日時 平成28年12月20日(火)午後3時00分~3時23分
場所 羽村市役所東庁舎4階特別会議室
出席委員の氏名
教育長 桜沢 修、教育長職務代理者 江本 裕子、委員 島田哲一郎、委員 塩田真紀子
傍聴人 なし
付議事件
議案第29号 平成28年度羽村市一般会計補正予算(第6号)のうち教育費に係る部分の意見聴取について
議事日程
日程第1 会議録署名委員の指名について
日程第2 教育長報告
日程第3 教育委員会委員活動報告
日程第4 議案第29号 平成28年度羽村市一般会計補正予算(第6号)のうち教育費に係る部分の意見聴取について
会議経過
教育長 ただいまの出席委員は4名です。定足数に達しておりますので、ただいまから平成28年第12回羽村市教育委員会(定例会)を開会します。
本日の議事日程は、あらかじめお手元に配布したとおりです。
日程第1
教育長 会議録署名委員の指名を行います。
会議録署名委員は、羽村市教育委員会会議規則第33条の規定によりまして、教育長において塩田真紀子委員を指名いたします。よろしくお願いします。
日程第2
教育長 教育長報告を行います。
それでは、お手元の教育長報告事項をご覧ください。この中から幾つか報告をさせていただきます。
11月18日、第10回小学校音楽会が生涯学習センターゆとろぎで開催されました。
また、21日には、中学生「東京駅伝」大会の結団式が市役所大会議室で行われ、選手紹介、決意表明がありました。私から激励の言葉を申し上げ、羽村市の代表として力を合わせて走ってきてほしいとお話をさせていただきました。大会は、来年2月5日に味の素スタジアムで開催される予定です。
22日、都立羽村高校の創立40周年記念式典が行われまして、出席をしてきました。羽村高校の学校長からは、各種行事で羽村市の公共施設のスポーツセンター、スイミングセンター、動物公園などを利用させてもらっており、自転車通学の生徒のために駐輪場も提供していただいているという話がありました。また、はむら夏まつりや、はむらふるさと祭りへ参加する機会もいただいているということで、地元羽村市の多方面にわたる支援に対して感謝をしていますという挨拶がありました。今後も、羽村市内の唯一の高等学校として、羽村市と連携しながら教育活動を行っていきたいというお話がありましたので、羽村市教育委員会としても協力をさせていただきますという話をしてまいりました。
23日、スポーツセンターで多摩・島しょスポーツ習慣定着促進事業として、小中学生フィジカルトレーニング教室を開催しました。サッカークラブの東京ヴェルディから指導者を迎え、市内の小学生、中学生にフィジカル、特に体幹を鍛えるトレーニングの指導を実施したところです。この事業は、市民のスポーツへの取組みを促進させることを目的に、また、スポーツの習慣を定着させようという目的で、このフィジカルトレーニングのほかに走り方教室、歩き方教室、障害者スポーツをこの事業の中で、取り組んでいくこととなっております。
26日には、各小学校で学芸会や展覧会がありまして、羽村東小学校では学芸会、小作台小学校、羽村西小学校、栄小学校の展覧会や作品展を見てきました。羽村東小学校の学芸会では、子どもたちが生き生きと演技をして、長いセリフもしっかり大きな声で言うことができて、感心したところです。小作台小学校、羽村西小学校、栄小学校の展覧会では、空想の世界を絵や工作で表現するなど、想像力を伸ばすというテーマに各学校で取り組んでいたように感じました。子どもたちの自由な発想が随所に見られました。また、低学年の作品では、とうもろこしを収穫しているところの自画像の作品があり、その顔が非常に表情豊かにとても明るく、ユーモラスに描かれていて、子どもたちの心の温かさや明るさがにじみ出ていて、見ていてほっとするような気持ちになったところです。
29日に羽村市生涯学習審議会を開催しました。9回目となる今回が最終のまとめの審議会で、これまでの審議の感想を含めまして、大方の委員からは、よい形で計画案がまとまったという評価、また、審議を通じて自分自身も勉強になったという意見などをいただきました。
この計画案ですけれども、12月19日に市長に答申され、年が明けてパブリックコメントに付した後に計画として発行していくことになります。
また、これまでの間に、松林小学校と栄小学校へは教育委員会訪問を実施して、各校の取組みを学校長から聞くとともに、授業参観を通じて学校や授業、そして子どもたちの様子などを見てきたわけでございます。委員の皆さんには、学校訪問にご出席をいただきまして、貴重なご意見をいただきありがとうございました。
12月に入りまして、ミドルリーダー育成研修の研究発表が行われ、中堅の先生方から、ICTの活用による授業について、また、体力向上のための体育授業の取組みなどの研究成果の発表が行われました。
3日には、小学生ドッジボール大会がスポーツセンターで開催され、子どもたちの元気なプレーを見させてもらいました。こうした大会があることによって、大会に向けて地域で練習に取り組んでいただいておりますし、そのことが子どもたちの体力向上の一つの要素にもなっていることと思います。
4日は、東京消防庁の音楽隊とゆとろぎの連携事業という形で、避難訓練を取り入れたコンサートを開催しました。コンサートの途中で地震が発生し、火災も起きたという想定のもと、一旦、観客全員がコンサートを中断して、大ホールから隣のどんぐり山児童公園まで避難をしました。非常に整然と避難行動がとれたという感想でした。一旦避難してから会場へ再入場しまして、コンサートの続きを聞いたということでございます。
