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    平成28年度第6回羽村市社会教育委員の会議会議録

    • [2017年2月15日]
    • ID:9663

    平成28年度第6回羽村市社会教育委員の会議会議録

    日時   

     平成28年12月2日(金曜日) 午後7時00分~午後8時48分

    会場   

     羽村市役所3階 庁議室

    出席者  

      議長 川津紘順、副議長 市野明、委員 小山夏樹、本田文栄、石川千寿、浦野雅文、折原伸司、中野菊枝、岡部武彦、江上真一

    欠席者   

     なし

    議題  

    1.あいさつ

    2.協議事項

     (1)平成28年度第5回社会教育委員の会議 会議録について

     (2)12~1月の社会教育関係事業について【資料1】

     (3)東京都市町村社会教育委員連絡協議会の平成29年度予算編成に向けて(意見照会)【資料2】

        ①ブロック活動費を削減することについて

        ②その他

     (4)第47回関東甲信越静社会教育研究大会の分科会について(委員報告)

        ①第1分科会

        ②第2分科会

        ③第3分科会

        ④第4分科会

        ⑤第5分科会

     (5)東京都市町村社会教育委員連絡協議会ブロック研修会について

        ①東京都市町村社会教育委員連絡協議会のブロックについて【資料3】

        ②これまでのブロック研修会について【資料4、5】

        ③平成29年度第1ブロック研修会について【資料6】

          ア 日程について

          イ 会場について

          ウ テーマについて

          エ 内容について

    3. その他

     (1)平成28年度東京都市町村社会教育委員連絡協議会 交流大会・社会教育委員研修会について【資料7】

     (2)第8回の会議日程について

    傍聴者   

    なし

    配布資料              

    ・平成28年度 第6回羽村市社会教育委員の会議 次第

    ・【資料1】12~1月 社会教育関係事業実施予定表

    ・【資料2】東京都市町村社会教育委員連絡協議会の平成29年度予算編成に向けて(意見照会)

    ・【資料3】東京都市町村社会教育委員連絡協議会会則

    ・【資料4】東京都市町村社会教育委員連絡協議会ブロック研修会一覧

    ・【資料5】平成22年度東京都市町村社会教育委員連絡協議会 ブロック研修会事業計画書

    ・【資料6】平成29年度 東京都市町村社会教育委員連絡協議会 第1ブロック研修会 日程案

    ・【資料7】平成28年度東京都市町村社会教育委員連絡協議会 交流大会・社会教育委員研修会の開催について(通知)


    会議の内容          

    1. あいさつ

    (生涯学習総務課長) 皆さんこんばんは。お忙しいところご出席いただきありがとうございます。

     本日は、先日開催された第47回関東甲信越静社会教育研究大会分科会の委員報告がある。参加された委員におかれましては、どのような分科会であったのかについて、報告をお願いする。出席されなかった委員におかれましても、本日の各委員の報告を聞いていただき、他の自治体がどのような取組みをしているのかについて知っていただければと思う。

     また、平成28年11月5日(土曜日)にあきる野市で行われた東京都市町村社会教育委員連絡協議会第1ブロック研修会にご参加いただき、ありがとうございました。研修会の最後に川津議長から、研修会には是非多くの委員に参加してもらいたいとのあいさつがあった。来年度は、羽村市が第1ブロック研修会の幹事市となる。研修会の具体的な内容の議論は次回の会議以降になると思うが、どのような研修会ができるのかということを委員の皆さんとともに検討していきたいと思う。

     それでは本日もよろしくお願いする。

    (議長) 皆さんこんばんは。

     本日は議題がたくさんあるので、円滑に進行できるようご協力の程、お願いする。

     

    2. 協議事項

    (1) 平成28年度第5回羽村市社会教育委員の会議 会議録について

    (事務局) <事前配布資料により説明>

    (議長) 事前に配布されているが、訂正等何かあるか。

    (各委員) 特になし。

    (議長) 委員名を削除したうえで、市公式サイトで公表する。

     

    (2) 12~1月の社会教育関係事業について【資料1】

    (事務局) <資料1により説明>

    (議長) 皆さんの関係する事業について、補足説明等あるか。

    (各委員) 特になし。

    (議長) よろしければ、協議事項(2)、12~1月の社会教育関係事業については以上とする。

     

