1 日時 平成25年5月24日(金曜日)午前10時から11時40分
2 場所 市役所東庁舎4階特別会議室
3 出席者【会長】矢部久子
【職務代理】河村孝子
【委員】田村義明、市野明、宇津木牧夫、加瀬哲夫、内田正敏、須藤道夫、橋本唯隆、福島美樹子
【事務局】小作財務部長、高橋財政課長、桑田主査、中山主任
4 欠席者 なし
5 議題 (1) 会長および職務代理の選任
(2) 審議会の傍聴について
(3) 諮問事項の内容説明
(4) 審議日程(案)について
(5) 市の財政状況等について
(6) 公共施設使用料等の算定規準について
(7) その他
6 傍聴者 1名
7 配布資料 (1)審議会の傍聴について(資料4)
(2)諮問事項の内容説明(資料5‐1、5‐2、5‐3)
(3)審議日程(案)について(資料6)
(4)市の財政状況等について(資料7‐1、7‐2、7‐3、7‐4)
(5)公共施設使用料等の算定基準について(資料8)
8 会議内容 下記のとおり
…(会長が決定するまで財政課長が司会・進行)
1 委嘱状の交付
…(副市長から各委員へ交付)
2 副市長あいさつ(副市長)
この審議会は、公共施設の使用料等について、利用者負担の適正化を図るために、概ね4年に一度、設置させていただいているが、昨年度は、富士見霊園の拡張に伴う、新たな区画墓地等の使用料について、緊急にご審議いただく必要があったことから、富士見霊園区画墓地の使用料等に特化した形で、ご審議いただき、答申をいただいた。今年度は、公共施設の使用料や各種手数料、また、水道料金や下水道使用料などについて、行政コストが妥当かどうか、または、使用者負担が適正かどうかといった点を中心にご審議いただくので、よろしくお願いしたい。さて、現在、円安・株高等の状況により、企業収益が回復しており、今後、景気が本格的に回復することが期待されているが、未だ税収が低迷している現状や、少子高齢社会などを背景として社会保障関係費が増大するなど、厳しい財政状況となっている。羽村市における市税収入の市民税法人分についても、過去に最大約20億円といった税収があったが、現在は約4億円から約5億円といった税収で推移しており、羽村市においても、同様に厳しい状況にあるため、市民サービスを低下させないように、全庁を挙げて行財政改革に取り組み、歳出の削減と歳入の確保に取組んできたところであり、今後も、充実した市民サービスを提供できるよう、引き続き行財政改革を推進して参りたいと考えている。このように、地方自治体を取り巻く環境は、引き続き厳しい状況にはあるが、使用料等の適正化について、利用する方と利用しない方の公平性を担保するといった観点からご審議いただきたい。委員の皆さんにおかれましては、「市民サービスの総合的な向上」という観点も踏まえ、是非、活発な議論をお願いしたい。
3 委員の紹介
…(「資料1 羽村市使用料等審議会委員名簿」により、財政課長から各委員を紹介)
…(委員紹介後、事務局を紹介)
4 審議会の所掌事項
…(「資料2 羽村市使用料等審議会条例」により、事務局から審議会の所掌事項等を説明)
5 会長および職務代理の選任
…(条例第4条の規定に基づき、事務局から各委員に会長の互選について意見を求める)
…(矢部委員を会長に推薦したいとの意見あり)
…(事務局から各委員に確認)
…(全員承認)
…(引き続き、条例第4条第3項に基づき、会長から河村委員を職務代理に指定)
…(会長:矢部委員、職務代理:河村委員に決定)
…(会長あいさつ)
平成24年度の使用料等審議会では、委員各位のご協力のもと答申することができた。今回の審議では、水道料金や下水道使用料といった市民に直結する大変重要な審議となるので、慎重な審議をお願いしたい。また、委員の皆さんには建設的な意見をいただき、答申としてまとめていきたいと考えているので、皆さんの協力を切にお願いする。
…(職務代理あいさつ)
平成24年度の使用料等審議会では矢部会長のもと非常に勉強となった。今回はそのお役に立ちたいと考えている。また、本審議会では、活発な意見がでるよう発言しやすい雰囲気づくりを行っていきたい。
6 諮問
…(矢部会長へ諮問)
[諮問事項]
使用料等の適正化について
(1)公共施設使用料等設定にあたっての算定基準について
(2)各施設使用料等の適正化について
(3)水道料金の適正化について
(4)下水道使用料の適正化について
(5)その他
…(各委員には「資料3」として諮問書の写しを配布)
…(諮問終了後、副市長退席)
7 審議・報告事項
…(以降、会長による進行)
(1)審議会の傍聴について
【会長】
まず、会議次第の「7審議・報告事項」の「(1)審議会の傍聴について」、事務局より説明をお願いしたい。
【事務局】
