1 日時 | 平成24年10月30日(水)午後7時~午後9時 |
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2 場所 | 市役所4階特別会議室 |
3 出席者 | 会長 川村孝俊 |
4 欠席者 | 大庭正宏、中川益栄、堀内政樹 |
5 議題 | 1.会長挨拶 |
6 傍聴者 | なし |
7 配布資料 | 前回審議会資料の修正案について |
8 会議の内容 | 1.会長挨拶 (事務局)前回審議会資料の修正案について説明 (会長)前回、皆様からのご意見を元に大幅に修正されました。特に現状と課題については箇条書きではなく、具体的な文章表現で修正されています。中身で皆さんのご意見が反映されているかも含めて、修正案についてのご意見をいただければと思います。特に基本目標2とか3に分けなくてもいいかと思います。いかがでしょうか。 (委員)6ページの具体的な事業になるのですが、「健康づくりについての意識啓発事業の実施」のところで「はむら健康の日・健康フェア等を開催します」と書いてあります。私は小地域ネットワークの責任者をやっておりまして、65歳から83歳で町内会に入っていない人たちを月に1回集めて、保健センターから出張していただいて勉強をしています。認知症のことを勉強したり、11月には「若々しく長生きするためには」ということで保健師と栄養士を呼んで行います。そういったものを毎月行っており、皆さんも喜んで「勉強になった」と言ってくださいます。 (会長)いかがでしょうか。そういうことをやっているということを文章表現に入れてもらった方がいいというご意見でしょうか。いろんな地域で小地域ネットワーク活動をされていると思いますが、そういった健康づくり活動を割合多く行っているということですね。 (委員)基本目標を4つに分けているのですが、基本目標3のフレーズが長すぎます。「住み慣れた地域で安心して暮らすための支援体制の充実」が少し長すぎると思います。また、(3)は「権利擁護の充実」で良いのか。「権利擁護事業の充実」なのか。「権利擁護支援体制の充実」なのか。権利擁護となると人権問題になってしまう気がします。(2)で「機関」が入りましたので、そのバランスとして「権利擁護の充実」は壮大すぎると思います。 (5)生活困窮者への支援は要援護者支援から分けたのはいいのですが、生活困窮者の支援というとどうしても生活保護法第1条の生活困窮者を連想してしまいます。国で安心生活創造事業というのがありまして、その報告書によると、社会的孤立を防ぐ為の連携と協力というのが出てきます。生活困窮者というのはどうしても経済的に困窮している人をイメージしてしまいます。生活保護だとどうも地域福祉計画にそぐわない気がします。 (会長)沢山のご意見をいただきましたが、他の委員からもご意見を頂きたいと思います。 (会長)文章を読んでいただいて自分なりに思うところからご意見を頂ければと思います。自分が地域で活動されていて、それが一つの答えになると思います。自分の活動する事業はどのへんに反映され、表現されているのかというところから始めていただいてもいいと思います。 (委員)先ほど生活困窮者のことでお話しがございました。6ページの下から3行目のところで「非行、障害、不登校」が同じくだりになっているのです。前回読んだときにはあまり違和感は感じなかったのですが、今回は「同じくだりではない」と思いました。これは一般的に同じくだりにしているのか。少し違和感を覚えました。 (会長)ありがとうございました。文章のことでも結構です。いかがでしょうか。先ほど、生活困窮者の表現について話題が出ていましたが、前回はいわゆる弱者という言葉が出たと思います。弱者というのも表現としてはピンと来ないかもしれません。皆様からこういう表現がいいのではないかというのがあれば、事務局に伝えたいと思います。 (委員)これは究極的には生活保護制度に陥る一歩手前の支援をしたいのか、社会的孤立の問題を中心に取り組みたいのかで分かれると思います。憲法25条に基づく基本的な権利としての最終的なセーフティネットとして生活保護があるわけですから、そこにいくと地域福祉計画ではなくなってしまうと思います。生活保護に陥る前のセーフティネットの充実を書きたいのか、社会的孤立を書きたいのか。それによって表現が違ってくると思います。生活困窮者の支援というと、どうしても経済的支援が必要な低所得者というイメージなのですが、地域福祉計画で書くべき課題としては地域の見守り、支えあいとか、地域の生活という視点だと思います。生活保護になると地域福祉計画で書くべき事柄ではなくなる。 (会長)ありがとうございました。いかがでしょうか。地域福祉計画の中でうたうべき事柄か。皆さんは地域の中で日常的に手を差し伸べるべき方や見守ったほうがいい方がいるなどのニュアンスの事柄をこの中に入れ込めればいいと思うのですが、ご意見がございましたら是非いただきたいと思います。 (副会長)よろしいでしょうか。民生委員の立場で言いますと、高齢者で生活保護を受けるか、その一歩手前の生活をされている方でまだ健康なうちはいいのですが、体が不自由になって生活保護を受けたほうが良いという方を見受ける場合があるのです。