    (3) 東京都市町村社会教育委員連絡協議会の平成29年度予算編成に向けて(意見照会)【資料2】

      ① ブロック活動費を削減することについて

    (事務局) <資料2により説明>

    (議長) 事務局より説明があった。

     ブロック活動費を削減することについて、ご意見、ご質問等あるか。

    (各委員) 特になし。

    (議長) それでは、ブロック活動費を削減することについて「異議なし」で回答させていただく。

      ② その他

    (議長) 「①ブロック活動費を削減することについて」以外に、ご意見、ご質問等あるか。

    (各委員) 特になし。

    (議長) よろしければ、「②その他」については以上とする。

     

    (4) 第47回関東甲信越静社会教育研究大会の分科会について(委員報告)

    (事務局) 第47回関東甲信越静社会教育研究大会千葉県大会については、平成28年10月27日(木曜日)に全体会、28日(金曜日)に分科会が行われ、羽村市からは事務局も含め、全体会には8人が参加し、分科会には7人が参加した。

     本日は、参加された委員から、それぞれの分科会の報告も含め、参加されて感じたことなどについて、順次、お話しいただきたいと思う。

    (議長) 事務局より説明があった。

     それでは、参加された各委員からご報告いただくこととする。

     

      ① 第1分科会

    (議長) はじめに、第1分科会に参加した、私から報告する。

     第1分科会のテーマは「学校教育支援の推進 ~学校教育を共に支える地域人材の育成~」であり、事例発表者は北海道登別市の社会教育委員と、千葉県我孫子市の生涯学習審議会委員であった。

     登別市の事例発表は、「地域との連携による体験学習の推進」をテーマに、どのような取組みを行っているかについての発表であった。登別市は人口が約5万人、小学校8校と中学校5校があり、人口の規模が羽村市と似ている。

     平成14年度、完全学校5日制が導入された際に、登別市では土曜日の活用方法や地域人材の活用について話題になり、地域の自然や社会体験などを提供する活動として「子ども地域交流プラザ」を展開していったとのことであった。そして、各中学校区に地域教育協議会を立ち上げ、現在に至っている。

     「子ども地域交流プラザ」の具体的な活動内容として5つの活動が紹介された。1つ目は、「地域の人たちとふれあう『昔あそび』」であり、羽村市でも小学校1・2年生が行っている。2つ目は「親子餅つき大会」である。3つ目は「ふれあい農園」で、羽村市で青少年対策地区委員会が行っている田んぼ体験のように、田植えや稲刈りを行い、収穫した米を使ったカレーライスなどを作る収穫祭を行うとのことであった。4つ目の「親子ふれあいスポーツ大会」は、その名のとおり親子で参加できるスポーツ大会で、この活動に参加した子どもの親を後継者として組織に取り込んでいこうとしているとのことであった。羽村市でも年々指導者が減っているので、このような活動を取り入れていけたらいいと思った。5つ目の「さけの放流・採卵」は、さけのふ化場があるという登別地区の地域性を活かした活動であった。羽村市でも栄小の青少年対策地区委員会が多摩川で似たような活動を行っていると思う。

     地域人材の育成について、学校5日制が始まったときは団塊の世代の方々に協力してもらっていたが、高齢化が進み、新しい人材の育成が課題であるとのことであった。

     我孫子市の事例発表は「学校教育に貢献できる地域人材の育成の充実方策」についてであった。活動内容は小学校低学年の生活科講座や夏休み期間中の折り紙教室、放課後の子どもの居場所として「あびっ子クラブ」などを行っているとのことであった。発表者はインストラクターを行っており、実際に作っている折紙や紙飛行機などを披露していた。

     事例発表後、全体で300人ほどいる参加者が6人ずつの約50グループに分かれ、討議を行った。討議のテーマは「地域と学校が連携・協働する活動にはどのようなものがあるか」、「地域と学校が連携・協働するための地域人材の発掘や育成、ネットワークづくりをどのように進めていくか」についてであった。

     グループ討議では、大分県と埼玉県、三重県の方、千葉県の方2人と一緒のグループで話し合った。全グループから司会者が選んだ3つのグループが代表で発表を行った。その中に、ボランティアの発掘について話し合ったグループがあり、広報紙の活用、ポスターやチラシ、口コミで広めていくといった意見が発表された。

