令和7年11月18日(火曜日)夕方、横田基地所属のC-130輸送機による降下訓練において、区域外(羽村市)に兵士及びパラシュートの一部が降着した事象に関し、以下のとおり抗議文を提出しました。
横田基地は、人口が密集した市街地に所在しており、周辺住民は航空機騒音等に悩まされ、いつ発生するか分からない事故に不安な毎日を送っています。
このような中にあって、令和7年11月18日(火曜日)に防衛省北関東防衛局から 「11月18日(火曜日)夕方、降下訓練において、場外(羽村市)降着が発生した。」との情報提供がありました。
横田基地では、平成13年9月24日に米空軍機の部品が落下し、羽村市内の工場の屋根を破損する事故を発生させ、平成30年4月10日には羽村市立羽村第三中学校へパラシュートが落下しています。さらには、令和2年7月2日に立川市へパラシュートが落下し、令和2年7月7日には福生市へフィンが落下しています。一歩間違えば人命に関わる重大な事故であります。
横田基地においては人員降下訓練が度々行われており、基地運用の安全対策及び事前の情報提供を徹底するよう再三要請しているにもかかわらず、今回も事前の情報提供がなく訓練が実施され、こうした事態が発生したことは、極めて遺憾であります。よって、羽村市議会は、市民生活の平穏と安全を守る立場から、今回こうした事故が発生したことに対し強く抗議するとともに、この原因となった今回のパラシュート人員降下訓練の中止を求めるものであります。
また、今回の事故について、羽村市が11月20日に「今回の降下訓練における羽村市への場外降着の原因究明を速やかに行うとともに、再発防止策を講ずるまでは、同様の訓練は行わないこと」を求めているにも関わらず、同日に事故原因及び再発防止策の具体的な説明がないままに訓練が再開される旨の情報提供があったことは、周辺住民の不安を増大させるものです。徹底した事故状況の調査により、原因の究明を行うとともに、正確な情報の提供を行い、今後とも、周辺住民に不安や危険を与えることのないよう、基地運用に関して安全対策の徹底を図ることを要請します。
令和7年11月26日
外務大臣 茂木 敏充 殿
防衛大臣 小泉 進次郎 殿
防衛省北関東防衛局長 池田 眞人 殿
防衛省北関東防衛局横田防衛事務所長 佐々木 輝男 殿
在日米軍兼第5空軍司令官 スティーブン F. ジョスト中将 殿
在日米軍横田基地第374空輸航空団司令官 リチャード F. マックエルハニー 大佐 殿
羽村市議会議長 富永 訓正
羽村市議会基地対策特別委員会委員長 秋山 義徳
羽村市議会事務局(議会事務局)
電話: 042-555-1111 (庶務係)内線412 (議事係)内線413
ファクス: 042-555-0889
電話番号のかけ間違いにご注意ください!