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    平成28年第9回羽村市教育委員会(定例会)会議録

    • [2022年7月12日]
    • ID:9433

    平成28年第9回羽村市教育委員会定例会会議録

    日時 平成28年9月16日(金)午後3時00分~3時51分

    場所 羽村市役所東庁舎4階特別会議室

    出席者 教育長 桜沢 修 教育長職務代理者 江本 裕子 委員 塩田真紀子

    傍聴人 1人

    議事

    日程第1 会議録署名委員の指名について

    日程第2 教育長報告

    日程第3 教育委員会委員活動報告

    日程第4 報告事項 羽村市立中学校3学期制への移行準備について

    会議経過

    教育長 ただいまの出席委員は3名でございます。出席を予定しておりました2名の委員につきましては、あらかじめ欠席の連絡をいただいております。

    出席委員3名で定足数に達しておりますので、ただいまから平成28年第9回羽村市教育委員会(定例会)を開会いたします。

    本日の議事日程は、あらかじめお手元に配布したとおりです。

    日程第1

    教育長 会議録署名委員の指名を行います。

    会議録署名委員は、羽村市教育委員会会議規則第33条の規定によりまして、教育長において江本裕子委員を指名します。よろしくお願いします。

    日程第2

    教育長 教育長報告を行います。

    お手元の教育長報告事項をご覧ください。

    8月の夏休みの期間中、さまざまな子どもたちの事業がありました。大島・子ども体験塾の事後活動、羽村×八丈エコ教室の報告会で、体験活動の報告を受けました。

    子どもたちは、羽村市の中にいるだけでは経験できないような青い海と空のもとで、海の水に触れ、さまざまな体験をし、また、火山活動について勉強するなど、いろいろなことを学習してきたと報告を受けたところです。

    引率の指導員の方々とお話をしましたところ、やはり、3日目ぐらいからは、子どもたちの様子も変わってきて、体験を通じて、非常に成長していることを感じたというお話をいただきました。

    次に、8月21日には、子ども体験塾「北極・南極」でのリサ・ボートさんの講演会と、展示があり、見させていただきました。

    8月27日、羽村西小学校の星空のコンサート、あいにく雨で星空は出ていなかったのですけれども、体育館で、羽村西小学校金管バンド部、また、羽村一中校区の羽村第一中学校吹奏楽部、小作台小学校ジュニアバンド、羽村東小学校ジュニアオーケストラも参加し、中学生、小学生の協力のもとに、合同演奏等もあり、非常に充実したコンサートが行われました。

    このコンサートは、地域に支えられて長く続いており、非常に地域の皆さんのご尽力、ご努力のおかげだということを改めて感じたところでございます。

    それから、29日には、平成28年度職場体験サポート事業・受入事業所説明会が行われました。夏休み前に羽村第二中学校が先に職場体験を行い、10月に、羽村第一中学校と羽村第三中学校が職場体験を実施します。羽村第二中学校の生徒からは、自分が行った事業所で体験した話等、報告をしてもらい、各事業所の皆さんには、受け入れに当たっての説明等をさせていただきました。

    5日間という期間、全く学校を離れての職場体験ということで、キャリア教育ということもありますけれども、自分を職場の中で見つめ直す機会にもなって、非常に子どもたちの成長につながっていると感じたところです。

    同日午後7時から、第6回羽村市生涯学習審議会が行われました。審議内容等については、改めて説明をさせていただく機会を設けさせていただきます。

    8月30日です。台風の影響で、学校では授業の開始時間を繰り下げるなど検討し、定例の校長会も、午前9時30分開始を1時間おくらせて開催しました。

    また、同日午後6時30分からは、羽村市長期総合計画審議会が開催され、まちづくりの後期5カ年の計画の内容についての審議がされました。教育委員会からは、江本教育長職務代理者に審議会委員として出席していただいております。

    9月2日、学校経営研修会の閉講式を行いました。教員の皆さんが自分の進むべき道を考え、また、学校経営を考える中で、研修を積んでいただいておりますが、その閉講式を行ったところです。

    9月4日には、羽村市総合防災訓練が市内全域で行われ、私は中央会場の富士見小学校へ行かせていただいて、子どもたちの様子等も見させていただきました。雨上がりで、校庭の状態は良くありませんでしたが、予定していた訓練はほとんど行われました。

