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    平成28年第11回羽村市教育委員会(定例会)会議録

    • [2022年7月12日]
    • ID:9523

    平成28年第11回羽村市教育委員会定例会会議録

    日時 平成28年11月15日(火)午後3時00分~3時46分

    場所 羽村市役所東庁舎4階特別会議室

    出席者 教育長 桜沢修、教育長職務代理者 江本裕子、委員 島田哲一郎、委員 塩田真紀子

    傍聴人 なし

    議事

    日程第1 会議録署名委員の指名について

    日程第2 教育長報告

    日程第3 教育委員会委員活動報告

    日程第4 議案第28号 平成28年度羽村市一般会計補正予算(第4号)のうち教育費に係る部分の意見聴取について

    会議経過

    教育長 ただいまの出席委員は4名です。定足数に達しておりますので、ただいまから平成28年第11回羽村市教育委員会(定例会)を開会します。

    本日の議事日程は、あらかじめお手元に配布したとおりです。

    日程第1

    教育長 会議録署名委員の指名を行います。

    会議録署名委員は、羽村市教育委員会会議規則第33条の規定によりまして、教育長において島田哲一郎委員を指名します。よろしくお願いします。

    日程第2

    教育長 教育長報告を行います。

    それでは、お手元の教育長報告事項をご覧ください。幾つか報告をさせていただきます。

    まず、10月20日です。西多摩地区市町村教育長会研修会があきる野市の戸倉しろやまテラスというところで行われまして、施設を見学させていただきました。平成25年3月に、五日市の戸倉小学校が閉校となりまして、それを契機に、今年の4月9日に、秋川渓谷戸倉体験研修センター(戸倉しろやまテラス)ということで、旧校舎を活用した施設がオープンしています。地域の自然や歴史、文化等の資源を活用して、学校や企業の体験学習や研修会の場を提供しようとする施設です。この施設は、宿泊可能な研修センターとしてリニューアルされていまして、学校の教室のような廊下と扉があり、扉を開けると、多摩産材の木を使った二段ベッドが置いてあり、もう1つ、違う教室の扉を開けると、一面畳の部屋で、大人数で宿泊ができるような施設となっていて、小さいけれども、お風呂もできていました。旧校舎の中にエレベーターもあり、建物は二階建てです。そのような施設で、アート入門ということで、エッチングした銅版画の体験や農産物の収穫体験、自然散策体験など、いろいろなプログラムが用意されています。五日市では人口減少や少子化などが言われている中で、学校の適正規模というところも議論されています。こうした中で、小学校の廃校という問題についても現実のこととなっていて、この戸倉小学校も五日市小学校への統合で閉校になったということです。奥多摩町でも中学校が1校に統合され、近隣では小中学校の統廃合が出てきているという話を教育長同士でもさせていただいたところです。

    10月22日には、羽村第一中学校吹奏楽部の全日本吹奏楽コンクール出場の様子を見てきました。2年連続の金賞受賞ですばらしい結果を残してくれました。近年、教員の多忙化等にあわせて、部活動のあり方について言われていますけれども、私としては、小学校からの音楽教育が羽村第一中学校で花開いているんだということと、子どもたちの頑張りというのはすごいなと感じているところです。市としても、音楽のあるまちづくりを進めてきていますので、それらが羽村市の特色ある教育活動と認識をした上で、今回の金賞受賞というのは手放しで喜びたいと思っているところです。

    10月24日には教育委員会学校訪問で小作台小学校へ、また、11月11日には羽村西小学校の学校訪問を行いまして、委員の皆さんにご出席いただき、貴重なご意見をいただきまして、ありがとうございました。

