日時
平成28年10月24日(月曜日) 午後7時00分~午後9時03分
会場
羽村市役所4階 特別会議室
出席者
会長 金子秀夫、副会長 齋藤智志、委員 小松幸恵、市川二三男、沓川絢子、小山一博、橋本美佐子、大和田正樹、中土善雄、海東朝美、三浦利信、川津紘順、市野明、中根透、小暮祐子、木下智実、堀内政樹、渡部清孝
説明者 教育長、副市長、議会事務局長、企画総務部長、企画総務部参事、財務部長、市民生活部長、産業環境部長、福祉健康部長、子ども家庭部長、都市建設部長、区画整理部長、区画整理部参事、上下水道部長、会計管理者、生涯学習部長、生涯学習部参事
事務局 生涯学習総務課長、生涯学習推進係主査、生涯学習推進係主事
欠席者
委員 佐々木辰寿、長島志歩
次第
1. 議事
(1)第7回審議会会議録の確認について【資料1】
(2)羽村市生涯学習基本計画後期基本計画(案)について【資料2】
2. その他
傍聴者
なし
配布資料
・第8回羽村市生涯学習審議会 会議次第
・【資料1】第7回羽村市生涯学習審議会 会議録
・【資料2】羽村市生涯学習基本計画後期基本計画(案)
会議内容
(事務局) 皆さま、こんばんは。
定刻となりましたので、ただいまより第8回羽村市生涯学習審議会を開会させていただきます。
本日は、お忙しい中ご出席をいただき、ありがとうございます。
なお、本日、佐々木委員、長島委員が都合により欠席です。
また、10月に人事異動のあった職員を紹介させていただく。
<異動のあった職員を紹介>
本日は、傍聴希望者はおりませんので、議事に移らせていただく。
これからの進行を金子会長にお願いする。
1. 議事
(1)第7回審議会会議録の確認について
(金子会長) 改めまして、皆さま、こんばんは。
毎回のお願いだが、ご発言がある場合には、まず、挙手していただき、私が挙手した委員を指名するので、それに基づいて発言していただきたい。
それでは、議事(1)について事務局からの説明をお願いする。
(事務局) <資料1により説明>
(金子会長) 事務局より説明があった。会議録については事前に確認していると思うが、お気づきの点等あれば挙手をお願いする。
(三浦委員) 10ページの私の発言について、専門的な指導者を確保する必要があるという旨の発言をしたので、そのように修正していただきたい。
(事務局) ご意見のとおり修正させていただく。
(金子会長) ほかにご意見、ご質問等はあるか。
(齋藤副会長) 3ページの私の発言について、「コーディネートする能力のある人」とあるが、ここは「コーディネート能力のある人」とした方が良いと思うので、修正をお願いする。
(事務局) ご意見のとおり修正させていただく。
(金子会長) ほかにご意見、ご質問等はあるか。
(各委員) 特になし。
(金子会長) よろしければ、修正のうえ、公式サイトで公表させていただく。
議事(1)、第7回審議会会議録の確認については以上とする。
なお、会議資料とともに「第7回生涯学習審議会 委員指摘事項一覧表」の送付があったが、こちらの資料について何かご意見、ご質問等はあるか。
(市川委員) 指摘事項の18番目に「東京2020大会の機運醸成をする取組みを計画に盛り込んではどうか。」とあるが、ここで言う「きうん」の漢字は、「機運」ではなく「気運」だと思う。
(事務局) 確認の上、訂正させていただく。
(金子会長) ほかにご意見、ご質問等はあるか。
(各委員) 特になし。
(金子会長) よろしければ、それぞれの指摘事項とその対応について、了承をお願いする。
(2)羽村市生涯学習基本計画後期基本計画(案)について
(事務局) <資料2により説明>
(金子会長) 事務局より説明があった。資料2「羽村市生涯学習基本計画後期基本計画(案)」は、127ページまであり、かなりの分量だが、本日の会議では、1ページから127ページまで、一通りご意見をいただきたいと考えている。
審議を進めるにあたり、1ページから127ページまで自由にご意見を求めると、ご意見の箇所が前後するなど話がまとまりにくくなるので、資料を「第1部」、「第2部 第1章・第2章」、「第2部 第3章」の3つに分割し、それぞれの箇所について委員の皆さまにご意見、ご質問等をいただきたいと思う。よろしいか。