    総合防災訓練には中学生が参加して、小学生の面倒も見ながら、自主的に動くなど、中学生の活躍がよく見られました。本来であれば、総合防災訓練ですので、私としては、親御さんが子どもたちを連れて、訓練に参加するというように変わっていけば、なお、市主催の総合防災訓練ということで充実していくことと思っているところであります。

    9月6日からは、議会の本会議が開催されまして、一般質問等もあり、教育関係の質問等もなされたところです。

    9月8日午後7時30分からは、第69回羽村市市民体育祭第1回実行委員会が行われました。今年も10月9日に市民体育祭が開催されますけれども、オリンピアンの方を招へいしまして、模範演技ができるかどうか検討し、オリンピックの気運醸成も兼ねて実施していきたいということの報告があったところです。

    9月10日午前9時30分から、ゆとろぎで玉水保育園の創立60周年記念式典がありました。

    熊野理事長が式辞を述べ、当時の玉水保育園開設から、60年間の歴史を振り返りながらのいい式典だったと思いました。

    記念式典で記念誌をいただいたのですけれども、中を見ていきますと、今は保育園でも、非常にさまざまな指導や教育がなされているのだなと感じました。保育園は働く女性の子どもを預ける場所という、そこのところがクローズアップされますけれども、今現在、保育園は保育園として、預かった子どもたちに対して、いろいろな形で教育し、そして、今までの歴史の中から培ったものとあわせて、新しい時代の中で、子どもたちを育てていくというところでは、非常に努力されていることを感じたところです。

    玉水保育園の第5回卒園生の写真を見ますと、私の同級生が白黒の写真で写っているわけですけれども、当時の保育園と、今の保育園というのは、本当に変わってきて、充実した幼児教育がなされていることを感じました。

    9月11日には、羽村市立小・中学校PTA連合会のビーチボールバレー大会がありました。PTAの皆さんが、各学校の代表ということで、10チームの競技志向の選抜チームと、親睦を主にしたチーム、2チームずつ20チームが出場し、どのチームも本当に一生懸命で、選抜チームでは、優勝をかけて死闘が繰り広げられているような感じでした。

    PTAの活動の楽しい部分、また、懇親を深める部分もあり、こういった取り組みもいいなと思ったところです。

    9月14日、はむら夏まつりと産業祭の実行委員会が開催され、はむら夏まつりは、無事終わったという報告でした。

    産業祭第1回実行委員会では、今年度の産業祭の内容について説明がありました。市内産業を、いろいろな角度で見られるし、子どもたちも、いろいろと体験すると非常に楽しいし、市内産業というものについての理解にもつながるので、ぜひ産業祭に子どもたちの参加を呼びかけたらいいと感じたところです。

    各行事や、私が出席したものについて、感想等を交えて述べさせていただきました。これをもって、教育長の報告事項とさせていただきます。

    何か委員の皆さんから質疑等ございますでしょうか。

    江本教育長職務代理者 教育長

    教育長 江本委員

    江本教育長職務代理者 玉水保育園の創立60周年記念式典のお話がありましたけれども、自分自身も保育園に携ったということもありますけれども、やはり、今、保育園のあり方が非常に変化してきていて、教育の部分が非常に重くなっています。ほとんどが社会福祉法人が運営している私立の保育園ですので、それぞれ園によって、非常に個性が豊かです。

    また、幼稚園の個性も相まって、いろいろな幼稚園、保育園で教育を受けた子どもたちが、一斉に小学校に入学してくるということで、小学校1年生で受け入れる立場から見ますと、本当にさまざまな場所で、さまざまな教育を受けた子どもたちを1カ所にお預かりするという形になるわけで、ますます、これから幼保小の連携というのは密にしていかないと、小学校で1年生の問題が出てくるのではないかと思われます。

    保育園も、幼稚園も、本当に一生懸命指導していただいておりますけれども、やはり、きちんと実態がわからないと、小学校で混乱を来すということがあると思いますので、今のお話を伺いながら、ますます幼保小の連携というものが、これから大きな課題だというふうに思いました。

    教育長 ありがとうございます。

    幼保小の連携の部会等では、担当者レベルで話し合いもしていますけれども、ぜひ、各保育園の園長と、私立幼稚園の園長と、教育関係者での話し合いの場などがあってもいいと思っています。