     3つのグループの発表が終わった後、あるグループの方が、桐生市の発表を是非聞いていただきたいということで、急きょ追加で発表があった。桐生市では、地域・学校・家庭が協力して子どもたちを育てるためにはどうしたらいいかということで、社会教育委員が中立の立場に立ちアンケートを実施したとのことであった。アンケートは約1万人の方に回答してもらい、その対象者は幼稚園・保育園、小学校、中学校の子どもの保護者や先生である。そして、アンケートの内容をまとめ、先生と保護者それぞれの立場の意見を抽出し、今後どのようにして子どもたちの教育を良い方向へ導くかを考えているとのことであった。今後は、地域・学校・家庭が協力し合っていくことが大切で、それを実現させるのが社会教育委員の仕事ではないかという発表であった。

     私からの分科会の報告と感想は以上である。

     

      ② 第2分科会

    (議長) 次に、第2分科会に参加された、事務局から報告をお願いする。

    (事務局) それでは、第2分科会の報告と、全体を通して感じたことなどについて述べさせていただく。

     第2分科会のテーマは「家庭教育支援の充実」で、サブテーマは「家庭の教育力向上を図る支援のあり方」であった。

     2つの事例発表が行われ、1つ目は、福岡県みやま市の社会教育委員の方々で、「一人ひとりが考え・行動する社会教育委員を目指して~家庭の約束10ヶ条の取り組みを通して~」と題し、みやま市の社会教育委員全員が、パートごとに分かれ発表した。

     「家庭の約束10ヶ条」が誕生したきっかけについては、平成20年度に、社会教育委員から教育委員会へ「テーマを設定して諮問してほしい」と要望したことであるとのことであった。同年6月に教育委員会から社会教育委員へ諮問「家庭教育の在り方について」があり、その答申の中に「家庭の約束10ヶ条」を作成し、配布することが盛り込まれた。翌平成21年度に先進地の資料を収集し、また、講師を招聘して研修を行い、平成22年度に、社会教育委員が「家庭の約束10ヶ条」を作成したとのことであった。

     「家庭の約束10ヶ条」は、基本的生活習慣を定着させるために、親子で目標を決めて取り組むもので、幼稚園・保育園・小学校やPTA及び地域と社会教育委員が連携して活動を進めており、成果として、全校で目標達成率が上昇していることを挙げられていた。

     2つ目の事例発表は、埼玉県白岡市で、「『町ぐるみん白岡』の活動について~家庭と地域の教育力向上のための接着剤・潤滑油をめざして~」と題し、事務局の方による発表が行われた。

     「町ぐるみん白岡」は、地域・家庭・学校が連携し、地域ぐるみ・町ぐるみで子どもたちの懸け橋となることを目指しており、地域の個人と団体、団体と団体などの「接着剤・潤滑油」としての働きを務め、地域全体の教育力向上を図るためのさまざまな活動を行っている。

     発表を聞き、羽村市における青少年対策地区委員会や青少年育成委員会、学校支援地域本部のような団体が合体し、うまく連携しているという印象を持った。

     この活動を始めて6年目になるが、誰もが知っている状況ではないため、認知度を高めることが今後の課題であるとのことであった。

     事例発表と「語り合い」の間に、初対面の人同士の緊張をほぐすための手法であるアイスブレイクが行われた。グループの方とは初対面同士であったが、アイスブレイクを行うことで話すきっかけができ、その後の「語り合い」が和やかな雰囲気でよりスムーズに進んだように感じ、有効な手段であると思った。

     アイスブレイクの後に6人ごとのグループで「語り合い」が行われ、私の所属した第24グループは、山梨県北杜市の社会教育委員、福岡県教育庁の職員、千葉県南房総市の社会教育委員、静岡県周智郡森町の社会教育委員、栃木県佐野市教育委員会の職員で構成され、それぞれの立場から意見交換を行った。

     第2分科会は、30以上のグループがあったが、時間的な都合から、司会者から指定された5つのグループが発表を行った。

     発表では、「家庭の教育力の向上は、親の学びの機会を作ることから始まる。就学児検診などの時期をとらえ、子育てが終わった人に経験談を話してもらえると効果的ではないか。それぞれの親がエピソードを話すことで、親同士もコミュニケーションが図れる。」、「中学生は、保育園児などと接する機会を持つことが大事。」、「大人が関われば、子どもも変わる。」、「子どもが命や性などのことを学ぶ機会に、親も加わることも必要ではないか。」、「学校と保護者と地域が連携することが大事である。」、「自分の子どもだけではなく、周りの子どもにも目を向け、全体を見守ることが大事である。」、「地域で子どもたちを育てていく意識を持つ。」、「元気高齢者に、宿題を見る、一緒に昔遊びをする、英語を教える等、これまで蓄えてきた経験や知識を活かしてもらい、地域を支えてもらう。」、「家庭支援事業はまちづくりである。」というような意見があった。