(各委員) 異議なし。
(金子委員) ありがとうございます。
では、まず、1ページから16ページまでの「第1部」について、何かご意見、ご質問等はあるか。
(市野委員) 9ページ「第1部 第2章『1 羽村市の生涯学習を取り巻く状況』」の6項目め「羽村市生涯学習センターゆとろぎ開館10周年(平成27年度)」の第2段落1行目に「制作活動」という言葉があるが、ここは「制作活動」より「創作活動」という表現の方が良いと思う。
(事務局) 担当課と調整した上で、適当な表現に修正させていただく。
(金子会長) ほかにご意見、ご質問等はあるか。
(渡部委員) 5ページ「第1部 第1章『3 計画の位置づけ』」の図について、「羽村市教育委員会教育目標」の字の大きさを、他の文字と同じ大きさにした方が良いのではないか。
また、10ページ「第1部 第2章『1 羽村市の生涯学習を取り巻く状況』」の2項目め「市民や団体等が学んだ成果を地域や社会に還元できる仕組みの構築について(社会教育委員の会議 提言)(平成28年3月)」の3行目に「3つの主要項目」とあるが、この「3つの主要項目」を記入した方が良いと思う。
(事務局) 1点目については、他の文字とのバランスを考慮しながら修正させていただく。
また、2点目については、「3つの主要項目」を明記する形に修正させていただく。
(金子会長) ほかにご意見、ご質問等はあるか。
私からだが、「とりくみ」という単語の送り仮名について、「取組み」と「取り組み」の2パターンが見受けられる。「とりくみ」という単語は、名詞として使う場合と、複合動詞として使う場合とがあるが、同じページの同じ品詞の送り仮名が異なっている箇所がある。どのような基準で送り仮名を付けているのかはわからないが、品詞ごとに送り仮名を統一した方が良い。
(事務局) それぞれの品詞における送り仮名の付け方を確認し、統一を図るよう修正する。
また、「とりくみ」以外の単語についても、送り仮名を統一するよう見直していきたい。
(金子会長) ほかにご意見、ご質問等はあるか。
(小暮委員) 11ページ「第1部 第2章『2 平成27年度羽村市市政世論調査』」の「①『学び』に関する活動の実施」のグラフについて、「はい」が51.2%、「いいえ」が44.8%、「無回答」が4.1%で、合計すると100.1%である。100%を超えているが、これは、グラフが間違っているのか。それとも何か理由があるのか。
(事務局) グラフの引用元の「平成27年度羽村市市政世論調査」の5ページ「6 報告書をみるにあたって」によれば、「集計は小数点以下第2位を四捨五入しているため、回答比率の合計は必ずしも 100%にならない。」とのことである。また、「②『学び』を行う目的」以降のグラフは、2つ以上の回答を要する質問のため、回答比率の合計が100%を超えるとのことである。
グラフが間違っているという誤解を招くことのないよう、それぞれのグラフに注意書きを加えさせていただく。
(金子会長) ほかにご意見、ご質問等はあるか。
(各委員) 特になし。
(金子会長) それでは、「第1部」については以上とする。
続いて、17ページから30ページまでの「第2部 第1章・第2章」について何かご意見、ご質問等はあるか。
(市川委員) 29ページ「第2部 第2章『2.学習活動を通した地域の課題解決』」の文章に「町内会・自治会」という言葉を入れていただきたい。
近年、町内会・自治会の加入率が下がっているので、地域の課題解決に町内会・自治会も関わっていることを加えていただくことで、少しでも加入につながればと思う。
(事務局) ただ今のご意見については、検討させていただきたい。
(金子会長) ほかにご意見、ご質問等はあるか。
(川津委員) 27ページ「第2部 第2章『1-1(3)文化・芸術分野での特色あるテーマ』」に関する質問だが、「はむら夏まつり」に出演している音楽団体は、全て羽村市内の団体なのか。それとも市外の団体も出演しているのか。
