なかなかグラウンドが取れないにも関わらず、現実には使っていないと苦情が出ている。
(委員) そういう団体からはペナルティを取ったほうがよい。
(委員) 運動する場所は、グラウンドではなく公園となっているので仕切ることはできない。
(体育課) 公園は避難所にもなっている。 子どもの団体は使用料が免除になっているので予約のドタキャンはたくさんあるが、どうやってチェックをしペナルティを取るかがむずかしい。
(副議長) ペナルティは課せなくても、使わないとわかった時点で連絡をしてもらうなどはモラルの問題なので、指導をしっかりしてほしい。
(委員) 年度はじめなどに、団体がみんな集まる説明会などはないのか。
(体育課) 以前はあったが、インターネットで予約が取れるようになってから、集まることがなくなった。
(委員) 無断キャンセルには、使用料が免除の団体からも違約金を徴収したらどうか。
(体育課) スポーツセンターと富士見公園以外には常時人がいないので、使用しているかどうかのチェックができない。 グラウンドが空いていると、勝手に使っている人たちもいる。
(議長) 里山はどのあたりに作るのか。
(郷土博物館) 郷土博物館と旧下田家の段上に作る。
(議長) 後ろの山は市の土地ではないのか。
(郷土博物館) あきる野市在住の個人のもののようだ。
(議長) 生涯学習フォーラムは、4館みんなひっくるめてやるのか。
(生涯学習センターゆとろぎ) 市民全体を対象に来年3月に行う予定だが、内容は未定である。
(委員) 市民の会で考えているのは、市民の会が生涯学習センターゆとろぎで活動して3年経ったので、どうだったのかという市民に対する問いかけもある。
(委員) スポーツリーダー認定講習会とはどのような内容か。
(体育課) 現在、2年に1回スポーツ指導者養成講習会をやっているが、それを発展的にきちんと制度を作ってやるということである。 教員免許や公的社会体育指導者などの資格を持っている人ではなく、資格を持っていないが子どもたちを教えている方々がたくさんいる。こういう方々に講習会を受講してもらい、一定の講習を受けたら認定をして登録をしようというものである。 内容については、これから検討する。
(委員) 教え方がこれでよいのかと考えている方もいる。
(体育課) そういう方に講習を受けてもらい、一定のレベルの技量を持ってもらいたい。
(議長) 本日は、3館長にはありがとうございました。また来年もよろしくお願いします。
3 その他
(体育課) 3月2日(土)に羽村市駅伝大会が、6月29日(日)には総合型地域スポーツクラブの設立報告会があり案内をお送りしますので、ぜひ参加をしてください。
(副議長) 今回は、各館長と意見交換ができた。 総合型地域スポーツクラブは体育協会のライバルではないかと言われているが、そういうことではなく両輪としてスポーツ施設を充実させて、多くの市民の方にスポーツに親しんでもらいたいと思っている。
次回の会議日程 3月19日(水)午後7時から、生涯学習センターゆとろぎ会議室とする。 |