6日からは市議会が開会されましたけれども、一般質問等については、後ほど説明等があると思いますので、私からの報告は省略させていただきます。
また、10日に開催されました特別支援学級の発表会は、これまでの練習成果があらわれていたと感じたところです。演劇の舞台発表を通して、特別支援学級の子どもたちは、仲間と協力してコミュニケーションをとることの大切さや、演じることの楽しさを学んだのではないかと思っております。各学級の趣向を凝らした特色ある発表会だったという感想を持っております。
17日です。松林小学校の音楽発表会、また、翌日の18日には瑞穂中・羽村二中・羽村三中ジョイントクリスマスコンサートが行われまして、とても楽しく見させていただき、上手な演奏を聞かせてもらいました。松林小学校の各学年の歌声がとてもきれいで、舞台への登場、また舞台から退場する動きなども規律ある行動がなされていて、音楽科の大平先生をはじめ先生方の児童への行き届いた指導が随所に見られました。
最後になりますけれども、戻りまして、15日に学校リーダー研修の閉講式がありました。リーダー研修会の閉講式に続いて、多摩教育事務所の相原指導課長による講演会が行われました。テーマは、「これからの時代に求められる学校教育 次期学習指導要領が目指す方向性を踏まえて」ということでございます。講演では、これからどのような時代を子どもたちは生きていくのか、社会の加速度的な変化に伴い、将来の変化を予測することが困難な時代に、受け身で対処するのではなく子ども一人ひとりがみずからの可能性を発揮して、よりよい社会と幸福な人生の作り手となっていけるようにすることが重要であるということを述べられていました。子どもたちに育成すべき資質・能力を確実に伸ばしていくことを目指して、教育課程で明確にし、社会と共有・連携しながら育んでいくことを実現するのが大切なことですという話がありました。こうしたことを踏まえて、学校では、一つにカリキュラムマネジメントによる教育課程の編成・実施・評価・改善というPDCAサイクルを確立することが必要であるということ。また、教育課程の編成においては、学校の教育目標や学校として育成を目指す資質・能力を学校内にとどめるだけではなく、社会や地域に示していくことが必要ですということ、いわゆる社会に開かれた教育課程を実現することが重要だというお話でございました。
次期学習指導要領の改定の方向性について詳しいお話を伺うことができ、大変有意義な講演会だったと思っております。
これからの時代に求められる資質・能力の育成という点では、一つの方向性としてカリキュラムマネジメントやアクティブラーニングというような言葉が出てきますけれども、この2つの言葉が次期学習指導要領の中身だという短絡的な理解ではなくて、これからの時代に求められる資質・能力を育成するために教育課程をどう編成して、実際の指導を通じてアクティブラーニングなどの実践を通じて教員一人ひとりが学習指導要領改定の趣旨や内容の理解を、実際にこれからの準備期間に理解を深めていくことが大切であるというお話でした。
教育委員会としても、この次期学習指導要領の改定に向けた内容の理解に努めていくことが必要であると感じたところです。本当に大変有意義な講演会でございました。
以上で教育長報告とさせていただきます。
私からの報告は以上です。何かご質問、ご意見等はございますか。
質疑なし
教育長 以上で質疑を終了します。
教育長報告は以上で終了させていただきます。
日程第3
教育長 教育委員会委員活動報告を行います。
教育委員会委員の11月15日から12月19日までの活動については別紙に記載のとおりです。
これから質疑を行います。
何かご質問またはご意見はございますか。また、ご出席いただいている委員の皆さんからご報告等がありましたらお願いします。
江本委員 教育長
教育長 江本委員
江本委員 この期間は、各学校とも音楽会や学芸会、展覧会、作品展等々、非常に発表の場が多くて、子どもたちの生き生きとした一生懸命な姿を間近で見ることができて大変有意義な機会をたくさんいただきました。一つ感じたことは、羽村の場合、ゆとろぎの大ホールという立派な施設があって、そこで子どもたちがスポットライトを浴びながら堂々と自分を表現できる。そういう場が与えられているというのはとても有意義で、ありがたいことだと思います。小さいときのそういう体験というものは、これから先、いろいろなことを経験していく中での自信にもなっていくでしょうし、自己肯定感や自己有用感に結びつくのではないかということを感じました。
各発表会等、本当に先生方の指導が行き届いていて、その指導の片りんが見えるという、子どもたちの姿にその指導がきちんと反映されていて、その蔭に隠れた先生方のご苦労やご努力がどれだけのものだったかということが察せられて、非常に感動的なところがたくさんありました。
ぜひ継続していっていただきたいですし、今、授業時数の確保ということで、こういう発表会的なことを縮小しようという傾向もありますけれども、やはり子どもの一つのいい機会としては、こういう発表的な行事というのは残しておいていただきたいということを切に願ったところです。