(産業環境部長) 「はむら夏まつり」も含めて、現在、年間を通じて、さまざまなイベントに取り組んでいるが、そこに参加する団体は、必ずしも羽村市内の団体ではない。
例えば、市内の事業所と関わりのある市外の団体など、さまざまな団体に羽村市に来ていただき、にぎわいを創出していただいているところである。
(川津委員) 市のイベントに出演する団体は、募集しているのか。それとも、市から出演を依頼しているのか。
(産業環境部長) 基本的には募集をかけて応募していただき、出演していただいている。しかし、場合によっては市から依頼し出演していただいている。
(川津委員) 先日、羽村市福祉センターで開催された「福祉まつり」では、市内の音楽団体や個人が、参加者も一緒に楽しめるような音楽の発表をしていた。
市内のさまざまな音楽団体や個人が、自由に発表できるような音楽祭があれば、もっと音楽あふれるまちづくりができるのではないかと思い、質問させていただいた。
(事務局) 「はむら夏まつり」に限らず、生涯学習センターゆとろぎにおいても、ご意見にあったような事業に取り組めることも考えながら、意見として預からせていただきたい。
(金子会長) ほかにご意見、ご質問等はあるか。
私からだが、前回の審議会では、23ページ「第2部 第1章『3.コーディネーターの設置』」で言う「コーディネーター」がどのような役割を担うのかについて、委員それぞれの考え方があったように思う。
このことから、一般市民においてもそれぞれ見解が分かれることが予想されるので、23ページにおける「コーディネーター」を、例えば、「生涯学習コーディネーター」と表現するなど、一見してコーディネーターの目的や役割がわかるようにしてはどうか。
(事務局) 生涯学習基本計画後期基本計画におけるコーディネーターには、23ページ「第2部 第1章『3.コーディネーターの設置』」の文章にあるように、「専門的な知識や技能を持った市民と学ぶ機会を求める市民等をつなげる役割」を担っていただきたいと考えている。
また、「生涯学習コーディネーター」という表現については、119ページ「施策26」の「主な計画事業」の3つ目「生涯学習コーディネート機能の構築」の内容で「・・・役割となる生涯学習コーディネーターを養成します。」と表現しているので、23ページでも「生涯学習コーディネーター」という表現をしても構わないと考えている。
審議会において「生涯学習コーディネーター」の方が好ましいというご意見があれば、変更する方向で検討したい。
(金子会長) 例えば、37ページ「施策2」の「現状と課題」の第4段落3行目にも「コーディネーター」という単語があるが、このコーディネーターと23ページで言うコーディネーターは異なるものだと思う。
一般市民もコーディネーターになる方も、名称でその役割等を明確に把握できた方が良いので、「生涯学習コーディネーター」という表現が良いと思う。
(市野委員) 既にゆとろぎにはコーディネーターが配置されているので、そのコーディネーターと今回設置するコーディネーターの違いが明確になるならば、「生涯学習コーディネーター」という表現でも良いと思う。
(事務局) 37ページで言うコーディネーターは、学校と地域をつなぐ役割を担う、「学校支援地域本部コーディネーター」のことを指している。「生涯学習コーディネーター」とは役割が違う部分もあるので、37ページの「コーディネーター」についても、わかりやすくなるよう表記を検討させていただく。
(金子会長) 一般市民の目線から考えると、やはり名称でコーディネーターの役割等が分かった方が良いと思う。
ほかにご意見、ご質問等はあるか。
(川津委員) コーディネーターに関する意見だが、コーディネーターを各社会教育施設に1人配置し、受付業務の中で市民と関わっていただき、その中で市民の要望を聞き、その要望に応じた人と人、人と情報、人と学習資源を結び付けていただくようになっていけば良いと思う。
現在、ゆとろぎに配置されているコーディネーターは、市民と関わっていないと思う。
(金子会長) 23ページで言うコーディネーターの役割等について、委員の皆さまに改めて共通の認識をしていただきたいので、再度事務局に説明をお願いする。