    10月25日、羽村東小学校で「ALTと遊ぼう」が開催されました。富士見小学校や松林小学校でも行われましたが、小学校の英語教育をけん引してくれています英語コーディネーターの皆さんの企画を形にしたというもので、各学校に配置しているALTが複数名集まって、小学生とともに英語でコミュニケーションを図るという授業です。子どもたちにとってみれば、ALTとの触れ合いの中で、英語の曲に合わせてダンスをしたり、少人数のグループでのゲームをALTの皆さんと一緒に行っているところを見学させてもらいました。ゲームなどでは、ルールの説明や、遊びの体験を一緒にやる中で、全て英会話で子どもたちとの触れ合いがされているという形で進められていまして、子どもたちは、日ごろの英語の勉強が役に立っているのか、違和感なく一緒にALTの皆さんと交流している様子で、私たちが考えているほど壁がないというか、普通に遊んで、英語で会話していました。文法的にはどうかわかりませんが、気持ちや言っていることが通じているのかなというところを感じました。今後、もう少し、レベルアップして、中学生とALTとの触れ合いができるような場や、中学校英語を少し学校の中でも学校の外でも使える場を提供していきたいと思っています。今後の取り組みに期待をしたいと思っています。

    同日に、午後7時から羽村市長期総合計画地域懇談会が、まず羽村東小学校を皮切りに行われ、全8回、地域へ出向いて、地域の皆さんと、長期総合計画の内容について、懇談の中で意見をいただく取り組みを始めています。この長期総合計画は、審議会から答申をいただいたのですけれども、江本委員にも委員として出席をいただいておりました。ありがとうございました。その答申をもとに概要版をつくり地域の皆さんの意見をお聞きしていくという取組みです。教育に関するご意見もいろいろといただいています。小中一貫教育についてもいただいており、小中一貫教育というより中高一貫教育はどうかなどの意見も出たのですけれども、なかなか都立高校と一緒にというわけにもいかないですし、小中一貫教育で非常にいい成果が出ていますよということで、生涯学習部参事から説明がありました。また、羽村第三中学校の規模の件では、部活動の問題や、武蔵野小学校からそのまま中学校に就学するよりは、ほかの学校のようにいろいろな学校から集まってくるほうが、子ども達にとって良いのではないかというような、学区の見直しについての話や、やりたい部活がないなどの話も出ていました。交通安全等については、自転車通学のヘルメットの着用についての話も出ていたところです。

    10月30日、羽村市町内会連合会視察研修で、静岡県焼津市方面に、1泊2日で行ってきました。地域と学校の連携について、町内会長の皆さんといろいろとお話をする機会がありまして、また、いただいた意見なども学校教育等々で生かしていきたいと思ったところです。焼津市では、静岡県災害防災センターを見学し、やはり南海トラフの地震を想定して、何メーターぐらいの津波が押し寄せてくるということを想定し、エントランスホールには東日本大震災のときにはここまで津波が到達したと、支柱に過去の津波の高さが書いてあり、やはり6メートルの津波というのはすごいなと思いました。それを想定したDVDが作成され、それも見させていただきましたけれども、焼津市内がどんなふうになってしまうかというものをCGで見て、非常にこれは大変なことだと思いました。また、翌日は沼津方面へ行かせていただいて、深海魚をテーマにした水族館でシーラカンスのマイナス20度の冷凍保存を見学しました。

    また、牛乳パックからトイレットペーパーをつくる製紙工場を見学するなど、いろいろな形で町内会長さんとお話をしながら、行ってきました。

    11月3日、文化祭の特別企画で、玉川上水をテーマにした「創作ファンタジー音楽劇」を見させていただきました。プロの声楽家と市民コーラスグループ、市民の皆さんが交流をし、練習を重ねて本番を迎えまして、非常に会場からは大きな拍手ももらうことができて、来場者からは、よかったという評価もいただいたところです。

    11月5日には、読書手帳の表彰式に行ってまいりました。第2回目ですけれども、表彰式では、小学生では3人が対象で、表彰状をお渡ししたところです。500冊の本を読んで読書手帳に記録しているということで、本当に子どもたちの読書量というのはすごいと感心しましたし、こういった表彰をさらに周知して、子どもの読書につなげていけたらいいと感じたところです。