    保育園から、幼稚園から、そして集団保育を受けていないお子さんも入学してくるわけで、いろいろな幼児教育を受け、どんな形で育っていたかというところでも、いろいろな子どもたちがいると思います。それを学校で引き受けていくわけなので、連携して話し合いができるような機会を、もっとふやしていけるように、教育委員会からも、幼稚園、保育園へ働きかける姿勢も必要だと思いますので、今後の取り組みについては、充実していけるように、関係部署に教育委員会から働きかけをしていければいいと思っています。

    また具体的に、どんな取り組みをしたらいいのかというご意見がありましたら、ぜひ委員の皆さんからご提案いただければありがたいと思います。

    ほかにありますか。

    質疑なし

    教育長 以上で質疑を終了します。

    教育長報告は以上で終了といたします。

    日程第3

    教育長 教育委員会委員活動報告を行います。

    教育委員会委員の8月16日から9月15日までの活動については、別紙に記載のとおりです。

    何かご質問、ご意見またはご出席いただいた活動の報告がございましたら、お願いいたします。

    江本教育長職務代理者 教育長

    教育長 江本委員

    江本教育長職務代理者 2点補足説明のような形で、お話をさせていただきます。

    まず、1点目ですが、8月25日の羽村一中校区の小中教科・領域別情報交換会に参加をさせていただきました。冒頭の30分ほど、学力向上について、私が考えるところを少しお話ししていただきたいという校長先生方のご要望があったので、あくまで私見ということで、お話をさせていただいてきたところです。

    ゆとろぎのレセプションホールで、羽村第一中学校、羽村東小学校、羽村西小学校、小作台小学校の4校の先生方が一堂に会してお集まりでした。とても暑い日の午後でしたけれども、先生方は本当に暑い中、一生懸命駆けつけてくださって、お話を聞いてくださいました。

    その後、教科別、領域別になって、情報交換会や、これから先どのように取り組んでいくかというお話をされたわけですけれども、やはり、一堂に会して、教師同士が顔を突き合わせて話ができるというのは、とても貴重な機会だと思いました。

    今は、メールやファクスでの文書の交換や、電話等で幾らでも情報交換はできますけれども、やはり、顔と顔を突き合わせて、お互いに腹を割って話し合うというような機会が、年に1回でも、2回でもあれば、あの先生がこういうことを考えている、こういうことを言っているということを、お互いにわかり合えるということは、非常に重要なことだと思いました。

    子ども同士のつながりも大事ですけれども、やはり、何と言っても、先生たち同士が同じ方向を向いて、子どもたちに相対していくということがとても大事なことだと思いましたので、本当に忙しい学校の中で、こういう機会を設定するのはとても大変なこととは思いますけれども、ぜひ続けていっていただきたいと思った次第です。

    また、先生方に暑い中、本当に一生懸命やっていただいて、敬意を表したいと思いました。

    2点目です。羽村市長期総合計画審議会に出席させていただいております。もう会のほうは終盤で、あと、残すところ1回となりました。この審議会に参加させていただいて感じたことなのですけれども、子育てや、教育の場面で、どうしても自分自身として、親身になって乗り出してお話を聞いたり、また意見を述べたりすることが多いわけですが、さまざまなジャンルの方が参加されているわけですが、最近は、教育に関する表現がとても難しいということを感じました。

    普通にこの会議で使われている言葉、例えば、インクルーシブ教育ですとか、先ほど出ましたキャリア教育だとか、それから、ALTとか、そのような言葉を普通にこの会議では使っておりますけれども、一歩ここから外へ出て、ほかの会議でそのような言葉を出すと、1つずつ全部注釈が必要だということです。

    やはり、そういうことも常に私たちは頭に入れておかなくてはいけないのだということを、肝に銘じました。まだまだ外部には浸透していない言葉であるということ、例えば、アクティブラーニングなどは、教育の本筋になる言葉だと思うのですけれども、やはり、まだどういうものであるか、何を目指しているかということまで、一般市民の方に理解していただくためには、相当の努力をして、広報していかなくてはいけないということも、身にしみて思いました。

