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    令和3年度第1回羽村市総合教育会議会議録

    • 初版公開日:[2021年10月01日]
    • 更新日:[2021年10月1日]
    • ID:15777

    令和3年度第1回羽村市総合教育会議会議録

    日時 令和3年6月16日(水)午後1時から2時20分

    場所 羽村市役所東庁舎4階特別会議室

    出席者の氏名

    市長 橋本 弘山、教育長 桜沢 修、教育長職務代理者 江本裕子、委員 羽村 章、委員 塩田真紀子、委員 永井英義

    会議に出席した職員の職、氏名

    企画総務部長 高橋 誠、福祉健康部長 野村由紀子、子ども家庭部長 諸星 進、生涯学習部長 森谷 誠、生涯学習部参事 佐藤晴美、生涯学習部学校教育課長 西尾洋介、生涯学習部教育支援課長 志村雅巳

    傍聴人なし

    <会議経過>

    〔1 開会〕

    市長 みなさん、こんにちは。ただいまから、令和3年度第1回羽村市総合教育会議を開会いたします。本日は、お忙しい中、お集まりいただきまして、まことにありがとうございます。今回の総合教育会議は、私が市長に就任してから初めての会議となります。昨年もコロナ禍に関連した議題で協議が行われたと伺っております。新型コロナウイルス感染症については少しでも早い収束を願っております。総合教育会議は、市長と教育委員会が、協議・調整する場でありますことから、議事に入る前に、教育委員会委員の皆さんからもご挨拶をいただきたいと思います。それでは、出席者名簿順に、桜沢教育長からお願いします。

    教育長 久しぶりの総合教育会議の開催となります。地方教育行政の組織および運営に関する法律の一部を改正する法律により、教育委員会委員長から教育長を教育委員会の主宰者であり代表者とすることにより教育行政の責任者としての教育長の立場がわかりやすく明確化されました。また、市長と教育委員会が協議を行う場として市長が主宰する総合教育会議を必置とし、市長のもとで一体となって教育施策を進める体制ができました。市長と教育委員会が情報交換をする大切な会議と認識しております。市長の司会進行により、羽村の教育について活発な意見交換がされるよう委員の皆さんもよろしくお願いします。

    市長 ありがとうございました。

    続きまして、江本委員、お願いします。

    江本委員 教育委員会委員の江本です。どうぞよろしくお願いいたします。私は学校現場で仕事をしてきており、現場を離れてからも教育委員会委員を拝命して引き続き教育に携わることができていますが、新型コロナウイルス感染症により、こんなに長い期間学校に入れないという経験は初めてのことです。少し離れた場所から学校の様子を見るなどしておりますが、一日も早く収束して子どもたちや先生方のいきいきとした姿や学校の教育活動を間近で見たいと毎日願っております。

    今日は、橋本市長と教育の場を共有しながら意見交換できることを楽しみに出席しました。どうぞよろしくお願いいたします。

    市長 ありがとうございました。

    続きまして、羽村委員、お願いします。

    羽村委員 委員の羽村です。よろしくお願いいたします。教育委員会委員に推薦されたきっかけは、栄小学校のPTA会長をしていた時に前教育長の角野先生からお声をかけていただきました。今では教育委員会の中で一番長く委員を務めておりますが、少しでも羽村の教育の力になれたらと思っております。本日は、橋本市長からコロナ禍における児童・生徒の現状について意見交換する内容で招集されましたが、私は医療系の大学で教諭をしていることから、収束に向けてはワクチン接種が第一であると考えています。ワクチン接種に関してはネガティブな情報もありますが、接種についての不具合よりも感染拡大のリスクのほうがはるかに高いので、子どもたちも含めて羽村市民のワクチン接種が進み、正しいあり方が理解されるよう願っております。今後ともよろしくお願いいたします。

