令和7年7月7日(月曜日) 午後2時 から 午後3時30分
市役所東庁舎4階特別会議室
(会長)小野田弘士、(副会長)小山茂樹、(委員)志村ゆり子、関美智子、菱田和子、戸井田久美子、谷口宏乃、
遠藤広臣、下田壯、大野利幸、矢部要、和光一紀
(委員) 古平周一、小宮國暉、石川雄一
1 羽村市廃棄物減量等推進審議会の傍聴に関する定め(案)について
2 羽村市審議会等の会議録の作成及び公表等に関する基準について
3 羽村市廃棄物減量等推進審議会委員の役割について
4 羽村市清掃事業概要について
5 羽村市一般廃棄物処理基本計画・概要版について
6 今年度の取組み事案ついて
・家庭からの廃食用油回収によるSAF(持続可能な航空燃料)へのリサイクル事業の推進
・「ボトルtoボトル」水平リサイクルの推進について
なし
1 開会
2 委嘱状交付
3 市長あいさつ
4 委員・事務局紹介
5 会長・副会長の選任について
事務局より配布資料「羽村市廃棄物の処理及び再利用の促進に関する条例施行規則(抜粋)【資料1】」に基づき説明
(事務局)会長及び副会長を委員の互選により選出することとなりますが、ご意見や推薦などはございますか。
(矢部委員)早稲田大学大学院環境・エネルギー研究科の教授で環境省廃棄物リサイクルの低炭素化推進事業の検証評価委員会の委員長や中央区、新宿区において清掃・リサイクル推進協議会の会長や委員を歴任している小野田委員を会長に推薦します。副会長には、町内会連合会の会長として地域の声に耳を傾けてきた経験を踏まえ、さまざまな角度からのご助言がいただけると思いますので、小山委員を推薦します。
(事務局)他にご意見がなければ、審議会の会長は小野田委員、副会長は小山委員とさせていただくことで、よろしいでしょうか。
<賛成多数により会長、副会長について承認>
6 会長・副会長あいさつ
7 議題 (議事進行:小野田会長) 傍聴人なし
(1)羽村市廃棄物減量等推進審議会の傍聴に関する定め(案)について
事務局より配布資料「羽村市廃棄物減量等推進審議会の傍聴に関する定め(案)について【資料2】」に基づき説明
(小野田会長)事務局からの説明が終わりましたが、この件につきまして、ご意見、ご質問などございますか。
<質疑なし>
(小野田会長)ご意見がないようですので、原案に賛成の方は挙手をお願いします。
<賛成多数につき承認>
(小野田会長)本日付けで施行するものとします。
(2)羽村市審議会等の会議録の作成及び公表等に関する基準について
事務局より配布資料「羽村市審議会等の会議録の作成及び公表等に関する基準について【資料3】」に基づき説明
(事務局)会議内容は原則公開となりますが、会議内容の記録方法等の必要事項について決定する必要があります。参考までに前回は、「記録方法」は「要点筆記」、「発言者氏名」は「委員名記載」となっております。「記録方法」について、全文記載か要点記載か。「発言者氏名」について、氏名を記載するか否か。
上記、2点について、ご審議願います。
(小野田会長)事務局からの説明が終わりましたが、この件につきまして、ご意見、ご質問などございますか。
(小野田会長)ご意見がないようですので、記録方法について、要点筆記に賛成であれば挙手をお願いします。
<挙手多数により記録方法については要点筆記>
(小野田会長)発言者氏名を記名する形式での会議録の作成について賛成であれば挙手をお願いします。
<賛成多数により発言者氏名は記名>
(3)羽村市廃棄物減量等推進審議会委員の役割について
事務局より配布資料「廃棄物の処理及び清掃に関する法律、羽村市廃棄物の処理及び再利用の促進に関する条例(抜粋)【資料4】」に基づき説明
(小野田会長)事務局からの説明が終わりましたが、この件につきまして、ご意見、ご質問などございますか。
<質疑なし>
(小野田会長)任期は2年間となっていますが、令和8年度については、会議の頻度が多くなり、今年度については、来年度の準備となっております。
(4)羽村市清掃事業概要について