     分科会の最後に助言者のまとめがあり、第2分科会の助言者は、東洋大学社会学部社会福祉学科の森田教授であった。

     助言はいくつかあり、1つ目は、子どもの年齢は、親の年齢であり、1歳の子の親は、親になって1年しかたっていないという目線に立つことが大事であるということ。

     2つ目は、多文化、異文化への理解で、外国籍の方のさまざまな文化を理解し、受容、許容できる地域になることが大事であるということ。

     3つ目は、子どもたちの声に耳を傾けることで、学校と地域は、保護者の声だけではなく、子どもたちの声にも耳を傾けていただきたいということ。

     4つ目は、社会教育はまちづくりであるということで、そのような意識をもって取り組んでいただきたいということ。

     5つ目は、斜めの関係が大事であるということ。学校と子ども、学校と保護者は直線の関係で、子どもと地域の人、子どもと学校で授業を行っていない人は直線ではなく斜めの関係であり、この斜めの関係の中で、意味ある大人に出会うことが子どもにとって重要なことであるということ。意味ある大人に出会った子どもたちは、将来、地域に戻ってくるとのことであった。

     6つ目は、今後の課題として、「声の届きにくい子どもたちに、どうやって声を届けるか。繋ぐのは地域の人の活動である。」、「当事者の検証を、継続的に行う。」、「大人に近い子どもである中高生を、どうやって地域に取り込んでいくか。子どもの1年は、大人と異なり、密度が濃い。活動を継続することが大事である。」という助言であった。

     最後に、今大会のスローガンは、「千葉で語り合おう! 未来を築く 人づくり・まちづくり」で、日々の実践を「語り合う場」として設定し、「語り合い」の時間を十分に確保したとのことであったが、大会初日の閉会にあたり、「一言でもいいから、しゃべること」、「1人でもいいから、知人を作ること」、「1つでもいいから、何か宝を持って帰ること」と話された大会実行委員会副委員長の言葉が印象に残っている。

     以上で、第2分科会の報告を終わる。

     

      ③ 第3分科会

    (議長) 次に、第3分科会の報告をお願いする。

    (委員) 第3分科会のテーマは「地域の教育力の向上~子どもをとりまく活気ある大人のネットワークづくり~」であった。

     事例発表は、群馬県邑楽郡千代田町と福島県郡山市湖南町であった。

     千代田町の発表では、子どもたちに配布しているチャレンジ手帳の紹介があった。チャレンジ手帳は、はがきサイズで、スポーツ、文化活動、体験学習、ボランティア・環境エコ、家庭生活といったさまざまな項目があり、体験した活動を子ども自ら手帳に記入し、親を含む周りの大人たちが捺印して推奨することにより、子どもたちはさらに積極的に行事に参加し「生きる力」を育んでゆくと考えており、千代田町では、この手帳をツールとして地域・家庭・学校の連携を図るとともに「地域の教育力」の向上を図っているとのことであった。

     千代田町には、17行政区がありそれぞれに区長をはじめ、生涯学習推進員を設置し、この方々に各地域での体験学習などを展開してもらいながら地域の教育力を磨いているということであった。

     この活動の評価と成果について、活動を開始して3年目になるが、子どもたちが積極的にいろいろな行事に参加し、体験を積んでおり、さらに親のコメントについても子ども達をしっかり育てようとする意識が向上してきていると感じているとのことであった。

     課題として、地域・家庭・学校の方々のチャレンジ手帳の意義や重要性の認識と活用の日常化への推進を挙げられた。

     今後の展望として、すべての子ども達や大人達までもが体験学習や遊びを通じて「生きる力」の習得をより多くできること、地域・家庭・学校がシンプルかつ、より実践的に連携できること、親・指導者・先生方の教育方針がマッチすることができ、また、そのことから大人自身の人間性向上・コミュニケーション能力の向上が期待できること、大幅に教育システムを変えることなく、地域全体における継続的な「生きる力」の教育を行うことができ、理想的な社会教育が実現できる、以上のようなことを挙げられていた。