    市長 ありがとうございました。

    続きまして、塩田委員、お願いします。

    塩田委員 塩田と申します。どうぞよろしくお願いいたします。平成26年12月に退任された委員の残任期間から就任し3期目となります。委員に就任する前から中学校の演劇部の外部指導員や小学校の読み聞かせなどで学校に携わり、子どもたちと直接話をする機会が多く、このコロナ禍で生徒たちの生の声を聴いてきました。その中で、大人が考えるより生徒たちはしっかりとした意見を持っている印象ですが、学校活動に制約があり、やはり子どもですので我慢したり気を使ったりしている部分が見えてきて、家庭内でも大人のイライラや先行きの見えない閉塞感が子どもたちに影響しているような気がして、精神的に厳しい状態であると感じています。もっと子どもたちの声を聴いていきたいと思っています。本日はどうぞよろしくお願いいたします。

    市長 ありがとうございました。

    続きまして、永井委員、お願いします。

    永井委員 教育委員会委員の永井です。どうぞよろしくお願いいたします。委員の皆さんは専門職であるなど、直接学校に携わる仕事をされていますが、私は教育には一切関係なく委員として就任し、いわゆるレイマンコントロールの仕組みにより広く地域住民の意見を反映させる部分で、子育てをしている親の立場の観点から意見をさせていただいております。事務局の皆さんにはご迷惑をかけることもあるのですが、引き続きよろしくお願いいたします。

    市長 ありがとうございました。どうぞよろしくお願いいたします。

    なお、本日は説明員として、企画総務部長、福祉健康部長、子ども家庭部長、生涯学習部長、生涯学習部参事、学校教育課長、教育支援課長が会議に出席しておりますので、ご報告させていただきます。

    〔2 コロナ禍における児童・生徒の現状について〕

    市長 それでは、次第の2、コロナ禍における児童・生徒の現状について、生涯学習部参事より説明を求めます。

    生涯学習部参事 それでは、お手元の資料をご覧ください。これまでの対応の経過について、ご説明します。令和2年2月28日に文部科学省から小学校等の一斉臨時休業の要請がありました。羽村市立学校の臨時休業は3月3日火曜日からと決定しました。その後、令和2年4月7日に政府による緊急事態宣言が発令され、羽村市では子どもたちの学校における居場所づくりについて検討し、4月14から5月末日まで小学校において学童在籍児童の見守りを行いました。その後、5月になって緊急事態宣言の延長が発出され、6月まで学校の臨時休業が継続されました。授業はすべて実施しないとの指示が出ていましたが、子どもたちの顔を見て会話をし、様子を観察することが必要であろうということで、羽村市立学校においては提出物の受け渡し日を週に1回程度設定し、登校させることとしました。その後、6月1日から緊急事態宣言が解除されましたので、小学校は3週間、中学校は2週間分散登校とし、給食は1か月間簡易給食としました。子どもたちは新しい生活様式に慣れていないことから、分散登校の期間を十分に取りました。なお、令和2年度の移動教室や修学旅行の宿泊行事は全面中止としました。

    次に、児童・生徒および教職員の感染状況について、教育委員会に報告のあった数字を一覧表にしております。陽性者数、PCR検査を受けた件数、何らかの報告があった全件数を掲載しております。この数値は教育委員会に報告のあった件数のみですので実情と違う可能性があります。また、児童・生徒の陽性者数は、令和3年3月から市公式サイトにおいて公表しております。教職員の欄の令和2年度5月の括弧書き数字は、学校の臨時休業中により授業を行っていない期間であり、さらに令和2年度から任用した時間講師であり、子どもたちとの接触はありませんでした。ALT、講師、ゲストティーチャー等は、その団体等の感染状況により一時的に来校を中止していただくこともありました。例えば、日野自動車から講師を派遣していただく出前授業の事業で、その会社に感染者が出ている場合に来校を中止していただくなどの措置です。

    次に、感染状況等に関わる公表については、当該学校の保護者に向けて紙面により通知するとともに、市公式サイトにおいて3月より報告しております。市公式サイトによる公表については、市の対策本部での決定事項です。