(事務局) 生涯学習基本計画後期基本計画で言うコーディネーターは、学びたい人と専門的な知識や技能を持った人とを引き合わせる役割を担うものである。例えば、地域の知識や技能を持つ人についての情報を持ち、その情報を学びたい市民に提供するなど、人と人との間に立ち情報を収集、提供していくものである。
また、コーディネーターの配置について、現段階では、各施設に配置するのではなく、ある施設を拠点として、そこで活動していただきたいと考えている。
(金子会長) 事務局から説明があった。委員の皆さまにおいては、共通の理解をしていただくようお願いする。
ほかにご意見、ご質問等はあるか。
(渡部委員) 20ページ「第2部 第1章」について、その下に掲げる「1.地域人材の育成」、「2.学習成果の活用の場の提供」については、どのようなことをするのかある程度イメージが湧くが、「3.コーディネーターの設置」は、どのようなことをするのかイメージが湧きづらく、また、「循環型生涯学習のイメージ図」を見ても、コーディネーターがどのような働きをするのか分からない。
記述してあることをしっかりと読めば、コーディネーターの役割も自ずとわかるのだろうが、「循環型生涯学習のイメージ図」を見てそれがわかるようにすることも重要だと思う。
そこで、19ページ「第1部 第1章『循環型生涯学習の実現に向けて』」の第3段落4行目に「人と人、人と情報、人と学習資源を適切に結びつける調整機能を担うコーディネーター」と、コーディネーターの役割が示されているので、この部分を「循環型生涯学習のイメージ図」に明記すれば、コーディネーターの役割も分かりやすくなるのではないか。
(金子会長) ただ今のご意見に、私も同感である。「循環型生涯学習のイメージ図」にただ「コーディネーター」とあるだけでは、どのような役割を担うのか分からないので、説明を加えるのも良いと思う。
ほかにご意見、ご質問等はあるか。
(齋藤副会長) 以前の審議会の際にも発言したが、循環型生涯学習が上手くいくかどうかは、コーディネーターにかかっている部分も大きく、重要な部分であると思う。そういった意味でも、「生涯学習」という言葉を前面に出し、「生涯学習コーディネーター」とした方が良いと思う。
また、「循環型生涯学習のイメージ図」について、「コーディネーター」という言葉をまたいでいる矢印については、「つなぐ」、「結ぶ」といった言葉で説明されていると、分かりやすいと思う。
最後に、これは意見だが、先ほど事務局より、ある施設を拠点としてコーディネーターに活動してもらうという発言があったが、今後は、コーディネーターをどこに何人配置するのか、そのために何人養成するのかということが問題になってくると思う。こういった具体的なことを検討しながら取組みを進めていただき、羽村市なりの特色ある生涯学習を推進していただければと思う。
(金子会長) ほかにご意見、ご質問等はあるか。
(木下委員) 私も、「つなげる」という役割を担うコーディネーターは、非常に重要だと感じている。13ページ「第1部 第2章『2 平成27年度羽村市市政世論調査』」の「⑤『学び』に取り組まなかった理由」のグラフを見ると、一番多い理由が「時間的なゆとりがなかった」となっており、これを理由に「学び」に取り組まなかった市民を対象に施策を展開しても、「学び」につながる可能性は低いと思うが、それ以外の「身近な活動機会がなかったから」や「必要な情報がなかったから」、「身近な活動仲間がいなかったから」、「身近な活動場所がなかったから」、「成果を活用する場がなかったから」といった理由から「学び」に取り組まなかった市民については、コーディネーターの活動があれば「学び」につなげることができるのではないかと思う。ほかにも、「動機・熱意が不足していたから」という理由があるが、例えば、コーディネーターが動機や熱意を与えるような存在であれば、こういった人たちも「学び」につなげることができると思う。