     もう一つの事例発表である郡山市湖南町の発表内容は、公民館の取り組みについてであった。地域課題として、人口の減少、若手の担い手不足、地域資源の不活用、交流人口の減などを挙げられ、公民館課題として、事業のマンネリ化、地域住民の交流減、地域課題に対する問題意識の低下などを挙げられていた。羽村市も同じだが、どの地域も若手担い手不足や後継者不足といった同じ課題を抱えていると感じた。

     転換期の主な事業として、「ぐるっと湖南新発見」では、文化・歴史・自然など地域の魅力を再発見し伝えることを目的に、湖南町出身者を含め、地区外住民へのPRを図った。次に、「一緒に遊ぶこの指止まれ」では、低学年児童が利用する迎えのスクールバス待ち時間を利用し、「フレンズタイム」と称した子ども教室を月2回開催し、地域住民が茶道や昔遊びの出前講座を開いて子ども達との交流を図っていることなどが紹介された。

     湖南町は人口が非常に少ない地区であり、どうPRすれば自分たちの町に観光に来てもらえるのかということを考えながら、町全体で他市町村や他県に発信しているというのが印象に残っている。

     事例発表の後、グループ討議を行った。1グループあたり6人で、討議のテーマは「大人のネットワークづくりができる場にはどのようなところがあるか」であった。

     私のグループは代表して発表する3グループの1つに選ばれ、テーマに対し、時代のニーズに合わせて携帯電話やスマートフォンを利用したSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)による情報発信について、今日明日行われるイベント情報などの発信を細かく説明し、今回すぐに参加してもらえなくても興味を持ってもらい、印象付けることが大切ではないかというような発表を行った。

     地域の発展のためにどのような取組みを行っているかについて、他県から参加した方の話を聞くと、静岡県では大井川鉄道のSLをトーマスに似せて子ども達などに観光PRを行い、大井川などの知名度アップを図っているとのことであった。その他、北海道から参加した方の話では、北海道は高校の授業料が3年間無償という制度があり、具体的には、自宅から高校へ通学することが困難な生徒に高校のある自治体に住民票を移してもらい、人口の増加につなげているということであった。また、卒業後は地域に残ってもらい、若手担い手不足の解消につなげているということであった。

     私からの発表は以上である。

    (議長) ありがとうございました。

     今の報告にあった、チャレンジ手帳について、よい取組みであると感じ興味を持った。事務局には、可能であれば千代田町のチャレンジ手帳を取り寄せ、この会議で配布してもらいたい。

     

      ④ 第4分科会

    (議長) 次に、第4分科会に参加された3人の委員から報告をお願いする。

    (副議長) 第4分科会のテーマは、「人づくり・まちづくりを進める社会教育委員の役割(入門編)」で、社会教育委員1年目である私は入門編ということで参加したが、あらゆることが新鮮で、さまざまなやり方があるということを学んだ。

     第4分科会では、鹿児島県霧島市と長野県岡谷市の2つの自治体から事例発表があった。霧島市では、制服バンクという卒業生から制服を寄付してもらう活動、子育てサークルによる育児の手助けの取組み、子ども達に本を贈る運動など、自分たちの行ってきたことの延長線で、社会教育委員としての役割を果たしてきたという発表であり、さまざまな活動方法があることを学んだ。

     発表を聞き、いろいろな意味での連携が非常に大切であり、自分たちの活動だけではなく、市内での連携やさらに広い地域も含めたさまざまな連携が大事であるということが、この分科会に参加してわかったことである。

     分科会に参加して一番良かったと思うことは、グループ討議で一人ひとりが語ったということである。私のグループは新任の社会教育委員ばかりであったが、一人だけ十数年経験されている方がおり、PTAとの連携や社会教育委員としての立場での町おこしを行ってきたという話を聞いてきた。

     私からの報告は以上である。

    (委員) 第4分科会の事例発表は副議長が報告したとおりである。

     全体を通しての印象として、初日のシンポジウムでは「地域コミュニティ再生に向けて」をテーマに、3人の方に話していただいた。コーディネーターの方のまとめとして、人が集まる条件は3つあり、それは、安心・安全・子育てであると話していた。子育てについては、家庭と学校と地域の3つが子育てをしていくという関係を作る必要があるということを言われていた。