以上です。
教育長 ありがとうございます。
ほかにご意見ございますか。
島田委員 教育長
教育長 島田委員
島田委員 教育長報告の中でも、説明がありましたが、12月4日のゆとろぎ避難訓練コンサートに私も参加させていただきました。市内中学校の吹奏楽部の皆さんに参加していただきました。
先ほどの教育長の説明のとおり、コンサートの途中で外へ避難して、また戻ってきてコンサートを再開するという形の中で、東京消防庁の音楽隊長が非常にパフォーマンスの上手な方で、音楽をやっている生徒がたくさん来ているんだから、舞台に上がっておいでということで、生徒を舞台の上に集めて、ビリーブという曲目を音楽隊が演奏して生徒たちに歌わせたという、すごくいい場面を見させていただいたという感想でした。子どもたちも一流の演奏を聞いて何らかの刺激を持って帰ったのでないかという気がいたしまして、非常にいいコンサートだったと感じております。
また、避難訓練につきましては、いろいろな課題を提起している参加者の方もいましたけれども、まずは第1回の実施ですので、次につなげていただければ、さらにいい避難訓練コンサートができるのではないかという印象でした。
以上でございます。
教育長 どうもありがとうございます。レセプショニストの皆さんも避難訓練の会場内の中心的な誘導の役割を担っていて、ゆとろぎは貸し館という形でホールを一般に貸し出すだけの事業もやっているので、レセプショニストがいない場合に、もしそういった火災や地震等が起きたときにどのように対応するか。まして夜間ですと、対応する職員の人数も限られてきますし、いろいろな課題があるのではないかということで、所管課で対応策を考えていきたいということでございます。
羽村第一中学校の生徒については、隊長が「制服を着ている子どもたち、ビリーブという歌、知っているでしょう。舞台に上がって一緒に歌おうよ。」と一声言って、私も周りの子どもたちに「行っておいでよ。」と声をかけましたら、四、五人席を立ち、続いて50人ぐらいの全員がステージに上がって、演奏している隊員の姿が見えないぐらいになってしまいましたけれども、非常に楽しいコンサートだったと思います。
ほかにございますか。塩田委員から何かございますか。
塩田委員 教育長
教育長 塩田委員
塩田委員 展覧会や学習発表会があった11月後半は、私は体調を崩していまして、あまり学校の行事を見に行くことができず非常に残念だという思いがあったのですけれども、その中で、特別支援学級の合同作品展だけは、見させていただきました。非常に力強い絵や、色彩が鮮やかで、それぞれに個性の出ている作品を見てきました。
ある生徒の作品はとても思いやりあふれる作品で、献立をつくるのに誰に何を食べさせたいかというテーマで、おばあさんに何々をつくってあげたいというようなことが書いてあり、すごくおばあさんを大事にしているということや、おばあさんの好きな食べ物をよく調べて、それをつくってあげようということで献立をつくったのだと思うのですけれども、非常に心が温まる作品で印象に残りました。
以上です。
教育長 ありがとうございました。
それでは、教育委員会委員活動報告につきましては以上で終了とさせていただきます。
日程第4
教育長 議案第29号 平成28年度羽村市一般会計補正予算(第6号)のうち教育費に係る部分の意見聴取についてを議題といたします。
提案理由の説明を求めます。
生涯学習部部長 教育長
教育長 生涯学習部長
生涯学習部長 議案第29号 平成28年度羽村市一般会計補正予算(第6号)のうち教育費に係る部分の意見聴取について、ご説明いたします。
本議案は、地方教育行政の組織及び運営に関する法律第29条の規定により、平成28年度羽村市一般会計補正予算のうち教育費に係る部分について教育委員会の意見を聴取する必要があるため、その内容を説明し、意見を求めるものでございます。
細部につきましては、議案書の概要説明書をご覧ください。
今回の補正の内容につきましては、職員の給与改定に伴うものでございます。職員の給与につきましては、東京都人事委員会勧告等を勘案して改定がされており、今回の改定は期末・勤勉手当の支給実績が民間の支給実績月数を下回る公民較差が生じていることから、これを是正するため、勤勉手当の支給月数を0.1月引き上げるための改定です。教育費につきましては、教育長の改定分を含め231万6,000円を増額し、予算現額を28億9,943万9,000円とするものです。
なお、本案は、今次、12月議会定例会の最終日に上程される予定となっております。
以上で議案第29号 平成28年度羽村市一般会計補正予算(第6号)のうち教育費に係る部分の意見聴取についての細部についての説明とさせていただきます。
教育長 以上で説明が終わりました。
これから質疑を行います。何か質疑ございますか。
質疑なし
教育長 以上で質疑を終了します。
お諮りします。議案第29号 平成28年度羽村市一般会計補正予算(第6号)のうち教育費に係る部分の意見聴取については原案のとおり承認することにご異議ありませんか。
異議なしの声あり
教育長 ご異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり承認することに決定いたしました。
これをもちまして平成28年第12回羽村市教育委員会(定例会)を閉会します。
ありがとうございました。