    次に、教員やスクールカウンセラーからの報告について、子どもたちの心の声を記載させていただきました。学校の臨時休業明けの7月くらいまでは集団生活に馴染めない児童が目立ったこと、また、先ほど塩田委員からご発言がありましたように、子どもたちは案外適応しているのではないか、また、SNSの動画に感化されている様子が見られる、自由に外で遊ぶ機会が減り人間関係に変化がある、今まで学校に行くことは当たり前だったが臨時休業後は「行かなくてもいいのかな」と思うことがある、また、子どもたちの言葉に「コロナがなければ」や「学校行事がなくなってつまらない」という声があったという報告を受けています。

    次に、学校における対応ですが、今年度は行事を含む教育活動において、子どもたちの心身の健康を考え、安易に中止するのではなく、内容や方法を変えて実施する方向で検討していくように学校へ通知しております。

    次に、感染症リスクの低減に向けての対応として、検温を含む健康観察や校舎内の清掃活動や換気の徹底など、基本的な対策を継続して行うこととしております。

    次に、教育活動における対応ですが、授業における近距離および対面での会話の制限については、1人1台端末の積極的な活用により意見交換が行われました。また、教材教具の共有の制限や、歌唱や管楽器演奏等の飛沫感染の可能性のある活動の制限、体育的活動による身体接触等の制限、また、プール指導につきましては、昨年度は全面的に実施しておりませんが、2年間で履修することとなっておりますことから今年度は実施する、ただし、人数を減らし3密を回避するなどの制限をして実施する、また、調理実習等の飲食を伴う学習は中止しておりますが、緊急事態宣言解除後は対策を講じて徐々に再開していくこととします。

    給食は、今までどおり対面での飲食を制限していきます。

    行事については、緊急事態宣言中は校外学習を実施せず延期とすることとしておりますので、今後は実施していくこととなります。

    部活動等については、小学校の金管バンド等の活動も含めて、緊急事態宣言中は実施しないこととしておりましたが、学校の現状として、子どもたちの目的がなくなることや、時間が余ってしまうことから、心身のバランスを崩し健康を維持できないことがありますので、必要な場合は内容や方法を変えて実施する、ただし、本人や保護者の同意を得ることとしております。

    次に、教職員への指導として、外出行動の制限および健康観察の徹底を今後も継続すること、また、児童・生徒の些細な変化に対応することとして、東日本大震災の発生後は子どもへの影響が大人より遅く確認されたことがあるとスクールカウンセラーから報告を受けており、そのことを考えますと、今後1年から2年かけて対応していかなければならないことと捉えています。

    その他、児童・生徒および教職員の心身の状況把握と心のケアを図っていきます。また、感染への不安から登校できない児童・生徒への対応として、現状で3人の子どもが登校できておりませんが、保護者との連絡を密にして、週1回の放課後指導や家庭訪問の実施、また、端末の活用に向けて働きかけをしているところですが、実施には至っていません。

    対応についての報告は以上です。

    市長 生涯学習部参事からの報告が終わりました。

    それでは、委員の皆さんからご意見等をいただきます。

    羽村委員 市長。

    市長 羽村委員。

    羽村委員 新聞等の報道によると羽村市の陽性者数は都内で少ないようです。ですが、人口から考えますとそれほど少なくないと言えます。大きなクラスターが発生していないのは事実ですし、この児童・生徒および教職員の感染状況を見ますと現段階でそれほど問題となる数字ではないことから、ワクチン接種が進めば今までどおりの学校生活に戻れるのではないかと予測できます。コロナ禍における医療従事者のワクチン接種は既に完了しており、医療従事者への不安も解消されると思っています。子どもは感染しにくく重症化しにくいということが言われていますし、教職員のワクチン接種が進めば心配も軽減されると思っています。

    市長 ありがとうございます。他にご意見はございますか。

    永井委員 市長。

    市長 永井委員。

    永井委員 ただいま、羽村委員のご意見にありましたが、ワクチン接種が進めばリスクが軽減されると思っています。子どもたちのワクチン接種についてもいろいろなところで話題になっていまして、羽村市として、子どもたちのワクチン接種についてどのように考えているのか、市長のお考えをお聞かせください。