    「はむらの教育」という広報紙も出ておりますけれども、それだけではなく、私ども1人1人、また、校長先生をはじめ学校の先生方が、フェーストゥフェースで、これからの子どもたちに求められる力はこういうものなのですとか、今、学校ではこのような取り組みを具体的にやっていますと、生の声できちんと伝えていかないと、学校教育というのは、随分な勢いで変わってきているのだと感じます。

    学校現場にいたときは、あまり感じなかったのですが、やはり外部から見ると、相当、学校の中というのは変わっていて、説明をきちんとしていかないと通じないのだなということを、この審議会に出席して痛感いたしました。

    ですから、正しく伝えていく努力を、これからも続けていかなくてはいけないと思った次第です。

    教育長 どうもありがとうございました。

    羽村一中校区小中教科・領域別情報交換会へ出席されたお話と、羽村市長期総合計画審議会に出席されて感じたことをお話しいただきました。大変お疲れさまでございます。まだ、何回か続くかもしれませんので、長期総合計画審議会の委員としても、有意義にご発言いただいて、いい計画になるようにお願いしたいと思います。

    塩田委員、今の関連ではなくても結構です。ご意見等ありますか。

    塩田委員 教育委員会委員の直接の活動ということではないのですが、羽村市人権擁護委員として、毎年夏休みに中学生が人権作文を書いてくれて、その作文の審査を9月始めの週に毎年行っています。今年度も先週末から今週の始めにかけて、中学校3校から、それぞれ10名の10作品ずつ、学校側が選んでくださって、それを全部読ませていただいて、順位を決めるという審査をしました。今年は読んでいて、内容的に大変重たい内容で書かれているものもあって、それもある意味ショックを感じましたが、きちんと受けとめないといけないことだという感想もあったのですけれども、一番ショックでしたのは、残念ながら、作文力が非常に落ちているという感想があります。私が人権擁護委員になってから、毎年作文は読ませていただいているのですけれども、ここ3年ぐらいで、階段状に力が落ちているという感じを受けています。

    思い出してみると、自分が小学生や中学生のころは、何か行事があるたびに作文の指導があって、いい作文は先生が授業中に読んで、公表してくれたりしたことがあって、どのような作文が良くて、人の心を打つのだなということを勉強する機会があったと思うのですけれども、今、小学校、中学校の中で、作文の指導がどの程度行われているのか、また、句読点のつけ方から指導しなければいけないというところもありまして、読んでいて非常に残念だなという感想を持ちました。

    教育長 教育委員会活動報告の中にはありませんけれども、塩田委員の活動で、作文の審査をされたということで、確かに、読書もそうですが、文章を書くということは、今の子どもたちは、スマホで短文を並べるだけで、コミュニケーションをとっているような状況ですから、理論的に物事を考えて、それを文章で表現し、自分の伝えたいことの奥深いところまで、しっかりと文章化していける力が、少しずつ薄れてきているように感じます。

    作文の指導についてご質問をいただいたので、生涯学習部参事から何かありますか。

    生涯学習部参事 教育長

    教育長 生涯学習部参事

    生涯学習部参事 文章を書くということは、非常に難しいところではあると考えておりますけれども、国語の領域の中には、読む、聞く、話す、それから、書くということがございます。行事等が終わった後に作文を書かせるというお話もございましたが、過去の国語教育の中では、なかなか書く技能を高めるための特別な指導は難しく、できる子はできるというところがありました。

    今、身につけさせる力を明確にして、書く技能についても、しっかりと系統的に指導していくという形で、授業が展開されているところです。

    ただ、なかなか、しっかりと子どもたちの文章を推敲していったり、お互いに評価し合ったりしていくということでは、まだまだ十分ではないところも見られると捉えております。

    学習については、学習指導要領に則って行われていますけれども、そのことを、子どもたちにとって身になるような形で、今後もやっていかなければならないですし、以前に比べては、行事作文を書く機会は、本当に減ってきたと思いますが、年間の授業時数の中では、書く領域の部分が何時間ということは割り振りがございますので、その中での学習は、進めているところでございます。

    今後、そういった訴える力や、自分の考えをしっかりと伝えていくための力というのは、さらに、指導していかなければならないと思っています。

    また、「書く」ではなく、「話す、聞く」というところは、逆に、非常に伸びてきていると思われます。いわゆる、スピーチをするなど、コミュニケーションをとるという部分は、方法論であったり、経験等というのは、きちんと指導されてきて、伸びてきている部分ではないかと捉えております。