     分科会のグループ討議では、さまざまな活動をされている社会教育委員の方々と活動するうえでの課題について情報交換をした。今何が必要かということを議論しているという方がいたほか、社会教育委員そのものの認知度が低いので、広く知られるような活動をする必要があるのではないかということが話題になった。その例として、群馬県太田市には「家庭の日」というものがあり、市と教育委員会、そして社会教育委員が実施主体であるとのことであった。また、同じく太田市の「あすの太田っ子を育てる親への提言」という家庭教育冊子は、教育委員会の発行であるが、編集は社会教育委員が行っており、乳幼児期編と小学生編、中学生編の3種類を発行しているとのことであった。

     同じグループの方は、社会教育委員の活動として、市民の方たちがどのようなことを考えているのか知るためのアンケート調査行い、その結果を市へ吸い上げていく役割が社会教育委員にはあるのではないかということを言われていた。

     また、2日目の分科会のまとめでは、今後の課題として、次世代育成と親学、どのような地域にしたいかということについて、社会教育委員が目標を描いたうえで、いろいろな計画を作っていくことが必要であるという話があった。今回の大会では、子どもをどう育てるのか、そこに地域がどう関わっていくのかということが何度も取り上げられており、私たち社会教育委員の活動の軸は子どもなのだと感じた。学校教育支援についても、学校を支援することを通じて、子ども達をどう育てていくのかということにつながる。地域のコミュニティを作っていくうえでも、環境などさまざまなテーマがあると思うが、子どもを軸にして、みんなが一緒になって考え、進めていくことが必要ではないかと感じた。

     私からの報告は以上である。

    (委員) 第4分科会のテーマが「人づくり・まちづくりを進める社会教育委員の役割(入門編)」ということで選んで参加した。

     鹿児島県霧島市と長野県岡谷市から事例発表があり、霧島市の発表の中で心に残ったところがある。その内容は、社会教育委員には「わ」が3つあり、1つ目が社会教育委員同士の「輪」、2つ目が社会教育委員と行政の「話」、3つ目が社会教育委員と市民の「和」で、この3つの「わ」を大切にして、社会教育委員と行政は取り組んでいかなければならないという発表で、参考になった。

     また、岡谷市の発表を聞き、社会教育委員もしっかりと勉強しなくてはいけないと感じた。そして、楽しみながらやっていく必要があるということも参考になった。岡谷市の発表では、「皆さんは社会教育委員が楽しいですか。私たちは楽しんで活動しています。」というような発表であり、そういうスタンスで活動していけばよいのかと感じた。

     その後、皆さんと同じく6人ずつのグループに分かれて話し合ったが、私のグループにも太田市の社会教育委員の議長がおり、その方の話では、太田市のすごいところは、社会教育委員の機関誌を発行し無償で配布していること、また、定例の会議では毎回テーマが決まっており、毎回そのテーマに合った部署の職員を呼んできて、質問があった場合は、全てその場で回答してもらうように会議を進めているという話を聞いた。その中でも、市民から社会教育委員、社会教育委員から行政へと橋渡しするというサイクルがとても大事で、「生涯学習とは何か」といった基本的なことを社会教育委員も勉強していく必要があり、そのためには、まず、自分たちの街を知ることが大事であるということも話されていた。そのような話を聞き、社会教育委員としてさまざまな研修や行事などに参加していく必要があると感じた。

     私からの報告は以上である。

     

      ⑤ 第5分科会

    (議長) 次に、第5分科会の報告をお願いする。

    (委員) 第5分科会は、テーマが「災害に強い地域づくり」ということで参加した。

     事例発表は、東日本大震災の際に千葉県で唯一津波被害を受けた旭市で、社会教育委員の方から当時の被災状況について説明があった。また、語り部として東日本大震災を小学生に語り継いでいる方の話があった。

     東日本大震災について、旭市にはチリ地震津波を経験している方がおり、それと同程度であろうという感覚を持っていたことで、最初の避難が遅れてしまったとのことであった。しかし、前年に避難訓練を行っていたため、避難自体は円滑に行うことができ、また、避難訓練の際に、子ども達は学校の何階、大人たちは建物の屋上というように最初から避難場所を決めていたので、人的な被害は少なく済んだとのことであった。

     事例発表後に、他の分科会と同様にグループに分かれて話し合いを行ったが、私は千葉県の旭市、袖ケ浦市、成田市の方と一緒のグループであり地域が偏っていたため、話し合った内容に関しては少し現実味に欠けるところがあると感じた。

