「ジェネリック医薬品」は、新薬の特許期間が過ぎたあと新薬と同じ有効成分で製造した薬のことです。新薬に比べて開発費を抑えられるため、価格は新薬の3割から5割程度安くなる場合があります。ジェネリックの医薬品を選ぶことは、ご自身の負担を減らすだけでなく、医療費全体を減らすことにつながります。
高血圧や糖尿病などで継続的に服薬している人や、複数の薬を服薬している人は、薬代を減らす効果が特に大きくなります。
「ジュネリック医薬品」は新薬と同じ有効成分で製造されており薬事法に基づいた厳正な審査を経た上で流通しています。
ジェネリック医薬品を利用したいときは、医療機関や調剤薬局の窓口でジェネリック医薬品を希望する旨を伝えてください。
処方せんのジェネリック医薬品への「変更不可」の欄に医師の署名がなければ、調剤薬局で、希望を伝えるだけで、ジュネリック医薬品に変更することができます。
使用について不安な点や疑問点があれば、医師や薬剤師に相談してください。
国民健康保険と後期高齢者医療制度に加入の方へ、被保険者証といっしょに、ジェネリック医薬品希望カードをお送りしていますので、ご活用ください。
特許期間内の薬には、ジェネリック医薬品はありません。また、特許の切れた薬のすべてにジェネリック医薬品が用意されているとは限りません。
厚生労働省ホームページ「後発医薬品(ジェネリック医薬品)の使用促進について」(別のサイトに移ります)
4月から11月に国民健康保険を使って先発医薬品の処方を受けた方を対象に、6月から11月にかけて年6回ジェネリック医薬品利用差額通知書を送付します。
これは、先発医薬品からジェネリック医薬品に変更した場合に自己負担額がどの程度軽減されるかを記載した通知書です。通知書には、実際に購入した薬の名前と自己負担額に加え、ジェネリック医薬品に切り替えた際に自己負担額が100円以上軽減される場合の軽減額が記載されます。
自身の薬代の節約は医療費全体の節約にもつながります。使用について不安な点や疑問点があれば、医師や薬剤師に相談してください。
注意通知書はジェネリック医薬品に関するお知らせです。手続きの必要はありません。
ポリファーマシーやセルフメディケーションという言葉をご存知ですか?
正しく薬を服用して、自分自身で健康管理を行いましょう。
ポリファーマシーとは、「Poly(多くの)」+「Pharmacy(調剤)」の造語です。単に服用する薬剤数が多いことだけでなく、多くの薬を併用して服用することにより、薬物有害事象のリスク増加、服用過誤などの問題につながる状態のことをいいます。
お薬手帳を活用して、正しく薬を服用しましょう。お薬手帳を1冊にまとめておくことで、薬の重複や飲み合わせによる副作用を防止し、より安全に薬が服用できます。
セルフメディケーションとは、自分自身で健康を管理し、軽度な不調は自分自身で治療を行うことです。
●自分自身で健康管理
適度な運動や、十分な睡眠など、日ごろから健康を意識する。
●自分自身で治療
症状が軽度の場合には、otc医薬品(薬局やドラッグストア等で、処方箋がなく購入できる薬)を使用する。
健康に対する意識の向上やotc医薬品を活用して、自分自身の健康を守りましょう。