    11月8日、羽村・瑞穂地区学校給食組合の議会がありました。給食組合議会の一般質問で、今回は、アレルギー対策と除去食を導入してはどうかという内容でありました。除去食の対応といいますと、なかなか設備など体制的にも難しいということです。今は、給食を食べられない場合には、自分で弁当を持ってくるということもあるでしょうし、牛乳については、飲めない子には出さないなど、やはり保護者と学校と給食センターで情報交換もしながら対策はとっているけれども、今の調理設備の中で一人一人に合った除去食をつくって提供するというのはなかなか難しいということで答弁をさせていただきました。また、給食費をここで改定しまして、それに対して保護者等からどのような意見があったか、金額が高くなったことについて意見はなかったかという一般質問には、特に保護者から意見は寄せられていませんということで答弁をしたところです。また、地場産の野菜を活用してはどうかという質問もありましたけれども、農業者の皆さんと調整を図りながら進めていきたいと、これは管理者からの答弁になりましたけれども、一定の量を納入してもらうということで、農家と契約栽培の契約を結ぶわけですけれども、やはり給食で使うということはなかなか難しい面もあるということで答弁をさせていただいたところです。

    11月9日には東京都市教育長会の定例会がありまして、会議資料として毎年、東京都教育委員会と26市の教育長との連絡会があり、その中での質問事項が配布されましたので、お手元にお渡しさせていただきましたけれども、この中で羽村市から要望したものについては、4番のインクルーシブ教育システムの推進について、国立市と羽村市から出しました。また、6ページのところでは、6番の小中学校施設の老朽化対策について、これは幾つか複数の市から出ていますけれども、羽村市からも提出させていただいています。19番、人的措置・人事制度の中で、スクールソーシャルワーカーの配置について、小平市と羽村市が出しています。

    その他、さまざまな教育課題、または、各多摩地区の教育委員会が抱えております問題・課題等について、東京都教育委員会に対して要望したいということで、どんなことが挙げられているか、参考にお渡しさせていただきました。件数は27項目です。この中では、特別支援教育の関係で、やはり特別支援教室の導入における教員配置や人材確保の関係、また、施設の部分では、非構造部材の耐震化などの支援事業補助金制度の延長というような話や、不登校対策についても、モデル事業としてやっていても、全ての学校において不登校対策は必要なので、きめの細かい支援の実現に向けて予算措置と人的支援をしてほしいけれども東京都としてはどう考えているか。もっと深刻な問題としては、24番などでは、停職処分が見込まれる教職員の処遇についてということが言われています。これは、いわゆる服務事故を起こした教員を自校にそのまま置いておかないで、東京都教育委員会の事務局に配置替えするなどの方策を立ててほしいというような、すごく切実な話が出されております。各多摩地区の教育委員会も、各地区によって求めているものや課題になっていることがいろいろとあるということを感じております。来年1月25日に東京都教育委員会との連絡会があり、その席で、ある程度、結論というか回答をいただけると思いますけれども、これらも含めて懇談ができれば、羽村市の要望した内容についても話をしていきたいと思います。

    定例の都市教育長会の中では、そのほかに、地域未来塾という生活困窮家庭に対する学習支援を促進していきたいということで、羽村市の場合には、算数・数学ステップアップ事業の指定を受けていますので、この地域未来塾についても今後対応していくかどうか、検討させていただきたいと思いました。また、東京都におけるチームとしての学校のあり方検討委員会の中間のまとめが出ましたということで資料等をいただき、説明があったところです。

    教育長報告事項にあります内容については以上のとおりです。

    最後に、この報告の中にはありませんけれども、東京都教育委員会では長い間学校活動の支援等に尽力されている団体・個人を毎年表彰していますけれども、11月5日(土曜日)に東京都庁において感謝状の贈呈式が行われました。羽村市からは、羽村第一中学校の演劇部の指導にご尽力いただいております塩田真紀子さんに贈呈されましたので、ご報告させていただきます。塩田さんにつきましては、長い間、今現在も、羽村第一中学校の演劇部のご指導をいただき、本当にありがとうございます。


