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    令和5年度第1回羽村市総合教育会議会議録

    • 初版公開日:[2024年03月22日]
    • 更新日:[2024年3月22日]
    • ID:18564

    令和5年度第1回羽村市総合教育会議会議録

    日時 令和6年2月22日(木)午後6時00分から7時00分

    場所 羽村市役所東庁舎4階特別会議室

    出席者の氏名

    市長 橋本弘山、教育長 儘田文雄、教育長職務代理者 羽村章、委員 塩田真紀子、委員 海東朝美

    会議に出席した職員の職、氏名

    企画部長 橳島孝文、総務部長 高橋 誠、生涯学習部長 森谷誠、生涯学習部参事 吉川泰弘

    傍聴人 3人

     

    <会議経過>

    〔1 開会〕

    市長 ただいまから、令和5年度第1回羽村市総合教育会議を開会いたします。

    本日は、お忙しい中、お集まりいただきまして、まことにありがとうございます。

    なお、本日は説明員として、企画部長、総務部長、生涯学習部長、生涯学習部参事が会議に出席しております。

    また、本日、傍聴希望者が3名おられます。羽村市総合教育会議運営要綱第4条に基づき、傍聴者の入場を認めることとしたいですが、御異議ございますか。

    (異議なし)

    それでは、傍聴者の入場を許可します。

    (傍聴者入場)

     

    〔2 これからの羽村市立学校の在り方について〕

    市長 それでは、次第の2、これからの羽村市立学校の在り方についてを議題とします。

    本件は、教育委員会において決定した「これからの羽村市立学校の在り方について」を報告するものであります。

    それでは、本件について、説明及び朗読を求めます。

    生涯学習部参事 市長。

    市長 生涯学習部参事。

    生涯学習部参事 それでは「これからの羽村市立学校の在り方について」の説明及び朗読をいたします。

    本件は、市内における長期的な人口減少に対し、羽村市立学校の適正規模、適正配置等について、令和5年4月から、教育委員会委員協議会において、10回にわたる協議を重ねた結果として、教育的な観点から今後の市立小・中学校の在るべき姿について、教育委員会としての考えを示したものであります。

    それでは、以下、「これからの羽村市立学校の在り方について」の朗読をいたします。

     

    (資料朗読)

     

    また、「本学校の在り方」の資料として別紙「羽村市立学校 児童・生徒数 実績と推計」を作成しました。

    児童・生徒数について、昭和55年(1980年)から令和5年(2023年)までの実績と、令和12年(2030年)から令和47年(2065年)までの推計を掲載しておりますので、御参照ください。

    以上で「これからの羽村市立学校の在り方について」の説明及び朗読を終わります。

    市長 以上で説明及び朗読が終わりました。この件について、御発言はございますか。

    また、感想等もいただきたいと思います。お一人ずつお願いします。

    まずは、羽村委員からお願いします。

    羽村委員 総合教育会議を開催していただき、ありがとうございます。

    市長とお話しする機会が少ないので、教育委員会としてもこのような機会ができてありがたいです。

    羽村市教育委員会として、これからの羽村市立学校の在り方を考える上で、我々が共通の認識を持って必ず守らなければならないことが一つあります。それは、再編という言葉を使わざるを得ないのですが、通常、再編という言葉を使うとその後に統廃合と続きます。しかし、ここでは羽村市の将来を考える上で、学校の統廃合の話ではないということです。将来に向けて人口が減る、子供たちの人数が減っていく、そして人口が減ることで先生の数も減っていくこととなります。ただ単に、どこの学校とどこの学校を残して、ここに統合させるという話ではないということです。これが我々のコンセンサスにあります。

    今回の資料につきましても、再編という言葉を使っていますが、統廃合という言葉は一言も使っていませんので、御理解していただければと思います。

    市長 ありがとうございました。

    次に、海東委員からお願いします。

    海東委員 私は昭和55年に小作台小学校の教諭として入校し、昨年、武蔵野小学校にて退職しました。入校当時、高学年を担当し、その子供たちは小作台小学校第1期生でした。本資料の別紙に示されたデータ及びグラフを見ますと、その子供たちが児童数として、ピークの学年でした。その後、他の学校を経由し、最後に武蔵野小学校で8年勤務させていただきましたが、この8年で痛いほど子供の数が激減していくのを感じました。

    その後、教育委員を拝命し、教育委員会の中で羽村市立学校の在り方を考えることが持ち上がり、回数を重ねて協議してまいりましたが、とてもいい時期にお話しを開始できたと思っています。

    30年後の学校の在り方が記載されていますが、30年後というのは長い気がしますが、30年後にこの事態が来るということは、ゴールを決めておかないと、この間に「何を」「どこが」「誰が」「どのように」つくっていくのか、それが準備できないと思います。この30年の中で、まちづくりとも関連しながら、この学校の在り方が見えてくるのではないでしょうか。特に、地域コミュニティや商業施設を取り入れたり、未来の学校づくりを目指していくことが、まちの活性化に繋がるのではないかと思います。