    福祉健康部長 市長。

    市長 福祉健康部長。

    福祉健康部長 先ほど、羽村委員からお話がありましたが、現在、市内の医療従事者のワクチン接種がほぼ2回目まで完了しています。また、65歳以上の高齢者の接種を進めています。今後、基礎疾患や障害のある方、高齢者施設や障害者施設で働く従事者の方の接種、そして、60歳から64歳の接種を順に進めていきます。その後、年齢により段階的に進めていきますが、現状の国の方針では、12歳以上の方が接種対象となっております。12歳以上の方を対象とすることは最近になって決定したことでありますので、16歳以上の方で就労している方は職場での接種や、大学等での接種が進んでいくと思います。羽村市としましては、12歳から15歳の年齢の小さなお子さんの接種については、まだ接種券の整備等が整っておりませんので、もう少し時間がかかります。現状としては、年内に12歳以上の方の接種が完了することを目標として取り組んでおります。

    永井委員 市長。

    市長 永井委員。

    永井委員 12歳以上の方の接種が年内に完了できれば、例えば、中学生は受験の時期を過ぎたころに修学旅行などの宿泊行事の実施について検討することができますので、情報を共有させていただきたいと思います。

    羽村委員 市長。

    市長 羽村委員。

    羽村委員 今回のワクチン接種は永久免疫にならないという情報もありまして、来年、再来年も接種をし続けなければならないと言われています。現状では年内の接種についてタイムスケジュールで目途が立っていると思いますが、今後に向けての計画についても考えなければなりません。私の個人的な意見ですが、子どもたちの接種はあまり必要ではないと感じています。まずは、教職員のワクチン接種が重要ですし、高齢者だけでなく、大人の生活者の接種が行き渡ることが重要です。その後に、永井委員の話された宿泊行事等の実施など学校行事を元に戻すことに力を入れていくことができる。特に羽村市は現時点でクラスターが発生していませんので、全く元に戻すことはできなくても、子どもたちや教職員の生活はそのまま基本的な感染症対策を継続していけば、学校でそんなに大きく広がることはないのではないかと思っています。来年からの対策を今から考えていけば、安心して学校生活が継続できると思っています。

    塩田委員 市長。

    市長 塩田委員。

    塩田委員 スクールカウンセラーについて、学校だより等で拝見しますと1名または2名のカウンセラーが学校に配置されていて、男性と女性の両方のカウンセラーがいると良いのですが、そうでない場合、中学生の女子からは男性のカウンセラーには相談しにくいという声を聴いています。出来れば、各校に男性と女性1名ずつ配置できると良いです。このコロナ禍で、相談したいことが増えている傾向にあるように感じているので、男性と女性を上手に巡回するなど対策できると良いと思います。

    生涯学習部参事 市長。

    市長 生涯学習参事。

    生涯学習部参事 スクールカウンセラーは東京都からの派遣となっておりまして、市の要望どおり配置されない現状です。昨年度、コロナ禍において緊急に対応が必要な学校を調査したところ羽村第二中学校から1名増の要望がありましたので、現在、羽村第二中学校においては男性と女性の2名のカウンセラーを現在も継続して配置しております。例えば、市の教育相談室から女性の相談員を学校へ巡回して支援をするなどの対策が取れますので、検討していきます。

    江本委員 市長。

    市長 江本委員。

    江本委員 教職員や保育士のワクチンの職域接種について、市独自で学校医などの協力を得ながら早急に進めることができないでしょうか。早急に摂取できれば先生たちが安心して、そして保護者や子どもたちも安心して学習活動ができると思います。