    塩田委員 ありがとうございます。


    教育長 今後も、各学校において、いろいろな形で学校等に支援いただいている団体や個人がありましたら、推薦していただいて、対象者を集約しながら羽村市から東京都へ上申していきたいと考えているところです。

    私からの報告は以上です。

    何かご質問等はございますか。よろしいでしょうか。


    質疑なし


    教育長 それでは、教育長報告について以上で終了させていただきます。


    日程第3

    教育長 教育委員会委員活動報告を行います。

    教育委員会委員の10月18日から11月14日までの活動については別紙に記載のとおりです。

    これから質疑を行います。

    何かご質問またはご意見はございますか。また、ご出席をいただきました委員の皆さんからご報告等がありましたらお願いをしたいと思います。


    江本委員 教育長


    教育長 江本委員


    江本委員 個別の活動ではなく、総括したお話になるんですけれども、9月から11月までにかけて、この秋のシーズン、本当にさまざまな市の行事や地域行事、学校行事がたくさん行われまして、私もできる範囲で参加をさせていただきました。そこに本当にたくさんの小中学生が参加をしていて、生き生きと頑張る姿をたくさん見せていただくことができて本当に嬉しいことだと思っています。また、それを指導してくださっている地域の皆さんや、学校の先生方には本当に心から感謝したいと思っております。羽村の子どもたちというのは、そういう面では地域も学校も、いろいろなところで活躍の場が与えられていて、本当に幸せだと思います。

    ただ、反面、国や都などでもよく話題になっている、働き方という側面から、このような行事などを考えてみたときに、子どもではなくて、つまり、指導してくださっている地域の方々や、それから、特に学校の先生方の負担がどれぐらいなのかということをいつも気にかけています。これは今に始まったことではないのですけれども、やはりこの数年、学校に突きつけられた新しい教育課題というものが本当に目まぐるしく毎年毎年いろいろと増えてきています。

    例えば、先ほどお話があったような特別支援教育や、英語教育、最近はオリ・パラ教育ですとか、新しい学習指導要領改訂に向けてのアクティブラーニングの取り組みですとか、そのような新しい教育課題について、先生方はやはり、これまでやってきた教育活動プラス、その新しい教育課題について一生懸命勉強をして理解をして、研修をして、胸を張って子どもの前に立って教えていかなければいけないわけです。でも、それを全部やりこなすというのは、働き方について見たときに、どうだろうか、大丈夫だろうかという心配があります。

    ですから、もうそろそろ市や地域の行事への参加ということについて、どのようにこれから関わっていくのか、そのかかわり方や、その方法などについて、もう1回考え直していかなければいけない時期なのかなということを思います。学校訪問をさせていただくと、本当に授業について一生懸命取り組んでくださっている先生の姿を見て、先生方の日々の頑張りは本当にありがたく思う反面、土曜日や日曜日は、いろいろな行事にも出てくださっているということを考えると、どこかで声を上げていかないと、先生方が本当にモチベーション高く毎日意欲的に活動していただくためには難しい部分も出てくるのではないかなということを危惧しております。そうなってからでは遅いので、ぜひまたこのあたりで、教育委員会でも、みんなで考えていきたい時期なのかなということを全体の感想として持ちました。

    以上です。


    教育長 どうもありがとうございます。何か関連で、ほかの委員からご意見等はありますでしょうか。

    私もいろいろなところから案内が来るので、出席しますと、地区の行事は地区の人たちが主体となって実施している部分はありますけれども、学校の先生たちや校長が出てきて、自分たちの学校の子どもたちの様子を見ていただいています。

    そこまでに至る学校内での教員の皆さんの指導も多分あるのではないかと思います。今後の働き方というところでは、教員の多忙化について実際どうなのかというところも把握をさせていただきながら、どう対策をとっていったらいいのか、考え方によっては役割分担の中で対応できるか等、考えなければならないし、学校現場の教員の皆さんの意向等も考えながら、学校長の考え方や、責任のもとに動いていくという部分もありますから、教育委員会から指示するのもどうかとも思います。