また、コーディネーターが設置された場合、市民にとってはコーディネーターが一つの新しい窓口になると思うので、そういった意味では、名称は非常に大事だと思う。先ほどから「生涯学習コーディネーター」という表現にしてはどうかというご意見が出ているが、この表現は、行政側の視点から付けた表現だと感じる。市民側の視点から考えると、もっと親しみやすい表現の方が、気軽に相談できるのではないか。
そして、コーディネーターの配置については、各社会教育施設に配置するよりも、事務局の考えのように、1つの施設に配置し、市民が「ここに行けば学べる場が見つかる」という認識を持てるようにした方が良いと思う。
(金子会長) ただ今のご発言は、意見と捉えさせていただく。
ほかにご意見、ご質問等はあるか。
(海東委員) 20ページ「循環型生涯学習のイメージ図」について、説明のある矢印と説明のない矢印とがある。15ページ「第1部 第3章『1 基本理念』」に「楽しく学び つながり 活かす 生涯学習」とあるので、この文言を矢印の説明に活用すれば、循環型生涯学習のイメージが湧きやすくなるのではないかと思う。
また、「コーディネーター」の表現についてさまざまなご意見が出ているが、私も「生涯学習コーディネーター」という表現を用いることに賛成である。
学校には、「学習コーディネーター」や「英語コーディネーター」等が配置されているほか、「学校支援地域本部コーディネーター」に地域と学校をつないでいただいている。大きく捉えれば、学校も学びたい市民の一つであり、「生涯学習コーディネーター」の中に幾つかのコーディネーターがちりばめられていると考えても良いのではないか。
(金子会長) 「コーディネーター」の表現について、各委員からさまざまなご意見があった。羽村市には既にさまざまなコーディネーターが設置されていること、生涯学習基本計画の中でコーディネーターを設置すること等を踏まえながら、適当な名称にしていただきたい。
(事務局) 23ページの「コーディネーター」という表現を「生涯学習コーディネーター」に修正させていただく。
(金子会長) ほかにご意見、ご質問等はあるか。
(各委員) 特になし。
(金子会長) よろしければ、「第2部 第1章・第2章」については以上とする。
続いて、31ページ以降の「第2部 第3章」についてご意見、ご質問等いただきたいが、その前に1点お諮りしたい。
先ほどの事務局の説明にもあったが、現在、「基本施策1」にのみ挿入のある写真やグラフについて、今後はそれぞれの施策に挿入していきたいとのことである。写真やグラフが掲載されれば、より読みやすい計画書になると思うが、資料収集等の時間も考慮し、写真やグラフの挿入については事務局に一任という形にしたいが、よろしいか。
(中根委員) 顔がはっきりとわかるような写真を掲載する際は、本人の了承はどのように得るのか。
(事務局) 後期基本計画に掲載する写真は、広く一般に公表することを目的として撮影されたものを使用していくが、掲載するに当たっては、必要に応じて個人情報に配慮していきたい。
(金子会長) 事務局においては、個人情報に十分注意しながら作業を進めていくとのことである。
ほかにご意見、ご質問等はあるか。
(各委員) 特になし。
(金子会長) 委員の皆さまから特に異論もなかったので、写真やグラフの挿入については、事務局に一任する。
では、本題に戻り、「第2部 第3章」について何かご意見、ご質問等はあるか。
(小松委員) 37ページ「施策2」の「現状と課題」の第1段落に、これまでの教育改革の柱や教育基本法の改正等、全体的な国の動きについての記述があるが、8ページ「第1部 第2章『1 羽村市の生涯学習を取り巻く状況』」で平成27年12月の中央教育審議会の答申について述べており、また、この答申は、後期基本計画で目指す「循環型生涯学習の推進」や「生涯学習を通したまちづくり」にも関係がある内容なので、37ページ「施策2」の「現状と課題」の全体的な国の動きの中に含めた方が良いと思う。
どのように述べるかについては、例えば、「平成27年12月の中央教育審議会の答申『新しい時代の教育や地方創生の実現に向けた学校と地域の連携・協働のあり方と今後の推進方策について』では、さらにこれからの学校と地域の目指すべき連携・協働の姿として、『地域とともにある学校への転換』、『子どもも大人も学び合い育ち合う教育体制の構築』、『学校を核とした地域づくりの推進』といった姿が提示されており、学校と地域の連携はますます重要となっていきます。」としてはどうか。