     ただ、東日本大震災当時の避難所の責任者の方がおり、学校関係が最初の避難場所として対応したとのことであった。その方から聞いたことだが、地震発生後2時間は避難所に責任者が誰もいない状態であり、最初の対応は教員などの学校関係者がやらなければならなかったとのことであった。実際に、避難所の運営が軌道に乗るのは、3日目になり避難者数が落ち着いてきてからということであった。また、初動体制の構築が大変なのは教育施設と社会教育施設、行政施設であるという話も聞いた。

     他のグループの発表で参考になったことは、ありきたりな避難訓練ではなく、実際を想定したリアルな避難訓練が必要であるということだ。その他、災害対応のマニュアルなどは、パソコンなどに保存したままであると、災害で電源が使えなくなった場合に閲覧することができないため、印刷しておくことが大事であり、避難場所等にもマニュアルなどを印刷して置いておく必要があることも参考になった。また、災害を語り継ぐ映像や親子でのサバイバル訓練も必要とのことであった。

     また、別のグループの発表で、行政側の決定できる人がその場にいなかったため、さまざまな支援が遅れてしまったことや、ハザードマップに反映されていない危険個所があるという話があった。

     その他、高台への交通アクセスを確保すること、訓練は嘘をつかないということ、住民コーディネーターの設置といった内容の発表があった。

     各グループの発表を受けて、助言者から地域全体に関わる問題について、少数派である消防団などの災害に強い人を増やし、多数派である災害に弱い人を減らすこと、最悪の事態を想像すること、もっとも守りたい人は誰かということを意識することが大切という話があった。また、災害時の自助共助は、平常時の自助共助が基になっていることや、日常の小さい問題に対しての自助共助を積み重ねることによって将来の大きな問題に対応できるという話があった。

     第5分科会については、社会教育委員として何をするかということは上手くまとまらず、個人としての対応方法が中心であった。

     以上で私からの報告を終わる。

    (議長) 最後に、初日の全体会に参加された委員から感想等をお願いする。

    (委員) 参加した初日の全体会では、千葉県の森田知事の挨拶を聞いたが、とても柔らかい方であるという印象を持った。また、素晴らしいと感じたのは、アトラクションでの柏高校によるマーチング演奏である。全国レベルの演奏ということで、羽村市でも羽村第一中学校が全国大会において金賞を受賞しているが、高校生になると、さらにプロに近いような演奏であると感じた。

     仕事の都合により、2日目の分科会には参加できなかったが、貴重な経験をさせていただいた。

    (議長) 各委員におかれましては、報告をいただきありがとうございました。来年度は関東甲信越静社会教育研究大会への参加予定はないが、井の中の蛙とならないために、今後も研修等に参加していただき、さまざまな考え方を学んでいただきたいと思う。

     それでは、第47回関東甲信越静社会教育研究大会の分科会についての委員報告は以上とする。

     

    (5) 東京都市町村社会教育委員連絡協議会ブロック研修会について

      ① 東京都市町村社会教育委員連絡協議会のブロックについて【資料3】

      ② これまでのブロック研修会について【資料4、5】

    (議長) ①及び②の協議事項については、平成29年度の統一テーマが決定していないため、次回以降の会議において協議することとする。

      ③ 平成29年度第1ブロック研修会について【資料6】

    (事務局) 協議事項(5)③のアとイの協議に入る前に、開催月・曜日について、事務局から説明及び提案させていただく。 

     東京都市町村社会教育委員連絡協議会のブロック研修会の開催月・曜日について、平成24年度から平成28年度の5年間の第1ブロックでの開催月・曜日は、すべて10月から11月の土曜日に開催されている。

     また、第1ブロックを除いた、他のブロックの開催月・曜日についても、曜日については計20回中第4ブロックのみ平日開催が3回あるが、残りの17回は土曜日開催となっている。また、開催月についても、20回中16回が10月から11月の開催となっている。

     このようなことから、平成29年度に羽村市で開催するブロック研修会についても、10月から11月中の土曜日に開催することを提案させていただく。

     なお、協議事項(5)①②と関連がある③のウの「テーマについて」とエの「内容について」も、平成29年度の統一テーマが決定後の、次回以降の会議で協議していただきたいと思う。