    市長 ありがとうございました。

    次に、塩田委員からお願いします。

    塩田委員 2点あります。

    1点目は、海東委員からお話があったように、これからのことを見据えてとありますが、学校の在り方を考えるべきではないかというこのタイミングで、コミュニティスクールを各学校で始めるということは、保護者だけでなく地域の方たちにも学校に興味・関心を持ってもらういい機会に恵まれたと思います。今の現状を知ることはもちろん大切ですが、これから子供がこれだけ減っていくのであるということで、学校のことを現状を含めて地域の方々にも考えていただく、ちょうどいい時なのかなと思いました。

    2点目は、少子化と言われてだいぶ経つと思いますが、これからますます子供の人数が減るということで、兄弟姉妹がいない子供が増えていくことを考えると、義務教育学校ということも見据えて議論していくこと、そして、異学年の交流の意義が深いものになってくると思います。教育委員会の課題や検討に対してプレッシャーを感じるとともに、これからの羽村を考えていく上でやりがいもあると感じています。

    市長 ありがとうございました。

    次に、儘田教育長からお願いします。

    教育長 これからの羽村の学校を考える上で、今までの歩みがあるわけです。我々は先々だけを見据えてこの資料を作ってきたわけではなく、今までのこと、成果や課題も重々話し合いました。その中で、重きを置きたいものの筆頭に小中一貫教育があります。これを大切なベースにしながら、より羽村の学校教育を発展させていきたいと思っております。それは、私だけではなく、教育委員会として話し合いを重ね、そして、方向を一つにすることです。それはこの案件だけではありません。中学校の部活動の在り方といったことも同様です。冒頭、生涯学習部参事からの説明にもありましたが、教育委員会で令和5年度において10回の協議を重ねてきました。1回につき約1時間です。いわゆる熟議です。その骨子がこの資料となります。私からは1点のみお話しさせていただきます。

    教育は人なりと言われます。これは、人というのは教師であり指導する者、あるいは指導者です。家庭においては親です。人は育っていく上で、指導する人に非常にポイントが置かれます。それが重要なんです。ましてや学校教育はしかりです。そこで、塩田委員からお話があった義務教育学校について、お話を申し上げます。

    義務教育学校の詳細については、この文章の中には、敢えて盛り込みませんでした。注目されてしまうことが、必ずしもいいことではないと我々は考えたからです。ただ、義務教育学校になれば、例えば仮に二つの学園を建て、義務教育学校が二つできたとします。そうすると校長は二人です。一人一人の校長は、小学校1校、中学校1校を束ねればいいわけではありません。中学校1校と小学校2校あるいは1校を束ね、小学校、中学校の教育課程に精通していて、なおかつそこに集まるスタッフである教師をしっかりと束ねられなければなりません。校長の人事権は、東京都教育委員会にあります。そういう人材を求めれば、配置される確率は極めて高くなります。それは属に統括校長と呼んでおり、校長とは職層や給料が違います。そして、一つの義務教育学校に校長は一人ですが、副校長は基本的に二人です。注目するのは、それ以外の教師、いわゆる教員です。1年生から9年生までを教えますから、「小学校の免許を持っている」かつ「中学校の免許を持っている」教員が配置されます。これは極めて大きなことだと思っています。

    例えば、中学校2年生の生徒が数学がとても苦手で、よくよく調べてみると小学校4年生の算数からつまづいているとします。通常でしたら、それに気づいてどうしようかと協議して連携をとるのは、中学校の数学の教員と小学校の算数の教員が一般的です。一方、義務教育学校では、一人の教員が9年間を教えられることから、それがないわけです。極めてこれは、羽村にとって大きなことだと思います。

    市長 ありがとうございました。私からもお話しさせていただきます。

    教育の面からではなく、市長の立場からお話しさせていただくと、資料の6ページにあります「地域に根差し、社会に開かれた公共施設としての学校」というところで、公共施設等総合管理計画について記載していただいております。

    羽村市には会館等といった地域の施設がたくさんあり、いかに公共施設を統廃合していくのか、現在、検討を進めているところです。羽村市の施設の多くは昭和40年代、50年代に建てられた施設であり、非常に老朽化しています。それをどうやって統廃合していくのかを話し合い、公共施設マネジメントという形で進めています。

    羽村市は公共施設の面積を人口で割ると、東京都26市の中で一番多い状況です。つまり、公共施設がたくさんあるということです。

    先程、コミュニティスクールが始まるいい機会というお話がありましたが、これから富士見小学校でも校内で学童クラブが始まります。公共施設の在り方という中では、学校の校舎をいかに使うかということも大切なことであり、地域の方の交流の場所としての学校ということも在り方の一つであると思っています。4月からコミュニティスクールが新たに8校で始まり、全10校で実施となります。地域の方の協力は欠かせないものであるとすれば、学校という施設において、今までと違う役割が果たせるのではないかと思っています。