…(「資料4 羽村市使用料等審議会傍聴の定め(案)」により説明)
当審議会では、「羽村市審議会等の設置および運営に関する指針」に基づき、審議会を公開するものとし、市民の傍聴について必要な事項を定めたいと考えている。「羽村市使用料等審議会傍聴の定め(案)」を事務局で作成したので、ご審議いただきたい。
【会長】
ただいまの事務局説明について質問等あるか。
…(全員承認)
【会長】
それでは、「羽村市使用料等審議会傍聴の定め」については、事務局案のとおり決定する。
(2)諮問事項の内容説明
【会長】
続いて、審議・報告事項の「(2)諮問事項の内容説明」と「(3)審議日程(案)について」、あわせて事務局に説明をお願いする。
【事務局】
…(次の資料により説明)
資料5‐1 「使用料等の適正化について(諮問)」の諮問事項について
資料5‐2 使用料・手数料一覧表
資料5‐3 使用料等審議会の状況(審議会内容等の概要)
(3)審議日程(案)について
【事務局】
今回の審議会は本日を含め計8回を計画しており、6月に1回、7月に2回、8月1回、9月2回、10月1回を予定している。審議の進行状況によっては、適宜、調整をしたい。
【会長】
日程については、後ほど調整させていただく。ただいまの事務局説明について質問等あるか。
【委員】
前回の審議会における水道料金の平均改定率とは何か。
【事務局】
水道料金は口径に応じた料金設定となっているため、料金設定毎に改定率を算出し、その平均値を平均改定率としている。
【会長】
他にないか。以上としたい。
【会長】
ここで、1名の方の傍聴申込みがある。これを許可したい。
…(全員承認)
(4)市の財政状況等について
【会長】
続いて、審議・報告事項の「(4)市の財政状況等について」、事務局より説明をお願いする。
【事務局】
…(次の資料により説明)
資料7‐1 「羽村市の財政状況について」
資料7‐2 決算状況の推移(羽村市:普通会計)
資料7‐3 市町村財政比較分析表(普通会計決算)
資料7‐4 用語解説
【会長】
ただいまの事務局説明について質問等あるか。
【委員】
市税収入と歳出総額の差額が約100億円あるにもかかわらず、財政力指数が0.99というのはなぜか。
【事務局】
財政力指数の算出については、国から示された統一したルールで計算しており、歳入における自主財源である市税収入の割合が高いことなどから、財政力指数は0.99ポイントと高い数値になっている。
【会長】
他にないか。以上としたい。
(5)公共施設使用料等の算定基準について
【会長】
続いて、審議・報告事項の「(5)公共施設使用料等の算定基準について」、事務局より説明をお願いする。
【事務局】
…(次の資料により説明)
資料8 公共施設使用料等の算定基準について
【会長】
ただいまの事務局説明について質問等あるか。
【委員】
公共施設等の固定資産台帳の整備における羽村市の取組状況はどうか。また、本審議会への影響についてどのように考えているのか。
【事務局】
公園や道路、公有資産に関する固定資産台帳は整備されているが、新しい公会計制度による新たな固定資産台帳の整備については、研究している段階である。新たな公会計制度における固定資産台帳が整備できると、資産時価から減価償却の算出ができるため、コスト計算に反映できるようになる。
【委員】
コスト計算の際に減価償却費を加えると市の負担が増加し、利用者負担が減少するといった数値になるのではないか。
【事務局】
ご指摘の通りであるが、今回のコスト計算も前回同様、減価償却費を含まない形で計算をしていくものとしている。
【委員】
東京都は新しい公会計制度を導入していると思うが、羽村市の今後の導入の見込みはどうか。また、今回の審議への影響はあるのか。
【事務局】
新しい公会計制度の導入については、システム開発等の経費的側面、新たな事務に対応するための事務的側面、また、固定資産台帳の整備など多くの課題がある。都内の自治体では、町田市が導入しているが、まだ導入している団体は極めて少ない。市としても、他市の取組状況等を参考に、羽村市に合った形を研究している段階にあるため、今回の審議会ではコスト計算は前回どおりとして、算出することとしたい。
【会長】
他にないか。それでは、(5)公共施設使用料等の算定基準について、事務局案のとおりとしてよろしいか。
…(全員承認)
8 その他
(1)次回以降の審議会日程について(調整)
…(日程調整)
【会長】
次回は、6月25日(木曜日)午前10時からとし、3回目以降は、予定表を基に調整させていただきたい。
…(全員了解)
【会長】
事務局へお願いする。資料が膨大になると考えられるので、次回からは極力、事前に配布をお願いする。
それでは、本日の審議はこれで終了する。