    (議長) 事務局より日程についての説明及び提案があった。

     この提案について、ご意見、ご質問等あるか。

    (委員) 他ブロックの研修会の日程と重なっても構わないのか。

    (事務局) 開催日について、東京都市町村社会教育委員連絡協議会からの指示は特になく、重なっても問題はないと思われる。

    (議長) ほかにご意見、ご質問等あるか。

    (各委員) 特になし。

    (議長) それでは、研修会の開催日について、事務局からの提案のとおり、10月から11月中の土曜日としてよろしいか。

    (各委員) 異議なし。

    (議長) 土曜日に開催する場合、平成29年度は10月7日、14日、21日、28日が土曜日であり、11月は4日、11日、18日、25日が土曜日である。委員の皆さんもさまざまな活動をされているので、都合の悪い日があると思うが、この中から皆さんの都合が最も良い日に決定したいと思う。

    (委員) 10月14日だが、田んぼ体験の脱穀があり都合が悪い。

    (委員) 今年度と同じような行事日程であれば、10月の後半は都合がよいと思う。11月になるとさまざまな行事と重なってしまうのではないか。

    (副議長) 10月は羽村市文化祭期間中のため、土曜日はすべて予定が埋まってしまっている。また、10月7日には羽村市小中学生音楽フェスティバルが行われるのではないか。

    (委員) 研修会は午後行われるのか。

    (議長) 午後に行う予定である。

    (委員) 11月11日は子どもフェスティバルが行われると思う。

    (議長) 本日の会議で皆さんの都合を合わせることが難しいようであれば、日程は次回以降の会議で決定した方がよいか。

    (委員) 会場の予約等もあると思うので、今日の会議で決定した方がよいと思う。

    (事務局) 会場についてだが、ゆとろぎは講座室が11月18日のみ空いているが、示した日程の中でそれ以外は既に全て予約されている状況である。

     その他の会場案として、市役所の大会議室またはコミュニティセンターのホールを考えている。

    (議長) 11月18日はゆとろぎを会場として使用できるが、事務局が第1ブロック他市町の10月から11月の都合を確認したところ、都合の悪い市町が多い日程であった。できるだけ多くの方に参加していただきたいので、他市町の都合も考慮したうえで日程を決めた方が良いと思う。

    (委員) 先ほどもご意見があったが、今年度の行事予定を参考にすると、10月後半と11月後半は学校関係の行事がないと思う。

    (議長) 皆さんのご都合やご意見、第1ブロック他市町の都合を考慮すると、10月21日または10月28日のどちらかの日程が良いのではないか。

    (副議長) 申し訳ないが、10月28日は参加できないと思う。

    (議長) 1日中参加することができないのか。

    (副議長) 例えば、準備などのために一時的に参加することは可能であると思うが、他市町の委員の受付などを行うのはできないと思う。

    (議長) それでは、事前の準備など可能な範囲で参加していただきたい。

    (副議長) 私はどの程度参加できるかわからないが、皆さんの都合がよいのであれば、10月21日または10月28日を開催日としていただいて構わない。

    (議長) 副議長は羽村市文化祭があるため、参加が難しいということであるが、ほかの皆さんは10月21日または10月28日は参加できるということでよろしいか。

    (各委員) 異議なし。

    (議長) お忙しいと思うが、委員の皆さまには東京都市町村社会教育委員連絡協議会第1ブロック研修会の実施にご協力の程お願いする。

    (副議長) 会場は市役所の大会議室またはコミュニティセンターのホールということでよろしいのか。

    (議長) そうである。

     私の意見だが、会場は市役所の大会議室の方がよいと思う。

    (各委員) 異議なし。

    (議長) それでは、平成29年度第1ブロック研修会について、日程は平成29年10月21日(土曜日)、会場は市役所大会議室に決定する。

    (各委員) 異議なし。

     

    3. その他

      (1)平成28年度東京都市町村社会教育委員連絡協議会 交流大会・社会教育委員研修会について【資料7】

    (事務局) <資料7により説明>

    (議長) 事務局より説明があった。

     何かご意見、ご質問等はあるか。

    (各委員) 特になし。

     

      (2)第8回の会議日程について

    (議長) 第7回の会議は1月31日(火曜日)、第8回の会議は3月17日(金曜日)、時間はいずれも午後7時からとする。

     何かご意見、ご質問等あるか。

    (各委員) 特になし。

    (議長) 以上で会議を終了とする。

    (副議長) 本日は第47回関東甲信越静社会教育研究大会に出席された委員からの報告もあり、大変有意義な会議であったと思う。

    お疲れ様でした。

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