    教育長 今回の人権作文は、小学生と中学生に書かせていますか。

    塩田委員 教育長

    教育長 塩田委員

    塩田委員 人権作文は中学生で、小学生には「子どもからの人権メッセージ」を、全小学校ではなく、毎年1校だけを対象に書いていただいて、その中から学校代表の1名の作文を選出していただいています。

    教育長 そうなると、作文の力が落ちてきているというのは中学生ですね。

    小学校からの積み重ねでしょうから、中学校の「書く」という作文力について、委員からも話があったということで、どのように取り組んでいくかというところも含めて、今後の課題として、ぜひ学校教育課と学校と調整を図りながら、対応として検討課題にしておいていただければと思います。

    塩田委員 教育長

    教育長 塩田委員

    塩田委員 例えば身近な高齢者や、障害のある方との出会い等を通じて、自分の体験の中からいろいろなことを考えて、自分はもっとこのようにやっていきたいとか、こういうことができるのではないかという、とても考えの深い作文もありましたので、すべてが悪いというか、レベルが落ちているということではなく、とても心を打つ作文もありましたので報告させていただきます。

    教育長 ありがとうございます。

    中には、よく書けている作文もあったということですが、全体的に今の子どもたちの作文力について、よく見ていくということが必要だと思いますので、ぜひお願いしたいと思います。 ほかにありますか。

    質疑なし

    教育長 それでは、質疑を終了させていただきます。

    教育委員会の委員活動報告は、以上で終了とさせていただきます。

    日程第4

    教育長 報告事項 羽村市立中学校3学期制への移行準備について、説明を求めます。

    生涯学習部参事 教育長

    教育長 生涯学習部参事

    生涯学習部参事 羽村市立中学校3学期制への移行準備についてご説明をさせていただきます。

    お手元の報告事項の資料を見ていただきながら、よろしくお願いします。

    羽村市における2学期制については、平成27年7月から羽村市立小中学校2学期制検証委員会を設置しまして、2学期制の成果と課題、今後の学期制のあり方について、検証を重ねてきたところでございます。

    そして、本年3月に最終報告書が提出され、4月の第4回教育委員会定例会において報告をいたしました。

    その後、各校の教員の意見を参考にし、各校が子どもたちにとって必要であるという目的意識をもって主体的に進めていくことが大切であるということが、提言の中にもございましたけれども、最終報告の提言に対する各校の意見聴取を実施しまして、8月の第8回教育委員会定例会において、報告をさせていただいたところでございます。

    提言に対します各校の意見では、おおむね提言どおりでよいという意見が出され、それらを踏まえまして、教育委員会定例会におきましては、小学校は2学期制を継続、中学校は新たな3学期制へ移行するという方針を確認していただきました。

    また、留意事項としまして、保護者や児童生徒の不安を解消するため、十分な準備期間を設けること、そして、そのことについて周知をしっかり行っていくということが、ご意見としていただくことができました。

    教育委員会におきまして、教育委員会の中で示された方針のもと、事務局といたしまして、今後、羽村市立中学校3学期制移行準備会を設置しまして、準備作業を行いますので、説明をさせていただきます。

    設置目的ですけれども、羽村市立中学校が3学期制へ移行するにあたり、羽村市立小中学校が連携し、かつ主体的に必要な準備作業について検討するため、羽村市立中学校3学期制準備会を設置いたします。

    検討事項としましては、(1)2学期制の成果を活かした「新たな3学期制」に関すること、(2)3学期制移行に伴う小中一貫教育に関すること、(3)3学期制の移行に向けた周知に関すること、(4)その他、学期制の移行に関する必要な事項というところを検討していく予定でございます。

    別紙1をご覧ください。

    こちらは、羽村市立中学校3学期制移行準備会に係る組織でございます。

    まず、羽村市立中学校3学期制準備会でございます。こちらは、委員長を生涯学習部参事、委員を生涯学習部長、小学校長会会長、中学校の校長3名ということになります。また、副校長会の会長、統括指導主事の計8名を委員としまして、羽村市立中学校3学期制移行準備作業部会から報告を受けた内容について審議をし、教育長に報告する役割を持っております。