また、もう1点、56ページ「施策6」の「計画事業の対象とするライフステージ」の表の印について、全ての「主な計画事業」の少年期にしか印がついていない。先ほど事務局より、「基本施策2」は対象を少年期に絞って展開していたが、対象を乳幼児期に拡大したという説明があったが、そうなると、乳幼児期も対象としなければならないと感じる「主な計画事業」がいくつかある。
まず、「主な計画事業」の4つ目「支援の必要な児童・生徒に対する合理的配慮の提供の推進」について、印が少年期だけだと乳幼児には合理的配慮を提供しないこととなり、障害者差別解消法に反してしまうで、乳幼児期にも印をつけなければならないと思う。
次に、「主な計画事業」の5つ目「関係機関と連携した就学相談の充実」について、就学相談は、就学の直前に障害の程度に応じて一定の基準をもとに就学先を決定する形から、早期に障害を発見・支援し、また、支援を通じた保護者との相談により就学先を決定する形に変わっており、乳幼児期からの支援も含めた長い積み重ねが必要となっているので、乳幼児期にも印をつけなければならないと思う。
また、これは羽村市の考え方にもよるが、「主な計画事業」の2つ目「特別支援教育支援員を活用した支援の充実」や3つ目「ユニバーサルデザインによる授業づくり、学習環境づくり」は、学校のみならず、幼稚園・保育園も含んで事業を展開しても良いと思うほか、「主な計画事業の」6つ目「特別支援教育研修会の充実」についても、幼稚園・保育園の教職員が参加できるよう取り組んでも良いと思う。
「施策6」は学校に特化した記述となっており、ここに幼稚園や保育園を含めるのは難しいところもあるかと思うが、乳幼児期に印がつくべき箇所、また、つけても良い箇所があるので、検討していただきたい。
(事務局) 1点目については、いただいたご意見を参考にしながら、平成27年12月の中央教育審議会の答申を加えさせていただく。
また、2点目、3点目について、ご意見のとおり、乳幼児期から継続した取組みが必要な事業もあるので、関係各課と調整した上で見直しを検討していきたい。
(金子会長) ほかにご意見、ご質問等はあるか。
(小暮委員) 36ページ「施策1」の「計画事業の対象とするライフステージ」の表について、例えば、「主な計画事業」の1つ目「妊娠・出産・子育て包括支援拠点の設置と運営」は、妊婦や親・保護者を対象とした事業だと思うが、「計画事業の対象とするライフステージ」の表では、乳幼児期、少年期、青年前期に印がついているだけで、それ以降のライフステージには印がついていない。青年後期以降の妊婦や親・保護者も考えられるので、印がついていないことは疑問である。
また、「主な計画事業」の2つ目「子育て関係講座等の充実」や3つ目「子育てひろば事業の充実」も同様で、事業の対象が未就学児の保護者となっている中で、「計画事業の対象とするライフステージ」の表の保護者のライフステージに印がついていないので、ライフステージの印のつけ方について再検討すべきだと思う。
(事務局) 「基本施策1」は子どもの成長への支援に関する施策を展開する部分であるが、「施策1」は子育て力の向上への支援が目的で、その対象は当然保護者である。そうであれば、ただ今のご意見のとおり、「計画事業の対象とするライフステージ」は乳幼児期や少年期のみならず、保護者のライフステージまで含まなければならないと思うので、それぞれの事業の対象とするライフステージを整理させていただきたい。
(金子会長) ほかにご意見、ご質問等はあるか。
(橋本委員) 64ページ「施策8」の「計画事業の対象とするライフステージ」の表について、「主な計画事業」の3つ目「食育に関する指導の充実」は少年期にのみ印がついているが、保育園でも栄養士を配置するほか年間指導計画を策定するなど食育の充実を図っているので、乳幼児期にも印をつけていただくよう、検討をお願いする。