    また、生涯学習部参事から説明のあった、教育活動における対応について、緊急事態宣言が解除されたとしても授業等で制限があるのは仕方ないことと思っています。特に音楽の歌唱や管楽器の演奏など飛沫感染の可能性があり制限が厳しくなりますが、富士見小学校の学校だよりに授業の様子が載っていて、1人1台の端末を活用してchrome music labo というwebコンテンツの中のキーボードアプリを使って鍵盤ハーモニカ感覚で演奏ができ、個人練習では自分が弾いた音を巻き戻して再生することもできるなど利点があると書かれていました。このように、道具を活用して少しでも子どもたちの表現の場を増やして発散することができたら良いと思います。

    また、今年度は水泳指導が実施できるとのことで、とてもうれしく感じます。水上公園が使えない状況でもありますし、是非、夏休み期間中も学校のプールを開放して子どもたちが水に接する機会を増やしてほしいです。

    福祉健康部長 市長。

    市長 福祉健康部長。

    福祉健康部長 ワクチン接種の進め方については国の方針に基づいておりまして、市の現状では、保育士や教職員の接種が進められていない状況です。職域接種の考え方が進んでいけば教職員の接種も進んでいくと思いますが、現状は、高齢者の接種が最優先となっております。今すぐに進めていくと言えないところが大変申し訳なく思っております。先生方には外出の自粛などをしていただいていると重々承知しているところですが、状況を見ながら接種券の発送を進められるよう検討していきたいと考えております。

    羽村委員 市長。

    市長 羽村委員。

    羽村委員 教職員のワクチン接種は、個人で予約をして接種することが可能ですので、その際にワクチン接種休暇など職免とするような市の対応が必要です。羽村市の小・中学校に勤める教職員にはそういった職域接種などの環境が整えられて夏休みの期間に2回目の接種が完了できるよう願っています。先生方の不安が解消されれば子どもたちの不安も軽減されます。

    生涯学習部参事 市長。

    市長 生涯学習参事。

    生涯学習部参事 教職員のワクチン接種については、ここで東京都から何らかの通達があるのではないかと待っているところです。

    また、1人1台端末の活用については、各学校で推進されている認識でおります。音楽のアプリを使っての楽器の演奏や、美術では作品の鑑賞など、今までは皆で同じものを見ていましたが、一人ひとりが端末で見たいところを見ることができ、それについて感想を書くなどしています。話し合い活動にも端末が活用され意見の交換をして、チャットを使って、プレゼンしている最中にみんなが意見を書き込んでいくなど、さまざまな取組みが進んでいます。それぞれの学校の取組みについては夏休み前までに共有したいと思っております。

    また、水泳指導の実施については判断に迷った部分がありましたが、昨年度実施できませんでしたので2年間水に触れずに、中学生では最終年度だけの体験になってしまいますし、小学校1・2年生では、3年生で初めての水泳指導ではプールに入りたくない気持ちになりかねないというところで決断しました。ただし、密にならないために3クラス同時に実施できていたところを1クラスのみの実施にするなどするため、実施時数については少なくなります。夏休みの指導についても学校から要望がありましたが、人数を減らすことや更衣室で喋らないといった指導が必要になることから教員の負担が増えることと、夏休みは個別面談や学習教室なども行っており、子どもたちの心のケアを考えますと面談の時間の確保が重要と捉え、夏休みの水泳指導は見送らせていただきました。

    江本委員 市長。

    市長 江本委員。

    江本委員 昔は、PTAや地域の方がプールの監視員をしてくださって、水泳指導というよりも子どもたちが冷たい水に触れる機会がありました。そのようなことができたらいいと思いますが、このコロナ禍の現状では難しいことは十分に理解しております。

    教育長 市長。

    市長 教育長。

    教育長 夏休み期間中に学校のプールを開放することについては、今回の6月議会で質問がありまして、生涯学習部参事から説明したとおり、今年度は学校プールの開放を見送ることとする答弁をしました。学校開放として、学校の体育館や校庭と同様にプールを開放することは可能であり、江本委員が話されたように、PTAや地区委員会などが監視員として夏休みに学校のプールを子どもたちに開放することはできますが、安全面においてコロナ関係だけでなく事故が起きた際の責任の問題などがありますし、管理を徹底して検討しなければなりません。PTAや地区委員会などの協力を得て実施することは、なかなか難しいのではないかと思っています。