    また、作業部会ですけれども、羽村市立中学校3学期制移行準備作業部会は、部会長を中学校副校長会会長、委員を各校からの1名として行います。委員として想定されますのは、副校長先生や、教務主任や、また、移行準備作業を担う教員、全部で11名です。一中校区分科会、二中校区分科会、三中校区分科会での、各校の教育課程をどうしていくかということに、大きく学区のところが関係しておりますので、それぞれの学校でも当然検討はいたしますけれども、小中一貫教育を継続していくという観点から、中学校区ごとに、関係する情報を、お互いに確認し合いながら、進めていくことが必要です。

    校区ごとに、分科会を置きまして、3学期制移行に関する調査研究を行って、市全体の取り組みとして調整を図るところを、こちらの作業部会でしていただきまして、それを準備会に報告していただくということでございます。

    そして、準備会で審議をしまして、教育長並びに教育委員会に報告させていただくという段取りを考えております。

    また、任期につきましては、準備会、作業部会委員の任期は、羽村市立中学校が3学期制へ移行した日までにさせていただいております。

    次に、審議日程、まだ案の段階で、細かい日程や調整は、これから図りますけれども、まず、第1回目としまして、準備会と作業部会ともに同じところで開きまして、教育委員会事務局からの方針や、る検討事項や、これからの内容についての説明をさせていただきたいということが1つと、そして移行時期について、検討をしていきたいと考えております。

    これを9月の下旬から10月の上旬のところで、第1回を開かせていただきまして、その結果につきましては、10月に開かれます教育委員会定例会で、ご報告をさせていただきたいと思っております。

    まず、移行時期をいつにするのかということが決定しませんと、この後、いわゆる準備をする作業が前に進んでいきませんので、10月の教育委員会定例会の際に、ぜひ審議していただければと考えております。

    その後、各学校で作業部会等を随時開いていただく中で、大きな方針や懸念されることについて、調整を図っていくことや、どのようになっていくかという大枠について、検討してもらうという形になります。

    12月上旬には、第2回の移行準備会を開催しまして、各校から出てきた方針につきまして、審議をしていきたいと思っております。

    その結果につきましては、1月に開かれます教育委員会定例会でご報告させていただきたい。その後は、具体的に、周知活動を開始しまして、保護者、児童・生徒への周知報告と、入学説明会や保護者会、リーフレット等による市民への周知を考えていきたいと思っております。

    このような形で、今後、羽村市立中学校3学期制移行準備会は進めさせていただきまして、新たな3学期制に向けて、スムーズに、あるいはまた、より充実した内容となるようにしていきたいと考えております。

    以上です。

    教育長 羽村市立中学校3学期制への移行準備について、説明、報告がありました。

    この件に関して、委員の皆さんからご質問をお受けしたいと思います。何かございますか。

    江本教育長職務代理者 教育長

    教育長 江本委員

    江本教育長職務代理者 この作業部会の件ですけれども、委員が各校から1名ということは、小学校と中学校から各校1名ずつ出るということだと思うのですが、例えば、中学校を3学期制に移行するということでありますので、中学校からは2名ずつ選出するというようなお考えは特にないですか。

    生涯学習部参事 教育長

    教育長 生涯学習部参事

    生涯学習部参事 こちらにつきましては、作業部会ということで、全体のバランスを見て検討、調整していくというところが主な役割だと考えております。

    例えば、それぞれ中心になりますのは中学校になりますので、羽村第一中学校、羽村第二中学校、羽村第三中学校とも、各校での基本となる計画につきましては、これは全ての先生方がかかわっていくと捉えております。

    作業部会では、それぞれ特色はあると思いますけれども、共通した部分や、羽村市全体としてどうかという観点で見ていただくということで、各校1名ずつ委員を選出する形になっております。

    江本教育長職務代理者 教育長

    教育長 江本委員

    江本教育長職務代理者 わかりました。それぞれ、校区の分科会で、いろいろ審議したものが、また作業部会に上がっていくというイメージですね。

    生涯学習部参事 教育長

    教育長 生涯学習部参事

    生涯学習部参事 そのとおりでございます。

    当然いろいろなことで、中学校区ごとの取り組みが進んで、それが大きな成果となってあらわれておりますので、学期制が移行したとしても、より連携は強めていく、小中一貫教育は強めていくということがございますので、中学校区ごとでも、必ず諮るということが前提になっております。分科会で、いろいろな意見を出していただきながら、よりやりやすい形で、また、充実した形でできるように、作業部会に上げていただく形でございます。