    教育委員会事務局としても、市が学校に対してどこまで要望しているかというところもありますし、なかなか難しい面があると思いますけれども、まずは現状を把握していきたいと思っています。そこから少し始めていきたいと思っているところです。


    島田委員 教育長


    教育長 島田委員


    島田委員 同じように、私が常に思っているのは、羽村市の先生方は、非常に朝早くから遅くまで学校内で仕事をしているという印象があります。学校周辺を通りがかったときに、たびたび見受けられる光景の中です。そこで、電通の事件がありましたが、そのようなことに至ったら本当に大変なことになると思いますので、学校の管理職の先生方には勤務時間の管理をしっかりやっていただきたいということを、たびたび思うような場面が見受けられます。

    以上です。


    教育長 どうもありがとうございます。やはり子どもたちを指導する立場から、教員の心身ともに健康な普段の生活があってからこそと思いますし、そのためにどのようにしたらいいのかというところは、教員みずからも考えなければいけない部分はあると思います。

    いろいろなしがらみの中でやらざるを得ないというようなところもあるでしょうし、それらについては学校長と話をしていく中で、学校の最高責任者である学校長がどれだけ教員の皆さんの多忙感や、実際の業務をどう把握しているか、勤務時間についてもどのように指導して把握しているのかというところも含めて、話をしていきたいと思います。また、それらについて教育委員会にも報告をさせていただきたいと思います。

    委員の皆さんの活動報告について、ほかに何かございますか。


    塩田委員 教育長


    教育長 塩田委員


    塩田委員 11月11日の羽村西小学校の学校訪問の後、午後から松林小学校で道徳授業地区公開講座があったので、行ってまいりました。全部の教室を回っていると、内容がよくわからないで終わってしまうかと思ったので、1つのクラスだけ、1時間、最初から最後まで見せていただきました。授業の流れとして、教科書を先生が読んで、それに関して、このときの登場人物の誰々さんはどんな気持ちだったのだろうか、どういう気持ちで見ていたのだろうかという、人の気持ちを考えるということを先生が質問して、子どもたちがそれをワークシートに記入するというような形でした。

    最後のほうに、ワークシートに書いた答えを、2人か3人ぐらい、何人かが答えるというところで、道徳なので答えが1つではないというところはわかるので、正解は1つだよねというような授業のまとめ方ではなかったのですけれども、何となくワークシートに書いて何人か少しだけ発表して終わりという感じがしました。

    友達の意見を聞いてどう思ったかという、深まりがないような気がして、ワークシートに書いてそれでおしまいという感じがあり、もっと子どもたちがどう思っているのか、お互いに発表するなどの形にしていったほうが道徳としては望ましいのではないかという感想を持ちました。 

    授業が終わってから懇談会がありましたので、そのような感想をお話しさせていただきました。

    以上です。


    教育長 どうもありがとうございます。今の塩田委員の道徳の授業の感想について、生涯学習部参事または統括指導主事から何か意見はありますか。


    生涯学習部参事 教育長


    教育長 生涯学習部参事


    生涯学習部参事 まさに今、道徳は、「特別の教科 道徳」という移行期間で、新たな道徳の授業の形で進めているところでございます。塩田委員のご指摘のとおり、ワークシートに書いて発表して終わりで、やはり道徳ですので、答えはない。どんなふうに考えて、そのことを契機に次の自分の生き方や行動に生かしていくということが大事なのですけれども、これからの道徳の授業のあり方の中では、やはり考える道徳や議論する道徳というのがキーワードとなっています。