    コミュニティスクールの開始、富士見小学校における校内の学童クラブの開始はいいきっかけであると思っています。学校の施設はこれから先も利用すべき施設であると思っており、地域の方たちが学校に行く機会が増えてくれば、それにより地域の方たちの学校に対する理解も深まってくるものと思っています。また、地域の協力というものも大切であると思っています。

    私は住まいが羽村西小学校の前でありまして、昔、学校の体育館と視聴覚室の鍵を管理しており、地域の方の施設の貸し出しに協力していました。学校施設の貸し出しは、現在、各学校で体育館は行っていますが、教室を貸し出している学校は、羽村東小学校と羽村西小学校だけです。羽村西小学校では、その教室で選挙投票所も行ったりしています。私が気にしているのは、学校の施設に地域の方が行くことはいいことであると思いますが、先生たちの聖域を侵すようなことがあってはならないと思います。そこをクリアできれば、学校は地域の施設にもなると思います。そうすれば、子供たちに対しての地域の方たちの見る目ももっと協力的になるものと思います。

    これから先、2035年、2055年の学校の数が示されておりますが、大切なことは、先程、羽村委員からお話がありましたように、しっかりと学校の再編という形でいろいろと先のことを考えながら、また、海東委員からもお話がありました、ゴールを決めていかないといけないと私も思います。ぜひ共に考えていきたいと思います。

    今回いい資料をいただきましたが、これがゴールではなく、これからこのような資料等を基にして、羽村市にとってどういうことが一番いい形で進めていくことなのか、考えていきたいと思います。

    瑞穂町との一部事務組合である学校給食の施設は、第1と第2センターがあり、昭和50年代、60年代の施設であります。老朽化していること、これからはアレルギー症に対する対応が必要であることから、私は市長になって直ぐに瑞穂町長と早い段階で新しい建物を造るべきであると話をさせていただき、瑞穂町長からも同意をいただきました。そして、将来の児童・生徒数の推移も含めて、コンサルティングに依頼してどのくらいの規模の施設が必要か調べた資料があります。それに基づき来年度から、羽村市あるいは瑞穂町のどこにどのような建物を造るのかを考えていく予定です。

    老朽化した建物については、新しい建物に変えていきたいと思っています。

    羽村委員 市長。

    市長 羽村委員。

    羽村委員 市長の言う通り、学校のことについて我々も一緒になり、長いスパンで考えなければいけません。2055年の30年先のことをこれから少しずつ組み立てていくことになりますが、そうすると当然、私はもうこの世にはいないと思います。実現するためには、主体となるのは今の若者たちです。この話は、教育委員会でやるという話ではなくて、オール羽村として進めていただければと思います。特に次世代の方たちが主体的に考えていただければと思います。

    また、羽村市は学校や町内会といった地域がまとまっており、活発に活動していると感じます。それが、個々の単位ではなく、羽村市全体としての単位で考えていかないと義務教育学校だけでなく学校数が減るということについて、主体的に考えられなくなると思います。羽村市全体で考えていくという機運を醸成していただければと思います。

    塩田委員 市長。

    市長 塩田委員。

    塩田委員 子供は大人が心配しているほど、適応力がなくはないと思っています。何か始めようとするときや、何か変えようとするときは、子供はそれが初めてであれば受け入れられる力があります。大人の方が、自分が子供のときはどうだったなど、自分のときと違うことを受け入れがたいところがあると思います。保護者、地域の方や羽村市全体の大人に対して、どういうものになっていくのかという過程を丁寧に説明していく必要があると感じています。

    海東委員 市長。

    市長 海東委員。

    海東委員 100パーセントの皆様が賛成することは難しいことです。皆様、いろいろな考え方がありますが、羽村の未来の子供たちのことを考えて、市民がこのことを理解しながらよりよい方向を考え、活性化に向けて私たちも市民も参画してワクワクしながら考えていけると前向きに取り組めると思います。

    教育長 市長。

    市長 儘田教育長。

    教育長 本日は永井委員が欠席でありますから私が代わりに発言いたしますが、この案件は夢のある話にしたいということです。なぜなら教育に関することですから、夢のある話を市民の皆様にも考えていただき、明るい未来が先にあると市民の皆様と積み重ねて考えていければ幸せであります。

    市長 皆様から貴重な意見をいただきました。オール羽村で機運醸成が大切であります。ありがとうございました。長いスパンですが、皆様と共に考えていきたいと思いますので、これからもよろしくお願いします。

     

    〔3 その他〕

    市長 それでは、次第の3、「その他」について、教育委員の皆様から、なにかございますでしょうか。

    (意見なし)

     

    〔4 閉会〕

    市長 以上をもちまして、令和5年度第1回羽村市総合教育会議を閉会いたします。

    本日は、ありがとうございました。 

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    羽村市教育委員会 生涯学習部生涯学習総務課

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