(事務局) ただ今のご意見も参考に、ライフステージの見直しをさせていただきたい。
(金子会長) ほかにご意見、ご質問等はあるか。
(中根委員) 東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会を機に、スポーツに関心を持つ方が非常に増えてくると思うが、東京2020大会終了後、1・2年経つと、スポーツに関心を持つ方が減っていくと思う。
この減少を止めるには、スポーツ施設を充実させることが重要で、71ページ「施策11」に「安全・快適なスポーツ施設の提供」と掲げられているが、「主な計画事業」は1つだけである。
「主な計画事業」をもう少し充実していただき、東京2020大会終了後もスポーツに対する関心が低下しないよう取り組んでいただきたい。
(事務局) 「施策11」の「主な計画事業」の1つ目「スポーツ施設の整備・充実」の内容に、取り組む事項を複数記述しているので、細分化して「主な計画事業」に掲げ、市民の皆さまに発信していきたい。
(金子会長) ほかにご意見、ご質問等はあるか。
(小山委員) 102ページ「施策22」の「現状と課題」の第3段落3行目に、「稲作体験」とあるが、青少年対策地区委員会と教育委員会が共催で実施している事業を指しているのであれば、「田んぼ体験」に修正していただきたい。
また、105ページ「計画事業の対象とするライフステージ」の表について、「主な計画事業」の3つ目「農業体験農園の充実」に「田んぼ体験」も含むのであれば、少年期に印をつけても良いと思う。
最後に、これは意見だが、「『市内の企業・事業所等と連携した学習機会』を子どもたちにも提供し、子どもたちが将来、市内の企業もしくは産業にかかわる仕事に就くことを促します。」といった文章があれば、良いのではないかと思う。
(事務局) 1点目については、「稲作体験」を「田んぼ体験」に修正させていただく。
2点目については、「主な計画事業」の3つ目「農業体験農園の充実」は、「農業体験農園」という事業の充実を図っていきたいと考えており、その中に「田んぼ体験」のような学校教育の観点は含んでいない。
ただ、小中学生を対象とした、企業・事業所等と連携した学習機会に関する「主な計画事業」があまりないので、加えられる事業があるかどうか検討したい。
3点目については、ご意見の文章を加えるかどうかは検討させていただきたいが、現在、各中学校の職場体験の際に、市内の企業・事業所等の方たちにはご協力いただいており、今後は、市内の企業・事業所等を中心として、市民や団体等と連携・協力しながら、学校教育を対象とした学習機会の提供をしていきたいと考えている。
(金子会長) ほかにご意見、ご質問等はあるか。
(中根委員) 96ページ「施策20」について、市民同士では横田基地と交流しているが、そういったことは計画に盛り込まないのか。
また、小学校とアメリカンスクールの交流を1度見かけたことがあるが、この事業は現在も取り組んでいるのか。
(事務局) 市民と横田基地との交流があることは把握しており、連携・協力できる部分については今後も継続していただきたいと思うが、一方で、市と横田基地との問題もあるので、後期基本計画の中ではあえて横田基地には触れていない。
(生涯学習部参事) 小学校とアメリカンスクールとの交流について、現在は松林小学校で取り組んでいるが、今後も継続して取り組むことは、相手方の都合もあり、難しいところである。
(金子会長) ほかにご意見、ご質問等はあるか。
(中土委員) 今年の7月に、選挙権年齢が18歳に引き下がってから初めての選挙があり、中学校や高等学校ではさまざまな主権者教育に取り組まれていた。
今後の社会においては、主権者教育や選挙に関する学習機会も重要だと思うので、後期基本計画に盛り込んではどうか。
(事務局) 現在、計画の中では、主権者教育といったことには触れていないが、ただ今のご意見のとおり、選挙権年齢の引き下げもあったことから、主権者教育や選挙に関する学習機会は重要だと考えている。
ライフステージを通してどの施策に盛り込むのが適当なのか検討しながら、後期基本計画に盛り込んでいきたい。