事務局より配布資料「はむらの資源とごみ-羽村市清掃事業概要-」に基づき説明
(小野田会長)事務局からの説明が終わりましたが、この件につきまして、ご意見、ご質問などございますか。
(和光委員)市民一人当たりの原単位はどのくらいでしょうか。
(事務局)羽村市一般廃棄物処理基本計画の35ページの表に令和2年度までの実績が記載されております。令和2年度の時点では、一人一日あたり478.95グラムとなっており、令和6年度実績については、一人一日428.97グラムとなっており、減少傾向にあります。
(戸井田委員)ごみの減少傾向の理由が人口減少やリサイクル意識が向上したことは良いことだが、不法投棄等は「資源およびごみ量統計」に反映されているのか。
(事務局)収集方法により分かれており、公園管理者が不法投棄ごみを回収した場合、事業系ごみに含まれているため、一日あたりの量には反映されていない。奉仕活動(ボランティア)で回収した不法投棄ごみについては、家庭系ごみ及びその他不法投棄に含まれるため、一日あたりの量に反映されている。
(関委員)ごみの減少割合と人口減少割合の比較はないのでしょうか。人口減少に比例してごみが減少しているのであれば、リサイクル意識が向上されているとは言えない。
(事務局)人口減少とごみ減量の推計データは取れていないが、今後は、可能であれば、人口減少がごみ減少にどれだけ影響を与えるかを全体の削減量と併せて統計を取っていきたいと考えている。
(小野田会長)不法投棄については、不法投棄の種類によっても考え方が変わってくる。例えば、量としてはインパクトの無いものだとしても景観に悪影響を与えるケースがあるが、数値上には表れにくいものがある。ごみ量については人口減少も影響しているが、事業系ごみの実態がわからないケースが多いため、どのくらい裏取りができるか検討が必要であると考えている。人口が増えていてごみ量が減少している場合には、リサイクルが進んでいると言える。
(5)羽村市一般廃棄物処理基本計画・概要版について
事務局より配布資料「羽村市一般廃棄物処理基本計画、概要版」に基づき説明
(小野田会長)事務局からの説明が終わりましたが、この件につきまして、ご意見、ご質問などございますか。
(和光委員)集団回収量について、品目のうち古紙が羽村市に限らず、ペーパーレス化等により年々減少しているが、目標である総資源化率42%に近づけるため、回収方法等工夫が必要であると考えているが、なにかアイディアがあれば教えていただきたい。
(事務局)集団回収について、人手不足が原因で団体数が減少していることに伴い、集団回収量が減少している。市としては、今後検討が必要であると考えている。
(小野田会長)集団回収のインフラを維持・継続していくのか方向性を事務局から示す必要がある。古紙量が減少する一方で、電子商取引の増加でダンボールの排出量が増える傾向にある。
(矢部委員)古紙量の減少について、予想として大幅な減少はないと考えている。集団回収の古紙量の減少の要因として、古紙問屋が集合住宅から排出される古紙を直接回収していることが考えられる。そのため全体量としてはそこまで減少はしていないと考えている。
(菱田委員)町内会で資源回収事業を行っている。町内会に加入している世帯については資源回収に参加できるが、加入していない世帯については市の収集で回収している。町内会が高齢化が進んでおり、新規加入者を集う必要がある。
(6)今年度の取組み事案について
事務局より配布資料「家庭からの廃食用油回収によるSAF(持続可能な航空燃料)へのリサイクル事業の推進、チラシ 計2枚【資料5】」及び「「ボトルtoボトル」水平リサイクルの推進について【資料6】」に基づき説明
(小野田委員)事務局からの説明が終わりましたが、この件につきまして、ご意見、ご質問などございますか。
(関委員)「ボトルtoボトル」水平リサイクルについて、ペットボトルを使わない生活をしていくことが大切だと考えている。例えば、ペットボトル飲料の値上げ等行い、なるべくペットボトルを使わない方向にする必要があると考えている。SAF(持続可能な航空燃料)へのリサイクルについて、東京都で回収した廃食用油は、静岡県の工場へ運ばれると聞いているが、どこの工場で航空燃料に製造しているか教えていただきたい。