その方たちは「行政の世話にはなりたくない。自分達で何とかやっていきますよ」と言う方もいらっしゃるのです。そういう方を見受けた時は生活保護を受けたほうがいいということで役所につなげるかたちを取る場合もあるのです。生活保護を受ける前の段階とか、生活保護を受ける対象で絞ったほうが良いというのはなかなか判断が難しいと感じます。今までは大丈夫だったけれども、これから入っていく可能性ありという方を見ていく問題、母子家庭や高齢者など大変だということで考えなければいけない人、学校に行ったり、病気になった時に救っていく場合には、貸し出しや住宅手当など一時的なものを貸すという部分もあるのです。そのへんを上手く仕分けしないと難しく、段階を羅列したほうが良いと思います。 (会長)ありがとうございました。他にいかがでしょうか。 (委員)8ページの生活困窮者の具体的な事業で「ひとり親家庭が生活に困窮した場合」と限定されているかたちになっているのです。生活困窮者というと一人暮らし、老々介護、若者でも非正規労働であったり、もっと広範囲の方が困窮者であると思うし、「また、離職などの受給要件を満たす者が、求職活動を行う間に住所を失うことがないよう」というのはリアルだと思いますが、その文章の上と下のつながりでもっと大きな広がりがあると思うし、他の表現でもいいという感じがします。 (会長)貴重なご意見ありがとうございます。他にいかがでしょうか。 (委員)生活困窮者という言葉を使った場合、一般的には経済的に大変な方をイメージしたのですが、お話を伺っていると買い物難民、社会的孤立、経済的に豊かでもお友達がいなかったり、生活が寂しかったりする。現状と課題や具体的な事業を見ると、経済的に大変な方をイメージして書かれています。やはり経済的に困窮している人をメインにお話してもよろしいのでしょうか。 (会長)生活に困窮というと、経済的な意味合いでの困窮というニュアンスが強いと思います。 (委員)経済的に大変になって、社会的にだんだんと孤立していくというイメージですね。 (会長)経済的要因も社会的孤立に陥っていく要素として十分ありますし、それ以外にも色んな要素がありまして、社会的孤立になっていくのだと思います。その辺も含めて事務局にご検討いただければと思います。 (2)基本目標1と4について (事務局)基本目標1と4について説明 (会長)ありがとうございました。事前に資料を送付いただいていますので、皆さんもひととおり目を通していただいております。基本目標1と基本目標4ですが、基本目標1からご意見を頂きたいと思います。 (委員)3ページの下から10行目ですが、民生委員・児童委員の拡充で増員を図るということですが、前回の時も「増員を図ります」という文言でした。前回と今回の間で民生委員・児童委員が増えているのでしょうか。 (事務局)民生・児童委員は平成21年度は48人体制でしたが、平成22年は50人体制に増員しています。 (委員)3ページの一番頭のところに「協議会を設置・運営していきます」とあるのですが、何の協議会なのでしょうか。それを教えていただければありがたいと思います。 (副会長)2ページの具体的な事業の上から4つ目「町内会・自治会活動の活性化」の1行目に「市民に対して、平常時はもとより災害時などにおいても」ということですが、災害時のことがクローズアップされているので、「大災害に備え、平常時から町内会・自治会が地域の重要なコミュニティであることを広く周知します」という文章表現のほうがいい。「平常時はもとより」だと災害時と並列のようなかたちになるので、常時備えをしなければならないという文章に直していただいたほうが良いと思います。 もう一点は3ページの2行目で「市職員が講師として地域に出向き」とあるのですが、生涯学習のところを見ると市民も含まれた講師がいればいいと思います。市職員だけではない専門家など幅広さを表現した方が良いと思います。 (会長)ありがとうございました。いくつかの時点で事務局からコメントはございますか。いろいろとご意見を頂いて、表現等諸々ご検討いただければと思います。 (事務局)先ほどの買い物環境の充実ですが、委員もおっしゃられたとおり、この制度はすでに開始されております。ここの表現につきましては改めさせていただきます。 (委員)6ページの具体的な事業の2つ目にボランティアセンターの機能強化に向けた支援(再掲)とあるのですが、何故二つも載っているのですか。意味合いが同じであればどちらか一つにすれば良いと思います。何故再掲なのでしょうか。 (委員)やたら高齢者のことが出ており、「高齢者のみ」という言葉も入っておりますが、70歳以下でも高齢と言われて、体が不自由であれば対象者なのか。その基準は何か。うちの老人会は60歳から入れて、ふれあい食事会は77歳以上が対象になります。この5年間の間に平均寿命が縮んだという話があります。 (会長)高齢者というと一般的には65歳以上が高齢者で、65歳から74歳までが前期高齢者と言われています。本当に個人差はありますし、それぞれに抱えているニーズがあると思います。 (委員)先ほど、福祉活動に携わっている方の高齢化が進んでいるという話でしたが、進んでいるように思います。民生委員の人たちは若いのですか。私の頃は割と年がいっていた人達が多かったです。 (副会長)実態調査を行っておりますと、確実に増えております。前に挨拶でお話したと思うのですが、後5年すると団塊の世代がどんと膨れ上がります。あと5ヵ年を見た時には確実に増えると思います。 (委員)団塊の世代で上の方は5年後には70歳になるわけです。今後、心身ともに元気な方は同じ年齢でも弱っている方を支えていくことになると思います。この案をどこに盛り込むか分からないのですが、そういう意識は私としてはあります。 (副会長)5ページ(2)福祉教育の推進の現状と課題があるのですが、ここの出だしが第三次地域福祉計画を引きずっていると思います。現状を考えると、「地域福祉を推進していくには、福祉に関心を持つ方を増やし」という表現ですが、関心を持つ方を増やすことでは間に合わないと思います。推進していくには市民全体で福祉の関心を持つために支えあいの気持ちを醸成していくことが大切という具合に表現を変えたらどうでしょうか。福祉に関心を持つ方だけを増やすのでなく、市民全体で福祉に関心を持つという表現ですね。そのために具体的な事業では今年3月に出来た羽村市生涯学習基本計画においても「羽村学(郷土学習)」「人間力(キャリア教育)」を中心にということです。中学校では人権についての研修ということで高齢者、障害者、子どもを含めていじめや虐待がありますので、人権についての教育の推進を一項目入れて頂きたい。羽村学や人間力だけでは福祉教育にならないと思います。その辺を包含した人権についてということで一つ入れて頂きたい。 (会長)ありがとうございました。ぜひとも検討していただきたいと思います。地域の中での孤立を防ぐとか、横とのつながりを密にするという話も出ておりました。いわゆる地域の福祉力といいますか、そういうのを高めていく為の工夫がこの基本目標4の中にある程度絡まってくると思います。町内会や色んな活動の中で感じられていることでご意見をいただければと思います。うちの町内会ではこのようなことをやっていますというのも含めてご意見いただければと思います。 (委員)町内会でも色んな研修会を行っております。うちではやっていないことを他ではやっていたり、お互いに良いところを話し合っております。早急に町内会の加入者が増えるとは思いませんが、いずれ増えると思っております。 (委員)3ページの買い物環境の充実のところ、10月からe市場というのが始まっております。委員の皆様のそれぞれの所属している団体でPRしていただけたら、お店のほうも増えると思いますし、ますます使い勝手のいいものになると思います。 (副会長)はむらe市場というのは一つの始まりだと思うのです。協議会を作ればアイデアが沢山出てくると思うのです。今はスーパーでも宅配を始めていますよね。それから燃料屋さんが配達ついでに注文を聞いて行う仕組みもやろうと思えばやれますよね。そういったアイデアを出す場の設定などを行政が運営委員会を作ったり、そういうのを考えるのはどうでしょうか。いろんな会社の人がいると思うのです。坂下のあたりはお店がなくて買うものがなくて楽しめないという人もいると思うのです。カタログを充実させて楽しめるようにしたり、町内会の会館を使って即売会を行ったり、市場を開くなど色んなアイデアはあると思うのです。ほしいものを買うだけというのは既に色んな所でやっているので、それを上手く発展させることを行政と一緒になって行っていくことが必要だと思います。 (委員)はむらe市場は10月から始まったばかりで、まだ試行錯誤といったところです。市内の何十店舗に広げたいと思います。沢山のお店があって、それをネットワークでつなごうと思います。 (会長)ありがとうございます。他にご意見はいかがでしょうか。色んなアイデアなど工夫が出来ればと思います。皆さんの方でまだまだ言い足りない部分があるかと思います。今回の皆様のご意見を事務局で検討したいと思います。 3.その他 (1)次回日程調整 (会長)次回は11月28日(水)ということで、場所はここでよろしいでしょうか。最後にその他は何かございますか。 (2)その他 (委員)つながりの再構築という講演会を行います。コミュニティセンターの三階ホールで行いますので是非ご参加ください。 (副会長)本計画を受けて、社会福祉協議会でも具体的な実行計画を作っていくと思いますので、前回の冊子が余っているようでしたら、委員さんにお配りしていただければと思います。社会福祉協議会がどのような計画を立てているのかわかると思います。すでにやっていることとこれからやるべきことがあると思います。 4 副会長挨拶 (副会長)何度も議論するうちに問題に対する理解も深まり、良いものができると思います。残り回数も少なくなってきましたが、これからも活発な議論をお願いします。 (一同)ありがとうございました。 |
羽村市福祉健康部社会福祉課
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