    これは、先ほどあったとおり、子どもたち同士が意見を言って、「あの子はこんなことを考えているのだな」というところを学んでいくなど、自分の考えや行動を形成していくということが本当に大事になっていきます。アクティブラーニングというのも、同じような考え方で授業等が展開されていくものだと思いますけれども、やはり道徳においても同じように子どもたち同士が考えていき、それを授業の中で教員がうまくリードをしながら、考えのもとになっていくものをつくっていく、そういった授業をこれからつくっていかなければならないと捉えています。

    松林小学校は、道徳教育の推進校ということで、いろいろな取組みをしていただいているところですけれども、終わった後の意見交換会等を、地域の方も含めてやっていただけるということが授業の質の改善等にもつながっていき、また、子どもたちにもそれが反映されていくと思います。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。


    教育長 ひとつのご意見として承っていきたいと思っています。

    それでは、教育委員会委員活動報告につきましては以上でよろしいですか。


    質疑なし


    教育長 以上で終了させていただきます。


    日程第4

    教育長 議案第28号 平成28年度羽村市一般会計補正予算(第4号)のうち教育費に係る部分の意見聴取についてを議題とします。

    提案理由の説明を求めます。


    生涯学習部部長 教育長


    教育長 生涯学習部長


    生涯学習部長 それでは、議案第28号 平成28年度羽村市一般会計補正予算(第4号)のうち教育費に係る部分の意見聴取について、ご説明いたします。

    本議案は、地方教育行政の組織及び運営に関する法律第29条の規定により、平成28年度羽村市一般会計補正予算のうち教育費に係る部分について教育委員会の意見を聴取する必要があるため、その内容を説明し、意見を求めるものです。

    細部につきましては、A4横の資料をご覧ください。

    まず、歳入ですが、国庫支出金ということで、国の補助金でございますけれども、4,950万9,000円の減額となります。これにつきましては、まず、1番目の学校施設環境改善交付金、平成28年度当初予算で予定をしておりました小作台小学校大規模改造事業と中学校トイレの改修工事、羽村第一中学校の校舎の第2期工事でございますけれども、これらが国庫補助金の不採択ということで交付されなかったために減額をしたものでございます。なお、事業につきましては、市の一般財源等をもちまして進めておりますが、国の補助が受けられなかったということです。

    次に、国庫補助採択に伴う増です。これは、国の平成28年度の第2次補正予算が成立され、前倒しして事業が実施できるものにつきましては補助採択しますという通知が来ました。市では、第3期で平成29年度に予定しておりました羽村第一中学校体育館のトイレ改修工事につきまして、今年度前倒しすることによって、この補助金の採択を受けたものです。なお、この国庫補助金の不採択となったものにつきましては、当市に限ったことではなく、東京都26市の大きな課題となっております。そのため、都市教育長会や東京都市長会等から国に対しての要請活動を行っております。

    次に、2番目ですが、スイミングセンター空調等改修事業補助金です。こちらにつきましては、スイミングセンターの事業が完了したことに伴い、事業費が確定したことによる補助金の減額です。

    諸収入ですが、1,988万円です。こちらにつきましては、学校施設非構造部材耐震化支援事業都補助金(過年度分)です。学校施設非構造部材の耐震化ということで、体育館天井の改修工事を行っておりました。こちらにつきましては、平成27年度に予算化をして平成28年度に実施するように繰り越しをしたものですが、東京都の予算につきましては、繰り越しがなかったために、今年度申請をして、東京都から補助金を受け、その分が1,988万円になるものです。

    次に、市債ですが、2,400万円の増額です。小学校債で、先ほど説明いたしました小作台小学校大規模改造事業債につきましては、補助額が採択されなかったことから、こちらを増額し、中学校債につきましても、中学校トイレ改修事業債、羽村第一中学校体育館の事業債として増額を図ったものです。

    市全体としましては、合計で1億7,140万円の増額をするという内容になっています。

    次に、歳出です。全体では3,383万円の減額では、1番目が小学校維持管理に要する経費234万4,000円です。学校施設修繕料としまして362万4,000円、遊具等の点検、消防設備修繕、外壁修繕、それぞれの施設の点検業務による指摘事項を緊急的に修繕するために増額を図るものです。栄小学校の屋上防水工事は、事業費の確定に伴う減となります。