    江本教育長職務代理者 わかりました。ありがとうございました。

    教育長 私から、よろしいですか。例えば、中学校の体育大会が10月にありますけれども、学校行事が3学期制になったときにどのように変わっていくのかということがあると思います。

    前回、いろいろ学校からの意見を、検証委員会の報告で聞いた中では、それほど大きく変更せずに、3学期制に移すことは可能だということですけれども、そこのところをしっかりと学校でも、いざ本当に変わるというときには、年間行事のスケジュールをどのように組むかというところも、検討が必要だと思いますので、このような組織を、複雑につくりましたけれども、内部の各関係するところでしっかりと話し合いをして、移行準備作業部会と移行準備会でしっかりと審議して、報告してもらいたいと思います。

    あともう1点、視点としては、保護者や、子どもたちに対する十分な説明と、今後中学生になっていく小学生に対しても、理解が必要だと思いますので、学校での説明会を年明けぐらいに開催する予定ですけれども、保護者や子どもたちからは、多分いろいろな質問が出てくると思います。

    十分想定の質問に備えて、いろいろな角度から考えて、それらについての方針や答えを用意して、説明に臨んでもらいたい。保護者の皆さんも、子どもたちも、不安なく、学校はしっかり考えで進めてくれるのだというところを、理解してもらうよう取り組んでもらえればありがたいと思います。

    市議会からも質問はありましたけれども、このスケジュールですと、平成29年4月には、学期制移行はないとなっていますし、これは、十分な検討期間と周知期間を設けてほしいということです。第1回の準備会については、生涯学習部参事が委員長ですので、ぜひ皆さんが納得いくような形で、移行の時期について、十分な検討をして、いい方向にしていただければありがたいと思います。

    生涯学習部参事 教育長

    教育長 生涯学習部参事

    生涯学習部参事 中学校が2学期制から3学期制に移行するに当たって、各校でいろいろ検討をしていただいたところでございます。その中で、先ほど、例がございました学校行事の体育大会ですが、現在は10月初旬で実施されておりますけれども、どのようにしていくのかというところなども、学校では、ある程度想定もしながら、無理があるかどうかというところも考えて、今回の提言については、おおむね大丈夫だというような形での回答になっていると捉えております。

    やはり、学校が中心になって、子どもたちの教育課程をつくっていき、それをどう実現していくのかということが一番大切なことであると思いますし、また、評価についても、大きく考えていかなければならないということもございますので、初回のところで、再度学校に共通理解していただくということは、十分力を入れていきたいと思っております。

    また、十分な周知、十分な説明といったところにつきましては、教育長がおっしゃっていたとおり、さまざま不安があり、これはどのようになるのだろうというところが当然あるかと思いますので、検討の項目の中に、周知に関することというのを入れてありますので、各校でも主体的に、考えていっていただきたいと思います。

    それをうまくまとめて、教育委員会としても、周知できるように考えているところでございます。

    平成29年度実施はどうかというところでは、各学校でも、検討は当然していただいている中で、早くても平成30年度実施が妥当ではないかという意見が大半を占めたということでございます。

    もちろん、平成29年度からという可能性はありますけれども、今までの学校からの意見聴取の中では、やはり、早くても平成30年度からが一番妥当ということもございます。

    また、教育委員会のご意見の中で、十分に説明責任を果たすというところですが、現行の2学期制で小学生も、中学生も、不安なく、進級、進学するという説明も必要であるというご意見もいただいたところでございます。

    そういった点を考えていきますと、ある程度の予想はできると考えているところでございます。また、10月の教育委員会定例会でご報告させていただきたいと考えております。

    教育長 ありがとうございました。

    ほかに質疑ございますか。

    質疑なし

    教育長 よろしいですか。

    それでは、これをもちまして質疑を終了します。

    以上で、平成28年第9回羽村市教育委員会(定例会)を閉会とします。

    ありがとうございました。

    お問い合わせ

    羽村市教育委員会 生涯学習部生涯学習総務課

    電話: 042-555-1111 (総務係)内線352

    ファクス: 042-578-0131

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