    昨年度は、子どもたちは学校のプールに一度も入れない状況でしたが、今年は、コロナ禍ではありますが各学校で徹底した対策を講じて、保護者の同意も得ながら水泳指導を実施することとしました。

    また、市民体育祭の開催についても昨年度同様に今年度も中止にする方向となりますが、このコロナの関係では、今まで継続してきたものをどこまで変えていくのか、また、元に戻すことができるのか、昨年の中学3年生の修学旅行の中止決定には、子どもたちの意見も聴き、保護者にアンケートを取って決定したわけですけれども、実施できないまま卒業していった子どもたちの気持ちを考えますと、行かせてやりたかったと思っています。

    この状況下で子どもたちの心のケアについて、しっかりと観察していかなければなりませんし、東京都市教育長会でも東京都へスクールカウンセラーやスクールソーシャルワーカーの拡充を要望しております。東京都市教育長会会長として、スクールカウンセラー等の人材確保など学校現場からの要望を東京都へしっかりと伝えたいと思っています。

    学校教育だけでなく、これからのまちづくり地域づくりについても、目の前の感染防止対策だけでなく、これからの新しい生活様式の中で、ワクチン接種が進み少しコロナが収束した後に、さまざまなところで今後の対策や方針を議論して更に皆で考えていくことが大切だと考えています。

    教育委員会としても内部で検討させていただく中で、常に方向性を示していかなければなりませんので、教育委員会委員の皆さんからのご意見をいただきながら進めていきたいと考えています。よろしくお願いします。

    永井委員 市長。

    市長 永井委員。

    永井委員 不要不急の外出の自粛について、市の公式サイトにも代表的な行動は掲載していますが、子どもたちは放課後に友達の家に遊びに行くなど、各家庭の判断もあると思うのですが、学校ではどのような指導をしていますか。

    生涯学習部参事 市長。

    市長 生涯学習参事。

    生涯学習部参事 緊急事態宣言中は特に、学校が終わったら寄り道をせずに家に帰りましょうという指導です。帰宅後の行動については各家庭の判断になります。

    市長 皆さんからさまざまなご意見をいただきました。アフターコロナの将来を見据えて子どもたちのために大人が検討していく必要があると考えています。

    他にご質問やご意見はございますか。

    (質疑なし)

    市長 他にご意見など無いようですので、次第の2、コロナ禍における児童・生徒の現状については、終了します。

    〔3 その他〕

    市長 次第3、その他としまして、委員の皆さんから何かほかにご意見がございますか。

    あるいは、説明員から何か発言がありますか。

    永井委員 市長。

    市長 永井委員。

    永井委員 教育に関することや、羽村市の子どもたちに対する橋本市長のお考えをお聞きしたい。

    市長 幼児教育に携わってきた視点から、30人学級の実現を目指したいと考えています。保育園や幼稚園から小学校に入学する際にできる限り少人数学級で、高学年になるにつれて少しずつ学級の人数が増えていくことが理想的であると思っています。さまざまな環境の子どもたちが小学校に入学し個に応じた教育が受けられ、集団の中で学ぶことの重要性や、羽村の子どもたちには健全に育っていってほしいと強く願っています。それに対して皆さんからご指摘をいただくようなことがあればいただきたいと思います。今は、学校で子どもたちの歓声を聞くことができなくなっていますが、一日も早く以前の学校生活に戻って、子どもたちの元気な歓声を聞きたいと願っています。できる限り一人ひとりの子どもたちのために尽力したいと考えています。

    それでは、以上をもちまして、令和3年度第1回羽村市総合教育会議を閉会とさせていただきます。

    皆さん、本日はありがとうございました。お疲れさまでございます。

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    羽村市教育委員会 生涯学習部生涯学習総務課

    電話: 042-555-1111 (総務係)内線352

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