    2番目ですが、小作台小学校大規模改造工事の事業費確定に伴い2,715万2,000円の減額となります。

    3番目、羽村西小学校防音機能復旧(機器取替)工事ですが、こちらも事業費確定に伴う減です。

    4番目、学校維持管理に要する経費1,127万8,000円ですが、小学校と同様に学校施設修繕料240万円で、消防設備修繕、外壁修繕等を行います。また、歳入でご説明をさせていただきましたトイレの改修が事業費確定に伴うもので減額、そして、新たに国の補正予算成立に伴う工事といたしまして1,270円を予算化して羽村第一中学校体育館のトイレの改修工事を行います。

    5番目ですが、生涯学習基本計画後期基本計画印刷製本費51万円の増額です。当初予算は2色刷りでしたが、カラー化により、より見やすく市民に伝わりやすい計画とするために増額をさせていただくものです。

    6番目は東京都指定文化財補助金です。阿蘇神社避雷針工事に対する事業費の確定に伴う市からの補助金分が減額となるものです。

    7番目の生涯学習施設修繕料119万7,000円ですが、これは、生涯学習センターゆとろの中央監視装置緊急修繕で、中央監視室にあります器具が壊れたために緊急的に修繕を行うものです。また、第4駐車場ポール等緊急修繕につきましては、車両がぶつかって壊れたために緊急的に修繕を行うものです。

    8番目のスイミングセンター空調等改修工事ですが、こちらも事業費の確定に伴う減ということになります。

    最後に、9番目ですけれども、国・都支出金返還金でございますが、平成27年度に補助申請をして受けたそれぞれの事業費が確定したために返還を要するもので、合計で75万2,000円となっております。

    以上、合計で教育費の関係につきましては3,307万8,000円の減額となります。市全体の予算といたしましては、歳入で申し上げました1億7,140万円となっています。

    また、もう1枚、債務負担行為補正資料というものがございます。こちらにつきましては、羽村市自然休暇村清里及び羽村市自然休暇村八ケ岳少年自然の家管理委託です。現在、指定管理者に委託しております期間が本年度末をもって完了となることから、次年度以降の4年間につきましての業者選定を行ったところです。引き続き、グリーンハウス・太平ビルサービスの共同体で、現行と同様のところにお願いをいたします。平成29年度から平成32年度までの4年間お願いしますが、準備行為等があるために、ここで補正予算の債務負担行為予算をとって契約をさせていただくというものです。

    また、自然休暇村の用地の賃貸借ですが、平成28年度末をもって山梨県との契約期間が満了するということになりますことから、新たに平成29年度からの契約をさせていただく内容でございます。

    地方債補正につきましては、それぞれ小作台小学校の大規模改造事業債、羽村西小学校防音機能復旧事業債、中学校トイレ改修事業債、中学校トイレ(羽村第一中学校体育館)改修事業債をそれぞれ歳入歳出の中で説明をさせていただきましたけれども、事業費等の変更によりまして補正予算をさせていただくものでございます。

    以上で平成28年度羽村市一般会計補正予算(第4号)のうち教育費に係る部分のご説明とさせていただきます。よろしくご審議の上、ご決定くださいますようお願い申し上げます。


    教育長 以上で説明が終わりました。

    これから質疑を行います。何か質疑ございますか。


    質疑なし


    教育長 以上で質疑を終了します。

    お諮りします。議案第28号 平成28年度羽村市一般会計補正予算(第4号)のうち教育費に係る部分の意見聴取については原案のとおり承認することにご異議ありませんか。


    異議なしの声あり


    教育長 ご異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり承認することに決定いたしました。

    これをもちまして平成28年第11回羽村市教育委員会(定例会)を閉会します。

    どうもありがとうございました。

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    羽村市教育委員会 生涯学習部生涯学習総務課

    電話: 042-555-1111 (総務係)内線352

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