(事務局)ペットボトルを使わないことは、とても重要であるが、今回説明した「ボトルtoボトル」水平リサイクルについては、排出されたペットボトルをどのようにリサイクルしていくかという取組みであり、ペットボトルの使用を推奨しているものではないことをご理解いただきたい。SAF(持続可能な航空燃料)へのリサイクルについて、回収した廃食用油は、大阪府堺市の製造工場にてSAFに精製され、東京国際空港(羽田空港)など国内の空港に運ばれ、航空機の燃料として使用されます。
(関委員)大阪府へ輸送されるとなると遠距離であるため、環境への影響が大きい。計画を立てる段階で、東京都近郊に工場を建てることは考えなかったのか。市として東京都の計画をしっかり確認してうえで、事業に取り組んでいただきたい。
(和光委員)東京都の資源循環推進部が行っている事業である。確かに東京都近郊でSAFを製造するのが理想ではあるが、廃棄物全般は西日本でリサイクルしているケースが多い。古着は関西、紙おむつは九州でリサイクルされている。技術開発には量が必要である。基礎自治体単独で行っても量が集まらないため、東京都全体で回収をするという趣旨で行っていると認識している。
(戸井田委員)2つの取組みについて、本委員はどの立場で取組んでいけばよいのか。今回の取組みも、我々に相談もなく行うということはどうなのか。事後報告では意見を言うこともできないと考えている。
(事務局)只今、本会議で説明したSAFとボトルtoボトルについては、ご意見があったから方向転換するというものではなく、基礎自治体として取組むことができることとして効果的であると判断した結果の取組みである。今後、一般廃棄物処理基本計画を作成していく中で、委員の皆様からご意見等いただければと考えている。
(谷口委員)「ボトルtoボトル」水平リサイクルの推進について、令和8年度に開始する予定とのことだが、実現はするのか。記述が弱くないか。SAFについて、回収場所を増やすことはできないのか。
(事務局)羽村市において、ペットボトルのリサイクルについては他自治体に先駆けて取組んできた経緯がある。市指定収集袋に市で回収したペットボトルを使用しているが、「ボトルtoボトル」を行うことにより、原料として使用できなくなることから、さまざまな調整をしている段階である。そのため、令和8年度開始予定と記載させていただいている。
廃食用油の回収場所については、安全な回収場所を指定しているほか、東京消防庁からもご助言いただいている。
(小野田会長)今後、説明できる機会があれば、経緯を含め説明していただきたい。また、現在の処理フローがどのように変化するのか見やすいものがあった方がより理解できる内容になったと感じている。
(小野田委員)皆様から何かございますか。
(戸井田委員)本審議会委員に応募した理由が、生ごみの堆肥化を推進したい、本日の会議で提案したいと思っていた。市が用意したSAFとボトルtoボトルの取組みをより良くしていくということか。生ごみ堆肥化を本審議会で取り上げていただくことはできないか。
(事務局)審議会のその他のご意見として、今後、広報活動や他団体との情報交換に繋げていく可能性はありますので、全くないということではない。ただ、この場の議題としてすぐに取り上げていくことは、難しい。会議の場でなくても、事務局にご意見等伝えいただければお伺いするので、ご理解いただきたい。
(小野田委員)予定しておりました議事は全て終了しました。
8 その他
第2回羽村市廃棄物減量等推進審議会の日程について
令和8年1月下旬(予定)
会場:羽村市役所東庁舎4階特別会議室
9 閉会
羽村市産業環境部生活環境課
電話: 042-555-1111 (生活環境係)内線222 (リサイクルセンター係)042-578-1211
ファクス: 042-554-2921
電話番号のかけ間違いにご注意ください!