(金子会長) ほかにご意見、ご質問等はあるか。
(齋藤副会長) 2点ほど発言させていただく。
1点目について、59ページ「施策7」の「今後の方向性」の3つ目「道徳教育の推進」の2行目に「思慮集」という単語があるが、恐らく「資料集」の間違いだと思うので、修正をお願いする。
2点目について、45ページ「施策4」の「今後の方向性」の1つ目「学力の向上に向けた取組みの展開」の第1段落に「小中一貫教育を柱とし、これからの社会で必要な力を育てるための授業を推進(アクティブ・ラーニング、カリキュラムマネジメント等)するとともに、適切な人員を配置します。」とあるが、ここで言う「適切な人員」は、教員を指しているのか。それとも授業をサポートする人を指しているのか。
(生涯学習部参事) ここで言う「適切な人員」は、教員ではなく、学校を支援する人員を指している。
(齋藤副会長) アクティブ・ラーニングやカリキュラムマネジメント等に取り組むのは誰なのか。
(生涯学習部参事) アクティブ・ラーニングやカリキュラムマネジメント等は、主として教員が行うものである。
(齋藤副会長) ということは、小中一貫教育を柱として、一方では教員によるアクティブ・ラーニング等の推進があり、もう一方では教員以外の人員によるサポートがあるということか。
(生涯学習部参事) そのとおりである。
意味が通じやすい文章となるよう、文言の整理をしていきたい。
(金子会長) ほかにご意見、ご質問等はあるか。
(沓川委員) 先ほどから「計画事業の対象とするライフステージ」の印のつけ方についてご意見がいくつか出ているが、私も同様の質問である。
例えば、51ページ「施策5」の「計画事業の対象とするライフステージ」の「主な計画事業」の5つ目「親学(家庭教育講座)の実施」は、親への学習機会でもあるのに対し、印は少年期だけである。
ほかの「主な計画事業」においても、親が事業の対象であっても乳幼児期や少年期にしか印がついていない箇所があるので、印のつけ方については、全体を通して見直していただきたいと思う。
(金子会長) ただ今のご意見にもあったが、「計画事業の対象とするライフステージ」の印のつけ方については、委員の皆さまから何点かご意見をいただいている。
事務局においては、いただいた意見を踏まえて再度精査し、異論のないような印のつけ方を検討していただくようお願いする。
(事務局) ライフステージについて、全体を通して改めて見直しをさせていただく。
(金子会長) ほかにご意見、ご質問等はあるか。
(各委員) 特になし。
(金子会長) よろしければ、議事(2)、羽村市生涯学習基本計画後期基本計画(案)については、以上とする。
2. その他
(金子会長) 議事以外のことについて、委員の皆さまから何かご意見、ご質問等はあるか。
(各委員) 特になし。
(金子会長) 私から1点お願いがある。
本日の会議資料が審議会の直近に配られたこと、また、資料の分量も膨大だったこともあり、お忙しい中で目を通す時間を確保するのに大変苦労されたかと思う。
明日以降、改めて資料を見直す中でお気づきの点等あれば、遠慮なく事務局に連絡をしていただきたい。
なお、後ほど事務局より説明があると思うが、資料作成及びいただいたご意見を検討する作業の都合上、事務局へのご意見は、11月11日(金曜日)までにお願いする。
それでは、第8回の会議を終了させていただく。皆さまのご協力ありがとうございました。
では、司会を事務局に戻す。
(事務局) 本日は、金子会長においては、議事進行、ありがとうございました。また、委員の皆さまにおいては、長時間にわたり、慎重なご審議をいただき、ありがとうございました。
次回の第9回の審議会は、11月29日(火曜日)午後7時から、本日と同じ会場で予定している。
なお、先ほど金子会長より説明があったとおり、本日の審議会以降のご意見は、11月11日(金曜日)までに事務局にお願いする。
予定では、次回の会議が最後で、本日及び11月11日(金曜日)までにいただいたご意見をもとに調整したものを、改めてご確認いただきたいと考えている。よろしくお願いする。
本日はどうもありがとうございました。